浮気をされて心に傷を負った夏目十郎はあまりの惨めさから自殺を思う程追い詰められる。そんな時に出会った―――いや、出遭ってしまった女性こそ、祀火透子だ。
天候に拘らず日傘を差した姿が印象に残る彼女は、あまりに無様で情けなく閉じ籠っていた俺
を気に入り、完膚なきまでの復讐を果たそうと誘いかける。その手始めに、体裁として俺の恋人になってくれるとも。
その時は、まだ知らなかった。
局地災害指定、祭火透子。
彼女はどんな手段を経ても目的を達成する。たとえその周囲が瓦礫の山になっても関係ない。
それが出来るなら社会は、台風を法で罰する事が出来るだろう。
※当作品はカクヨムでも更新されていきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 18:40:41
337688文字
会話率:66%
七凪雫(ななぎしずく)、十八歳。
天玖村(あまくむら)と呼ばれる閉鎖集落に生まれた彼女は、十四歳の時両親を殺害。二人の死体が発見されるまで半年のペースで十人を殺害していき、十八歳を迎えた時に村中の人間を全て殺害。同時に自首。取り調べの際
にも挑発的な言動を取るなど態度に反省の余地は見られず、取調室に居た警察を殺害。その極めて稀な残虐性と事件の悪質さから彼女には極めて妥当な判決として即刻死刑が言い渡された。
しかし護送中、原因不明の事故により姿を消す。死体が見つかっていない事からも警察は脱走したとみて彼女を指名手配した……
そんな彼女は今、俺の恋人となって家に住んでいた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-01 14:53:23
806412文字
会話率:58%
レニーはソロの冒険者だった。いつものように酒場で食事をとろうとすると、相席を頼まれる。それはソロの冒険者ではあまり珍しいことでもない。珍しいと言えば相手の方だった。
相手はギルドでも人気の受付嬢だったのだ。
酒と愚痴に付き合いながら、レニ
ーは奇妙な依頼をされる。
恋人のフリをしてほしい、と。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 18:26:40
751406文字
会話率:46%
生ゴミみたいな食事にも負けず、逞しく働きお腹いっぱいに美味しいごはんを食べている伯爵令嬢のリズ。しかし、元婚約者に、『100日間、毎日求婚しないと死ぬ呪い』なんていう、バカみたいな呪いをかけられてしまう。
死を覚悟したリズに、隣国の公爵は言
った。
「俺に求婚しろ、リズ・ノイアー。100日の間、お前を買ってやる」
そうして金貨100枚を報酬に、隣国の公爵の下で働き始めたリズ。あいさつ代わりに、爽やかに毎朝の呪いの求婚を繰り返す。
偽の恋人、不穏な来客、隠された罠。
重ねる日々に、公爵との男友達みたいな関係が、少しずつ変わっていく。
だけど、その呪いは、実は解いたらいけなくて――
「愛さないって言ったよね!?」
離れることも、愛を伝えることもできない二人の、呪われた100日が始まる。
***
最終話まで執筆済み!
じゃんじゃん投稿していきますので、ぜひ安心してお読みください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 18:21:40
55168文字
会話率:62%
全く新しい『流転の國』が始まりを告げる…!
あることがきっかけで『流転の國』の女王マヤリィは國を追放され、昏睡状態に陥ってしまう。
そんな彼女を保護したのは隣国の魔術師であり伯爵家の令嬢であるシャドーレ・メアリー・レイヴンズクロフトだった
。
シャドーレは本来の『流転の國』を取り戻し、かつての主人であるマヤリィを救う為、彼女の恋人であるジェイとともに行動を開始する。
しかし、二人の行く手を阻むのは、閃光の大魔術師と名高い美しき支配者ルーリだった…!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 18:12:40
51284文字
会話率:47%
「トリシャ、おまえに縁談がきた」。万年貧乏で持参金も用意できず、行き遅れとなっていたトリシャ・ノーマン伯爵令嬢の元に突如として舞い込んだ縁談。お相手は、つい先日第三王子との身分差婚を果たしたクレア妃殿下の兄・ヘルマン・リドル子爵。下位貴族な
がら王家と縁戚となったリドル家が、よからぬ企みを持つ家に取り込まれる前に、毒にも薬にもならぬ家と縁付けてしまおうという思惑から成り立った、王命による婚姻だった。双方断る立場になく、婚約期間ゼロで成り立ったスピード婚。結婚式の会場で初めて顔を合わせたヘルマンに少しだけときめきつつ、領地暮らしのリドル家に輿入れしてみれば。顔を合わせようとしない使用人たちに、主寝室を訪れることのない夫。食堂にすら呼ばれず部屋でひとり食事をとる毎日。挙げ句の果てに夫が苛立ちながら「まだ居座っているのか」と呟いているのを聞いた翌日、トリシャに対する嫌がらせまで始まった。どうやら夫は屋敷内に恋人を囲っているらしく、しかも彼女は妊娠しているようで——? 誤解に誤解を重ねたすれ違い夫婦が仲良し夫婦となるまでのあれやこれやの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 18:00:00
