その少女の名前はサーラ。前世の記憶を持っている。
今から百年近くも昔の事だ。家族の様に親しい使用人達や子供達との、楽しい日々と美味しい料理の思い出だった。
月日は遥か遠く流れて過ぎさり、ー
現代も果てない困難が待ち受けるものの、ー
彼らの思い出の続きは、人知れずに紡がれていく。
※チートもスキルもない、ほのぼの異世界ファンタジー。
※この作品は、小説投稿サイトのエブリスタにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 20:34:26
148969文字
会話率:40%
それはある日の深夜だった。
就寝前のトイレから自室へ戻る途中だった杉本達也(高2)は、母親の部屋にまだ明かりがついてるのに気がついた。
(あれ?母さん、まだ寝てないのか?)
もしかしたら疲れて寝落ちしてるのかも……そんなことを考えつつ、代わ
りに電気を消してあげようとそっとドアに近づく達也。だが……。
「こんママ~♪Vランド4期生の”まーたん”こと、”花咲ママミ”です♪」
聞こえてきたのは普段の母とは異なる甘い声色。
しかも、それは間違いなく俺が推してるVチューバ―の声と名前だった。
「か、母さん……?」
「!? えぇ、たっくん!?」
この日を境に、俺と母さんの関係は思わぬ方向へと変わってくのだった。
注:3話まで心温まる親子愛風の雰囲気を若干出してますが、正直ただの前フリです。4話辺りから壊れるので、もしそこで「思ってたんと違う!」となった方は本当に申し訳ございません折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-13 11:44:49
58142文字
会話率:51%
ノルドは、古き風の島、正式名称シシルナ・アエリア・エルダで育った。母セラと二人きりで暮らし。
背は低く猫背で、隻眼で、両手は動くものの、左腕は上がらず、左足もほとんど動かない、生まれつき障害を抱えていた。
母セラもまた、頭に毒薬を
浴びたような痣がある。彼女はスカーフで頭を覆い、人目を避けてひっそりと暮らしていた。
セラ親子がシシルナ島に渡ってきたのは、ノルドがわずか2歳の時だった。
彼の中で最も古い記憶。船のデッキで、母セラに抱かれながら、この新たな島がゆっくりと近づいてくるのを見つめた瞬間だ。
セラの腕の中で、ぽつりと一言、彼がつぶやく。
「セラ、ウミ」
「ええ、そうよ。海」
ノルドの成長譚と冒険譚の物語が開幕します!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-10 20:12:25
259190文字
会話率:40%
『ごめんねロザリー。あなたも大人になって、誰かを愛すれば分かるわ』
それが母との最後の会話だったけれど……
☆コロン様主催「酒祭り」参加作品です。
最終更新:2025-05-10 02:05:57
2143文字
会話率:12%
どうやら大地震の際の土砂崩れに巻き込まれて死んでしまったらしい隠塚ミノリ17歳。
気づくとミノリは死ぬ前日までプレイしていたゲームに転生してしまったようだ。しかしその人物が問題で、見た目はダークエルフの姿をした少女なのだが、それは主人公
やラスボス、悪役令嬢、さらには村人などでもなく、ただのザコモンスター。
ただ倒される運命しかないという、転生していきなり人生詰み状態になってしまったミノリは、あれこれと死なないように作戦を立てるがどうもうまくいかず……。
そんなある日、町から追放された6歳の双子を保護したミノリ。名前を聞くとその双子が15歳になるとどちらも死んでしまうメインキャラ、「光の巫女トーイラ」「闇の巫女ネメ」だと気づいてしまう。
自分はともかく、せめて2人には15歳になっても死なずに幸せになってもらいたいという思いで、ミノリは2人の母親になると宣言し、子育てに励むのであった。
そんな母親ミノリと、双子の娘2人の3人家族による、他愛のないお話。
※ミノリさん等のキャラデザは活動報告にアップしています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-07 22:49:48
1024113文字
会話率:47%
泣く事で人を死なせる力を持つ為、人に忌み嫌われる妖精「バンシー」であるにも関わらず、孤児院で前世を過ごした私『シィ』は、他の孤児たちや院長と接した事で人の温かさを知った。でも、バンシーの力を使ってしまった事で私がバンシーだとバレてしまった
私は町の人に殺され、再びバンシーとして今世に生まれ直した。
私は気がついた。人の温かさという甘美な蜜はバンシーである自分が望んではいけないものだと。
