和田龍兵は古武道の道場主。しかし齢四十になるこのたび、自分が研鑽してきた古武道が現代社会でまったく使い道の無いものだと思い知らされる。そこで友人から勧められたヴァーチャルリアリティゲーム「王国の刃」。この仮想空間で古流の技を存分に発揮してみ
ることにした。それもロクに甲冑を身に着けず、武器も木刀という無知丸出し振り。古参ゲーマーや訳知り顔のプレイヤーたちに馬鹿にされるが、それでも驚異的なキル数を積み上げてついには「災害」認定されるまでに至る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-08 08:00:00
2288191文字
会話率:39%
ルーゼン大陸屈指の軍事国家ドラグーに数多に存在するハンターギルド《ヴェンガンサ》に所属する刀使いの少年ユウキ。
固定のギルド支部には所属せず、気ままな放浪暮らし。
そんなある日ユウキはひょんな事から野盗に襲われていた魔族の少女シルメリアを
助ける事となるのだが……。
暗躍する《銀栄騎士団》《盗賊団アビリティ》、その背後に浮かび上がる謎の《組織》。
ドラグー王国エレナント州を舞台にユウキの『物語』は動き始める。
シルメリアとの邂逅───それは運命の出逢いか、はたまた彼を愛して止まない『厄介事』の幕開けか……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-16 22:54:35
249092文字
会話率:32%
ガミキのヘッポコストーリー本編から逸れた物語や主人公であるユウキの登場しない物語・別の人物の視点で描かれた物語の外伝となっております。
本編に沿った内容に関しましては前書きに『本編○○話から○○話の物語』と掲載しますのであしからず。
基本
、見なくても本編に影響はありませんが、あくまでも外伝であるので、関連性の低いキャラクター・設定・物語が展開する事があると思いますが、そちらもあしからず。
基本、投稿順はバラバラになると思うので、そちらもあしからず(極力まとめて投稿しようとは努力します)。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-13 16:15:12
31016文字
会話率:38%
若くして女社長になりバリバリ働いていた30代の主人公が
事故にあってしまい 悪役令嬢に転生してしまう。
仕事は出来るが、演技は、普通ぐらいは出来てると思ってる、残念ヘッポコ娘。そして仕事一筋で生きてきたので恋愛はお子ちゃまレベル。そんな主人
公が、色々やらかしながら生きていくお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-22 22:34:27
6109文字
会話率:17%
落ちこぼれ陰陽師の僕には彼女が居る、年がら年中肌を見せない防寒装備のお面を被った女の子が。
だが父はそれを妖怪と呼び、僕に彼女の討伐を命令する。
いったい彼女の本当の姿は何なのか、これはそんなヘッポコ陰陽師とヘンテコ妖怪が織りなす、一風変
わった青春の話だ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-27 21:26:40
3425文字
会話率:47%
平和な日本。
何の変哲もないある都市の一角。
そんな、日常のど真ん中で……かつて、異世界を恐怖のどん底に陥れた最凶の魔王が現代に復活する!
……わけもなく。
『青天目 蒼真』として現代に転生を果たした魔王は、高校デビュー
を狙う冴えない普通の高校生として青春の第一歩を踏み出そうとしていた。
しかして、その初日──憧れの高校生活に胸を躍らせる蒼真の前に現れたのは、かつて自分を討滅せしめた『勇者』の転生者!
偶然の邂逅は二人にいかな青春をもたらすのか!?
