トラック運送業者以外にしかも、トリックスターを気取る某神にハドロン衝突型加速器を暴走させる暴挙で殺された中年主人公は、いきなり賽の河原で石積みをする子供達をなぶる小鬼達を異形に変化しながら駆逐する謎要素満載の存在…地獄の獄卒、牛頭にまで手を
焼かせる。そんな主人公にお兄ちゃんと寄り添うのは猫耳娘ではなくただの猫?自身の正体に気付かず、冥界を彷徨う。どうやら、異世界のモンスターは大体、マブダチの彼は、いったい何者?人間に転生し過ぎた彼に前々世以上の記憶は薄い!?周りは、彼の名前を様々な名で呼ぶが納得できない?そんななか、「名もなき神々の王」を名乗る至高存在から「我たちの『虚ろ』を始末して欲しい」、「望みは何でも叶えよう」という条件のもと新たな異世界“へレナス”へ人として転生の度に身につけた能力と東の神仙、大妖怪、ヤバい奴らと「神殺し」に向かう!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 11:50:00
2805889文字
会話率:18%
あらすじ
七夕で年に一度の星降りの夜、ユキとコウタは偶然幼い兄妹が橋から落ちるのを目撃してしまう。それを見て慌てたコウタは兄妹を助けるために暗い七夕川へと何も考えず飛び込んでしまった。そしてコウタを心配したユキもその後を追って七夕川へと入
っていった。川で消えた二人は銀河の世界、黒いうさぎクリラ、超特急の彗星ハリーとして人間の頃の記憶をなくして銀世界の住人となっていた。クリラは銀世界では唯一黒い色で常に劣等感を感じていた。そんなとき北斗の星をもつクマ五郎から光玉を触ることで色を得られることを教えられる。光玉は年に一度星降り祭りの夜に天の川の漆黒の裂け目から現れるそれは美しい光玉だった。クリラはクマ五郎から貰った不思議な力を持つ七色石版と☆型の石を譲り受け、光玉を手に入れるべく彗星ハリーと共に天の川の漆黒の裂け目へと向かった。途中南十字星などで不思議な体験をしながら天の川へと向かったクリラは無事漆黒の裂け目に到着し、そこでハリーと別れ一人で光玉を探すことになった。クリラは漆黒の裂け目の番人、牛頭馬頭に導かれて、邪な魂がなるという子鬼を見て心を痛め、幼い兄妹兄との別れに大きな声を上げて泣くことになる。そして人間の頃の記憶に残る最も会って見たかった青い目をした少女に出会う。少女のあまりに尊い行いにクリラは感極まり、とても大切な事を学んだ。それと同時に光玉の正体を知ることになる。光玉とは清らかで尊い真っ白な人の魂そのものだった。その事実を知ったクリラは光玉をとることを諦め漆黒の裂け目でその命を絶つことを決めた。その時ハリーが現れクリラに一緒に銀世界へ帰ることを提案する。一度は帰ろうとしたクリラだったが自分のなすべき事ことを思い出し踏みとどまった。そう決意したとき黒いうさぎクリラと超特急の彗星ハリーは人間の記憶を取り戻し、人間の姿に戻っていた。二人はまさにあの七夕川で消えたその時に戻っていた。ユキはその身を全て捧げて黒い邪な魂を全て救うとコウタに告げる。コウタは止めたがユキの決意は決して揺るがなかった。それなら一緒に行こうと懇願するコウタを諭しユキはコウタを人間界に返した。そしてユキはその身を捧げ魂までもキレイに燃え尽くして消えていった。後に残ったコウタはユキのことを思い出し、きっと僕も良いことをして生きてくとユキに誓った。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-30 10:55:00
49965文字
会話率:45%
──遠く、焼けた大地の果て。
険しい岩山と乾いた砂地に囲まれて、その国は在った。
異形の者と人間とが共に暮らす国、『涙の国』。
涙の国には、地上で最も獰猛であり──、
数多の武勲をあげた牛頭の男が君主として君臨していた。
彼の率いる
軍隊は凄まじく強靭で勇ましい狂戦士ばかりである。
そのあまりの強さに、周辺の国はかの国を『化け物の国』と呼び、
魔物が住まう魔境として忌み嫌い、恐れていた──。
そんなとある国を、遠い海の果てにある島国から、一人の娘が訪ねてくる。
彼女は、島国の神、アマテルの使いだった。
旅路への助けとして多くのものを授かり、それを用いて海を渡ってきた彼女は、
『海の向こう側にある神さま』への親書を預かっていた──。
***
これは、在り得ざる『いつか』の物語。
まだ善も悪もなく、そこに『悪魔』というものはなく。
