名ばかり貴族の貧乏男爵令嬢クリスティーナは、裕福ではないけれど、愛情深い家族と幸せに暮らしている。
ある日、クリスティーナに縁もゆかりもない大貴族の嫡男との見合いの申し込みが届く。男爵家一同は困惑するが断れるはずもなく、クリスティーナは
ユリウス・アーダルベルト・バレンシュテットと見合いをすることになる。
ユリウスは濃い栗色の髪に『水の精霊』の加護を持つ水色の瞳の貴公子。平凡な容姿、しかも男爵令嬢のクリスティーナがなぜ選ばれたのかまったくわからない。顔合わせの席でユリウスは、自分には特別な事情があり、そのため高位貴族とは婚姻したくないと言う。
クリスティーナは、ユリウスの事情が片づくまでの仮の婚約者「候補」だと考えて、ユリウスと交流を重ねる。クリスティーナは美しく優しいユリウスに惹かれながらも、仮初であると自分に言い聞かせて過ごしていたが、とうとう正式に婚約を結び、バレンシュテット辺境伯の領地で婚約者としてお披露目されることになる。
ユリウスの事情は、クリスティーナの想像以上に複雑で、難しいものだった。
※アンティリア王国の話ですが、単独で読めます。R15は、人の亡くなる描写があるためです。時系列は『一目惚れからはじまる恋のあれこれ』の一年後、『虹色の霧の国』の約五十年前になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-13 02:00:00
77552文字
会話率:44%
ある日この世界「パラレルワールド大陸」で神と魔族の間に生まれた普通の人とはちょっと変わった14人の子供達。その内の3人は魔王を目指すべく、切磋琢磨して特訓を重ねる。魔王への道の途中で立ちはだかる「魔王」という名の高い高い壁。3人はその壁を乗
り越え、魔王になることが出来るのか…!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-04 13:01:38
3419文字
会話率:53%
15歳で異世界に行ってから30年、魔王を倒すため戦った勇者は童貞であった。
嫉妬深い女神からの恩寵を受けていたために、女性との関係を持てなかったのだ。
ついに邪神を封印し、日本へと戻ってくる勇者。
そんな彼に対して、地球の神は報酬として、何
か望みはあるか、と尋ねる。
勇者が望んだのは、嫉妬女神から解放された、現代日本でのモテ。
こじらせまくった彼が望んだのは、ごく普通の男子高校生のような切実な願望。
だが日本に戻ってくるとほぼ移動した直後の時間で年齢も若返っていた勇者は、中身が30歳増えているため同年代が保護対象に見えてしまうという弊害を抱えてしまっていた。
能力は元に戻る予定だったが「モテたい」という願いを神が脳筋的に曲解し、力と魔法まで使えるままになっていることに愕然。
またお金もモテに必要と思って数々の財宝を多数持たせてくれたが現在換金手段がなく死蔵。
これは俺TUEEEではなく俺MOTETEEEEを望む、最強勇者の恋愛探求の物語である。
※ エッチなのはラッキースケベ程度しかありません。ただその回数が少ないかどうかは分かりません。
※ 現段階ではノベルピアが最速投下となっております。カクヨムも先行しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-03 18:00:00
96230文字
会話率:17%
交通ライターの東堂伸介は、取材で名古屋のバス会社を訪ねる。仕事は「女性運転士・五十嵐アカネの仕事に密着する」こと。東堂はアカネの仕事に付き添い全国へ出かけるが、行く先々で事件に巻き込まれてゆく……。
最終更新:2023-03-23 11:29:17
34573文字
会話率:48%
野暮ったくて冴えないヴィオラは、誰からもバカにされてきた。けれどテオに結婚を申し込まれる。「君ほどすてきな人はいないよ」と言ってくれたテオ。彼にふさわしい美しい女性になると心に決めたヴィオラは、特訓に特訓を重ねる。知的で洗練されたヴィオラの
もとを訪れたテオは、美しくなったヴィオラを見て……。婚約破棄に至るお話です。※アルファポリスにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-21 13:41:27
6441文字
会話率:31%
トラブルにより前職を辞した主人公は、何もかも忘れるために地方の街へ移住を決断した。新天地で新たなスタートを切った主人公だったが、ネットでその土地にまつわる不思議な噂を耳にする。廃村の公園で人のようなものが遊んでいるというのだ。興味を惹かれた
主人公はさっそく公園の様子を見に行く。しかしそこは、ただの公園で不思議なものは何もなかった。近隣の住人は心霊スポット扱いされて迷惑していると話す。ゴミを捨るなどの迷惑行為に及ぶものもいるという。話を聞いた主人公はどうにかしてこの問題を解決できないかと頭をひねる。そして思いつく。シンプルで簡単に実行できるスマートな解決策を。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-12 18:03:35
12268文字
会話率:21%
車いすのアイツ。どんな時も明るく振舞う。
そんなアイツが体育祭でリレーに参加することになった。
俺はアイツにバトンを渡すために練習を積み重ねる。
そして迎えた当日。
地方記者までやって来て大騒ぎになるなか、リレーが始まった。
最終更新:2022-12-29 07:22:01
998文字
会話率:3%
華々しい高校デビューをした主人公、遊馬は初めてのバイトの給料でずっと気になっていた街はずれの骨董品屋を訪ねる。そこの店員である男の独特な雰囲気に吞まれて、実用性が全く皆無な刀を購入してしまった。人生経験の一つとして片付けようとした遊馬だった
が、次の日に彼は思い知ることとなる。
