これは、
かつてトップVtuberとして名を馳せた私は、ある日突然、異世界の悪役令嬢「アイリス・フォン・エルディア」として転生してしまった。しかも、最強スキル《星輝の支配者》を持って――!
婚約者には「真実の愛を見つけた」と婚約破棄さ
れ、冒険者パーティからも追放され、まさに人生どん底……かと思いきや、スキルの力でなんでもできる?
「もう、王都なんてこりごり!」
そう決意した私は、辺境の田舎町でスローライフを始めることに。畑を耕し、魔物を狩りながら、のんびりとした第二の人生を満喫中。
しかし、かつて私を見下した者たちが次々と「助けてください!」と訪ねてくるようになり……?
情報量が多くて訳わかんない?私もだよ!なんでこうなったの!?
まあ、よくわからないけど異世界でもキラキラ輝いていくよーっ!
悪役令嬢×Vtuber×異世界スローライフの、ざまぁ&癒し系ファンタジー、ここに開幕!
などという物語を書いているPVの亡者である小説家たちの物語。
PVを伸ばそうとするあまり物語はおかしな方向に!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-01 22:00:00
44335文字
会話率:51%
完全なる世界を作り出すため、3人の管理者に観測される世界。
かつて世界を乱す魔人として恐れられ、討伐の対象であったデルグレーネは、管理者達の前で新たな道を選ぶ。
調律者としての彼女の使命は、世界の調和を保つこと。しかし、彼女の心の中には、想
い人である少年の生まれ変わりを見つけるという個人的な目的があった。
その旅路は時を超え、大日帝国の一兵士、神室倫道との運命の出会いへと導く。
絆と試練、そして最後の真実。
運命の歯車が交錯する物語が今、終わりを告げる。
*「流転する太陽 〜逃亡者編〜」の続編にあたる物語ですが、本作品からでも楽しめるようにしておりますので、前作未読の方も是非お読みいただければ幸いです。
前作URL:https://ncode.syosetu.com/n2002id/
*残酷な描写がございますので苦手な方はご注意ください。
*楽しかったと思える作品になるよう努力していきますので、どうぞよろしくお願いします。
*カクヨムにて同時掲載折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-01 20:20:00
402004文字
会話率:36%
「現実は平等じゃない」という厳しい現実
それでも“絶対”を覆す意志の力と信念の走りを描く短編小説
最終更新:2025-07-01 18:48:43
1453文字
会話率:25%
星の逃亡者【ヴァン・ヴォルフィード】は、母星から脱出してから5回目の恒星間航行で、漸く【人類同胞】が遍く存在する惑星を見つけ出す。
其の惑星は限りなく故郷の母星【アース】の環境と酷似していた・・・
しかし、明確な差異として故郷の母星【
アース】とは異なり、大気中に魔力(マナ)と呼ばれるエネルギー媒体が存在し、且つ【人類同胞】は其の魔力(マナ)を活用して魔法と呼ばれる技術を使用して、文明を築いているのであった。
幾度もの文明の興亡が繰り返されて、第5期の魔法文明が興り其の影響が地方にも波及してきた最中のある王国の荒野で、異星からの来訪者【ヴァン・ヴォルフィード】は、王国に追われる三姉妹を救出する事になった。
此の物語は、そこから始まる異世界建国記である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-01 18:00:00
1274287文字
会話率:17%
幸太郎は事故で死亡した後、太陽神アマテラスから他の宇宙の太陽神アステラにトレードされる。
地上に増えすぎた亡者を『成仏』させる成仏大作戦の実行者としての『御用』を命じられた。
『仕事以外は好きに生きていい』というので、徒然なるままに異世
界を見て回ることに。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-01 11:20:00
1648086文字
会話率:18%
目が覚めたら異世界でした。そうです、よくある“トラック転生”ってやつです。
でも……何一つ歓迎ムードじゃなかった。
「貴様のスキルは……危険すぎる」
“心の声が勝手に伝わる”というふざけたスキル《オートモノローグ》を理由に、俺は転生3分
で牢屋にぶち込まれた。魔法理論は意味不明、常識もズレまくり、食事は謎汁。元の世界に帰る方法? ないらしい。
そんな俺を助けてくれたのは、金髪碧眼でやたらと厳しい少女・アリシア。
でも彼女もまた、この世界では「異端」とされる能力を隠して生きていた。
「あなたの声を、私はちゃんと“読める”の」
誰にも聞いてもらえなかった声を、初めて受け止めてくれた彼女。
俺たちは、逃亡者として共に旅に出ることになる。
暴かれていく世界の秘密。
「物語は“神語”によって決まっている」という不条理なルール。
その中で、俺たちは“物語の外”にいる存在――「アンテイル」に目をつけられてしまう。
逃げるか、戦うか。
選ばれる側じゃない俺に、進む方向なんてあるのか?
