地球歴4103年。地球帝国と名を変えた人類の歴史は終焉を迎えようとしていた。
地球帝国艦隊、第109番パトロール艦隊を率いるリリアン・ルゾール少将。御年七十九歳になる彼女は、年功序列で帝国少将にまで昇進したが、かつては帝国軍参謀総長の一
人娘として、そして将来を約束されていた。
しかし六十年前のたった一度の過ちにより、初恋の人、友人、家族、信頼の全てを失い、今は艦隊とは名ばかりの寂れたパトロール隊を率いている。
帝国と六十年以上もの間、戦争を繰り広げる馬頭星雲の黒い影より迫りくる敵艦隊の大攻勢を前に、捨て駒として前線に送り込まれたリリアン艦隊はあっけなく全滅。
リリアンも重粒子の閃光の中に消えてゆく……かと思いきや、目覚めたら学園卒業間近の十八歳の頃に戻っていた?
一度目の人生ではでしゃばりすぎて、大きな過ちを行ってしまった事を反省していたリリアン(中身七十九歳)は二度目の人生ではでしゃばらずに、自分より優秀な人たちに全てを任せようと思っていた。
前世では虐めていた女子学生が実は天才軍師の才能があると分かれば、その実力をいかんなく発揮出きるように働きかけたり、優秀であれば地位に関係なく重用できるように働きかけたりしていたら、あれよあれよと責任者になり、気が付けば若くして戦艦を預かる身に?
しかも前世ではお飾りだったはずの月面基地司令からの熱い眼差しが!? しかも本当はめちゃくちゃ優秀だったことも判明!? 果てには天才軍師少女ちゃんも自分の事を慕ってくるし、仲の悪かった若き提督たちも自分の事をとんでもなく信頼してきた!?
どうなってるのよ、私はもう出しゃばらないって決めたというのに!
というか戦争がはじまるんだけど!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-25 13:10:10
640601文字
会話率:33%
四十歳という若さで死んでしまった、童貞の男がいた。
容姿が悪かったから?度胸が無かったから?そんな理由で童貞だったわけではない。
そんな男が奇跡に巡り合い、神の計らいによって世界「ヴァリタリア」へと転生する。
男が新たな生を掴
む際、神は一つだけ頼みごとをした。
『三十年後に現れる魔王を倒してください。そのために己を鍛え、多くの仲間と出会い、絆を結んでください』と。
そして神は男に素晴らしい能力を授けたのだった。
十八歳という若い体を手に入れた男は、それからの二年間神の言う通り必死に己を鍛えぬいた。
多くは無いが仲間とも出会い、絆を深めた。そして最早人類には敵なしというほどまでの力を手に入れたのであった。
なぜ男は魔物に襲われ何度も死にかけながらも、男は必死に戦い続けたのだろうか。
神様に望まれたたった一つの願いを叶えるために?
『いやいやそんな高尚な人間じゃぁないよ、俺は。俺の願いはただ一つ。そう──
『運命の奴隷』にあって、イチャイチャラブラブ人生を送る事だ!!
魔王なんざしったこっちゃねぇぇ!!