おとぼけた陰キャ系元魔王と、話を聞かないヘッポコ系残念美少女勇者の織り成す、メタあり、笑いあり、シリアスありのヘンテコ青春ラブコメファンタジー、ここに開演ッ!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-02 20:00:00
139978文字
会話率:47%
大崎怜人は幼い頃から近所の寂れた神社、快央神社を信心し通っていた。
高校一年生になり初恋をした怜人は、いつものように参拝すると、賽銭箱の様子がおかしいことに気付く。
賽銭箱の異常を不審に思う怜人だったが、ある日とてつもない光共に
見目麗しい女性が出現する。
その女性は快央神社の神で央香と名乗り、怜人の恋を成就させるために来たと言った。
胸を躍らせる怜人だったが、央香はとてつもない堕落神だった。
ガチャゲーに十六万円も使われ、怜人は遂にブチギレて央香を返却しようとするが、恋が成就しないと返せず絶望する。
央香(スーパー穀潰し)を、それでも一応神なので初恋を叶えてもらえるよう、時には協力しあい、時には罵倒しあう。
これはそんなくだらない物語である。
※気楽に読んでください。
※カクヨム様にて数話先行公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-22 18:00:00
101893文字
会話率:41%
釣りの魅力や、今まで行った釣行のおもしろ話、また『釣り』というスポーツについての個人的な意見をまとめてみました。
ちょっと偏っている意見かもしれませんが、こんな考えもあるのか・・・と思いながら読んでいただけると幸いです。
最終更新:2023-02-01 08:55:07
122721文字
会話率:12%
魔王に魔女、魔人に異世界人の造反者。4つの勢力の進攻によって滅亡寸前の世界『レゾン』。
魔の手が迫る中、召喚が下手糞なポンコツ女神は世界の命運を賭けた召喚を行うが、ものの見事に失敗に終わり、平凡なBランクの魂を持つ少年が転移召喚されてしま
った。
絶望の始まりかと思われたが、女神と少年は予想外の善戦を繰り返し、反撃の狼煙を上げるにいたる。
そしてその少年の召喚は後に伝説のパーティーの始まりと言われるようになる。
世界の命運をかけた女神の肉弾戦から始まる魂の召喚逆転ファンタジー開幕。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-11 00:16:40
37304文字
会話率:42%
どうにも首の回らないサラリーマンだったはずの俺が、
気づいたら赤ちゃんになっていた!?
この世界、空気が何となく違う感じがすると思ったら魔法が使えるみたい。
でも一般的な魔法ってのは契約のもと、決まった魔法しか使えないっていう縛りプレイも
いいとこの残念仕様だったので却下。
せっかくなら色々やってみたいじゃん?
だけど基本は水魔法しか使えないヘッポコ魔法剣士くらいの評価になるように偽装する事にしよう。
貴族の三男に生まれたみたいだけど、死んだ事にして旅に出てしまおう。
ノブレスオブリージュなんて知らんし、責任感とか見栄とか帰属意識なんてものは前世に置いてきてしまった。
名前もローガンに変え、髪も変えて、出来るだけ目立たないようにしよう。
そんな訳で、なんやかんや知り合ってしまった魔族のソフィと世界中を回ってみることにする。
どこか良い場所があればそこで落ち着くも良し、ノープランの珍道中ってやつだね。
こんな世界で偉くなったら、注目されて絶対に面倒な事になる。
だから出来るだけ大きな事件には関わらず、どこにでもいるちょっとした冒険者くらいの感じで生きていけると良いなぁ。
だけど現実はそうも上手くいかないらしい。
勇者とか、魔族とか、どうも物語の中核を担いそうな人達や事件が目の前に立ちはだかる。
どうにかこれらの面倒な問題を穏便に解決し、出来るだけ目立たないように、人々から奉られないように、評価されないようにできるのか!?
慎ましく幸せに生きていけると良いなぁ、、、折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-20 16:48:05
234101文字
会話率:40%
普段はヘッポコな受付嬢。
しかし、その受付嬢は実は国で最強の魔法師だった!?
国の平和を願う受付嬢が隣国の刺客を倒し国を平和に導く物語。
短編用に編集しました。
最終更新:2022-11-02 20:59:58
39788文字
会話率:51%
普段はヘッポコな受付嬢。
しかし、その受付嬢は実は国で最強の魔法師だった!?
国の平和を願う受付嬢が隣国の刺客を倒し国を平和に導く物語。
最終更新:2022-07-18 14:15:46
39677文字
会話率:52%
悪魔を封じた勇者として名を馳せる彼女――皆元さんが、
もういい加減にしろよと思っている彼――苗倉くんを連行し、
いっしょに謎を解決だ。――ん? 解決できるのか?
ヘッポコ探偵の彼女の推理は、どこまで的を外すのか?
いつも謎を解決する彼の方
は、うまく彼女に説明できるのか?
会話文ばっかりで「読みにくいわっ」とイライラしても、謎の解決まで、忍耐と根性の眼力でスクロールです!
