「僕は2か月後に死ぬ。そして君はその2日後、僕に殺されるんだよ」//
国境の修道院に母親と共に捨てられた、王の妾の子――王女・ヴィオレッタ。
彼女は母親が病で臥せってからは、一人で写字塔に閉じ込められるような毎日を送り、写本技師として
一生を終える覚悟をしていた。
そんなヴィオレッタの元に、近づく戦火のために修道院周辺を警護することになったという、美貌の神殿騎士が現れる。
彼は修道院に大金を積んで彼女を技師として指名し、「迫る戦いの前に、免罪符ならぬ免罪書を書いて欲しい」と依頼する。
ヴィオレッタは仕事として告解される罪を綴っていくが、偽名を使う彼が語る罪である過去は、自身と交錯していたことを知る。
そして彼の目的には、修道院の調査と、何よりヴィオレッタに自由を与えることが含まれているとも。
やがて免罪書の制作が終わりに近づいたとき、戦火が修道院に忍び寄り……。
この作品はカクヨムにも掲載しています。
お題「『君を逃がさない』系ヒーロー」で書きました中編です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-01 07:24:44
59840文字
会話率:40%
『シンデレラ・その後』の前日譚。
シンデレラ=エレノアの母と父が、いかにして出会い、娘を授かったのか。その娘がなぜ、血のつながらない家族のもとに追いやられ、酷い扱いを受けながら、幸せ(だと思われた)結婚へと至ったのか。
最終更新:2024-07-13 21:05:27
12907文字
会話率:29%
百貨店の成績優秀者で選抜されたスタークラブの7人。それぞれ水星から海王星までの惑星のニックネームを持つ。クラブの定例会議のあと、配られたチョコレートの中に毒か仕込まれ、ヴィーナスのニックネームの女性がその毒に倒れる。誰が、どうやって、何の為
に毒を仕込んだのか。
ミステリー黄金期の鬼才、アントニー・バークリーに敬意を込めて、稲森夏実の夢探偵シリーズ第3弾。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-22 19:47:42
33086文字
会話率:57%
それは愛なのか、それとも執着なのか。彼女は私に、亡き母親の面影を求め、私はそれに応える事が出来なかった。この向日葵の花束は、彼女に捧げる告解の秘跡だ。
最終更新:2024-03-14 00:00:00
1980文字
会話率:45%
若い頃、勇者として魔王を倒し、その功績により女王と結婚し、王国の共同君主となったある老王が、死に際して自らの罪を告白します。
このお話は、「あるモブキャラの半生」のスピンオフですが、どちらから読んでいただいても問題ありません。
彼の罪と
贖罪の物語を是非お聞きいただければ幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-09 06:41:51
18018文字
会話率:29%
超絶短編です。一体彼は、なにを呟いたというのでしょう。これは、あるいは業の告解だったのかもしれませんね。
最終更新:2024-02-28 16:31:10
1207文字
会話率:15%
人のものを盗んでいるような気がしてならないのです。昔から「盗んだかもしれない」「盗んだような気がする」という恐怖に、ずっと怯えて生きているのです。
最終更新:2024-01-24 07:00:00
3450文字
会話率:56%
あなたをお慕いしております。だから、あなたの心に生涯残る傷をつけたいのです。さようなら、僕の神様。
※この作品は「炎の断罪者」のシャムシェルからウリエルへのクソデカ感情の手紙です。
最終更新:2023-11-16 12:00:00
1145文字
会話率:0%
告解室にて信者の話を聞き、自身を通じて神に伝えることを仕事とする私は「姉を殺してしまった」という貴族の令嬢の告白を受ける。
しかしそれから紡がれるのは、最早懺悔ですらない、身勝手で嫉妬深い、人間の醜い側面の現れだった。
最終更新:2023-08-30 07:46:01
2435文字
会話率:6%
【それは呪いか? 願いか?】
長雨の十月、告解室と呼ばれる喫茶店<レトロ・アヴェ>。
『普通』をこよなく愛す風変わりな大学生の天神一と平凡な理系大学生の早川翔太の前に、一人の女子大生が現れる。
彼女の名は、藤枝穂乃
果。
眉目秀麗、真面目を体現しているような彼女は、天気雨の日に『狐の窓』をしてから、いつでもどこにいても雨が見えるようになったと言う。
しかし、雨を止ませることが依頼かと天神が聞けば、彼女は首を横に振った。
「私に掛けられた呪いを教えてください」
それがたった一つの藤枝の依頼だった。
彼女を呪っているのは誰か。
なぜ、彼女は呪われたのか。
彼女に掛けられた呪いとは何か。
天神に舞い込む日常の謎を解きながら、彼女の深層に潜り込む。
謎と苦悩の平凡日常ミステリー。
※作中でペットが亡くなる描写があります
<登場人物>
◼︎天神《てんじん》一《はじめ》
龍山大学の神と噂されている青年
(龍山大学人文学部二年生)
◼︎早川《はやかわ》翔太《しょうた》
天神の相棒(龍山大学理工学二年生)
◼︎藤枝《ふじえた》穂乃果《ほのか》
依頼人(龍山大学人文学部心理学科二年生)
◼︎相澤《あいざわ》悠斗《ゆうと》
早川の友人(龍山大学理工学二年生)
◼︎雨宮《あめみや》結菜《ゆいな》
天神とは中学時代の同級生、藤枝の友人
(龍山大学人文学部心理学科二年生)
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プロローグ
第一章 はじまりは雨と共に(〜8話)
第二章 空と鳥と新しき怪異(〜20話)
第三章 君想う、心は開かずの箱の中(〜32話)
第四章 長し夜に、ひらく窓(〜42話)
エピローグ
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通して読むと全てが繋がる物語
(2,000〜3,600文字/話)
投稿後も頻繁に推敲しますこと、ご容赦ください。
