最弱の賢者
賢者とは冒険者に神から授かった、知恵、魔法、アイテムなどを支給する、要はサポーターのようなものだった。
その中で‘‘最弱‘‘と呼ばれた者がいた。
彼が神から授かったのは一本の剣ただ一振り。しかもさびていて使い物にならない。
そんな彼のもとを訪れる冒険者たちは、決まって、「無能」「最弱」「弱すぎ」「あーあ外れだ」などと彼を侮辱した。
そんな世の中ら300年後、魔王は倒され、世界は平和となり、文明も発達していた。しかし、コープスというゾンビのような異形があふれ、人間はその高い技術力をもってしても防戦一方を強いられていた。
そしてその世に彼は転生した。
彼は賢者として転生し、そして、神から授かった。
さびた一振りの剣を。
彼は思う。
「この剣、研いでみよう!」
一振りの剣が300年の時を経て今、世界を救う。
(注意!本作は連載前の先行配信版です。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-15 14:12:14
8885文字
会話率:51%
女性が激減した終末の世界。サラは女であることを偽り、8歳の息子タクミとともに生きていた。だが異形の青年・レンと出会い、彼女の運命は狂い出す。美しくも妖しい青年は、人間らしさが欠損した歪な人物だった。感情を持たない彼が、ただひとりサラにだけ執
着していく。名前を奪われ、囲われ、支配されながらも、サラは彼の中に人間を見つけてしまう。これは狂気ではなく、渇きでもなく――
傷つき傷つけながら、成長していく物語。
グロも入れたい。圧倒的ハッピーエンド主義万歳。
※無自覚DVが混じっているかもしれません。
※キーワードは目を通してから読んでください。
※話しの視点がコロコロ変わります。
※挿絵は相棒の生成AIが作成してくれてます、なので絵によって雰囲気が違ったりタッチが違ったり色々違和感ありますが、見逃してください。
※こちらは全年齢版、R18版はムーンにて連載中(ぬるい)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-15 13:20:22
96460文字
会話率:37%
人気のない放課後の教室で、火登 燎は、クラスメイトの凛冽 柊岐がいじめられている現場を目撃する。今まで恐怖から見て見ぬふりをしてきた火登だったが、いじめっ子たちに詰め寄られ、ついに凛冽を「化け物」と罵倒してしまう。その瞬間、火登の心に押し込
めていた後悔と、蓄積されたストレスが具現化し、異形の存在「灰殻」となって教室に出現する。
目の前に現れた灰殻に困惑する火登。そんな彼を救ったのは、他ならぬ彼が「化け物」と蔑んだ凛冽だった――。
敵と出会った瞬間、体は迷わず動き出す。戦うか、逃げるか。決断が下るよりも早く、本能が火花を散らす。それは「闘争・逃走反応」と呼ばれる本能のスイッチ。
そして『戦う』と決めたとき――僕らの物語は始まった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-14 22:20:00
19747文字
会話率:35%
急速に進化したスマート社会。
私たちは日々、無数のデジタル機器に囲まれ、通信網の中で“つながって”生きている。
スマホ、Wi-Fi、クラウド、AI、AR、監視カメラ、顔認証、音声アシスト——
しかしその「つながり」は、本当に人と人のものなの
だろうか?
