通常の月とは別に『セカンドムーン』と呼ばれる特殊な光を放つ六つの月が天に浮かぶ世界『ムーンレイ』――そこには『セカンドムーン』から『月光』を呼び出しその身に纏うことで超常の力を発揮する『月詠』と呼ばれる特別な存在がいた。『月詠』達は空に浮
かんだ、赤、青、緑、黄、紫、銀の月から同色の『月光』を呼び出し使役することで人間を超越し絶大な力を発揮することができた。そして国々はその力を用いて絶えず戦争を繰り返していた。
そんな世界の遠い昔、戦乱の時代。突如通常の『月詠』を超える怪物がある日現れる。その名はクロウツ。彼が『月光』を呼び出す際には、空に今まで存在していなかった七番目の黒い月が浮かび、その身には六つの月の光のどれとも違う『黒い月光』を纏っていたという。そしてその力は通常の『月光』を遥かにしのぎ、その圧倒的な強さのもとクロウツは突然世界を侵略し始めた。
『黒い月光』を纏った悪魔が現れ腕を振れば大地が割れ、剣を刺せば海が裂け、街を通れば大勢の人々が肉塊と化す、そんな地獄絵図の中で抵抗する者ももちろん現れたが意味など無かった。その後一年と経たず、たった一人によってムーンレイは崩壊寸前にまで追いやられたのである。そんな事態を重く見た各国は国の間にあったわだかまりを捨て連合軍を作りクロウツ討伐に乗り出す。
その後、大勢の犠牲の末、ヴァルファレスという一人の騎士とその仲間たちによってついにクロウツは討ち取られる。倒した後もその伝説的な強さは後世まで語り継がれたが、クロウツ亡き後は『黒い月』や『黒い月光』が現れることは二度と無く、クロウツ諸共その存在は疑問視されやがてヴァルファレスという伝説的な英雄の物語を脚色するために生まれた設定と見なされるようになっていった。『銀月のヴァルファレス』というおとぎ話の中の設定として、である。
そしてクロウツが死んだ千年後――ヴァルファレスが生まれたレギン国の王都パルテンにとある少年がやってくる。少年の名はラグナ。騎士採用試験を受けるためにやって来た彼の身には、かつて世界を滅ぼしかけた呪われた力が宿っていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-31 22:52:29
980561文字
会話率:65%
代々神によって選ばれ、魔王を倒してきた勇者。その七番目に、一人の少女が選ばれた。本人も周囲の人間も、誰もが想定していなかった少女が。そんな少女が、"最弱"の勇者として歴史に名を遺すまでの物語。
更新速度は亀とナマケモノの
中間くらいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-11 01:00:00
84231文字
会話率:42%
三人の賢者と三つの人族。万物の根源たる神気<エーテル>が存在する世界。
その欧州で。
<白い影>と呼ばれる魔物を仇と追う赤い瞳の少年ミハウは、エーテルを自在に操り、魔術・体術・錬金術の奇跡で魔物と戦う<術士>を目指すべく、若き術士候
補生を育成する全寮制の学院へ入学し、異なる人族の仲間と共に学び始める。
そんな学院生活のなか、突然目の前に現れた記憶喪失の少女コユキ。
彼女との出会いをきっかけに、ミハウの世界は急速に広がっていく。様々な出会いを果たしていくうちに、彼は遂に<白い影>の痕跡を見つけるが——。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-30 15:35:21
4820文字
会話率:20%
魔王の七番目の子は魔力を使えなかった。
弱肉強食の世界である魔界で、弱い者に居場所などないに等しかった。
「お前、俺の子にならねーか?」
魔王の城に乗り込んできた勇者の言葉が少年の人生を大きく変える。
最終更新:2023-08-28 00:02:05
10131文字
会話率:42%
ある家に言い伝えられる、『不幸な七番目』。七番目の子供を生贄として、家族とは別に生かしておけばその家は栄えるという。
※カクヨムにも掲載しています。
最終更新:2023-04-29 22:00:00
2429文字
会話率:36%
「君を愛することはない」街一番の金持ちと結婚することになったアンヌは、初夜に夫からそう告げられた。「君には手を出さない。好きなように暮らしなさい。どこに入ってもいい。でも廊下の奥の小さな部屋にだけは入ってはいけないよ」
黒ヒゲと呼ばれる夫は
、七番目の妻であるアンヌになんの興味もないようだ。
「役に立つところを見せてやるわ。そうしたら、私のこと、好きになってくれるかもしれない」めげない肉食系女子アンヌは、黒ヒゲ夫を落とすことはできるのか─。
(全7話で完結です)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-25 12:05:35
15887文字
会話率:55%
魔王の指示による魔族の侵撃は止まることを知らずに進んでいって魔王支配による混沌の世界から人々を救うべく勇者パーティーの一員として最年少メンバーとして魔王城に向けて私は、高い魔法スキルを持ちながら強大すぎる彗星魔法が故に使いこなせないでいた。
