カレナ・ブラックウェルは研究学園都市クモーに在籍する研究生だ。彼女は入学早々魔石の研究がしたい一心で飛び級し、魔石の研究室へと入る。彼女の目的は魔石を研究し、人々の生活を豊かにするものだ。最終目標は自分の育った地下都市キキーイルの人々が石化
状態からも元に戻すこと。そして地上の人と同じ生活を送れるようにすること。カレナは魔石以外のことに興味が薄く、研究室に籠ることが多い。時にはフィールドワークと称して近くの森に出没する魔物を討伐して魔石を調達することも多い。彼女は魔石の特性を研究し、人間が利用できるように加工していた。時には砕き、粉々にし混ぜ合わせ全く別の物を作る。元の武具に組み込んで新たな力を付与したりと様々だ。
カレナの眼は特別で魔力を視認できる。魔石に込められた魔力からどんな特性を持つかがわかる。また、魔力を持って生まれた人種(ウェネーフィカ)の魔力の流れも見ることができるため魔力の滞りから不調をきたす魔力暴走を予見できる。魔力暴走を起こしたウェネーフィカは自滅するか、廃人のようになり死同然になるため、恐れられていた。カレナは独自の技術で石に魔力を移して魔石を作ることができるが、それは相手の合意がなければできない。カレナは日々研究しながら魔力暴走を起こしそうな人を見つけては交渉していた。
魔石以外に興味のなかったカレナは休日も研究室にいた。そこに訪れたのはアラン・ウォードと名乗る侯爵家の嫡男。彼は突然カレナに「婚約が決まった」と告げた。カレナの研究成果に目を付けた魔力を持たない人間(アンスロポス)側の軍人たちが軍事利用する前にカレナをウェネーフィカ側の領、ロズイドルフ領へと囲うための政略結婚だと付け加えられる。
アランは女性たちの婚約をすべて断っており、周囲から冷酷と噂される人物だった。
困惑するカレナに出された条件はウォード家内の工房を自由に使って良いものだ。工房を貰えると聞いたカレナは婚約を承諾し、翌日にはウォード家へと引っ越すことに。
アランの妹アリス、彼の両親、使用人たちと話すうちに彼の不器用さ、素に触れていく。アランと会話を重ねていくうちにカレナの心情に変化が訪れる。
それはそうと、場所が変わろうとカレナの魔石、魔鉱物への情熱は変わらない。魔石欲しさに人助けをしたら恩人だと感謝されてカレナは困惑する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-21 06:20:00
74072文字
会話率:42%
世界にたった3人しかいないと言われる『刻渡りの魔女』――
病床の妹を救うため、すべてを懸けてその魔女のひとりに会いに行った少年ティガス。
しかし、出会った魔女――クィムサリアは、彼の想像していた魔女のイメージとは異なっていた。
従者であるサ
リュサとふたりで暮らしていたその魔女の実態は――ちょっと天然で、時々やらかす最強のポンコツ魔女。
――これは、最も不器用で、最も優しいふたりの、『さようなら』から始まる物語――
◆
「でもそこがリア様の可愛いところなんですよねぇ」
「ちょ、ちょっとサリュサ、黙っててよっ。ここはあらすじなんだから……!」
「はいはい。……それにしても、契約を結んだあの手際の良さ、お見事でしたよ?」
「でしょう? ふふっ(ドヤッ)」
「というわけで皆さん。これはそんなポンコツ魔女とイケメン?な青年が『契約』をきっかけに未来を変える物語です(棒読み)」
「だからポンコツって言わないでよおっ!(泣)」
「事実を読み上げただけです(ニヤリ)」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-20 12:43:42
60812文字
会話率:29%
世界初のVRMMORPG《デュアル・クロニクル・オンライン》の発表を目にした二人の姉妹。
物語を追い秘された設定を解き明かすことが好きな刀使いの姉、深冬こと《クレハ》。
純粋にゲームとロールプレイを楽しむ槍使いの妹、千夏こと《ジュリア
》。
そんな姉妹の降り立った舞台《幻双界》での物語を追う、もう一つの物語。
※杜若スイセン氏の『Dual Chronicle Online 〜魔剣精霊のアーカイブ〜』との設定共有作品となります。
双方合意、相談の上で設定共有を行っています。誤って通報などを行わないようお願いします。
また、なろう運営様にもご相談し、大丈夫と確認を取ってあります。
※物語の裏側や拾い切れなかった設定を補完するストーリーとなりますのでパーティを組むことが少なく、VRMMOらしく見えないかもしれません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-19 12:00:00
2009800文字
会話率:47%
余命一年と宣告されたおっさんは、未来の治療に賭け身体を北極の海で冷凍保存することに合意。
そんな彼が目覚めた世界は、男女比が著しく狂ってしまった遥か遠い未来だった。
最終更新:2025-05-18 21:00:00
