白夜に包まれた北の港町、オスロ国立音楽ホールでは、第十二回『4分33秒世界音楽コンクール』が静かに開催された。唯一の演目はジョン・ケージの《4′33″》。
各国から選ばれた奏者たちは、音を奏でぬという一点で極限まで鍛えられた存在である
。彼らは沈黙そのものを演奏とし、舞台に立つ。ただそこに在るという行為のなかに、美学と覚悟を宿して。
張り詰めた静寂のなか、パンフレットの紙音さえ儀式の一部と化す。
無音は“不在”ではなく、“意志”によって選ばれた音の形であった。
演奏者が交代するごとに異なる沈黙が重ねられていく。
観客は、音のない交響曲を心で聴く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-17 00:08:14
3845文字
会話率:9%
どうしてこのストーリーは面白いの?
じゃあ面白くないって何なの?
あの映画とこの映画の関連性って何?
どこからアイデアが生まれ、どう広げているの?
原作は?また、その違いは何なの?
元ネタは?リメイク作品とどう違うの?
あの監督、あの俳優、
他の映画作品とどう関連があるの?
さらに、次に何を見ようかとお迷い中のあなたにはメインに取り上げた作品から「枝分かれするお薦め三作品」を【おまけ】コーナーでそっと御紹介。
こんなところやら、あんなところやら。
上から、下から、ナナメから。
史実と作者の感覚で掘り下げております。
古い映画はアイデアの宝箱。
新しい映画はイメージの宝庫。
そもそも「どうすればもっと面白いストーリーができるのだろう?」というところが起点ですので、一緒に宝島の地図を辿ってみませんか?
ブクマ、ポイント、頂けるのであればそれはそれで大喜びでありモチベーションアップに繋がりますが、いかんせんこちらも不定期、きまぐれな更新のため、読み捨てでもいっこうに構いません。むしろ大歓迎です!
どこから読んでも大丈夫です!(一部除き)
映画が好きな方はもちろん、むしろそんなに好きでもないぞという方にこそすら読んで頂きたい気持ちでいっぱいです。
パンフレットのようにしたくないという意向もありますので、キャストやスタッフ、詳しいストーリー内容などはなるべく最低限度に止めるようにしております。また、ネタバレ時は冒頭に記します。
これは!と、うなる映画から、コレハ?と首を傾げる映画まで新旧問わず、また、単なる「よかった」「よくなかった」だけでは終わらない『読み物としての考察カンソウキ』を気楽に書いていければと思っております。
感想欄に何か書き込んで頂くと、そのネタをお遊びで使っちゃう場合もございますので予め御了承のうえ、どんどん真面目なこと、くだらないこと、しょーもないこと、めっちゃ気軽にラクガキ気分で書き込んでください。もちろん投稿サイト外部からお越しいただいた方でも書き込み可能にしております。そんな読者様・ユーザー様、参加型のエッセイです。
遅れることはあるかもしれませんが──これまでも、そしてこれからも──返信は必ずさせていただいております。
なお、読書の記録をまとめた姉妹版、
『あの本は面白かったのか?』
も、随時更新しております。お暇な時にぜひどうぞ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-19 18:29:52
347585文字
会話率:9%
バスケットボールが全てだった柳駿(やなぎ しゅん)は、中学時代の事故をきっかけに競技を諦め、目標を見失ったまま高校生活を送っていた。
「大学? どこでもいい」
そう考えていた彼は、高校三年の春、偶然国際学部のパンフレットを手にする。
「留学すれば、新しい目標が見つかるかもしれない」――そう思い立った駿は、ようやく受験勉強を開始。
そして、偏差値45の私立大学国際学部に進学する。
しかし、大学での学びや様々な出会いを経て、駿の目標は変わっていく。
「どうせなら、世界最高峰の大学に挑戦したい」
オックスフォード大学の大学院進学という、かつては想像もしなかった夢を抱いた駿は、限界を超える挑戦を始める――。
これは、英語を通じて世界へ飛び出そうとする、ひとりの青年の成長の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-09 09:45:12
89050文字
会話率:35%
廃部寸前の〈活版部〉が残る学園――。
新入生の 水島海翔 は、祖父から受け継いだ万年筆を胸に印刷室の扉を叩く。そこには営業畑志望の同期 高橋健太 と、デザインセンス抜群の 桜井心音 の姿。部室に貼られていた赤紙には
「半年以内に購読数を二
倍にできなければ廃部」
と突きつけられていた。
コピー一行で世界を動かす──その野望を胸に、三人は文化祭までのカウントダウンへ挑む。
・海翔が言葉を“刃”として研ぎ
・健太が“数字”で地盤を切り開き
・心音が“デザイン”で読者の心を射抜く
雷鳴の深夜にコピーが生まれ、夜通しの組版と試し刷りが続く。迎えた文化祭当日、パンフレット二千部は人波に飲み込まれ、審査員の一言「灯りだ」が学園に夜明けをもたらす。――活字が夜を切り開き、彼らは次のページを刷り始める。
登場人物紹介
