王国暦750年。
王立図書館で、古文書修復のプロジェクトに加わろうとしていた伯爵令嬢アナスタシア・ノルヴェールは、
突然、眩い光に包まれ――気づけば、王子様の前にいた。
「……君が、俺の聖女?」
冗談じゃない。私にそんな神秘的な属性はな
い。
本が好きで、社交は苦手で、派手な姉の引き立て役人生。
なのに、どうして私が“契約の聖女”に?
第三王子ユリウス・ヴァルトリアは優しげな顔をして、簡単に言う。
「アナって呼んでいいかな?」
……は?断るに決まってるでしょ。
これは、聖女に選ばれてしまった少女と、
選ぶしかなかった王子の、
やがて歴史の闇に消えるはずだった物語。
だが、その記録は――未来へと、静かに手渡された。
※同シリーズの、『刺青の聖女と契約の王子』のスピンオフです。そちらの進捗状況に合わせての更新となります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 21:25:18
18816文字
会話率:30%
18歳の王の血を引く男児は、召喚の儀によって自らの妃となる聖女を呼び出す王国で、二人の王子が儀式に臨んだ。
正妃の息子で、横暴でわがままな性格の第一王子レオナルトと、側妃の息子で第一王子に虐げられる第二王子のエリオット。
召喚の儀は無事に済
み、二人の聖女が召喚されたが、そのうち一人は体中にまがまがしい刺青を施した異世界の少女だった。
第一王子に敬遠された刺青の聖女の手を取ったエリオットは、彼女と親交を深めていく中で彼女の力が王国の問題を解決できることに気が付き行動を開始する。
そして二人は図らずも王位継承争いに巻き込まれてゆくのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 00:40:51
154187文字
会話率:39%
とある理由が原因で2年前に東京を離れて地方へと逃げ出した常盤 大河は、たった一人の親友の自死の報せを聞き久しぶりに東京へと戻って来ていた。
そこでかつての中学の同級生である、成美悠理と偶然の再会を果たす。
親友の死の報告の後、なぜ
か大河と別れたがらない悠理を疑問に思いながら、新宿中央公園をデートする事になる二人を、経験した事のない規模の地震が襲う。
同時になんの脈絡も無く、東京都庁の側に騎士甲冑姿の大剣を担いだ歪な巨人が現れ、都庁や高層ビル群をまるで積み木を崩すかの様に薙ぎ倒していく。
次いで地面から湧く様に出現した様々な姿の奇々怪々な異形の生物が、周囲の人間を無惨にも食い散らかしていく。
混乱しながらもなんとか新宿駅構内へと駆け込む二人のスマホに、突如鳴り響く奇妙なアラーム音。
『チュートリアルクエスト モンスターを10体討伐せよ』
『クエストレベル☆ 三日間生き残れ』
全てのアプリが消え去り、代わりに表示された見覚えのないアプリに表示される謎の文章。
右手の甲に現れた、剣の形をした刺青。
太陽を覆い隠す様に天に鎮座する、謎の黒い球体。
全てが全て理解の追いつかないまま、やがて異形の生物たちはタイミングを図っていたかのように駅構内へと侵入する。
東京はこの日を境に、絶望的な変容を遂げた。
それは魔が闊歩し、生者が追い詰められる世界。
出来の悪いロールプレイングゲームの様なシステム。
明らかに理不尽を押し付けてくる高難易度のイベント。
拡大し、縮小し、樹海化や砂漠化、果ては凍土や焦熱地獄へと成り代わる23区。
生き残った人々は最初に与えられた『剣』を戦う事で進化させ、マジックアイテムを駆使し、レベルを上げて肉体を強化し、生き残る事を強いられる。
誰一人として理解の及ばない土地と化した東京で、ただ一人。
大河だけが奇妙な既視感を抱いていた。
モンスターのその姿や習性。
特徴的で纏まりのない、出来の悪いゲームシステム。
イベントギミックや設定に垣間見える、懐かしさ。
それは、自殺した親友が長年妄想していた理想のゲーム。
『東京ナイトメア』の世界と全く一緒だった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-16 19:46:32
681188文字
会話率:36%
目を覚ますたび、俺は“施設”に戻ってくる。