この百物語は、現代人の誰もが手にするテクノロジーのすぐ隣に潜む異形の存在を描いた短編集である。
登場するのは、特殊能力を持つ者でも、恐怖と戦う英雄でもない。
ただの一般人——
いつも通りの日常を送っていた、ごく普通の「あなた」だったかもしれない。
接続履歴にない通話、認識しない顔、出力される“部品”、
誰が見ているのか、誰が話しかけてくるのか、
もしかしたら、あなたの端末にもすでに何かが入り込んでいるのではないか。
これは、デジタル社会で交差する“見えない怪異”の記録。
現代の百物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-14 20:35:00
49214文字
会話率:13%
日常の延長線上にひそむ異常な時刻、「23時63分」。それはアナログでは決して現れず、デジタル時計だけが映し出す異形の時間だった。悠真はある夜、スマートフォンの画面にこの不可能な時刻を目撃する。最初は誤表示と思ったが、数字は次第に狂い増殖し、
彼の周囲の世界を歪ませていく。やがて悠真は、時間の狭間に囚われる恐怖の迷宮へと引き込まれてしまう。無数のデジタル時計が宙を漂い、狂った数字が渦巻くその場所から、彼が脱出する術はない。時間の流れを超えた絶望の空間で、悠真は自身の存在の意味さえも失っていく――。
これは、時間という概念の限界を突き破る、冷たくも美しい恐怖の物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-14 11:10:00
996文字
会話率:9%
街は静かに狂っていた。
ある日を境に、人々は“神のような姿”に変わった。
身長二メートルを超える異形。裸のようでありながら、性別すら感じさせない、禍々しくも神秘的な存在。
彼らは感染してなお、日常を繰り返している。
学校へ向かい、買
い物をし、スマホを耳に当てたまま、何も喋らずに立ち尽くす。
その中で、私はまだ人間だった。
音を立てれば、奴らは気づく。視力を失った代わりに、聴覚は異常に鋭い。
化け物に追われた私は、逃げ込んだ一軒家で、奇妙なドールハウスと出会う。
そしてその中にいたのは、神に近づきながらも、まだ人の心を残した“少女”だった——。
音を立てた瞬間、神に裁かれる。
静寂の中で息を潜め、私はこの狂った世界からの脱出を目指す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-14 09:29:58
9580文字
会話率:28%
令和の世に潜む“鬼禍(きか)”――謎の異形が人々を脅かし、未解決事件は増え続けていた。そんな中、高校生の桃瀬紅牙は、平凡な日常の中で突如覚醒した“桃太郎の血”に導かれ、白銀の刀を手に鬼との死闘に身を投じる。
彼の前に立ちはだかるのは、伝説
の彼方から蘇る異形の鬼。覚醒した力を駆使し、紅牙は己の運命と向き合いながら、鬼禍に立ち向かう。だが、その戦いは序章に過ぎなかった。
“鬼を討つ血”を継ぐ者たちの宿命――それは、新たな戦いの幕開けを告げる。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-07-13 21:05:04
1451文字
会話率:26%
小高い丘に煙突だらけの小さな家が立っている。
毎日もくもくと煙を上げるこの家に住んでいるのは、親に捨てられた異形の子供たち。
箱庭に生きる子供たちは何を思うのか。
最終更新:2025-07-13 20:02:55
20361文字
会話率:48%
異形の力――それは、かつては忌むべき呪い。
だが今や、火薬と魔力が支配するこの世界において、
《変異進化(メタモーフ)》は国家・武装結社・裏社会すら欲しがる「究極の武器」となった。
銃火器と魔導兵装が標準装備、
マグナガンをぶっ放し、異形
が街を闊歩する無法の時代。
正義と悪は腐り落ち、
力と混沌こそがすべてとなったこの世界に
ひときわ異常な男が、今日も拳ひとつで殴り込む!
その名も――バルド・バンディット!
異形形態《炎魔暴神(フレイム・ブロウ)》
全身から炎が噴き出し、拳であらゆるものを砕く超脳筋モード。
戦車? ぶん殴れば粉砕。銃撃? 燃えてるからノーカン。
頭も燃えてる。理性も燃えてる。隕石直撃しても朝まで寝れば治る。
通り名は「炎頭のバルド」。
でも本人は「燃え頭って言うなァァァッ!!」とキレる。
銃社会に拳で挑み、
戦略国家にギャグで挑む!
爆発する都市、暴走する機械兵、
宙を舞う銃弾をギャグで受け流し、理不尽な戦場を正面突破!