主人公/コピーライター 水島 海翔(みずしま かいと) 黒髪・深紅の瞳。祖父の植字工場で活字の匂いに育つ。言葉で世界を動かす夢を抱き〈活版部〉に入部。万年筆ペンダントがトレードマーク。内向的だが芯は強い。
営業/数字担当 高橋 健太(たかはし けんた) 茶髪・快活。数字と交渉ごとに強く「稼げる部活」を目指すリアリスト。コピーを活かすためにスポンサーを奔走し、営業フローを独学で構築。海翔を“相棒”と呼ぶ。
デザイン/ビジュアル担当 桜井 心音(さくらい ここね)黒髪インディゴグラデ・紫瞳。星図モチーフのスケッチが得意。インクの付いた指先を気にせず没頭する職人気質。海翔の言葉に“絵の灯”をともす才能を持つ。
顧問 征文 将先生(せいぶん しょう) 元新聞社の敏腕編集。赤ペン一本で企画を斬り、成果でしか評価しない厳格さの裏に、活版への深い愛情を秘める。口癖は「刺さるか、折れるか」。
旧部長(故人) 100年前の創設者。声だけ残る手記で三人を導く。劇中には回想と引用で登場。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-05 00:40:01
4910文字
会話率:28%
俺は普通の中学二年生、篠宮悠斗。
変わらない日常に嫌気がさして、この前少し怪しげな短期留学のパンフレットに応募したところ、俺は気づいたらここ、「伝説のゲームの島」、ナイトメア・アイランドにいたんだ。
どうやらそこを出るにはゲームにクリア
しなければならないらしい。
そのゲームの種目は、なんと人狼ゲームだった。
「人狼ゲームなんて、小学校ぶりだぞ。」
人狼ゲームに人生を賭して闘う中高生たちの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-19 05:48:41
1818文字
会話率:35%
エジプトマニアから見た、エジプトツアーのパンフレットを見る際に注意事項、ルクソール西岸編です。
これを参考により良いコース、そして現地で少しでも多く見学できればと思います。
最終更新:2024-08-25 16:31:51
3106文字
会話率:0%
エジプトツアーのパッケージの見方シリーズ三回目。
クルーズです。
最終更新:2024-08-22 16:31:55
2797文字
会話率:0%
エジプトツアーのパンフレットを見る際に注意事項の第二弾です。
最終更新:2024-08-21 17:12:11
4090文字
会話率:0%
「催眠アプリで女性を寝取り、ハーレムを形成するクソ野郎」が
ざまぁ展開に陥る、異色の異世界ファンタジー。
舞台は異世界。
売れないイラストレーターをやっている獣人の男性「イグニス」はある日、
チートスキル「催眠アプリ」を持つ異世界転移者
「リマ」に恋人を寝取られる。
もともとイグニスは収入が少なく、ほぼ恋人に養ってもらっていたヒモ状態だったのだが、
リマに「これからはボクらを養うための労働奴隷になれ」と催眠をかけられ、
彼らを養うために働くことになる。
しかし、今のイグニスの収入を差し出してもらっても、生活が出来ないと感じたリマは、
イグニスに「仕事が楽しくてたまらなくなる」ように催眠をかける。
これによってイグニスは仕事にまじめに取り組むようになる。
そして努力を重ねたことでイラストレーターとしての才能が開花、
大劇団のパンフレット作製など、大きな仕事が舞い込むようになっていく。
更にリマはほかの男からも催眠で妻や片思いの相手を寝取っていくが、
その「寝取られ男」達も皆、その時にかけられた催眠が良い方に作用する。
これによって彼ら「寝取られ男」達は、
・ゲーム会社を立ち上げる
・シナリオライターになる
・営業で大きな成績を上げる
など次々に大成功を収めていき、その中で精神的にも大きな成長を遂げていく。
リマは、そんな『労働奴隷』達の成長を目の当たりにする一方で、
自身は自堕落に生活し、なにも人間的に成長できていないことに焦りを感じるようになる。
そして、ついにリマは嫉妬と焦りによって、
「ボクをお前の会社の社長にしろ」
と『労働奴隷』に催眠をかけて社長に就任する。
そして「現代のゲームに関する知識」を活かしてゲーム業界での無双を試みるが、
その浅はかな考えが、本格的な破滅の引き金となっていく。
カクヨム・アルファポリスでも掲載しています!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-24 13:38:21
167750文字
会話率:44%
就職活動がVRMMO化した社会を巡る物語。
いまではないいつか。ここではないどこか。
一匹狼で就活に挑み、なかなか就職先を手に入れられないまま、大学生三年生になった立花壱水。友人から渡されたサークル勧誘の一枚のパンフレット。そこに記されて
いたのは『就活生の 就活生による 就活生のための就職サークル』その名を"就勝"。そこにいたのは一癖二癖もある少女たち。胸を張って幼馴染の許嫁を名乗るため、主人公は一歩を踏み出す。
内定をねだるな。掴み取れ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-21 18:10:00
22161文字
会話率:26%
この物語は転生するまでの長い道のりをご案内する為のパンフレットでございます。
貴方様の望まれる世界をお教えしていただけますでしょうか?
