「善意を持っている者を見分けられないほど暗愚でもないのに、どうしてお前はここまで来ちゃったんだ!」
「愛してくれる人が間抜けで役立たずなのなら、こうもなるでしょっ!」
こうなるべきではなかった。
愛したいと、愛してもらいたいと、近
づいたはずだった。
時は大不況の最中、貧困と格差、絶望と対立が社会を渦巻く。
辛うじて平均賃金で一人暮らしの生活を繋ぎ止めている少女・伊予。
ある日、運命でも何でもない最悪の出会いで彼女は青年・千雪と知り合った。
博識、ユーモアと優しさを持ち合わせた彼だが、何故か伊予に一目惚れしたかのようにアプローチしてくる。
千雪への返事を有耶無耶にしながらも成り行きに身を任せる伊予は、そんな彼の素顔をまだ知らなかった。
人に、この世ならざる様々な超常能力を、授けてくれる夢境「虚空」。
その力に魅せられ、虚空を棲み処とした世捨て人たち「使徒」。
千雪の正体は、互いに睨み合う使徒のうち、その威名よりも色恋な二枚目性格の割に、最も実力者の一人とされた訳あり者。
時同じく、虚空の力に無限な渇きを持つ秘密結社「魔女」が伊予に接触。
千雪と深い確執を持つ魔女たちだが、その存在を目にした伊予の中で、魔女への拭えない憧れが目覚めてしまう。
そう、優しくしてくれる千雪なのに、恩を仇で返すと自覚しつつも伊予はどことなく彼に辟易を感じて止まない。
そして、混沌極まりないこの状況の中、伊予の下に、虚空からの贈り物が訪れる…
★本作に分岐シナリオとマルチエンディングが含まれる
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-07 04:00:00
1882文字
会話率:4%
なろうで婚約破棄物を幾つも読んで思ったのですが、破棄後に別の所へ嫁がされて、愛するつもりはないとか言われつつも極端に虐げられることなく無視される程度で衣食住を提供されるような立場って理想だなあ……と。
生活に疲れているおばちゃんならでは
の感想でしょうかね。
気ままに暮らせるのに、わざわざその相手ないしそれ以外の男と恋愛関係になるのは面倒じゃない?とも。
ずっとそのままじゃいかんのでしょうかね。
物語として成立しない?あれ?
と思ったので書いてみました。
長くなり過ぎたので幾つかにわけます。
しかし、
人のすなるテンプレといふものを我もしてみんとてする、とやってみたものの。
なんだか慣れないし、やっぱり妙な感じになりました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-07 03:39:55
426346文字
会話率:27%
世界は東西南北の四つの大陸に分かれ、それぞれの大陸に超大国が存在し、虎視眈々と世界戦略を進めていた。
やがて、全世界を巻き込む巨大な陰謀が動き出す。
東大陸(エステ)の大国、大華厳龍國の外国人特殊部隊を引退した少女いらふ。むろん、内
部の事情を知った外国人をエステの超大国が手放しで解放してくれるはずもない。解放は生からの解放をも意味した。
その頃、聖都市アカデミアの守護者を任じるクラウド連邦の兵部卿、軍事大臣イースから、北大陸(ノルテ)にある超大国、世界最強の大狂信宗教国家シルヴィエからアカデミアを守るための協力要請を受け、承諾する。
それが世界最強、最悪の女戦闘士ジン・メタルハートとの戦いの始まりだった。
仲間を得て戦う、いらふ。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-02-07 02:47:16
149631文字
会話率:46%
つるぺた幼女のリーゼロッテ・シェルダンは日本人だった前世の記憶を持って生まれ変わった転生者。