基本的に1話解決の推理モノ。
しばしばラブコメる。
そんなこんなの『クライマックスシリーズ』であります。
注)『これまで』の『ネタバレ』が多量に含まれる可能性がございます。
また異世界モノではありません。1行目は嘘です。でも完全に嘘ではありません。
kwskは『ツインスタンダード』シリーズをご覧ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-21 06:42:54
131607文字
会話率:61%
クリスマスはカレシで遊ぶ予定の彼女――皆元さんが、
クリスマスは家族と過ごす予定の彼――苗倉くんに……って、あれ。
おいおい、話にならないぞ。
ヘッポコ探偵の彼女の明日は、どちらに転ぶのか?
苦労人の彼は、うまく切り抜けられるのか?
会
話文ばっかりで「しんどいっ」と疲れても、その日を終えるまで、決して挫けない熱い心で耐え抜いて。
基本的に日常系の推理モノ。
ちょいラブコメったりもする。
『ツインスタンダード』シリーズの一応クリスマス編。
コレだけ読むことも可能。
シリーズ既読の方は、深いとこまで理解可能。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-13 00:04:32
18364文字
会話率:73%
明るく元気な彼女――皆元さんが、
双子の彼――苗倉くんに突っかかり、
またまた謎を解いてゆく。え、解いてますか?
成長したヘッポコ探偵の推理は、的中か?
それを補佐する彼の心労は、大丈夫か?
会話文ばっかりで「見づらいっ」と感じても、謎の
解決まで、あと少しの我慢です!
基本的には1話解決の推理モノ。
ちょっとラヴコメったりもする。
ツインスタンダード(無印のほう)の続編ですが、ほぼネタバレないし、謎は1話で解決だし、むしろ読んでいない人はコッチ「W」から読んでみるのも面白いかもしれません。
気になったら「無印」のほうも、どうぞ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-31 09:19:12
161722文字
会話率:70%
父である魔王エクスルデイモスをソクシタケの食中毒でリタイアさせてしまった魔王の娘アルテードは人材不足の中仕方なく二代目魔王に就任した。
しかし魔王としての威厳も実力も何もかも足りない彼女の前に現れたのは細胞の欠片さえ残っていれば復活で
きる最強チート能力の勇者だった。
魔王としての威厳をかけて魔王の娘アルテードは、勇者との決戦に挑む!
……はずだったが、勇者が強すぎるのか魔王が弱すぎるのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-01 18:26:23
2964文字
会話率:39%
冒険者のリオンは弱さを理由に実の家族からパーティを追い出されてしまう。劣等感からの苛立ちを紛らわせる為に受けた依頼の先でとんでもないスキルを手に入れたが……。
ハーメルン でも
最終更新:2022-04-12 21:35:18
5016文字
会話率:36%
古代より存在する謎の建築物・塔《バベル》。人々はこの場所に夢を馳せ、同時に悪夢を晴らすべく挑む。これは英雄を夢見る少年が仲間と共に塔に挑む物語。
俺は絶対に英雄になってやる。伝説の剣に選ばれなくても、俺より才能がある奴がどれだけ居たと
しても。その道がどれだけ困難だったとしてもだ。まあ、俺には頼もしい仲間が居るから大丈夫だ。割と駄目人間だったりポンコツ魔法使いだったり世間知らずの痴女だったりするが……うん、たぶん大丈夫だろ。
王道をなるべく目指す冒険とギャグと多分少しエロのファンタジー開幕
ノベプラ ハーメルンに投稿しております
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-15 17:46:36
183475文字
会話率:57%
魔族と人間が争う世界で、魔王軍はついに聖王都に攻撃を仕掛けようとしていた。
そんな時、女神が現れてこう言われた。
「悪いんだけどワザと負けてほしいのよ」、と……
仕方なく負ける事になった魔王軍だが、勇者と戦ってみてはっきりと分かった。
このヘッポコ勇者にはワザと負ける方が難しいという事が。
なんとか勇者に負けられるようにと作戦を考えるが、そこに王女ちゃんも加わって余計にややこしくなってしまう。
思い通りに動いてくれない勇者と、想像の斜め上を行く王女ちゃんに頭を悩ませる魔王様。
果たして、女神に要求された通りの負け方が出来るのだろうか!?
