小学五年生の女の子・暁(あかつき)は、学校行事のバーベキューに参加していた。
その最中、森の中で偶然見つけた古びた祠(ほこら)を、好奇心から壊してしまう。
祠の木材はバーベキューの薪として使われたが、それは封印を解く行為でもあった。
そして
、長き眠りについていた一体の物怪(もののけ)が、現世に姿を現した──。
小説制作・結城あおい
原作作者・球縄ユルル
こちらの作品は「YouTube」「TikTok」で投稿されているギャグアニメ『暁ちゃんは物怪少女を語りたくて仕方がない』の前日譚となっております。
YouTubeアカウント:球縄ユルル
TikTokアカウント:球縄ユルル折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-01 00:07:57
25335文字
会話率:31%
――その窓を覗いたとき、世界の向こう側が、こちらを見ていた。
夏の黄昏、黒猫を追いかけて入り込んだ、ビルとビルの狭間。
その奥に、取り残されたように朱色の鳥居と小さな祠が佇んでいた。
ふと頭をよぎったのは、親友が昼休みに話していた都市伝説
。
「両手で“狐”の形を作って、輪の中を覗くと――妖怪の正体が見えるんだって」
信じるつもりなんてなかった。ただ、ちょっと試してみたくなっただけ。
だけど、その瞬間、耳元で声が囁いた。
「おまえ……今、我の正体を暴こうとしたな……?」
窓の向こうにあったのは、“あちら側”――この世の理が届かない世界だった。
静かに崩れ始める日常、身体の奥に疼く違和感。
これは、ひとりの女子高校生が“見てしまった”ことで始まる、ちょっと不思議で、ちょっと危ない、ひと夏の冒険譚。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 22:01:47
8470文字
会話率:33%
高校三年生の卜部藍(うらべらん)は兄の緋彩(ひいろ)と共に都会から田舎に転校してきた。
何度目なのか数えるのを辞めた自己紹介の後、仲良くなった同級生の女子から「貴女は神に探されている」と急に言われて――。
散歩中に偶然見つけた祠に手を合わ
せてしまったことから始まる神に振り回される日常。はたして藍は無事に神から逃れられるのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 19:38:49
29577文字
会話率:47%
高校生になったばかりの加茂大吉は学校の寮での一人暮らしを始めることになる。
そして新生活の安全祈願を古ぼけたボロい祠で行ったのだが、そこに祀られていた神様にとりつかれてしまうことになる。
その神は子宝を授ける人間名:神子恵と言う美少女神だっ
たのだ。
それ以来、大吉はなぜか望まぬ女難の日々が過ごすことになるのであった……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 18:00:00
605595文字
会話率:36%
「その祠、壊しちゃったの!?」
とある因習村にやって来た東野史也と杉原理人は壊れた祠を見つけたことをきっかけに、様々なモンスターに襲われるようになる。
タフで俊敏な史也と頭の回転の速い理人は祠から蘇ったモンスターたちを撃退しながら、この因習
村の真実に触れていくことになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 17:50:47
147454文字
会話率:29%
村娘の鈴は、その年の「峠様」に捧げる供物として選ばれた。
ひかりの器の儀を通じて子が神に捧げられ、村は恩寵に与る。
儀式の祠が開かれ、光が鈴を包み込む。
その光の先に鈴が見たのはーー
最終更新:2025-06-30 12:45:04
7538文字
会話率:10%
この町では最近、ある場所に行くと体調が悪くなってしまうという不思議な噂があった。新学期を迎え、高校2年生になったナギはある日不思議な光に誘われて、祠を発見する。そこで、霞という黒い髪の少女に出会いもののけと戦うために主人になって欲しいと頼ま
れる。霞は狭間の世界に現れるもののけから人を守る使命を持った刀だった。戸惑いながらもなぎは、霞の主として世界を守るために戦うことに。霞はとある理由から人に対して心を閉ざしていたが、徐々になぎの優しさによって打ち解けていく。