83657文字
会話率:40%
18歳の誕生日を迎えたその日、私は異世界へ召喚された。聖女として。聖なる力・聖力《せいりき》を使って魔物の毒や瘴気を祓ったり結界を張ったりできる聖女は、召喚されたカーマイン聖王国では大層敬われるが、一方で聖力は制御するのが難しい力でもあった
。聖力を使いこなすためには、王族のみが持つ神力《しんりき》の力を借りる必要があったが、横柄な態度で私を従わせようとした王太子相手に、コントロールどころか力を暴走させてしまう。聖女の心の安寧こそが聖力の安定につながり、魔を祓い大陸を守ってもらうためには聖女を大切にしなければならないと言われている世界で、王太子の次に私の前に現れたのは、忘れられた王女・レスリーだった―――。消えないトラウマを抱えたまま日本から召喚された少女と、王位継承権を持たない愛妾の娘として、ひっそりと生きてきたレスリー。2人が親愛の関係を築きつつ心と身体を回復させながら、国にはびこる歪みをも正していく物語。※ガールズラブではありません。時間はかかりますがヒーローも出てきます。ヒロインの生まれが不幸で虐待場面等が出てくるためR15とします。シリアス展開です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-30 22:57:52
240977文字
会話率:52%
第1章【高校編】あらすじ
瑞樹学園に通う高校生、佐野葵蘭・岡田健太・早坂舞・坂下傑の4人は、秘密のシェアハウスで共同生活を送っている。
親友・恋人・婚約者という複雑な関係性の中で、青春の喜びと痛みを経験していく。
文化祭、恋のすれ違い
、ライバルの出現、未来への不安…。
日々の中で揺れ動く心と向き合いながら、4人は成長し、やがて卒業とそれぞれの旅立ちを迎える。
⸻
第2章【大学キャンパス編】あらすじ
大学生活が始まり、4人は別々の場所で新たな挑戦を始める。
演劇、映像、プロの俳優業、海外でのサッカー活動——夢に向かう中で、再会やすれ違い、友情の試練が訪れる。
学園祭での再会、心の揺れ、裏切り、そして未来への選択。
4人はそれぞれの道を歩みながらも、変わらない絆に支えられて成長していく。
⸻
第3章【社会人編】あらすじ
社会に飛び込んだ4人が直面するのは、理想と現実のギャップ。
それぞれの職場で悩み、ぶつかり、時には挫折しながらも、大切な人々と支え合って乗り越えていく。
恋と仕事の間で揺れる感情、チームや仲間との衝突、そして夢の実現に向けた挑戦——
4人は改めて、絆と夢の重みを知っていく。
⸻
第4章【老後編】あらすじ
年月が流れ、大人となった彼らは再び「秘密のシェアハウス」に集う。
昔話に花を咲かせ、健康や老い、人生の終盤を迎える中で、忘れていたものや新しい想いに気づいていく。
若き日の約束を胸に、家族や仲間との絆を再確認しながら、彼らは心温まる時間を過ごしていく。
⸻
第5章【子供達編】あらすじ
時は流れ、今度は彼らの子どもたちが「秘密のシェアハウス」で新たな物語を紡ぐ。
親世代の影と期待に揺れながらも、自分たちだけの絆、友情、そして夢を見つけていく若者たち。
初恋、別れ、再会、試練の中で、彼らは未来への意志を繋ぎながら、新たな一歩を踏み出す。
すこしR18要素が入ってます。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-06-30 18:00:00
27909文字
会話率:22%
【 第1章 】
*真白結衣(ましろ ゆい)**は、美しさと才能を兼ね備えた高校生アイドル。
だがその華やかな表舞台の裏には、「100種類以上のアレルギー」と「極度の潔癖症」という、誰にも言えない体質的な秘密を抱えていた。
肌に触れただけ
で発作を起こす。
匂い、花粉、金属、食品、化学繊維——生活のあらゆるものが命の危機となりうる。
それでも彼女は、完璧な笑顔を保ち続ける。
孤独の中で、ただ黙って耐えながら。
そんな結衣の前に、ある日**転校生・逢坂緋人(あいさか ひと)**が現れる。
実は彼は、かつて子役として一世を風靡し、現在は人気急上昇中の5人組アイドルグループの一員。
そしてもう一つの顔——それは、「結衣の夫」だった。
そう、二人は誰にも知られず、極秘裏に結婚していたのだ。
学校でも、芸能界でも、恋人どころか友人すら装うふたり。
触れることすらままならない、秘密だらけの結婚生活。
アレルギー、芸能活動、世間の目、すれ違う時間……
それでも二人は、お互いだけが“本当の自分”を知っている。
「何もいらない。あなたさえいてくれれば——」
高校から大学へ。少女と少年が、運命と闘いながら愛を育てていく、
ピュアで切なく、そして強く生きるラブストーリー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-29 19:00:00
