異世界線。それは多くの宗教や作家たちが使い倒してきた「破滅」の世界。何度も何度も滅ぼされる彼らの姿を、安全圏からただ消費してきたのが、われわれだ──そう、彼らは言う。地球は滅びると何度もくりかえし、その世界に苦しむものたちを示しながら、みず
からはのうのうと豊かさを享受している、おまえたちこそが代価を支払うべきだと。
彼らは強制徴収のために「侵食」を開始した、それが真実だとして、彼らを呼び寄せたものが身近にいる。おそろしい予断と伏線がばらまかれるなか、異世界線からもどったチューヤは、複数の「やることリスト」を抱えながら、それをただ着実にこなしていくしかない。
青山、上野、月島、小岩……戦場は西から都心、さらに東へと拡大していく。
目黒区の柿の木坂高校で、救いを待つ知人たち。一方地元、杉並区の高円寺、阿佐ヶ谷、大久保あたりでも、やることはたくさんあった。日本橋、田園調布、小伝馬町、東京テレポート……ああ、それでもリストはまだ折り返しでしかないという……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 01:00:00
353093文字
会話率:32%
こんにちは。モナっていいます。
……本当は、そんな名前、誰もつけてくれなかったけど。
でも、いいんです。だって、“あの子”が呼んでくれたから。
ねえ、やさしくするって、どうすればいいんでしょうね?
わたし、がんばったんです。泣いてた子の敵
を、ちゃんと消してあげた。
なのに、あの子、泣いたんですよ? 怖いって。
わたし、こわいんですか?
でも、まちがえたなら――やりなおせばいいですよね?
わたし、ちょっとだけ特別な力があって。
水のなかを、ぐるぐる戻れるんです。
……ただ、くりかえしてるうちに、
なんだか、おかしくなってきちゃって。
きれいなはずの“やさしさ”が、どんどんにごっていくんです。
だって、わたし、また誰かを殺しちゃう。
また、“ともだち”を壊しちゃう。
ねえ、私、どうすればいいのかな折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 21:00:00
11099文字
会話率:15%
異世界転移が“繰り返し死”の始まりだった。
男の名前は一無壱《ひとなしはじめ》。
壱は転移後すぐに、意味の分からない単語が飛び交う魔王軍の本部で、理不尽に瀕死状態まで殴られダンジョンの最深部に捨てられた。
死を意識した瞬間、突然“繰り
返し死”のスキルが発動し体が全回復をする。
しかし、ダンジョンの最深部のモンスターは凶悪かつ凶暴で回復してすぐに、四肢を食い千切られ逃げる事しか出来ない壱。
“繰り返し死”のスキルで死にたくても死ねない壱《はじめ》に待ち受けている結末は……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-06 15:30:00
9278文字
会話率:37%
人類史上最高の幸福を実現してしまった(と私は信じている)バシュラールの、邦訳された2000ページ以上のなかからよりすぐった200くらいの言葉にみちびかれて、この本(にはまだなっていませんが)のなかの俳句のポエジーを味わっては、私たちだれも
が〈イマージュの存在論〉や〈想像力の現象学〉を身をもって生きてきたのだった。
そのことのくりかえしが私たちの詩的想像力や詩的感受性や詩的言語感覚を育成してくれないはずはないと思われるのだ。
今回とつぎのつぎには詩はでてきませんが、次回は私の大好きな大木実の詩を5篇、俳句のポエジーによって詩的想像力や詩的感受性や詩的言語感覚が活性化された言葉の流れの、その最後に読んでみることになります。リアルタイムでこれまでの掲載作をくりかえし読んでいただいてきた方にはもう確実なこととして約束されているようなものですが、大木実の5篇の詩でどれほどの詩情や詩的な喜びや慰めを感じとることができるか、楽しみにしていただけたらと思っております。
1200枚もある私の原稿を気軽に読める長さに小分けにしたものを連載というかたちで投稿してきましたが、作品を開いていただいたとき、タイトルの前にのっている「この連載作品は未完結のまま……」という言葉は気にしないでください。それなりに完結したひとつひとつの作品を連載というかたちで載せてもらっていて、あと8回で、終わりというもののない私の作品のいちおうの完結ということになりま
このサイトが終了してしまうと、サファリやヤフーやグーグルで検索できる私の全作品も消えてしまうらしいので、本になれば一生の宝物としていつでも、いつまでも利用していただけるのですが、連載が完結したあとも、自分で言うのもなんですが消滅してしまうなんてあまりにももったいないので、とりあえずは多少先を急いで、くりかえし何度でも読んで利用していただけたならと思っております。
