父母が殿の後のももよ草百代いでませ我が来るまで 生玉部足国
(万葉集第20巻 第4326首目 防人歌 西暦755年・天平勝宝7年2月6日)
最終更新:2025-05-17 08:36:49
18567文字
会話率:45%
昭和二十五年の秋、川越女子高校の一年生だった岸田恵子は、父親に舞い込んだ再婚話のために心穏やかでない日々を送っていた。自分が反対するようなことではないと思う一方で、若くして結核で亡くなった母が気の毒に思えたのだ。恵子の悩む様子を見て取った
古文の教師、原良子は、彼女に万葉集にも出てくる夕占(ゆうけ)という占いで縁談の吉凶を占うことを提案する。良子は新任の教師なのだが、喫煙マナーの悪い初老の数学教師に金縛りのような術をかけるのを見たと言う者があり、その比類のない美貌と相まって、何か神秘的な力の持ち主ではないかという噂が生徒達の間に広まっていた。
良子にあこがれる恵子は教えられた通りに占いを行ない、町内会長が自分の持て余した愛人を恵子の父に押し付けようとしているという縁談の真相を知る。父にどうやって真相を告げたものかと悩む恵子に、良子は自分が一切波風立てずに破談にしてみせると約束するのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-13 14:23:47
21639文字
会話率:44%
奈良時代
語り手は大伴家持です。
最終更新:2024-02-04 12:08:30
120099文字
会話率:40%
時が満ちる時、時が輪を成す。時の輪を閉じて時の向こうと今の現(おつつ)を繋げよ。不可思議な言葉に導かれた香川瑞穂は、己に託された言の葉の送り先を友人とともに探していく。万葉集の歌と現代の4人が繋がった時、万葉集最大の悲恋の真実の姿が浮かび上
がる。
どうしても彼女の誤解を解きたくて書き始めました。遅々として進まないかもしれませんが、わかりにくいとかここがくどいとか、感想いただければ嬉しいです。書き直し多めになるだろうと思います。すみません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-29 00:49:43
7754文字
会話率:32%
これはある和歌から想像して作られた姉弟の物語。
「うつそみの 人にある我らや 明日よりは
二上山を 弟背と我が見む」
万葉集百六十五番より
最終更新:2024-01-27 20:10:54
913文字
会話率:18%
万葉集は現存する我が国最古の歌集。
天皇、皇后をはじめとして、皇族、貴族、宮廷官人から農民、遊行女婦、乞食者に至り、実に多様な階層の歌を収録しています。
万葉作者の総数としては、約450名。総歌数としては、4,500首を超えるほどの、膨大な
歌集。
その中から、筆者なりの選により、相聞歌を中心に、約1300年以上前の、この日本に生きた人々の、想い溢れる歌を、紹介してみたいと思います。
※カクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-24 09:00:00
497338文字
会話率:2%
素人が万葉集を勝手に超短編にしたものです。正しい解釈ではない箇所などあるかと思いますが、ご容赦ください。
最終更新:2023-03-06 00:33:19
867文字
会話率:46%
素人が万葉集を勝手に超短編にしたものなので、正しい解釈ではない箇所などあるかと思いますが、そこは十人十色だから感じ方も色々という事で、、、すみません、お許しください。(土下座)
最終更新:2022-09-26 01:55:50
1063文字
会話率:56%
素人が万葉集を勝手に超短編にしたものなので、正しい解釈ではない箇所などあるかと思いますが、そこは十人十色だから感じ方も色々という事で、、、すみません、お許しください。(土下座)
最終更新:2022-09-26 01:48:41
1195文字
会話率:57%
『スーパーヒロインズ! 霜月に参る』のあとがき(めいたもの)です。本編の前に読んでくださっても差し支えありません。
最終更新:2023-02-23 07:00:00
2590文字
会話率:76%
文芸、音楽、イラスト、コスプレ、動画投稿……
万葉集、能、軍国主義……
ややこしい論議を好むワケありの少女3人と、暇な男子高校生が結成した、なんでも創作グループ《土俗超現代クロノス》についての、センチメンタルな物語集。
人が人間臭く生き
る町で「本当の花」は咲くのだろうか。
―――――
2019年に投稿した作品の文章表現を今年らしく書き直しました。
ストーリーは以前と同じです。
更新を停止したこと以外は自信のある作品なので、今回、一人でも多くの人に読んでいただければと思います。
全六話。
先を書くかどうかは未定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-08 03:00:00
16972文字