454466文字
会話率:19%
あらすじ
神威中学・甲賀中学をそれぞれ卒業した鞦韆一族らや椋路寺たちは敵対中にもかかわらず同じ高校で鉢合わせとなる。
しかし球磨洋繭は自分を含む学校全員を戦争に扱う何かの計画を感じ取っていた。
繭の能力の強さを知る鞦韆一族、彼女の能力の正
体を知る椋路寺諒は彼女の能力を手掛かりにその正体の解明を進めることで一時的に休戦に合意した。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-16 21:04:44
90748文字
会話率:52%
都市は、契約でできていた。
誰が舞台に立つか、誰が報酬を得るか、誰が"自由"を語ることを許されるか――すべては紙に書かれた名と印によって決まる。
春の雨の日、一人の踊り子が劇団とともに都市にやってくる。
その名はレナ・
ド・ヴェール。
かつて誰かに名前を書かされ、自由を奪われ、踊ることすら契約で決められていた女。
彼女に渡されたのは、一枚の契約書。
それはただの許可証でも、報酬の条件でもない。
彼女が"自分の意志で"紙に名を記すことで、舞台に立つことができるという、都市の制度の裂け目に生まれた奇妙な契約だった。
「この街で、紙に名前を書いて幸せになった人を私は知らないわ」
そう呟いたレナが、果たしてその紙にサインをするのかどうか――
その一筆が、都市の空気をわずかに変えてゆく。
これは、紙の上に自由を書く物語。
そして、踊ることで"合意"の意味を問う、一人の女の短い戦いの記録。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-13 18:00:00
17389文字
会話率:16%
五歳の時にウィルソン王子に初めて出会ったカトリーナ。六歳という若さで二人は婚約をする。それから十年という時が経っても仲が睦まじいと評判の二人だった。
そんなある時、王の間でウィルソン王子から「婚約破棄をする」と宣言されたカトリーナは顔を青ざ
めて血の気のない唇でなんとか言葉を紡ぎ出した。
「ウィルソンさま、婚約破棄には合意できません」
二人の押し問答があり、なんとか二週間の猶予期間という時間をもらったカトリーナは王の間から足早に出ていったのだった⋯⋯。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-09 17:11:17
13067文字
会話率:24%
「姫君が行方不明になった!?」
ブリガンディア王国とシルヴァリオ王国という二つの国がちょっとした諍いから戦争に発展、最終的には停戦合意とあいなった。
その際に結ばれた条約で敗戦国であるシルヴァリオ王国から第四王女ソニアが半ば人質として第三
王子アルフォンスに輿入れすることになったのだが、その彼女の行方が知れなくなったという。
出迎えに来ていた若き子爵アーク・マクガインは大慌てでソニア王女の行方を追うのだが、まったく掴むことが出来ない。
街道を遡るように辿って、ついには隣国の王都にまで至るも、痕跡すら見つからず。
そしてついには隣国王都で調査を開始して、驚くべき事実に直面し、王女への同情から徐々に感情移入をし始めていく。
その先に辿り着く結果とは、果たして。
※短編にて投稿しました「人質姫が、消息を絶った。」「消息を絶っていた人質姫が、見つかった。」に加筆修正、再構成したものとなります。
この二作も含めてシリーズ化しておりますので、気になる方は小説上部にあるシリーズのリンクから辿っていただければと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-01 06:00:00
308618文字
会話率:26%
「姫君が行方不明になった!?」
とある二つの国がちょっとした諍いから戦争に発展、最終的には停戦合意とあいなった。
その際に結ばれた条約で片方の国から第四王女ソニアが半ば人質として第三王子アルフォンスに輿入れすることになったのだが、その彼女
の行方が知れなくなったという。
出迎えに来ていた若き子爵アークは大慌てでソニア王女の行方を追うのだが、まったく掴むことが出来ない。
街道を遡るように辿って、ついには隣国の王都にまで至るも、痕跡すら見つからず。
そしてついには隣国王都で調査を開始して、驚くべき事実に直面するのだった……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-06 01:24:56
14353文字
会話率:19%
ダモン・レイナーが、集合意識社会で、自分をどう隠してきたのか?を描いています。
さらに、それが、ある企みによるものであることも・・・
こうして世界は救われました。ちゃんちゃん。
キーワード:
最終更新:2025-04-16 10:07:30
38252文字
会話率:29%
『量子共鳴』は、ポストヒューマン集合意識社会を舞台にした連作短編シリーズである。各話は独立した物語でありながら、同一の世界観の中で異なる視点や状況を描き、集合意識の中で失われゆく個性、真実と欺瞞の境界線、そして孤独と繋がりの矛盾という共通テ