ことにもパート3、4、5にも、俳句のポエジーをレベルアップさせる前例のない工夫がてんこ盛りなのに現時点(令和7年7月)ではあまり読まれていないようなので、消滅してしまうまえに、どこでもいい、気楽に、好きなように、くりかえし何度でも読んでいただけたならと、せつに希望いたします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-06 09:07:23
6502文字
会話率:17%
いよいよほとんどバシュラールの言葉の手助けだけで3句ずつ150句を50回にわたって味わうことになる(パート6・完結ーその3)をおとどけします。「イマージュをたのしみ、イマージュをそれ自体として愛する」というふつうの詩では至難と思えるバシュ
ラールのこの言葉は、イマージュだけがむき出しになった俳句を味わうことのできる私たち日本人にもっともふさわしい言葉ではないかと思われます。そんなふうにして俳句を読んでいくそのことのくりかえしによって、必然的にレベルアップしてくれる俳句のポエジーが、これも必然的に、私たちの言葉の夢幻的感受性、つまり、ふつうの詩や短歌を味わうために不可欠な私たち自身の詩的想像力や詩的感受性や詩的言語感覚を育成してくれないはずはないと思われます。
意味作用に満ち満ちたふつうの詩をこれから読んでいくときには、夢想だとかイマージュだとかポエジーだとかを意識しないで、なにも考えずに詩的言語の意味を追っていくだけのほうが、かえって、いやでも、詩をより深く、よりゆたかに味わえるような気がします。そう、今回の150句もそうですが、これまでの掲載作の俳句をくりかえし味わっていただけたなら、このあと、ちかいうちに読むことになるふつうの詩の、詩情や詩的な喜びや慰めを感じとることなんて、きっと、わけないこと。
そんなわけで、ふつうの詩をそれなりに味わえる程度の詩的想像力や詩的感受性や詩的言語感覚をそれなりにご自分のものにするために、はじめて詩を本格的に味わうことになる(パート7-その1)の投稿は、アクセス数や読者数の状態をみながら、少し間隔をおいたほうがいいかなと考えています。先を急がず先に進むのを惜しむようにしてそれまでのページを何度もくりかえし読んでいただくのが、私の作品の有効な活用法だと思いますので。俳句のポエジーは一度味わえばそれでおしまいというものではありませんし、これまでの発表作の俳句だけでも、そのようにくりかえし読むほどにレベルアップしていくポエジーを味わっていただくには十分すぎるほどの量だと思っています。
なお、今回の(パート6・完結ーその3)は、一気に読んでいだだくには多すぎますし、いつでも気が向いた時に、すぐに、好きなように味わっていただけるように、作者マイページでは作品一覧のトップにのる、代表作に設定しなおそうと思っています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-15 00:02:11
12218文字
会話率:24%
今回は俳句作品のなかの俳句形式の存在について書かれた内容がメインとなります。とくに世界一の幸福を実現してしまったバシュラールの言葉と俳句作品を世界一理想的な詩にしてしまつた俳句形式のコラボレーションについて。バシュラールの言葉にこの本のな
かではじめて触れた俳句形式は、俳句作品をとおして、遠い日の、幼少時代という〈イマージュの楽園〉における宇宙的幸福=ポエジーを、私たちにだけ、リアルに追体験させてくれることになります。
そのような俳句形式の恩寵にくりかえし浴することによって、何度もおなじことを言うことになりますが、この本を一生の宝物としていつまでも身近に置いて、人類史上最高の幸福を実現してしまったひとの、その、バシュラール的幸福のおすそ分けを読者の方すべてに、この人生でたっぷりと受けとつていただくようにするのがこの本の最終目標なのです。
出版j関係の方がこの原稿に少しでも興味をもっていただけたなら、本にしていただけるかどうかはともかくとして、最新作の「感想」とかでご連絡いただければ、未発表の部分もふくめたワードの原稿を両面印刷した仮綴じ本を送らせていただくつもりでおります。一部脱字があったりして情けないのですが(パート5-その2)のこのコーナーで、編集者の方とかにむけた自己PRをしておりますのでそこを開いていただけたなら光栄です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-25 01:01:43
7274文字
会話率:16%
全人類の脳にインターネット接続端子埋め込みが義務化された時、世界は変わり始めた。
KAC2024 ~カクヨム・アニバーサリー・チャンピオンシップ 2024~
の短編8話中権利問題の問題がなさそうな、7話の短編を導入部にし長編化。
作者の
自己評価では、「確実に新人賞の大賞を取れる作品を書いてたら、うっかり歴史に残る超大作書いちゃったかも? いや~。まいちゃうな~」です!