17811文字
会話率:32%
主人公の悠真は、かつて熱烈なファンだった女性アイドル・美羽と偶然の出会いをきっかけに、夢のような恋愛関係へと発展していく。長年憧れていた存在が、次第に等身大のパートナーへと変わる中で、二人はお互いの夢や葛藤、過去の傷と向き合いながら、真
実の愛を育んでいく。
物語は、悠真の純粋なファン心から始まり、美羽のアイドルとしての華やかな日々、そして表舞台の裏での孤独や不安を映し出す。やがて、二人はお互いに支え合いながら、芸能界の厳しさや世間の偏見、そして家族や将来のことを真剣に考えるようになる。
結婚と子育て、そして仕事との両立という現実の壁にぶつかりながらも、悠真と美羽は家族としての絆を強めていく。多忙なスケジュールの中で支え合い、時にはすれ違い、時には涙を流しながらも、互いの存在がかけがえのない光となっていく様子が丁寧に描かれている。
ドラマの主演オファーや再び公の場での活動再開、そして家族ぐるみの結婚式といった華やかなシーンと、家族としての穏やかな日常、子どもたちの成長が織り交ぜられ、リアルで温かい物語が紡がれる。
最終章では、二人が芸能界から一時的に距離を置き、家族と向き合う時間を大切にする決断をし、穏やかで深い愛情に包まれた生活を選ぶ。過去の苦労も喜びもすべて受け入れ、新たな未来へ歩み始める姿で幕を閉じる。
『推しだった君が、隣にいる。』は、夢と現実の狭間で揺れ動く二人の人生と愛情を、情感豊かに描いた感動のラブストーリーである。ファンだった彼女と恋人、そして家族として歩んだ彼らの軌跡は、誰もが共感できる普遍的なテーマと、心温まるメッセージを届ける。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-20 20:30:00
13485文字
会話率:29%
ある日恋人だった女性が突然死んでしまい、独りぼっちになってしまった少女、黄昏愛(たそがれあい)。恋人が生前言い遺した言葉を信じ、黄昏愛は恋人の後を追って自らもまた死を選ぶ。黄昏愛が次に目を覚ますと、そこは魑魅魍魎の跋扈する死後の世界、地獄。
黄昏愛は地獄のどこかに居るはずの恋人の行方を探して旅を始める。しかし一向に手掛かりが掴めず、そればかりか、地獄に落ちた影響で「異能」を身に付け「怪異」と化した地獄の住人達に、行く先々で襲われてしまう。黄昏愛はそれら有象無象の怪異共を返り討ちにしているうち、「怪異殺しの悪魔」として地獄中で噂になってしまうのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 18:00:00
1153218文字
会話率:42%
レベル1の女商人アリアは、勇者アベルの仲間であり、恋人……のはずだった。それなのに、連れて来られた辺境で朝目が覚めたら、彼はベッドの隣どころか、村から荷物と他の仲間と共に消えていた。「さよなら」の置手紙一つすら残さずに。
しかも、その村は
脱出不能の開拓村。法律など存在せず、弱肉強食が是とされる世界。力がないアリアも当然、村人たちにとっては獲物であり……。
だから、アリアは復讐を誓う。置き去りにしたクソ勇者に……自分に理不尽な思いをさせたすべてに!!
やがて、金と仲間を手に入れたアリアは復讐に動き出す。だが、それは単なる復讐劇に留まらず、世界を巻き込み、理を変えていくのだが……。
※本作はカクヨムで連載していました「置き去りにされた女商人は、復讐を誓う」の内容を転載したものです。今のところは、話の大筋を変える予定はありません。
※毎日、3話ずつ投稿する予定です。(投稿時刻は、12:00、17:20、20:40)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 17:40:00
628190文字
会話率:50%
高校2年生の紙透明斗のクラスには、青山氷織という女子生徒がいる。才色兼備な氷織は男子中心に幾度となく告白されているが、全て振っている。クールで笑顔を全然見せないことや、「氷織」という名前から『絶対零嬢(ぜったいれいじょう)』と呼ぶ人も。
明斗は半年ほど前に一目惚れしてから、氷織に恋心を抱いている。しかし、落とし物を拾ったり、図書室で本を取ってあげたりするくらいの関わり。フラれるのが怖く、氷織に告白できずにいた。
ある春の日の放課後。ゴミを散らしてしまう氷織を見つけ、明斗は彼女のことを助ける。「紙透さんには助けられてばかりですね」という氷織の言葉をきっかけに、明斗は氷織に告白する。
「これまでの告白とは違い、胸がほんのり温かくなりました。好意からかは分かりませんが。断る気にはなれません」
「……それなら、俺とお試しで付き合ってみるのはどうかな?」
明斗のそんな提案を氷織は受け入れ、2人のお試しの恋人関係が始まった。
一緒にお昼ご飯を食べたり、放課後デートしたり、氷織が明斗のバイト先に来たり、お互いの家に行ったり。そんな日々を重ねるうちに、距離が縮み、氷織の表情も少しずつ豊かになっていく。告白、そして、お試しの恋人関係から始まる学園ラブコメディ!
