ある日突然召喚された主人公。
召喚術式のエラーで遥か天空の上に放り出された?!
おまけに身体がこれあたしのじゃありません!?
名前を失くしたり、降って湧いたトンデモ魔力に振り回されたり、神様にお会いしたり、王子様に睨まれたり。主人公の明日
はどっちだ?!
残酷描写要素は今回こそ保険(直接描写は今の所しない予定……)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-16 21:00:00
1836078文字
会話率:25%
静かに本を読み、穏やかに暮らしたいだけの青年・静流(しずる)。都心の古びた図書館で司書として働く彼は、ある日事故に遭い、気がつけば異世界へ――。
転生先は、あやかしと人が共に生きる和風ファンタジー世界。しかも生まれ変わったのは、陰陽師の
名門「九重家」の末子!?
目立ちたくない静流は、前世の知識と神から授かった「全属性適性」「古代知識吸収」「魔術と術の融合才能」を隠しながら、密かに魔法と陰陽術を組み合わせた独自の術を研究し始める。
そんなある日、書庫で試した術式が暴走し、現れたのは毒舌で忠義心に満ちた黒狐の異界式神・クロ。
「主のことは何でも分かるぞ。それが式神というものじゃ」
口は悪いが頼れる相棒との出会いは、静流の運命を大きく動かし始める。
穏やかな日々を望む彼が、やがて世界を巻き込む存在になるとも知らずに――。
異世界×陰陽術×魔法!
静かに生きたい転生者と毒舌狐の、静かじゃない和風異世界冒険譚、ここに開幕!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-16 19:10:00
65601文字
会話率:48%
貴族血統が第一とされる世界。
アストリア帝国の辺境で幼少期を過ごしたライルは、15歳になる歳であり、稼ぎを得るため帝国の任務を受ける。
任務中に精霊術式を覚醒した市民のライルは、貴族社会が蔓延するアルカナ学府に入学することになる。平等が謳わ
れている世で、蔓延る差別を受けながら、ライルは成長し、アルカナで過ごす過程において諦め、反骨心、希望。様々なものを感じていく。
例えば力を得たとき、ライルはどう生きるのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-16 19:00:00
56144文字
会話率:26%
落ちぶれ気味の侯爵家の令嬢デルフィーナは実家と婚約者の王子のやらかしに迷惑していた。いっそ実家と王宮を爆破して更地にできないかと思うくらいにやさぐれていた。
そんなある日、空に赤く魔法陣が浮かび上がった。禁止されているはずの異界から聖女を召
喚する術式が行われたのだ。けれど、術はどうやら失敗したらしく召喚されたのは一人の成人男性、光里(ひかり)だった。聖女じゃないなら要らんと神殿からも引き取りを拒まれた彼を保護する羽目になったデルフィーナ。一方光里は元の世界で危うく殺されかけたらしく、この世界で生きていく決意をする。
けれど光里が順調にこの世界に馴染み始めたころ、大きな危機が近づこうとしていた。
デルフィーナと光里の視点、両方から話が進みます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-16 18:00:00
126346文字
会話率:31%
魔法は奇跡ではない。物理だ。
魔素〈マナ〉が満ち、属性魔法があたりまえに存在する異世界〈アルカディア〉。だがその魔法文明の繁栄の裏で、“世界崩壊”の兆しが進行していた。
異世界に転生した元・物理学者、アレン=シルフォードは、5歳の幼き身
で貴族家に生まれながらも、魔法に隠された「本当の原理」に目を向け始めた。
──属性は何で決まっているのか?
──魔法陣や詠唱は何のためにあるのか?
──新たな魔法を作り出すことはできないのか?