最終更新:2024-04-14 23:02:07
400文字
会話率:10%
あぁ、真冬の中俺は何をやっているのだろう。
新人ライターの鷺ノ宮奏詩である。
書きたいことは書ける。だが、世間に認められる作品を出せないでいた。
自分の書いた作品が否定され続け、現実逃避をしたいと思っていた。
そんな最中、ドアポストに一通の
手紙が投函される。
紬「旅行に行こうよ…♪」
――パリパリパリッ!
…ん?今何か、ポストに投函されたような音が。
そこには、《あなたの“探しモノ”がきっと見つかる素敵なツアーのご招待》と書かれた如何にも怪しげなパンフレットだった。
誰かの悪戯かと思いつつ、藁にもすがる気持ちだった奏詩は、このツアーの参加するのであった。
パンフレットに記載されている場所を辿って行くと、いつの間にか駅のホームに辿り着くのであった。
そんな中、ある少女に出会う。
「こんにちは。あの…あなたも旅の方ですか…?」
車内の中で不思議な少女に出会う。
その少女は、漫勉の笑みで微笑んでくるのであった。
この旅は、彼女になにをもたらし、俺になにを与えてくれるのだろう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-15 06:10:49
35560文字
会話率:34%
観光パンフレット制作会社の社員である主人公は公園で、『温泉を掘り当てる』という兄妹の声を聴く。主人公が彼らと関わることで、仕事のモチベーションが上がる物語。
最終更新:2023-12-10 16:20:51
996文字
会話率:42%
久しぶりに祖国に帰ってきたオリヴィアは、いつの間にか「騎士を推す」という文化が生まれていることを知った。
騎士たちが役者となる騎士劇団で自分が応援する騎士を推すそうだが、オリヴィアが推すことにしたのはパンフレットに名前すら載らない、漆黒の鎧
を纏った悪役騎士だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-08 20:00:00
17359文字
会話率:42%
心象素描(しんしょうスケッチ)実践研究
令和癸卯(ミズノトウ)肆拾 葉月
弐陸捌参 伍 弐零弐参
やっと待ちに待ったパンフレットが出た!
三つ目心象素描実践研究ラボ
最終更新:2023-08-11 10:38:48
775文字
会話率:0%
若野清仁三十三歳、一泊五万の旅館に泊まるはずが七九三年にタイムスリップショック。
和気清麻呂と間違われ、桓武天皇と気付かず適当に返答したら平安京遷都という未来を消してしまったんだけど!? 令和のパンフレットからも京都が消滅してしまった! 陰
陽師の力を借りて京都を取り戻せ(じゃないと俺が死ぬ)!
とは言いつつもなかなか事は上手くいかず、あやかしの兎と式神契約してもふもふ癒されスローライフをしてみたり、農民女子と知り合って畑を作ってみたり。いや、そろそろ京都を復活させないといけないな。重い腰を上げ、未来を修正するためどうにか頑張る話。
この作品はカクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-30 07:00:00
100014文字
会話率:62%
ある日突然、普通の高校生荒木雷の体の中に「アカネ」という霊的存在っぽいものが住みついた!アカネは別世界から来た、その世界を救うためにこの世界へ来た!と言っているが、全くそれらしいことはしない。していることといえば、雷の心を覗いたり、体を勝
手に動かしたりすることである。
そんな彼の元へ1通の招待状が届く。差出人は実験的に造られた近未来的な都市の島「新世界島」にある唯一の学園「国立新世界学園」の学園長だった!なんとここへ転校しないかというお誘いが来たのである!