本作は、アルファポリスとカクヨムにも投稿しています。
▷早川との出会いはこちら↓
【草つ月、灼くる日】
https://ncode.syosetu.com/n3715hs/
▷雨宮との出会いはこちら↓
【ただ、○○○○だけなのに】
カクヨクサイト折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-12 11:00:00
117888文字
会話率:51%
龍山大学には、事件解決の神がいる。
噂を信じていなかった早川は、相談した友人に神の告解室と呼ばれる喫茶店に行くことを提案される。
気が乗らないながらも、渋々向かった先には、天神一と名乗る男がただ一人、優雅に紅茶を飲んでいた。
風変
わりな彼を前にして、早川は半ばやけくそのように、昨日起きた奇妙な、しかし、さして不思議とも言い難い出来事を話し始める… …
__________
準処女作。
本作品は、カクヨムにも投稿しています。
第44回小説推理新人賞一次選考通過(26/321)したものを、一部改稿して投稿しています。
1話あたり1,500~3,000文字。
2022/07/04~2022/07/13まで、毎朝8時に予約投稿設定済み。全10話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-13 08:00:00
24433文字
会話率:42%
山奥の旅館で起きた事件の一幕。
登場するのは、クズの犯人、クズの被害者、クズの旅館スタッフ、そして……その誰よりも最悪の探偵。
最終更新:2023-01-11 12:07:49
5377文字
会話率:72%
「私見たんだよ、司祭様」
幼馴染の諏訪が、学校の都市伝説の一つである「司祭様」を見たという。
司祭様は学校のどこかにあるという告解室にいて、そこで生徒の罪を聞き、解決するらしい。
それは老婆だったり、若い男だったりと噂はまちまちだったが、「
黒いローブを纏っている」という点だけ共通していた。
話半分に聞いていた四尾連楸だが、ある日の放課後、司祭様に出会う。
その出会いが、彼の高校生活を大きく変えることになるのだが…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-17 18:00:00
19130文字
会話率:30%
各々のエピソードは互いに関連のない独立した短編小説。
【!】出版までの間、ここに一般公開する。
最終更新:2022-06-30 06:13:23
14312文字
会話率:36%
悪役令嬢のレッテルを貼られ、内戦を経て一人異国へ落ち延びた御令嬢は主人公の妻となった。しかし所在を帝国に掴まれると村ごと虐殺されてしまう。唯一生き残った主人公は、帝国に絶対の復讐を誓うと、帝国に潜伏して秘密工作〈悪魔の囁き〉を進めるのだっ
た……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-29 15:43:06
2181文字
会話率:47%
卒業パーティでの婚約破棄。直後のプロポーズ。そしてハッピーエンド。テンプレを網羅した騒動の三十年後。
王太后となったエリシエルは懺悔室でシスターに告解する。本当はあの時何が起きていたのか、知っていたのよ、と。
最終更新:2021-12-16 14:50:02
8999文字
会話率:7%
記録的な敗戦に終わった聖地奪還の遠征行から、かろうじて生還を果たした騎士ナイゼル・アッシュマン。彼が遠い砂漠の異郷の地で体験した出来事とは……。
※カクヨムにも掲載しております
最終更新:2021-11-29 21:29:55
77929文字
会話率:37%
少年は、少女に自分の恋を告白した。
少女は、少年に自分の罪を告解した。
どこかであったかもしれないすれ違い。
誰もが救われたいのに、誰も救われないお話。
この作品は、自作「虚の告解」(https://ncode.syosetu.com/
n2798ga/)を、夢伽莉斗様のリメイク「みんなの小説を夢伽莉斗がリメイクしてみた」(https://ncode.syosetu.com/n5934es/8/)により、再編したものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-03 17:31:36
8425文字
会話率:19%
彼は彼女に告白した。
彼の一方的に募らせた感情を、理想を。
彼女は言った。
自分はそんな資格は無い、と。
ーー彼女は一体誰に許しを乞うているのだろうか。
最終更新:2020-02-09 11:31:00
5394文字
会話率:21%
既婚者と不倫を繰り返す”私”は、ある時既婚者の男に辛辣な言葉で突き放されてしまう。
最大の裏切りのようにも見えるその言葉に、”私”は自分自身の矛盾に気づき苦しむ。
”私”はなにかに凭れたい時、都合よく知り合いの”若い男”の家に転がり込む。
若い男はわけを求めない。多くも語らないし、ともすれば無関心の部類だった。
若い男と私が過ごす時間の中で、私は次第に自分の飢えと矛盾を深く見つめていくようになる。
ストーリーよりも心情の繊細な動きをポイントに書き出しています。
性的な言葉や描写が含まれます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-04 23:26:39
4135文字
会話率:13%
世界で一番の名探偵も時には苦悩を抱えることもあります。自尊心が高い彼が悩みを打ち明けることが出来るのは、彼自身が認めた相手にだけ。
例え見た目はどこから見ても不器用でのろくさい貧相な神父さんにしか見えなくても。
ホームズと並び称される名探偵
ブラウン神父。(しかしマイナー)
彼の本業はあくまでキリスト教の神父です。
名探偵の懺悔をお聞きください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-11 06:05:44
936文字
会話率:45%
声劇台本投稿第六弾。
最終更新:2021-02-18 09:05:04
2799文字
会話率:0%