太陽の沈まぬ帝国とまで謳われた、かつての世界最強国も零落して久しく、落日が万民の目にはっきりとしていた時代――
啓蒙派の開明君侯を父に、自由闊達に育った公女セシーリアは、姉シャルロッテの随員として、姉の婚約者である皇帝エルディナントが滞在中
の避暑地へおもむく。
ところがそこで告げられたのは、皇帝からシャルロッテへの婚約破棄宣告。帝妃となるべく徹底的に躾けを受けた、完璧な淑女シャルロッテを若き皇帝は敬遠し、奔放に振る舞う妹のセシーリアへ惹かれたのだ。
落ちたりとはいえ王の中の王、皇帝の求婚を断れるものではない。セシーリアはにわか仕込みのお妃教育を受け、礼儀作法もままならぬまま皇宮へ放り込まれる。
そこでセシーリアを待っていたのは、黄昏の帝室の旧弊さであり、落ち目の帝国をどうにか支えようと、冷たい糸を紡ぐ女郎蜘蛛のごとき太后ゾラとの確執だった……
※落日の帝国の花嫁として、政治への関与を禁止されているヒロインの視点で、異世界の19世紀風中欧・東欧っぽい地域の国際情勢の激動を描きます。ラヴ要素もあるけど、歴史と政治の話がかなり大盛りですのでご注意ください。めんどくさい部分を、ほどよく飛ばしながら読むのがオススメ(めんどくさいパート自体を書くの自重する、という選択肢はないのがこの作者)です。
※残酷な描写はありませんが、高校生以上を推奨する内容です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-09 06:00:47
378058文字
会話率:26%
現代日本で普通に暮らしていた女性、奈雪 優莉(なゆき ゆうり)は異世界トリップをしてしまう。
そこは、妖や神、獣人が暮らす世界。そして、男女比は驚異の9:1、一歳多夫での重婚が普通というおかしな世界でもあった。
妖系・鬼族・酒吞童子の男、
リンドウ。
獣妖系・蜘蛛族・女郎蜘蛛の男、ツバキ。
獣神系・天狐族・九尾の狐の男、モミジ。
獣系・蛇族・白蛇の男、アオウメ。
異国から来た神系・アスラ族・アスラの男、クチナシ。
いきなり五人の人外の男の妻になった優莉…ユリは、困惑しながらも少しずつ彼らとの交流を深めていく。人外五人から溺愛される、逆ハーラブコメ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-25 17:22:17
12335文字
会話率:41%
20××年の日本は悪い政治家のせいで治安が最悪に?!
そんな日本の裏社会で活躍してるのは殺し屋?!
最近の警備の強化で大勢の殺し屋が捕まり、人数が激減した。
この話は僕「林原イサム」と師匠『ヨゾラ』の日常。
僕の周りにはたくさんの変わった
人がいます。
諸伏優の処女作ついに公開?!
ノルカソルカの大勝負に出たぁ!
※ネット用に書き直したものになります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-13 00:00:00
13828文字
会話率:48%
僕と女郎蜘蛛(僕蜘蛛)の年間イベントストーリーが覗ける!
なお、本編とは無関係なのでご安心くだされ!