ーマを探求する。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-04-14 23:47:42
57299文字
会話率:38%
そこに栄光はなく、歓声もない。名誉もなければ当然、スポットライトなどもない。裏社会にかぎりなく近い世界ゆえに、日が当たる世界ですらない。
ただ、自分が闘いたいと思った相手と、挑み、合意が成立すれば、試合う。
真剣格闘士(リアル・バウター)と
呼ばれる漢達(女もいるが)のその間にあるのは、暗黙の了解のみ。
すなわち、いちいち確認などしない、始まりは突然、勝ち負けは恨みなし、一生の障害が残るようなケガをしても自己責任・・・、その最たるものは、
ルール無用、というもの。
いつ誰が、何を使って始めたのかは知らない。多くはSNS上でまことしやかに囁かれる裏格闘の世界、それが、
リアル・バウト(真剣格闘技)と呼ばれるものだった。
剣道・居合道共に五段の警備員、上村勇吾は実はアマながらキックボクサーでもある。どちらも実力には定評があり、キックではジムの会長やトレーナーからプロテスト受験を奨められてもいる。
しかし反面、その何事も手を抜かずひたむきに取り組む性格が逆に災いし、剣道界では一部の指導者たちから異端児扱いされてもいた。
しかも最近理由は不明だが、町中で、道端で、突然ケンカを売られ気味に勝負を挑まれる事が増えたことが頭痛の種である。
勇吾は知らなかったが、彼はいつの間にかいつの頃からか、リアル・バウトの世界では名を知られたリアル・バウターになっていたのだった。
ある日居合の稽古中に勇吾は、仲村有美里という女子中学生から訪問を受ける。
有美里はひと言「あなたに弟子入りしたいです」と告げるのだった。
勇吾は難色を示すが、剣の師である長沢邦章からの助言もあり、渋々ながら受け付けることにする。
25才の青年武道家と14才の少女の奇妙な師妹(してい)関係は、ここから始まったのだった。
ひたすら前向きにひたむきに、まっすぐ生きる事の素晴らしさを、一組の男女の師弟関係を通して全ての生き方に悩む人々に、届ける。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-09 20:11:03
74006文字
会話率:29%
推し活然り、趣味然り、金や時間等のコストを掛けたものは何でもそうだけれど、見返がないことはよくある。
其れで後悔するぐらいなら、最初から貢ぐなよ。
小説を書き続けて、後悔してる?
してないよ? 楽しいもの。楽しい時間に『こんなはずじゃなか
った』なんて言いたくないよ。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
昨日のプロットタイプは何方かと言えば、諭羅が言いそうな話だったと思います。
物凄い後悔。
まぁ、だから気が済むまで諭羅のターン。
すぐ終わるって。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-02 18:01:13
867文字
会話率:40%
骨董品店の店主にしては、度を越す程にお喋り。
長居されるのを嫌がる職な筈なのに、彼は例外。
そんな彼は今日も骨董品と戯れながら話をする。
『模造品もあるよ〜?』
『えっ……』
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳
御座いません。
注意事項2
偽物と模造品について知らなかったので、再度調べましたよ〜。
偽物売るのは法律で罰せられるので、注意が必要です。
※ずぶの素人発言です。悪しからず。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-06 18:20:14
1109文字
会話率:44%
付き合い始めて数ヶ月。自宅デート。
さり気なく、迫ると女は固まった。
行動を反省し、送ろうとした時の話。
溢れ落ちる、好色な言葉。
そこまで言われりゃ合意の上。
覚悟は良いか?
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら
申し訳御座いません。
注意事項2
恋愛です。R15です。
苦手な方はご注意下さい。
とっても際どい回です。より具体的な事を言うならば、
女の子が誘い文句言う回です。(ここ凄く大切)
苦手な方はご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-04 19:34:21
960文字
会話率:32%
第24条1項『婚約破棄は、両性の合意のみに基づいて成立し、決して真実の愛などにより一方的なものであってはならない』
憲法公布から45年後。
婚約破棄の為の憲法の制定から一転、今度は孫たちが婚約を結ぶ為の憲法が制定する?!
