大阪には「なみはや」という潮言葉がある。それは時代の依り代人達が、音を拾い、それぞれの時代に当てて『大阪』を呼んだ言葉の名残であり――それは現代において『浪速、浪華、浪花、難波』となっている。そして現代の大阪を「なみはや」で現すならば、浮
世の華というべき『浪華』が相応しい。
そんな浪華の夜世界で北門に鎮座する地がある。その地を人々は――『十三(じゅうそう)』と言い、その地が北門に鎮座すべき理由として、そこに鯨すらも酔う『卍楼』という酒郭がるからだと誰もが口を濡らして言った。
この物語はその卍楼を舞台に、美しき卍楼の案内人――猿渡燕(さるわたりえん)と共に四天王寺ロダンがその地で起きた事件と歴史の闇に隠された秘密を探る、ミステリーです。
*本作は『四天王寺ロダンの挨拶』(アルファポリスの第六回ホラー・ミステリー大賞にて「奨励賞」)『四天王寺ロダンの青春』(電撃大賞一次通過)しているシリーズ作品です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-10 16:21:32
60190文字
会話率:29%
『奇なる姓に妙なる名』その人は『四天王寺ロダン』。
彼はのっぽ背にちじれ毛のアフロヘアを掻きまわしながら、小さな劇団の一員として、日々懸命に舞台芸を磨いている。しかし、そんな彼には不思議とどこからか『謎』めいた話がふわりふわりと浮かんで
、彼自身ですら知らない内に『謎』へと走り出してしまう。
そんな彼がある事件で失恋をしてしまった。
その彼が原付バイクで目指したのは、山口県の彦島。そしてそこで彼はある事件を解決するが、その足を佐賀の唐津へと向かう。彼は失恋をいやすために放浪の旅に7でたのだが…、しかし、彼の行くところに、何かしらの事件が舞い込んでくる。
それは彼の個性故か、それとも優しさ故か。
四天王寺ロダンは彷徨い、放浪する。
本作はそんな四天王寺ロダンが旅先で出会った事件をまとめた短編集です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-21 22:05:02
42728文字
会話率:30%
四天王寺ロダンは秋の劇の為の脚本を書いていたが、集中力が切れてしまい、脚本のネタ切れに困った彼はファミレスの窓の外を眺めていた。彼の視線の先に映るのは高校生達。それはまだまだ記憶に手を伸ばせばあの頃の自分に声が届きそうな、そんな青春時代の
自分がいる気がした。
そんな彼等を見て思う内に昔の懐かしい友人の名が不意に出て来た。彼女の名は—―九名鎮真帆。その名を口にした時、ロダンは思い出す。ある夏の事件の事を。
そしてロダンは急ぎペンを引き寄せそれを元に脚本を書き始める。それは過ぎ去った青春時代の自分を掘り起こす作業でもあり、そして自分がほんの数年前の事も忘れてしまったという、忙しさ忙殺された自分という存在だった。
夏の事件--それは、正に大阪を震撼させた、ある事件。
そこでヤングロダンが立ち向かった事件とは。
これは四天王寺ロダンの若い青春時代を描いた青春ミステリー小説です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-16 21:35:39
163392文字
会話率:33%
心力という特殊な能力により大国の一つとして数えられてきた坤国。
そこに国のため、民のため、忠誠を誓う一人の治保官がいた。
そんなおり訪れた謎の少年との出会い。
「俺を必要とする奴はいねえ」
「お前が大事だよ」
心を閉ざした少年と癒
えない傷を抱える男。
二人はいつしかお互いを認め合っていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-07 01:13:53
20886文字
会話率:57%
高校一年生の南田叶人は正しい方法で夢を諦めた。これは彼の夢が始まってから終わるまでの話。正しい夢の諦め方なんて、きっと誰も知らない。
キーワード:
最終更新:2024-10-27 11:44:13
5567文字
会話率:47%
ーあらすじー
システム会社に勤めて7年目の鹿島友紀(かしまともき)。
会社にはなんの不満もないが、自分の人生はこのままでいいのかと考え始めていた矢先、上司から鎌倉・七里ヶ浜へ出張しないかと声をかけられる。
七里ヶ浜のゲーム会社の社長、南田
(みなみだ)さんはとても魅力的な人物で、趣味のサーフィンを一緒にしないか、と誘われる。
即断即決の南田さんに促されるように、鹿島は毎週末、サーフィンを習いに行くことになる……。
現代社会に疲れた心を癒していく湘南の風と波と人々。
もう一度子供に戻れる、大人の青春物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-28 08:00:00
31070文字
会話率:48%
姿を消していた米子が戻ってきた。新しい仲間達と共に数々のミッションに挑む米子。『夜桜』を始め、強大な敵との命を賭けた新たな戦いが始まる。日常パートも増やし、米子とミントの魅力もアップ。第1部よりスケールアップしたアクション。最強で最カワの女
