侯爵家の娘でありながら、剣の腕を見込まれて王女の護衛騎士になって十年。王女が外国に嫁ぎ、そろそろ独り身で生きることを考え始めたジュディットは、酔った年下の第三王子ルシアンに冗談で嵌められた〝王子妃の指輪〟が抜けなくなってしまう。
それは指に
嵌めると、自動的に王子の婚約者になるという王国中の女性の羨望と夢の詰まった指輪。『一度嵌めると一生取れないなんて、どう考えても呪いの指輪。唯一、指輪を外す方法は、王子が死ぬしかない。それならば』と覚悟を決めて王子を暗殺する機会を狙う中、王子が別の暗殺者に狙われていることを知る――。
これは、呪いの指輪を外して婚約破棄したい生真面目過ぎる女騎士の物語。
■この作品はカクヨムにも投稿しています。週末中心の不定期更新です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-11 19:00:00
175851文字
会話率:47%
かつて大魔導師と呼ばれていたエベリナ・カッセルが"呪いの指輪"に封じられ、二百余年。
皇帝をはじめとする有力者の魔道具となり、"指輪の魔女"とされた彼女の次の主が決まった。
リアンレイヴ・バルロ。彼は
前皇帝陛下を討ち取る前は、魔塔の長を務めていた魔導士だった。
どうせ彼もこれまでの"主"と同じく、自身を権力を示すための魔道具として扱うのだろうと考えていたエベリナ。
けれどリアンレイヴはエベリナを呼び覚ますなり、求婚をしてきた。
「ずっとあなた様に恋焦がれていました。どうか俺と、結婚してください!」
「目的はなに? 叶えてあげるから言ってごらんなさい。その代わり、こんな悪趣味な冗談はもうやめて」
自分をていよく使う為の方便だととりあわないエベリナに、リアンレイヴはエベリナの身体を探すことを提案する。
今もどこかに隠されているエベリナの身体があれば、指輪から解放できるからと。
そうしてエベリナは求婚を続けるリアンレイヴと共に、指輪からの解放を目指し、自身の身体を探すことになった。
二度と"愛"など信じない。誰かを愛することもない。
そう心に決めていたエベリナだったが、次第にリアンレイヴに絆されて――?
※他サイトにも掲載中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-29 21:52:50
27599文字
会話率:41%
私、ロゼッタ・マーティンは悪役令嬢だろう。
呪いの伯爵家に生まれた私は子供の頃から周囲から疎まれつつ、イケメンな婚約者までいて妬み嫉みの嵐の真っ只中。
それでも気にしない。だって屋敷の壁には呪いの絵画!宝箱には呪いの指輪!入ってはいけ
ない部屋には座ると呪われて死ぬ椅子!生まれながらのオカルトコレクターだなんて最高じゃない?
私のオカルトライフを邪魔しないで!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-22 21:32:25
10942文字
会話率:27%
婚約者からもらった指輪が外れない。
ついでに変な軽い音とファンファーレが聞こえるようになった男爵令嬢。
そこから訪れる出会いと窮地。
彼女は左掌を左頬に当て、左人差指で頬をポンポン叩きながら思考を巡らし打開策を捻り出す。
これは困難に立ち向
かい続ける彼女が世界を救うまでの話。
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サブタイトルに*印がある章:R15に準ずる事でPTSDを抱えている方はその章を読まない方が良いかもしれません。
次の章の前書きに前章のあらすじを記載致します。
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2022年11月8日以降14時位に一章ずつ第一部完了まで投稿致します。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-20 16:31:24
262616文字
会話率:61%
ワシはどうしたのだ、声が妙な鳴き声のようにしか出ない。覚えているのは、呪いの指輪を調べていた時に急に指輪がワシに向かって飛んできたところまで……。なんとか鏡を見てみればそこに移っているのは小さいながらも竜の姿、ワシは竜になってしまったのか
!? いかん、いかんぞ、このままでは大騒ぎになってしまう! 黒森冬炎氏、改造企画参加作品です。竜に変身して大いに困った困ったする話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-07 17:36:16