転生ボーナスやチートな能力、私だけが知っているこれから起きる大事件、唱えると現れるステータス画面、旅に便利なアイテムボックス、そんな便利なものは
何もないのです!、死んだ後に出てくる筈の怪しい神様にも会ってない!、契約してくれる妖精さんはどこ?、お友達になってくれる神獣は?、なんで居ないの?、ふざけるなぁ!。
リーゼロッテさんが生まれ変わった異世界はとても平和でした、少し不便だけど街は綺麗だし魔導列車が走っています、ついでに食べ物も美味しいのです。
「神様はケチなのです、転生特典を何もくれなかったのです!。」
「無いなら自分でなんとかするしかないのです!。」
「魔法は使えるのかな?、えいっ、闇にのまれよ!。」
「小説ではこれやると魔力が増える筈なの!。」
「え、嘘、死ぬの?。」
「お父様お願い、「アイルビーバック」って言って!。」
「異世界人の目を見開かせるのが目標なのです!。」
「お・・・お漏らしをしてしまいましたぁ・・・。」
「なんで全裸なのですかぁ!。」
「魔闘気プシュー!、コホォォォ!、ふはー!。」
「リィンちゃんお願い!、私を踏んで!、罵って!。」
「・・・・あれ、話が違くない?。」
リーゼロッテさんは優しい家族に愛されて今日も優雅な引きこもり生活のために頑張るのです!。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-07 00:14:16
956288文字
会話率:68%
この街には多くの悪党が潜んでいる……
そんな悪党達を一日でも早くこの街から追い出そうと、日夜悪党を成敗する為に活動すのは、パラディンの中でも限られた者にしか与えられない称号である【シャイン・ナイト】の称号を持つ騎士事、エレノア。
彼女は優
れた騎士であると同時に、その優秀さから独自の部隊まで率いる優秀な騎士だ。
しかしそんな彼女にも悩みの種が……
まず自分たちが悪党を成敗している内に、悪党から金品を掠め取っていくコソ泥こと【シーヴィング・コラット】
そして自分たちの活動と実力を嘲笑うかのように、先にエレン達パラディン・ナイツが目を付けた悪党を先に倒し、パラディンナイツの面子を潰してくれる【ダークナイト・スカル】
この二人に毎度のごとく活躍の場を引っ掻き回されてしまうエレノアは、今日も幼馴染であるウィルのバーにて愚痴りながら酒を煽れば、バーで働く少女マリリンから、言われたくもない一言を言われるので、マリリンを追いかけ回す。
そんな日常を送る三人の心には、ある事件におって負わされた大きな心の傷がそれぞれあり、心に追った傷に決着を付ける為に何かと必死に戦っている三人。
果たしてこの三人の心の傷は、いつか癒える時がくるのだろうか?
今回初めて一人称多視点の作品に挑戦してみましたので、分かりくい部分があった際は、遠慮なくご指摘ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-06 22:40:00
100233文字
会話率:24%
明乃泪(めいの るい)は親友の聖清美(ひじり きよみ)と共に別世界スルトバイスに召喚される。
召喚したのはこの世界のチクトス国の神官カイルディ・リゲルだ。
カイルディは聖女だけを召喚するはずだった。しかし召喚されたのは二人だったため、どっち
が聖女なのかと困惑する。
だが、聖女の証となる紋章が清美の右側の首にあった。そのため聖女がどっちか判明する。その後、聖女ではない泪は城を追い出された。
泪は城を追い出される前に帰る方法を聞くが誰一人として知らなかったため自力で探すことにする。