子高生『米子』は拳銃を片手に今日も制服姿で戦う。SIG、ベレッタ、グロック、ガバメント、357マグナムが火を噴く銃撃戦、米子のバイクアクションに胸が高鳴る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-14 17:18:40
125945文字
会話率:70%
17歳の女子高生の沢村米子(さわむらよねこ)は名前は古風だが見た目は何処にでもいる普通の女子高生。いや、かなりカワイイ。しかし彼女は普通の女子高生とは少し違った生活を送る『アサシン』だった。アイドル並みのルックスと類まれな身体能力と頭脳を持
つ米子。組織の為に躊躇なく暗殺を行い、困難なミッションに挑む米子。相棒のミントとの絶妙なコンビネーションで数々のミッションを成功させる。そんな米子に魔の手が伸びる。社会の闇に挑む米子。過酷な世界を生き抜けるか? 女子高生による華麗なガンアクション、格闘、爆破。読みやすく、ライトで痛快なストーリー。JKアサシンの活躍に胸が躍る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-29 16:54:07
51148文字
会話率:73%
MM378の平和と第1政府の地球侵攻を食い止める為にMM378に帰った七海。七海はナナミ大尉としてレジスタンスに迎えられる。ムスファの本領を発揮して数々の戦闘で活躍するナナミ大尉。連合政府軍にも特別任務士官として従事するナナミ大尉。格闘訓練
教官として兵士達を鍛える傍ら特別任務にも臨む。ナナミ大尉は地球の食事や音楽など地球の文化をMM378に広めた。MM星人たちも地球の文化を受け入れ、一部の者は感情が芽生え始める。戦いに明け暮れるナナミ大尉はタケルへの思いが恋愛であることに気が付いた。
地球では七海を失ったタケルは失意のドン底にいたが、モデルとしての七海の存続の為に秘策を練った。MZ会は組織の中に地球征服派が誕生して分裂した。MZ会の争い巻き込まれていくタケルと佐山さやかは懸命に格闘訓練と射撃訓練に励んだ。ナナミ大尉の活躍とMZの分裂を軸に物語が動く。脳波戦と物理攻撃兵器の入り混じる壮絶な戦場での戦術と戦略。実銃の射撃にのめり込んでいく佐山さやか。戦闘色の濃いストーリーの中にホッとする日常がある。前作『私とアイドルエイリアン』の流れを継承しながらもスケールアップした物語。タケルと七海は再開できるのか、愛の行方は・・・・・・
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-18 19:44:48
349276文字
会話率:62%
僕の前の席の河上さんと山内くんは幼馴染らしい。
授業中、休み時間、昼食、常に二人は無自覚にイチャつき、ラブコメを展開している。そしてそれを半強制的に見せられる可哀そうな僕。
そんな僕は早く席替えをしてほしいと願いながらもどこか、進展
しきれない二人の仲を人知れず応援をしていた。…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-08 19:40:54
32047文字
会話率:23%
主人公は斎藤さんというおじさんと、アイアという小さいお化けと、くろふせという大きいお化けです。
準主人公に深江ちゃんというJK。
ややオムニバス。
※3月に投稿したものを章管理ミスから再投稿しております。
最終更新:2024-06-11 21:49:37
95234文字
会話率:31%
村に現れたヤンは不思議な魅力のある男だった。村の少女クエッタは彼とともにお使いに行くこととなる。
優しく面白いヤン。クエッタはそう思っていた。
※一月に投稿したものを章管理ミスから再度投稿しております
最終更新:2023-05-07 00:16:23
46317文字
会話率:32%
この物語の主人公の名前は城島キョウタ。
熱心的妹愛者(無妹)だ。
彼は不幸な一件で死んでしまい、妹を手に
異世界転生したのだ。
そう、文字通り彼は妹を手にした。
彼の妹は剣なのだ。
今ここから、最強の兄妹による異世界冒険譚が始まる
最終更新:2024-04-27 23:00:00
23541文字
会話率:61%
君は俺の世界のすべて——
(※バッドエンド注意)
最終更新:2023-12-09 20:51:56
569文字
会話率:10%
雨ニモマケズのパロディです。
雨の日は仕事行きたくないね。
雨じゃなくてもね。
■Twitterに載せたものです。
最終更新:2023-06-10 13:12:06
317文字
会話率:0%
昔から『春眠暁を覚えず』と聞くたびに思い浮かべていた二人(?)です。
ワンシーンだけで、これ以上はとくに何も構想ありません。
最終更新:2023-04-13 09:39:44
627文字
会話率:55%
祖母が営む喫茶店『喫茶こもれび』を祖母の入院をきっかけに手伝うことになった南田柚25歳。
1人訪れた店内で途方に暮れているとそこに現れたのは…。
最終更新:2023-08-23 14:26:30
22841文字
会話率:46%
『紫色の皮に黄色い斑点のついたバナナのような物体X食えってムリムリ!!』
東西南北ブラザーズ。といつの間にか揶揄られていた修学旅行の班。
そのイカれたメンバーを紹介するぜ!