送り出されるのは戦場。相手は全員、筋肉ゴリラ級の怪物兵士。こっちは槍、あっちは巨大な斧。勝てるわけがない。それでも、何度死んでも俺たちは戦場へ送り返される。
逃げることすら許されない世界。
けれ
ど俺は、ボコボコにされながらも施設の塀を越えた――そこで出会ったのは、爆弾を耳飾りにした女たちと、この戦争の“本当の理由”。
「相手の国には女がいない。だから、私たちは奪われる。だから戦うの。」
再び戻った俺は、真実を抱えながらも戦場へと身を投じる。
このループから抜け出すために、俺にできる唯一の手段――それは、戦うことじゃなく、沈めることだった。
だがその先には、人魚の腕と、底知れぬ“終わりなき始まり”が待っていた。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-05-15 03:07:35
698文字
会話率:4%
“王殺し”のぬれ衣を着せられて国を追われた王女・オリヴィエは、無実を晴らすために、東の果てに住むという伝説の賢者・マースに会うべく冒険の旅に出る。その道中、“ガラスの森”で、オリヴィエは衣類も含めた全ての持ち物を奪われてしまう。
荷物
を取り戻すために、オリヴィエは盗人を追うが……。オリヴィエに立ちはだかるのは、破門された僧兵の少女、獣人の傭兵、“旧文明”の異形、暗躍するギルド、そして世界の秘密と――それを追う自らの宿敵だった。
これは、ひとりの銃使いの少女が、世界の運命と自らの宿命に立ち向かっていく物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 03:00:00
101510文字
会話率:51%
主人公・凪は学校に馴染めずにいた。
そんな中、小さな神社を管理する家の一人娘・雛に話しかける。
彼女が地面に書くうさぎを眺めたりするだけの日々だったが、凪はある日雛に聞いてはいけないことを聞いてしまいーーー
女の子同士の話を書きたくて
書きました
※百合じゃないよ
※ホラーじゃないよ折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-04-05 21:00:00
5385文字
会話率:15%
――気高き少年ルシェンテは、大きな正義を胸に宿し、今日も悪を正す!――
魔導都市エウロンを中心に広がるユースティア大陸。
そこでは《印》と呼ばれる魔力を操り、巨大人形《メイデン》を動かす技術が栄えていた。
祖国を滅ぼされ復讐を誓
う正義の少年ルシェンテと、明るく頼れる少女ベルムナートは、祖国を焼いた“大罪の刺青”を持つ謎の人物を追う旅に出る。
ハーダン村で出会った召使いエイプリルと領主ブリトバの暗い秘密に迫る中、ルシェンテは自ら《メイデン操者》としての力を解放。ベルムナートと共に巨大人形《強勢のベルムナート》を駆り、禁忌のメイデン《愚鈍のエイプリル》と対決する!
嘘と真実が交錯するこの戦いの果てに、彼らは正義と絆の意味を見出せるのか……
復讐と希望が交錯する、熱き冒険譚が今、幕を開ける!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-01 12:00:00
26376文字
会話率:48%
狂気の王が犯した冒涜の行為により闇に沈んだダファネア王国。
紺碧の王都は闇の王に取り憑かれ漆黒の死都と化した。
それを救わんと立ち上がったのは、運命の旅路をともにする四人。
たった一人残された王の血脈たるミアレ姫。王国の命運は姫の
一身にかかっている。
それを守るブルクット族の戦士カラゲル。稲妻の刺青の者。この者には大きな運命が待っている。
過去にとらわれた祭司ユーグは悔恨の道を歩む。神々の沈黙は不可解で残酷なものだ。
そして、空を映して底知れぬ青き瞳を持つ鷲使いの娘クラン。伝説のイーグル・アイ。精霊と渡り合う者。
聖地に身を潜める精霊と龍とは旅の一行に加護を与えるであろうか。これこそ物語の鍵となる。
果てしない草原に木霊するシャーマンの朗唱。それは抗いがたい運命を暗示するいにしえの言葉。
不死の呪いを受けた闇の道化。死霊魔法に侵される宿命の女。これもまた神々の計画なのか。
転がり始めた運命の物語はその円環を閉じるまで、その奔流を押しとどめることはできない。
鷲よ! 鷲よ! 我らの旅を導け!
陽光みなぎる青空の彼方、地の果ての国へと!