人と刀たちとのちょっと友情と戦いの不思議な物語折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 12:11:45
166517文字
会話率:58%
一一星はすでに、選ばれていた。
銀河の辺境に浮かぶ惑星クロノノクス。
五つの大国が睨み合い、市民と非市民の断絶が広がるこの世界に、
禁忌とされる“ほこら”がひっそりと存在していた。
ある日、辺境の村の少女セレナは、その祠の近くで倒れている謎
の青年を発見する。
名前以外すべての記憶を失ったその青年一口ガ。
彼の目覚めは、星の運命にとって偶然だったのか、それとも必然だったのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 00:00:00
51740文字
会話率:34%
蒼い海の中の世界を統べる帝国アクティムでは、突如として人体が石化する奇病が存在した。父母ともに石像となってしまった主人公のミナリエはその原因を追い求め、石像を祀る祠に刻まれた古代文字の解読に日々励んでいた。
ある日、古代文字の情報から
大陸にある公国ヴァリアスにも祠があることが判明し、ミナリエは故郷である海を出る決断をする。ヴァリアスへの旅路を通じ、ミナリエは父母を救い出すことができるのか――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-29 20:22:21
11088文字
会話率:42%
あの日、月と猫の契約が結ばれた。
そしていま・・・猫だった“彼”は人となり、玲央と共に、新しい季節を生きている。
本編1シーズン完結後のふたりが紡ぐ、ドキドキときめく番外編。
渋谷での衝撃の出会い、夜の東京での甘い再会、
そしていつか訪
れる、祠の記憶の扉・・・
“これは、恋が来たその先の、物語。”
※本編未読でも楽しめますが、本編完結済みです。
※各話ごとにテーマを変えた短編連作(BL風味)。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-29 20:00:00
8196文字
会話率:31%
不幸な中年おじさんが不思議な祠と出会い、現世の人生に幕を下ろす。
しかし、記憶はそのままで異世界へと転生し異世界ライフを楽しむ為に
冒険をし、仲間を増やして日々を活動する物語。
転生特有のスキルはないし、魔力も少ない中で腕に刻まれた文字と不
思議な出会いで最強になっていく主人公。
本人は魔王討伐に全く関心が無く、ただただ日々を過ごしたい。
だが、行く先々で戦闘に巻き込まれ解決していく。
ゆっくりのんびり過ごしたいのだが・・・
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-29 16:54:52
34439文字
会話率:33%
忘れ去られた社(やしろ)から生まれる瘴気(しょうき)、そこから顕れる悪しきものたち。
彼らと対峙するため、神祇官の新人・宵闇(よいやみ)は、自らに眠る能力の意味を探しながら成長の道を歩んでいた。
瘴気をその身に取り込み、封じることができる
——他の誰にもない術を持つ宵闇は、ある日突然、神祇官の長の後継に指名される。
先人の背中を追い、仲間との絆を重ねながら、少女はやがて世界の理の深奥に触れていく。
迫り来る異変。
白帝の継承、神罰、そして祠に挑む者たちの覚悟が交錯するなか、宵闇が選び取る未来とは――。
これは、「神の理(ことわり)」を託された少女の物語。
Copyright©︎2025-まるねこ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-29 12:18:25
111013文字
会話率:46%
パッと目を開けたら薄暗いビルの通路に立っていた私。
見たことない景色、全く違う自分、明らかに異質な空間。
おおおお!これは夢だ!
早々に夢と自覚した私はこの物語を堪能することにした。
やけにリアルだなと思うこともあったが、ホラー系アクション
に大興奮。
この世界は異世界の神が侵略してくるとあって、それに対抗した組織があり、異能の力も備わっているという設定だ。
ビルの中でアメミットの祠堂と出会い、生贄になっていたカミナシの津賀留を救出。
禍神の侵略を阻むミッションを無事にクリアしてめでたしめでたし!