5125文字
会話率:24%
2006年。小学5年生の美少女、仁木いおなは生れながらに他の人には見えない不思議な指輪を持っていた。自分と父親だけが認識できるその指輪のせいでいおなは幼い頃より誰にも心を開く事が出来ない。ある日、いおなは父親の惨殺死体に遭遇。父親の死につい
て刑事から取り調べを受けるうちに指輪に眠っていた人魔法に目覚める。そしていおなは父の残した日記を発見し、20年前におこった指輪を巡る戦いを知った。1986年。中性的な魅力を持つ11歳の少年、川島ささは8つ集めると願いが叶うと噂になっている不思議な指輪を偶然発見し、衝動的に身につけてしまう。しかしその指輪は一度身に付けると外す事が出来ない呪いの指輪だった。ささは同じ指輪を持つ同級生の仁木祐一に遭遇。ささの指輪には相手を操るチャームの魔法があり、祐一の指輪には物体を拘束するバインドの魔法備わっていた。指輪の声に導かれた2人は、互いの指輪を奪い合うが、途中で意気投合し友達になった。しかし指輪の呪いで祐一はささに一目ぼれしてしまい困らせる。その後、同級生でささの憧れていた福原詩織もまた物に命を与えるライフの指輪を持つ事が判明。ささと祐一、詩織はどんな願いも叶うという噂を信じ、8つの指輪を集める約束をする。その後、ささ達3人は塾の講師でなんでも舐めてしまう癖を持つ荻窪歩。皮膚が鱗になる魔法を持つ女子高生の佐伯アリスを倒し指輪を5つまで集めた。しかし戦いの中で詩織の呪いが加齢。ささの呪いが女性化であることが発覚。時を操る魔法を持つ校長の寿美代子との戦いで、精神を病んだ詩織は暴走しささを攻撃。激しい戦いの中で、ささは2つ目の指輪を装着。指輪のリミッターが解放され、事態は祐一を巻き込んだ3人の死闘へと発展。詩織を倒したささはスローの指輪の呪いで多くの記憶を失い、またチャームの魔法による呪いで体が完全に女性化してしまう。紙一重で正気を保った祐一は茫然自失のささを連れて街を出た。その後、ささと祐一は愛し合い、ささは娘のいおなを出産して死亡。ささの指輪は娘のいおなへ継承された。2006年、指輪の秘密を知ったいおなは指輪集めを決意。しかし無効の指輪を入手した寿校長の娘、寿円香が現れる。円香はいおなに母と婚約者(荻窪歩)を殺された復讐のために仁木祐一を殺害したと告げる。いおなと寿円香は憎み合い、指輪を巡る戦いは終わらない。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-06 23:34:55
126081文字
会話率:33%
元賞金首のキール・ハインドは、隠れみのとして暗黒騎士パーティーに所属していた。
しかし、「暗黒」素質がイマイチという理由で、パーティーを追放されて、島流しに。
運良く流れついた島の国で、お金を稼ぐために賞金稼ぎに転身する。最初の賞金首を
見つけたとき、賞金首のもとに空からおてんば美少女エレナ姫が落ちてくる。
キールは人質にとられたエレナ姫を助けると惚れられ、国王から感謝される。その夜、キールの眠る客室にエレナ姫が忍びこんでくる。
実は、キールには、両親を殺した者への復讐と生き別れた妹を探す目的があった。魔法の根源であるマナを直接操れる特殊能力の家系であることを隠しながら、賞金稼ぎをしながら情報収集の旅をするのだが、エレナ姫もついてきてしまう。
そうとは知らなかった暗黒騎士パーティーは、「呪いの指輪」を捨てに行く本来の役目を果たすため、地獄の谷へ向かう。しかし、まったくルートを攻略できなくなり、回り道をせざるを得ず、プライドが傷つけられていく。そして、暗黒の闇に飲まれてしまう。
キールに助けられた魔道具師少女やドラゴン使いの女竜騎士らともに、旅の行く先々で、賞金首を無双していくといつの間にか国を救うことにもなっていた。復讐も果たしつつも、英雄になっていた物語。
面白いと感じましたら、作品のフォロー・ブクマよろしくお願いします!
※ 暗黒騎士パーティーが没落していくのは、だいたい第8話あたりからです。
※ カクヨム、エブリスタ、アルファポリス、ノベルアップでも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-14 20:05:11
257622文字
会話率:46%
商家の娘ナーガは、科学文明の進んだ世界から来た転生者。
知識チートで王国の技術や文化に革命を起こしていたが、ある日誘拐されてしまう。
攫ったのはキレ者で知られる、イケメン眼鏡の侯爵様。
お貴族様からいきなり言い渡される監禁宣言。
ナーガは本
当に自由を奪われてしまうのか?
監禁というには快適な暮らしだぞ?
しかしなぜ貴族の作法を叩きこまれる?