前代未聞の八百長バトルが今始まる!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-25 13:19:46
82754文字
会話率:42%
「富田、聞いてくれ、俺は遂に世紀の大発明をしてしまったぞ」
「はぁ? 冗談は顔だけにしてくれませんか部長? どーせまた子どもすら騙せないレベルの子ども騙しなんでしょ? この前なんてカチューシャに竹とんぼを付けただけのものを、タケコプターだっ
てドヤ顔で言ってましたよね? 高校生にもなって恥ずかしくないんですか? それとも地球を温暖化から救うために、場の空気を冷やす研究でもしてるんですか?」
いつもながらの部員が俺と富田の二人しかいない、科学部の部室。
そこにこれまたいつもながらの富田の毒舌が響き渡る。
まったく、こいつも黙っていれば可愛い顔してるんだがな。
まあ、だがそんな態度を取ってられるのも今のうちだけだぞ、富田。
「今回こそは正真正銘、マジモンの大発明だ!」
「――? 何ですか、これ?」
俺は富田の目の前に、小瓶に入った透明な液体を置いた。
「ふふふ、これはな――惚れ薬さ!」
「は、はあああ!?」
富田はただでさえ大きいくりっとした目を更に見開き、口をあんぐりと開けた。
「これを飲んだ人間は、最初に目にした人間のことを好きになってしまうのさ!」
「いやいやいや、いくら何でもラノベの読みすぎじゃないですか部長? そんなのIQピテカントロプス並みの部長に作れるわけないじゃないですか? イタい妄想は部長の黒歴史ノートの中だけに留めておいてくれませんかね?」
「おやおや? さてはお前、これを飲むのが怖いんだな?」
「なっ!?」
瞬間、富田の額にドデカい怒りマークが浮かぶ。
「心の底ではこれが本物かもしれないと思ってるんだろ? これを飲んで俺に惚れちゃうのが怖いんだ。だからそうやって何とか飲まない方向に話を持ってこうとしている。違うか?」
「ぜ、全ッッ然違いますよッ!? だーれが部長のヘッポコ発明品なんかを怖がるもんですかッ! ――いいですよ、飲めばいいんでしょ飲めば! これをインチキだって証明して、二度と立ち直れないくらい罵声を浴びせてやりますからねッ!」
「ふふふ、楽しみにしているよ」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-04 21:02:07
2052文字
会話率:64%
【大好きな姉さんに、婚約者ができた。ウソでしょ!】
お姉ちゃんっ子で11才のヘンリーにとっては、|途轍《とてつ》もない大事件だ。世界が壊れるほどの衝撃。いや、いっそ世界を壊してしまおうか、それとも姉さんと2人、どこか異国へと逃げようかと
企んでしまう。
この少年にはそれを可能にしてしまう、類まれな才能がある。……だけど。
「よかったわー。ヘンリーに祝福されるか心配だったのよ」
姉さんの笑顔には勝てない。只々姉の幸せを願い、問題だらけの婚約披露を、成功させるため立ち上がった。
気弱なヘッポコ皇太子、その皇太子の元婚約者、宮廷内部の腐敗、そして最後まで何もしない皇帝。
姉さんの幸せを、邪魔するヤツラで溢れかえっている。
まさにヘンリー1人にかかっている状態だ。姉を愛してやまない少年ヘンリー。11才のまぁなんつうかの大冒険? が今はじまる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-19 10:10:07
10572文字
会話率:37%
「アレクサンドラ・ロナガン公爵令嬢! 君との婚約を破棄させてもらう!」
かつて婚約者であったアイナル王子にそう断罪され、北の豪雪地帯に追放された公爵令嬢アレクサンドラは、実は妾腹で、十歳で公爵家に召し出されるまではバリバリの山育ち。幸運な
ことに生まれ育った北の山に「追放」という名目で戻ることができて二年。名うての猟師だった祖父から叩き込まれた狩猟の知恵と技術を使い、今日も元気に獲物を追いかけていた日のことだった。自分を裏切り、ここに追放したはずの元婚約者・アイナルが目の前に転がり込む、否、転がり落ちてくる。
アレクサンドラは知っていた。自分が追放されたその後、アイナル王子は「真実の愛」を教えてくれたはずの伯爵令嬢家に裏切られ、国を乗っ取られてしまったことを。頭も性格も悪く、処刑する価値もないと判断されたヘッポコ王子は着の身着のままでここ北の原野に追放され、死ぬ覚悟も定まらずに冬になるまで彷徨っていたのだ。
過去に自分がした仕打ちも忘れ、アレクサンドラに「助けてくれ」と懇願してくるアイナル元王子。無論アレクサンドラは助ける気などなかったが、アイナル元王子は幽閉されている妹のエヴァリーナの解放と引き換えに、春になって雪が解けたら徒歩で王都に帰り、伯爵家に処刑されるつもりだと宣言した。