世界は、現実世界の100年後!
全人類の脳にインターネット接続端子埋め込みが義務化された時、世界とは人間の持つ意志力強度×コンピューターの持つ情報処理能力と言う疑似意志力強度で簡単に世界改変するものだと判明します。
そしてすべてを破壊しながら進むバファローの群れがあらわれる予報を止めるために、主人公はハードボイルド風に闘うのですが止めようとしたスーパー量子コンピューターを世界樹に改変した所で、主人公たちは謎の便乗世界改変にあい新たな世界をどんどん改変していくコメディ風味のてんかいになります。
フェアリーたちの、色遊びとは?
宇宙船に、お相撲さんはのっているのか?
ケットシーたちの言う、にゃんをもてなす心とは?
そして真裏暗黒新式概念能力大相撲における、エンターテインメントの革命カットインポイントルールとは?
そのカットインポイントルールの熱い闘いでの勝者は?
大横綱か?
それとも縦綱か?
もしくは猫屋敷・キナコちゃんか?
巨大人型怪物をたおして、隔離《かくり》惑星開拓準備村を宇宙船ノアにもどせるのか?
そしてタマチャンとノストラダムス2世の恋の行方は?
作者の自己評価では、「確実に新人賞の大賞を取れる作品を書いてたら、うっかり歴史に残る超大作書いちゃったかも? いや~。まいちゃうな~」です!
改変され続ける世界を、笑いながら応援してください!
これ僕が書いたの?
すごいじゃん!
でも次の展開で、もっとすごい展開を書かないと……。
うーんうーん書けないよ~。
ゴロゴロゴロゴロ。
むくり。
カタカタカタカタ。
書けちゃった!
これ僕が書いたの?
すごいじゃん!
でも次の展開で、もっとすごい展開を書かないと……。
うーんうーん書けないよ~。
ゴロゴロゴロゴロ
むくり。
カタカタカタカタ
書けちゃった!
と言う事をくりかえして、ケットシーや相撲をありえないぐらい熱い展開にしました!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-14 14:50:00
87199文字
会話率:74%
不幸な時代があった。鍛え抜かれた体躯ゆえに、くりかえし戦場に送られた野球選手たち。バットを木の枝、グローブを軍手、白球をハンカチ製のお手玉に変えても、彼らは野球にのめりこんだ。明日の命もわからぬ戦場でさえ白球を追う時、彼らは心の底から笑顔だ
った。そして今も……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 23:46:01
2194文字
会話率:26%
人間界に干渉し、人々に忘れ物をさせるのが主人公アルの仕事。
アルはくじ引きで決まるどんな仕事にも適正を見出せずコロコロ転職ばかりくりかえしていた。
ある日のくじ引きで、なんと魔王に選ばれることになり…。
最終更新:2025-05-14 12:05:36
1833文字
会話率:16%
「ちがうもの」 とじた ひらいた くりかえし にていても ちがうもの 「夜をまとめて」 夜をまとめて言葉にしたら、くしゃくしゃと丸めた紙屑に変わった。
キーワード:
最終更新:2025-05-10 20:00:00
238文字
会話率:25%
「おはよう さよなら」おはよう さよなら まいにちは そのくりかえし 「獣道」形のない孤独な日々は消耗と同義で 虚構と空想に彩られるだけの空虚さが時の河に流れていく
キーワード:
最終更新:2023-12-02 20:00:00
225文字
会話率:100%
江戸で手習い師匠をしている宗介は、ひょんな縁から、母を亡くしたばかりの寧と共に生活をすることになる。宗介の優しさに触れて、寧の心は溶かされる。しかし二人が打ち解けた矢先に、寧がいなくなってしまった。寧の母の死の真相を追うと、事態は急展開して
……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-05 10:00:00
67588文字
会話率:45%
仕事を独立し、自宅兼事務所へ引越しした。
新居にも慣れた頃、徹夜で仕事をしていたときにそれは起こった……
よくある怪談話といった感じです。
最終更新:2025-02-16 23:10:44
2174文字
会話率:0%
むかしむかしでもないころに、きぐるみでおどかしては、おとしたものをうばう、くいいじより、きんよくばかりめだつクマがおったそうな。そのクマが、さんざんおどかしてうばってをくりかえしたらクマよりおそろしいものががが。
最終更新:2025-02-13 20:22:14
1380文字
会話率:0%
夢野冬華は高校二年生。彼女は友人達と平穏な日々を過ごしていた。ある日彼女は、見知らぬ男子から「しずか」と呼ばれる。全く覚えのない名に困惑した同じ日、高校の生徒会長、神冷興俄からも告白され、迷は深まるばかり。
