貧乏で地味なことを理由で学園でいじめを受けていた男爵令嬢フィルミー・ラボリ。
婚約者の子爵令息にはろくに相手にされない上同性の友人は一人もおらず、毎日孤独な思いをしていた。
彼女はある日、「君の魔法、すごいじゃん」と謎の男性に言われ、学生で
ありながら魔術師団にスカウトされることに。
そして、仕事を通じてそれまで自覚していなかった魔法の才を開花させ国の最前線で活躍していく。
今まで蔑んできた者たちを見返してスッキリし、最強を目指してさらに腕を磨くフィルミーだったが、なんと第二王子に見初められてしまって……?
貧乏男爵令嬢が幸せを掴む、シンデレラストーリー。
※こちらは秋月 忍様主催の『サマーシンデレラ企画』参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-26 19:00:00
26500文字
会話率:28%
私のお義兄様――侯爵令息ニコラス・ロブソンは、悪役令息と呼ばれている。
フィリス・メアディ伯爵令嬢の婚約者であったにもかかわらず、彼女を虐げていたともっぱらの噂なのだ。フィリス嬢は第二王子殿下に見初められ、妃となることが決定しており、まるで
ヒロインのよう。対して悪虐非道なお義兄様は恋愛劇に出てくるような悪役令息にそっくりだということらしい。
公衆の面前で断罪され悪評が立ったことでロブソン侯爵家の嫡子から外され、行き場を失って自死を選ぼうとさえしていたお義兄様。しかし――。
「じゃあ、こういうのはいかがでしょう? お義兄様が私の、お婿さんになるんです」
私はにっこり微笑んで言った。
※カクヨムにも重複投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-21 11:00:00
13000文字
会話率:34%
伯爵令嬢アンジェリカは第三王子ダフィットの婚約者。
しかし彼からはあまりよく思われておらず、合う都度ギクシャクしていた。
そんなある時、平民上がり少女カトレンがアンジェリカの義妹となり、事態は急変する。
ダフィットはアンジェリカとのお茶会の
際にカトレンと出会い、一目惚れ。カトレンも第三王子に見初められたことに大喜びだった。
そして。
「――俺は真実の愛を見つけたのだ。よってお前との婚約を破棄し、ここにいるカトレンと新たに婚約する」
元々アンジェリカとダフィットの婚約は政略的なもの。だから婚約破棄を告げられたことにアンジェリカは少しも心が痛まなかった。
でも――。
「本当に殿下は、それでよろしいのですね?」
確かめるようにアンジェリカは言った。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-10 21:00:00
11000文字
会話率:33%
主人公の名前は三島メイ。
幼いメイに祖母の白露が話してくれたのは、神と人をつなぐあやかし「ミトリ様」の物語。
「6歳の6月6日までにミトリ様に見初められた子は、特別な力を与えられるんだよ」。
でも、力を持ったものたちは、やがて鳥籠を持っ
てどこかへ去っていく。
「好きな人と好きな場所で暮らしたい」という願いは叶わない。
「やるべきこと」「行くべき場所」に旅立つまで、息苦しいほど心がざわつく。
務めを果たすまで、安息の日を迎えられない。
そして果たしたとして、安らげる者もいれば、また同じ焦燥が繰り返される者もいる。
18歳になったメイは、自分がミトリ様を見たのかどうか曖昧な記憶のまま、
祖母の元を離れて遠い親戚だという白鷺さんの家に身を寄せ、
家事や清掃のアルバイトを始める。
初めての住み込み先は、黒い蛇が棲みつく大きな屋敷。
この国を金で操るというあるじの老人と、
古くからいる美しい使用人、愛人の娘、秘書、亡くなった奥様………。
彼らを知るうちに、自分が何かを看取るために引き寄せられたのかもしれないと思い始める。
思いを巡らすうちに思い出す。
祖母が言っていた言葉。
「渡り鳥がやってくるのは、この世界の秩序が保たれている証。
多くの人が鳥を忘れ、鳥無しでも生きられると振る舞う日々に
鳥は舞い降りる。
大切にしていた人や時間をなくして、
どうでもいいが口癖の暮らしに
鳥は小さなかけらをついばんでつなぎ合わせ、
思いの成就と終息を告げる。
そして冷たい雨のような後悔に包まれた日に、
一筋の光が魂を照らす。
それを人はミトリと呼ぶ」