こうして神の願いを無視した男の異世界生活が始まるのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-09 20:10:00
121605文字
会話率:46%
子爵令嬢である私、チェルシー・スウィフトに仕えてくれている十八歳の青年クルス。ひょんなことから彼に異能の力が開花した。
それは、人の頭上に花が浮かんで見え、その花言葉によって他者の心がわかるというものだ。
強盗の嘘を花で見抜くなど、それなり
に能力を活用していたクルスだけど、ある日、伯爵令嬢であるジュリアさんに彼への愛を示す真紅のバラが咲いているのを見てしまう。
クルスのことを好きな私はそれを知り、焦るあまりにジュリアさんの屋敷の門を叩く。
そこで知ったさらなる真実とは──折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-30 17:15:03
16312文字
会話率:35%
ある~日、パーティーで、くまさん(注:男の人)に出会った♪
婚約者にほっとかれ~、くまさん(注:十八歳)に出会った~♪
最終更新:2024-07-28 18:48:57
2205文字
会話率:42%
会った事もない伯爵との結婚。
伯爵は四十八歳の変わり者だった。
式場で口づけさえ拒絶された十七歳のわたしは新婚初夜を独りで過ごす事に。
朝になると口は悪いが仕事はできるメイド長が現れた。
わたしをかわいくする為に力を貸してくれるけど……
地味で冴えないわたしが伯爵に溺愛されるまでの物語。
でもメイド長にはとんでもない秘密があった……?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-28 13:13:20
7061文字
会話率:52%
荒川沿いの小さな町に「蓬莱珈琲店」という喫茶店がある。十八歳の猪瀬亜矢は大学入学とともに、この店でアルバイトを始めた。この店の一番奥にあるテーブル席にはよく忘れ物があり、その忘れ物をめぐって様々な不思議が起こる。
ある日、亜矢が一人で店
番をしていると、男の客がやってきて、邪険な態度で亜矢をいじめた挙句、奥の席に忘れ物をしていく。それは美しい白金の指輪だった。
数日後の深夜に、またしても亜矢が一人で店番をしながらこの指輪をいじっていると、若く美しい女の一人客が現れる。女は亜矢が手にしている指輪に強い興味を示す。亜矢は思いついて、女の左手の薬指に指輪をはめてやる。女は幸福そうな様子で、これは持ち主が大事にしていたものに違いない、必ず返してやってくれという。亜矢は生返事で、この女の頼みを受け入れる。すると、女は消え失せてしまう。
蓬莱珈琲店のオーナーは亜矢から一連の事件を聞かされると、亜矢に必ず指輪の持ち主を見つけ出すようにと厳命する。亜矢は、先輩バイトの兎月圭と一緒に、指輪の作者をたどって、やっとのことで持ち主の男を探し出す。
持ち主の男は、亜矢から若い女の客の来訪を聞かされて、その女は死んでいると言う。驚く亜矢に、男は指輪を蓬莱珈琲店に置いていった経緯を語る。
彼は貧しく、だれからも愛されずに生きてきた男で、長く荒んだ生活をしていた。しかし、ある女性と出会って愛を知り、彼女とともに人生を歩む決意をした。指輪は、その愛のあかしとして彼が作らせたものだった。しかし、指輪を渡して祝いをするはずだった日に彼女は事故でトラックに顔を引きつぶされ、無残な死を遂げた。男は彼女の記憶から逃れるために、指輪を手放そうとして、蓬莱珈琲店にそれを置いてきた。
亜矢はことの成り行きを知って、深く悲しむ。同時に彼女は、店を訪れた女の印象を思い出し、彼女は男の愛を知って幸福だったに違いないと確信し、それを男に告げる。亜矢は男の手に指輪を返し、それを強く握らせる。男は一度捨てた指輪を再び受け入れる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-28 09:07:01
22506文字
会話率:43%
人の命のはかなさは、まるでカゲロウのようだ。
カゲロウは風に舞うかのように空中を浮遊する。
カゲロウという名前は空気がゆらめいて見える陽炎が語源らしい。
はかなく弱いカゲロウは、成虫になって数時間で死んでしまうらしい。
しかし、数
時間というのは成虫となってからの命だ。
意外にも、幼虫の期間は昆虫の中では長い方らしい。
幼虫の時は何度も脱皮する。私たちも脱皮して成長してきたような気がする。
成虫の姿は生ある時の一瞬の姿だ。