人も、そうではないものも、共に暮らしていた頃のこと。
──その誰も彼もが『神さま』だった時代のお話。
人外×少女の、王道ファンタジー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-23 16:09:21
32699文字
会話率:32%
応仁の乱で開かれた魔界の扉から、魔素が地上に溢れ、魔物が生まれた。
人々は結界に守られながらも、戦国の争いと魔物との戦いが激化していく。
神の加護を得た者たちが、乱世に立ち向かう時代が幕を開ける。
吉法師は、自分の中にある加護
を顕現できず、苛立っていた。そこに、御所の使者が現れる。
織田信秀は言う。
「彼らは、人であって、人でない。神に見出されて、命じられて生きるのだ」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-18 19:12:55
34301文字
会話率:33%
傷付いた仲間が横たわっていた。
先刻まで笑顔を見せて、今まで共に戦ってきた戦友だ。
背中に致命傷を受け、もう言葉を発することもない。
流れ出た血液が、懐かしい思い出と共に溢れ出る。
こんなはずではなかった。
いくら魔物が結集したと
ころで、
この城がここまで攻め入られるなんて、
誰が予想しただろうか。
己の剣の柄を握りしめる。
剣先を敵に向ける。
あれだけ研鑽を積んだ日々を裏切るように、
手の震えが止まらない。
恐怖にすくみ、足も重い。
眼前には、巨躯の魔物。
牛頭で鋭い双角をもつ。
両手には鍔のない刀を一振りずつ。
戦友の背中を心臓ごと貫いた刀を抜き、付いた血を払う。
光の無い双眸を、こちらに向ける。
ゆっくりと歩き出したその動作に
脈動する心臓が、凍てついた。
震える剣を振る間もなく、凶刃は体を引き裂いた。
凍てついたはずの血は、思ったよりも、暖かかった。
止めどない吹雪がふきあれるこの地より、遥か遠い場所。
とある教会で一人の捨て子が拾われた。
夜空の色をその目に宿し、
後に、目に映る全てを救ったとされる子ども。
混乱を収め、万世を平和に均した
彼の者たちと、同じ力。
この物語は、その少年が歩んだ軌跡。
魔王をめぐり、星を救う
少年たちの冒険譚である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-16 17:00:00
482728文字
会話率:19%
世界には神に祝福された者が存在する。
牛頭天王もその一人。
身体から毒を撒き散らす彼に必要なのは、贄と揶揄される妻という存在だった。
その贄に選ばれたのは、竜神族の落ちこぼれオルレア。
彼女は死ぬために牛頭天王の妻になった――――はずだった
。
******
なんとなく『アジアンテイスト微ヨーロッパ風』で妄想よろしくお願いいたします←
読んでいただき、ありがとうございます!
ブクマや評価などいただけますと、作者が大喜びで小躍りしますですよヽ(=´▽`=)ノ♪折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-31 07:10:00
7708文字
会話率:48%
日本の伝統文化の紹介です。
本日紹介するのは、埼玉県の一部地域に伝わる『骨抜の舞』という奉納舞です。
最終更新:2024-05-19 21:20:17
937文字
会話率:0%
昔持っていて、いつのまにか失くしてしまった絵本を探しています。どんな内容だったか思い出したいのです。
ご存じの方がいらっしゃったら今どこで購入できるか教えていただきたいです。
最終更新:2024-04-13 23:15:12
1224文字
会話率:6%
結婚式は、婚約者の強い希望で豪華客船での挙式のはずだった。しかしトラブルにより婚礼衣装が台無しになって、結婚式は中断され、新婦のシャトレーヌはドレスを探す際に、何者かによって海に突き落とされてしまう。挙句どんな因果なのか途端に船は嵐に襲われ
、船は安全のために彼女を助ける事なく港へ戻って行ってしまう。意識を失った彼女が目を覚ましたのはどこかの島。死にかける思いをしながらもなんとかたどり着いたあばら家で出会ったのは牛頭の怪物、ミノタウロスで……!! どうなるシャトレーヌ!! え、餌付け!? 彼女は生き残れるのか!! ハッピーエンド予定してます!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-24 17:40:14