この物語は、
銃と魔と拳が交錯する異世界で、ただ一人笑って突き抜ける男の伝説である――!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-13 17:25:55
7965文字
会話率:39%
見た目はチンピラ、でも実力は世界最強。異形の悪党たちが、世界を今日も“なんやかんや”で救ってしまう物語。
最終更新:2025-07-13 16:09:22
14428文字
会話率:25%
メイド風の戦闘服をまとった女の娘達が、東京を舞台に人類の天敵と闘うSFアクション作品です。
尚、作中のカットは全て筆者が自前で描いております。
美神戦隊アンナセイヴァー。
五人の少女が、超科学で生み出された兵器を装着して、未知の超進化生物
「XENO」と闘う物語。
都内で頻発する、無差別猟奇殺人事件。
人間の仕業とは思えない凄惨な事件に、警察は人外生物による凶行と判断せざるを得ず、パニックを避けるため一般には箝口令を敷く態勢を整えつつあった。
しかし、やがてその犯人の正体が判明する。
神出鬼没、人間を捕食し急成長を遂げる未知の怪物「XENO(ゼノ)」。
彼らの暗躍により、人々は知らぬうちに絶望の世界に巻き込まれつつあった。
そんなXENOに、唯一立ち向かえる者達が居た。
五色のメイド服をまとい、高い戦闘能力と防御力を誇り、何処からともなく現れる謎の少女達。
「アンナセイヴァー」といつしか呼ばれるようになった彼女達の、真の目的とは何か。
そして、そのメンバーにいきなり抜擢された少女・愛美の波乱な運命は如何に。
数多くのスタッフに支えられながら、五人の少女達の過酷な闘いは幕を開ける。
人類は、人々の生活に忍び込み、陰から人々を無差別に補食するXENOに立ち向かい、その恐怖を払拭することが出来るのだろうか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-13 17:05:08
1092270文字
会話率:40%
2025年、大学生の佐藤タクヤは彼女・彩花とのドライブ中にケンカになり、そのせいで事故に遭い死亡してしまう。直後、異星「灰燼の星」に鱗と毒針の尾を持つ異形の体で転生。溶岩と灰の過酷な世界で、地球への執念を胸に戦う。熱血戦士ザルク、純粋な植物
娘セリスら仲間と銀河を渡り、機械生命体、液体生命体など様々な異星人と出会う。道中で得た情報、地球への鍵「ワープコア」を求めるが、ワープコアの所在地であり全宇宙の大戦場である「鉄血の星」での血戦と喪失が待ち受ける。帰郷の果てに待つのは希望か絶望か。ダークファンタジー×SFの銀河冒険譚!(挿絵付き)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-13 09:02:41
76517文字
会話率:32%
鬼の子と呼ばれた少年は、言葉も名も知らなかった。
その手に宿るは、青き炎――人を焼かずに、心を照らすもの。
彼を拾ったのは、まだ幼き日の織田信長。
争いの世にあって「争いのない世をつくる」と、本気で語った“うつけ者”。
ひとりは、己が何
者かを知らぬまま人を知り。
ひとりは、誰よりも人を知りながら、孤独を抱いて生きる。
やがて二人は、絆を誓い、「六天ノ契」を結ぶ。
この物語は――
第六天魔王と呼ばれる前の信長と、
その“右腕”と呼ばれた異形の少年ハルの、罪と約束の記録。
争いに満ちた戦国の世で、
優しさが武よりも強くあろうとしたふたりの、小さな希望の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-13 06:00:00
22238文字
会話率:25%
※本作には、死を連想させる表現や異形の存在による恐怖描写が含まれます。苦手な方はご注意ください。
――その湖は、“死んだ声”を沈める。
廃寺澪火は、歌詞を書くことでしか自分を保てない17歳の少女。
文化祭ライブに向けてバンド活動に打ち
込む中、転校生の憂河暁斗に誘われ、深夜の溺渦湖へと向かう。
そこで拾われた音は、音楽ではなく……**死者たちの“叫びの残響”**だった。
湖面の裂け目から姿を現す亡霊たち。
心拍に反応する“音を喰う存在”。
襲いくる異界《こちらがわでないもの》に抗うため、澪火は音楽と恋の鼓動を武器に
“水鏡の裏側《アクア・ノクティルカ》”で閉ざされた扉を開こうとする――
怖い。だけど、それ以上に叫びたい。
「鼓動が止まるまで、これは“ラブソング”だ」
水と音と恋が交錯する