だから今世は一人で生きていく事を誓った……というのにその誓いはうたた寝をしている間に自分を勝手に膝枕していた元聖女の『ティセ』によってあっさりと破られてしまった。
「私、シィちゃんを笑顔にしたい、そしていっぱい嬉し泣きさせたい!」そんな事を言うティセ。
「……やれるもんならやってみてよ。私、絶対嬉し泣きなんてしてやんないんだから」
これは元聖女ティセが母に、バンシーの私ともう1人の少女が娘として、少しずつ絆を深めてやがて本当の家族となっていく3人のお話。※全53+おまけ話7回予定
※キャラデザは活動報告にアップしています。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-22 12:00:00
220418文字
会話率:40%
一言でいうと、とある星系で政府が進めていた秘密プロジェクトを阻止し、秘匿されていた歴史を暴く物語。その過程で主人公は自身と家族をも省みることになる。
主人公はラルスバラン星系内では滅び行く星と言われている古い惑星、ラシル・ファシス出身のボ
ウイ·サザビア(偽名)。ドローン的な小型攻撃機、サボを同時に三機操れる優れた傭兵パイロットとして、ラルテイン将軍の部隊に入隊するところから話は始まる。初めに示されたのは、今も戦闘が続く空域を抜けて休戦空域へ向かう行程だったが、ラルテイン隊は、途中の空域で謎の動きを見せた……
* 戦争、殺人を扱っているので、R15にしました。
* 更新/公開は不定期、平均では週1前後になるんじゃないかと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-03 20:20:00
76199文字
会話率:29%
不思議な因縁で結ばれた登場人物たち
その交点には何があったのか
最終更新:2025-04-22 09:13:59
4707文字
会話率:33%
闘病の末に死を迎えたはずの「私」は、目覚めた瞬間、異世界の空中都市にいた。
その身体は、アリシア――人間とエルフのハーフとして生まれ、奇病により短い命を終えた少女のものだった。
彼女の代わりにこの命を生きることに、正解などあるはずがない。
かつて人間とエルフが共に戦い、そして決裂した世界。
空を駆ける都市の上で、“神”のように君臨するエルフの女王。
人間は地上から追いやられ、この浮遊都市で生殺与奪を握られていた。
亡きアリシアの想い、彼女の家族の愛、そしてこの世界の不条理。
私は彼女ではない。けれど——この命が託されたのなら、
私は、誰として生きるのかを選ばなければならない。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-15 02:06:46
9437文字
会話率:11%
少年が暮らす荒涼とした世界には、朽ちかけた風車と黄ばんだ月光が広がり、彼の心には幼い頃からの孤独が横たわっていた。そんな中、遠い土地から流れ着き「また帰る」とだけ言い残す少女・光裡(ひかり)と、問いを投げかける謎の存在・ケルンが現れる。少年
の母はいつしか姿を消し、夜な夜な月に祈りを捧げていたという痕跡だけを残していた。
月へと伸びる道を暗示する古い伝承や、人が飛翔するために羽根を縫いつける儀式の残酷な痕跡――。風車が軋むたびに、少年の胸には母の祈りと痛みが宿っているように思える。光裡もまた自分だけの“帰る場所”を探し、痛みを引き受けながら何度も荒野をさまよっては風車のもとへ戻ってくる。ケルンは「問い」を象徴するように彼らの旅を導き、「何を捨て、何を得るのか」を問いかけ続けるのだ。
廃墟となった礼拝堂、干上がった川辺、岩山の裂け目で出会う傷ついた異形――どこか歪んだ月の世界を彷徨ううち、少年は母が隠していた真実や犠牲の意味を知り始める。痛みは成長と表裏一体であり、祈りの果てには喪失と再生が待つかもしれない。幼いころの孤独に囚われていた少年が、光裡やケルンと行動を共にしながら“月”へと続く道の象徴を探し、母の残した愛と痛みを受け継いでいく物語。
やがて、人々が夢見た月への想いと血の滲む羽根の伝承は、崩れかけた風車の下で少年を試すように立ち上がる。母は、月で何を見つけようとしていたのか。少年が抱えた痛みは、いずれ自らの翼となり得るのか――。回るはずのない風車が、最後に軋む音を響かせるとき、星々の下に生まれ落ちる“幼き歌声”が、新たな祈りと救済をもたらすのかもしれない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-12 01:08:59
22996文字
会話率:34%
愛する人の為に出来る最善の事。あなたが「俺」なら同じ事が出来ますか?