そんな中、働く所をみつけるべく冒険者ギルドへ行く。するとギルドの掲示板に【ギルドの受付をしてくれる者を募集。但し、冒険者も兼ねてもらうため体力に自信がある者のみ。】と書かれた貼り紙があった。
それをみた泪は受付の仕事をしたいと受付嬢に伝える。その後、ギルドで冒険者登録をしたあと受付嬢になった。
受付嬢兼、冒険者となった泪は徐々に自分が持っている特殊能力【見極め】の真の使い方について気づいていく。そして自分がこれからやるべきことも……。
★★★★★★
【作者が考える作品のセールスポイント】
1.巻き込まれ系でありながら、ざまぁ要素のない成り上がり系作品。
2.恋愛あり。コメディ要素あり。スローライフでありながら勇者のような道を辿り仲間と最終ボスを倒す要素もある作品。
3.特殊能力【見極め】、それはかなりチートな能力だった。
★★★★★★
《ノベルアッププラス・小説家になろうに掲載》
※投稿は不定期になりますが16時の更新としますのでよろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-06 21:21:47
364524文字
会話率:40%
「アンタは1人じゃ何もできない」
事あるごとにそう言い放ってくるパートナー、成瀬美亜にうんざりしつつも葉村志吹は彼女をサポートし続けた。
過去にモンスターに右腕を喰われ隻腕となり、さらに何も特殊な能力を持たない自分を雇ってくれるのは美亜だ
け……そう志吹は思い込み、どれだけパワハラされようが耐えてきた。
しかし、現実は違った。
確かに志吹は隻腕で、特殊能力を持たない。だがそのサポート能力は最高レベルであり、美亜のダンジョン配信を見ている視聴者達の目当ても美亜ではなく志吹の完璧なまでのサポート能力だった。そんな高い能力を持つ志吹が放置されるわけがなく、彼は美亜より遥か格上のS級シーカー・唯我阿弥数にギルドへの勧誘を受ける。
「今日はギルドへの勧誘に来たんだ」
「そういう話なら美亜を交えて改めて場を設けるよ。今日はグラビアの撮影で忙しいから、後日都合の良い日に……」
「え? 成瀬美亜ちゃん? 彼女はいらないよ別に」
「ん? 美亜の勧誘じゃないのか?」
「君がどうしてもと言うなら入れてあげてもいいけど、特に魅力は感じないな。僕が欲しいのは君だけだよ」
自分に敬意を示し、真摯に接してくれる唯我と自分を見下し、雑に扱う美亜……比べるまでもなく志吹は唯我を選び、美亜とのパートナー契約を打ち切る。
新たなギルドで正当な評価を受け始める志吹。
一方で志吹を失い、動画の再生数が落ち込んでいく美亜。
やがて美亜は自分の失墜を志吹のせいにし、自分が所属するギルドにありもしないことを吹き込んで志吹を悪者に仕立て上げ、ギルドを率いて志吹への復讐を企てる……。
無能と罵られ続けた実は有能な男が、環境を変えたことをきっかけに正当な評価を受け始める迷宮成り上がりファンタジー、ここに開幕。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-06 21:01:26
130505文字
会話率:47%
僕は突然神様に不思議な空間へ呼び出されたかと思えば、自分にそっくりな貴族の男の子と身体を交換しないかと言われた。
詳しく話を聞いてみると、そこは僕が夢にまで見たモンスターや冒険者が存在する世界らしい。
目の前の男の子はもうその世界で
はないどこか平和な世界へと行きたいらしく、その願いを叶えるため魂を交換しても身体の負担が少ない者を探した結果、僕が選ばれたのだとか。
さっきから神様がこの男の子には転移って言ってるのに、僕には転生って言ってくるんだよな。転生って元の身体が亡くなった時に言うんじゃなかったっけ?