不器用かつヤンデレ気味な侯爵から、ダダ洩れる好意。
好意に激ニブな理系暴走少女。
2人が身分差を克服して、幸せな結婚をするストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-12 08:18:50
8280文字
会話率:32%
治癒師の見習いとして学院に通うレティシアはある日ボロボロの魔道士を拾う。介抱しているうちに魔導士もレティシアと同じく珍しい魔力型をしていることがわかり意気投合。一緒にご飯を食べたり、買い物をしたり、買本を読んだり、笑ったり、…泣いたり。いい
なと思いながらも言い出せなくてモヤモヤしていたら、気づいた時には逃げられなくなっていた。「じゅ、呪輪って…」「呪いの指輪だよ。奴隷契約」「私、奴隷になったの…?」
「逆だよ。主人になったんだ。
この国最高峰の魔導士である奴隷のね」
気づいたらとんでもない底無し沼にハマってて抜け出せなくなった少女の話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-05 23:09:08
56348文字
会話率:37%
(一言あらすじ)
自由気ままな盗賊の娘が、ハイスペックだけど共感能力欠如な悪魔の混血の男に捕まり、逃げ出そうとしているうちに色々間違えて親しくなっていく話。
(ちょっとしたあらすじ)
「げっ、完全に呪いの装備じゃない!」
自称義賊のイリー
ネは弱体化の毒を浴びたことがきっかけとなり、辺境の地の領主の元で早すぎる隠居生活を送る王族のレルトラスに気に入られ、居場所を把握する外せない指輪をつけられて捕まってしまった。
(彼のずれた基準で)親切に(横暴と恫喝まがいの)世話をしてくるレルトラスから一刻も早く逃げようと、イリーネは指輪を外す方法を知っている領主と交換条件を交わし、領主が保護している衰弱した幼獣の世話をすることになる。
イリーネは幼獣に必要なものを順調にそろえていく一方で、この地域一帯で起こっている不審な事件に気づくが、そこには思いもしない事情が絡み合っていた。
*
閲覧ありがとうございます!
コメディとシリアス混在のファンタジーです。登場人物たちはとんでもない振る舞いもしますが、ジョーク作風ということでご了承ください。
お試ししていただけたら嬉しいです。
アルファポリスで先行公開しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-31 16:00:00
88556文字
会話率:49%
イケメンで優秀な許婚のアルと、
魔法の天才ノアは結婚する予定だった。
ところが、父が第4王子に嫁がせ権力を握るために、
アルとの婚約を勝手に破棄してしまった。
・・・・・・
ノアは得意の悪知恵で、第4王子との結婚を阻止。
すると、
アルがクーデターに成功したら結婚すると言われたので、その言葉を信じて参加し成功。
アルは大国ゼノの王子になったが、
ノアの約束を破り、大貴族で皆の人気者であり、
親友のアントワネットと結婚。
1番の功労者であるノアを利用するだけ利用して、
いらなくなったらポイッと捨てられたノアは大激怒。
反撃を試みるが、親友のアントワネットの裏切りで、
呪いの指輪を付けられ、
魔法が封印され老婆に変えられた。
しかも、ノアが実際にやった二人の仲を裂く方法を
・・・・
少~~しだけ誇張され記事が出さた。
その影響で、『悪役令嬢』として国中の悪者に仕立てられ、国外追放。
・・・・
復讐を誓ったノアは、大国ゼノに経済戦争を仕掛け、
・・・
貧乏国にして懲らしめようと企んだ( ̄▽ ̄)ニヤリ
計画を実行するためには、呪いを解いて魔法と若さを取り戻す必要があった。
・・・・・
ただ、呪いを解く条件の1つが、
「相性が悪い相手とキスする事だった」
ノアは結婚するまでキスをしないと決めてたので、
大きく動揺しながらも、キスの妄想をしていた。
( ̄▽ ̄)デヘデヘ
相性の悪い男カツが店を閉める張り紙をしていたので、
チャンスと思ったノアは、黒字にする条件でキスを迫るんだけど・・
・・・・・
二人であるルールを決めてお店を始めたけど・・
・・
カツは、ヤバイ考えの老婆ノアを早く追い出したい。
ノアは、言う事を聞かないカツを服従させ、
・・・・
呪いを解くため仕方なくキスがしたい(^3^)。
二人の意地とプライドを賭けたバトルが始まる。
【見所】
・何を売って黒字にするのか?
・カツの弟とライバル店の娘の恋は?
・アントワネットの使用人であるカツの兄が、
妹の女将軍と恋仲に?
・ゼノ国を貧乏にするための悪知恵とは?
・なぜ「悪役令嬢」の名前を使うのか?