カゲロウの幼虫から羽化したものは、亜成虫と呼ばれているらしい。
|翅《はね》があって空を飛び、成虫と似ているのだが、まだ成虫となってはいない。
亜成虫は、まるで私たちみたいだ。
ゆらゆら揺れる心。大人になりかけているのに、大人ではない。
無色透明な翅。私たちは見えない翅を持っている。羽ばたく準備をしている。
「死ぬ前に、俺と友達にならない?」
優し気な声が背中越しに聞こえる。
声の主は同じクラスの同級生。
飛び降りようとしている同級生の私に向かって平然と笑顔で手を差し伸べてくれた。
彼は不思議な光に包まれて私るように見えた。天使のように救いをあたえてくれる存在に思えた。
温かなぬくもりを全身に纏ったような人。
こんな状況なのに驚くこともなく、笑顔で対応する同級生の名前は羽多野空。
華奢で透き通るような肌色で中性的な雰囲気の少年だった。
「今、死ぬ必要ある?」
彼はそう言った。
「なんか疲れちゃって」
「俺は生きたくても長生きできないから、人生の長さを選択できる人が羨ましいよ。生まれつき病弱で成人まで生きられないと言われている。いつ、人生が終わるかわからない毎日を過ごしていっる」
「人生の長さをある程度選べる私は幸せなのかもしれないね」
彼と話していて価値観が変わった。
「親の干渉が辛いんだ。価値観を押し付けられてさ。コミュ力がないから、友達もできないし。スマホは親が持ってはいけない悪いものだと洗脳されている。勉強も一日中しろと監視されている。自由がないの」
でも、その人は成人の年齢、十八歳になってすぐに亡くなってしまった。
まるでカゲロウのようだ。
亜成虫の時期を共に過ごしていたのかもしれないと思う。
まるでカゲロウのように、成虫になってすぐに死んでしまうかのように――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-27 23:21:29
12154文字
会話率:13%
ある朝、美少女がやってきた。僕は東京の大学に通う大学生二年生だ。
一人暮らしのアパートにやってきた美少女は御年八十歳の僕の、ばあちゃんだった。
田舎で一人暮らしをしているばあちゃんの元に死神がやってきたらしい。
もう寿命が迫っている。二つの
選択肢を示された。
十八歳に若返って三日生きるか、八十歳のまま一か月生きるか決断を迫られたらしい。
ばあちゃんは一八歳に若返って三日だけ生きるという選択をした。
若い時から働きづめだったばあちゃんが東京で若者として生活する。
大学の同級生の葉月さん、亡くなった祖父に似ているという藤沢君と共に
ドラマの一ページのような生活を二日間送る。
女子大学生もどきの生活はとても楽しいものだったが
三日目の朝、ばあちゃんは消えた。
幸せの形について考える。
僕はあと一か月の寿命だったら老体を選ぶのか?
若い姿で三日間を選ぶのか?
それが老体で一年の寿命だったら、老体で一年を選ぶのか?
一つ言えることは――
ばあちゃんは ばあちゃんらしい最期を迎えられたのだと思う。
自分らしい最期ってなんだろうな?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-24 17:09:42
12122文字
会話率:41%
オメガバース。アルファはエリートで勝ち組。ベータは普通。オメガは負け組。人間はこの三種類で分類される。だが、アルファにも二種類存在した。アルファSは普通のアルファ。だが、アルファEは十八歳までに番を見つけなければオメガに堕ちてしまう。
夜闇
月夜は異端の存在、アルファEの一人だった。ある日、同じ部活の後輩であるアルファSの橘藍空にアルファEであることがバレてしまい……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-23 23:50:26
5955文字
会話率:53%
「また、殺されたわ……」
公爵令嬢クレアは、時を巻き戻っている。
それも、毎回十八歳の誕生日に、殺されて。
クレアを殺すのは、婚約者のエルヴィン。
どんなに殺されないように立ち回ろうとも、何度も何度も何度も殺され続けて。
クレアは
ついに、気づいた。
「そうだ、殺される前に殺してしまおう」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-22 23:10:43
5491文字
会話率:25%
公爵令嬢シルビアーナは、己の恋を叶えるため第二王子クリスティアンとの婚約を了承した。