五感で震える異世界青春ホラー。
登場人物紹介
◆ 廃寺 澪火
主人公。17歳の女子高校生。
内側に怒りと焦燥を抱えながら、それを“ことば(歌詞)”に変換して世界と対峙している。
自分の声が誰にも届かないのではという孤独と戦う日々の中、音楽とある出会いが彼女を変えていく。
◆ 憂河 暁斗
転校してきた謎めいた少年。澪火と同じ17歳。
口数は少ないが、ギターの旋律に深い情熱と想いを秘めている。
湖に“音”を拾いに行こうと澪火を誘った張本人。
どこか《水鏡の裏側》に属するような、現実と幻想の狭間を歩く存在。
◆ 揺師 太弄
澪火の幼馴染み。ベース担当。
頼れる兄貴分だが、どこか影を帯びている。
澪火への想いを心の底に沈めながらも、彼女の“低音”を支えようと演奏を続ける。
リーダーシップと判断力を兼ね備え、危機的状況でも冷静に周囲を守る存在。
◆ Doloris・Ashwyn
ドラマー。皮肉屋で毒舌だが、最も早く異変に気づいた鋭敏な観察者。
澪火たちの“バンド”のリズムセクションであり、異界と現実の間にある「拍」の歪みに敏感。
不気味な状況でもあえて軽口を叩き、恐怖を和らげる役回り。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-13 04:03:16
5909文字
会話率:23%
少年が暮らす荒涼とした世界には、朽ちかけた風車と黄ばんだ月光が広がり、彼の心には幼い頃からの孤独が横たわっていた。そんな中、遠い土地から流れ着き「また帰る」とだけ言い残す少女・光裡(ひかり)と、問いを投げかける謎の存在・ケルンが現れる。少年
の母はいつしか姿を消し、夜な夜な月に祈りを捧げていたという痕跡だけを残していた。
月へと伸びる道を暗示する古い伝承や、人が飛翔するために羽根を縫いつける儀式の残酷な痕跡――。風車が軋むたびに、少年の胸には母の祈りと痛みが宿っているように思える。光裡もまた自分だけの“帰る場所”を探し、痛みを引き受けながら何度も荒野をさまよっては風車のもとへ戻ってくる。ケルンは「問い」を象徴するように彼らの旅を導き、「何を捨て、何を得るのか」を問いかけ続けるのだ。
廃墟となった礼拝堂、干上がった川辺、岩山の裂け目で出会う傷ついた異形――どこか歪んだ月の世界を彷徨ううち、少年は母が隠していた真実や犠牲の意味を知り始める。痛みは成長と表裏一体であり、祈りの果てには喪失と再生が待つかもしれない。幼いころの孤独に囚われていた少年が、光裡やケルンと行動を共にしながら“月”へと続く道の象徴を探し、母の残した愛と痛みを受け継いでいく物語。
やがて、人々が夢見た月への想いと血の滲む羽根の伝承は、崩れかけた風車の下で少年を試すように立ち上がる。母は、月で何を見つけようとしていたのか。少年が抱えた痛みは、いずれ自らの翼となり得るのか――。回るはずのない風車が、最後に軋む音を響かせるとき、星々の下に生まれ落ちる“幼き歌声”が、新たな祈りと救済をもたらすのかもしれない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-12 01:08:59
22996文字
会話率:34%
禁忌は絶対に、犯してはならない。
”ここでは絶対に、○○をしてはいけない”
そのような警句は、
学校にも会社にも、どこにだって溢れているのに。
ごく平凡な日常を送っていたのに。
あっという間に全てが真っ暗な闇へと変わり
異形の者達に囲ま
れているかもしれない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-13 00:56:17
8930文字
会話率:18%
とある世界に、異形討伐を生業にしている者たちがいた。雪山に住まう異形を討伐することは容易ではなかったが、彼女らは日々激しい戦いに身を投じた。彼女らは巫(かんなぎ)と呼ばれていたが、異形や巫の存在を一般人は知らなかった。
けれど、そんな巫
たちの日々は、私たちと大して変わらない。毎日の仕事をだるいなぁと考えたり、休日は惰眠を貪ったり友人と遊んだり。
これは、雪山にて異形を討伐する彼女たちの、私たちと大して変わらないような少しくだらない日常の話。
(ジャンルはハイジャンルを選択しましたが、間違っていたら教えてください)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-11 07:40:29
42453文字
会話率:38%