そんなとき、ギルドマスターからわたしの魔法スキルを魔王討伐の為に役立てて欲しいと一三歳という最年少で勇者パーティーに選抜されて魔王城に向けて仲間と共に旅立った。付いた二つ名は流星魔導師。それからは戦闘の援護と生活魔法を徹底して使い、紆余曲折を経て、たどり着いた魔王城。遅いくる四天王をバッサバッサと薙ぎ倒す勇者の影に隠れて援護魔法で前線には参加できないけど勇者パーティーの為に自分の役割をこなしていく。自分もパーティーの役に立ってるんだと思っていたけど玉座の間の前で勇者ユウトからい言い渡されたのは言い渡されたのは『追放』の二文字だった。「お前は無能で戦闘の役に立たない、攻撃魔法を放てば被害を出す。どうしてお前なんかが勇者パーティーに居る!お前はクビだ。」そう言われ、理不尽に勇者パーティーを追放された。
パーティーを追放されて故郷へ向けて転移したはずが、魔法の暴走で、迷宮都市セブンスウォールへと降り立ってしまう。七大迷宮都市の七番目の都市へと。そこは冒険者が闊歩する多種族が共存する街冒険者と商人の迷宮都市だった。
日も暮れ道に迷って公共の広場に腰を下ろしてこれから先、どうしよう故郷まで転移する魔力なんてもう、残ってないしと考えをいると魔女帽子に黒い魔女服を身に包んだ2つか3つくらい年上の魔女が「大丈夫?こんな時間に一人で」とが話しかけてきて、帰るところが無いと言うとあれよと言う間にわたしは魔女の屋敷に招待される。こんな怪しい人について行くか!などと拒絶すると、ここは夜な夜な人攫いが出ると言ってくる。
初めは怖かった魔女もそれよりも夜にやってくるあぶない輩の方が怖くなり魔女のお姉さんの家でお世話になることにしたのだった。マシロは旅の疲れを存分に癒し念願の平穏を手にする話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-05 17:48:26
8710文字
会話率:55%
ある日。フリーターの赤羽 晶は、嵐の日に喫茶店へと止む無く入った。
その店から勧められたコーヒーを飲んでから、唐突に赤羽の周辺で現実世界を凌駕し破壊する悪夢のような夢の侵食が始まった。
そのコーヒー豆には、現実世界を破壊し世界を我が物
としようとする南米のシャーマンによる邪悪な呪術が施されていた。
異変の中、仲間たちと共に戦いを続けることになる。
戦いを繰り返していくうちに、赤羽には他には無い力があることがわかる。
それは七番目の者へと覚醒する力。同時に太陽の力で悪夢の世界で覚醒することができる力。
夜と昼の怪物ウロボロス(メルクリウス)の蛇が現実を破壊する。
『決して死んではいけない! 生きろ!』
南米でのシャーマンとの最終戦争で勝利を掴め。
気楽なフリーターが世界を救う物語。
(注意。グロ描写とホラー要素が少しあります)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-31 16:16:18
114242文字
会話率:41%
「星のクシャミ」以降、大量の流星が観測されるとモンスターが発生するという天災「来魔(ライマ)」が起こる様になった。
未だその原因は解らないままだが、
その昔、その天災を一時的に鎮める事に成功した冒険者がいた。
その冒険者は後に勇者と讃え
られる。
それ以来、来魔が起こるとその冒険者の末裔が代々来魔封じの旅へと出る様になった。
……………………………その七番目の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-24 19:27:06
155671文字
会話率:38%
九十七番目の詩集です。(※重複投稿しています)
最終更新:2022-04-15 14:00:00
822文字
会話率:30%
八十七番目の詩集です。(※重複投稿しています)
最終更新:2022-03-22 12:00:00
683文字
会話率:64%
七十七番目の詩集です。(※重複投稿しています)
最終更新:2022-02-10 00:00:00
913文字
会話率:43%
普通の私立中学校に通う天才五人は、ある日七不思議の七番目、十分ノ一神隠しに遭う。神隠し先はまさかの異世界!天才五人は楽しい異世界ライフを送りながら七不思議の真相へと迫っていく。やがて彼らは世界一と謳われるギルドとなる____。
※すさまじ
いほどの不定期投稿です。1日~1か月のスパンで一話投稿です…。振れ幅大きくてすみません…。頻繁に章を変えると思いますがご了承ください。
読みにくい場合には感想に記入していただけるとありがたいです。また、わかりにくい点ありましたら感想等に添えてくださると訂正します。よろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-13 21:19:51
355394文字
会話率:16%
学校の七不思議のうち、七番目の不思議がなくなった。七不思議七番目の座をかけた争奪戦が始まる。
※ひだまり童話館「開館7周年記念祭」参加作品です。使用お題は「7の話」
最終更新:2022-02-22 02:00:00
4447文字
会話率:32%