最終更新:2025-03-14 22:29:10
2583文字
会話率:49%
人と鬼が和解して千年の月日が流れた。
千年のときを経て、彼女の恋は成就するのか。
カクヨムに投稿していた同名作品をこちらでも公開します。
最終更新:2025-04-03 20:50:00
94646文字
会話率:47%
全4回15,000文字ほどで、明日00時に完結します。
最終更新:2024-09-08 10:47:41
56089文字
会話率:27%
ある日、一人の少女が、五人の男たちに拉致され、弄られ、殺される。山奥の廃墟に捨てられた少女の前に、一匹の巨大な女郎蜘蛛が現れ、問いかける。
「あなた、復讐出来るならしたい?」
最終更新:2024-07-18 22:27:20
97317文字
会話率:55%
クモの巣に掛かっていました。
ぴくぴくと、動いていた獲物が。
キーワード:
最終更新:2024-05-31 23:28:38
200文字
会話率:0%
※最初にですが、芥川龍之介氏の『蜘蛛の糸』とはまったく関係ございません。よろしくお願いします。
※この作品は2010年4月に創作イベントにて出品した作品になります。設定もその時代に合わせたものになっています。
あらすじという名の作品解説
大学生の主人公が所属しているゼミの学生たちと教授に連れられて、とある山村へフィールドワークへ行くのが物語のはじまりとなります。
もともとは『妖姫』を退治する伝奇物を考えていましたが、退治するという要素をはぶき、ホラー要素を強くすることにしたのが今作です。
後に大学生三部作として連作で二作作りましたが、その最初の作品となりました。後の二作は街中を舞台にしているなか、この作品だけ山村を舞台にしています。
妖姫というのは妖怪のようなもので、この作品に出てくるのは人繰(ひとくり)という女郎蜘蛛をモデルにしたものです。
人繰は人間を喰らいますが、喰らった人間を縫合して元の形に戻して操り人形にします。人繰は操り人形を村の外に出して、あの手この手で村に招き入れます。それが蜘蛛の糸のように広がり、絡め取られるという様相を描き切ることで、タイトルの伏線が回収されるという仕組みになっています。
一方で主人公とヒロインは神様のような存在の助力で人間として生き延びることになりますが、実は慈善で助けられたのではなく、どう足掻いても決して克服できない恐怖を記憶させ持ち帰らせるという目的のために生きながらえさせられたにすぎません。
以上が作品の重要な要素であったと記憶していますが、久々に読んでみたかぎりは「まあ伝わらないだろう」というのが率直な感想です。
世界観や設定については固まりきっているとは言いがたいところですが、怪姫伝説についてはとても気に入っている設定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-07 17:00:00
26302文字
会話率:39%
江戸時代中期、人に悪さをする妖怪・悪霊を退治する妖霊退治人がいた。
妖霊退治人は寺社奉行が管轄し、僧侶、神官、巫女、拝み屋などがいる。
妖霊退治人の中でも、高い能力を持つ女忍者集団がいた。
その名は、天摩忍群といい、不思議な神
気術忍法を身につけ、悪霊・妖怪・妖術師などとと戦っていた。
人呼んで妖霊退治忍ーー天摩くノ一衆。
構成員は、
男の子っぽい女剣士で、火術を得意とする熱血元気娘の紅羽(くれは)。
怜悧な頭脳をもつ、美貌の巫女忍者で、薙刀と氷術の使い手、竜胆(りんどう)。
明るく可愛いが、少しドジなところのある、円月輪と風術を使う、最年少の黄蝶(きちょう)。
そして、彼女達の頭目であり、いつもホワワンとしているが、類い希なる麗貌と、高度な法術を使う秋芳尼(しゅうほうに)。
彼女たちの後見で、三白眼で強面だが、真面目で正義感あふれ、一刀流の剣の達人で、寺社役同心の松田半九朗。
このメンバーを中心に活躍します。
陽気なコメディ話もあれば、ホラーでシリアスな話、泣ける話もあります。
この物語は、いわば大江戸版くノ一ゴーストバスターズや霊幻道士シリーズであり、ライトな山田風太郎忍法帖テイストでお送りします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-10 21:39:43
1249293文字
会話率:50%
遊郭には、「廓のしきたり」ってぇもんがあったようですなぁ。
最終更新:2021-08-14 12:53:11
1760文字
会話率:23%
とある駅に直結している、極々一般的な駅ビル。
しかしその駅ビルは時々、ダンジョン化するらしい。
これは、意図せずダンジョン化した駅ビルダンジョンに迷い込んでしまった人々による、それぞれの攻略法。