そんな事を少し思いながらも僕はこんなチャンスを逃すわけにはいかないと、神様に言って魂を交換してもらったのだが……
「あの、え、貴族じゃない?」
これは転生して2秒で平民落ちした主人公と、その主人公に甘々で一生懸命支えようとするメイドの物語。
この作品は「カクヨム」様、「アルファポリス」様、「ネオページ」様にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-06 21:00:00
62421文字
会話率:78%
俺、橘 公介(たちばな こうすけ)は人気ナンバーワンの国民的アイドル宮沢 舞(みやざわ まい)と付き合っている。
だが、アイドルといえば恋愛禁止。二人の関係が世間にバレたら大変なことになるだろう。
でも大丈夫。絶対に誰にもバレずに俺た
ちが付き合い続ける方法を、舞が考えてくれた。
それは俺が舞の家に身を隠し、一歩も外に出ない「秘密の同棲」をすることだった。
たしかにこの方法なら、週刊誌の記者にも絶対にバレないだろう。
というわけで、俺は人気ナンバーワンの国民的アイドルと同棲して、ラブラブで幸せな日々を過ごしている。
しかも、一緒にいられるだけで幸せなのに、舞は外に出られない俺のストレスを解消するために、いろんなサービスをしてくれる。
人気ナンバーワンの国民的アイドルの愛情に満ちたサービスで癒される秘密の同棲ラブコメ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-06 20:26:50
144004文字
会話率:65%
「前略 この問いの答えが、お分かりになりますか?」
侯爵令嬢セリーヌは、平民の母と侯爵の不義の子としてこの世に生を受けた。艶やかな金色の髪と、輝くラベンダー色の瞳。詩の一節に出て来る乙女のように楚々とした雰囲気を持ち、女神のように美しい
その容姿はさることながら――十年前、母を病で失って以降、肩身の狭い、寂しい人生を送っていた。
孤独に耐えかねたセリーヌは、ある日、空き家となっている筈の母との思い出の家に手紙を送った。
自分と分からぬよう信書管理所のレンタルポストを経由して。内容も、万が一にも第三者に見られたら困ると思い、短い問いを一文だけ。それは、小さい頃、母と交わした謎かけ。セリーヌの、大好きなものを当てる『なぞなぞ』。もちろん、ずっと返事はなかった。けれど、セリーヌが十四歳になる頃――返事が届いた。
返事は、見事に全て正解だった。
それ以降、セリーヌは隙を見つけては手紙を送り、返事を待った。そんなやりとりに救われながら、セリーヌもついに十七歳。侯爵より、婚約の話を持ち掛けられる。悪戯に送る書信も止めるように厳命され、大切に取って置いた返信さえも燃やされてしまう。
嫁ぎ先は、長年セリーヌの住まう王国の敵国だった獣人の国の若き長ロガン。いずれは侯爵家の駒として嫁がされるとはわかっていたものの、セリーヌは度々噂で聞いていた獣人の恐ろしさに身を震わせる。
しかし、実際に会ったロガンは、無口ながらもセリーヌを尊重してくれる。ロガンの優しさや、不器用な愛情に救われていくセリーヌ。このまま穏やかな日々が続いていくのかと思っていたある日――今度は、セリーヌの元に手紙が届いた。
「前略 この問いの答えが、お分かりになりますか?」
謎かけから始まる、恋の物語。
※未熟な作家故、改稿などもしながら進めていくと思います。どうか、よろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-06 20:20:14
58825文字
会話率:29%
毎朝、隣の家に住んでいる幼馴染の凱【かい】に、起こしてもらっている幸せ者の私、宮國莉羽【みやくに りは】16歳。元気と体力だけが取り柄で、朝は苦手。起こそうとしても、なかなか起きない私を、愚痴一つ言わず起こしてくれる、そんな凱に甘えっぱなし
の毎日。
しかし、そんな私でも今日に限っては、「それ」より前に起きる。
『なに?これ…。』
さっきまで見ていた夢の中で負った傷が、現実でも…?
その日から、幾度となく『夢なのか?現実なのか?』リアルすぎる夢を見続ける私…。舞台は様々。今日はどこの夢?混乱の渦に巻き込まれていく…。
夢の中で起きている不可解な事件を通し、私は自分の【使命】に気付かされ、悩み苦しみながらも、その先で出会う、たくさんの個性あふれる仲間と共に、世界をも巻き込む過酷な旅を進んでいく。
しかし、私はその【使命】を持つ者なら誰もが持つ『証』としての能力を、未だに見出せないでいる。そんな自分に、いつまで経っても自信が持てるはずもなく、時は刻一刻と迫る…。だって、昨日まで女子高生だったから…の言い訳なんて通用しない。
いたって普通の女子高生が「恋愛」「友情」「悩み」を、
また様々な「問題」を抱える仲間たちが、泣き、喚きながらもそれを乗り越え、その不可解な事件を解決していく。果たしてその先に、何が待ち受けているのか?
『夢』か『現実』か?
