特別治安維持部隊『イージス』。
それは近年悪化の一途をたどるニッポン魔法共和国の平和を取り戻すために結成された、政府直轄のピースメーカー部隊である。
イージスの強襲攻撃部隊の隊長で、若きエースと目される凄腕エージェントのカケル・ムラサメ
は、とある任務で悪の秘密研究所を急襲、壊滅させた。
そこでムラサメは、副官のミリアリアとともにサファイアという名の実験体の少女を保護したのだが、
「むらさめ……どこ……」
サファイアはムラサメにしか心を開かなかったため、ムラサメは特別任務として父親役を命じられてしまう。
◇
「結婚もしていないのに、いきなり父親役をやれとか言われても困るんですが」
「君が優秀なエージェントなのは皆が認めている。リーダーとしての部下からの評価も高い。父親役もなんなくこなせると我々は判断した」
「強襲攻撃任務に投入される実行部隊におけるリーダー適性と、小さな子供の父親役をすることに、どのような因果関係があるのか分かりかねます」
「大丈夫だ、問題ない。我々イージス上層部はそう判断した。あと有休がたくさん残っていただろう。それもついでに消化したまえ。総務がうるさいんだよ。我々は公務員だからな、法律には従いたまえ」
こうして凄腕エージェントムラサメはある日突然、一児の父になってしまった――!
◇
「むらさめ! ママがごはん、できたって! だから、おしごと、おわり!」
「お、呼びに来てくれたのか。偉いぞサファイア」
「はやく! はやく!」
「そんなに急がなくても、ご飯は逃げないよ」
「にげないけど、さめちゃうもん! だから、はやく!」
「なるほど。たしかにそうだな。せっかくミリアリアが作ってくれたんだ。冷めないうちに早く食べないとだ」
「むぅ! ミリアリアじゃなくて、ママ!」
「ああうん、そうだった。そうだった」
「れんしゅうです! もういっかい、いってください!」
「み、ミリアリアママがせっかく作ってくれたんだもんなぁ」
「よくできましたね!」
◇
果たしてカケルはサファイアを守りつつ、不慣れな父親役をまっとうできるのか――!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-03 07:30:00
78238文字
会話率:47%
軍事大国の新型兵器暴走により、異形の怪物と貴重な資源が湧き出す異界迷宮〝カクリヨ〟が出現、各国は人海戦術で対応に追われた。
出雲桃太は、勇者パーティの斥候として実地研修に参加する。しかし――。
「我々は発掘兵器で、日本政府と愚民を抹殺
する」
「取るに足らん劣等生は、真の仲間ではない!」
勇者パーティは、突如としてクーデターを宣言。
桃太は何もわからぬままパーティを追放、粛清された。迷宮最下層に流れ着いた彼が見たモノは――。
「空飛ぶサメと、黄金のヘビ?」
劣等生と蔑まれた少年はドン底で運命に出会い、巨大な陰謀を打ち砕こうと逆襲を開始する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-02 19:20:00
1006023文字
会話率:52%
「朝起きたらパンツがねェ!」
美少女悪魔にパンツを奪われた男子高校生、阿沙賀。彼ははパンツを取り返すために彼女と契約を結ぶ。
登校してみれば学園はゾンビパニックで右往左往。拳で事なきを得たが、それは既に巻き込まれていた七不思議の悪魔との
闘争の入口にすぎなかった。
実は我らが大江戸学園に伝わる七不思議は全て悪魔の仕業であったのだ。さらに裏に潜む黒幕の存在に気づくと、そこにパンツを取り戻す糸口が見つかる。
果たして阿沙賀はこの七不思議とは名ばかりの珍妙集団に勝てるのか? 黒幕の目的は? 胡散臭い天の声に意趣返しはできるのか?
「いやまずパンツ返せェ――!」
以下、七不思議の愉快な悪魔。
ゾンビ悪魔! ギャンブル悪魔! サメ悪魔! 大嘘吐き! スワンプマン悪魔! 喧嘩屋悪魔! 泣き虫悪魔!
※カクヨムにも投稿しております。
※章ごと毎日投稿します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-01 18:10:00
672445文字
会話率:36%
深海の底に建つ、ちょっと不思議な家──通称《サメハウス》。
そこに暮らすのは、人間じゃない、でもただの魚でもない。
見た目は超美少女、中身は個性爆発な“サメっ娘”たち!
