隠岐へ流された後鳥羽院の前に、亡き式子内親王の霊が現れる。彼女は後鳥羽院の従姉にして和歌の盟友であり、また霊界の導き手として、後鳥羽院に三途の川の存在を示す。川には、清らかに渡る者、橋を渡る者、舟に乗る者、そして怨念に囚われ溺れる者がいる。
「地上での思いと行いが、渡る道を決めます」
式子はそう告げ、後鳥羽院に和歌を詠むよう促す。彼が魂の清らかさを取り戻せば、道は変わる。月光の下、後鳥羽院は己の宿命と向き合うのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-26 08:47:08
1675文字
会話率:37%
鎌倉時代、承久の乱に敗れた後鳥羽院は、隠岐へと流される。かつては帝王として武士の世を覆そうとした彼だが、流刑の地で孤独と無念に苛まれる。しかし、彼の心の中にはまだ炎がくすぶっていた。
夜ごと夢に現れるのは、霊界の歌人たち——藤原定家、西行、
式子内親王、そして崇徳院。
後鳥羽院は迷い続ける。復讐の炎に身を焦がすのか、それとも悟りを開くか。
和歌の力が導く先に、彼は何を見るのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-25 12:40:27
2980文字
会話率:24%
「玉の緒よ絶えねば絶えねながへば 忍ぶることのよわりもぞする」
式子内親王の、定家への想いの和歌──。
その想いは叶うことがあったのか。
※短歌の授業をした時に、好きな一首を選びそれを題材とした小説を書こうという課題が出されたことがあり
まして。
その時に書いた小説を自己満足ですが、投稿させていただきました。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-25 20:43:24
2301文字
会話率:15%
季節季節の花に合わせて、お気に入りの和歌を紹介します。
最終更新:2021-07-07 15:00:00
10037文字
会話率:0%
桜の開花宣言に合わせて花の和歌十二首を2回に分けて紹介します。
最終更新:2021-03-19 08:28:47
1592文字
会話率:0%
春の初めにふさわしい和歌を七首ほど選んでみました。特に式子内親王と藤原定家の歌は深く考察しました。
最終更新:2021-03-10 19:00:00
2113文字
会話率:0%
柳川麻衣様主宰の百合詞華集「きみとダンスを」に掲載していただいた掌編です。
式子内親王の和歌にインスパイアされた、夢使いの出てくるお話しです。
自作品の転載です。
最終更新:2016-05-10 23:37:56
4005文字
会話率:2%
東堂悦は夜な夜な妙な夢を見る。
蔦に這いまわられた墓に閉じ込められる女が、助けてほしいと訴えるのである。
女を繋ぎ止める妄執と、救いのない愛憎の闇。
能楽「定家」をモチーフにしています。
*重複投稿です。
最終更新:2015-06-24 02:59:56
1437文字
会話率:23%
はかなくぞしらぬ命を嘆きこし我がかねごとのかかりける世に――『新古今和歌集』、式子内親王。
最終更新:2011-05-11 19:00:00
1266文字
会話率:44%
玉の緒よ絶えなば絶えねながらへば忍ぶることのよわりもぞする……。「忍ぶ恋」を妖艶に歌い上げた鎌倉時代の女流歌人、式子内親王。秋の長夜、ふと夢を破られた内親王は、美しくも寂しい月影に誘われるまま、ひとり恋の情感を心の内に追う。
最終更新:2010-09-23 00:55:14
5411文字
会話率:0%
時空をこえて消えてしまった式子内親王の魂を取り戻すため、現代に舞い降りた十六歳の公家、藤原定家のぎこちない高校生活が始まる。なかなか抜けない御所言葉…お酒は飲めないし、着替えまで自分ではしなくてはならない…数々のカルチャーショックを乗り越え
ながら定家はついに内親王を見つけ出すことが出来るのか…なお平安時代の人々が話す台詞は御所言葉をもとにしたものであるが、この御所言葉というのは室町時代頃から話されたものであり一部の単語をのぞけば実際の平安貴族の会話で使われたとは考えられない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-08-29 00:18:41
2791文字
会話率:25%