やがてアレンは、自らの知恵と知識と、「実証実験」をもとに“魔法物理学”という新たな学問体系を築くことを決めた。
しかし、その真理に迫るほど、世界は彼に牙を剥く。教会の弾圧、王族の思惑、人類の原罪。それでもアレンは進む──与えられた使命を、世界を救うための術式を、この手で完成させるために。
「俺がこの世界を作る『術式』を作り上げてやる」
科学と魔法が交差するファンタジーが今、幕を開けた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-16 16:30:00
8562文字
会話率:28%
※本作品は各エピソードがプロローグ・チュートリアル・エピローグの3つの物語でできています。本編どこいったよ……
- SideA - チュートリアルに向かうプロローグ
7種の種族が存在する大地"セブンスフォード"。人族
《ヒューマンレイス》を始めとする種族ごとの国、種族ごとの"術式"が存在する世界。そして、そこに現れた新たな種族"希源種《オリジンワン》"という脅威……。
「あなたは私の全てだ……」
これは英雄とは無縁の"嫌われ者"、シーアという少女のお話
- SideB - 終わらないチュートリアル
聞いてほしい。突如現れた幼女、おっと失礼、女性曰く、俺は英雄の生まれ変わりみたいなものだとか。それで"オリジンワン"とかいう正体不明の48匹の化け物を倒せという。
冗談じゃない! よくわからないがそういうのは他所でやってくれ!
「あなたは元の世界では英雄でした。そして、世界のために……いえ、"世界のせい"で死んだ」
これは英雄という立場は謹んで辞退したいと願う俺、こと、三階 十字《さんかいじゅうじ》の物語。正直始まらなくていいぞ本編は……。
- SideC- プロローグに向かうエピローグ
エピローグにしてすべての始まり。これは物語を創り出すための物語。
「それでは……ともに勤しみましょう。我らが創造主様のために」
そう言って彼女は微笑んだ。
※本作は以前カクヨム様にて執筆していたもの(掲載時未完)を修正して公開しております折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-16 13:00:00
239770文字
会話率:62%
その日、俺――リオ=グランティスは、魔術師として人生最大の分岐点を迎えていた。
「お前さぁ、魔法って、なんかこう……地味じゃね?」
そう言い放ったのは、俺の師匠、アリステア=フェンブラム。
王都でも五指に入る魔術師なのに、なぜかいつも笑
いながら無茶ばかり言ってくる変人である。
そして、俺は今、その変人の前で困り果てていた。
「師匠……何度も言ってますけど、魔法は繊細な術式構築と精神集中が――」
「いや違うって。お前の魔力さ、繊細に扱ったら逆に不安定になるんだよ」
「だからって剣で魔法を撃てって、無茶すぎません!?」
俺の手には、長剣。
本来なら剣士が使うはずのそれを、師匠は「杖の代わりに使え」と言い張ってきた。
「いいじゃん、剣で魔法撃つとか。浪漫!」
「師匠、それはロマンであって、理論じゃない……」
だけど、アリステア師匠は真剣な顔で言った。
「リオ、お前の魔力は普通じゃない。杖じゃ流しきれない。だから“出力制御”のためにあえて鉄を通せ。剣身が抵抗になって、魔力が安定する」
「……それ、学会で発表したら怒られるやつでは?」
「うん。だから発表してない。お前だけに教える、禁断の奥義だ」
禁断って自分で言ったなこの人。
でも――俺もわかっていた。
普通の魔法の打ち方では、俺の魔力は制御できない。
それでも諦めきれず、俺は魔術師を目指してきた。
「剣を杖に……か」
重みのある剣を両手で構える。
魔術師が扱うにはあまりに武骨で、不格好な代物。
だが、確かに手の中に収まるそれは、杖よりも――何かしっくり来る感触だった。
「いけるかもな……」
そして、次の瞬間――
「《フレイム・ブラスト》!!」
俺は咄嗟に剣を振り下ろした。
ズガァァァァァン!!