これは、“転生したら地獄でした”な俺と、
“世界を書き換える少女”の、
どうしようもなく不器用で、
それでも確かに繋がった、
ひとつの物語。
題名:abatbeliever
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-01 10:43:41
13683文字
会話率:59%
ダンジョンの存在する世界でクライシス・グリスは今日も迷宮に潜る。目的は軽くお小遣いを稼ぐためだ。中には自分たちのダンジョンに挑んでいる最中を配信してお金を稼ぐ者もいるが自分には無理だと諦めていた。
そんなクライシスだがダンジョンに潜っ
ている最中、モンスターを連れて逃げている人と出会う。眼の前の人からは逃げてという声とモンスターの怒号。それらを見てクライシス・グリスは逃げるのではなく前に進んで迎え撃つ。
そして響き渡る悲鳴をうるさく思いながら撃退したクライシスは呆然としている逃亡者を無視してモンスターのドロップを回収して撤退する。
「今日からあなたも配信者になりませんか!?」
「は?」
後日、モンスターから逃げていた人から配信者にならないかとスカウトされた。
最初は遠慮してたが、お金を稼げるし成績も上げれると聞いてクライシス・グリスは配信者となる決意をする。
※作者は配信活動に関して詳しくは知りません。変なところがあっても笑って流してください。
※ストックがキレるまで毎日20時に予約投稿します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-01 05:40:00
475984文字
会話率:48%
西暦20XX年、異世界より襲来した魔法を用いる先進文明『ヴィジター』との数十年に渡る全面戦争は、追い詰められた人類が開発し、最終決戦において投入した空間破壊兵器『ゲートバスター』による次元門破壊とその後発生した世界規模での時空間の崩壊という
破滅的な結末によってその幕を下ろした。
最終決戦より約100年、地上には魔法の媒体となると同時に人体に致命的な毒として作用するエーテルが充満し、それによって人を含めたあらゆる動植物は汚染されたミュータントへと変貌を遂げていた。
人であって人でなくなった者達がかつての文明の遺産を巡って覇を争い、狂暴化した魔獣や亡者が跳梁跋扈し、物理法則を無視しした異常空間『アノマリー』が無秩序に荒れ狂う魔境にあって、地下へと逃れ汚染を免れた一部の純粋人類は諦める事無く地上への復帰と文明の復興を目指して汚染された土地に挑戦を続けている。
そんな終わった後の世界に生まれて落ちた一人の男の物語。
2019/2/17 もうだいぶまえになってしまいましたがPIXIVの方は店じまいしてこっち主体にしました。
序章の用語にルビを振って読みやすくなるように編集しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-01 00:21:57
921788文字
会話率:21%
シオリは姫神に転身し、他の六人の姫神と戦うことにした。
ある日、女子高生のシオリは山中で目を覚ます。
そこで勇敢なアマン、怪力のウシツノ、博識のアカメという三匹のカエルと出会う。
魔女によればシオリは七人の姫神の一人、白姫としてこの地に降
臨したらしい。
同じく獰猛なトカゲ族の元には、女子大生のレイが黒姫として降臨していた。
姫神の力は人智を超える。
降臨した姫神を利用しようと各地で戦争が勃発。
カエル族はトカゲ族の襲撃により、あえなく滅亡してしまうのであった。
北のクァックジャード騎士団の赤き鳥タイランの助力を得て、三匹のカエルとシオリはトカゲ族、そして黒姫レイと戦うことに!
