人類の傲慢さが生み出した人殺しの獣、<メタル>により人類は地上を追われ、生き残るために空へと逃げ出した時代。
“貴族殺し”の罪を犯して故郷の“浮島”を追放された少年“ムジカ”は、3年間を共にした傭兵団長ラウルに謀られ、彼の娘共々“人質”扱
いで学園都市、“浮島セイリオス”へと入学させられた。
「俺が傭兵兼講師、お前とリムが、俺が裏切らないよう人質兼学生扱いでワンセットの契約だ。悪い取引じゃねえだろ?」
「ふざけろ。なんで俺が、今更学生やらされにゃならねえんだよ」
だが否定むなしく始まった、学生生活。
嫌々ながらに学生をする羽目になったムジカは、だがひょんなことから<メタル>と戦う義務を負った“|貴族《ノーブル》”の子供たちと出会い――
「教えてくれよ――お前たちの言う“ノーブル”ってなんだ?」
貴族としての、誇りと名誉。責務と権利。幼い頃の憧れと――命を捨ててでも戦う、覚悟。
卑しさと、高潔さと。これはその狭間で生きる少年の、“戦う理由”を探す物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-27 18:07:00
563461文字
会話率:39%
「よお、ルーキー。地獄の沙汰も、金次第だぜ――助けてほしけりゃ金出しな!!」
「……それは聖女のセリフじゃないって、何回言えばわかるのさ?」
ここではないどこか。今ではないいつか。神々と人々、そして魔王と魔物は争いを繰り広げ――そして〝
彼ら〟は、その中で生まれた。
人々の生活を助け、魔物を狩る者。魔王が封じられたダンジョンに挑み、金銀財宝を望む者。半ば傭兵、半ば荒くれ。人間、獣人、ドワーフ、エルフ。故郷も習慣も趣味嗜好も生い立ちも、何もかもが異なりながらもその世界に身を置く彼らのことを、人々は冒険者と呼んだ。
そしてそんな冒険者の中に、一人の少女と一人の青年がいた。
人呼んで〝二代目銭ゲバ〟聖女のウリスと、そんな少女の保護者兼面倒見役の〝使いっぱ〟、僧兵ラスティ。
とある事情から師匠ヨランダに大借金を抱えているウリスと、そんな彼女に振り回されっぱなしなラスティの冒険は、今日も今日とて混沌としていて――
「へい姉ちゃん。なんか金になる仕事くれ」
「……ギルド職員に変なたかり方するんじゃないの」
懐事情がひもじすぎて荒んだ銭ゲバ聖女ちゃんと、彼女やその師匠に振り回されっぱなしで苦労しっぱなしの青年僧兵の冒険活劇、開幕。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-26 19:23:20
26783文字
会話率:40%
親の仕事の都合で一人暮らしをしている高校生、ヒメノ ヤナギの通う学校には、みんなから慕われる“王子様”がいる。才色兼備、文武両道。ちょっと軟派なのが玉に瑕だが、困った人がいれば放っておけないような、そんな優しい王子様が。
名前はアマツマ
テンマ。入学当初からその美貌で学校中の話題をさらい、学校の女の子の視線を釘付けにした――女の子。
学校の有名人でありクラスの中心人物でもある彼女と、平凡な一生徒でしかないヤナギは、同級生ではあってもほとんど関わりのない生活を送っていた。
通学路でケガしていた彼女を、手当てしたあの日までは。
「……ヒメノってさ。お節介だってよく言われない?」
「言われたことはないな。普段なら人助けなんかしないし」
「胸張って言うことじゃないよ、それ」
その日以来、テンマは何故かヤナギのことを気に入ったようで。一人暮らしのヤナギのマンションに、暇を見つけては入り浸るようになる。渋々受け入れるヤナギだが、彼女はわざとかと思うほど無防備で――……
親の転勤に付き合い続けて、人付き合いがヘタクソな少年と、そんな少年が気に入った王子様(♀)。これは二人のちょっとした、恋愛に至るまでの平凡な日常。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-07 09:15:18
86101文字
会話率:46%
怪我で練習を休んでいる水泳部員、
桃田司郎は何も出来ずに刻々と過ぎてゆく日常に虚しさを感じていた。
そんな時に、練習が終わった後も一人で泳ぐ女子、
岸爽風に違和感を感じ話し掛けたのが始まりで――
司郎は爽風の悪い噂の存在を知り、
ど
うにかしてその噂を払拭してやろうと意気込むのだった。
きらめく水面のように揺れる淡い夏の恋を描いた青春ストーリー『サカナナミダ』。
――あなたは、魚の涙に気づけますか?