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本作は、危機に陥った王国を救うため旅の仲間が各地を遍歴するシリアス系長編ハイファンタジーです。(ドラクエ的なストーリー・ただしゲーム小説ではありません)
作中、人名などに、相馬 拓也氏 著「鷲使いの民族誌」を参考にしましたが、鷲使いについて本格的な描写があるわけではありません。
そこのところは期待しないでください。あくまで、エンタメ系の剣と魔法のファンタジーです。
戦闘シーンでは若干、流血描写などあります。そこまで怖い感じではないと思いますが苦手な方はご注意ください。
完結までかなりかかると思われます。気長にお付き合いくださいますようお願い申し上げます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-29 16:00:00
1069009文字
会話率:36%
初恋は実らないと言うけれど、それは本当だろうか。危険な香りのするものほど魅力的に感じるもの。アウトローな世界で生きる彫師とヤクザの歪な関係。
最終更新:2024-12-16 16:30:14
45283文字
会話率:62%
春の訪れとともに、町に平穏が戻ったかに見えたが、そこには「死と乙女」と「罪の記録」という古代の魔術が絡む暗い陰謀が潜んでいた。主人公の朋美は、特殊な刺青を持つ魔術師として、その力を正しく使いながら仲間たちと共に真実を追求していた。
朋美の
仲間には、剣の達人である龍也、魔術に長けた光平、歌と人形遣いの里帆、そして圭太という優しい心を持つリズム担当がいる。彼らはそれぞれの能力を駆使し、困難な状況を乗り越えてきたが、最大の試練は「薔薇の館」で待ち受けていた。
「薔薇の館」は、古代の魔術と「罪の記録」が深く結びついた場所であり、ここで「死と乙女」の真実が解き明かされると信じられていた。しかし、黒幕と呼ばれる謎の存在が彼らの前に立ちはだかり、館の力を手に入れようと企んでいた。黒幕の配下たちは強力な魔術を操り、朋美たちに幾度となく挑戦を仕掛けてくる。
最終決戦では、朋美の刺青が覚醒し、仲間たちとの絆が最大限に発揮された。その結果、黒幕は打ち破られ、「罪の記録」と「死と乙女」の力が解放された。しかし、戦いの中で圭太が犠牲となり、仲間たちは深い悲しみに包まれる。しかし、その喪失は彼らの絆をさらに強固にし、新たな希望をもたらすこととなった。
朋美たちは圭太の犠牲に感謝しつつ、「死と乙女」の真実を解明し続ける決意を新たにする。彼らの前にはまだ多くの試練が待ち受けているが、友情と信念が彼らを支え、真昼の月が新たな未来への道を照らしていた。
「死と乙女の魔術記」は、仲間たちの絆と魔術の力を通じて、古代の謎と現代の脅威に立ち向かう壮大な物語です。愛と犠牲、希望と絶望が交錯する中で、朋美たちの成長と冒険が描かれています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-03 20:08:10
52114文字
会話率:9%
エデンシティで精霊石のレンタルを生業にする悠希・アルヴァレスは、回収の帰り道、追っ手から逃れるためにビルから飛び下りた少女、亜夢・エヴァンスを助ける。ある人に会うために、とある施設から逃亡してきたという彼女の首筋には、父親の所有する研究ファ
イルに描かれていた六芒星の刺青(タトゥー)と同じものが彫られていた。数年前、強盗に殺された父親の敵討ちを心に誓い生きてきた悠希は、亜夢と行動を共にすれば、強盗の手がかりが掴めるかもしれないと考える。彼女の類まれな格闘センスや、異なる属性の魔法を操る能力も謎に満ちており、興味を持った悠希は自身の会社「レガリア」で働かないかと彼女に提案する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-03 01:07:36
109957文字
会話率:54%
潔癖な新米女王と歳上の『捨てられた』敵国の王子の、愛のない結婚の顛末
即位したばかりの若き女王フィルガレーデは、敵国の王子との政略結婚を余儀なくされる。婿のザイワンは二回り近くも歳上で、浅黒い肌に刺青のある、有能だけれど胡散臭い野心家だっ
た。
愛情など芽生えないまま義務だけで繋がり、子を生しても壁が取り払えない。
そんな二人が辿った運命は――。
「君はいつも俺の気遣いを曲解する」
「あなたは良い夫なんかじゃなかった」
どうか、死が二人を分かつまで。
*ノベルアッププラス主催『歳の差恋愛短編小説コンテスト』参加作
・まさかの入賞を果たしました
・シチュエーションの設定上、不本意な性行為の描写が含まれます
・カクヨムでも掲載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-07 11:07:53
12728文字
会話率:34%