ここに記すのは、そんなミトリの物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-16 16:37:43
17460文字
会話率:21%
魔物との戦いが続く王国の王都で、聖女となるべくエーデルリート神学校に通う少女フュリス。
銀之聖者と呼ばれる英雄に見初められ入学した彼女は、しかし聖女としての力が全く使えず、生徒たちからは役立たずだと蔑まれていた。
そして些細な事件をきっかけ
に神学校を退学となったフュリスは、ひとり故郷の村へと向かう。
それが運命的な出来事への旅立ちだとは知らずに。
※ この作品はカクヨム様でも掲載しています。
また、下書きができた際には、X(旧名Twitter)に画像でポストしています。
(こちらに掲載している内容は、下書きを読み直して修正したものです)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-15 05:22:52
143196文字
会話率:31%
地球人類が外宇宙に版図を広げ始め、百年以上が経過した時代。銀河の半分以上を支配していたのは、男女の人口比が極端に偏った女性優位種族、ヴルド人だった。
濡れ衣を着せられて地球軍を追放された天才用兵家・如月善哉は、運送会社を設立して平和な航海を
続ける日々を送っていた。しかしある日、彼はひょんなことから赤髪の辺境伯、アケカに見初められ軍師として迎えられることとなった。彼女の属するリンティア同盟軍は、今まさに命運の尽きかけている斜陽の勢力。チェックメイト一歩手前の状況に、彼はその類まれなる智謀をもって立ち向かうこととなった。
※本作はいずみノベルズより刊行予定の書籍、"女難戦記Σ"のweb公開版です
※本作は"貞操観念が逆転した宇宙人の軍隊でエースパイロットの俺だけが唯一男な話"の続編ですが、舞台やキャラクターなどが一新されているため前作未読の方でもお楽しみいただけると思います折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-28 15:01:39
184827文字
会話率:51%
わたしは今、何故かお城のような大豪邸にいる。
仕事で偶然やって来た街で男性に会い、目が合うとそのままここに連れられてきてしまったのだ。
何故かわたしを見初めたらしい侯爵様はわたしのことを妻だと言う。妻じゃないと否定したわたしに何故か突
然のプロポーズ。
容姿抜群でお金持ちの王子様や貴族に見初められ、溺愛されてプロポーズだなんてお話の中の世界みたい。憧れるようなシチュエーションだったはずなのに……。
でも、実際に自分の身に降りかかると怖いんですけど!
*アルファポリス様に掲載しているものを少し修正したものです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-18 15:48:49
11504文字
会話率:53%
誰か。誰でもいいの。──わたしを、愛して。
物心着いた時から、アオリに与えられるもの全てが姉のお下がりだった。それでも良かった。家族はアオリを愛していると信じていたから。
けれど姉のスカーレットがこの国の竜王陛下である、レナルドに見初めら
れて全てが変わる。誰も、アオリの名前を呼ぶものがいなくなったのだ。みんな、妹様、とアオリを呼ぶ。孤独に耐えかねたアオリは、隣国へと旅にでることにした。──そこで、自分の本当の運命が待っているとも、知らずに。
※アルファポリス様でも連載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-16 01:04:10
9429文字
会話率:37%
──期限つきの恋だった。そんなの、わかってた、はずだったのに。
親友の代わりに、王太子の婚約者となった、レオーネ。けれど、親友の病は治り、婚約は解消される。その翌日、なぜか目覚めると、王太子が親友を見初めるパーティーの日まで、時間が巻き戻
っていた。けれど、そのパーティーで、親友ではなくレオーネが見初められ──。王太子のことを信じたいけれど、信じられない。そんな想いにゆれるレオーネだが……。
※アルファポリス様に掲載しているものをリメイクしています。
登場人物の名前などが一部異なります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-16 01:52:58
1259文字
会話率:35%
生まれつき『死の呪い』を持って育った第三王子カルス。