さあ、ストーリーは終わった。
あとは夢から覚めるだけ。
……だったはずが、夢から覚める気配はない。
まさか、今までの出来事は現実?
でもここは私の住んでいた世界じゃないけど……、
だって私は……
あれれ?
私は一体誰なの?
□補足□
侵略者は世界の神話の神様やモンスターを参考に創作しています。
クトゥルフ神話は省いています。
・
同作品をカクヨムに投稿しています。
・
(前書き後書き本文、文章の問題や、誤変換、誤字脱字などのミスがあればその都度訂正しているので頻繁に改正が入ります)
(文章の抜けや間違いを発見するの遅いです。辻褄が合わない場所があったらこっそりお知らせください)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-29 08:00:00
748407文字
会話率:35%
祠が台風で崩れると祟られて、直すとお礼に盗品が届けられて、苦手な人が事故を起こす。古来怪異とはそういう物。
でも最近は怪異の方も色々(中途半端に)学んだようで……?
神の食《じき》もかくやの料理を出す「こくり家」の店主を喜ばせようと、あ
の手この手で襲いかかる恐ろしい怪異達!
店主と古民家カフェ「こくり家」の運命や如何に!?
千年化生を唸らすは、愚かと嗤われし正直者の作る料理。
「心」を込めて作りました。さあどうぞ召し上がれ。
これは、あなたのための一膳です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-27 19:10:00
300370文字
会話率:40%
私は同じ大学に通うYouTuber三人と一緒に、故郷の村へ帰ることにした……。
最終更新:2025-06-27 17:50:03
15559文字
会話率:31%
晩夏の蜂蜜宴(ハネムーン)* ヘイゼル×ルチシャ
竜王×人間の異類婚姻譚。
「封印を解いてくれたこと、心から礼を言うよ」
暦(月の巡り)を司り、太古の森を守護する高位精霊である竜王は、竜種にしては穏やかな気質であり、数多の知識を有する
賢者であると評されている。
けれどもそれはあくまで『竜種にしては』穏やかなだけで、人間の基準ではやはり、脅威は脅威でしかない。
そして彼の得意とする『呪い』は、じわりと染み入る毒のように、肉体から精神に至るまで自由自在に蝕む悪辣さを有している。
▽
「僕は暴力には向かないんだ」
「……。(他の竜の鱗を悉く剥いだって言っていたような…)」
「加減がうまくないからね」
「……。(察し)」
「呪いは万能だから、こちらの方が扱いやすい」
「……私の事は呪わないでくださいね?」
「必要がなければ、呪わないよ」
ハシバミ色の瞳に宿る蜂蜜のような甘さに絆されて、ルチシャはいつも、それならば良いかと許してしまうのだ。
▼プロローグ
耽溺という言葉の意味を身を以て思い知ったのは、ルチシャが十九歳になった晩夏の頃。
地上で最も力ある竜である竜王に、嫁入りしてからの事だった。
深い深い太古の森のなかに佇む、木と漆喰壁で出来た大きく荘厳なお屋敷、その一室。
部屋の主が竜の姿に戻っても困らぬよう、主寝室は人間には想像できないくらいに広く、天井も高い。
そんな寝室に置かれた、人間が五人くらいは横になれるサイズのベッドに、人型になった竜王とその妻であるルチシャはぎゅっと身を寄せ合って横になっている。
自分を抱き込むようにして眠る竜王の立派な体躯に頬を寄せながら、ルチシャは小さく欠伸を噛んだ。
目を閉じれば今でも思い出せる。
ルチシャが生まれ、十八年間を過ごしたカントリーハウス。
その裏手の森にひっそりと佇んでいた、竜が眠るという伝承を持つ祠石。
すべてはそこから始まったのだわ…と、ルチシャは夢と記憶の狭間にその身を委ねた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-27 00:08:31
91159文字
会話率:34%
佐藤悠斗は、4年前に登山中の雪崩事故で死んだと思われていた親友・佐々木翔太と、雨の夜に突然再会する。