自分にとっても実の妹同然だったエヴァリーナのため、アレクサンドラは「自分の食い扶持は自分で稼ぐ」「命令には絶対服従」を条件に、今までやられた仕打ちの復讐を兼ね、春までこのヘッポコ元王子を生きながらえさせることを承服する。
だがアイナル元王子は理解していなかった。この冬山では「自分の食い扶持を自分で稼ぐ」ことが如何なる意味を持つことなのか。そしてこの山では、アイナルのような頭も体も弱い人間は生存そのものが許されないという事実を。果たしてアイナル元王子は風雪に揉まれて成長し、春まで生き残ることができるのか。
バリバリ山育ちで口が悪い狩猟大好き公爵令嬢と、能なし、甲斐性なし、根性なしの三バカヘッポコ元王子のデコボコ山暮らし譚。反響のあった短編小説の連載化です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-19 12:04:06
39666文字
会話率:36%
「アレクサンドラ・ロナガン公爵令嬢! 君との婚約を破棄させてもらう!」
かつて婚約者であったアイナル王子にそう断罪され、北の豪雪地帯に追放された公爵令嬢アレクサンドラ・ロナガンは、実は妾腹で、十歳で公爵家に召し出されるまではバリバリの山育
ち。幸運なことに生まれ育った北の山に「追放」という名目で戻ることができて二年。名うての猟師だった祖父から叩き込まれた狩猟の知恵と技術を使い、今日も元気に獲物を追いかけていた日のことだった。自分を裏切り、ここに追放したはずの元婚約者・アイナルが彼女の目の前に現れる。
アレクサンドラは知っていた。アイナル王子は「真実の愛」を教えてくれたはずの伯爵令嬢家に裏切られ、国を乗っ取られてしまったことを。頭も性格も悪く、処刑する価値もないと判断されたヘッポコ王子は着の身着のままでここ北の原野に追放され、死ぬ覚悟も定まらずに冬になるまで彷徨っていたのだ。
過去に自分がした仕打ちも忘れ、アレクサンドラに「助けてくれ」と懇願してくるアイナル王子。無論アレクサンドラは助ける気などなかったが、あまりにしつこい王子の態度に「自分の食い扶持は自分で稼ぐ」「命令には絶対従う」ことを条件に渋々了承する。
だがアイナル元王子は理解していなかった。この冬山では「自分の食い扶持を自分で稼ぐ」ことが如何なる意味を持つことなのか。そしてこの山では、アイナルのような弱い人間は生存そのものが許されないという事実を。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-20 12:03:01
13807文字
会話率:28%
没落貴族令嬢のエリザは、叔母のクチュリエール(ドレス仕立屋)で趣味と実益を兼ねたドレス作りに没頭している。
エリザは賦与の魔法が使えるが、これはドレスを着る人の特性を強化するだけの、ささやかな魔法だ。
エリザの兄のヴィクトルはヘッポコ騎士で
、乳母子のマリウスに迷惑ばかり掛けている。
マリウスは黒髪で黒い瞳の美男だが、はっきりと物を言いすぎる。
ある日、エリザは偶然の出来事で、王室近衛連隊の騎士リュシアンと知り合う。
リュシアンは金髪碧眼の美丈夫で、令嬢達の憧れの的となっている。
エリザは人よりも着ている服の生地や装飾の方が気になって、話が噛み合わないが、リュシアンは何とか自分に興味を向けさせようと、あれこれ画策するのだった。
(R15は保険です)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-19 06:00:00
161165文字
会話率:32%
主人公である「私」は受験生である高校3年のJK。
正月休み最後の日曜、塾から帰宅すると親父が幽体離脱していた。全裸で。
黒幕であるジジイや刺客であるペガソスと私は闇のゲームと呼ばれるヘッポコバトルを繰り広げることになる。
最終更新:2021-01-17 23:43:07
12907文字
会話率:41%
~治癒も回復薬も効かない魔力なしですが、今日も元気に生きています~
世界でたった一人、魔力なしの女の子ルーツェレア。治癒術すら作用してくれないヘッポコぶりを何とかしようと、大魔術師との接触を目論む。
しかし、ルーツェの周りではおかしな事件
が立て続けに起き、それどころではなくなってゆき――!?
※カクヨムさんでも一部公開してます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-31 12:01:54
812484文字
会話率:49%