それは、どんな願いも叶えてくれるという、伝説の花だ。
過去に囚われし者。
よりよい未来を望むもの。
集まった者たちは伝説の花を求め、旅に出ることとなる……。
「殺人兵器」という異名を持つ「凪」の力を有する者、ロェイ。
そんな「凪」を助け
た、身寄りのない少女、フラッフィー。
「凪」の力を利用しようと近寄るお調子者、ラッシェル。
神に仕えし「聖人」であることをやめた、恋人を探す女、エリス。
花を咲かせるために存在する一族の末裔、オルガ。
不死という枷を外すため、花を咲かせたい男、サントワ。
彼らを結び付けたのは、裏の世界で名を馳せた、盗賊団の元頭ルカが経営する宿屋、アルブール。
若女将ナハスの先見(予知)によって、偶然は必然へと変わってゆく。
海を渡り、その花が咲く島へ。
彼らの願いは叶えられるのか──?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-10 17:10:00
8513文字
会話率:45%
土星の衛星タイタン。その極寒の液体メタンの湖底で、人類は未知の生命体「エリディアン」と出会う。触手を用い、振動を通じて交信する彼らは、人類とは異なる進化の道を辿り、独自の文明を築いていた。
探査機を通じた交信から始まった関係は、次第に双方の
文明を変えるものとなる。人類はエリディアンに「光」の技術を提供し、彼らは人類に自然との新たな関係性を示す。補完し合う知性の融合は、単なる接触を超えた共生の道を切り開いていく。
タイタンという異星世界で、二つの知性が交わり、互いに新たな高みを目指す物語。その過程で、人類は宇宙における自らの位置を問い直し、新たな未来を模索する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-06 22:00:00
328318文字
会話率:39%
とある大陸の辺境に、高い山と海とに囲まれた王国がある。
その地で生まれ育った人々は、幼少期から成人へと変化する中で、幼虫が蝶になるかのごとき変化を迎える。体表から繭糸を紡ぎ、身体を包み込む。そしてその中で肉体の全てを作り変え――羽化する
のだ。
蝶のごときまばゆい容色を備え、人々はその後の人生を生きてゆく。
そんな彼らを人々は「蝶の民」と呼んだ。
その――生まれ変わるような様を目の当たりにした少年レンは、その不思議に心を奪われる。自身は只人であるが故に一層、憧れを募らせてゆく。
だが十六歳になったレンが国の教育機関であるアカデミーに通うようになると、そこには蝶の民でありながら、その羽化の過程を憎む少年ファルがいた……。
相容れない考えを持った少年達は、やがて無二の友となり――、しかし「蝶の民」の性質に翻弄されてゆく。
再び出会った彼らが選ぶのは友情か、それとも新たな関係か。
これは、不思議な国を舞台に、それでも懸命に未来を模索する少年たちの物語。
ブログ(https://miyuki-sakura.hatenablog.com/)にて、先行連載中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-19 16:18:14
53593文字
会話率:41%
イヴァンは粉ひき小屋の末息子。父親が亡くなり、長男が家を継いだものの、力仕事のほとんどを押しつけられて、毎日へとへとになって暮らしている。
ついに嫌気がさしたイヴァンは、自分に似合った仕事を探すため、夜も明けきらぬうちから家を飛び出した。持
っているものは一匹の猫と、小麦でできているパンをいくらでも取り出せる魔法の袋。食べるものには困らない。
とはいえパン生活に飽きたころ、同じように家を飛び出して、自分だけの仕事を探すマリオと出会う。
マリオは金物屋の子どもで、水を入れてかき混ぜるとスープができる、魔法の鍋を持っていたが、具のないただのスープにすっかり飽きてしまっていた。
そこでふたりはお互いの物を分け合って、美味しい食事を作り上げる。そして、そのまま一緒に旅をすることに。
粉ひき小屋の子と金物屋の子、それと猫が旅を通じて未来を模索する物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-13 20:08:59
10278文字
会話率:46%
闇魔法使い(ダークウィザード)。かつて、魔王の右腕として人々を恐怖に陥れた強力な魔物。彼らは魔王が討伐され人間の時代になった今、徹底的に狩り尽くされていた。偶然、生き残った彼女は国のはずれのとある村で1人の少女と運命的な出逢いを果たす。
こ
の物語は、1人の魔物が少女と共に人と魔物の未来を模索する物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-06 20:34:32
14311文字
会話率:60%
貴族フラグを折ることには失敗したが、転生ヒロイン分だけでもばきばきに折る!必ず!!
学校入学まであと一年。「お勤め」のお相手として引き合わされた婚約者は、父友人の息子さんだった。
頭良いって聞いてるし、期待してるよ!