87679文字
会話率:36%
地獄に転生したオレは、拷問に耐えて速攻で地獄から抜け出す。
最終更新:2023-12-04 23:59:36
5441文字
会話率:34%
魔法の園。
刺繍の入った鉄柵の檻。
「やっと追いついたわよ」
雪を踏みつけどかどかと、授業終わりにその子はやってきた。
編んだ黒髪を揺らし、そばかすのついた顔で睨んでくる。
さきほどの試験結果のことだろう。
この子は私のことをライバル視して
いる。
でも私は仲良くしたいだけなのだ。
「うん。でも私とお姉ちゃんは魔法の属性が違うから」
私には姉がいて、姉は私と体の造形がまったく同じだけど、使う魔法の系統が違う。
それを周りの人は理解していない。
「お姉ちゃんは無属性魔法なの。だから私を超えても意味がないの」
そう私を超えたところで絶対にお姉ちゃん勝てる人間など存在しない。
「は?喧嘩売ってんのあんた?」
「違うよ……」
「っていうか学校来てないじゃないの。何してんのよあんたの姉は」
「研究してるって」
「何の研究よ」
「えっと確か花の……」
目を覚ますと僕は蛙のお姉さんに捕食されていた。
顔だけは外に出ているが、あとひと飲みされたら全身が食べられてしまう。
すごく柔らかくて温かい。
なんでこんなことになっているんだろう。
確か昨日は森で花を見つけて、それから蛙のお姉さんと一緒に森を抜けて、夜も遅いので寝ることになって、蛙のお姉さんに抱きついて寝たんだった。
でもなんでこんなことになってしまったんだろう。
「おーい」
と何度か呼びかけたらお姉さんが動いた。
それからゆっくりと吐き出してくれた。
一気には吐き出せないみたいだ。
「なんで食べてたの?
「魔物が、、出るからだ」
お姉さんは外していた牛頭の仮面をかぶった。
「どこに向かってるんですか?」
「神社だ。この花を封印してもらう」
お姉さんの後ろをついて行く。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2023-07-29 14:22:49
680文字
会話率:38%
子供の頃、暇潰しに手に取った。
私の心を踊らせ、震え上がらせた。
酸いも甘いも共にした。
時は流れそれは私に牙を向く。
信じようが信じまいが.....
これは私の怪異録。
最終更新:2023-02-06 06:55:47
12105文字
会話率:23%
京都府警本部・刑事部捜査第一課の刑事部屋に射殺事件の一報が入り、主人公の氷室丈二は同僚の刑事と現場に向か途中、容疑者が六道・珍皇寺付近で車を乗り捨てたことを知った。その時恋人が珍皇寺にいたからだった。一方通行の多い京都は到着するのに時間を要
した。同僚刑事の同意を得られなかった丈二は、下車して現場に駆け付けた。境内に出現した穴から犬と若い男が飛び出すと、逃げる真央を捕まえ穴に投げ入れた。丈二から拳銃を奪い取った男は、「閻魔の息子」で「魔餓鬼」だと名乗り、丈二を叩きのめした。
人語を話す犬が魔餓鬼に「慈悲深い閻魔なら、二人を助けるかも」との会話を耳にした
丈二は、グロッキーながら真央を助けたい一心で、閻魔に会いたいがために、穴に飛び込んだ。穴は「奈落の底」に通じる暗穴道で、落ちた場所は「三途の川」の大河だった。
3ヶ月後。丈二は1人の男性と2人の女性と共に現世に戻って来た。
一人は地獄の裏鬼門を一手に束ねている「西獄龍」。もう一人はパソコンを巧みに使いこなせ、美魔女的な妖艶さを漂わせている「奪衣婆」。そしてもう一人は、天邪鬼の娘で名は「アララ」。「猛毒」を武器としている女性だった。
丈二が現世に戻って来られたのは決して容易くはなく、幾多の試練が待ち受けていた。
捜し求めた真央には会えず、三途の川で出会ったのは、クルーザーで優雅に船遊びをしていた八坂神社の守護神の牛頭天皇と馬頭観音だった。
些細なことが原因で怒りを買った丈二は、裏鬼門まで吹っ飛ばされ、そこで知り合った奪衣婆たちと閻魔の棲む「羅獄殿」へ行き、「快炎鬼」という名を閻魔から与えられ、現世で悪行を働く魔餓鬼と対等できるだけの能力を授かり、魔餓鬼を討伐するために現世へと旅立ってきたのだが、快炎鬼が火事場から子供を救ったことが原因で、4人は早仲間割れして、別個に行動を取りながら、魔餓鬼を狙っていた。