※こちらは全8話からなる短篇小説になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-26 20:40:00
178090文字
会話率:44%
しいな ここみ様主催の『華麗なる短編料理企画』参加作品です。
あなたはヒラメとカレイの違いを知っていますか。
どちらも平べったいサカナで、目が片側によっています。
左ヒラメに右カレイと言いまして、口を上にした場合にヒラメは口より左に目があり
、カレイは口より右に目があります。
ヒラメはさっぱりした味で、刺し身やムニエルになります。
カレイは脂がのっていて、煮付けや唐揚げになります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 00:00:00
1307文字
会話率:43%
世界は、醜かった。
その皮膚も、骨格も、声も、言葉も──何ひとつ、美しくなかった。
外見を理由に嘲笑され、内面の醜さに辟易して死んだ前世。
だが次に目を開けたとき、彼は伯爵家の妾腹の息子として異世界に転生していた。
生まれ落ちた瞬間から
、彼は世界を睨んでいた。
整っていないものは、破壊されるべきだ。
意味のないものは、再構築されるべきだ。
魔術が“汚く”使われる世界で、彼はただ一人、それを詩として読解し、美へと編み直していく。
──これは、醜さを許さない者が、美によって世界を塗り替えていく物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 16:18:37
3937文字
会話率:4%
深夜のバーで、主人公の「私」は、隣に座る疲れた様子の女性と出会う。女性は、壁の絵に描かれた閉鎖的な空間で泳ぐ魚たちを見て、「私たちみたいだ」とつぶやいた。
キーワード:
最終更新:2025-06-24 20:49:01
2106文字
会話率:34%
ある日少女は見知らぬ世界で目を覚ます。その世界は魔法や精霊など少女の知らないことばかり。
願いを叶えるカケラを探すため、少女は仲間と共に旅に出る。冒険する中で少女は自身がこの世界にいる理由を探す。その冒険の旅で少女が知ったものとはーーー。
(旧:メイの冒険)
*色々修正に再度投稿しなおしました。
瞳孔散大頻度遅め不定期です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-19 22:07:51
17010文字
会話率:48%
毎日、味のしないガムみたい――。
日常の空虚感に耐えかねて、自殺をするために橋から落ちた伊万里透夜《いまりとうや》。
彼の自殺を止めようと、巻き込まれつつ一緒に落下した姫野苺果《ひめのいちか》。
苺果は兄が自殺したので、目の前で自殺する人
が許せないのだという。苺果は透夜の自殺したい理由を聞いて、啖呵をきる。
「それなら、苺果が、毎日お話しする! LINE交換しよう! おやすみもおはようも言ってあげる! 望むなら交際だってする!」
なんにもなかった人生に突然舞い込んできた甘い話。
「苺果がいなかったら、ボクと付き合ってくれるの?」
さらに苺果のVTuber仲間・サカナお姉さんも絡んできて、ラブコメは加速する――!?