『恋』か『友情』か?
はたまた、『嘘』か『誠』か?
長い旅路の先に見えた『世界』に私は何を感じ、どう生きるのか?
【いくつもの世界を股にかけ、個性あふれる『魔法・異能力・剣の使い手』の仲間と共に、明日への光を求めて突き進む、もはや全員が主人公のような冒険ファンタジー】
※神遣士(しんけんし)と読みます
『偽善』の裏に隠れた人の心の『悪魔』を、どう料理し、どう消化していくか?
嘘のような書き手の実体験も交えつつ…、描いていこうと思います。
よろしくお願いします!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-06 20:19:15
558965文字
会話率:22%
俺は、社会人の姉の愛奈と二人暮らしをしている高校生。彼女は俺を大切にしてくれるのは嬉しいが、だらしがなくて毎朝出社拒否を叫ぶ駄目な大人だ。そんな俺と愛奈の前に現れたのは、奇妙な生物と街で暴れまわる怪物。そして愛奈が魔法少女に変身して、怪物を
倒してしまった。この街を守り人々の希望となる魔法少女なんて、俺の姉にはちょっと荷が重すぎる。しかも他に魔法少女のメンバーとなったのは、モフモフに命をかける小学生に、片足の無い車椅子の同級生!? 果たして俺は、個性的すぎる魔法少女たちと共に世界を守ることはできるのか。そんな、俺と魔法少女とその他の仲間の、戦いと日常の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-06 19:03:18
1370086文字
会話率:56%
ノアの祖国アウラムは、1人の仮面の魔法師によって降された。一領地になったアウラムの人質として、ノアはその魔法師シルヴァンに嫁ぐことになる。
女は道具だと育てられてきたノアは、祖国とはまるで違うシルヴァンの考えに触れて、彼に惹かれ、想い
あっていく。
「本当のわたしは決して愛されない」
そんな思いと秘密を抱きながら。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-06 19:01:06
14014文字
会話率:45%
「村の外の者に、決してカイリの歌を聴かれてはいけない」
ある日、事故で死んだ主人公カイリは、記憶を持ったまま異世界へと転生した。
だが、記憶を持っていようとも、期待していた様なチート能力など微塵もなく。
それどころか足手まといでさえあ
るカイリは、しかし故郷の村で満ち足りた生活を送っていた。
窒息死しそうなほどに愛してくれる両親。
十近く離れた年下の友人を剣の師匠と仰ぐ日常。
歳の離れた娘に求婚される日課。
厳しくも優しく見守ってくれる村の人達とのふれあい。
だが十六歳の成人を迎える間際、カイリはある疑問を持つ様になる。
「村の外の者に、決してカイリの歌を聴かれてはいけない」
幼い頃からのこの決まり。
それが紐解かれる時、世界の真実が姿を現す――。
*童謡・唱歌の著作権について
作中に出てくる童謡・唱歌に関しては、曲、歌詞共に著作権が切れているもののみ使用しております。
万が一「切れていないんじゃないか」と思うものがありましたら、指摘して下さい。改めて年月等確認致します。
また、作中で使われた曲については、この下に列挙していきます。
【話に出てきた順。敬称略】
*故郷(ふるさと) 曲/岡野貞一 詞/高野辰之
*うさぎとかめ 曲/納所弁次郎 詞/石原和三郎
*赤とんぼ 曲/山田耕筰 詞/三木露風
*ゆりかごのうた 曲/草川信 詞/北原白秋
*雪 曲/文部省 詞/文部省
*紅葉 曲/岡野貞一 詞/高野辰之
*牧場の朝 曲/船橋栄吉 詞/文部省
*あめふり 曲/中山晋平 詞/北原白秋
*朧月夜 曲/岡野貞一 詞/高野辰之
カクヨム様でも連載中。
ただし、一話を二つに分けたりしていますので話数が違っています。
また、微妙に修正したり加筆している部分も出てくると思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-06 19:00:00