天然ほわほわな海のアイドルサメちゃん
俺様最強系イケイケ赤ちゃん
頭脳派で穏やか、でも激重百合な白ちゃん
死を操るクール系最恐少女黒ちゃん
演技力で人格が変わる仮面少女舞ちゃん
静かで無敵、核レベル美少女ガンマちゃん
呪いと愛が混ざる女王様 裏黒ちゃん
淡々毒舌で忠誠心MAX 彁ちゃん
規制にまみれた天然暴走娘 規制済みちゃん
そして軍事知識と優しさの塊 白夜ちゃん──
彼女たちは“仲間”であり、
“恋敵”であり、
“家族”であり、
“ときどき暴走する百合ハーレム”。
深海から始まり、天界・霊界・人間界──
個性豊かすぎる10人の美少女が織りなす、
**ギャグとバトルと百合と爆笑が入り混じる日常(と非日常)**が、今、幕を開ける!
「かわいいは最強!バカ騒ぎこそ、正義!」
シャークフレンズ☆──
この物語は、世界でいちばんカオスで尊い、
10人のサメたちの友情と愛の記録である──。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-01 17:44:06
786文字
会話率:35%
「その祠、壊しちゃったの!?」
とある因習村にやって来た東野史也と杉原理人は壊れた祠を見つけたことをきっかけに、様々なモンスターに襲われるようになる。
タフで俊敏な史也と頭の回転の速い理人は祠から蘇ったモンスターたちを撃退しながら、この因習
村の真実に触れていくことになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 17:50:47
147454文字
会話率:29%
楠灘源蔵、32歳。
禿げでブサメン、しかも童貞。
生まれてこのかた、女性と付き合った経験など一度も無い。
しかしガタイはマッチョで、休日や夜は暇過ぎててムエタイジムなどに通っている健康体。
仕事は出来るし、ひとにも優しい。仲間が困ってたら大
体率先して助けてやるお人好し。
趣味は漫画とアニメとラノベとゲーム。
そんな彼だが、親から受け継いだ莫大な資産は五十数億にも達する。
更にひとり暮らしが長いから家事能力にも長け、料理の腕はセミプロと呼んでも良いレベル。
外見以外は超が付く程の優良物件な彼だが、その良さに気付いている者は一部の上司を除いてほぼ皆無だ。
ところが、イケメンの同僚に頭数合わせの為にと呼び出された合コンで、その優れた資質の一端を垣間見せてしまったものだから、社内の美女らが密かに気にし始めた。
最初に源蔵の真の良さに気付くのは、果たして誰だ。
★R15は念の為につけてます。
★本業微妙に忙しかったり、PBWのマスター業やライター業で時間取れなかったりで、かなり不定期な更新になるかと思いますが、良かったらお付き合い下さいませ。末永く読んで頂ける物語を目指します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 16:23:27
339020文字
会話率:27%
ここは地球とは別の、人間やそれ以外の種族のヒトビトが入り混じりながら暮らす世界。
こっちの世界でも、ヒトビトは仕事や人間関係、生き方やお金の問題でストレスを抱えながら日々を一生懸命生きている。
その世界の、少し大きな街の外れにある酒呑処『ド
ラゴンの息吹と大精霊のささやき亭』では、毎日のように、色んなヒトビトが、酒と会話に身を任せている。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-29 20:51:37
27854文字
会話率:1%
人類の進化は、偶然じゃなかった――その始まりは、紀元前一万年に少女が拾った“変な石”だった。
森に眠る謎の石。
滅びた巨人族の王国。
嘘をつけない古代人と、魂を削る魔法。
そして、「時を超える知性体」が語る、人類の進化の秘密。
それは、
神話の正体であり、文明の起源だった。
◆ 時を超える叙事詩 × 超古代SFファンタジー
◆ 最後に明かされる「神」と「石」の正体
読めばきっと、あなたも思う。
「これは、神話の始まりだったのかもしれない」と。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-29 10:00:00
22432文字
会話率:22%
とある大学のサークルが合宿をすることになり、29名もの人数で、山奥にある洋館へとやってきた。
が、そこにはおそるべき殺人モンスター「デス畳」がひそんでおり、和室へと踏み入ったふたりのメンバーが無残にも喰い殺されてしまう――
恐怖から絶叫
し取り乱す一同。
しかしそこで場を一喝し、その混乱をしずめたのはメンバーのひとり“マナー講師”であった。
“マナー講師”は「彼らはマナー違反をおかしたため殺されたにすぎぬ」と主張。
自身が完璧なマナー遵守のもとに和室へと舞い入ると、マナーはさほど関係なくやはり喰い殺される。
