「今回は運が悪かったと思って諦めて。可愛そうだけど来世で頑張って」
一方的にそう告げられた男は、訳も分からないまま異世界に堕とされた。
デミトリという名の青年に転生していた男は、十七歳を迎えて間もなくとあるきっかけで前世の記憶を取り戻
す。記憶を取り戻す前から何度も死にかけ、心が折れそうになっていたが……
「なんでこんな目に合わなきゃいけないんだ?」
あまりの理不尽に、気づけば怒りが諦念を凌駕していた。
抗う事を決意した男の、呪いまみれの数奇な冒険が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-19 12:00:00
604790文字
会話率:54%
時は近未来。舞台は北海道。主演は嵯城志騎(さじょうしき)(十七歳)。ヒロインは鹿野朔良(かのさくら)(銀髪小柄な天然甘ロリ系十四歳)。副ヒロインは猫屋敷類(ねこやしきるい)(赤毛、モデルタイプの元気系十七歳)。
第二次大戦末期、北海道は
ソ連に新型爆弾を落とされ、占領された。これはソ連が崩壊せず、東西の冷戦が終結しないまま二十一世紀になった架空のオペラ。
爆心地で育った子供たちは特殊能力を有していた。それは世代を重ねるごとに能力が強くなる。希有な存在である第七世代(セプテット)の鹿野朔良(かのさくら)は化け物レベルの未来視だった。
朔良が視た未来視映像を受信できる、悪魔的な力を持った少年嵯城志騎(さじょうしき)。二人の力でソ連からの独立を果たしたのは占領から七十年後。八年前のことだった。
朔良が「自分の死ぬ未来」を視、志騎が護衛のために朔良のいる聖エーデルワイス学園へ派遣されたことから物語は動き出す。
志騎の学園生活は、時に理不尽な喧嘩をふっかけられたり、半ば本気の殺し合いを挑まれたり、本業の軍の仕事に奔走したり、と眠る間もない大忙し。
実は、朔良は重いさだめを背負っていた。朔良はいずれこの星を滅ぼしてしまう魔女だという。朔良を護るため、志騎は朔良の魔女の力の全てを背負うことになる。朔良の代わりに、人ではなくなっていくさだめの志騎。
朔良が視た「自分の死ぬ未来」を志騎は防ぐことが出来るのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-19 08:00:00
106633文字
会話率:24%
日向瑠奈、享年十七歳。人生に倦んで自ら死を選んだ彼女は、異世界の創世女神に「強大になりすぎた帝国を滅ぼして」と依頼され、グーツァ帝国に輿入れするルーナマリアへと換生した。
どうせやるなら、私の好きにさせていただいても?
せっかく得たエクスト
ラゲーム、しかも日本にいたころよりも難度アップ。
これは面白くなりそうじゃない?
サイコパスヒロインが、神の名のもとに暗躍する物語。
※完結まで火・木・土の7時10分に投稿します
※後日、カクヨム・ブログ・アルファポリスなどに転載予定
☆ネット小説大賞に参加しています。よろしくお願いします!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-19 07:10:00
40413文字
会話率:28%
とある事情を抱え、領地で人混みを避けるようにして暮らしてきた男爵令嬢モードウェン。しかし成人年齢である十七歳を迎えた貴族として、王宮ウィア・サイキに上がって国王陛下に拝謁しなければならない。従わねば叛意ありと見做されかねないため、しぶしぶ王
宮行きを決意し、拝謁をやり過ごしてとっとと帰りたいと願うモードウェンだが、彼女の「事情」を第二王子カイウスに知られてしまい……
日陰を好む霊感令嬢×無駄にきらきらした腹黒王子の、ミステリー風味の王宮恋愛譚。
※同名の作品のリメイク版です。特に18以降の流れが大きく異なります。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-06-19 00:00:00
90179文字
会話率:46%
あらすじ
十七歳。鳴瀬高校二年生の川水透は、四月のある日、道端で出会った占い師から無理矢理に占なわれることになる。その占いの結果、ある〝必然〟が六月一〇日の梅雨真っ只中に待ち受けているらしい。その必然に怯えながらも六月一〇日は案外すぐに訪
れる。その日玄関外へと妹に蹴飛ばされ、母親に威圧され、死期を感じつつ、覚悟が決まり、自分の受容力を高めることに成功する透。そんな彼の登校の最中、必然は突然に。その必然は、お菓子のオマケとおかっぱ頭の少女〝紫無月陽花〟の復讐を連れ込み、透自身の本質をさらけ出させる。そして気付く透、〝必然〟は内側にいた。自身の本質を知った透は、復讐に加担。初めは自身の負い目を理由に復讐に加担する透であったが───。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-18 19:13:42