恋愛×お店作り×サクセスストーリー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-27 11:00:00
6457文字
会話率:32%
天翼族で侍のリン。
ホビットの修道僧(モンク)、シャン。
魔術師の少女、コノハ。
エルフ族でスカウトのオルハ。
エストリア王国の港街ブレストを拠点にして活動する女性ばかりで構成された冒険者グループ『ヒートストローク』は、ある日飛
行船から落下した少女を拾う。
翡翠色の髪と瞳。
奇妙な外見を持ち、飛行船から落下してなお無傷という謎だらけの少女であったが、彼女は『ルティス』という単語以外なにも覚えていないのだった。
そんなルティス(仮名)と行動することになったヒートストロークの面々は、やがて500年前に滅んだという古の天空都市、「ラガン」復活に纏わる事件に巻き込まれていく。
※金曜19時更新予定。
※十年以上前に、テーブルトークRPGで行ったキャンペーンセッションの内容を小説にしたものです。
※既存作品「麻薬と少女と呪いの指輪」の続編となります。
※表紙絵は、あだきこう様に描いていただきました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-28 19:00:00
173398文字
会話率:45%
魔法と錬金術によって栄えている島トリエスト。
その西方地域にあるエストリア王国の港街に、カノンという名の少女が住んでいた。彼女の夢は、魔法使いになることだった。そう――過去形だ。
閉ざされた自身の夢は、代わりに親友で『あった』少女が叶
えていた。
魔法使いとして成功した少女、コノハ。
魔法使いになる夢を半ばで諦めた少女、カノン。
二人の少女の運命は、一つの指輪を切欠として、再び交錯することになる。
純粋なファンタジー小説の皮を被った、ただの青春小説です。
※元々は、某ファンタジーTRPG用に書き下ろしたシナリオの小説家作品であり、最初期の作品の一つです。登場人物は大半が友人のプレイヤーキャラクターです。
そのままだと二次制作作品となってしまうため、世界観はオリジナルの物に差し替えています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-02 20:30:31
30119文字
会話率:35%
ある日、突然目の前に現れたイケメンに異世界に連れて行かれた少女・美波。
勝手にはめられた指輪が、外れない?!
最終更新:2021-04-10 05:00:00
5400文字
会話率:29%
――ときめいたら、放電する。
ディアナ・レーメル子爵令嬢の指輪は、説明された通りに初恋の相手に電気を放った。
初恋の人に「可愛くない」と言われ、領地に引きこもって十年。
魔道具製作に注力して『レーメルの魔女』と呼ばれる腕前になったディアナ
は、十年ぶりに初恋の相手に再会する。
同じ相手に二度目の初恋をしたディアナだが、その指には「ときめくと放電する」という男除けの指輪がはめられていた。
好意を伝えるどころか、そばにいるだけで相手を危険に晒してしまう事態。
ディアナは二度目の失恋を察して距離を取ろうとするのだが、何故か上手くいかない。
十年越しの二度目の初恋がこじれた、職人子爵令嬢のお話です。
※番外編を追加するかもしれません折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-15 16:08:09
67179文字
会話率:38%
リアはお城で働く18才の掃除娘。担当は図書室である。
毎日、図書室掃除と司書カウフマンのアシスタント業務を頑張っている。
この図書室の一角に猫の絵が掛けられていて、それはリアのお気に入り。
仕事の合間に、“猫ちゃん”と呼んで、眺めていた。
そんなある日、老朽化著しい図書室が閉鎖となり、新図書室へ引っ越しすることになる。
引っ越しの大掃除で、リアのお気に入りの“猫ちゃん”の絵が処分されることになり……
二百年前に絵画に閉じ込められたお城の魔法使いと二百年後にそのお城で働く掃除娘の、曰く付きの指輪をめぐるお話です。
*読んでくださり、ありがとうございます。
おかげさまで、第八回ネット小説大賞にて、一次選考を通過することができました♪折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-07 04:00:00
233354文字
会話率:23%
ボンクラ王子の呪いの指輪をはめてしまった森の魔女、雪花(せつか)は、王子と一緒に外せなくなった指輪を外すため、ドワーフの棲む山に向かって旅を始める。ちょっとづつ仲良くなってく二人の恋のゆくえはー。
最終更新:2020-05-20 12:00:00
106688文字
会話率:34%
王家に代々伝わる婚約指輪が補修のために宝飾職人である祖父に託された。
私は好奇心のあまり小箱を開け、薬指にはめてしまった――までは良かったが、なんと抜けなくなってしまった⁉︎
祖父や両親は私の指を切り落としてでも返そうとするが、特殊な力が働
いてうまくいかない。
事情を説明するために城に行った私を待ち構えていたのは、美形だが冷酷非道と噂される王太子。
どんな手を使ってでも指輪を外すと宣言する王太子に私は託されることになって超ピンチなんですけどっ!!!!!