※最新作がスタートしました!(2021.4.1)
※1日1話ずつ更新していく予定です。
※カクヨム、アルファポリスでも公開しています。
※ブックマーク登録、感想、評価、レビューをお待ちしています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 17:16:58
864603文字
会話率:56%
高校1年生の速水大輝には、桜井文香という同い年の幼馴染の女の子がいる。美人でクールなので、高校では人気のある生徒だ。幼稚園のときからよく遊んだり、お互いの家に泊まったりする仲。大輝は小学生のときからずっと文香に好意を抱いている。
しかし
、中学2年生のときに友人からかわれた際に放った言葉で文香を傷つけ、彼女とは疎遠になってしまう。高校生になった今、挨拶したり、軽く話したりするようになったが、かつてのような関係には戻れていなかった。
桜も咲く1年生の修了式の日。大輝は文香が親の転勤を理由に、翌日に自分の家に引っ越してくることを知る。そのことに驚く大輝だが、同居をきっかけに文香と仲直りし、恋人として付き合えるように頑張ろうと決意する。大好物を作ってくれたり、バイトから帰るとおかえりと言ってくれたりと、同居生活を送る中で文香との距離を少しずつ縮めていく。
大輝は文香と仲直りし、恋を実らせることができるのか。春の同居&学園青春ラブストーリー。
※特別編2-甘美なる看病編-が完結しました!(2021.3.12)
※カクヨムとアルファポリスでも公開しています。
※お気に入り登録、評価、感想、レビューなどお待ちしております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-17 17:14:46
877658文字
会話率:57%
高校1年生の低田悠真のクラスには『高嶺の花』と呼ばれるほどの人気がある高嶺結衣という女子生徒がいる。容姿端麗、頭脳明晰、品行方正な高嶺さんは男女問わずに告白されているが全て振っていた。彼女には好きな人がいるらしい。
ゴールデンウィーク明
け。放課後にハンカチを落としたことに気付いた悠真は教室に戻ると、自分のハンカチの匂いを嗅いで悶える高嶺さんを見つける。その場で、悠真は高嶺さんに好きだと告白されるが、付き合いたいと思うほど好きではないという理由で振る。
しかし、高嶺さんも諦めない。悠真に恋人も好きな人もいないと知り、
「絶対、私に惚れさせてみせるからね!」
と高らかに宣言したのだ。この告白をきっかけに、悠真は高嶺さんと友達になり、高校生活が変化し始めていく。
大好きなおかずを作ってきてくれたり、バイト先に来てくれたり、放課後デートをしたり、朝起きたら笑顔で見つめられていたり。高嶺の花の高嶺さんとの甘くてドキドキな学園ラブコメディ!
※特別編7が完結しました!(2021.2.5)
※カクヨムとアルファポリスでも公開しています。
※お気に入り登録、感想、レビューなどお待ちしております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-13 17:18:16
1141538文字
会話率:55%
ありふれた高校二年生の俺、柳空には彼女がいる。
ただの彼女じゃなくて生まれたころからずっと一緒にいる幼馴染でもある彼女、堀井瑠奈
高校に入学してすぐに告白をして付き合うことになった。
このままずっと一緒にいて一緒の大学に通って就職して収入が
安定したら結婚して。
そんな夢のような未来を空は何の疑いもなく訪れると信じていた。
親友の藤田悟と彼女がクリスマスに腕を組んで歩いているのを見たあの日までは。
失意の底で過ごしていた空は始業式の日に学校では空が瑠奈に無理やり迫ったという噂が広まっていた。
いじめのようなものを受け家に帰ると母親にもその噂は回っており家を追い出されてしまう。
行き場がなく公園のベンチに座っているととある少女から声を掛けられる。
この時からすべてを失った少年の逆転劇が始まる!