15605文字
会話率:61%
それは、あまりにも短すぎる愛しい青春。
余命宣告されたことがきっかけで動き出した、宇佐見空の最後の恋。
私は彼に嘘をついている──。
でもね。いつの間にか本当に、好きになってしまったんだ。
十七歳、人生最後の恋をする。
初々しい青春恋愛。
最終更新:2025-06-18 01:35:49
5853文字
会話率:20%
十七歳の箱入り娘ロレッタ・リンデは、大好きな友人から“幸せになってほしい人”へ譲って繋ぐお守りを託されていた。より多くの出会いを求めて故郷のソルニア共和国を飛び出し、アルバライエン王国へ移住した彼女を待ち受けていたのは、静かで美しい森と幼い
おばけのヨハン。
十六年前にふたつの国を襲った混乱と悲劇、過去の影を背負う人々──少女とおばけは知らず張り巡らされた縁の糸をたぐり、語り継がれることのないおとぎ話を紡いでいく。
※Nolaノベルにも投稿しています。
※章完結など区切りのいいところまで感想欄は閉じておく予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-17 19:05:39
139529文字
会話率:50%
雨の匂いに違和感を覚えた十七歳の少女・ユリカは、自分の見る世界がすべて「夢」であり、現実の自分はコールドスリープされているのではないかという感覚にとらわれはじめる。
友人の声、家族のぬくもり、日常の全てが“作られた現実”に思え、やがて彼女は
世界からの「脱出」を決意する。
夢の中で幾度も現れる、眠る“本当の自分”――その姿を手がかりに、ユリカは「仮想世界」から抜け出す方法を探し始める。
旅の途中、彼女は同じように「眠り」と「目覚め」の境界を彷徨う青年と出会い、言葉を交わす。
しかし彼は告げる。「夢と現実の境界が曖昧になる頃には、もう――戻れない」と。
すべての記憶をかき集めた果てに、ユリカは“本当の自分”と再会する。
目覚めたその場所は、無機質で冷たい、仮想技術が支配する未来の研究施設だった。
だがそこには、彼女の記憶にあった「雨の匂い」も「誰かの温もり」も、もうなかった。
目覚めた世界が本当に現実なのか。
それとも、あの“夢の世界”こそが、彼女の本当の居場所だったのか――
虚構と現実の狭間で揺れる少女の、目覚めの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-16 23:56:17
1331文字
会話率:10%
冬の帳村と呼ばれる小さな村で生きる十七歳の少女──新奈は、物心付いた時から孤独な日々を過ごしていた。新奈以外の、その村で生きる人たちは、雪が降ると当日の記憶を無くしてしまうからだった。自分と話したことも、一緒に過ごした時間も、雪が降ると全
て忘れられる。そんな孤独な日々を過ごす内に、新奈はそこにあるはずのない白い部屋をみるようになる。
村の中には、この世に生まれてきたことすら親に忘れられてしまった子供達が集められている、妖精たちの庭と呼ばれる児童養護施設があり、新奈は物心付いた頃からその施設で暮らしていた。ある日を境に同じ施設で暮らす新奈の彼女である沙羅、そして友人である湊と共に、施設に対して違和感を抱くようになる。新奈達の胸の中でちいさな芽を出したそれが疑心へと移り変わった時、施設の本当の正体や新奈がみる白い部屋の存在、そしてこの村で起きていた呪いのような現象の秘密が次々と明らかになっていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-16 18:10:00
95819文字
会話率:50%
『万物の理論』の研究者・物部理一郎(四十二歳)は、大学をクビになったその日、異世界召喚され、身体も十七歳に若返った。だが、〝物理最強の勇者〟ではなく〝物理学の学者〟であることが分かると、記憶を消されて放り出されてしまう。行き倒れになる寸前、
王立アカデミアに通う少女アリアに救われ、さらに方程式で事象を改変する〝物理学魔法〟(「1ー3.物理学魔法」から登場)に目覚める。冒険者として生計を立てながら、この世の全てを記述できる方程式の完成を目指し、この大陸のどこかに存在する古文書『理の書』を追求する異世界冒険譚。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-16 12:37:41