裏で暗躍する金眼の魔女オーヤ、そして火竜の力を宿す紅姫アユミの暴走!
主役級キャラ目白押しの戦略群像劇。
やがてシオリは勇猛な騎馬民族を率い、レイは亡者の群れを生み出す。
銀姫は女帝国家を統べ、紅姫はハイエルフ、藍姫は異形の戦闘怪人どもを戦線に投入する。
愛を求めた桃姫は孤独に涙し、囚われの身の金姫は終わらない磔の刑に呆然とする。
日本から転移した七人の女それぞれの生き残る方法とは。
そして〈力〉〈智慧〉〈心〉の三柱による姫神システムの真意が解き明かされるとき、人類にひとつの道標が示される。
この作品は「ノベルアップ+」にも掲載しております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 22:00:00
1403421文字
会話率:43%
前世が日本人だったことを思い出したオレは、村での地獄の日々を抜け出すために兵士に志願したが、世渡りが下手で田舎に左遷される。その村でも事件に巻き込まれ・・・
最終更新:2025-06-29 20:40:00
80172文字
会話率:15%
「大家さん、大家さん、『神曲』って知ってますか」
「誰かと思えば、ことぶき神楽さんじゃないか。そんなに慌てて、どうしたってんだい」
「いえね、その『神曲』ってぇ話を落語にしようかと思いましてね。誰かに怒られやしないかと心配なもんだから、
大家さんに聞いておこうと思いまして」
「そうだな、『神曲』と言えばダンテ・アリギエーリさんの作品ですから、ふざけるなと思うお人はいるかもしれませんな」
「ダンテさんに怒られますか」
「いや、ダンテさんは十四世紀初めのイタリアの詩人さんだから、怒られることはありませんよ。古典を愛するお人に『けしからん』と言われるかもしれないということです」
「古典を愛する人なんていますか」
「ああ、それじゃ、それ。そんなことを言ってはいかん」
「すみません、正直なもんで。怒る人はいるかもしれないが、まあ大丈夫ってことでしょうか」
「どう聞けば、そのような答えになるのか不思議ではあるが、まあ、ことぶきさんが書きたいと言うのなら、仕方あるまい」
「ありがとうございます。そんじゃ、さっそく書いてきますね。書いたら持ってきますから、読んで感想くださいよ、約束ですよ」
ことぶき神楽さん、そう言うと大家さん家を飛び出していきました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-29 11:13:55
12803文字
会話率:64%
亡者が転生の時を待つ、死後の世界。
魂の交差点、生死の境。
生者が暮らす、生前の世界。
魂は、この三つの世界を巡る。
しかし、その魂の巡りを邪魔する者がいた。
生者に取り憑き生気を奪う、悪霊。
己の怨みを晴らすために生者を生死
の境に閉じ込め殺す、怨霊。
そして、魂を捕食する黒い鎧の化け物、化穢(ばけがれ)。
化穢が効率的に魂を集めるために作り出す泥の化け物、穢憑き(けがれつき)。
そんな奴らを取り締まる、亡者のみで構成された組織が生前の世界中に存在していた。
その組織に所属する、生前の記憶がない少女、花耶は穢れの天敵とも言える能力を持つ一人である。
これは、死んだ後も魂を守る屍霊達の日常活劇。
それでは、開幕。
※これはスランプから脱出するために書いている小説です。
至らない箇所、稚拙な文章はあるかもしれませんが、あたたかい目で読んでください。
また、章ごとに六話で分けています。そのため、文字数はバラバラです。
また、私は執筆ペースが遅いので、一週間に1話くらいで投稿できるといいなぁと思っています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-29 08:00:00
511271文字
会話率:42%
【毎日更新&電撃小説大賞☆二次選考通過作】「私、絶対、魂送りできるようになるから……!」「必要ないって何度言ったらわかるんだ……っ」──奴隷の少女と孤独な剣士が巻き起こす、癒しと解放の鎮魂歌(レクイエム)。
旅の剣士アスターは、亡者に襲わ
れていた少女を助ける。剣だけでは倒せない亡者にとどめを刺す歌と踊り──通称、魂送り。少女はその魂送りを仕込まれた奴隷だった。魂送りをしてアスターの旅についていきたいと願う少女メルだったが、アスターはそれをかたくなに拒む。アスターにはある悲しい秘密があって……?