それから四年後。十八歳になったシルビアーナは、舞踏会で第二王子クリスティアンに婚約破棄される。
クリスティアンは、献身的に尽くし尻拭いをし続けたシルビアー
ナを悪役令嬢と罵り、男爵令嬢ローズメロウと婚約することを宣言した。
しかしそこに、不在だったはずの国王が現れた。クリスティアンは断罪され、シルビアーナとの婚約の裏に隠された真実が明かされるのだった。
あらすじおわり
以前投稿した作品『【完結】殿下、馬鹿な子ほど可愛いとは言いますが貴方のことは愛せません【百合】』を大幅にリメイクし加筆修正しています。
設定を含む内容もかなり変わっていますので、ほぼ別物だと思います。
残酷な表現とキス程度の接触があるのでR15にしています。
この作品はアルファポリスで先行連載しています。完結の目処が立ったので、こちらでも連載します。
毎日三回程度更新予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-21 19:10:00
86939文字
会話率:35%
ハル・ベネットは十八歳。父が遺した【ベネット古書店】で本の修理をする毎日だったが、店の本は全て完了してしまった。生活のために商業ギルドで依頼を受けいたが、そこで初めて会った銀髪の依頼人が困ったことになっていて???
最終更新:2024-07-17 23:00:13
280892文字
会話率:56%
可憐で儚く美しい、白百合の姫と称されるコーデリア。
しかし中身はかなり残念。辺境伯領で国境警備の兵士たちに囲まれて育った、呑気な田舎娘である。
外見のせいで、高嶺の花として同世代には遠慮され、十八歳になっても恋愛に縁がないコーデリアは一念発
起。出会いを求め、第一王子が立太子した記念式典に参加した折、王太子に挨拶する隣国の王子ハドウィックを見かける。
隣国はかつて王位簒奪の憂き目にあい、数年前にようやく奪還したところ。亡命中、辺境伯領に身を寄せていたハドウィックは、コーデリアの幼なじみだった。
六年ぶりに再会した王子から求愛されるも、まったく気づかずにスルーする辺境伯令嬢。
そんなふたりの攻防戦。
全5話+後日談
本日2話更新のあと、明日7:00、12:00、20:00投稿で完結予定。
一気読み派さんは、7/17の20時以降にお立ち寄りいただければと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-17 20:03:23
25856文字
会話率:39%
タイラー・カッセルは、二十八歳の独身エリート事務官。
起床から睡眠に至るまで、己で定めた時間配分を滞りなく遂行しつづける彼を、周囲はミスター・パーフェクトと称している。
大叔母から見合いをするよう命じられたタイラーは、毎週のように指定された
カフェに通い、週替わりで別々の女性と対面する羽目になってしまう。
幅広い女性と、見合いという名の人生相談を続けるタイラーは、カフェの落ちついた空間と美味しい菓子を堪能するうちに、やがて気づく。
ミスター・パーフェクトが己の心に見つけた女性は、果たして誰だったのか。
投稿先:エブリスタ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-03 20:05:11
8000文字
会話率:32%
魔女から『十八歳になるまでの間に、心から愛してくれる相手と結婚ができなければ死んでしまう』呪いをかけられた皇女オウレディア。
十七歳を迎えたある日、彼女は婚約者メレディスの両親から婚約破棄を告げられてしまう。
このままでは呪いのせいで死んで
しまう――オウレディアは自分の命をかけて婚活を開始。けれど、皇女を死なせてしまうことをおそれて、候補者たちはみな彼女から離れていってしまう。
「誰か私を愛して――!」
オウレディアを救うため、オウレディアの父親は夜会を開くことにするのだが――?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-17 18:08:01
8948文字
会話率:48%
伯爵令嬢ラルカ・ラプルペは王女エルミラに仕える十八歳の少女。人形のような愛らしい見た目をした彼女は、はじめ侍女として働いていたものの、やがてその能力が見出され、文官として働くことに。
けれど、ラルカはある日、領地に住んでいる姉メイシュ
から、王宮の華である侍女に戻ること、また早急に結婚をし、仕事自体を辞めることを命じられてしまう。
(わたくしは仕事を続けたい! 結婚なんてしたくない! 自由な生活を送りたい!)