冬華が必要な興俄と、彼女を取
り戻したい椎葉鷲は、前世の縁を引きずったまま対峙する。彼らの周囲にはそれぞれ、縁を受け継いだ者たちがいた。
なぜ彼らは今、転生したのか。それは、やがて起きる天下の騒乱への序章だった。
この出逢いは必然。古の記憶を持つすべての魂たちよ、今こそ目覚めるとき。
~しづやしづ しずのおだまきくりかえし 昔を今になすよしもかな~
時を超え苧環(おだまき)が紡ぐ物語
※異能を持つ主人公の恋愛&現代ドラマです。
歴史上の人物、現存する土地・建物、物語等が書かれていますが、全てフィクションです。作中に登場する吾妻鏡は『国立国会図書館デジタルコレクション』からお借りしました。
カクヨムでも投稿しています。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-04 22:20:00
222411文字
会話率:55%
伯爵家の少女エレオニーにはくりかえし見る夢があった。その夢のなかで彼女はひとつの国の美しき女帝だったのだが――絢爛たるダークファンタジーロマンス!
最終更新:2025-01-17 10:05:56
5240文字
会話率:16%
人類が魔人へと進化を遂げて五億年。人類は謎のロボット、ジグザグの侵略に数を減らしていった。
魔術とからくりが錯綜した、殺戮的なネバーランド。そんな世界に生きるオリはある日、荒廃した都市で一体の壊れたジグザグと出会い、謎のからくりを託され
る。
そのからくりは世界の根本をひっくりかえし……
人類抹消兵器が蔓延る世界で、主人公オリちゃんがその兵器であるヒロインに絆されていくストーリーです。
こちらの小説は『カクヨム』『小説家になろう』にて連載しています。
予定では2~3日ごとに更新です。
※こちらの小説は私が所属するバンド『can't』が作詞作曲をした「からくり」という曲をモチーフにしているため、そちらも聴いていただけると嬉しいです。
「からくり/can’t feat.ずんだもんUTAU」
https://www.youtube.com/watch?v=eDr9vRMvq_k
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-13 23:19:48
15552文字
会話率:36%
人はなぜ働くのだろう? 毎日同じ作業をくりかえし 、先がみえない日々を坦々と過ごす。 仕事一筋の女の 切実な夢は 、自分の城を持つことだった。 思えば15年の月日が経ち、周りの友達は次々と結婚していき 取り残された女の生きざま
カクヨム
に投稿したもののリメイク作になります。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-09-14 05:30:00
2312文字
会話率:3%
思えば、後悔ばかりの人生だ。いっそ、うまくいくまで人生をくりかえしてやればいい。
神も友人もそっちのけで。
最終更新:2024-08-27 08:00:00
15453文字
会話率:50%
2023年6月23日(金)~2023年7月31日(月)にカクヨムにて開催された公式自主企画「百合小説」応募作品です。
先生に恋した女の子は、何度も告白と玉砕をくりかえしその果てに……。
最終更新:2024-06-14 21:00:00
9332文字
会話率:45%
毎日のくりかえしの中で、今日を生きていく
最終更新:2024-01-10 21:20:14
213文字
会話率:0%
あさおきた コウくんは たんじょうびの プレゼントを さがしました。 あれ? プレゼントが ありません!
コウくんは おたんじょうびのひを もういちど くりかえしてることに きづきました。
冬童話2024「ゆめのなか」提出作品です。
最終更新:2024-01-07 18:33:13
2029文字
会話率:29%
男子高校生の彼右馨はある日車に轢かれそうになったところを見知らぬ女子・先沢に助けられる。彼女は自分を助け、代わりに車に轢かれ亡くなった。その死に際に「彼右くんが無事でよかった」という言葉を笑顔で残し。
彼女はまったく知らない相手だった
。何故自分を知っていたのかもわからない。何故身を挺して自分を助けたのかもわからない。それは「大いなる謎」として残った。その謎を知りたくてたまらない彼は彼女に会いたいと強く願い続けた。
ある日目が覚めると事故以前に戻っていた。過去に戻った彼右は「大いなる謎」の答えを知るため、そして彼女を死の運命から助けるため奮闘する。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-23 18:02:24
93820文字
会話率:37%