宮沢賢治(1896年~1933年)の1923年夏の北海道・樺太旅行「オホーツク挽歌行」と、「銀河鉄道の夜」との関係について考察した前回「オホーツク挽歌考」( https://ncode.syosetu.com/n6956iu/ )に続いて、
賢治についての論考の第二弾「デクノボー考」を公開します。(note にも重複投稿しています)
賢治の死の二年前、1931年11月3日の日付のある、あまりに有名な「雨ニモマケズ」で描かれた人間像「デクノボー」を巡って、モデル説のあるクリスチャン斎藤宗次郎、法華経に登場する常不軽菩薩、童話「虔十公園林」の主人公虔十、近年のヒデリ・ヒドリ論争との関連などについて計4回の連載です。今回は久しぶりに気合を入れて書いたつもりですが、尻つぼみみたいな感じになってて、なんだかなあ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-24 23:39:49
9694文字
会話率:20%
EARTHANIMAの入社1年目の新人なぎ配属された課は窓際部署の人間課コメンテーター係。彼女の新法令発言責任令が上司に採用されて彼女の仕事が大きく動き始める。彼女が求める人間像の理想は発言したことの完全遂行。
この考えは正解なのかそれとも
理想なのか?彼女の考えた新法令に狂わされる人間。彼女は人間を好きになれるのか。法令がもたらす未来とは?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-04 23:25:45
3874文字
会話率:0%
一九六七年六月二十六日、雨の月曜日、ニース空港へ向かう高速道路上で一台の乗用車が事故を起こした。乗っていたのは新進女優フランソワーズ・ドルレアックだった。彼女が乗っていたレンタカーのルノー10は黒煙をあげて激しく炎上。彼女は帰らぬ人となった
。彼女の妹はフランスを代表する女優のカトリーヌ・ドヌーブである。
実際に起こった事故を元にカトリーヌ・ドヌーブの一歳半違いの姉、フランソワーズ・ドルレアックの半生を彼女にまつわるいろいろな人物たちへのインタビューという形で浮かび上がらせた作品である。もちろん全てが事実という訳ではなく、事実と創作を融合させている。
事故を目撃したトラックドライバー、共演女優、映画監督、F1ドライバーの元ボーイフレンド、母、妹、とインタビューは進んでいくが、だんだんとフランソワーズの人間像が。性格が、女優としての苦悩がうかがい知れるような構成になっている。
そして自信をもっていたはずの作品の思わぬカンヌ映画祭での低評価と、妹との格差に思い悩んだ彼女は、教会で足の悪い肺病病みの若い画家と出会い、彼を支援することに喜びを見出す。彼、クロードはやがてフランソワーズに恋焦がれるが、彼は日に日に弱っていきついに絵筆すら握れなくなり寝込む。クロードのアパートの大家サビーヌは見かねてフランソワーズに電話をかける。だが彼女は仕事がありクロードの元にはいけなかった。彼女は仕事に穴をあけるのはプロ失格だと妹に言われ喧嘩をしてしまう。クロードはサビーヌと医者に看取られ、フランソワーズの名を呼びながら息絶えてしまう。
この作品はアルファポリス、カクヨム、ノベルアッププラスでも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-29 22:51:57
9430文字
会話率:7%
5/26「新章 旅立ち(仮)」へ突入しました!
序章「煌めき」は、辛い仕打ちの中で成長し覚醒する主人公の姿をゆっくりと描いています。人はそんなに簡単に成長できないし、いきなり能力全開の展開は作品のテーマには似合わないと思いまして。
「命
」「成長」「生きろ」がテーマのダークファンタジーです。重めの内容かなと思いますが、ちょっと変わったチート能力やバトルだけでなく、色んな人間像を個性豊かなキャラ達が勇気と涙でお届けしますのでよかったらお付き合いください。
この世界の始まりには何もなかった。
無の世界には時間や空間の概念もなく虚無としてあったが、そんな世界にもいつしか命が芽生え、闇と光が交差するこの世界には呪詛と祝福が降り注いでいた。
呪詛は、生の崩壊であり無を示し、厄災と喪失と万物の死をもたらす。
祝福は、生の継続であり有を示し、喜びと苦難と生の継続をもたらす。
そうそれは、「虚無」と「無限」のように降りそそぐ。
女主人公のちょっとおちゃめで小柄な16歳の修道女ルナ〈Sister RNA〉。2年前に女修道院に拾われて最近シスターに昇格した。神に仕える者として生活を送っていたが、ある事件により大切な人を奪われ、ルナもこれにより生死の狭間に落ちたが運命との出会いにより救われた。しかしこの未知の出会いがもたらした『神と悪魔の力』は世界に祝福と破壊をもたらすものだった。
ルナは残酷な世界の事実を体験する事で、その在り方に驚き、嘆き、苦しみ、いつしか呪っていた自分に気づき、敬虔なシスターの筈だった自分の心にも神と悪魔がいる事を自覚したルナはひどく心を病んだが、優しさや愛が彼女の心を癒していった。立ち直ったルナは、『神と悪魔の力』を奪われた人を取り返す為に使う事を決意する。
そしてそれは、この異世界の始まりと永らく続く光と闇の戦いを解き明かす旅でもあった。
5/21 タイトルを一部変更しました。
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折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-11 10:29:48
147775文字