近未来の日本では人類の悲願とも言える不老不死の研究は様々な方面で進んでいた。中でも脳組織の研究は大きく進歩し、個人の思考を完全に再現出来る人工頭脳の実用化に成功してい
た。将来的には個人の思考を持つ機械人間も可能となったが、実用レベルのロボットの体は出来ておらず、人工頭脳の小型化も人間の頭のサイズに収まるレベルではない。現状では上下左右に可動するカメラの付いた、一メートル四方の箱に収める事で実用化されていた。
この小説は様々な理由で人工頭脳の箱となった人とその家族らの愛と憎しみ、悲しみを綴ったSF人間ドラマの短編集です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-19 20:10:00
120302文字
会話率:51%
吹き荒れる砂嵐が全てを奪い、全てを救い、全てを捕らえる墓場――ロストワールド。
そこで織りなすは、有りし日々を共にした仲間の弔いの為、復讐心を胸に旅を続けるアンドラックと、記憶喪失に陥った見知らぬ少女の、不安定で脆く儚い親子愛を描いた作
品です。
SFチックな砂の世界で、いつ死ぬかもわからず怯えるしかないような世界観の舞台ですので、残酷な描写などが多分に含まれます。
苦手な方は腹を括って見てください。がんばれ~。以上。じゃあね。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-18 00:04:16
2124文字
会話率:50%
オーナーの僕が店を片付けていると、突然店内に一人の女性が現れた。初めは驚いた僕だったが、どこかで見た顔だ。話を聞いてみると……。
『ある日』に起こった不思議な一夜の物語。
5分で読めて心が洗われる掌編です。
最終更新:2025-02-01 17:16:43
1423文字
会話率:30%
エーリッヒフロム『愛するということ』を元に「真実の愛」とは何だったのかを考えてみました。自己愛、親子愛、恋愛、世の色々な愛とは何が違うのか。
pixiv https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=238
95329折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-26 17:10:22
7630文字
会話率:0%
主人公、木内 叶芽は35歳の妻子持ち。
ひょんなことからタイムスリップに巻き込まれた木内が行きついた時代は、なんと平成7年の地元だった。
30年前の自分や30年前の母親、更には30年前の嫁の姿も。
そして木内自身は当時の嫁に懐かれて
しまったり、当時の自分と何故か友情が深まったりと、どんどんこの時代に馴染んでいってしまう。
はたして元の時代に帰ることができるのか!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-20 18:34:31
67879文字
会話率:51%
私は痛くなった腰を伸ばそうと立ち上がった瞬間立ちくらみがした。
目を開けると何故か森の中に居た。
頭の中に
ステータス閲覧機能を解放しました
ステータスと念じてくださいというアナウンス
は?
試しにステータス と念じると
頭の中に
情報が浮かぶ。ずらりと並ぶゲームの様な項目の最後には
スキル習得率アップ アイテムボックスの文字。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-19 12:07:16
746294文字
会話率:33%
聖女と同じ桜色の髪を持つルルは、希少な光魔法の才能を認められて、貴族の子息たちが通う魔法学園に進学した。平民として波風を立てずに小さくなって過ごそうと思っていたルルだが、同じ学園に通う王子に目を付けられ、王宮へ誘拐されてしまう。家に帰してほ
しいと必死で頼み込むルルだったが、王子は馬鹿にして嘲笑う。そこに現れたのは、定食屋のおかみさんである、ルルの母親だった……。
※暴力及び性暴力の描写があります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-13 21:27:56
9343文字
会話率:37%
――恐ろしくも美しい森の奥、母を救おうと奮闘した少女は多くの宝を手にいれる。――
絵描きを目指す少女が成長の壁にぶつかったとき、偉大な魔法使いだった母が病に倒れた。
少女は母を救うため魔法の森の中で奮闘し、神秘的な出会いや体験をすること
に。
彼女は母を救い、絵描きとして成長することができるのか?
少女の愛と勇気が試される冒険物語をぜひお楽しみください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-02 11:34:49
5072文字
会話率:29%
「お前を追放する!」
ゲームの悪役貴族に転生したルドルフは、シナリオ通りに息子のハイネ(後に世界を救う勇者)を追放した。
しかし、前世では子煩悩な父親だったルドルフのこれまでの人生は、ゲームのシナリオに大きく影響を与えていた。旅にでるはずだ
った勇者は旅に出ず、悪人になる人は善人になっていた。勇者でもないただの中年ルドルフは魔人から世界を救えるのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-02 17:34:27
85356文字
会話率:41%
真実の愛を見つけたと、夫に離婚を突きつけられた主人公エミリアは娘と共に貧しい生活を強いられながらも、自分達の幸せの為に道を切り開き、幸せを掴んでいく物語です。
最終更新:2024-11-16 12:56:46
100424文字
会話率:35%
奇襲にあった親子の夜のお話です。時代劇です。
最終更新:2024-11-12 23:41:15
1733文字
会話率:20%
夢で見た情景をなんとか形にしたくて小説にしました。
海底で暮らす褐色の少女が、青く光る卵を周囲から隠れて育てる話です。
最終更新:2023-12-19 15:32:26
8083文字
会話率:10%