魔餓鬼によって頭の白いカラスに変化させられていた奪衣婆の夫のが、4人の仲を取り持ち再結成させることに成功するが、アララは美女に変身した魔犬に殺され、西獄龍も魔餓鬼に弄ばれながら始末されてしまが、死は無駄で無かった。
残された奪衣婆と快炎鬼は打開策を見つけ、魔餓鬼と壮絶なバトルを繰り広げながら、魔餓鬼を倒すことに成功したのだが、念願だった真央との再会は叶わなかった。
一滴の血も見せなかった戦いに閻魔は粋な計らいを示した。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-06 19:06:52
289957文字
会話率:61%
ーーコレは、俺が異世界へ行く『前』の物語ーー
T県倉田市。高校生、斧田丈一は、薄暗く、細長く、複雑怪奇な地下で、怪物同士が戦う夢を見る。
怪訝に思いつつも、母、祖父と共に、家業である酪農の仕事を、少々人より多い腕力で、いつも通りにこな
す丈一。
幼馴染の養鶏場の跡取り娘、ボブカットと、ピンクのカーディガンを押し出すバストが特徴的な女子高生、戸松桜子と学校に行くと、そこでも睡魔に脅かされている生徒が頻発していた。
放課後、クラスメイトの美術部男子、玉野を上位カースト軍団の嫌がらせから助けた帰り道、街の人間までもが魘されている異常事態に、不安を募らせる丈一と桜子。
帰宅し、祖父が古い牛舎から帰って来ない事を案じ、桜子と共に向かえば、そこにあったのは地に埋め込まれたかの様なドア。
更に轟音がその下から響くと、唐突に開いたそれは、丈一を飲み込み、夢で見た空間、大迷宮、『ラビリンス』へと誘った。
現れる、山羊頭の巨人、バフォメット。
それを迎え撃たんとするのは、牛頭の巨人ーーーミノタウロスだった。
追い込まれるミノタウロス。苦悶の声が、祖父と重なる時、状況を把握した丈一は、助ける為に動き出すが、変身は解け、絶対絶命の危機に陥る、丈一と祖父。
それでも想う、『じいちゃんがミノタウロスなら、孫の俺もーーー』
乾坤一擲。地下迷宮を跋扈する怪物に、反撃の拳を打ち込んだのは、その腕力を完全に解き放った、雄々しい若牛だった。
祖父から明かされる、その身に宿る力と、与えられた使命。
使命だからか、責務だからか。それが、能動的なのか、受動的なのか、決められぬまま、ミノタウロスへと変身し、戦い続ける日々。
クラスメイトと関わる内に、戦いが守るべき日常とは何なのかを、考える丈一。
そして告げられた、幼馴染との、本当の関係。
現れる、最強の敵。
家族
友人
幼馴染
使命
雁字搦めの迷宮で、丈一が見つけ出した答えとは。
異世界は、ただ行きっぱなしという、訳にはいかない物語、開幕。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-29 17:00:00
65105文字
会話率:55%
平成10年7月、尾張多賀神社の裏手にある部落の一軒家に1人の老人が無断入居する。近所の人はびっくりして追い出そうする。空き家だが無人の家ではないからだ。この家の持ち主は2年前に旅に出ると言って出ていったままだ。当時35歳。
近所の人がび
っくりしたのは、老人がこの家の持ち主で、まだ37歳だと言い張る事だ。誰がどう見ても80歳か90歳位に見える。
老人は2年前に旅先で亥世界に入り込んでこの歳になっていたと語る。
老人の入り込んだ世界は常識では理解できないものだった。
常世の国――2百人の若者たちが暮らす世界。生活水準も縄文時代。政治や文化もない。生活に必要な物は必要なだけ作る。貨幣もない。人々は歳をとらない。老人にとってはあこがれの国だった。彼もこの世界では20代の初めのように若々しい。
しかし、1ヵ月に1人子供が生まれると、20歳の後半になった若者が1人消える。その場所も部落の北側にある、巨大な鉄塔の中に吸い込まれていく。
新月の前夜、塔の中から3メートルもある鬼が出てくる。鬼は部落に入って咆哮する。1人の若者がその咆哮に応じて、鬼と共に鉄塔に入っていく。
老人(主人公、山下統一郎)は鉄塔の中に入って見守る。
鬼が若者を貪り食う。その凄惨な光景を見た時、山下は鬼を殺すことを計画する。そして火で鬼を焼き殺す。
だが鬼が殺された事で、山下は部落から追い出される。
この世界に戻って山下は見る見るうちに老人と化す。
この世界に戻っても、あの世界で夫婦となったイトから霊感で情報が送られてくる。鬼は牛頭天王で、彼は蘇ろうとしている。山下はあの世界に帰る事を許される。