会話率:42%
浦島太郎を、よくいる人間像と、よくある疑問を織り交ぜてリメイクした物語です。
最終更新:2019-07-19 20:00:00
2823文字
会話率:47%
残りは明日投稿します。ドストエフスキーについて。
キーワード:
最終更新:2018-11-04 20:00:00
10444文字
会話率:3%
連載ものです。全くもったありきたりの日常ものです。日常的なものを特殊化することに小説の面白さがあると思います。同人誌でボツにされた作品ですがここに生かしたいと思います。得意分野は純文学ではありませんが、大衆文学に比べてマイナーな純文学にはダ
イヤモンドのような美しさがあると思います。この《はすっぱ八面六臂》はユーモアも交えていますが決して非日常的なものではありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-03 13:15:09
3994文字
会話率:5%
毎日ひたすら詩を書く。小難しい詩の技巧とかわかんないから。人は必ず何かを思うし何かを壊してる。今のところ(2016年12月現在)5人ぐらいいる読者さんに感謝しながら楽しく詩を書いてます。
短編小説の練習を始める予定があったり。そろそろ短編集
として連載枠で載せるかな。と言っても一個も書いてないけど。方式としては乱数で詩を取り出してキャラクターを作って人間像をより具体的にできればいいな。そっちは随時改作をしていこうと思います。ついでに次からの詩集も連絡なしで改作する予定です。
感想募集中。詩のアイディアも募集してます。メッセージを送ってくれれば合作もできます。
読むときは最新作から読んでもらえると良い作品と巡り会いやすいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-03 20:16:13
115543文字
会話率:9%
夏の終わりのある日、寮の一室で少女が殺害された。
それに感化された様に明るみになる真実と思い。
三人の主人公は繰り返す決断を胸にどこへ向かうのだろうか。
最終更新:2016-12-31 14:22:01
102825文字
会話率:51%
異世界に行かなくとも波乱万丈、
見渡す限りの土地が自宅であった、神社の第2子が変転と流転
大切な人との別れを経験しながら過ごす波乱万丈の人生模様。
ブログ「夏隣桃の陽だまり散歩道(http://moerukaze.blog85.fc2.co
m/)」でも掲載。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-01-07 13:08:21
27900文字
会話率:4%
身勝手にも家族を捨てて出て行った父親。
諦めていたその10年後に、偶然にも父の生存を聴かされた兄弟。
兄、強志と、弟、高志の家出同然の冒険旅行が始まった。憎むべき父親を追う兄弟に、様々な人間模様が舞い降りる。
父親の起こした悪行秘話―――。
それに挑む息子たちの覚悟。
憎しみを超えた愛情の行き先は、果たして――――――。
昭和の歌謡史に踏み込んだ背景には、懐かしくも淡い刹那さが漂う。
昭和30年代の荒々しさと、そこに生きる精一杯の人間像には、逞しさとは別格の哀愁をも感じるしかなかった。
昭和歌謡よ、ようこそ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-10-22 23:20:45
315526文字
会話率:68%
斎[いつき]という人間像を使い
一つの物語を作ってみました
完全なノンフィクションではありません
しかしながら
完全なフィクションとも言えません
現実と非現実の狭間にある
斎という存在を物語にすると
こんな感じになります
どこまでが現実で
どこまでが非現実なのか
それは、ご想像にお任せします(笑)
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2014-04-26 12:25:25
967文字
会話率:0%
元気のないあなたへ。わたしはずっとそばにいる。
――――――偶数回は暗いです。それでもい
いという方はどうぞ。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2013-03-23 02:04:29
4636文字
会話率:7%
人間は絶望する。絶望は人をどうする?なぜ絶望する?救いはないのか?そんな話。
最終更新:2012-12-07 01:13:42
1508文字
会話率:0%
川島先輩は、学内でも有名な先輩だ。薬学部の学生とは思えぬような実力の持ち主である。学問的なことでは、先生方とも平気でやりあうような人だ。また、彼の性格はあまり人に好かれるような性格ではなく、かなり冷たい印象を受ける。しかし、ある時、彼の性
格が一変。人間味のある、面白い先輩になってしまった。
だが、さらに驚くことがあった。実は、以前は、明るく面白い人柄だったらしい。何で、性格が変わってしまったのかを僕はこの話の中で探っていく。そして、ついにその理由が明らかになる。
川島先輩を通じて、薬学部の世界を描いている。薬学部ってどういうところなのかも知ることができる。薬学の世界に生きる人間像を学生の視点で表現している。また、途中より出てくる阿修羅像がどう関係してくるのかが非常に興味深い。
ラストは、川島先輩の将来についてである。彼は、これからどうなるのか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-02-20 23:05:56
3752文字
会話率:23%