70286文字
会話率:39%
主人公の『僕』は四十七歳――離婚後、子供に拒絶されている。そして今はキリスト教徒になって静かに暮らしている。その僕のもとに十年ぶりに離れ離れになった娘が現れた。娘はもう十四歳。そして僕に「死にたい」と訴えた。娘は学校でいじめを受けていた。父
親としての僕の、娘への思いや救済を描きます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-16 09:43:14
19033文字
会話率:30%
僕はキリスト教徒で四十七歳――視界から色彩を失った。それは十八歳の一人娘が行方不明になった日だった。警察の捜査は行き詰まり、僕は独力で娘を捜し始める。世界の果て、アイスランドのレイキャビクまで――。
最終更新:2024-04-25 14:28:06
33526文字
会話率:16%
十七歳の天一は、ある朝烏(彼にだけ人語を話す、カラスの姿の使者)が殺されるのを目撃する。その後彼は、非人間の敵対組織に捕らわれそうになるが、人間の守護星(属星)のひとりに助けられる。天一は、父親が宇宙の均衡を保つ箱のカギの管理者であり、現在
は身を隠していることを訊かされる。
天一は父親とカギを守るために、別の仲間のところに行く。だが敵に追われ、別の仲間のところに身を隠す。そこから天一は冥界に連れていかれる。冥界で天一は、父親が映画館の座席にある物を隠す夢を見る。天一は現実世界の映画館に行く。だが、天一は刺客に捕まってしまう。
天一の救出に仲間たちがくる。天一たちは脱出を試みるが、仲間の一人が魔力によって眠らされる。脱出した後、天一だけは重要なモノを受けとるために、再び別の仲間の元に戻る。
(第一部ここまで、第二部に続く)
戻った天一は、疎遠になっていた幼なじみと再会する。また、父親と姿がそっくりな自分の属星と初めて会う。天一は属星から、烏は属星の使者であり天一と彼の父親の見守り役だったこと、父親と天一は属星のかけらを身体の内に持っていること、母親が父親の補佐役だったこと、天一が次期カギの管理者候補であり幼なじみが補佐役になることなどを聞く。
管理者とその補佐役は今後長く一緒にいられないと知りながら、天一と幼なじみはわだかまりを解消して別れる。天一は、次期カギの管理者として七剣星たちに正式に任命され、再度冥界に赴く。冥界の女王によって天一たちに仕掛けられた呪いが処分される。天一は刺客が元々冥界のモノであることを知る。
その後冥界から屋敷に戻る途中で、刺客と天一は対決する。彼らは命について話した後、天一は謎の女性の声に従い、光の力で刺客を消滅させる。天一と七剣星の使者は屋敷へと戻るために冥界の川を渡る。ヒトトセと天一は、それぞれの場所で戦いが近いことを感じ、共に目を閉じる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-15 17:55:55
90724文字
会話率:36%
王旗を掲げよ 西に出彩雲
王旗を掲げよ 導きし星
二作品の続編で、王旗を掲げよの本編になります。
六種の人種と十の国で成り立つ世界。
ルクスと言う魔法のような力のある世界。
この世界の神、創聖皇に日本に隠されていた隆也は、十七歳を機にエ
リス王国に帰還した。
自らの覚醒の為に、一緒に転移してきた友人を失いながら王となった隆也は、いびつに歪んだ世界を正すために動き出す。
生きるために命を懸けて覚醒をしたアムルは、ラルク王国で印綬と同格の者として寿命のない天籍に移った。
アムルは歪んだ国を正すために、フレア女王と共に動き出す。
隆也とアムルが出会い、創聖皇の計画も動き出した。
世界は大きく揺れ始める。
様々な思いと正義を胸に、世界は生き残りを賭けて剣を手にする。
、折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-15 17:11:15
145310文字
会話率:41%
魔法のスペシャリスト
大魔法使いと呼ばれる五人のうちの一人
天才魔法使いと呼ばれた十七歳の少女
リリカは「天才魔法使い」でしか
自分を見てくれない世界と魔法に
嫌気がさし家を出ていくことに。
大魔法使いの席を返す
ため
大魔法使いの塔がある北の地へ目指し
旅をすることに。
旅の途中で仲間や色々な人に出会い
魔法に対する気持ちも変化していって・・・?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-14 20:59:30