とある町で荒くれ者達に絡まれていた老爺を助けたプラチナスパイキーヘアの青年、カイン・アインザームドラッハは『彫士』と呼ばれる刺青を具現化させ戦える戦士だった。
彼は背中の龍を具現化し、荒くれ者を追っ払うと絡まれていた彫師の老爺、ジャック・ア
イアンハートに或る男に会い、刺青を消して貰うという旅の目的を話す。
するとジャックは、荒くれ者達が要求した刺青を掘る為の染料であり、カインの刺青にも使われた染料、『魔生泉』について知っている限りのことを話した。
カインはジャックの孫であり、魔生泉の入った刺青が透けて見える不思議な目をしたレベッカを渋々旅に同行させることにし、その話と追っ払った荒くれ者のリーダーの情報を頼りにバイクに跨ると、目的の男を探しに走り始めた。
目的の男を探すうちに明かされいく秘密、集まる仲間、果たして最後にカインを待ち受けているものとは‼折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-12 00:38:01
27661文字
会話率:72%
後宮には死を愛でる死神がいる。
皇帝が病に倒れたことによりはじまった後継者争い。
それに巻き込まれた第十三皇子・魏 魁閻(ぎ かいえん)はある日、体に謎の刺青が浮かび上がる。
それから周囲の人間が不可解な死を遂げていく。
『呪いの皇子』と
恐れられた魁閻は自ら命を絶とうとするも、彼は既に死ねない体になっていた。
彼が助けを求めたのは黒葬宮(こくそうぐう)に暮す『死妃』(しひ)と呼ばれる奇妙な妃。
死神と恐れられる彼女は、魁閻の刺青をみて微笑んだ。
「それは死の呪いだ。その刺青が体を覆い尽したならば、この後宮にいる人間は皆死に絶える」
魁閻は死妃・紫苑(しおん)と協力し、死の呪いを解く方法を探しながら
この後宮で起こる不可解な死を防いでいく。
死にたくても死ねない皇子×死を愛でる死神妃 が繰り広げる
中華風後宮ファンタジー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-05 18:00:00
23809文字
会話率:52%
翼は、傷心。
それまでの人生において、『どれだけ心が傷付いて来たか』を、翼は表わす。
大きく傷付けば、大きく翼は生える。
何度か傷付けば、何度か翼は生える。
心模様が激しく揺れ動くように傷付けば、美しい模様が浮かび上がるように、翼は生える。
だが、翼は容易に生えない。
ありきたりの傷心では、生えない。
それこそ、一週間ほど飯が喉を通らないような、街から色彩が全て失われるような、それぐらいの傷心でないと、翼は生えない。
小さい翼でも、最低限、それぐらいの傷心はいる。
ならば、大きい翼は然り。
美しい翼も、然り。
[ただ、その傾向が、自殺者増加と正比例していることは、指摘できよう。
翼を生やした人数の増加と、自殺者の増加が、
グラフで合い比べると、正しく比例している。
よって、自己嫌悪、自己憎悪、自信喪失といった、
各自のメンタル衰弱が、何らかの作用を及ぼしていると考えられる。
《翼を生やす》のと《自殺する》のは、
『メンタル上、紙一重のもの』と捉えられる。 ]
博士論文を、一度は提出した。
テーマは、[翼発生現象についての経緯、現状及びそれに対する一考察]。
担当教授は、難しい顔をする。
「博士論文の補足して、追加レポート出してくれたらええよ」
ラバネッリは、教授のこの提案に、飛びつく。
教授と念入りに打ち合わせをして、補足レポートに盛り込む内容を詰める。
翼の生えた人々は、翼の機能を活かして、主に次の三つの職に従事する。
一、運送業
二、旅客運輸業
三、保養業
運送業、旅客運輸業の聞き書き調査の状況を思い出し、保養業の状況を詳しく思い出す。
ラバネッリは、保養業界の会社【ビアッリ・リラックス】を聞き書き調査した時の状況を、詳しく思い出す。
まず、ビアッリ・リラックス三人衆の一人、メラーの翼よる施術に付き合う。
行き先は、彫師のところ。
刺青を入れるところ。
メラーは、黄色の翼格納リュックを開く。
開くと同時に、縮こまっていた翼が、広がる。
途端、青龍がのたうつ、くねる。
翼の動きに合わせて、青い龍が息づく動く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-01 10:14:34
38855文字
会話率:30%
「本当は優しくて照れ屋で、可愛い貴方のこと……大好きになっちゃった。でもこれは、白い結婚なんだよね……」
ラーゲル王国の侯爵令嬢セレーナ、十八歳。
父の命令で、王子の婚約者選定を兼ねたお茶会に渋々参加したものの、伯爵令嬢ヒルダの策略で「強
欲令嬢」というレッテルを貼られてしまう。
実は現代日本からの異世界転生者で希少な魔法使いであることを隠してきたセレーナは、父から「王子がダメなら、蛇侯爵へ嫁げ」と言われる。
恐ろしい刺青(いれずみ)をした、性格に難ありと噂される『蛇侯爵』ことユリシーズは、王国一の大魔法使い。素晴らしい魔法と結界技術を持つ貴族であるが、常に毒を吐いていると言われるほど口が悪い!