──これは奴隷の少女と、孤独な剣士が「帰る場所」を見つける物語。
(※作中に登場する歌詞は、作者本人が作詞したものを、歌手・作曲者の了解のもと使用しています。カクヨム様、NOTE様にも掲載しています)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-28 10:04:38
355557文字
会話率:33%
憲兵のリオは朝に通報を受け、公園で酔って寝ている軍人を家に帰すため声をかけたけれど、起きる気配がない。
つい、眠る軍人に故郷星の言葉で悪態をついた。
途端に軍人は跳ね起き、リオを組み倒し喉笛にナイフを押し付けた。
殺される。
そう思った時、
リオの制服で友軍と分かったらしくナイフはすぐ退けられた。「すまない。異星語が聞こえたから、つい」と笑う軍人ヴァレンタインになだめられ、お互いに端末型の名刺を交換することになった。でも、どうしてこうなった?
わけあり憲兵のリオは名刺を持て余し……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-28 05:51:08
83235文字
会話率:63%
爺さんが死んだと思ったら、地獄の門を壊したらしい。
主人公・ケント(犬頭)は、その爺さんの尻ぬぐいで門を直すために鬼に地獄へと連れていかれ、30年。
亡者たちに協力してもらって、ついに地獄の門は直り、現世に戻ってきたのだが、三日しか経ってい
なかった。
地獄で戦闘の才能はないと、悟ったケントは、『はまぐり工務店』という会社で働くことになった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-26 09:07:54
114462文字
会話率:62%
妹を亡くした大学生・岸悠生は、止まった時間の中で届かないメールを送り続けていた。
亡き妹が決めていたメールアドレスは、今は誰のものでもない——はずだった。
ある日、そのアドレスにメールが届く。返ってきたのは、「お兄ちゃん?」という一文。
最終更新:2025-06-24 23:55:39
35441文字
会話率:46%
社畜である連城珠美は、気が付くと三途の川の側に佇んでいた。自身が死んだ事を悟った珠美。
しかし、自殺なのか事故や他殺なのか覚えていない。閻魔でさえ死の真相が分からない。
自殺だと地獄行き。他殺や事故なら極楽行き。
暫定的に賽の河原での刑が言
い渡されるが、ひょんな事から閻魔の側で働く事となり……・
様々な事情を抱えた亡者や獄卒の問題を解決しながら、珠美は自身の死と向き合う。
果たして、珠美の死の真相は!?
地獄を舞台にした人間ドラマ&ファンタジー、ここに開幕!!