ノーマル、ハッピー、バッド、メリーバ
ッドエンドの全四話。
ダンジョン話につき、さくっと残酷な描写や猟奇的描写が出てきます。
お読みの際はくれぐれも、ご注意ください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-25 23:00:00
30333文字
会話率:25%
女郎蜘蛛は、俺を絡めとった。あれは妻の両親に彼女の知らぬ所で交わされた会話。
「君のようだな」
ぷちん、とひとつ摘み取る種無し葡萄。ひと粒の果実、子をなさぬ子房。
「どういう事?」
「甘くて美味しそうということ」
男が女の部屋
で、種無し葡萄を食べる話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-04 08:28:00
5830文字
会話率:35%
牡丹、それは、ははさまの名前、それしか知らない。その名を与えられて、吉原で産まれ育った。ははさまの様に上客を捉える様にと言われて大きくなった
外に出たい、大門の外に、いちにちでもいい、外で息をしてみたい。
最終更新:2020-01-30 20:00:50
7516文字
会話率:28%
言葉にすれば伝わらないって言うけど、言った端から次の瞬間には嘘になるし言わなければいつか風化する。
どっちでもいいわよ私は。でも細く長い糸は美しいけれど切れやすいのは知っておいてね
最終更新:2020-05-10 08:43:17
579文字
会話率:59%
いたって普通の会話です
キーワード:
最終更新:2019-04-03 02:01:27
866文字
会話率:67%
兄想いの弟は、神風特攻で散った。弟想いの兄は、猟奇殺人を犯した。
※この作品は、「カクヨム」にも掲載しています。
最終更新:2018-09-09 13:53:01
55100文字
会話率:67%
異性の友人を求めた理江子は雑誌の文通友達募集欄に名を載せ、甲斐堂という男と文通をはじめ、恋仲へと進展してゆく
最終更新:2018-08-26 02:26:08
7523文字
会話率:87%
――突然女の子がやってくる。
漫画やゲームではお馴染み、もはやお約束といっていいぐらいのベタな展開。普通に考えてありえない、そして同時に男なら一度は夢見ることだ。 かく言う俺自身、その一人だった。
――そう、『だった』のだ。
「ちょ
っと、なに固まってるのよ?」「あの、どうしたんでしょうか?」
――かたや、輝くような金髪と宝石のような碧い瞳をした気の強そうなドレス姿の少女。
――かたや、濡れ羽色の黒髪と吸込まれそうな黒い瞳をした淑やかそうな着物姿の少女。
洋と和。髪色や服装、その雰囲気までもまるで正反対な二人。けれどそれぞれが、その美しさの極致であるかのような、誰もが目を奪われてしまうほどの絶世の美少女である。
が、それはテーブルの上だけを見た場合の話だ。
そう、二人の腰から下は人のものではなく……。
魔物娘、モン娘、人外娘マンセー、というか下半身が人型でない娘でないほうが萌える人に送る物語。同好の方々に楽しんでもらえれば幸いです。
現在書き溜めてあった第一部完結。
第二部進行中。週一更新を予定です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-02 01:27:29
352934文字
会話率:53%
水蒼寺夫とその妻、留奈美はある日、子を身ごもっている女郎蜘蛛を助ける。
女郎蜘蛛は夫婦の家の天袋で無事に子を産む。お礼に女郎蜘蛛の親子は襟巻の製作を手助けする。
そんなある日、子蜘蛛が夫婦の前に現れ、死にかけている母蜘蛛を助けてくれと
懇願する。
どうすることも出来ないままに母蜘蛛は亡くなってしまうが、その亡骸は留奈美の涙に触れると植物の種に変化した。
子蜘蛛に言われるままにその種を庭に埋めると、翌朝には……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-23 16:34:06
11841文字
会話率:19%
死のうと思って飛び込んだ穴には土蜘蛛。
青年と土蜘蛛の奇妙な生活。
最終更新:2015-05-15 23:59:39
2040文字
会話率:49%
五十年前、五十年前、月が突然蒼く染まった。その日から世の中に「妖」が存在するようになり、また男性は成長すると女性になってしまうようになった。
成長期の少年、神威は友人の風星、そして退魔委員長の静流とその友人の小春と共に妖の調査に向かうが…
…
(pixivに載せたのと同じ小説です)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-03-01 15:56:34
37110文字
会話率:50%