主人公!――南田優斗!
不良!――西條大河!
ギャル!――北斗玲
奈!
清楚!――東雲美幸!
……ようは苗字に『東西南北』が振られている優等生二人×問題児二人組の班が、なんやかんや異世界に迷い込んでなんやかんや世界を救う、そんな聖水を探す旅に出る、読み切り作品のようにまとまった笑いあり涙ありのエンタメライトノベルです。
いまのところ毎日定期で連載中。
カクヨムのほうでも公開しています。
詳細はTwitter@Kanzuki_Akari(作者マイページのほうに直接飛べるリンク有り)より情報発信していきます。
ご感想、お待ちしております!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-21 22:05:52
108682文字
会話率:34%
南アジアの小国の国際空港で現地世話役の丸山が土岐を出迎えた。丸山はエイジアン・コンサルタンツ・インターナショナルの正規社員で土木エンジニアリングが担当だ。フィージビリティスタディに参加しているのは、土岐をのぞくと十人だ。プロジェクトマネージ
ャーが王谷、副プロジェクトマネージャーが吉川、電化エンジニア主任が松山、電化エンジニアが川野、運行エンジニアが山田、軌道エンジニアが高橋、電信エンジニアが浜田、信号エンジニアが畠山、輸送エコノミストが中井、そして土木エンジニアが丸山という布陣だ。
現地国鉄の作業所で、土岐は中井から乗客予想のレポートを受け取った。中井はかつてEUの調査会社が書いた乗客予想のレポートを下敷きに、適当に数字を加工して作業を終わらせようとしていた。プロジェクトマネージャーの王谷は定年間際で、今プロジェクトを成功させて、エイジアン・コンサルタンツ・インターナショナルの取締役就任を企てている。王谷は外務省ノンキャリアからの天下りで、権謀術数をめぐらせる極めて腹黒い男で、どこでなにをされるかわからないという。王谷には、プロジェクトを成功させたいという強い動機がある。その夜、土岐と丸山は現地国鉄の財務副部長のシュトゥーバに夕食の招待を受けた。シュトゥーバの自宅を見て貧しい生活であることがよくわかった。土岐はシュトゥーバから、公明正大な財務分析を要望された。
交通エコノミスト中井は次の仕事で東欧に去った。その作業事務所に南国バケーションスタイルの商社マン南田がやってきた。作業に必要な部品や機材は南田が勤務する巨大商社が一手に引き受けることになっている。プロジェクトが実行に移されれば、巨額の口銭が南田を経由して日本の本社に流れ込む。南田にとってこの国の駐在員であることは不本意であるが、プロジェクトにかかわる売り上げを手土産に出世することを期待している。そういう意味でプロジェクトを成功させることに強い動機が南田にはある。実際、軌道の仕様がエンジニア高橋の推す安価なバラストから南田が推奨する高価なスラブに決定された。王谷の鶴の一声だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-24 00:00:00
62199文字
会話率:48%
妖怪、幽霊、怪物。様々な呼び名を持ち、人間に忌み嫌われる存在を引き寄せてしまう体質である金欠の男、鷹取練磨(たかとりれんま)。
不幸体質のためどこへ越しても追い出され、彼が行き着いたのは心霊スポットと名高い一軒家・通称バケモノ屋敷であっ
た。
鏡の向こう側の存在でクズニート、鷺ノ宮有栖(さぎのみやありす)。
夏でも寒い雪女、南田涼芽(みなみだすずめ)。
現世と神界を行き来する狐娘、御社水鶏(みやしろくいな)。
可愛くてダメダメなバケモノたちとのラブコメ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-25 19:37:20
28463文字
会話率:60%
すでに人類は半分が死滅し人類滅亡寸前の第3次世界大戦中の日本の核シェルターが、明治に転移します。転移先で主人公南田忍がわずかに残った資機材と知力と策略で、コミュニティーを守って核戦争のない世界をめざし始めます。生命の危機、コミュニティ存続の