この窮地を切り抜けるため、“ヤニカス”“剣豪”“ゴリラ”などの精鋭メンバーがデス畳とすさまじい激闘をくり広げ、犠牲を払いながらもどうにかデス畳を拘束することに成功する。
しかし、彼らの背後にはさらなる強大な影が現れたのであった――
【閲覧注意】
サメ映画ぐらいの流血表現・暴力的な描写が多くございます。
また、一部には性的な表現などもございますので、苦手な方はお控えいただくことを推奨いたします。
【ネタバレあらすじ】
結末までのネタバレを含んだあらすじも、下のURLにて公開しています(内容は変更される可能性がございます)
https://docs.google.com/document/d/1jAmqfo34Z4ApauaLEAL1I893wAe0_j-HzURwNz5kVTE/preview
【更新予定】
毎日18時~19時ごろ更新、55話で完結予定です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-29 00:10:00
158110文字
会話率:33%
昭和・平成初期は 現代日本ではないと気が付いた作者
物語本編の夜が始まる前の 午後での設定解説から
物語は始まります
これヤらないと 過去作で意味不明な日本語になったので
令和の若者からすると 昭和・平成初期とは
令和日本には当たり前にあ
る
科学技術の発達により実現された魔法のない異世界
そんな異世界で お婿に行くための頑張る主人公
でも ブサイク7割愛嬌3割のブサメンなので
誘ってくれるのは背に肚は変えれなくなった・・・な女性ばかり
それでは 始まっていきます折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-28 03:16:06
336830文字
会話率:75%
手違いだったのだ。もしくは事故。
ヒトと魔族が今日もドンパチやっている世界。行方不明の勇者を捜す使命を帯びて……訂正、押しつけられて召喚された俺は、スキル≪物質変換≫の使い手だ。
木を鉄に、紙を鋼に、雪をオムライスに――あらゆる物質を望む
がままに変換してのけるこのスキルは、しかし何故か召喚師から「役立たずのド三流」と罵られる。その挙げ句、人界の果てへと魔法で追放される有り様。
そんな俺は、≪物質変換≫でもって生き延びるための武器を生み出そうとして――キャンピングカーを創ってしまう。
もう一度言う。
手違いだったのだ。もしくは事故。
出来てしまったキャンピングカーで、渋々出発する俺。だが、実はこの平和なクルマには俺自身も知らない途方もない力が隠されていた!
そんな俺とキャンピングカーに、ある願いを託す人々が現れて――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-27 19:00:00
97835文字
会話率:35%
鹿児島県の南、大隅海峡の海底に魔物が湧き出る不思議な遺跡と巨大な穴が大地震と共に出現して五年。危険な海を探索し、魔物と呼ばれる魚介類や財宝を手に入れるために世界中から冒険者(ダイバー)が集まっていた。公海上の無法地帯に作られた人工島を拠点に
、資源を狙う暗黒メガコーポに雇われた冒険者たちは日々命がけで、一攫千金を狙うのであった。日本人の中級冒険者『界村アルト』もパチスロで負けてパンツ一枚の底辺装備で異海ダンジョンへ挑む。チンピラが潜って薩摩が斬る。サメが暴れてロボが撃つ。美女が魔物で寿司を握る。そんな話。
※この作品は2025年7月30日にGCノベルズから書籍化する作品です。
※小説家になろう、ハーメルン、カクヨムにマルチ投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-27 16:58:31
124211文字
会話率:50%
精霊の源泉地と言われるアヴァロン島。
その聖地が魔族と呼ばれる存在に占領され、精霊弱化が始まってから数百年が経つ。
聖地奪還を目論んだいくつもの勇者パーティーや連合騎士団もそれが不帰の嶮であると証明するだけだった。
各国が奪還計画に倦んでい
たころ、『智慧の貪狼』を名乗る魔道学者は考えていた。
英雄でも大軍でも無理なのだとしたら…。
■
「荷役、鍵師、鍛冶屋に学者ってパーティな時点で、早晩立ち行かなくなるとは思っていたけどだな…」
「だからわざわざ助っ人を頼んだのでしょう?」
「その助っ人が『料理人』ってのは、極め付きだろ! 真っ当なパーティの連中がこれを聞いたら当分酒のツマミに困らんぞ」
■
「ええ、アルミという金属にチタンという金属をコーティングしたものです。どちらもレンガ山で採れますよ」
ともに鉄より軽く、錆びなくて丈夫であると伝えると、親方はギラっと目の色を変えていろいろと質問を浴びせかけてきた。
だがどちらも高温での酸化に弱く、鋳掛やロウ付け、焼入れが困難なことを知るとスーッと目の色が戻ってしまった。
さらにアルミは曲げ加工に弱く、チタンは切削加工が難しい。