一人思い悩んでいたラルカは、エルミラのお遣いに行った先で、侯爵令息であり王太子の近衛騎士を務めるブラント・ソルディンと出会う。
ひょんなことから、自身が結婚について悩んでいることを打ち明けたところ、ブラントがラルカに『僕と婚約しよう』と提案する。
彼もまた、親族から結婚を急かされて困っているというのだ。
互いの利害が完全に一致。
二人はいずれ解消するという約束で、仮初の婚約を結ぶ。
けれど、言いつけどおりに婚約者を作ったというのに、ラルカは姉メイシュの束縛が解けきらず、きせかえ人形のような生活を余儀なくされる。
「家においで」
そんなラルカに、ブラントが優しく手を差し伸べる。
そこから、二人の甘い偽装婚約生活が始まって――――?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-10 12:00:00
110210文字
会話率:30%
落ちこぼれの妹イネスに対し「そんなことも分からないの?」と言い放ち続けた公爵令嬢イザベル。彼女は向上心がなく、いつもヘラヘラと笑ってばかりのイネスに腹を立てていた。
そんななか、天才、完璧と謳われた彼女は、十八歳で王太子エリックと結婚
をすることに。
それから数年、彼女の暮らす王宮にイネスがやって来た。相変わらず愚鈍なイネス。いつものように「そんなことも分からないの?」と口にしたイザベルは、イネスの夫であるリオネルの逆鱗に触れてしまう。
その上、自身の己であるエリックに「王太子妃に求められる能力は、知識でも判断能力でもない。――――君は、そんなことも分からないのか?」と聞き返され、絶望の淵に立たされることに。
(わたくしには『そんなことも分からない』人間……)
これまで無自覚に言い放ってきた言葉がそっくりそのまま自身に返ってきたイザベルは、その言葉の酷さ、重みに大いに苦しめられてしまう。これまでの自分を猛省し、他人の感情を理解できるようになろうと努力をはじめるイザベル。けれど、どんな書物を読んでもちっとも分かるようにならない。
困り果てた彼女に夫エリックが伝えた言葉とは――?
これは、ざまぁされた真正悪役令嬢が自分を見つめ直すまでのお話。
※本作は『そんなことも分からないの?』における悪役令嬢、イザベルのスピンオフ作品となっています。前作を読んでなくても話が分かるように書いている(つもり)ですが、前作を読んだあとのほうがお楽しみいただけるかと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-30 19:23:42
12957文字
会話率:36%
<あらすじ>
僕、夏川蒼央は先日十八歳の誕生日を迎えた。だけど、身体が弱くこの十八年の間、病院の外に出たことはほんとどない。治りもしない病気に疲れ果てた両親に捨てられ、誰からも必要とされない僕は、生きることを諦め、死ぬのを待ち侘びるだけの毎
日を過ごしていた。そして、ようやく僕の命が尽きやっと親孝行ができた。
これで楽になる……そう思っていたのに、気がつくと僕は新たな世界に生まれ変わっていた。
そこはケモ耳と尻尾付きで生まれる世界。
王家とその血筋である公爵家には狼が生まれるのが通常であるが、ごく稀にウサギ耳と尻尾を持つ子が生まれる。
狼の耳付きが生まれるヴォルフ公爵家に生まれた真っ白なウサギ耳の僕・アズールは、生まれながらに王子の許嫁に決まっているのだが、その王子がびっくりな容姿をしていて……。
愛されることだけを夢見ていた可愛いウサギ耳の公爵令息と神に選ばれし能力を持つ王子のイチャラブハッピーエンド小説です。
※この作品はムーンライトノベルズに投稿しているものを全年齢版に改訂したものです。
※R18版はムーンライトノベルズ、アルファポリスでも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-16 21:00:00
249076文字
会話率:38%