※地獄の分類等についてはwikipedia参照
※カクヨムでも公開しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-21 10:24:16
104734文字
会話率:50%
ブラック企業で使い潰された末に過労死した青年・ユウトは、気づけば異世界に転生していた――しかしその姿は、最弱の魔物《メタルスライム》だった。
だが、この世界での彼の運命は、転生モノの“お約束”からは外れていた。
転生後、ユウトは冒険者に何
度も何度も無慈悲に殺され、蘇生するたびに地獄のような苦しみを味わう日々が続いた。
その理由は彼の中に埋め込まれた“銀核”という謎のエネルギー核。魂の複製と蘇生を強制される装置だったのだ。
そして彼は気づく。
自分は“この世界のシステム”に組み込まれたバグのような存在――《管理者》によって監視され、因果をループさせられる呪われた魂だったのだと。
繰り返される死の果てに、ユウトの意思は変質し、意識を喪失する寸前で、魂の深淵から第二の人格《カイ》が目覚める。
カイは、ユウトの記憶と怒り、そして理性を受け継いだ“復讐者”。
彼はスライムの肉体から超進化し、記憶を喰らい力に変える異形の存在へと成長していく。
その過程で出会う仲間たち――
神の嘘に気づいた老女《ミゼルダ》、亡者を狩る傭兵《ヴァーグ》、かつてユウトを苦しめた因縁の冒険者であり贖罪者《ヴェイ》。
そして、彼らがたどり着いたのは、時空の彼方から現れた伝説の都市《メルトレイン》。
「目覚めの都」と称されながら、実際は神罰に封印された《神の墓場》だった。
そこでカイは知る。
神々ですら、《管理者》によって生み出された“プログラム”に過ぎないという真実を。
全ての魂、全ての神、そしてこの世界自体が、“観測者”たる存在によって制御されている。
ユウトは、そのシステムにとって想定外の“エラー”――つまり自由意志を持った“異分子”だったのだ。
やがて、メルトレインを襲う異変によって、カイたちは神界の中心へと導かれ、伝説の《魂の塔》を目指すことになる。
そこには、ユウトの封じられた記憶、そして世界を作り変える“鍵”があった。
だが彼らの前に立ちはだかったのは、この世界の根源的な支配者、《マスターコード》。
全知を名乗るこの存在は、すべてを観測し、未来を最適化し、意思すら書き換える“世界の設計者”だった。
激突する銀核と神核。記憶と運命の演算が交錯し、世界はついに“神の黄昏”を迎える。
――それでも、カイは立ち向かった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-20 22:05:20
16812文字
会話率:35%
顔の痣が原因で不遇な生涯を終えた令嬢オリヴィア。しかし些細な未練から成仏できず、亡者として現世を彷徨っていた。
『きっと生前に婚姻をしなかったから未練を残したに違いない』
彼女を疎む家族はそう考え、死者と生者を結ぶ奇妙な因習「冥婚」を行う。
そして彼女の釣書を拾ったのは、名家の嫡男でありながら民俗学にしか興味のない風変わりな男、クライヴだった。
彼の常識外れな行動に振り回される奇妙な「新婚生活」の中で、孤独だったオリヴィアの心に、初めて知る感情が芽生え始める。
※主人公は最初から死んでますがハッピーエンドです。
※世界観は作者の頭の中。実在の風習・歴史等とは関係ありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-20 18:41:06
41236文字
会話率:29%
あらすじ
『シルバはまだ逃げている』
---
世界には、死ねない少年がいる。
名前はシルバ。
見た目は十二歳、だが実際には何十年、あるいはそれ以上生きている。
家族を亡くし、すべての人間関係が時の流れに沈んでいくなかで
、彼だけが取り残された。
死なないというのは、祝福ではなかった。
痛みも感じ、傷も負う。飢えもする。だが、死ねない。
ただひとつ違うのは──終わりが、来ないということ。
いつからか、人は彼を「特異体」と呼び、研究対象とみなすようになった。
死なない細胞。時間に縛られない命。
その存在を巡って、ひとつの組織が暗躍するようになった。
《永劫(えいごう)》──それが組織の名前だった。
医療と再生の名のもとに、不老不死の秘密を暴き、兵器に変えようとする者たち。
追われる日々のなか、シルバはとある都市のスラムに姿を隠す。
だが、そこで出会ったのはもうひとりの逃亡者。
彼女の名前はミア。見た目は十四歳。不老ではあるが、不死ではない少女。
彼女の腕には、焼き潰された実験番号の痕が残っていた。
「あなた、死なないんでしょ?」
「……それが、どうした」
ふたりの出会いは偶然か、それとも必然か。
この世界に生まれてきた理由と、命の意味を知るために、シルバは再び走り出す。
自分の“終わり”を探しながら。
──これは、不老不死の少年と、時間を持たない少女が紡ぐ、
終わることのない命の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-17 23:30:00
10752文字
会話率:33%