不思議な縁で繋がれた透夜と苺果が、病みや過去を乗り越えて、幸せにたどり着くまでの話。
(このお話はカクヨムにも投稿しています。カクヨムのほうが更新が早いです)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-29 17:10:00
102155文字
会話率:41%
中身がたくさん入っているガチャ機を、みつけてしまったのだ。
最終更新:2024-10-26 06:11:07
1197文字
会話率:0%
小川哲氏の新刊『スメラミシング』を読んだ感想です
最終更新:2024-10-12 23:01:26
963文字
会話率:29%
走れメロスを基にした小説です。デュオニス王が激しく闇落ちします。結末は皆が知る通りです。
最終更新:2024-10-10 12:15:23
2394文字
会話率:54%
大学でカヌー部に勧誘された命。
彼女は恵まれた身体能力から、徐々に才能を伸ばして行くが、そこにバイク乗りの徹があらわれる。
徹は彼女たちの練習場所で悶着を起こした後、千地監督を殴り去っていく。やがて命と徹の距離が狭まっていき、同じ部の品から
小説を読んでくれと言われた命は、品の小説を読むのだが、命と品は喧嘩別れし、品もまた部から去る。
そして徹を見かけなくなっていたある日のこと、川べりに彼がやってきていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-25 11:09:59
6114文字
会話率:52%
『もし、この世界に時間という概念が存在しなかったら』というタイトルの本を手に取った武はその本を最後まで読むことをしなかった。その後武はこの現実世界で時間の概念が無くなったらどうなるのかという妄想を始めるがそれとは全く逆の夢を見てしまう。恐怖
のあまり家に引きこもることになった武。そこに現れたのは人の形をした黒い物体だった。
時間のあり方について深く考えた、SF短編小説。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-19 20:57:06
3301文字
会話率:15%
営業職の男は、外回り中に路地裏で何かが土に埋まっているのを見つけた。
男はスコップで掘り出すと中から歪な形の鏡が出てきた。その鏡は最古の鏡であり何者かによって盗まれてしまった。その鏡を探すため優秀な刑事二人がある記事を見つける。
最終更新:2024-03-19 23:52:47
12021文字
会話率:50%
『こちと とら』の続編で事件の真相を明かすため、刑事部捜査一課の小牧と共に事件を解決に導き出す、読者参加型ミステリー。これを読んでいる貴方も捜査に参加してもらい、事件の真実を突き止めてください。
最終更新:2024-03-19 23:43:05
4683文字
会話率:9%
時は現代、人を唆し、悪事を引き起こす悪魔が未だ蔓延る世界。情報の複雑化により引き起こされる様々な欲望に悪魔は力をつけた。そんな悪魔と対峙するは【祈祷師】
その者達は祈りを捧げる事によって神聖の力を得て悪魔を祓う。現代においては様々なネット
ワーク技術を駆使して日々悪魔を追う。
彼等の争いは時代が経つにつれて激しくなり、またその被害も大きくなっていた。しかし、いつも終わる気配はなく永遠の拮抗状態だった。
そんな時、あるイレギュラーが現れる。
突如出現したその人間は悪魔、だけでなく祈祷師をも殺していく。通称【神秘狩り】その正体はたった一人の一般的な男性だった。
名はガイハイという。
彼の目的は"祈祷師、悪魔、その他諸々の神秘と神聖を消す"ことである。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-17 20:28:28
10289文字
会話率:41%
高校3年 野球部 最後の甲子園
最終更新:2024-07-18 17:37:53
799文字
会話率:0%
感情のサカナを飼う「僕」と感情とは何かを知りたい「私」の物語
最終更新:2024-06-16 19:30:44
651文字
会話率:56%
その小説家は魂を削って文字を綴る。
キーワード:
最終更新:2024-05-31 20:35:30
1264文字
会話率:4%
20代女性書店員・沙坂 那渡(愛称:サカナ)を突然襲った不死身の大男は、現代に復活した狂戦士だった!
未来から転送された魔法のパワードスーツ・ハガネを装着してサカナは応戦するはめになる。
炎の魔法を操る中年男性・火勢 忠正の助けを得て東京か
ら西日本へ逃亡しつつ、一行は生き残るための戦いを繰り広げるのだった。
それぞれが胸に秘めた心の傷と、否が応にも向き合いつつ――。
*以前カクヨムへ投稿した長編小説『サカナとハガネの魔導機譚』に大きめの改稿をして連載していきます。カクヨムコン8読者選考通過作。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-13 15:10:00
2580文字
会話率:3%
とある森に住んでいるクロネコという少年は、
ある時、サカナという少女に出会います。
サカナは愛というものを探している真っ最中です。
クロネコとサカナは手を取り合い、
愛を探しに出かけます。
この物語はカクヨムにも掲載しています。
個人サイ
ト・ネギに降る雨からの再掲です。
http://negisystem.com/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-14 20:00:00
8883文字
会話率:35%
新時代のVRMMO「イノセンスファンタジア」
貴方は何にでもなれる。
人間にエルフ、ドワーフは勿論、ゴブリンにドラゴン、はたまた蟻にだって。
大魔道士に覇王、暗殺者に農家。
王国を揺るがす悪龍に、巣へと餌を運ぶ蟻、運ばれる芋虫。自分の選択
肢次第で全てが変わる。
そんな、ゲームでありながら圧倒的なリアルを売りにするこの世界に1人の少女、リプソンがログインする。
海に憧れ続けてきた彼女が選んだ種族は人魚。
エルフにゴブリンも、ギルドや魔王だって。味わえるファンタジー的醍醐味は少ないけれど。
ここには、息を飲むほど美しい真っ青な世界がある。
綺麗で、冷たくって、ちょっとだけ怖いけど。
冒険があるし、可愛いサカナ達だっている!