日々体を蝕んでいく呪いのせいで歩くことすらままならない彼だったが、とある魔法使いとの出会いで彼の人生は大きく変わることになる。
『光魔法』
呪いを唯一封じ込めるその魔法を見たカルスは、
『普通に生きたい』という願いを叶えるため、魔法使いに弟子入りすることを決意する。
「どうせ何もしなければ死ぬんだ。だったら死ぬ気で頑張ってやる」
死を待つだけだった少年に、決意の炎が宿る。
光魔法は滅多に使い手がいない伝説の魔法、カルスの決断は無謀に思えた。しかし何度も死にかけたことで彼の体内の魔力は常人を遥かに超えるものになっていた。
そこに光明を見た光の魔法使いは、カルスを弟子に迎え入れる。
これは呪われて生まれた王子が、祝福に包まれて成長する英雄譚。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-08 13:00:00
315121文字
会話率:41%
八歳で第ニ王子であるロルフ様に見初められ、婚約してから約十年後。
侯爵令嬢のカトリーナはふたつ返事で婚約破棄を受け入れた。
最終更新:2023-09-08 02:59:36
5089文字
会話率:21%
伯爵家のヘンリエッタは、器量良しで社交性のある妹のイザベラからいつもいいように虐げられてきた。
ある日夜会でイザベラが辺境伯マティアスに見初められ求婚される。しかし、イザベラは両親の願いもあり王子殿下との婚約を狙っているために、ヘンリエッタ
が身代わりとして嫁ぐことになってしまった。
変人と言われているマティアス。
彼の元に嫁いだヘンリエッタは不安でいっぱいだったが、マティアスは彼女を丁重にもてなす。
何故、マティアスは変人と噂されていたのか。
それは何でも自分でやってしまうがために、『貴族らしくない』と烙印を押されただけで――?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-04 05:06:49
9058文字
会話率:35%
アマリア・フォンターナ。顔つきのせいで性格が悪いと誤解されて、友人のいない子爵令嬢。
隣国へ研修に行っている婚約者のルーカ・マンチーニとは手紙のやり取りを続けていた。ところが、彼が隣国の王女マルティナに見初められたという噂を耳にしてしまう
。
国のためにも、アマリアは身を引こうと決意するのだが……。
※他サイトにも掲載しています※折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-14 05:37:32
7281文字
会話率:27%
「勇者ローヒンよ! キーングを倒すために旅立て!」
「いや、私ただの町人です」
何の変哲もない一般国民のローヒンだったが、井戸に落ちかけた姫を助けたことで姫に見初められてしまう。しかしただの一般国民のローヒンではお姫様の相手としてはふさ
わしくない、という王様の考えのもと、ローヒンは王様に無理やり勇者にさせられることに!
果たしてローヒンは立派な勇者となってキーング(何かすごいモンスター)を倒し、見事お姫様と結婚することができるのか!?
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この作品はエブリスタ「エブリスタ」に掲載している作品を少し改変したものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-02 21:00:00
3837文字
会話率:61%
なにをやっても中途半端な伯爵家嫡男、ヘリオス・アークライト。
彼はあまりに何の才能もないことに愛想を尽かされ、勘当処分を受けることになった。そして追い出されるようにして街に出た彼は、支度金として渡された銀貨も使い果たし、途方に暮れる。
すると、そんな時だ。
『一つだけ願いを叶えてあげようか!?』
聞こえたのは、嘘のようなそんな声。
ヘリオスは上の空なまま、答えるのだ。
「中途半端な自分は嫌だ。とにかく、強くなりたい」――と。
その瞬間に、少年の運命は大きく動き出す。
何故なら、その声の主の正体は妖精や精霊の頂点に君臨する【大精霊】だったのだから。いつの間にやら彼女――ミクリアに見初められていた彼は、驚異のオールラウンダーとして覚醒する。
そして、その力を活かして最強の冒険者として成り上がるのだった。
……え、今さら帰ってこい?
ごめんなさい! 思ったより冒険者稼業が楽しいんです!!