※この作品はカクヨムにも同様のものを掲載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 17:12:11
279752文字
会話率:47%
孤独は人を殺せる。
冬季 冬真がそう聞いたのはいつのことだったのか。
どこで聞いたのかもわからない。
だが、実際冬真はあまりの孤独に自殺を考えていた。
あらゆるものに裏切られ信じられるものもなく常に一人。
冬真に家族はいなかった。
彼が18
歳の時に亡くなっているからだ。
彼に友人はいなかった。
高校生の頃に裏切られて以降誰も信用できなくなったからだ。
彼に恋人はいなかった。
高校生の頃に冤罪を着せられ裏切られてからだ。
彼と親しいものはいない。
彼自身が周囲と壁を作っているからだ。
彼は自殺を考えている。
なぜなら彼は孤独だからだ。
誰ともかかわりが無い。
故に彼は孤独であったのだ。
だが、そんな彼とかかわりを持つことになる人間が突如として現れる。
秋月秋奈
それがその少女の名前だった。
どこからどう見ても訳ありな深夜の公園で制服を着た子。
どうやら、両親から虐待を受けていたらしく秋奈は冬真に泊めてほしいと懇願する。
冬真は死にたくはあったが死ぬ前に性犯罪者として晒上げられるのは嫌なため断っていたのだが結局押し通される形で秋奈を家に泊めることになる。
死にたい冬真は死ぬことができるのか。
だが、冬真にはこの時やっと目的を得たのだ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-27 08:00:00
26621文字
会話率:49%
思い込みの激しく独占欲の強い男が、浮気性な彼女に対し常に嫉妬心を抱いていた。
このままではいけない…男は彼女を完全に自分だけのものにしようと思った
ただし、男の取った行動は常軌を逸していた。
彼女が付き合う邪魔な他の男達はどうなるのか?
そ
して、浮気な彼女の運命は…?
二人の視点を交互に描く独り語りで、どちらにも感情移入が出来る。
さて、あなたはどちらに肩入れするだろうか…?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 17:05:26
2006文字
会話率:0%
現代の日本にギリシア神話に登場する二人の女神が転生し、母と娘として覚醒した…アテナとニケである。
彼女達二人の周りで、古(いにしえ)よりの妖(あやかし)や現代の最新テクノロジーによって生み出された怪物達が跳梁跋扈(ちょうりょうばっこ)し始め
、日本だけでなく世界をも支配しようと暗躍する組織との戦いが巻き起こる。
敵が動き始める一方で、二人を守り共に戦う正義の者達が立ち上がる…
様々な思いや権謀術数が入り乱れた争いの火ぶたが、日本を舞台に切って落とされた。
二人の女神は愛する日本を、愛する人々を守り抜く事が出来るのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-28 16:42:38
32541文字
会話率:29%
男女のDom/Subものです。
作中でDom/Subユニバースの説明あるのでご安心ください。
29歳、大手機械、家電メーカーで技術員として働く東新川(ひがししんかわ)沙羅(さら)。
沙羅は初めて海外出張を控えていたが、なんと沙羅と一緒に
出張に行くはずの上司たちは怪我や家族の入院などで出張どころではなくなってしまう。
沙羅が絶望していると、就任したばかりの新社長、レネ・由春(よしはる)・南方(みなかた)(33)が技術課オフィスにやってきて、顔を合わせることになった。
現会長がドイツ駐在中、不倫し現地のドイツ人女性との間に生まれたのがレネであった。会長は良い後継に恵まれず、結果としてレネを後釜に据えたのだ。
そんな複雑な境遇の新社長は挨拶回りのためアメリカ出張のちドイツに飛び、沙羅の出張に同席するという。
プライドが高く、いかにもモテそうな容姿。世襲で就任したレネをあまり好きになれない沙羅であったが、数々のトラブルに見舞われる彼女に手を差し伸べてくれるレネを信頼し始める。
しかし、初めての海外出張のストレスと、度重なるトラブルで急遽伸びてしまった出張日程で抑制剤が足りなくなり、Domである沙羅は軽度のダイナミクス(第二性)ストレス症候群を発症してしまった。
「俺とプレイして解消しろ。俺はSubだからな」
レネの提案に、沙羅は一時的に彼とプレイすることを決める。
やがてレネに猛アタックされ、ダイナミクスのパートナー兼恋人として秘密の交際がスタートする。
いずれ、彼の父親である会長が二人の交際に立ち塞がることは露とも知らず……
ムーンライトで掲載しているもののR-15版です。
他サイトにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 17:00:00
211878文字
会話率:43%
カステヘルミは公爵家の次男オリヴェルの元へ嫁ぐことになったけれど、オリヴェルは幼い時から共に育ったユリアナへの恋慕でこちらを見ようともしない。公爵家の長男もユリアナに夢中なようで、初夜で放置をされたカステヘルミは、ユリアナを間に挟んでお茶を
楽しむ公爵家の兄弟を見て、自分が窮地に追い込まれていることに気が付いた。これはユリアナと一言でも話せば、ないことないこと言われることになり、やってもいないことをでっち上げられることになるだろう。公爵家の人々はユリアナを溺愛しているので、誰を信じるってユリアナを信じるのは目に見えているもの!!しかも!しかも!ユリアナは公爵家の二人の息子に対して、恋人のような妻のような素振りで接しているの。ユリアナ様は恐らく『一妻多夫』を望んでいるのでしょうし、公爵家の二人もそれで良いと考えているのでしょう。真実の妻がいると言うのに、お飾り程度の女なんか抱けるか!!ということで放置されたということでしょう。それなら私、是非とも皆様を応援したいと思います!!一妻多夫大いに結構!!今、カステヘルミの大逆襲が始まる。完結お約束! カクヨムにも更新しております!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 17:00:00
437158文字
会話率:49%
結婚が決まり、仕事を辞めることになったフローチェは送別会の後に恋人のダミアンの家へと行くと、後輩のマリータとベッドインしている状況に出会してしまう。裏切られ、捨てられたフローチェは、職も家も失うような危機的状況に陥ってしまう。意味もない愛も
ない恋人に振り回されたフローチェはどうなってしまうのか?長編を開始します。ざまあと溺愛モリモリを目指していきますので、最後までお付き合い頂けたら幸いです!