*「第24条1項〜
」を先にお読み頂くと、より楽しめます
*「タナカのタナカによるタナカのための〜」と少しリンクします
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-06 12:03:15
11903文字
会話率:34%
帝国憲法第24条1項 『婚約破棄は、両性の合意のみに基づいて成立し、決して真実の愛などによる一方的なものであってはならない』
この憲法が制定されるきっかけになったのは、とある卒業パーティーでの婚約破棄騒動を起こした貴族令息たちと、それを返り
討ちに合わせた婚約者たちだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-19 16:08:01
8854文字
会話率:20%
異世界転生した先は、「王立学園の秘密の花園」という乙女ゲームの世界。
私は、ルビア王国の公爵令嬢、ライラ・ヴィルヘルム。
王太子様の婚約者、悪役令嬢だ。
幸せな未来を掴み取るため、十歳の王太子様に、タロットカードを使って、婚約解消を提案す
る。
「ヨハネス様との未来は、何度占っても『恋人』の逆位置。私たちは、愛しあわない運命なのです」
「愛する人くらい、自分で選びたいとは思いませんか? まだヨハネス様は子供なんです。反抗して怒られたとしても、見捨てられたりはされません。許されるのは、今しかないのです。子供である今が、最後のチャンスですわ」
「自由恋愛がしたいと、一緒に訴えましょう」
彼のワガママで、ヒロインに会う前に婚約解消をさせるのが、私の目的。
婚約を破棄される前に、合意の上で解消させてやる。
でも、あれ?
おかしいな。
「恋愛の好きって感情がないのは、当たってるよ、ごめんね。でも、君としゃべるのは少し楽しくなってきた」
少しずつ、彼との距離が近づいていく。
お互いに恋心が芽生えていく。
それでも。
「ヨハネス様は、いずれ私ではない女性を好きになります。そして、結婚もできるような年齢で、私との婚約を一方的に破棄されます」
予知夢を見たから、受け入れられないと突っぱねる私。
「僕があの子に恋をするんだと君が予想したせいで、何もできない。違うと証明するまで、我慢し続けなければならない。まるで拷問だ」
信じてもらえるまで、口説き続けると言うヨハネス様。
溺愛されながら迎える、ゲームの舞台である学園生活。
ゲーム中のヒロインと、その攻略対象キャラクターたちと織り成す学園生活の中で、変化していく心。
これは、王太子ヨハネス様と転生した主人公ライラが、信じあい、愛しあうまでの純愛ストーリーです。
※前半は恋の芽生え編、後半は溺愛編です。どうか溺愛までお付きあいいただけると嬉しいです
※テーマは人生です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-06 07:02:26
362745文字
会話率:42%
自民党、公明党、日本維新の会の3党は2月25日に、「高校授業料無償化」などで合意しました。
今回はこの「高校授業料無償化」があまり少子化対策や国民目線から見ると役に立たなさそうだ。ただ単に維新の会の「実績作り」だという事について個人的
な意見をまとめてみましたのでどうぞご覧ください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-26 18:09:58
4285文字
会話率:0%
24年12月11日、自民、公明、国民民主の3党は「年収103万円の壁」を「178万円に引き上げ」することと、ガソリン税に上乗せしている旧暫定税率の廃止で一致しました。
今回はこの「年収の壁3党合意」ついて個人的な意見を述べていこうと思
いますのでよろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-13 18:02:53
3911文字
会話率:2%
都市部から7駅ほど離れた住宅街。
最寄りへの走行計算に「必死」の修飾がつく程度に遠い寂れたワンルームマンション3階。
そこに住まう、異世界帰りの元炎属性女勇者と、家電に関しての大いなる集合意識さん(コンロの付喪神)の日常。
バレンタイン短
編です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-14 23:50:19
5474文字
会話率:63%
時は大正XX年。
良家の令嬢が揃う千紫女学校へ通う宮瀬凛子は16歳。血筋だけは確かな借家暮らしの貧乏令嬢だ。
凛子は女学校では高嶺の花として下級生たちにもてはやされ、その裏では、職業婦人『新しい女』として自立するための資金稼ぎを兼ねて、密か
に少女小説家として活動している。
ある日、親類で幼馴染の美貌の財閥子息・月岡耀一が彼女に相談を持ちかけられる。
聞けば、月岡当主の謀(はかりごと)により、或る子爵令嬢との縁談が持ち上がり、これを双方合意の上で破談に持ち込みたいのだという。