これは誰にも認められなかった少年が、夢を叶える物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-23 16:50:24
52058文字
会話率:37%
ディン・アルケイオス。
名門騎士家系に生まれながらも、彼には剣術の才能が微塵もなかった。
家督を継ぐ約束を白紙にされた少年は、半ば逃げるようにして魔法学園へと進学する。しかしそこでもディンは落ちこぼれ、周囲から冷ややかな目で見られるこ
とになった。
魔法とは何代にもわたって研磨していく才能。
偶発的に魔法が使える程度の自分では、追いつくことは不可能。
それでもディンは諦めず、せめて知識だけでも付けようと、その日も一人勉学に勤しんでいた。
「あれ、なんだろ。この紙……?」
その時である。
ディンの読んでいた本から、古ぼけた紙切れが出てきたのは。
そこにあったのは見慣れない文字で書かれた文章。それを解読してみると、なにやら中庭で言葉を唱えろとのことだった。少年はそこへ赴き、口にする。
すると――。
「私の名は、神槍【グングニル】と申します」
見知らぬ場所に放り出され、目の前にはそう名乗る荘厳な槍があった。
対話の後、グングニルに見出されたディンは魔法の手ほどきを受けることとなる。そして、それによって手にした力は異次元とも呼べるものだった……!?
これは落ちこぼれと呼ばれた少年が、周囲の度肝を抜きながら認められていく物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-03 19:05:08
8332文字
会話率:37%
前作、『男装して!今日も皇室の秘密を守ります』の主人公月涼が舞台を青華国へと移してからの物語です。前作36話以降の事を掘り下げながら物語は、青華国に嫁いだ妃たちを中心に進みます。
今回も男装主人公、女装のお供も健在しております!!青華国の秘
密や方術についても・・・。
では、お楽しみくださいませ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-20 23:32:47
77803文字
会話率:63%
両親を亡くした公爵令嬢のリゼットの後見人となったのは、父の弟である叔父だった。
しばらくは平穏に暮らしていたものの、祖父が亡くなったあと、叔父は父の愛人だったという女性と、隠し子の異母妹を連れてきた。父は自分の娘に援助もせず、異母妹はとても
苦労して育ったらしい。
父の分も、異母妹を大切にしなければならない。そう言われたリゼットは、叔父の言うように異母妹にすべてを譲ってきた。
とうとう部屋も奪われ、メイドもいなくなり、食事さえ運んでもらえなくなったリゼットは、メイドに扮して過ごすことにする。
十五歳になり、異母妹から離れて学園に入学したリゼットだったが、そこで訳ありの男性と知り合った。
※完結まで、毎日22:00に投稿予定です!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-20 22:00:00
117225文字
会話率:25%
私、公爵令嬢のアイナは、幼い頃自国の王子と婚約しました。
しかし、その直後にお母様が無くなり、お父様は再婚。
こうして、私には新しい母と腹違いの妹が出来ました。
ですが、義母は躾と称して私を鞭で何回も叩き、義妹は私の物を「欲しい」と言って全
て奪いました。
しまいには私の婚約者を奪い、私は無実の罪で国外追放されました。
だけど、色々あって隣国の王太子様に見初められ、自らの汚名を返上。
無実の罪を着せた王子と義妹と義母、そして父は一般庶民に格下げされた。
その後、私は隣国の王太子と結婚。
王太子妃アイナ・アルテリアになり、ついには女王に。
こうして、今は幸せな日々を過ごしています。
だけど……私は忘れていました。
あの家族が、どうなったのかを。
そして、私はめぐり合う。
あの二人の子供。
私の姪っ子と。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-20 17:06:26
12563文字
会話率:34%
「大魔王って醜い老人なのでしょうけれど、包容力だけはありそうじゃない。お姉さまにお似合いだわ」
第一王女のシェリーンは魔族にそっくり。そのせいで父王に疎まれ、継母によって幽閉されている。異母妹の憂さ晴らしに嘲られ、自己評価も最低だ。
その
上、王国と不可侵条約を結ぶことになった大魔王に嫁がされることに。
ところが、対面した彼は絶世の美青年で、絶大な権力を持つ魔族の皇帝――魔帝と呼ばれていた。しかもシェリーンに甘々だ。
彼によると、シェリーンは魔族の先祖返りで、周囲に富と幸運をもたらす貴重な存在なのだという。
「それならお役目を果たさないと……!」
自分が溺愛される理由を勘違いするシェリーン。だが、もう祖国に戻るつもりはない。
一方、シェリーンを失った王国は数々の災難に見舞われ、没落していくのだった。
これは、魔帝に見初められ、溺愛されるようになった王女が自分の価値に気づき、周囲を幸せにするだけでなく、自らも幸せになっていくお話。