乙女ゲームのヒロイン像
から遠ざかるべく、あれこれ頑張っている今日このごろである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-14 13:15:17
5005文字
会話率:20%
【書籍化】本編完結済。オタクのアラサー、年齢=彼氏なし年数の私が、異世界に悪役令嬢として転生してしまった!しかも、フラグは折れない絶望的な状況だ。
パヒエン厨の私は、推しキャラのバドエン回避のために、婚約破棄を覚悟、ゲーム退場後の幸せを目指
す。しかし、退場先の先の隣国が敵国だと判明。ゲームでは見えなかった不穏な空気が漂う。
大好きキャラの幸せな世界を守りつつ、自分の未来を模索する女の子が、ちょっとずつ成長していく両片想いラブコメ。
ボーイズラブ、ガールズラブのタグは保険のためにつけておきます。
腐女子の妄想として出てくる程度で、登場人物が実際にカップルになることはありません。
R15はイジメに関する記述があるので付けました。
旧タイトル『オタクの私が転生して悪役令嬢になったせいで腐った頭と夢見る心に原作厨の己が荒ぶってる』を書籍化にあたってタイトル変更いたしました。
書籍タイトルは『転生悪役令嬢は推しのハピエンを所望す!』です。
発売中。
くわしくは一迅社文庫アイリスの公式WEBサイト↓をご確認ください。
http://www.ichijinsha.co.jp/iris/
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-10 07:34:46
210723文字
会話率:34%
●あらすじ
将棋に挫折したわたしは、ひょんなことから『ついたて将棋』なるものを知る。挫折したころは81マスを見るのも嫌だったのに、いつの間にかついたて将棋にのめりこんでいた。なんだけど、いろいろ人間関係が面倒だったり、成り行きで全国を目指
させられたりして、いろいろ面倒。はたしてわたしはどうすれば良いんだろう。どうしたいんだろう。困った困った。そんな感じ。
●キャラクター紹介
蒔稲美(まき・いなみ)…主人公。就活はマイナビでする予定。
海鵺一恵(みぬえ・いちえ)…稲美の同級生。名前の元ネタ忘れた。
茜ふく(あかね・ふく)…後輩。赤福が好き。平仮名の名前は、もっと尖った感じにしないと地の文に埋もれるなと反省中。
堀田小路(ほった・こみち)…稲美の友人(?)。なんでも鑑定団のCMを毎週欠かさず見てる。
火炉一蘿(かろ・ひとかげ)…ついたて将棋界で最強クラスの人。将来車はカローラで買う事に決めている。名前がゴテゴテすぎる。
伊井初(いい・はじめ)…ふくの幼馴染。将来車はダイハツのを買うことに決めている。
●ごあいさつ
ぐっもーにんっ☆
社会人始めました。辛いです。小説を書く時間がろくに取れないのが辛いし、休日を小説に当てると心が全く休まらないし、仕事の辛さと小説を書く辛さ焦り嫉妬もろもろの感情が集まって毎日死にたいです。最初の一か月は小説から離れてたんですけど、再び書き始めてから露骨に心に余裕がなくなり始めました。向いてないからやめろって某編集者に言われたし私もそう思います。
ということで、ついたて将棋を題材にしてみました。作中でも軽く説明を入れていますが、ついたて将棋は通常の将棋と違って、相手の駒が見えない状態で対局を行います。私は初心者もいいところですが、割と面白いです。通常の将棋が見えない未来を模索するゲームだとすれば、ついたて将棋は見えない過去を探り当てるゲームだと思います。
長編として賞に応募する予定でしたが、思ってたよりはるかに文字数が少なくてゴミ箱行きがほぼ確定なんで、ここで供養します。文字数の少ない原因は描写不足と遊び成分の足りなさだと思うのですが、なんか最近文章の書き方わかんなくなってきたし、そもそも構成自体長編に向いていなかったのかもしれないとも思うし、いろいろ迷走してモチベ下がりまくりです。誰か小説の書き方教えて。よろしくお願いします折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-09-04 00:13:47
57154文字
会話率:28%
人類は、その繁栄と引き換えに環境や他の生物を犠牲にする事で、生命の頂点に立った。
しかし、地球という生命体の一部であるはずの人類が、自らの過ちに気が付いた時には他の生命体による反抗が始まっていた。
人類と唯一互角に戦えた”獣”は、
姿形を変え最大の脅威となり、圧倒的力と数で人類を駆逐していった。
その目的は害しか生み出さない異物としての排除であり、今や激減した人類の未来は”存亡”と言う果てしない戦いを彷徨うだけだった。
海に浮かぶ何でも屋の空母アストレイアに来た新米のパイロットのジュイチは、直面する”獣”達との戦いに巻き込まれながら成長し、数々の試練を乗り越え未来を模索する。
そして、一緒に戦う事となった女性戦車指揮官のエイトは、ジュイチと同じ紋章の銃を持ち、第二の人類クリムゾンナイツの鎧にも同じ紋章があった。物語は複雑に絡み合い、謎は深まる……。
進化するのは”獣”だけじゃない……未来を手に入れるキーワードはそこにあった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-16 11:00:00
169940文字
会話率:53%
黒い髪に緑の瞳。伝説の女傭兵マウリッカの血筋にして、同じ髪と瞳を持つイリュカは14歳になっていた。マウリッカのように、女傭兵として仲間とともに最前線で戦い生きる。それを目指してきたのに。頭領ケイオンの期待はそこに無いと知った。対立し、イリュ
カは命に等しい剣を取り上げられる……。自らの未来を模索するイリュカの運命を、竪琴の音色が強く振るわせる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-03-31 12:00:16
50441文字
会話率:34%