周囲の地面が爆発四散した。
魔法が、剣から放たれた――それも、明らかに規格外の火力で。
「う、うそだろ……マジで撃てた……!」
剣の先から吹き出した火柱は、訓練場の模擬岩を余裕で粉砕していた。
それは、確かに“魔法”だった。
「……これ、魔術師として誤解されないですかね?」
俺は――“剣で魔法を撃つ魔術師”としてやっていく。
そしてこの選択が、後に王国中の魔術師や剣士、貴族や王族までも巻き込む大騒動になるとは――このときの俺はまだ、知る由もなかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-16 08:10:00
26314文字
会話率:36%
かつての大戦で封印された“黒き呪”が、静かに目を覚ましつつあった。
それは、教師・朧宮或の過去に連なる“影”——そして、千歳の血に刻まれた鎖を解き放つ存在。
「君はまだ、何も知らないな」
その言葉とともに、千歳の前に現れたのは、或の兄弟
子を名乗る男だった。
黒衣の術者、失われた禁忌の術式、母の封印鏡。すべてが繋がり、ひとつの真実へと収束していく。
少女の中に宿る白狐の式神は、主の心に呼応して咆哮をあげる。
それは愛か、契約か、それとも名に刻まれた呪いか。
揺れる想いと、鼓動の熱。
ある夜、千歳は或の霊力を受け取る“口伝”の儀を通じて、かすかな恋心に気づき始める。
そして——“鎖呪の君”としての誓いが結ばれたとき、封印は破られ、過去の影がついに現れる。
君を守りたい。
そう叫ぶ声が、式神を完全顕現させ、因縁の“影”を打ち砕く。
そして迎える朝。
少女はもう、ただの器ではない。
己の意志で歩む、「呪いを断ち切る者」として——折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-15 16:25:57
5850文字
会話率:35%
わたし、ハノン=ルーセル(22)は術式を基に魔法で薬を
精製する魔法薬剤師。
地方都市ハイレンで西方騎士団の専属薬剤師として勤めている。
そんなわたしには命よりも大切な一人息子のルシアン(3)がいた。
そしてわたしはシングルマザーだ。
ルシ
アンの父親はたった一夜の思い出にと抱かれた相手、
フェリックス=ワイズ(23)。
彼は何を隠そうわたしの命の恩人だった。侯爵家の次男であり、
栄誉ある近衛騎士でもある彼には2人の婚約者候補がいた。
わたし?わたしはもちろん全くの無関係な部外者。
そんなわたしがなぜ彼の子を密かに生んだのか……それは絶対に
知られてはいけないわたしだけの秘密なのだ。
向こうはわたしの事なんて知らないし、あの夜の事だって覚えているのかもわからない。だからこのまま息子と二人、
穏やかに暮らしていけると思ったのに……!?
いつもながらの完全ご都合主義、
完全ノーリアリティーのお話です。
性描写はありませんがそれを匂わすワードは出てきます。
苦手な方はご注意ください。
アルファポリスさんの方でも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-15 16:00:00
293401文字
会話率:39%
わたしの旦那は誉れ高き王宮精霊騎士。
優しくて甘ったれで、わたしの事が大好きな旦那。
でも旦那には遠征地ごとに妻と子どもがいるらしいのだ。
旦那はわたしが本妻だというけれど、
ハッキリ言ってもうウンザリ。
こんな好色旦那、とっとと捨てて、新
しい人生を送ってやる!
だけど何故かなかなか上手くいかない……なんでやねん!
※クルシオ王国カンサイ州出身の妻が時々カンサイ州語を炸裂させます。
アルファポリスで連載、完結した物語を加筆、修正、ラストを変えた、小説家なろうオリジナルのストーリーとなります。
超ゆるゆる設定。
非リアリティ主義のお話です。
細かいツッコミは勘弁していただけると助かります。
性描写はありませんが、
性的な表現、そしてワードが出てきます。
苦手な方は回れ右をお薦めいたします。
そしてイライラ系旦那が出て来ます。
血圧が上がるのを避けたい方も
回れ右をお願いいたします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-01 13:18:15
59803文字
会話率:22%
特性「本の虫」を選んで転生し、3度目の人生を歩むことになったキール・ヴァイス。
17歳を迎えた彼は王立大学へ進学。
その書庫「王立大学書庫」で、一冊の不思議な本と出会う。
その本こそ、『真魔術式総覧』。