※異母妹視点は第11話からです。カクヨムでも公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-20 15:05:01
140892文字
会話率:36%
第四王子エックハルトは、シニアアカデミーの入学者名簿にエリーゼ・コール子爵令嬢の名がないのを知っておかしいと思った。一定以上の魔力を持つ貴族の令息令嬢はシニア入学が義務付けられていたし、エリーゼの魔力量は群を抜いていることを知っていたから。
コール子爵家に問い合わせたところ、エリーゼの魔力量はシニア入学基準に足りていないという。一体何故? そこには陰謀が隠されていたのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-15 07:47:37
4656文字
会話率:47%
魔法王国フェルミ。
高明な魔法師家系であるエドモンド伯爵家令嬢ソフィアは、六歳の時に魔力判定で0を出したことがきっかけで家族から冷遇される日々を送っていた。
唯一の癒しはソフィアにしか見えないフェンリルの『ハナコ』
母にぶたれても、
妹に嫌がらせを受けても、ハナコをもふもふすることで心の安寧を保っていた。
そんな彼女が十六歳になったある日。
ソフィアは国家間の交流パーティにて精霊王国の軍務大臣にして竜神アランに問われる。
「そのフェンリルは、君の精霊か?」
「ハナコが見えるのですか?」
「……ハナコ?」
そんなやりとりがきっかけで、何故かアランに求婚されてしまうソフィア。
家族には半ば捨てられる形で、あれよあれよの間にソフィアは精霊王国に嫁ぐことになり……。
「三食もご飯を食べていいんですか?」
「精霊国の皆さん、みんなもふもふ……幸せです……」
「アラン様と結婚できて、本当によかったです」
強制的に働かされ続け、愛も優しさも知らなかった不器用な少女は、精霊王国の人たちに温かく見守られ、アランに溺愛され、幸せになっていく。
一方のフェルミ王国は、ソフィアが無自覚に国にもたらしていた恩恵が絶たれ崩壊への道を辿っていて……。
「君をあっさり手放すなぞ、エドモンド家は判断を誤ったな。君の本当の力がどれだけ凄まじいものか、知らなかったのだろう」
「私の、本当の力……?」
これは、虐げられ続けた令嬢が精霊国の竜神様に溺愛され、三食しっかり食べてもふもふを堪能し、無自覚に持っていた能力を認められて幸せになっていく話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-13 19:00:00
114865文字
会話率:38%
リィリアは、生まれつき自分の描いた絵を『具現化』する異能を持つ少女だ。
王都の街酒場で店員兼手品師として働いていた彼女はある日、軍の総司令官で王子であるオーウェルと彼の副官であるディエスによってその”手品”の力を見初められる。
「あなた
の力を軍事転用できれば、この戦争を我が国に有利な形で早期に終結させることもできるかもしれない。俺たちに力を貸してくれないだろうか?」
――泥沼化する隣国との戦争の状況を打開すべく、協力を求められるリィリア。以前の戦争で、家族と住んでいた村を失った彼女は、二度と誰もそのような思いをすることがないようにと、従軍を決意するが――!?
※全48話予定/完結保証有です
※本作品は同様の内容を「カクヨム」にて掲載しております折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-10 08:21:08
114575文字
会話率:41%
両親を叔母に殺されたエラは、両親殺しの罪を叔母に擦り付けられて、叔母が略奪した両親の屋敷に囚われてしまった。
叔母やその娘たちから受けた仕打ちによって、エラは極度の人間不信になってしまう。
魔女リーゼロッテは、不幸な人を救いその人に最期
まで寄り添うために神に作られた。
そんなリーゼロッテは不幸なエラを救うために屋敷に現れた。
エラを王城で開催される舞踏会に参加して、王子様に見初められるように促した!
しかし、エラの答えは…
「嫌です。本当にこのままお城に行って王子様に会えるかどうかも分からないじゃないですか。」
まさかの救いの手を払いのける選択だった。
リーゼロッテはエラを最悪の環境から救い出して幸せにすることができるのだろうか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-10 07:00:00
10049文字
会話率:38%
パワハラ&マザコン王子なんてお呼びじゃありません。
婚約者も結婚相手も御免ですわ。
これは不運にも不良物件の王子に見初められてしまったご令嬢方のお話です。
婚約者候補にはあがってしまいましたがそれより上には絶対に上がらない。一生の伴侶に
そんな相手は選べませんの。
※更新は月曜・水曜・金曜です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-04 13:00:00
51791文字
会話率:62%