遊馬に襲い掛かる怪物。奴らは圧倒的な暴力によって殺しにかかってくる。
追い詰められたその時、刀が嘶く───
「ああそうか。力を使えば良いんだ」
これは何も取り柄のない人間が意志を使って足掻く物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-05 21:00:00
17518文字
会話率:31%
ペットと飼う資格とは何か。
筆者はそれを1度飼って死の瞬間を体験し、それでも飼うと決めた者に与えられるものだと考えている。
つまり、全ての人間は1度目にペットを飼う時、特に猫や犬などの高度な知能を持つ生物を飼う場合においては平等に資格を持
っていない状態だと考えているわけだ。
その理由について説明しつつ、直近で自身に起きていたことを書き連ねる。
なお、本エッセイは同居していた猫をダシに人気取りを目的に描いたものではない。
複雑に渦巻く感情から、どうしても書かずにはいられず書く事にした。
投げかけた全ての問いかけを猫を飼う飼い主が受け取ってもらえると幸いである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-02 01:11:20
11498文字
会話率:0%
僕はこの世界で目覚めた。
目の前の女性が名前を呼んでいる。
「アナタの名前はヒャクよ」
百番目に生まれたからヒャク。安直な名前だが、僕は嬉しかった。僕は尋ねる。名前をくれた彼女は何者なのかと。
「私はアナタを生んだ人」
「ではアナタは僕のお
母さんですね」
自分のことをほとんど知らない僕と、僕を主人公にしたいお母さんの二人で広げていく小説の中の小説。
ーー人工知能を使った世界創造物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-16 07:00:00
12595文字
会話率:56%
イーオ公爵家の令嬢レツカは、王子から突然婚約破棄を告げられる。こんな理不尽は普通は受け入れられないが、レツカは「一向にかまわんッッ!!」とあっさりと応じた。しかし、レツカは今後のために理由を尋ねる。すると、王子は平民出の少女を連れてきて「こ
の娘をいじめたからだ」と主張するのだが…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-11 17:01:41
3036文字
会話率:56%
異世界から来た金目当ての聖女様。婚約者を愛する王太子。そして、王太子の婚約者のお話。
異世界からきた聖女様は金目当てで王太子と結婚したいと駄々を捏ねる。王太子は劇薬まで手に入れて断固拒否。しかし周りは二人の結婚に賛成のようで、王太子の婚約
者は精神的に疲れ果てていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-11 13:59:28
2936文字
会話率:69%
あらすじに書くような内容は存在しない。
なぜならこのタイトルを見て、本文を読むような者はあらすじなどなくとも本文を読んでしまうからである。
故に、私は「あらすじ欄」を「あらすじ欄」として使用せず、ひねくれた文章を書き連ねる。
最終更新:2023-01-21 13:04:46
496文字
会話率:12%
小学5年生の夏休み、早見レミはイギリスに住む叔母の家を訪ねる。叔母は有名なドール作家で、森のロッジをアトリエに創作活動に励んでいる。
道に迷いすっかり夜になり、右も左もわからないイギリスでレミは不思議な少年に導かれ、叔母の家にたどり着く。レ
ミを探しに行ったのか叔母はおらず、しかし少年はなぜか隠し鍵を知っており中へと導かれる。
中でレミを迎えたのは叔母の美しい人形たち。焦点の合わない双眸は、しかし、こちらをじっと見つめているようだ。ねぇ、と声をかけようと振り向けど少年はいつの間にか姿を消し、開いたドアは風に吹かれ、大きな音を立ててレミを中に閉じ込めた。
「ようこそ、マディーの館へ」
クスクスと部屋中から忍び笑いが聞こえてくる。かけられた声に後ろを振り返ると何も写さないその双眸が、にたりと感情をのせてレミを見つめていた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-19 18:03:51
79626文字
会話率:59%
【注意・特記事項】
①とあるノンフィクションを小説として書き直したものです。(当事者許可済み)
②基本的にはノンフィクションですが、
小説として読みやすくするために脚色・追加・削除している部分もあります。
③キーワードは話が進む毎に変化し
ていき、とても15個に収まりません。
よって最序盤のものと一部のみ書いておきます。
【あらすじ】(第零章&第一章)
少年の日常はつまらなく幸せでもなかった、寧ろ虚しかったし最悪だった。
そして、自ら終焉とすることもできず、二度寝して退屈を重ねる。
そしてつまらない日として終わる筈だった。
次に起きた場所は、いつもの世界では無かった。
少年だけが知るカードゲームが決闘の手段となっている世界の、とある少女の一軒家。
少女は少年の実力を確かめる為に、「決闘」ではなく「試合」として少年の相手をする。
その世界に、元の世界へと戻る術はあるのだろうか――?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-05 17:00:00
205794文字
会話率:41%
魔法使いに憧れる青年ダット。
だが弟子入りも出来ずそれでも諦められなくて1人の少女の元を尋ねる。
最終更新:2022-12-13 23:44:45
1429文字
会話率:57%
ギャル風の女の子が『ガリ勉』と呼ぶ男の子に『シュレディンガーの猫』について尋ねる。
その会話が生むものとは……?