*カクヨムにも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-31 12:00:00
143502文字
会話率:44%
これはパルプライド社様より6/29発売の『悪役令嬢は異世界でマッサージを広めたい 〜前職活かしてイケメン探し始めます〜』(手に取って読んで頂ければ幸いです)の番外編となります。
『異世界に転職したはずなのに』はなろう内でも読めます。
前世を
思い出したアグライアが、前職マッサージ師の知識と技術を使って借金を返しながら、自分の恋人となるイケメンを探す物語。本編にはないスピンオフとなります、こちらだけを読んでも楽しめるように工夫をしていますので、最後までお読み頂ければ幸いです!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-30 16:52:51
27616文字
会話率:47%
「その通りだ、ヴィオラ君。そのロケットは正真正銘、君の恋人の所有物だ」
名前の広まらない傭兵こそ真なる一流の傭兵。そう信じて疑わないフリーランスの傭兵ヴィオラは、ある賭博場で見知らぬ老人に仕事の依頼を持ち掛けられた。疑いの眼を老人に向け、ヴ
ィオラは情報源を問いただすが、老人が口にしたのはなんと、既に故人であるはずの彼女の恋人「クラリア=スカーレット」の名前であり、証拠として差し出されたロケットもまた、正真正銘彼女の所持品であった。自ら埋葬したはずの恋人が、本当は生きているかもしれない。そんな、現実離れした事実を前に、彼女は思わず依頼を承諾してしまう。その手の内には、次なる仕事場の名前が書かれた紙切れが握られていた。過去から眼を背け続けている一介の傭兵はこうして、世界の本質と歪んだ過去が待ち受ける広大な戦場へと足を踏み入れた——。
人間同士の、組織同士の、国家同士の。尽きることのない軋轢の中で懸命により良い未来を目指す人間たちの強さと弱さを克明に描き出す重厚なハイファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 16:00:00
411365文字
会話率:49%
中原優人は高校の入学式を終えた後、校内で事故死した。が、それはあの世の手違いで、まだ死ぬ運命ではなかった。一連の話を夢だと思った優人は生き返りの手続きをする女性に閻魔様とは知らずにセクハラしてしまったため「知らない男性から欲情される」と「
敬語で話さなければとんでもない大声になる」罰をうけ、現世に戻される。その二つの罰のせいで、クラスメートの女子早川旭に恋人のふりをすることを約束させられてしまうが、その背景には予想もしなかった重い過去があった。
すでに起こってしまった悲劇はどうしようもない。しかし、人には過去を変える力はないが未来を変える力はある。
自分だけでは乗り越えられない悲しみも、誰かが手を貸してくれれば乗り越えられるかも知れない。
手を差し伸べられたときに、その手を握る勇気を持とう。明るい明日を迎えるために。
他の投稿サイトにも投稿しております作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 15:30:00
31284文字
会話率:38%
黒崎涼は勉強は苦手だけど運動神経抜群の高校生。幼なじみの坂倉彩は勉強得意でツンデレな彼女。いつものように勉強を教わる日常が、少しずつ変わり始めて……?少し天然でちょっとツンデレな二人の、甘酸っぱい青春ラブコメ!