かつて、大魔導士ロバート・エルダー
・ボウンが記した書であった。
伝説の大魔導士の手による書物を手にしたキールは、現在では失われたボウン独自の魔術式を身に付けていくとともに、
自身の生前の記憶や前々世の自分との邂逅を果たしながら、仲間たちと共に、様々な試練を乗り越えてゆく。
彼の周囲に続々と集まってくる様々な人々との関わり合いを経て、ただの素人魔術師は伝説の大魔導士への道を歩む。
魔法戦あり、恋愛要素?ありの冒険譚です。
※カクヨム様で連載していたものの転載です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-15 09:00:00
1509034文字
会話率:34%
異世界からの勇者召喚から戻ってきたブラック社畜の進藤トモアキ。実質土日で五年分働いて帰って来た彼は帰ってきても向こう側の技術がまだ利用できるように気づくが、一般人に戻ったからと出来るだけ力を封印した状態でこれから生活しようと試みる。
仕事
は相変わらず忙しいが、向こうの世界で無理やり押し付けられたクエストや魔王を倒せって話のほうがよほどブラックだと考えたところで上司のパワハラすら跳ねのけて乗り切られそうな気がしてきた。
久々のブラック仕事から家に帰るとパーティーメンバーだった聖女フィリスがアパートの玄関口で倒れ込んでいるのが発見されていた。どうやら逆召喚術式の途中で召喚陣の中に飛び込んでトモアキを追いかけてきたとのこと。ここから始まる異世界人と元勇者の生活。
休みの日にアイテムボックスの中を整理し、原則魔法もアイテムボックスも封印して、一般人として生活することをフィリスに伝えているが、アイテムボックスの中に魔王の残滓の残った魔石が紛れ込んでいることを発見する。
仕方なく魔法で浄化を試みるが、なぜか浄化されずそれどころか魔力が凝縮され、魔石から魔王の幼生体が出現することになった。魔王カルメンの幼生体であるカルミナが姿を現す。幼生体であるので力の9割以上の力が制御されているので一般人程度の力しか出せないことと、向こうの世界から離れたことで次に出現するである魔王は今回よりももっと弱くなるであろうことが伝えられる。
今更向こうの世界にこいつを送り返すこともできない。そしてこんなロリを放置して魔法をあちこちで使われたり騒ぎになって顔をお互い知っているトモアキに負担がかかることが目に見えているので、三人で合わせて生活をしていくことになる。
ブラック労働はブラックさを感じなくなったことから、メキメキと仕事ができるようになってきた。上司の無茶ぶりにも率先して先回りをして上司に文句を言われる回数も減った。上司の角田も、ようやく仕事がいっちょ前にできるようになってきたなとかみ合わない意思疎通が出来ているようになった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-15 08:00:00
85052文字
会話率:54%
婚約者からもらった指輪が外れない。
ついでに変な軽い音とファンファーレが聞こえるようになった男爵令嬢。
そこから訪れる出会いと窮地。
彼女は左掌を左頬に当て、左人差指で頬をポンポン叩きながら思考を巡らし打開策を捻り出す。
これは困難に立ち向
かい続ける彼女が世界を救うまでの話。
----
サブタイトルに*印がある章:R15に準ずる事でPTSDを抱えている方はその章を読まない方が良いかもしれません。
次の章の前書きに前章のあらすじを記載致します。
----
2022年11月8日以降14時位に一章ずつ第一部完了まで投稿致します。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-15 07:13:22
309576文字
会話率:60%
大気には魔素が満ち、魔術・魔獣・魔物が普通に存在する世界。
魔素は魔術式を用いて物理現象となる。
魔術式は道具に組み込まれて魔導具となり、魔導具は人々の生活の一部となった。
魔術は特別なものではなく、人々の暮らしは魔術と共にあった
。
大陸エレサ・エメット
およそ二千年の昔、世界は穢され、人の住む地は失われた。
それを憂いた神々が『古の魔導具』を創り出し、生き物を救け、穢れた大地を癒し、世界を再起動させた。
人々は、癒された大地に再び降り立った。
だが、文明は既に崩壊し、文化は失われ、力は野生の生き物に敵わなかった。
それでも、文明が失われた過酷な世界で人々は生き、建物を建て、畑を耕し、少しずつ人の世界を取り戻していった。