老人は新月の前の晩にあの世界=常世の世界に帰る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-30 08:25:59
51239文字
会話率:10%
平成9年6月21日、岸田洋殺害の訃報が入る。早朝、坂本太一郎、磯部珠江、岸田幾よ、吉岡刑事らは伊勢警察署に向かう。約3か月前、岸田洋は伊勢に行くと言って消息を絶っていた。
伊勢の岸田邸で岸田洋の葬儀が行われる。数日後、今度は四日市警察署
から中村作二が保護されたとの連絡が入る。彼は磯部作太郎の嫁とめが伊勢に移った後、中村健太郎との間に生まれた。平成9年1月に殺害された磯部幸一とは義弟に当たる。
坂本太一郎、磯部珠江、吉岡刑事らは急遽四日市署に向かう。担当の刑事から、中村作二は衰弱が激しく、緊急入院させたという。2時間ばかりの事情聴取はすでに行っており、中村作二の口から驚愕すべき事実が明らかとなった。
彼は磯部幸一や岸田洋らと共に磯部家の財宝探しに奔走しており、磯部幸一死後、脅迫電話がかかったり、身の危険を感じて、四日市に身を潜め、岸田洋と秘かに行動を共にしていた。
その彼が、磯部作次郎を殺したのは、磯部幸一、その片棒を担いだのが岸田洋と主張。
四日市署にの担当官から、岸田洋が夫磯部作次郎殺害に関係していたと知らされた時、磯部珠江の衝撃は大きく、以後彼女は伊勢の生家に閉じこもり、2度と常滑に帰る事はなかった。
一方、常滑に帰った坂本は、磯部家の財宝探しに精を出す。
磯部作次郎の資料から常滑の常石神社が磯部家の財宝の在り処を解く鍵だと知る。ただし磯部作次郎に資料はここまでで、後は、坂本は手探りで財宝探しに専念する事になる。
坂本は常石神社関係の資料から、昔は常石と書いてとこなめと読んでいた事を知る。応仁の乱後、古社は、常石神社、大善院、神明社の3社に分祀されたという。その理由として戦乱で神宝が失われるのを防ぐためとあるが、それだけの理由ではないと直感する。
しかしそれを証明する資料は存在しない。何の為に分祀したのか。坂本は磯部家の財宝隠しと関係があると見たが、彼の前には大きな謎が拡がるのみだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-14 09:38:20
61057文字
会話率:11%
モーゼに率いられて出エジプトを果たしたユダヤ人の大半はバアル教の信者であった。一方のモーゼ達の支配層はヤハウエ信仰であった。
出エジプト後、ユダヤ人は他国を侵略して国家としての形を成していく。その最盛期がソロモンの時代である。その後バビ
ロンのネブカドネザルによって滅ぼされる。
ユダヤ民族は12支族に分けられる。その内の2支族のヤハウエ信仰者だけが歴史上に名を残す。残りのバアル教徒の10支族が歴史上から姿を消す。彼らはシルクロードを通り、インドー中国ー蒙古ー朝鮮半島を経て日本へとやってくる。
バアル教=牛の神=牛頭天王=スサノオを指導者として日本の出雲に定着する。その後九州全土を制圧する。近畿地方の大和の征服はスサノオの子供のニギハヤヒによって達成される。
ここまで調べた時、坂本は20年前に知り合った向井純に連れられて三重県明和町のアラタマ教団で禊をする事になる。その後、向井の会社の同僚の寺島に連れられて、伊勢外宮の近くのみちのく教団に案内される。伊勢に通う日が多くなる。みちのく教団は科学的に霊能開発を志す修行方法を開発して、信者にすすめている。
出雲にやってきたスサノオは九州を征圧して宮崎県の日向の女王ヒミコ(天照大神のモデル)を支配下に置いて彼女との間に3人の子供を設ける。
一方、ナガスネヒコの協力を得て大和を征服したニギハヤヒは死後、大神神社に祀られる。
出雲のスサノオの養子になった大国主は日向の地にも足を運び、ヒミコとスサノオの間に生まれた女の子との間に事代主を設ける。大国主亡き後この事代主が出雲の後継者となる。そしてニギハヤ亡き後ヒミコ女王の孫のイワレヒコが初代の神武天皇となって、大和の支配権を握ることになる。
平成9年6月下旬、坂本太一郎は向井、寺島と共にみちのく教団の門をくぐる。彼はみちのく教団の教祖佐久田龍一が紫水晶の秘密を知っていると察していた。
坂本は佐久田教祖と対面した後、向井、寺島と別れて明和町にある岸田洋の実家に急いでいた。彼はここ3ヵ月程前から明和町の実家にに還ったまま、常滑の磯部土建に帰っていないのだった。仕事の打ち合わせもあり、岸田に会おうと道を急いでいた。その坂本の車の後を追う様に1台の車が追走していた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-28 11:59:59