133067文字
会話率:39%
今から数十年後での話。世界とテロリストによる大規模戦争が巻き起こった。その戦争が起きたことにより、財政は壊れ、何億人もの人間が命を失った。
だが、そこで悲劇は終わらない。その戦争の最中にテロリスト側がとある禁忌を犯してしまった。それが、「生
物兵器」の使用である。しかし、ウイルスなどの生物兵器ではない。人間に動物の力を宿わせるという研究の元、創られた生物兵器だった。その生物兵器達は一体だけで何百人もの命を失わせるほどの力を秘めていた。初めはそんな頭のおかしい研究に誰しもが怒りを覚えたが、いつしか世界の方もそんなテロリストの非人道的な行動を模倣してしまった。
仕方がなかった、このままだとテロリスト集団に負けてしまうのだ。そうして、両者とも無害な人々を次々と誘拐し、生物兵器を作るために必要な研究の材料にしていったのだ。すると、そんなことを続けていたある日、世界の研究者が戦闘型AIを創りだすことに成功した。その勢いは物凄く、ものの一年でテロリスト達を退ける事に成功し、無事に戦争は終わりを迎えたのだ。だが、その戦争が終わった後でも悲劇な生物兵器達が秘密裏に生みだされ、その生物兵器達を毛嫌いした世界中の人々は、いつしか生物兵器達を差別するようになってしまったのだ。そのせいもあってか、差別を受けるようになった生物兵器達は、自身の素性を隠したり、この世界に対する恨みから裏世界で暗躍したりするようになっていった。この世界は、AIや最先端の技術により進化していったが、戦争の悲劇から色々と変わってしまった。犯罪確率は今までの歴史の中で一番多いという最悪な結果となった。
だが、その大きく変わってしまった世界の中で日本の過疎地域に一つの裏組織が設立された。その組織は裏で事件を起こしている輩、警察でも手に負えないような組織などを殲滅してくれるという。まるで市民の味方にも思えるが、その組織の目的は「世界を破壊すること」なのだ。
そんなまるで敵なのか、仲間なのか分からない組織の面々とその友人達が巻き起こすどんちゃん騒ぎ。そして、ゆっくりと暴かれ始める世界の真実。
そんな彼女等の御伽話をとくとご覧あれ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-06 18:17:18
68081文字
会話率:24%
笠置山の集落に住むイチは材木を川まで降ろす仕事の手伝いをしていたのだが、ある日、集落が襲撃を受けて母親を攫われ、父を殺されることになってしまう。傷だらけで倒れているイチを救ってくれたのが先生であり、彼は攫われた母を助け出してくれると言ってく
れたのだが、誘拐を企んだ郷士の家まで行ってみても、母はすでに別の場所へ移動をした後だった。
これは戦国時代、己の剣の道を極めるために我が道を進み続ける先生と、子供の癖に鬼のような剣術の腕を持つ僕の物語。
攫われた母を追いかけていくうちに、歴史的舞台を渡り歩いて行くことになる二人。イチは母を助け出すことが出来るのか?
ガチガチの時代小説をライトに書いているのですが、非常に血生臭いので、戦いが苦手な方はご注意ください。カクヨムにも載せています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-06 18:00:00
31052文字
会話率:42%
舞踏会の会場で婚約者から婚約破棄を宣言された私、アグライアは、頭から赤ワインをかけられ、嘲笑を浴びせられながら混乱したの。だって、今、ここで前世日本人だった事を思い出したんだもの。このままでは冤罪で捕まって果てには処刑展開?冗談じゃない!と
逃げ出した私は無一文なので、庭師のベンに借金をお願いしたんだけど、お金持ってないって。だよね。だけどベンの友達がお金も貸してくれるし、逃亡も手伝ってくれるし、就職先も探してくれると言い出して、あなたはもしかして王子様か何かですか?商人?商人なの?じゃあ、これは悪役令嬢系の物語って事じゃないのよね?