最終更新:2025-06-30 15:12:21
9210文字
会話率:47%
「これは、運命かもしれない」容姿に惹かれ、リアの友達(※ほんとは恋人)になることを決意したネファーは、リアの意思関係なく強引なアプローチをする。当然だがリアに引かれ、思い通りにならないと打ち、怪我の手当てはした本人がする。一言で言うなら、「
わけの分からない感情と戦う」恋の物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 15:02:46
156066文字
会話率:56%
「……もう、終わりにしよう」
幼なじみであり、恋人だった篠原美琴は、曇りのない声でそう告げた。
その隣には、見たことのない男が立っていた。
肩と肩が、自然に触れ合う距離。否応なく、関係を物語っていた。
「……あ、そう」
三神静馬は、ほ
んのわずかにまばたきした。
驚きや怒りはなかった。ただ、何かが音もなく落ちたような感覚だけが、胸の奥で響いた。
言葉は浮かばなかった。何を言っても、すでに意味はない。
彼女の中から自分が抜け落ちた、ただそれだけのことだった。
静馬はそのまま歩き出した。
行き先もなく、あてもなく。
気がつけば、かつて遊び場だった廃遊園地に辿り着いていた。
今では誰も近づかず、鉄の匂いと風の音だけが支配する場所。
フェンスの隙間を抜け、錆びたレールの下をくぐり抜ける。
止まったメリーゴーランド。色の抜けた看板。
その奥――崩れかけた観覧車の影に、ぽっかりと地下へと続く通路があった。
興味があったわけじゃない。ただ、足が勝手に向いていた。
階段を降りるたび、湿った空気が濃くなっていく。
その先にあったのは、異様な空間だった。
壁一面に貼られたお札。
その中心に、黒く焼け焦げたような石碑があった。
無数の鎖が巻きつき、それでもなお封じるように力を放っている。
まるで、“誰にも見つけられたくなかった”かのように。
その時だった。
頭の奥に、どこか色香を含んだ女の声が、すっと囁く。
「……久々の人間ね。
ねぇ、ちょっと付き合ってくれない? ヒマなのよ。封印されてから、ずっと」
静馬は、少しだけ眉を寄せた。
そして、ため息まじりに、ひとことだけ返した。
「……別にいいけど。オレもヒマだし」
それが、三神静馬と“封印された女”の、すべての始まりだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 13:07:14
25776文字
会話率:37%
光の柱が天から差し込んだのは、戦の終結を告げる凱旋の夜だった。
民は喝采を上げ、彼──カインは英雄として迎えられた。
その隣にいたのは、村でただ一人、彼の帰りを信じて祈り続けた少女──セリス。
だが、神の光は彼女を選び、「聖女」として王の
前に引き出す。
王の言葉は、冷たく、絶対だった。
「その身は、もはや村娘ではない。神の意思により、我が王家に捧げられる聖女だ」
そしてカインの人気に嫉妬した王は彼を罪人にしたて国から追放する。
これは恋人と栄誉すべてを奪われた男の復讐劇折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-29 15:39:05
53004文字
会話率:29%
恋人に浮気された露崎律(つゆさきりつ)は、男性というだけで女性からモテる貞操逆転世界に迷い込み、妖しげな洋館に住む四姉妹の使用人として、メイド姿で奉仕することになった。
しかし四姉妹は一筋縄ではいかない人ばかり。
「律くん、私のコンタク
トケース知らないかしら?」
「純礼さま、それよりスカートのファスナーが上がりきってませんよ!」
「こ、これは今日は暑いからわざとよ……?」
長女の純礼(すみれ)は、色香満載で大人な雰囲気なのに秒単位で天然ボケをかますがその自覚がなく。
「露崎律! あたしはあんたを認めないから!」
「る、瑠海奈さま!? どうして突然お着替えを!?」
「あんたを人間扱いしてないからよ! 着替えだって余裕でできるわ! ふふふ、そうね。あんたなんか意識してないし、お風呂に入れてもらおうかしら?」
次女の瑠海奈(るみな)は、とある理由から律に誰よりも強く当たる。
「あたしは軟弱者は嫌いなんだよ。スパーリングに付き合え、鍛えてやる!」
(あれ? 久華さまから胴締めスリーパーホールドを食らってるのに、痛くない…?)