小説の練習として、映画を観て、そのあらすじを書いていくという(ガバガバな)企画です。先程スパイダーマンを観てたらふと思い立って、衝動的に始めてしまいました。今後どういう展開にするかは書きながら考えていこうと思っています。ネタバレは基本するつ
もりはないのですが、人によってネタバレの基準が違うので(作者はそれで一度友達を失いました)一応保険としてつけておきます。作品の批評や考察はしませんが、余裕があれば、作者の小並感などを書くつもりです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-18 00:23:09
102761文字
会話率:8%
旅する空は夏となりサンソンくんは地上のひまわりにちょっかいをだしながら旅を続ける。そんなある日のこと。今年七番目の台風が発生し、それはサンソンくんが横切っていた町の夜空にもやってきてしまう・・・・・・町で暮らす、とある親子三人は三様の思い
を抱えながら今夜の台風七号をやり過ごす。
夏が終わるころ、サンソンくんは岬にきていた・・・・・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-25 22:00:00
34884文字
会話率:15%
ぼくは二十七番目のアルファベットになった。
アルファベットのGを粗末に扱ったために、誰にも使われない二十七番目のアルファベットになった少年の話。
※この作品はTwitter(@ojitw)・カクヨム・アルファポリス・小説家になろう・ステキブ
ンゲイ・エブリスタ・ノベルアップ+・Novelism・pixiv等に掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-27 15:34:59
3648文字
会話率:32%
衝撃的な出会いというのは、数えるに足りません。
いつまで経っても、恋することはじつに素晴らしい。
最終更新:2020-12-26 00:32:49
205文字
会話率:0%
八坂中学校に伝わる七不思議。その七番目を解決したことをきっかけに、七不思議全ての解明に躍動することになった文芸部の三人。人体爆発や事故が多発、ポルターガイスト現象が起こったり、唐突に窓が割れ、プールの水がどこからか漏れたり、物欲が湧き、絵
画の目が動く。そんな七不思議の発生する要因には八坂中学校の秘密が隠されていた。文芸部部員の新島真は嫌々ながらも、日々解決を手伝う。そんな彼の出自には、驚愕の理由があった。※誰も死なないミステリーです。※この作品はアルファポリス、エブリスタでも掲載しています。
ご意見、ご感想お待ちしております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-01 18:00:30
125943文字
会話率:78%
イタリア某所にある地、エノク。
古くからこの地はマフィアであるバートンファミリーとそのボス「アベル」が治めていた。敵対しているトラグスファミリーとの些細ないざこざはあれど大きな抗争はなく、平和な日々が続いていた。
・・・あの日までは。
多く
の部下を失ったバートンファミリーはとうとうトラグスファミリーへ戦争を仕掛ける。
幾多の妨害を乗り越え、トラグスの前にたどり着いたアベルはこの世界と自分自身の衝撃の真実を耳にする。
― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―
生まれた殺意が自分の胸に秘めた思いを増幅させた。
高鳴る鼓動が生と死の境界を曖昧にしていた。
漂う硝煙の香りが思い出す全てに霧をかけていた。
響いたのは一発の銃声。
全てが終わりを迎えた時、笑うは男か七番目の魔女か。
― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―
オリジナルボイスドラマ「ノドの地」をノベル化しようノベル化しようとずっと考えていて忘れていました。
せっかくだから、とこちらで公開させていただきます。
VDの時間の関係で泣く泣くカットした内容などもすべて執筆予定です。
また、ボイスドラマに関しては下記のURLより聞けますのでよろしければご視聴ください。
https://akremov.wixsite.com/akashic-record-tree折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-31 18:00:00
136785文字
会話率:44%
「お前の問いかけは賢人の問いかけが深遠過ぎるそれに似て、凡庸な者には解らぬのだよ」
国土は三つに割れて争う戦乱の世。
三つの国の内、益々隆盛さを増す国の王が七番目の妃を迎えたが、山に育った粗暴で愚かな姫だと人々の噂に立っていた。
最終更新:2020-10-24 14:35:59
4502文字
会話率:34%
レジスタンスの作戦後、たった一人の生き残りとして命からがら逃亡した少女は、協力者の男と出会う。協力者の機転と手引きによって、彼らはなんとか列車に乗り込んだ。
最終更新:2020-06-04 01:03:52
6090文字
会話率:0%