会話率:26%
「いい創作ってどういうこと?」
文芸、音楽、イラスト、コスプレ、動画投稿……
万葉集、能、西鶴、実朝、軍国主義……
ややこしい論議を好むワケありの少女3人と、
暇で気ままな男子高校生が結成した創作グループ
《土俗超現代クロノス》についての
、
センチメンタルな物語集。
人が人間臭く生きる町で「本当の花」は咲くのだろうか。
(更新停止)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-14 12:19:54
16621文字
会話率:17%
時は奈良時代。
都が平城京にあったころの話。
廃都、藤原京の近くに住む農民の娘おてんが兄と貢納品を都に収めに行くことから始まります。
始めて見る羅城門の大きさに目を瞠り、とてつもなく広い朱雀大路に驚く少女。
そこでおてんは自分とは違う隼人(
はやと)という九州から派遣されてきた若者と出会います。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-26 20:57:41
11854文字
会話率:32%
淡(あわ)にな降(ふ)りそ
穂積皇子(ほづみのみこ)は、兄である高市皇子(たけちのみこ)の結婚式で但馬皇女(たじまのひめみこ)と出会う。
最初は兄と自分の間に割り込んできた兄嫁を疎(うと)ましく思うものの、和歌のやり取りを通して次第に惹か
れていく。
万葉集の和歌を題材にした、飛鳥時代のシリアス恋愛ものです。
▽▽▽▽▽
参考文献
但馬皇女と穂積皇子の歌について ー言寄せの世界ー 廣岡義隆
万葉の恋歌 珠名
坂上郎女の悲哀 ー女として母としてー 北島徹
他折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-12 10:53:19
10872文字
会話率:45%
【∶バルーンアートの写真を掲載中∶】
セミを、知っていますか?
セミは、日本の代表的な「鳴く虫」です。
夏の象徴のような存在で、うるさいほど大声を上げ、はかなく息絶える虫として知られています。日本人はそんなセミに、季節の情緒や『も
ののあわれ』を感じました。
□ 閑さや 岩にしみ入る 蝉の声
…… とは、もっとも有名な俳句のひとつです。
しかし、セミはよく知っているようで、まちがった知識が信じられていたり。古い日本で美しさが称えられたこと、さまざまな言葉が忘れられています。
今回、おもしろく思った日本のセミの雑学をピックアップしました(歴史と文化に偏っています)。
読めば、セミの「新鮮味のない」イメージがゆらいで、ちょっと見直したり。新たな創作のタネが見つかる、かも?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-09 18:00:00
14871文字
会話率:13%
『架空のサムライの国』がファンタジー小説や漫画に登場したとき、 ここも『ヤマト□国』? また『ミズホ○国』? と思ったことありませんか? あなたが作り手なら、和風のキャラクターや和食の島国を出すとき、独創的印象的な国名にしようと四苦八苦しま
せんか?
── このエッセイは、日本が過去に何と呼ばれていたか、他国へ何と名乗っていたか。架空国家ネタ(も)好きな趣味人が、史実、雑学とともにご紹介。『細矛千足国(くわしほこちたるくに)』、 『玉垣内国(たまかきうちのくに)』、『言霊の幸わふ国』… とは! 読むと『この国』の新たなすがたがみえてくる !!( かも⁉︎ )折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-05 20:00:00
8392文字
会話率:17%
今テレビをつければ、我が国のエンタテーンメント界はHollywood 文化の落とし子、曲顔の天下だ。義理にもいいとは評し難い女が綺麗で通っている。
遠くこれにつらなる、三十四年前にあった事件。関係者に好奇の目が集まるのを憂慮した公権力
は、当時介入をためらった。
ではしばらく、代表的な日本美人 鎌田滋子の青春時代 — 1980年代前半 — を振りかえることで、和様美の神秘に触れてみよう。 ..... 編者記 (ブラウザによって、目次等の表示され方に狂いが出るようです。なおまた、こちらは『遺書』のみの掲載ですが、Firefoxやスマートフォン等へは原文にある強調アンダーラインが正しく反映されます → http://taskey.me/stories/c06696465b8cdce78c48?lang=jp)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-09 12:25:07
236001文字
会話率:7%
続きものではないので前作を知らなくてもお読みいただけます。
今日もまでこさんにアプローチしては、サラリと軽くあしらわれるアトソン君…と思いきや、今回は何やら様子が違うようで?