「すんすん…」
「久華さま、なんか首筋の匂い嗅いでませんか!?」
「き、気のせいだろ! 細けぇこと気にしてんじゃねぇ!」
三女の久華(ひさか)は、スポーツ万能の武闘派女子ながら何かと理由をつけて律の体に触れて来ようとする。
「実紅さま、今日こそ部屋の片付けしましょうよ」
「どこに何があるかはわかっているから平気だ。目を瞑っても探せるぞ。ふむ。これだ、見ろ。リボンタイ」
「そ、それパンツですよ!」
「……ちょうど君にプレゼントしようと思っていたんだ」
四女の実紅(みく)は、頭脳明晰なゲーマーながらドを超えたなまけもので、主人公のサポートなしでは何もしようとしない。
彼女たち風祭(かざまつり)四姉妹は、律を正式に使用人として雇うかどうか査定する、という建前であれこれ言いつけるのだが、希少種の男性で特別な魅力を持っている律の体を虎視眈々と狙っていて――
家族も恋人も倫理ある世界も全てを失った主人公が、クセ強四姉妹との交流を通して、追い求め続けていた幸福を手にしていく再生ラブコメ――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 12:10:00
45208文字
会話率:50%
地味男子である川幡翔哉(かわばたしょうや)は、罰ゲーム騒動で憧れの聖女・泰栖希沙良(やすずみきさら)に嫌われたと思い込んで落ち込む。
幼馴染の元気少女である浅葱瑞望(あさぎみずも)に慰められるうちに、その優しさに触れて付き合うことに。
しか
しその直後、希沙良から逆告白されてしまう。
罰ゲームの告白は、希沙良の親友である瑞望の介入で未遂だったため、結局希沙良の本心は不明なままだったのだ。
「瑞望とは一緒にいて楽しいし、大事な幼馴染だから裏切りたくない。でも憧れの泰栖さんに告白されて、こんな大チャンス今後ないかもしれないんだぞ……!?」
返事を保留にしてしまう翔哉。
素直に待つ希沙良。
とある事情から周囲には秘密の恋人関係になった瑞望と過ごしながら、翔哉は希沙良に返事をするタイミングを伺う。
同性のように気軽に付き合えたはずの瑞望は恋人になった途端にラブラブモードに突入し、翔哉は嬉しいやら恥ずかしいやらで混乱する。
その一方で、希沙良とは学校行事により二人で仕事をする機会ができ、パートナーとして頼りにされる中で高嶺の花の完璧超人ではない繊細な一面を知ることに。
希沙良も、そして瑞望にも、深く踏み込まなければ気づけなかった一面があることを知り、決断はますます難しくなっていく。
突然訪れたモテ期に振り回される優柔不断男が手にするのは、気の合う幼馴染との愛か、憧れの高嶺の花との恋か、それとも取り返しのつかない破滅か――
※三角関係ですが、ドロドロ展開はありませんので、軽い気持ちで楽しんでいただければ嬉しいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-03 12:00:00
121935文字
会話率:43%
国でたった一人選ばれる“妖精の愛し子”……妖精を使役することの出来る力を期待されていたのに、力が発現しなかったファータ王国第一王女、エレオノーラ。
そのせいで、愛し子に選ばれた血の繋がらない妹の“身代わり”として育てられ、18歳になったエ
レオノーラが、ついにその役目を果たす時が来たと言われ向かった先には……。
「どうか私と、結婚していただけませんか」
記憶も全て手放したはずの前世、妖精女王・エレオノーラに仕えてくれていた騎士・シエルであり、かつて、ほんのいっときの間の恋人の姿があった。
シエルと再会したことで、前世の記憶を取り戻したエレオノーラは、シエルに言われるがまま彼の治める隣国・ラーゴ王国に迎え入れられて…。
妖精とは、力とは、一体何なのか。
これは、前世は元妖精女王と元騎士、今世は身代わりの妖精の愛し子と国王の、絆と自覚と恋の物語。
*前世からの恋がメイン、タイトル回収は終盤からとなりますのでご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 12:10:00
44772文字
会話率:38%
私は前世、恋人であった“彼”に全てを押し付けて呆気なく命を手放した……。
クレア・オルコットには、前世王女として生きた記憶がある。そしてその前世で突然死を迎えたことにより、後の世が混乱を極めたことも。
「私が、幸せになって良いはずなどない
」
今世では、地味に目立たずひっそりと生きていく。
そう決めて生きていたクレアだったが、ある日王太子の婚約者を決めるため登城せよという御触れが国中に出される。
気乗りしないまま向かった城で、婚約者を選抜する試験に合格してしまったクレアの目の前に現れたのはなんと、前世の恋人であり護衛騎士のハロルドだった。
ハロルドもまた、見た目をそのままに今世で王太子として生きているのだ。
幸い前世の記憶が彼にはないことを悟ったクレアは、関わり合いにならないようにしようと、その場で断りを入れたのだが…。
「僕には君が必要だ。君しか考えられない。どうか、僕の婚約者になって欲しい」
記憶がないはずの王太子の執着が止まらない!?
「私は貴方に相応しくないのに……」
これは、前世王女と騎士で恋人同士だった二人が、今世伯爵令嬢と王太子となって巡り合う、身分逆転やり直し物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-11 09:03:38
90865文字
会話率:44%
「ノエラ、俺は君をずっと、愛している。
だから来世こそ絶対、君と共に一緒に居られる未来を願っても良いだろうか」
「えぇ、キース。 その時が来たら、必ず、私は貴方と共に一緒になることを誓うわ」
ノエラはある事故をきっかけに、前世の記憶を思
い出す。それは、“来世では結婚しよう”という恋人との約束だった。
そして何と、その恋人、キースも生まれ変わって今世で幼馴染として生きている…!?
前世の契り、今世では…。
もしも前世では報われることのなかった恋を、生まれ変わった時にやり直せるとしたら。
そんな少し不器用で純粋な、運命の二人の恋のお話。
*短編です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-10 22:17:55
11290文字
会話率:27%