耀一は幼少期から凛子に好意を抱いているが、彼女が取り合う気配はない。とはいえ相談されたからには放ってはおけず、凛子は耀一に協力する羽目になるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-08 22:40:49
37249文字
会話率:43%
人外。人から外れたもの。
化け物。怪物。
異常者。
なぜかそのものたちが、日本にいた。
そしてなぜかこの20年間で急増していた。
人が人でなくなっていったのだというと聞こえは悪いが、見た目はそれほど変わらない。せいぜい猫や犬なんかの耳が生
える程度だ。
だがそれは、日本、世界に大きな影響を与えた。
国は異常者特別対策宣言を実施、これにより異常者と発覚したものは直ちに政府に送還すると取り決められ、多くの異常者と呼ばれる者たちが連行された。
アメリカはいち早く異常者の存在に興味を示し、日米合同で異常者研究機関通称アナザーを発足した。集められた異常者たちを合意がないまま研究対象とし、人類の進歩のためと、多くの異常者が命を落とした。
だがその研究内容がある週刊誌に掲載され、あまりにも非人道的すぎるとして、世界各国から批判が起こり、日本では大規模なデモまで起こった。
その影響でアナザーは解散、当時の内閣総理大臣が辞める事態にまでなった。
その後、異常者たちの人権は復活し、普通に日常に溶け込んでいる、そんな世界でのお話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-02 17:39:44
1955文字
会話率:0%
その文明は出会うべきではなかった
その人との出会いは歓迎すべきものではなかった
これは悲しい『出会い』の物語
『特殊な部隊』と出会うことで青年にはある『宿命』がせおわされることになる
法術装甲隊ダグフェロン 第三部
遼州人の青年『神
前誠(しんぜんまこと)』は法術の新たな可能性を追求する司法局の要請により『05式広域制圧砲』と言う新兵器の実験に駆り出される。その兵器は法術の特性を生かして敵を殺傷せずにその意識を奪うと言う兵器で、対ゲリラ戦等の『特殊な部隊』と呼ばれる司法局実働部隊に適した兵器だった。
一方、遼州系第二惑星の大国『甲武』では、国家の意思決定最高機関『殿上会』が開かれようとしていた。それに出席するために殿上貴族である『特殊な部隊』の部隊長、嵯峨惟基は甲武へと向かった。
その間隙を縫ったかのように『修羅の国』と呼ばれる紛争の巣窟、ベルルカン大陸のバルキスタン共和国で行われる予定だった選挙合意を反政府勢力が破棄し機動兵器を使った大規模攻勢に打って出て停戦合意が破綻したとの報が『特殊な部隊』に届く。
この停戦合意の破棄を理由に甲武とアメリカは合同で介入を企てようとしていた。その阻止のため、神前誠以下『特殊な部隊』の面々は輸送機でバルキスタン共和国へ向かった。切り札は『05式広域鎮圧砲』とそれを操る誠。『特殊な部隊』の制式シュツルム・パンツァー05式の機動性の無さが作戦を難しいものに変える。
そんな時間との戦いの中、『特殊な部隊』を見守る影があった。
『廃帝ハド』、『ビッグブラザー』、そしてネオナチ。
誠は反政府勢力の攻勢を『05式広域鎮圧砲』を使用して止めることが出来るのか?それとも……。
SFお仕事ギャグロマン小説。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-27 10:55:06
297969文字
会話率:45%
僕には1人の姉と3人の妹が居る。
皆仲が良くて、絵に書いたような幸せな家族だった。
しかし、それは突然崩れ去った
僕はある日姉に監禁されて、犯されたのだ。
承諾があった訳でもないし合意があった訳でもない、ただただ姉の底の見えない愛に
僕は蹂躙された。
姉は僕のことを病的に愛していたんだ
姉に蹂躙され憔悴している僕を見かねた両親は遠くの学校へと僕を転校させてくれた。
しかし、酷いトラウマを植え付けられたことにより転校先でも女性に対して恐怖を抱いて止まない僕だったが、
そこには僕と同じく異性に対してトラウマを持っている女の子がいてーーー
「私は貴方しか見えない」
「お兄ちゃんを返して」
「ユウランは私のモノよ…」
「優蘭、アンタのこと…愛しているんだよ」
狂い始めた愛情が交錯する時。
物語は動き出す。
「僕と君は…愛せない…」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-08 20:00:00
169797文字
会話率:41%
人類の祖先はかって「合意点」を豊富にもっていた。音楽、舞踊といった、他者間でも理解しあえる原始的共感があった。この「合意点」は、争いごとを鎮める作用がった。これを有していた集団は栄えたがある日、この行為がないがしろにされる事象が生じた。集団
は消滅し「合意点」も失われてしまった。人類の歴史的「合意点」探究の衝動は彼らを突き動かす。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-05 09:50:26
2245文字
会話率:7%