危機、ロストテクノロジーの危機、明治政府との戦い、列強との戦いなど数々の危機の中で、少数の21世紀人が19世紀の人々を導いていけるのか。飲み込まれるのか。この苦難の日々の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-03 06:00:00
32729文字
会話率:56%
練習作品の詰め合わせ。思いついた話を好きなだけ書く、という感じの短編集です。
内容はバラバラで、統一性も無いです。
最終更新:2020-10-04 13:39:29
7394文字
会話率:61%
【声劇台本】猫耳は偉大なり(https://ncode.syosetu.com/n5305gf/)に登場したマユとカナの話です。
若干百合っぽいかもしれませんが、百合要素は1㎜くらいしかないと思います。
最終更新:2020-09-19 18:32:28
2940文字
会話率:92%
語尾に星が付いちゃいました☆
最終更新:2020-09-11 14:29:52
939文字
会話率:100%
1947年9月、将棋は刑法で禁止された。日本将棋連盟は解体、江戸時代から続いた将棋という文化は表舞台から消えた・・はずだった。
時は令和、若者たちは再び将棋を取り戻すために立ち上がる。
伊藤和人は17歳の社会人。中学校を卒業し地元長野の
工作機械会社に就職する。
職場の親方の南田との出張で大阪に出向いた折、将棋大会(武闘会)に出場することになり…?
新聞に棋譜が掲載されることも、日曜日の朝テレビで放送されることもない、81マスでの熱い戦いを綴る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-22 23:14:44
7064文字
会話率:22%
普通にどこにでもいる若いゲイ。
彼は、発展場で演じることで
快楽を手に入れる。
ある時、
そんな暗闇で謎の男に出会い、
夢の中で人々を救済する力を手に入れる。
解決は全て夜の出来事。
基本ゲイ要素ですが、
彼と女の先輩の微妙な関係にも
ご期待ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-26 10:18:09
2908文字
会話率:0%
北海道の大学の中でも有名な大学祭を毎年開催していた翔星大学だが、ここ数年で人数も減り、規模も縮小していったため、廃れてしまった。そのことを知らず憧れで入ってしまった頼りがいのない主人公、星河未来が大学祭を華やかにしようと奮闘する。
音ゲー
一筋の地味な女の子の神崎弥生、見かけるときの大半は寝ているグータラ女の波原深雪などの同学科の仲間や、かわいいものが大好きな南田歩、鋭い目つきが怖い村田和真といった企画部の先輩と一緒に一歩を踏み出す。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-22 01:24:46
1016文字
会話率:35%
出てこない涙は苦しいから。
最終更新:2018-04-08 01:48:00
216文字
会話率:0%
あなたの近くにもいるかもしれない博士たちの話。
最終更新:2018-04-05 19:00:00
2861文字
会話率:34%
いつも思い描いていた風景から、イメージを広げてできた物語風の詩。
最終更新:2018-03-19 23:29:16
908文字
会話率:0%
何万年と続く歴史の中でも、もっとも強大な力を持つと言われた一人のエルフが、力を暴走させる事故が起きた。事故により、森が焼け、隣接していた村に影響を及ぼした。
強大な力を身に受けた村の大人は心を壊し、理性を欠いたケモノと化し、生き残った村の子
供たちは、外傷はなかったものの、力を己に宿した。
--放出された力を受け異能を授かった、人間ならざる存在になった子供たち--人は、〈黄金樹の苗〉と呼ぶ。
事故から10年後、他人の心を読む力を授かったリゼルクと、突如現れた少女フィーユが出会うことで物語は始まる。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-02 00:34:45
8122文字
会話率:28%