「私の自由な海の旅、邪魔するやつは全部ボコす!!」
いずれ陸をも震わせる、リプソンの旅が今始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-02 01:06:04
19282文字
会話率:23%
将春(まさはる)と加奈子(かなこ)は、チャンネル登録者数60万人超えの『マサカナチャンネル』を運営している、幼馴染の高校生配信者コンビ。
ある日、『マサカナチャンネル』の人気企画の一つ、『緊急ドッキリ企画』で将春がライブ配信中、加奈子に「実
は俺、引っ越すんだ」ドッキリを仕掛けたところ、「ずっと前から好きだったのにッ!!」と号泣されて……!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-08 21:03:19
5983文字
会話率:73%
呪いの武器ってなんなんだよ!?
超呪われ体質だった千呪 契はある日どことも知らない異世界に転移してしまう。
「ってなんでまだ呪われてるんだよォォ!!」
異世界にまで付いてきた呪物の数々。それらを使ってなんとか異世界から現実に帰ろうとするが…
?
「主様を帰らせる訳にはいかんなぁ」
「武器が喋ったァァァ!?」
「そりゃ呪いの武器は喋るじゃろ」
呪いの武器と行く武器ハーレム異世界ハイファンタジー。いざ開幕!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-04 11:03:47
8771文字
会話率:19%
高校1年男子の八代(やしろ)は、クラスメイトの眼鏡女子、藤宮(ふじみや)にひそかに片思いをしていた。
しかしある日、藤宮から「ずっと見ているよね」と指摘される。
気持ちがバレたとあせる八代だったが、藤宮は八代が「眼鏡が好きだから自分を
見ていた」と勘違いしていた。ホッとした八代に藤宮は「よかったら眼鏡ショップを巡りながら、一緒に眼鏡について語りませんか?」と迫る。
実は藤宮は無類の眼鏡好きだった。しかしそれを今まで周りに隠していたのだ。八代のことは眼鏡を語れる仲間だと思って正体を明かしたらしい。
八代は誤解を解かないまま、今度は眼鏡の聖地・鯖江へ藤宮と一緒に旅行へ行くことになったのだが……。
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第29回電撃大賞で三次落ちだった短編を途中までアップしました。
よかったら夏休みのおともにどうぞ。
※ラストは書き直そうか悩んでいます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-17 00:00:00
204文字
会話率:0%
もう少しで、なろう歴5年。
そこでふと、電撃小説大賞で落選した小説を自費出版しようかな、と考え始めました。
今回は電子書籍の予定。
しかし予定は未定……。
どうなるかは私にもわからないのだ……。
紙書籍の自費出版のエッセイもありますの
で、合わせてどうぞ!「自費出版にトライする?」(https://ncode.syosetu.com/n0244dc/)
不定期だと思いますが、応援のほどお願いします!
そして、無事に出版できた際にはみなさん!
何卒!何卒!よろしくお願いいたします!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-10 18:00:00
204文字
会話率:0%
高校を入学して出会った先輩は、明るくて繊細で、私とは真逆。
だけど美しい人だった。
これは先輩に言われるまま美術部に入部した、私と先輩の秘密の話。
最終更新:2017-04-15 19:25:59
408文字
会話率:0%