やがて幾つもの国が生まれ消え、統合と分裂を繰り返し、安定した幾つかの秩序国家を創り出した。
その一つが、宗教国家、聖マイア正教国。
『古の魔導具』を創り出した神々の一柱である女神マイアを主神として信仰する、この大陸最大の国家である。
マイア正教国の頂点である教皇。
その教皇の鎮座する地、首都アルカディア。
恵まれた地形に恵まれた資源を蓄えたアルカディアは、百万の人々を育み、数十万の信徒を抱え、数万の魔導兵器を所有するまでに大きくなった。
この国は、文明と宗教と武力で他国を圧倒していた。
だが、栄光の路地裏には蠢く澱みが溜まるもの。
多くの人々を内包する大都市には、同時に、多くの『普通』では居られない数万もの澱【おり】を溜め込んでいた。
澱は寄り添い合い、派閥を作り、争って苦みを振り撒き、人々に忌み嫌われていた。
そんな澱の中、争いに終止符を打たんと、ひとりの少女が降り立った。
沈澱物をかき回し、濁りの中から宝石を拾い上げようとする、赤髪の少女ジェシカ。
これは、己の小さな望みを叶えるべく奮闘する、彼女の為の物語。
※この話は『神代の魔導具士』の第四章終了後の物語です。
メインはジェシカ。
元の話の人物も登場しますが、一部を除いて、ほとんどは無関係です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-15 01:00:00
15017文字
会話率:16%
沈みかける夕日に向かって、俺は力強く叫んだ。
「今に見てろよ、じいさん! 俺は絶対、最強の魔法使いになってやる!」
「ふぉっふぉ、今の魔術式の大きさじゃ、夢のまた夢じゃな」
「じいさん!? いつの間に……っていうか、折角意気込んでるのに茶
化すなよ!」
「わしは本当のことを言ったまでじゃて」
「うぐぐ……。確かに俺の魔術式は小さいけれど、その分色々工夫してるんだ。魔術式が大きくなったら、じいさんにだって負けないからな!」
「この四年間でほとんど変わらなかったじゃろうに」
「俺の成長期はこれからくるんだよ。その時になったら覚悟しろ!」
俺は捨て台詞を残すと、俺とじいさんが住む小屋へと戻る。
「……さて、ユートもそろそろここを出るときかのう」
背後でじいさんが何か言ったようだけど、俺には聞こえなかった。
※アルファポリス様の方にも掲載しております折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-15 00:00:00
377391文字
会話率:61%
御影堂紫苑は、希死念慮に囚われた少女。ある日、彼女の前に"死"そのものである神格・タナトスが現れ、彼女の死を許さないと告げる。
その日から、紫苑の暮らす家には、タナトスをはじめ、眠りを司る神ヒュプノス、夢を司る神オネイ
ロスという不思議な存在が次々と現れる。彼らは何かを隠しているようでいて、確かな愛情で紫苑を包み込み、彼女の生を見つめる。
やがて彼女は、忘却を司る神格レーテーと対峙する運命に巻き込まれていく。失われた記憶、かつて存在した家族の罪、そして『鍵』を用いた術式。
“誰もが忘れたくなかったもの”を守るため、紫苑は立ち上がる。
死にたかった少女が、死と共に生きる物語。
【作品傾向・分析】 ・一見ハーレム構造に見えつつも、恋愛要素ではなく兄弟愛・疑似家族・存在論的対話に重きを置いた群像劇 ・主要登場人物はギリシャ神話の副次的神格を現代風に再解釈した存在たち ・読後に残るのは切なさとやさしさ、そして微かな希望 ・希死念慮やトラウマといった繊細な題材に、真摯に向き合う作品 ・少女×男性神格という構図ながら、少女の主体性と成長が中心テーマ
【おすすめ読者】 ・日常にひそむ幻想や神秘を描いた作品が好きな方 ・『人ならざるものとの共生』や『命と記憶』を扱った静かな物語に惹かれる方 ・優しさと痛みの同居した会話劇を求めている方
現代ダークファンタジー/神格×人間の対話劇/記憶と死をめぐる物語
表紙イラスト担当:危機一髪様折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-14 14:16:53
126099文字
会話率:49%
霊体外科医とは、体外離脱後、霊体として患者の内面世界に入り込み、心の病に対して、『直接的な施術』を行う職業である。
工藤類照(くどう るいてる)は、その霊体外科医の一人であり、日々、患者たちの施術をこなしていた。
そんなある日、恋人であり