62282文字
会話率:12%
春江は、山の妖精です。
寒い冬の日、春江に所に古い友人のクニオがやって来ました。
2人は、みんなが元気になるお話を書くように牛頭様から依頼されたのでした。
2章会議は踊る
すいません、ここからは、頭の整理のための蛇足です。完結するか分かり
ませんから、
気になる方はあらすじに終章がでて、物語がまとまってからご覧くださいm(_ _)m
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-04 12:00:33
26929文字
会話率:20%
九州大学文藝部2021年度初冬号の作品です。カクヨム様にも掲載しております。
キーワード:
最終更新:2021-12-25 11:30:50
3157文字
会話率:34%
白黒まだらの角なし牛頭に967の黄色いタグを耳から下げた、"元"勇者パーティーのクロナは途方に暮れていた。
わずか数分前に言い渡された不要という一言に始まり、所属ギルドからもやんわりと脱退を勧められてしまったからだ。
物珍しさのあった加入当初に比べても、まだまだマスコットの需要は低い世界。
「だったら作ればいいにゃあ!」
"元"ギルドの受付嬢ニーナの一言から始まった、ギルド『夢の国』総勢八名が立ち向かうことになったのは、知名度の前に、まさかの国家の危機!?
個性派マスコットたちが世界を変える!
2022/05/06追記 続編『もはや滅びは避けられないようですっ!』連載開始しました。よければどうぞー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-14 03:05:25
143000文字
会話率:58%
【完結全19部分まで毎日予約投稿済】
社会人2年目の普通女子が、後ろ向きな一歩を踏み出したら落下点が異世界だった。どうやら牛と交わり、ミノタウロスを産むらしい?! いやムリです!
牛との共同生活で、間が悪い空回り女子が牛歩のペースで
立ち直る……。でもこの牛、脚速くない? 手も早い? ハムも食べるの??
たび重なる午睡に隠された秘密! 迷宮からの脱出! 船に置き去り! 暗闇に光る目! 追い迫る追跡者との戦闘! 息つく暇もなく、行きつく島の名は……。
途中、皆さんご存知のイケメン男子集団も登場。映画やドラマにも登場した有名人が……出てきます。(番外編『吟遊詩人の歌』参照)
シリアスは少しだけ。ライトで明るいお話です。……多分。
* * * * * * * * * * *
ページ下部「+注意+」の赤字部分をご承知おきください。自殺ダメゼッタイ!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-07 19:47:22
59166文字
会話率:63%
パーティから落伍した騎士のユウは逃亡の中で冒険の日々を思い出す。幼馴染のアンリ、頼りがいのある槍騎兵のジョー、ユウを慰めてくれる白魔法使いのエレナ
魔王討伐のため国を経った彼らだが戦いの日々のなかで少しずつ軋轢が生じていく。
小説投稿サイト
ハーメルンにも同名で掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-29 23:00:00
52743文字
会話率:47%
山の中に、牛頭八太郎(三十五歳)って男が居て。山の管理とか監視をしていた訳です。
そこでね、まぁ。色々と危ないゲームが引き起こされるわけですよね。酷い話ですよ。何人も巻き込まれて。
理不尽ですし、下手したら亡くなったりするかもしれない
んですって。不安ですよね。やっぱり。そう言う理不尽は、サッパリ捻り潰して終わりにしましょうよ。そんな不幸なゲームなんて牛頭八太郎(三十五歳)がね、どうにかしますから。ね?
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
デスゲーム系を読んでて、理不尽な展開が悲しくて辛くなっておかしくなった作者が書きなぐりました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-01 16:34:20
284069文字
会話率:63%