鉄みたいにぶっ叩いて曲げて切ってくっつけてという技法がまともに使えないのだ。
「つまり『鉄は王様』ってことだな」
ああ、真実を突いてしまった。
あれだけ金属加工技術の進歩した現代地球でも、一番活用されていたのは、やはり鉄なのだから。
■
「ええ。まず音声というのは空気の振動ですよね?」
その振動が魔導線の繋がれた極薄の金属板に当たり、金属板は魔石から接続されたもう一方の金属板に対して触れるか触れないかの距離で振動する。
魔力は魔導体を伝わるほどではないにせよ、空間を飛ぶ性質もある。
わずかな隙間であれば、その距離に応じて少しは魔力が流れる。
その魔力波形は魔導線を伝わった先に設置された風魔法の魔導紋によって空気の振動に戻される。
「始めは魔力波形を物理振動に戻す仕組みが要るかと思ったのですが、風の魔導紋で直接いけると解りましてね」
「ええ、魔導紋というものは概念的な動作をするから、理論上は遅延や損失が皆無と言われてるのだけど…」
だが、それをこのように利用するなど考えた者はいるだろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-21 07:02:40
900008文字
会話率:29%
ある日世界はサメによる世界征服をもくろむ集団に襲われた
世界の3割は彼女たちの手に落ち支配はさらに広がっていった
そんな世界でちょぴり頑張る魔法少女キララの日記です
最終更新:2025-06-20 23:13:45
439189文字
会話率:2%
刺激を求めて山の探検をしていた2人の中学生が、サメっぽい何かに襲われる。
最終更新:2025-06-16 20:31:39
4096文字
会話率:33%
ミコナが暮らすその世界は、亡くなった人の魂が帰ってこれるという不思議なところ。
パパのハカセが作った<かぷせるあにまる>として帰ってきたママと、試作品のかぷせるあにまるとして誕生した、ミコナのママの分身ともいえる、オオカミ型のウル、ワシ型の
オウ、ティラノサウルス型のティー、トラ型のガー、サメ型のフカが織りなす穏やかな日常。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-13 00:00:00
127557文字
会話率:29%
十歳の少女ミコナが暮らすその世界は、亡くなった人の魂が帰ってこれるという不思議なところ。
今よりもっと幼い頃に母親を病気で亡くした彼女のために、彼女の父親(ハカセ)は、帰ってきた母親の魂を自身が作った<カプセルアニマル>に憑依させました。
けれど、ミコナへの想いがとても強かった母親の魂は一つには入りきらなくて、五つのカプセルアニマルに分割して収められることに。
でも、ミコナの母親の魂を収めたカプセルアニマルは、なぜか、タカ、トラ、オオカミ、サメ、ティラノサウルスと、どれもとても強そうなカプセルアニマルになってしまったのでした。
こうして、ミコナと五体のカプセルアニマルズによる、少し不思議で、でもとても楽しい日常が始まったのです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-19 00:00:00
301277文字
会話率:33%
十歳の少女ミコナが暮らすその世界は、亡くなった人の魂が帰ってこれるという不思議なところ。
今よりもっと幼い頃に母親を病気で亡くした彼女のために、彼女の父親(ハカセ)は、帰ってきた母親の魂を自身が作った<かぷせるあにまる>に封入する。
けれど
、ミコナへの想いがとても強かった母親の魂は一つには入りきらず、五つのかぷせるあにまるに分割して収められることとなった。
でも、ミコナの母親の魂を収めたかぷせるあにまるは、なぜか、タカ、トラ、オオカミ、サメ、ティラノサウルスと、どれもとても強そうな動物達の姿に。
こうして、ミコナと五体の<かぷせるあにまるず>による、少し不思議で、でもとても楽しい日常が始まったのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-07 00:00:00
472015文字
会話率:31%
人がサメに襲われてる動画を見てしまったので……。前から思ってることを書かせてもらいました。
キーワード:
最終更新:2025-06-12 21:53:22
545文字
会話率:0%
無限の異空間で構成される「バックルーム(Backrooms)」では、人間は「レベル(Level)」を生存の単位として生活している —— ネオンが輝く安らぎの都市「Level 11」や、蒸気パイプが渦巻く灼熱の迷宮「Level 2」な