5918文字
会話率:30%
平凡なサラリーマン生活を歩んでいた朝比奈晴人(三十七歳)だったが、幸運にも大きなプロジェクトの受注と共に昇進を果たす。だが、それも束の間、突如として不運が訪れる。なんと他人の自殺に巻き込まれてしまい死んでしまったのだ。
その後、死後の世界で
神様たちと出会った結果、何故か神様が管理する『剣と魔法の世界』に美少年のエルフとして転生することになった。ただし、その世界を管理する神様をサポートする、神様の眷族として。
その理由を詳しく聞くと、転生先となる世界に試練(というなの神様に課せられた試験)が訪れるので、神様が試練を乗り越えられるようサポートをしてほしいのだという。
異世界にたった一人送り込まれた朝比奈晴人は、エルフの美少年ハルト・アサヒナとして異世界での生活を楽しみながら、いずれ訪れるという試練を乗り越えられるよう準備を進めるのだった。
※現在、第七章まで改稿を進めています。
※ハルトムート→ハインリヒに変更、アポロニアを第七王女→第三王女に変更折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-14 13:00:00
2065498文字
会話率:47%
東洋の端に浮かぶ島国「秋津皇国」。
戦国時代の末期から海洋進出を進めてきたこの国はその後の約二〇〇年間で、北は大陸の凍土から、南は泰平洋の島々を植民地とする広大な領土を持つに至っていた。
だが、国内では産業革命が進み近代化を成し遂げる
一方、その支配体制は六大将家「六家」を中心とする諸侯が領国を支配する封建体制が敷かれ続けているという歪な形のままであった。
一方、国外では西洋列強による東洋進出が進み、皇国を取り巻く国際環境は徐々に緊張感を孕むものとなっていく。
六家の一つ、結城家の十七歳となる嫡男・景紀は、父である当主・景忠が病に倒れたため、国論が攘夷と経済振興に割れる中、結城家の政務全般を引き継ぐこととなった。
そして、彼に付き従うシキガミの少女・冬花と彼へと嫁いだ少女・宵姫。
やがて彼らは激動の時代へと呑み込まれていくこととなる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-14 12:00:00
2145891文字
会話率:36%
内乱の末、即位したアルジオス王国女王シエルリーズ・アリア・エル・アルフリーム。
弱冠十七歳の女王に従う、獣の名を冠した少年レオン。
二人を繋げているのは、幼き日の「約束」。ただそれだけのために、女王陛下の猟犬は駆ける。
最終更新:2019-08-14 11:13:06
34086文字
会話率:39%
人と動物以外にも、精霊や霊獣が住む世界。その世界の宝珠の国にある海と風の里、ニョルズに住む少年ケレスは明日、十七歳を迎えようとしていた。ずっと心に決めていた夢を叶える為、一歳から過ごしてきた孤児院を旅立とうとした矢先、孤児院は火事で焼けてし
まう。前途多難な旅立ちとなったが、孤児院での家族に支えられ、ケレスは無事、次の日、旅立つ事となり、夢を叶える旅の中で、ケレスは家族の、そして世界の嘘と秘密を次々と知る事となっていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-12 21:35:16
387260文字
会話率:34%
ふと気付いた時には、いつもの天井。
子どもたちを起こすシスターの声、五歳の身体。
それはいつも突然で、十七歳で戻ることもあれば、七歳で戻ることもある。
眠って起きたら戻っていることもあれば、ご飯を食べている時に戻ることや、水浴び
の途中で戻ることもあった。
共通しているのは、必ず五歳の時に戻ることと……絶対に十八歳になれないこと。
つまり大人になれない。私は永遠に子どものままなのだ。
「……人生に、飽きた」
五歳の幼女が急に死んだ目でそう呟いたのを見て、シスターは何を思っただろうか。
自死しても五歳に戻ってしまうことを知って絶望した私は、ある事故をキッカケに、新しい事実に気付く。
「魔力が、増えている……?」
五歳に戻る度に体力も筋力も人間関係もリセットされるのに、どうやら魔力だけは蓄積されていたらしい。
え、世界最高レベルの魔力量?
え、私が侯爵家の養女に?
え、魔塔の後継者になってほしいって?
大人になれないんだから、無理だが?
そうは思うけれど、これまでにない選択肢は悪くない。
よし、暫くは魔法でも習ってみますか。
それはそれとして。
……もう!
一体誰なの!? 何度も人生をやり直してるのは!
私を巻き込むのはやめてもらえませんかね?
※カクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-12 21:00:00
260684文字
会話率:32%
【あらすじ】
——ある日突然、家族が何者かに殺された。
寂れた神祠・八岐神社で孤児として育てられた少女【桜華】は、突如として何もかもを失った。絶望に打ちひしがれた彼女は自害を試みるが、唯一自身と共に生き残った友に止められ、生きて復讐すること
を誓う。喪失によって開いた穴を埋める方法は、仇討ち以外に見つからなかったのだ——。
※1本作は私の過去作「天ノ恋慕」の設定の一部をピックアップ、拡大改変したものです。
※2本作は基本的に一人称視点ですが、場面によって変わることがあります。視点変更の際は、本文中に下記のように表示します。
・◇◇キャラ名◇◇:そのキャラ視点
・◇◇◇:三人称視点
【主要登場人物】
〇桜華(おうか)
十七歳の少女。綺麗な桜色の長い髪を馬尾結で束ねていて、目は透き通った濃い紫色をしている。背丈は五尺四寸強。赤ん坊のころに「高祠之国(こしのくに)」の桜並木の下で拾われ、「八岐(やまた)神社」にて孤児として育った。だがある時、八岐神社は何者かの襲撃を受け、桜華は家族のように思っていた孤児仲間たちを亡くした。それ以来、報復を目標にして生きるようになる。何よりも家族や仲間という存在を大事にするが、その中でも小町に対しては並々ならぬ情を抱いている。好物は豆大福。自称、お淑やかな美少女。
〇小町(こまち)
十七歳の少女。黒曜石のような黒い髪で、長さは肩につかない程度。目は透明感のある淡い青色をしている。背丈は五尺三寸弱。赤ん坊のころに八岐神社の鳥居の前に捨てられており、孤児仲間に加わった。襲撃から生き残り、桜華と共に報復を誓う。小町もまた家族や仲間を大事にする。昔なじみの桜華のことは特別に思っているが、素直な想いを口にすることは滅多にない。好物はみたらし団子。勝ち気な性格でありながら、甘えん坊でもあるという二面性を持つ。
〇大河(たいが)
享年四十歳の男性。黒髪の散切り頭。幼少期を孤児として過ごした経験から、辛い思いをする子供が少しでも減るよう願っていた。自身が宮司を務める寂れた神社、八岐神社に孤児を集めて育てるという活動に生涯を捧げた。優れた剣の腕前を持っていたが、八岐神社襲撃の際は子供を守る責務のために敗北してしまう。愛用していた刀には、とぐろを巻いた蛇の装飾が施されている。時に優しく時に厳しく孤児たちを育てた。
※カクヨムでも連載中
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-12 18:16:51
493302文字
会話率:59%
★ざまあ作品第三弾です。
★今回のヒロインはドアマットヒロイン。
ベルチェ子爵の一人娘フローラ(愛称フロル)フロルは幼き頃、母は失くしたが外交官の父に蝶や花や大切に溺愛されてもうすぐ十七歳となる。
だがある日、春嵐の如く異国からきた三人の
親子に、フロルは地獄の底に突きおとされる。
「ヤコブは貴方の長子ですわ」と黒い目の年増女ジャンヌが自分が連れてきた息子をフロルの息子だと言い放つ。
「俺の子ではない」と父親はまっこうから反論するが、ジャンヌ親子は屋敷にそのまま居座ってしまった。
父はフロルに「絶対に私の子供ではない」と説明して調査も伴って隣国へと旅立つがその船が嵐で転覆してしまい、父は行方不明となってしまった。
悲しみに暮れるフロルに追い打ちをかけるように、ジャンヌは勝手に父親と再婚の手続きをしてしまう。更に屋敷の従者を次々と止めさせてフロルをメイドにしてしまった。
フロルの味方である乳母も、父の顧問弁護士さえ首にした。ひとりぼっちになって継母と義理姉に虐げられていくフロル。いつしか彼女は無気力になって奴隷のように継母に従属させられていった。だがある日、義姉がフロルに足をひっかけて階段から突き落とされる。フロルは腰椎骨折となり余りの痛みに耐えかねてようやく目が醒めた。
★虐げられていたドアマットヒロインが腰痛で目覚めて継母一家をざまあするお話です。★前半はヒロインが気の毒なシーンばかりですが、後半はヒロインの味方となるイケメン伯爵やその娘が登場します。★短期連載完結済みです。
★ドアマットヒロインは書きやすいので、第四弾もドアマットヒロインにしようと考案中です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-09 21:52:11
31317文字
会話率:33%