最初はなんで俺なんかに、と怪しく思っていたが、パンフレットを読んでいるうちにあるものに目が止まった。オカルト研究部の存在である。これはアカネのことを知るチャンスなのでは?と思い、不安を押しのけ転校することに決めた。しかし雷はその「新世界島」で思いもよらぬトラブルに巻き込まれまくることに…?
ちょっとファンタジーの混ざった、近未来的な世界での青春と冒険の物語!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-25 02:44:51
357169文字
会話率:65%
***2020/6/20、10万PV達成しました。本当に感謝です!***
***2021/2/28、15万PV達成しました。本当にありがとうございます!***
――僕と妹のルルナは生まれた時から強かった。だからこそ最強の双子にな
ると、かつて『魔王』だった母さんからずっと言い聞かされて来た。だけど、僕は【強さ】になんてこれっぽっちも興味が無かった。
どんな強い魔法を見つけても、ぶつける相手がいなければ意味が無いと、そう自分に言い聞かせていた。だから世界中のモンスターと戦っても退屈通り越して呆れるばかり。なんて日々がずっと続いていた。
そんな僕等を見かねてか、かつて『勇者』として名を馳せていた父さんからとある一つのパンフレットを見せて貰った。そしてこの出来事こそが、僕等の生活を一変させた。
「いいか、シャルル。ルルナ。お前たちはぶっちゃけ世界を滅ぼせる力を持つ『究極の双子』だ。だから、絶対に目立たない事。当然、試験は全部最低ラインでクリア。そして編入後も成績は『必ず最下位クラスの三軍(サード)に居座り続ける』事が条件だ。いいな?」
当時の父さんはこうきつく語り掛けた。他にやる事も無かった僕とルルナは二つ返事で『勉強』という名目の下、世界各地のエリートが集うアルカディア魔法騎士学園に入学する事こととなる。
ただ、この時まだ僕は正直甘く見ていた。見過ぎていたのだ。
そこで僕等を待っていたのは、これまでに経験した事のない苦難と試練の連続だったなんて――――。
※※旧題:無双勇者と最強魔王が結婚した結果、超絶にヤバい双子が誕生したけど本人達は目立ちたくないので三軍補欠メンバーとして人生勉強をするそうです※※折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-11 22:54:52
438177文字
会話率:54%
とある民間の結婚紹介所<星を跨ぎませんか?>のパンフレット。
そこに書かれているのは…
最終更新:2023-06-11 08:04:39
1007文字
会話率:0%
クリスマスケーキのパンフレット、大好きなんですよ(*´−`)
最終更新:2022-11-04 20:00:00
1806文字
会話率:15%
えー、国立大学の寮と言えば政治活動を思いうかべる人が多いかもしれないが、別に寮生全員がそういう活動をしているわけではない。
大多数の寮生は、普通に大学に行って勉強し、空いた時間はバイトをして、夜は近くの人とマージャンで遊ぶといった生活をして
いるわけである。
ただ、中には勉強よりバイトやマージャンに重点を置いてしまい、いつのまにか昼夜が逆転して大学に行かなくなり、留年しまくる人もいたりするのだが・・・。
このように、寮生といっても他の学生とさほど変わらない生活を送っているのだが、一般学生と最も異なっている点をあげるとすれば、それは「寮生と酒の結びつきが異常に強いこと」であろう。
寮生は、事あるごとに酒を持ち出し、皆で酒を飲みあう。
他の寮でも似たようなことはあろうが、明星寮では特にこの傾向がひどく、大学の職員の皆さんには
「私だったら、あんな飲ませ方は絶対に許さないよ」
と注意され、大学病院の院長にも
「このパンフレットをよく読んでおくように」
と言われて、急性アルコール中毒の対処方法のパンフレットを渡されたりしていた。
一方、近所の酒屋さんには
「もうこんなにたまっているから、早く酒代払ってくださいね」
と言われて明細を見ると、つけが百五十万円を突破していたのだった。
これらのことからも、寮生と酒の結びつきがいかに強いかわかるであろうが、本編では明星寮の日常を語る上で外すことのできない要素をふんだんに詰め込んでいる「退寮生追い出しコンパ」の日を取り上げ、実例でもって寮生と酒の結びつきがどのようなものであるか示したいと思う。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-31 18:39:07
8264文字
会話率:24%
イジメられていた環境から抜け出したかった山見明は、私立オルケット大学付属中学校を受けようと思った。女子大学とついているが、来年には高校まで共学化するとパンフレットに書いたあった。
学校初日で告げられた、悲しい事実。
それが不幸の始まりだ
った。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-24 23:22:27
19870文字
会話率:21%