姿も声も、確かに翔太その人だが、悠斗は微かな違和感を覚える。翔太は事故後、記憶を失い、山奥の村で暮らしていたと語るが、その説明はどこか曖昧
だ。
翔太が悠斗のアパートに居着く中、違和感は増していく。辛い物を嫌っていたはずの翔太が激辛料理を平気で食べ、過去の記憶に奇妙な齟齬が生じる。左手でビールを持ち、冷たい視線を向ける翔太の行動は、かつての親友とは微妙にズレている。夜、悠斗は翔太の部屋から低いうめき声を聞き、恐怖が募る。
調べを進めるうち、翔太が消えた「黒岳」には不気味な伝説があることを知る。古い祠に祀られた「何か」が、死者の姿を借りて現世に戻るという。翔太の冷たい手、黒く光る目、崩れる笑顔――悠斗は、目の前の存在が翔太ではなく「ナニカ」だと確信する。だが、ナニカは悠斗を「黒岳へ連れて行く」と迫り、逃げ場のない恐怖が迫る。
悠斗は逃げることを決意するが、ナニカの影はどこまでも追いかけてくる。親友の姿を借りた「それ」の正体と目的は不明のまま、物語は恐怖として語り継がれていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-25 21:32:57
6522文字
会話率:39%
婚活に迷走、血迷った挙句、いわくつきの祠在住の怪異に嫁にもらってもらおうと祠を壊す話。僕だって選びたい! 女子高生とかがいい! と嘆く怪異をとっ捕まえて、いざ、バージンロード!
怪異や神々がふつーにいるゆるふわ日本設定です。
最終更新:2025-06-25 11:19:14
70434文字
会話率:37%
巷で大流行りの祠を壊した話です。
色々なくたびれたおっさんが増殖されていて、居ても立ってもいられず、わたしもーっ! とひゃっはーした結果です。
同じ趣味の方ご査収ください。
ホラー味が不足しているので、ローファンタジーの末席にいます。
最終更新:2024-10-14 01:51:04
3755文字
会話率:47%
目覚めたとき、俺は小さな火だった。
記憶も言葉もないまま、森の祠で揺れていた俺に声をかけたのは、
光を知らぬ少女――ルーナ。
彼女が与えてくれた名前と、あたたかさ。
それが、俺の旅のはじまりだった。
名もなき炎と盲目の少女が紡ぐ、再生と絆の
幻想譚。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-24 18:21:04
38776文字
会話率:22%
財閥の長男として産まれたものの何をやれせても平均の為家族として扱われなかった薄幸な高校生はバイト帰りにキャバ嬢を庇い刺されて死んだが目を覚ますと戦国時代でしかも古から影で日本を支えてきた忍び衆の忍び里で名門の家柄に産まれており、長兄から虐待
まがいの稽古を受けながらも優しい姉や幼馴染と共に忍者になる為修行の日々を送っていたが元服した翌日に兄の様に慕っていた忍者の裏切りにより忍び里が滅ぶ際に苦手だった兄に庇われその時に兄の最後の言葉を胸にしょうとするが出来ずに仇を討つ為旅をして続けて数年後ーうつけ者として名高いー織田信長に嫁入りする濃姫と出会いひょんな事からそのまま織田信長の元に行く羽目になりー
有名な戦国武将などと出会いながらも仇を討つため生きる転生者忍者の物語折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-24 06:00:00
2595文字
会話率:63%
山岳国家の姫エーレントラウトには前世の記憶がある。それは戦場の悪魔と言われた騎士団長だったが敵国の騎士団長で冷酷無比といわれるフィリベルトと一騎打ちで敗れ戦死したという記憶だ。そしてその相手と政略結婚をすると、戦場でしか会えなかったがフィリ
ベルトの孤独を知り前世を隠しつつ何とか歩み始めた矢先に、ある事件が起こってしまうー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-06 13:40:26
21360文字
会話率:60%