『第4回「下野紘・巽悠衣子の小説家になろうラジオ」大賞』参加作品です。
最終更新:2022-12-06 19:17:36
1000文字
会話率:100%
高校生・振井明人と真梨澪は隣同士で生まれた日まで同じという筋金入りの幼馴染。十数年を共にしている二人は、当たり前のようにいつも側にいる。
ホワイトデーの朝、明人は澪の元を訪ねる。バレンタインのお返しを手に、旅先の土産物を渡すような気軽さで。
最終更新:2021-03-14 23:43:03
2943文字
会話率:67%
高校生・振井明人と真梨澪は隣同士で生まれた日まで同じという筋金入りの幼馴染。十数年を共にしている二人は、当たり前のようにいつも側にいる。
バレンタインの朝、澪は明人の元を訪ねる。チョコを持って、何の気もないような顔で。
最終更新:2021-02-14 23:32:55
1393文字
会話率:67%
生徒会に所属する莉珠と琉花は、仕事の傍ら生徒の相談に乗っていた。
それは、大人に話せば一笑に付されるような、怪異絡みの相談である。
今回の相談者は、肝試しで幽霊に呪われたと主張する男女のグループ。
呪われたのは肝試しをした全員ではなく、何故
かメンバーの一人だけ。
莉珠は肝試し事件の真相を探るべく、呪われた女子生徒の元を訪ねる。
其処で莉珠は、呪詛を纏った手作りのテディベアを見つけるのだった。
※pixivにも掲載。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-26 00:00:00
7641文字
会話率:40%
本作の主人公の少年のお名前はナウス君。
身分が低いから名前しか無いよ。
なんだか、無双チートに飽き飽きして偶には痛い目見て欲しいなーとか、都合良く行き過ぎる主人公って多いよね?
今作の主人公にはいっぱい痛い目を見てもらいます。
だけ
ど主人公は最強です。
マジでめっちゃ強くなります。
ただ、痛い目も沢山あってもらいます!
本当のあらすじ⤵
世界は長きに渡り戦争を重ねる。
終わり無き戦いにより、二つの大陸が存在する《人界》と《魔界》。
人々は終わり無き戦いに終止符を打つべく、人界政府を設立。
軍は人界騎士として、各地に派遣され、戦闘を繰り広げる。
《人界》から選りすぐりの騎士で構成されている人界騎士は各地で勝利を収めるのだが、理不尽な要求で近隣の村人を虐殺する。
ある日、主人公の村にも《魔界》からの兵が進行してくるが、颯爽と人界騎士が駆け付け、大きな被害が出る事は無く、自体は収集する。
だが、騎士達に数名の負傷者が発生した事実が発覚すると、村より同数の生贄を要求したのだ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-23 20:00:00
70859文字
会話率:27%
辺境伯の元へと嫁いだ子爵令嬢キャロルは、夫となったジュリアスから、初めての夜に酷い言葉を投げかけられた。
「私があなたを愛することはない」
この婚姻を望んだのは辺境伯側、だというのに余りに不誠実な態度。
だが、色々とたくましいキャロルは
取り乱すこともなく、夫の真意を尋ねる。
そして語り出されたのは、いかに貴族と言えどもあまりにあまりな事情で……。
それを聞いたキャロルは、全てが終わった最後にこう告げる。
「あなたがわたくしを愛する必要はありません」
と。
これは、どうにもならないしがらみに満ちた貴族社会を、己の力一つで乗り越えていく女の物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-22 06:12:10
10107文字
会話率:44%
「聖女の力が失ったことを未来の夫に相談もない。これは私の婚約者としての自覚が欠けていると思わないか?」と婚約者のヘルムート第二王子は、パーティー会場で元聖女ユズに尋ねる。
「信頼関係が築けないのなら、これを機に婚約破棄をするのもいいだろう」
虎視眈々と次期王妃の座を狙う貴族派の人々からの視線に耐えかねて婚約破棄を受け入れる。
聖女でもなく次期王妃でもなくなったユズの前に、王位継承権を破棄した第一王子ハインツがある提案をする。
二人の王子の偏愛にユズは……。
※ざあ要素あり。
※R15は保険です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-18 08:12:28
9578文字
会話率:43%