、同じく霊体外科医の室野依織(むろの いおり)が、人格崩壊を起こした男の施術に臨み、その内面世界で、不可解な事件に巻き込まれ、自分の体に戻れなくなってしまう。
恋人の霊体を幽閉する檻。人格崩壊を起こした男。患者の人格改造を行う霊体外科医。裏社会で暗躍する組織。流浪者たちの信仰する神。
それらのピースが合わさった時、衝撃の事実が浮かび上がる。
※この作品は、ノベルアップ+さんと、エブリスタさんでも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-13 10:20:00
173741文字
会話率:20%
ビタロサ王国シシリア州、カターニアに住まう九歳になる少女アンナ。自然美しく、恵み深い島と、優しい人達に囲まれて、育まれてきた彼女は駆ける。
その目的は大切な人の為。大切な人達の為に。
術式という技術が存在し、神魔や霊獣、怪物などを
始めとする『超越者』が数多ある幻想世界で、冒険者となった幼い少女は、どう生きるのか。これは、そんな日常の物語。
数多の勇気と優しさにより、一時の平穏が齎された大陸で、彼女は何を見て、何をを望むのか。これは、そんな冒険の記録。
既に不倶戴天の敵はない。だからこそ、個々が幸福を望める社会となっている。世界の脅威が去った後。生きる人々が織りなすのは、ありきたりな日々である。
世界の謎には触れないし、退けるべき災厄もなかった。
この物語は少女アンナと、彼女の大切な人達の織りなす穏やかな日常と、ささやかな冒険を綴ったもの。学術的な価値はなく、血湧き肉躍る英雄譚でもなければ、深く余韻を残し、思想に触れる様な文学でもない。ありふれた、軽い物語。
ハーメルン様にも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-13 05:49:46
202561文字
会話率:48%
新たに見つかった電波帯を使い、これまで不確かな存在だった霊体を視覚化しコンタクトに成功。
この電波帯をEG帯と呼び、霊体を自在に操る者たちをEG使いと呼んだ。
大阪で起こった巨大結界事件後、環境が激変した結界内で争うEG使いたち。
その争いに巻き込まれる主人公安倍まゆらと彼女を取り巻くデンタイや能力者、術師たちの話。
EG使い、ユキオンナ、FF、くれいじーモコの三人が高野山に眠る空海の暗殺術式の一つ、『嘘実哭怨』を狙って行動を開始する。
高野山が防衛に当たるが、ユキオンナの前に惨敗する。
しかしそこには応援として来ていたデンタイと波付、四術宗家からも水属性の上水流家の縁の者が来ていたが、それぞれの思惑が食い違い現場は混乱を招く。
ユキオンナの攻撃は抑えたものの、肝心の空海の『密秘』を修行僧である顕正に盗まれてしまう。
個々に絡み合う個人の思惑が見え隠れする中で、デンタイは『密秘』を奪還できるのか、、、?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-12 23:00:00
28896文字
会話率:17%
29年間、空気を読んで生きてきた俺の人生は、事故であっけなく幕を閉じた。
次に目を覚ましたら――“貴族の家”の赤ん坊になっていた。
ただし、評判は最悪。
「この家系、数百年“能力なし”が続いてるらしいぞ」
「落ちこぼれの家柄の坊ちゃんか
……」
……まあいいや。
俺はもう他人の顔色をうかがう人生はやめたんだ。
やりたいことしか、やらないって決めたから。
剣術、術式、芸術、料理――片っ端から気になったことを試してみる。
すると周囲がなぜかざわつき始める。
「今の動き、“天剣の残型”に似ていませんでしたか!?」
「え? “封家の流脈操作”!? 本当に使えるの!?」
――え、なんかすごいことになってない?
ただ自由に生きたいだけの俺が、なぜか“家系最強の覚醒者”と誤解され、
気づけば周囲が勝手に育ち、最強の仲間が集まりはじめていた。
“やりたいことを全力でやる”が、いつの間にか世界を変えていく、
無自覚・誤解・努力型勘違い英雄譚、ここに開幕。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-12 21:31:13
1471文字
会話率:24%
若くして突如病死してしまった主人公はとある異世界に転生する。
そこは術式と呼ばれるものが存在し各国は戦争していた。
そこで生まれた「荒葛 伏見棍」は一人の軍人として戦うことになる。
彼はどう生き、どう死ぬのか。
最終更新:2025-07-11 10:04:27
17706文字
会話率:23%