ど、多様な空間が存在する。16 歳の少年・李銘は「バックルーム原住民」として、M.E.G(バックルーム探索組織)の支部で育ち、「Level 11 の平穏な日常」が永遠に続くと信じていた。しかしある日、空間異動に巻き込まれた彼は、同級生のサメと劉邦と共に、跨レベルの逃亡を余儀なくされる……。ファンタジックで刺激的、そして笑いありの青春冒険譚が、ここに幕を開ける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-08 00:29:54
24917文字
会話率:46%
トラックに轢かれ、あっけなく人生の幕を閉じたはずの私、佐藤幸子(さとうさちこ)、28歳。
目覚めると、そこには女神様(自称)が。
「おめでとうございます! あなたは選ばれました! 異世界にて、聖女として新たな生を謳歌するのです!」
そして授
けられたスキルは――『不幸吸引(アンラッキー・ドレイン)』。
人々の不幸、苦痛、負の感情を吸い取り、自らの内に封じ込めることで無効化する、稀有で強力な力らしい。
最初は、日照りに苦しむ村を救い、戦場で傷ついた兵士を癒し、感謝され、崇められた。
スキルは確かに強力だった。私が「不幸」を吸い取れば吸い取るほど、人々は笑顔になり、世界は平和になっていく。
でも、その代償はあまりにも大きかった。
吸い取った「不幸」は消えるわけじゃない。それは全て、私の心と体に蓄積され、私自身を内側から蝕んでいく。
私がやつれ、苦しみ、感情を失っていくほど、世界は理想郷へと近づいていく。
これは、世界で一番不幸になることで、世界を救い続ける聖女の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-04 11:12:51
10429文字
会話率:34%
「お菓子作りへの情熱だけは、誰にも負けませんの!」
公爵令嬢パティは、勉強も淑女教育もちょっぴり苦手なおっとり系。でも、お菓子作りにかけては天才的! 彼女の作るお菓子は、なぜか食べた人を幸せにする不思議な力を持っていた(本人は無自覚)。
そ
んなパティの婚約者は、クールで真面目なエクレール王子。実は隠れ甘党の彼だが、パティのことは「ぼんやりした令嬢」としか見ていない。
ある日、可憐なシフォン男爵令嬢の策略で、パティは王子に嫌がらせをしたという濡れ衣を着せられ、絶体絶命のピンチに!
「明日のパーティーで真実を明らかにする。覚悟しておけ」――王子からの冷たい宣告。
断罪イベント前夜、侍女たちが絶望する中、パティが思いついたのは…
「そうだわ! 明日は王子様のお誕生日! 最高のケーキを作って、お祝いの気持ちをお伝えするの!」
どこかズレた結論に至った彼女は、徹夜で渾身のバースデーケーキ作りに没頭する。純粋な「王子様を喜ばせたい」という情熱だけを胸に。
そして運命のパーティー当日。皆の前で罪を問われるパティ。
しかし彼女は、巨大で美しいバースデーケーキを堂々と王子に差し出した!
「王子様、お誕生日おめでとうございます! どうぞ召し上がってくださいませ!」
凍りつく空気の中、隠れ甘党の王子は、そのあまりに美味しそうなケーキを思わず一口。
その瞬間、王子の表情が一変する――!?
果たして、この型破りな行動と渾身のケーキは、パティを待ち受ける過酷な運命を変えることができるのか?
頭脳は普通、でもお菓子への愛情は誰にも負けない悪役令嬢(?)が巻き起こす、甘くて美味しい運命逆転劇の幕が上がる!
読めばあなたも幸せな気分になれる、ハートフル・スイーツ・ファンタジー!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-27 14:42:44
4473文字
会話率:32%
人の恋愛感情が“色”として見える高校生、星宮輝。
けれど彼自身の感情は、なぜかまったく見えなかった。恋愛不感症のような彼の周囲は、恋色で彩られた光景に満ちていたが──ある日を境に、その色がすべて濁り始める。
「恋冷めパンデミック」とでも呼
ぶべき現象に、学園全体が巻き込まれ、活気も恋もすべてが消えかけていた。
原因は、ある一枚の“呪われた絵画”。
そして、それを解けるのは──恋を知らない少年の、たった一つの告白。
不器用で、無自覚で、だけどまっすぐな感情が、世界の恋を再起動させる。
これは、恋の色が見える少年が「本当の恋」に気づく、たった一度きりの青春の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-27 09:57:22
6320文字
会話率:27%
とある夏の頃、平数公生(ヒラカズコウセイ)という男子高校生はビーチにて数々のサメに食い殺された。けれど次に気づいた時には、そこは知らない砂浜があった——
ただの砂浜?いいや違う。
更に言えば地球でもない。
さぁ、こここそ既に異世界———
星降る魔力に端を発した世界だ。
「それは最高だな。サメに全身食われることの次くらいによ」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-03 15:29:02
23967文字
会話率:48%