気分屋な高校生である野中剣太が、十八歳の誕生日を迎えるまでの5日間の物語。1日1つ刑事から伝えられるニュース。5つのニュースにはとある秘められた何かがあった。
※書いている内容がすべて正しいとも限りません。また、この小説は記載の行為を推奨
するものではありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-14 18:00:00
13687文字
会話率:73%
蜘蛛の糸の人工合成に成功したベンチャー企業の社長、霧島豊の妻、恵子が自宅のマンションで絞殺されているのが発見された。有力な容疑者とされているのは、恵子の愛人の大和俊二という二十八歳のシステムエンジニアで、マンションの防犯カメラの映像から、
死亡推定時刻の午後九時頃マンションを訪れ、程なく立ち去ったことが判明した。一方、夫の豊は死亡推定時刻には関西に出張中で、完璧なアリバイがあった。しかし、堂島は大和俊二の犯行動機に疑問を抱き、柏木に協力を依頼する。巧妙な完全犯罪のトリックに、柏木の頭脳が挑む。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-10 01:41:42
9844文字
会話率:77%
私、レイラ・ハーストンは結婚適齢期である十八歳になっても婚約者がいない。積極的に婿探しをするも全戦全敗の日々。
これはもう仕方がない。
結婚相手が見つからないので家は弟に任せて、私は家を出ることにしよう。
私はある日見つけた求人を手に
、遠く離れたキルシュタイン公爵領へと向かうことしたのだった。
※ご都合主義ですので軽い気持ちでさら~っとお読みください
※アルファポリス様にも掲載しています
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-07 20:39:22
41506文字
会話率:66%
私、レイラ・ハーストンは結婚適齢期である十八歳になっても婚約者がいない。積極的に婿探しをするも全戦全敗の日々。
これはもう仕方がない。
結婚相手が見つからないので家は弟に任せて、私は家を出ることにしよう。
最終更新:2024-06-17 12:18:04
4626文字
会話率:25%
ヴァイオレットは十歳の時に両親を事故で亡くしたショックで前世を思い出した。次期マクスター伯爵であったヴァイオレットだが、まだ十歳ということで父の弟である叔父がヴァイオレットが十八歳になるまでの代理として爵位を継ぐことになる。しかし叔父はヴ
ァイオレットが十七歳の時に縁談を取り付け家から追い出してしまう。その縁談の相手は平民の恋人がいる侯爵家の嫡男だった。
「俺はお前を愛することはない!」
初夜にそう宣言した旦那様にヴァイオレットは思った。
(この家も長くはもたないわね)
貴族同士の結婚は簡単には離婚することができない。だけど離婚できる方法はもちろんある。それが三年の白い結婚だ。
ヴァイオレットは結婚初日に白い結婚でさっさと離婚し、この家から出ていくと決めたのだった。
※1~3話は短編と同じで4話からが連載です
※恋愛要素薄目です
※アルファポリス様にも掲載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-25 12:24:37
44955文字
会話率:68%
【不定期に後日談を追加していきます】
――これ以上近づいたら、死ぬ。
ヒヤシンス侯爵家の“氷結令嬢”エリサーナ、十八歳。
彼女はあまりにも洗練されすぎた氷魔法の血統から、触れるものをみな凍らせてしまう性質を持っていた。結婚相手を見つける
どころか、誰かに近づくことすらできない日々。
そんな折、彼女は父に婚約者をあてがわれる。
サンフラワー皇家の“灼熱皇子”イグナイト、二十歳。彼もまたあまりにも強力な炎魔法の血統を取り込みすぎて、近づく者をみな焼いてしまうらしい。エリサーナと魔法性質は真逆だが、似たような状況に置かれている者だった。
この相手なら、互いの魔法を打ち消せる――そう親に決められた婚約。ついにやってきた顔合わせの日に、出会った二人は以心伝心でお互いを理解した。