「一月一日に少しでも雪が積もってれば初詣デートしてくれるっ
て事っすよね!? 絶対に雪を降らせてみせますよ!」
ミステリアスなまでこさんの過去が少しだけ明らかになる、までこさんシリーズ・正月編です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-30 19:16:48
9261文字
会話率:45%
ある日万葉研究部の元に不思議な依頼が舞い込みます。
「ミステリー同好会の先輩が出した謎を一緒に解いて欲しいんです!」
恋する少女のため、万研部部長のまでこさんは百人一首の和歌を使った巧妙な謎に挑みます。
最終更新:2020-12-02 18:21:59
18828文字
会話率:50%
万葉研究部のふたりのなにげない日常です。
「つまり『風が涼しいな、もう秋か』ってことっすか?」
「随分と豪快に情緒を削ぎ落としてくれたものだね」
どシロートな万研部員アトソン君に部長のまでこさんが和歌の楽しみ方を教えます。
※初
稿・2017年秋
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-22 09:00:00
6093文字
会話率:39%
山部赤人は天智天皇の第七皇子志貴皇子に仕える帳内(ボディーガード)。万葉集を代表する歌人が神々の力を駆使して戦ったり事件を解決したりします。
最終更新:2021-06-15 23:00:00
2156文字
会話率:43%
古代、大和の国。
神に仕える一族に生まれた双子の姉妹は一族の能力を最大に秘めていた。
少女たちは時の政権の皇子たちに愛され、寵姫としてそばに仕えるようになる。
その能力のために政権闘争に巻き込まれながら皇子たちへの愛と大和の国の平和を祈って
生きる双子の姫たちの歴史ファンタジーです。
※万葉歌人、額田王の和歌に着想を得ています。
※作品中に登場する和歌は万葉種に編纂されているものと作者オリジナルなものが混在します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-17 13:06:01
892文字
会話率:12%
萬葉集の歌から連想した現代高校生の日常生活の短編小説を添え、さらに歌の時代背景や登場人物の経歴などを解説したもの
早くに父と死に別れ我が身の才覚のみて宮廷にのし上がっていった藤原不比等と、祖父母の思いを次世代に繋ごうと奮闘する元正天皇との
確執。仏教文化が花開く天平時代、一族の命運を担う家持の苦悩と破滅を当時の若者たちの恋愛事情や兵役につく男たちの思いなどと絡めて纏めてみました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-29 08:00:00
40554文字
会話率:2%
萬葉集の歌から連想した現代高校生の日常生活の短編小説を添え、さらに歌の時代背景や登場人物の経歴などを解説したもの
最終更新:2020-07-29 08:00:00
47253文字
会話率:6%
時は1300年前。あおによしとうたわれた都・平城京にて彼らは再会した。藤原不比等の四人の男子、ご存知「藤原四子」の三男・藤原宇合。遣唐使にも選ばれた法律のエキスパート・大倭小東人(やまとのこあずまひと)。そして、数多くの歌を万葉集に残した異
色の歌人・高橋虫麻呂(たかはしのむしまろ)。身分を超えた三人の男の友情を描く。3話完結。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2020-05-17 19:48:10
4121文字
会話率:48%
玄冬のミステリーツアー!! あなたも不思議で甘酸っぱいミステリーツアーに出かけましょう。クリスマス、大晦日、正月、初詣、バレンタインデー、冬の思い出。そして、謎、秘密、不思議……。きっとあなたの心を射止める物語が見つかるはずです。
こちら
は「冬の(謎・秘密・不思議)」をテーマにした物語のアンソロジー企画になります。さまざまな作者が心をこめて、読者の皆さまに素敵な物語をお贈りいたします。どうぞ、心ゆくまでお楽しみください。
主催者 Kan
【企画のコンセプト】
指定されたキーワードの中から最低五つを使用して「冬の(謎・不思議・秘密)」のいずれかをテーマにした物語をお贈りします。
【特殊ルール】
指定されたキーワードのうち、最低五つを作中で使用しています。また参加者は作品投稿時に指定キーワードを一つずつ追加することができます。
【使用するキーワード】
・初期キーワード
クリスマス、サンタ、プレゼント、お正月、初詣、バレンタインデー、雪見、雪だるま、おでん、ちゃんこ鍋。
・追加キーワード
蕗の薹(フキノトウ)、彗星蘭、熱燗、カリスマ、温泉旅行、カラオケ、ローカル線、唐辛子、七色のコンペイトウ、er02、門松、修善寺、デデキント切断、熱いコーヒー、毒味役、スクランブル放送、新春シャンソンショー、スケート、シュクメルリ、白いゼラニウム、眼鏡っ子、インディード、三白眼、ラプラス、巫女、ハンチング、あなたも万葉集の舞台を歩きませんか?、裁判所。
※このうち、最低五つを使用しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-15 18:35:47
184442文字
会話率:40%
『令和狂い』
新元号になり、その変容よりも、令和という言葉に人々は狂っている。『万葉集』からの出典だとする、この令和に置いて、自分は、令和元年の言葉の入った小銭集めに、狂っていて、今年一杯は止みそうにないとする、小説的エッセイ。
最終更新:2019-12-30 06:33:20
412文字
会話率:25%