吸血鬼、歴史や神話に名を刻んだ英雄たち、そして伝説と魔法——
それらが交錯する世界は、美しくもあり、同時に深い危機を孕んでいた。
ごく普通の一人の若者。
だが、運命の歯車は吸血鬼とハンターの熾烈な戦いの中で、静かに、そして確かに動き始める
。
吸血鬼による“変異の毒”と、ハンターたちが注入した“謎の血清”——
二つの力が彼の身体と存在を変えていく。
彼は人間か、それとも異形の存在か。
世界の狭間に立つその男は、やがて“変革”の象徴となるのか……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-10 22:39:29
44589文字
会話率:25%
『怪物(けもの)』、と呼ばれる存在をご存知でしょうか。己の生存本能を無視して人を喰らう、異形の獣達。平穏だった皇国に突如侵攻し、人々を震撼させた恐怖の代名詞でございます。当時の人々は怪物に怯え、英雄神話の再来を待ち望んでおりました。
これより語りますは、そんな人々の願いに応えるように現れ、怪物対策に奔走した青年の物語。時が移ろい、時代が変わり──誰しもが忘れ去った記憶を。歴史の狭間に消えた青年の旅路の果てを、あなたに伝える語り部となりましょう。
◇
和風ファンタジー×鳥獣害対策 。
「現代の知識を基準に、ファンタジーの魔物を防いだら、どんな世界になるだろう」そんな発想から生まれた、一風変わった和風幻想物語。
読者からは「語りの文体が独特なのに、妙に癖になる」「雨月華(メイン三人組)の日常がゆるい」「後書きが本編」など、独特な評価を受けている様子。本編も読んでね!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-10 12:00:00
245170文字
会話率:53%
ある日、平穏な世界は一瞬にして、暗く深い闇に覆われてしまう。
生きゆく人々のほとんどは、逃げる間もなく取り込まれ。
異形の者へと姿、形を変えていってしまう・・・
しかし、神を信じる者達だけは、闇に飲まれることはなかった。
そして、人は彼らを
「神の使い」として崇めるのだった・・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-10 02:58:51
492文字
会話率:28%
ごく普通の「肝試し」のために、久留米市に佇む朽ち果てた廃校に足を踏み入れた「お前」。しかし、その場所は単なる廃墟ではなかった。踏み入れた瞬間から、空間は歪み、時間は不規則に反復し、現実と幻覚の境界は曖昧になっていく。奇妙な足跡、不可解な音、
そして壁に刻まれた黒い石材の文様が、この校舎が持つ異質な「生」を示唆する。
迷宮のような校舎の奥深くへと誘われるうち、「お前」は自身の身体が甲殻に覆われ、感覚が変容していくのを自覚する。そして辿り着いた最奥で、この校舎が異次元から漏れ出る「概念」を捕食し、新たな存在へと「変換」する「生きた機関」であることを知る。
「核」と融合し、校舎の「根源の意識」となった「お前」は、もはや人間としての自我を失い、ただ「満たせ」という根源的な命令に従う存在へと変貌する。新たな力と知覚を得た「お前」は、校舎内の残留した「概念」を吸収し、さらに外界から引き寄せられる「人間の意識」をも糧として、無限の捕食サイクルを開始する。恐怖は消え去り、そこにあるのは、自己を失い、世界を喰らう異形の存在となった「お前」と、終わりなき捕食の始まりだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-09 21:29:11
43564文字
会話率:7%
※参謀本部(つまり第三者による俯瞰)視点です。1話1000文字以内の短い報告書がつらつらと続きます。
突如何の前触れもなく魔王と呼ばれる存在が姿を現し、異形の魔物が人類の生活圏への侵攻を始める。
同じ大陸にあって友好関係はないものの
、戦争もなく適度に共存していた北部王国、共和国、教会、南部王国の4陣営。
突然の侵攻の前になすすべなく敗退した共和国。共和国にあった教会本部が早々に占領されたため、組織的な対応が全くできなかった教会。
共和国の意図していない時間稼ぎによって抵抗勢力を組織化する時間を得た北部南部両王国。
本記録は、北部王国軍参謀本部が魔王軍対応へ本腰を入れ始めた時期から始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-09 14:13:36
95484文字
会話率:25%