【呪いの指輪】が一度は切れたはずの縁を結び直すラブファンタジー。
--------
第九回書き出し祭り第四会場にいました。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-15 00:38:15
24477文字
会話率:36%
五百年近い戦乱の世を経て千年、国々の争いによる戦火も数える程に減じ、政治的に安定している呼べなくもないフロータリア大陸には六つ国が存在する。
その中でも大陸の半分以上を占める、自由で豊かだが他五つの国とまったく異質な大国。
それがヴィル
シュアス王国である。
自国が軍事列強国だとか
国内に租税が無いとか
王は国民の前に建国以来姿を現さないとか
貴族などの身分制度が無いとか
大旱魃だろうが天変地異だろうが王立農耕士団が自国の国民を二月は賄える量の小麦を通年で毎月収穫して他国に売却し自国の国庫を賄っているとか
国の内務や外務から街の治安維持や医療教育公共整備など、すべてを二十四の騎士団が取り仕切っており、その騎士団を統率するのは立候補制の国王の名代である公正と呼ばれるただ一人なのに、不正を働くと死んでしまう呪いの指輪をつけるため誰もやりたがらないとか
千年近く続いているこの国の国民には、それが普通。
何を今更と言うくらい当たり前のことなのだ。
そんな国の首都シュアスに生活する少年ベルトは、今時の子供に違わず血沸き肉踊る冒険譚よりも
堅実に家業の農庄を継ぐべく学び舎の課外倶楽部である農研部で青春を謳歌している・・・
いや、していた筈だった!?
※長期間執筆していなかったリハビリ作品となります。不定期更新作品です。本作品に登場する国家団体等は総てフィクションですので、使用上の注意をよく読み、用法・用量を守って正しくお読み下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-13 20:58:30
21673文字
会話率:19%
呪いの指輪と、悪魔と女性。
女性を呼び止める悪魔。
周囲には多くの人が野次馬と化す。
騒めきは徐々に小さくなっていき、それに伴い緊張が空気を固定する。
まるで街中に舞台を持ってきたのような出来事が繰り広げられるのだった。
皆、興味津々となっ
て事の経緯を見つめている。
この静けさが関心の高さを表しているのだろう。
悪魔が意を決したのか、女性に言葉を発する。
悪魔が捧げ持つ呪われた指輪。
それを見つめる女性。
その驚愕が、大きく見開かれた眼によって見ている者によく伝わる。
思いの吐露を堪えるように口元を押さえる指先は震えている女性。
信じられないものを見て後退りし、僅かに首を振る様子。
紅潮した悪魔の顔が一変し青褪めていく様を見て、勘違いしているのだろうと周囲は思った。
婚約破棄。婚約の申し込みを破棄されたんだという悪魔の思い込み。
客観的に見ている周囲にはバレバレの行為を当事者たちは気付きもしない。
女性に共感する者。
悪魔に同情する者。
このまま拗れて地獄を見ろ悪魔、と心で詰る者。
女性に届かぬ声援を送る者。
それぞれの思惑の中で、この突然の物語を楽しむ周囲の者たち。
そんな視線の中でのそれぞれの想い。
そんな視点でのお話です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-01 06:00:00
1000文字
会話率:3%
大学の裏にある人通りの少ないカフェでアルバイトをするあかり。
そのカフェには、いつも常連の客として超美形の薄氷優心という男性がいた。あかりは薄氷が苦手で避けながらアルバイトを続けていた。
ある日、大学の先輩である石沢美香に、指輪を押し付けら
れた。なんとその指輪は呪いの指輪で持っている人は幽霊に襲われ、最悪の場合は死に至るという。あかりが、心霊現象を信じない質なのをいいことに押し付けてきたのだ。
それからと言うもの、あかりの周りでは変なことが起こるようになった。危険を感じたあかりはカフェのマスターに相談を持ち掛けた。すると、マスターは真剣な顔をして薄氷くんに相談すればいいよ。と言う。なんと彼は触れたものの感情、たまに記憶が見え、その影響で人の魂が見えるという。半信半疑で薄氷に話を持ち掛けるのであった。
殺人事件や幽霊騒動。次々と起こる事件が薄氷とあかりを襲う。
人の思いに触れる、スピリチュアルミステリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-11 15:01:47
3126文字
会話率:26%