「むしろ天敵じゃないですか」
「あぁ、本能がビシビシ警告を発している」
妙に打ち解けてしまったが、絶対に結婚できない二人は、のんびりとお茶会をはじめる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-07 17:16:22
13386文字
会話率:45%
――これ以上近づいたら、死ぬ。
ヒヤシンス侯爵家の“氷結令嬢”エリサーナ、十八歳。
彼女はあまりにも洗練されすぎた氷魔法の血統から、触れるものをみな凍らせてしまう性質を持っていた。結婚相手を見つけるどころか、誰かに近づくことすらできない日
々。
そんな折、彼女は父に婚約者をあてがわれる。
サンフラワー皇家の“灼熱皇子”イグナイト、二十歳。彼もまたあまりにも強力な炎魔法の血統を取り込みすぎて、近づく者をみな焼いてしまうらしい。エリサーナと魔法性質は真逆だが、似たような状況に置かれている者だった。
この相手なら、互いの魔法を打ち消せる――そう親に決められた婚約。ついにやってきた顔合わせの日に、出会った二人は以心伝心でお互いを理解した。
「むしろ天敵じゃないですか」
「あぁ、本能がビシビシ警告を発している」
妙に打ち解けてしまったが、絶対に結婚できない二人は、のんびりとお茶会をはじめる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-30 18:00:00
4045文字
会話率:45%
――めちゃくちゃ荷が重い!
十八歳のグレモンド・ジンジャーは内心で叫んでいだ。騎士団長を任命するにしても、学園を卒業したばかりの自分を選ぶのは、いくらなんでも無茶なんじゃないか。彼はそう思っていたのだ。
たしかに色々なことがあった。侯
爵家の窮地を救ったのは確かだし、幼馴染の侯爵令嬢アマンダのために頑張ったのも本当だ。彼女と結婚できるのは正直嬉しい。だけど――
これは若くして騎士団長に抜擢されるグレモンドの、それまでの半生を綴った物語。
#騎士団長ヒーロー企画 以下全要素含みます
【回復薬(瓶入り)、短髪ヒーロー、溺愛、頭ぽんぽん、花束を贈る、キス】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-29 12:00:00
26362文字
会話率:45%
地方貴族の妾の子である宇佐美桔梗は、五歳の時から実家から離れた別邸に移り住むことになる。そこで十歳年上の世話係の紫苑と出会い、日々過ごす中で二人は心を通わせていく。しかし村の因習に巻き込まれ、桔梗は十八歳になったら生贄として捧げられることが
決まっていた。
「わたくしが死んだら、いっぱい泣いて、うんと悲しんで、おかしくなるくらいに泣き叫んで、永遠にわたくしのこと引きずって生きてくださいね」
生贄の少女と世話係の青年、二人の運命は交わるのか──折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-06 22:00:19
17467文字
会話率:45%
かつて日本人だった記憶をもちながら、魔法の存在する世界に転生した弱小伯爵令嬢のキャロライン。十八歳の誕生日当日の朝、なぜかカメレオンになっていた!
「動物に姿を変えられちゃう令嬢ものって言ったら、普通にゃんこでしょう!」
姿を変えられたこと
よりもカメレオンだったことにやさぐれたけども、元の姿に戻るために行動します!
キャロラインが元の姿に戻るために出会ったのは、尊大な魔法省長官の公爵嫡男アレクサンダー。元の姿に戻れたと思ったら一生誰にも見せることはないだろうと思っていた裸を見られてしまう。
わたしは結婚しないで生きていこうと思っている。そのためのプランもあって順調だった…はずだった。どうしてこうなってしまったんだろう?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-01 19:00:00
37834文字
会話率:39%