そんな彼が白い結婚を望んでくれていることから、大人しく嫁いだセレーナは、自然の中で豊かに暮らす侯爵邸の素晴らしさや、身の回りの世話をしてくれる獣人たちとの交流を楽しむように。
そして前世の知識と魔法を生かしたアロマキャンドルとアクセサリー作りに没頭していく。
でもセレーナには、もう一つ大きな秘密があった――
「やりたいんだろ? やりたいって気持ちは、それだけで価値がある」
――これは、ある強い呪縛を持つ二人がお互いを解き放って、本物の夫婦になるお話。
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カクヨム、アルファポリスにも投稿しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-26 17:47:52
118266文字
会話率:58%
ある夜、私は人生に思い詰まり、ビルの屋上から身を投げようとしていた。
しかしその時、私よりも先に身を投げる影がそこにあったのだった・・・。
最終更新:2023-11-18 16:22:17
13164文字
会話率:26%
温泉に新卒入社して3年目の浩介は、ある日、脱衣所の掃除中に刺青の男を目撃してしまう。お客さんからもクレームが入り、刺青の男を来店禁止にすることに。反社会的勢力の可能性もある中、注意しなければならない主人公。一方、刺青の男には小さな子どもがい
て・・・
※この作品は、noteおよびエブリスタにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-24 21:18:17
6808文字
会話率:21%
デジタルじゃなくて、本物のタトゥーを彫ってみた。
最終更新:2023-08-21 12:35:13
1676文字
会話率:0%
時は古代日本。后となるものの王に愛されないオキナ。そんな姫の胸にあるのは祖国の神に護られた神秘の力、そして常に見護ってくれている武人ムナイへの淡い想いでありました。
やがて平穏な時が終わり、クマソ国が謀反をおこすと、ヤマトの王はオキナ
の告げる神の御言葉を無視して出陣します。愛されないことにうちひしがれるオキナに寄り添うムナイ。ふたりの許されない愛が燃えあがります。
と恋愛ドラマが続きますが、やがてオキナは戦争に巻き込まれていきます。神の御言葉に導かれて先祖の国を目指すオキナを待つものは・・・。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-11 11:34:25
36272文字
会話率:49%
アステラ公国、そこは貴族が治める竜の伝説が残る世界。
魔法を使える者が重宝されるアステラ公国では、魔法を扱う者が年々減少し、威力も低下していくのが問題であった。
その問題を解決するために、公国では古来より魔法の研究に力を入れていた。
とあ
る研究によって、魔法を使い魔道士の左腕に刺青を入れることで、副作用はあるものの、魔法の威力の上昇が認められた。
更なる研究を行う研究所は、突如として、何者かに襲撃される。
襲撃を行った者は、無作為に村や街をも襲撃し、金品などを奪うわけでもなく、ただ住居を壊し、人々を殺した。謎に包まれた魔法を扱うその集団は《アノニマス》と呼ばれ、恐れられた。
それに対抗すべく戦う《クエレブレ》に所属するテイトは、前リーダーの死後、急遽リーダーを引き継ぐこととなった、心優しい普通の少年であった。
不利な状況で戦う中で、テイトは自分と同じく刺青を入れた
《竜の子》であり記憶喪失の少女、レンリ
元研究者であり強力な魔道士、シン
その二人と出会い、《アノニマス》との戦いを終わらせるべく奔走する。
新たな出会いと別れを繰り返し、それぞれの想いは交錯して、成長していく。
これは、守るために戦うことを選んだ者達の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-07 13:00:00
397337文字
会話率:41%