名ばかり貴族の貧乏男爵令嬢クリスティーナは、裕福ではないけれど、愛情深い家族と幸せに暮らしている。
ある日、クリスティーナに縁もゆかりもない大貴族の嫡男との見合いの申し込みが届く。男爵家一同は困惑するが断れるはずもなく、クリスティーナは
ユリウス・アーダルベルト・バレンシュテットと見合いをすることになる。
ユリウスは濃い栗色の髪に『水の精霊』の加護を持つ水色の瞳の貴公子。平凡な容姿、しかも男爵令嬢のクリスティーナがなぜ選ばれたのかまったくわからない。顔合わせの席でユリウスは、自分には特別な事情があり、そのため高位貴族とは婚姻したくないと言う。
クリスティーナは、ユリウスの事情が片づくまでの仮の婚約者「候補」だと考えて、ユリウスと交流を重ねる。クリスティーナは美しく優しいユリウスに惹かれながらも、仮初であると自分に言い聞かせて過ごしていたが、とうとう正式に婚約を結び、バレンシュテット辺境伯の領地で婚約者としてお披露目されることになる。
ユリウスの事情は、クリスティーナの想像以上に複雑で、難しいものだった。
※アンティリア王国の話ですが、単独で読めます。R15は、人の亡くなる描写があるためです。時系列は『一目惚れからはじまる恋のあれこれ』の一年後、『虹色の霧の国』の約五十年前になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-13 02:00:00
76938文字
会話率:44%
「障害者就労移行支援事業所」をテーマとした作品。
「これから面接トレーニングを開始します」「支援を受けた側が、支援する側に立ちたいとは、身の程を知るべきだ。」「てめえ、殺してやる!」
面接トレーニング、障害者たちのルール、企業実習、そして
事件は起こる。
「障害者基本法」等の法律により企業は一定の障害者を雇用する義務とともに、
障害者は就労へ向けての権利を与えられ始めた。
彼らのために生きる訓練をするために、2000年代生まれ始めた「障害者就労移行支援事業所」。
その場所から、将来へ進もうとする者たちの物語。 登場人物紹介
障害者就労移行支援事業所「オアシス」(架空)
赤木(アカキ)………「ぼく」。または、「俺」。通所メンバー。法律系資格者
沖田……………………通所メンバー。アルコール系話題保有者
中邑……………………通所メンバー。驚異の面接突破率を誇るエース的存在
丸尾……………………通所メンバー。若年ながら、裕福な経済力を持つ
彩華(みすゞ)…………通所メンバー。利用者とは一定以上の距離を保ち文学が好き
アラカワ………………通所メンバー。体格が大きく粗暴さももちあわせる
佐々木…………………「オアシス」菅理責任者兼法務部所属
後藤……………………「オアシス」就労移行支援員。赤木の支援を担当する
飯塚……………………「オアシス」人事担当
小原……………………「オアシス」人事担当
西田……………………刑事
注意:現実に同名の障害者関連の事業所、メンバー、登場人物などがあったとしても、本作品とは一切関係ありません。本作品はオリジナル作品であり、本サイト限定公開ではありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-13 00:45:43
102554文字
会話率:48%
眠くないのでジャーナリング第4弾です。今回はふと疑問に思った『身の程』について思ったことを書き綴りました。なかなか興味深いですね、身の程って。
最終更新:2018-09-17 02:43:22
1007文字
会話率:0%
ダイエットを目的としたジョギングが高じて
特に思い入れの無い土地を彷徨い続けた結果。
本来の目的を忘れてしまった作者の実話。
最終更新:2016-06-26 14:55:42
29628文字
会話率:3%