隣国に移動したアグライアが前職マッサージ師だった知識を活かして、貴族界をヒーヒー言わせながら、マッサージ学校とリハビリ学校を作り、いつの間にか、祖国の陰謀に巻き込まれていくという、これは転職系物語じゃなかったの?やっぱり悪役令嬢系の物語だったの?最後まで先が読めないものがたり。
ざまああり。カクヨムにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-14 22:08:22
49995文字
会話率:41%
異母妹に婚約者を奪われ、職場の上司に失恋し、そこでようやっと気がつきました。
私、生まれ変わる前は東京生まれ、東京育ち、東京の学校を出て東京の会社に就職したの。恋人はモデルにでもなれそうなほどのイケメンで、浮気の現場を目撃して、家を飛び出し
て、そこで車に轢かれて死んだのよ。
つまりあれだ、私、昨今流行りの異世界転生をしたみたい。
イケメンはもう懲り懲りと思った私は、もさっとした幼馴染にのめりこみかけたんだけど、この幼馴染にも女の影が。もっさりしてても王宮勤めはエリート枠で、女にモテる王子様枠になってしまうのね。女に苦労しない王子様には用はない。私はとにかく、平凡でモブ枠の、私だけを愛してくれる男を探してやるの。
田舎に引っ込み、王宮に呼び出され、隣国との戦闘が始まり、前線に送り出されたアグニエスカが、本当の愛を見つけ出す物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-29 20:00:00
167886文字
会話率:44%
山崎光也は、日々の疲れを癒してくれる推しVtuber「Luna」をこよなく愛する大学生。彼女の配信や笑顔は、彼の生活の中心となっていた。しかし、Lunaの人気が急激に高まり、彼の心に小さな違和感が芽生える。多くの人に愛される彼女が「自分だけ
の特別な存在」ではなくなっていく寂しさとともに、推し活の意味を模索し始める。
Lunaの初めてのオンラインライブが発表され、光也は胸を躍らせながら準備を進めるが、限られた視聴チケットの争奪戦に苦しみ、仲間との連携や対立を経験していく。SNSを通じて知り合った同担のファンたちとの交流は楽しい反面、推しへの愛情表現や意見の違いが彼の心に葛藤を生み出す。
そんな中、光也はLunaへの思いが友情を超え、より深い感情――「ガチ恋」に変わっていることに気づく。推しに恋をする自分を受け入れる一方で、手の届かない存在に向けた想いに戸惑う日々が続く。
そこへ突如として現れた謎のVtuber「Echo」。冷静で哲学的な言葉を投げかける彼女の登場は、光也の推し活に大きな揺さぶりをかける。Lunaへの純粋な気持ちと、Echoがもたらす新たな価値観の間で、光也はこれまでにない選択を迫られることになる。
LunaとEcho、二人のVtuberを通じて、彼が見つけ出す答えとは――。
生成AIで創作した作品をXに投稿中。最新話はこちらにて
https://x.com/bank26nt折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-06 16:00:00
28856文字
会話率:42%
ごく平凡な大学生、三渡カイは、ある日目が覚めたら異世界で美少女になっていた。
異世界転生!?しかもTS!?と驚愕半分浮かれ半分なカイのもとに現れたのは、三人の美男美女。彼らの話を聞くところによると、カイは八年前にこの世界に召喚され、三年の月
日をかけ、見事世界を『百年災嵐』なる脅威から守り抜いた救世主だという。しかしその代償として、五年間もの昏睡に陥り、さらにはこの世界にきてから一切の記憶を失ってしまった、と。
とても信じられない話だったが、カイは確かに異世界にいて、その身は美少女へと変わっていた。おまけに身の回りの世話をしてくれる三人は、なみなみならぬ感情をカイに抱いているようだった。
命でも救わない限り、ここまでされることはないだろうというほど、身を尽くしてくれるのだ。
カイは混乱しつつも現状を認め、彼らの話を信じた。
そうして災いが去ったあとの世界で、自分のことが好きすぎる三人と共に、のんびりとスローライフを送り始める。
まずは昏睡中に失われた体力を取りもどすためのリハビリ。それから「霊力」という力を用いた術の習得。さらには「ケタリング」なる飛竜を乗りこなす練習。もといた世界への郷愁を抱えながらも、三人の愉快な仲間と共に、カイは異世界での生活を満喫した。
しかし同時に、その胸の内には違和感が膨らんでいた。
三人は明らかに、カイに隠し事をしている。
優しい嘘で、彼をなにかから守ろうとしているのだ。
それは一体なんなのか?
過去になにがあったのか?
自分は本当に世界を救ったのか?
そしてこの身体は、本当は一体誰のものなのか?
やがてカイは、一人の青年との出会いにより、真実にたどり着く。
「お前はなにひとつ救わなかった!」
――――これは誰かのために犠牲となった、愛する人たちを救おうとした、彼らの物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-06 15:10:00
1050179文字
会話率:39%
森川樹生は生来の虚弱体質で、幼い頃から入退院を繰り返してきた。
そのうえ家族の手厚いケアも虚しく、高校一年生(16歳)という若さで死を迎えてしまう。
無念のうちに生涯を終えた樹生が目を覚ますと、そこは魔法を使えるファンタジーな世界だった
。
しかも樹生の身体は、推定年齢4歳のエルフ女児に変わっていた。
言葉の通じない異世界で、親も居なければ右も左も分からない。
当初は戸惑うばかりの樹生だったが、今世では健康を約束してくれる素晴らしいスキルを授かっていた。
頑張って楽しく生きなければ、前世の自分に申し訳が立たない。
転生したメジエール村でメルと名付けられた樹生は、酒場を経営する夫婦のもとに引き取られ、元気いっぱい、お腹いっぱい、今日も美味しいご飯を頂くのだった。
タイトルを変更しました。
(健やかエルフさん⇒エルフさんの魔法料理店)
たいへん申し訳ありませんが、『残酷な描写あり』にチェックを入れさせて頂きました。
敢えて残酷なシーンを書く予定はありません。
それでも残酷と判断される可能性を考慮しての、保険です。
誤字報告をして下さる方々へ感謝。とても助かっています。
皆さまの感想やレビューをお待ちしています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-06 13:56:15
1354925文字
会話率:36%
「ノエル・スプリングフィールド。役立たずのお前はうちの工房にはいらない。クビだ」
名門魔術学院を卒業後、体調を崩した母を看病すべく故郷の魔道具師ギルドに就職したノエル。
母は無事元気になったものの、ギルド長の偏見と嫌がらせのせいで職場での
待遇は悪化する一方。
遂には、解雇されてしまうことに。
「生きるって大変だなぁ……」
途方に暮れつつ仕事を探すノエルに声をかけたのは、学院時代の友人だった。
王宮魔術師として歴代最速で聖金級魔術師まで出世。
今や有名人の彼はノエルに言う。
「これまでの人生で、僕が唯一勝てなかった君に力を借してほしいと思って」
かくして、王都に出て王宮魔術師として働き始めたノエル。
日の当たるところに出た彼女は大活躍。
気がつくと王国中から注目を集める存在になっていって――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-06 12:10:39
565452文字
会話率:28%
名門魔術学院を卒業後、体調を崩した母を看病すべく故郷の魔道具師ギルドに就職したノエル。
母は無事元気になったものの、女に良い魔道具が作れるわけがないというギルド長の偏見と嫌がらせのせいで職場での待遇は悪化する一方。
遂には、役立たずと言われ
解雇されてしまうことに。
途方に暮れつつ仕事を探すノエルに声をかけたのは、学院時代の友人だった。
王宮魔術師として最年少で聖金級魔術師まで出世。今や有名人の彼はノエルに言う。
「これまでの人生で、僕が唯一勝てなかった君に力を借してほしいと思って」
かくして、王都に出て王宮魔術師として働き始めたノエル。
日の当たるところに出た彼女は、宮廷の問題を次々と解決していき、王国中から注目を集める存在へとなっていって――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-17 19:37:10
8444文字
会話率:39%