エリート暗殺者一家に生まれた主人公は『レベル1のカス』だった。
何をしてもレベルが上がらない無能体質のゴミ。
「英才教育をほどこしたというのに、3歳になってもまだレベル1……そんなゴミは死ね」
実の親に殺されかけたその時、彼の目の
前に『1億年ゲート』が開いた。それは『時間の止まった空間』で『1億年』かけて『修行』が出来る扉。
1億年ゲートは『究極の疲労回復マシン』や『超未来科学の粋を集めた合理的訓練ルーム』や『全世界の英知を集めた図書館』や『神器専門のアイテムクラフト工房』などの『異次元レベルの超絶チート施設』が充実していた。
1億年間、必死に『レベル上げ』以外の『ありとあらゆる強くなる方法』を研究し続けた結果、彼は『レベル1の状態』で『レベル500(世界最強クラス)』以上の相手を鼻息で殺せるようになった。
秒で毒親に復讐を果たし、自由になった彼は、
「やりたいことは全部やる。まずは、世界一の美女と結婚してイチャイチャする! 今の俺に出来ないことは何もない!」
――そんな『欲望むき出しの彼』に待っていたのは、
数日以内に襲来する『レベル1兆以上の敵』を倒せないと『世界が終わる』という絶望。
『ぶっちぎりで世界最強の超人である主人公』にしか、この絶望をどうにかできる者はいない。
『レベル1縛り』かつ『誰にも頼れない地獄』の果てで、
『圧倒的に強すぎる敵』を倒すため、今日も、彼は、もがき、あがき、苦しみつづける。
ちなみに、1億年ゲートにはもう一つ、ルールがあって、
それは『一日一回は、ゲート内で1億年修行しないと死ぬ』というもの。
初日で既に最強になっていた主人公は、さらに、毎日、1億年修行し続ける事で、
人類の限界を置き去りにして強くなっていくのだが、
「レベル1兆は、さすがにエグいてぇ!」
――狂気の運命を背負った主人公の、常軌を逸した無限地獄が、今、幕を開ける。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-28 07:16:26
1666651文字
会話率:25%
魔王を倒した勇者と、倒された魔王の王女との婚約に至るまでのエトセトラ。
魔族と人間の戦いが終わった。結果は停戦条約の締結。
勇者により狂いの魔王たる前魔王を倒され後を継いだ新魔王より提唱された停戦は、勇者として魔国を訪れていた第二王子によ
り受け入れられ、国へと持ち帰られた。
停戦の証として差し出されたのは、魔王の第二子――新魔王の妹の王女。
迎えた王女は勇者である第二王子と婚姻を交わす予定だったが、王女のあまりの美しさに第一王子が釣れてしまった。
「……どういたしましょう……ってか、マジでどうする!? 僕は! 勇者だから嫁に来たんだぞ! 全部事情知ってるからぁ!」
王女は実は王子だった。(もっとも、それもまた誤解なのだけど)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-21 20:00:00
7551文字
会話率:42%
YOUTUBE、深田萌絵TVの動画の話です。
普段は経済関係やTSMCやら時事ネタが多く、
陰謀論ネタは少なく、ワクチンネタも少なく、本人も
接種しちゃっていると思われますが、今回は自分が
扱っている陰謀論ネタに近づいてきたので紹介
です。
内閣府のムーンショット計画が怪しいと気づいた
流山市議会議員のうた桜子さんをゲストにした動画です。
ワクチンに直接ナノチップが入っているとまでは
言ってませんが、かなり勘づいてる感じです。
さすがに酸化グラフェンにまでは言及されてませんが、
興味のある方は、酸化グラフェンとドコモの人間拡張の
技術を調べると良いかもしれません。
自分の創作「グラフェンマン」「グラフェンマン2」
をよければ読んでみてください。
簡単に説明すると、ワクチンには酸化グラフェンが
仕込まれていて、体内で自己組織化し、ナノチップ
のアンテナと人体操作としての導線として使われると
予想しています。ナノチップは注射に入っているのか、
自己組織して組み立てられるのかわかりませんが、
ワクチンの毒と含めて、解毒するために早めの内容物
の公的な検査で解明をするのが良いでしょう。
二酸化炭素が悪玉説は間違いだと気づいているようで、
SDGSには嘘がある事を見抜かなけばなりません。
SDGSで公金を得るのはかまいませんが、二酸化炭素の悪玉説の
嘘や人口削減を目指すSDGSにまで言及した方が良いでしょう。
WEFのクラウス・シュワブやユヴァル・ノア・ハラリの
「人間はハッキングできる動物になり、自由意志は終わった 」発言
などが世界でのワクチン接種と同じ時期に発言されています。
ワクチンでのトランスヒューマニズムは当初から陰謀論で
言われており、実際に実行に移してきたのだと思います。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-18 10:39:27
883文字
会話率:4%
サッカーワールドカップ、日本が頑張ってますね!
そんなワールドカップサッカーにも、新たな陰謀論が
出ていまして、さすがにそれはないだろうと思いますが、
一応紹介です。
新型コロナウイルスのワクチン接種を世界的にすすめて
いますが
、その接種率が一番高い国に、ご褒美として
優勝させるというものです。
接種率が高い、日本や韓国が善戦すると「怪しい」
言われそうです。
ワクチンに関しては、自分の創作「グラフェンマン」
「グラフェンマン2」に詳しく書いてますので、
よろしければ読んでみてください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-05 10:18:47
359文字
会話率:14%
安部元総理の国葬が違法だけど、止められないそうで、
「押してダメなら、引いてみな」ということで、前向きに
先に誰かがやってしまおうという案です。
場所は、〇〇がいいかとも思いましたが、国会で
人〇を安部元総理の顔写真に垂れ流すのを実況
するのは、
いかがかと思い、思いとどまり、
国葬予定地で、犬の〇をしているところを実況するくらいで
簡便する事にしましょう。
もう、おわかりかもしれませんが、
国葬を前向きに行う。
「うん、こくそうにしよう」
「うんこくそうにしよう」
「うんこ、くそうにしよう」
というわけで、誰かが先に安部元総理の国葬を
犬の〇を使って行い、実況してはいかがかなという案でした。
さすがにこれは怒られるかと思い、〇で
伏字にしました。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-29 11:48:45
313文字
会話率:18%
エリザベス=コンラッド侯爵令嬢は学園の卒業パーティーで、婚約者である王太子から冤罪をでっち上げられて婚約破棄される。
淑女の鏡と呼ばれていた彼女もさすがに腹を立てて、王太子と浮気相手の聖女に向かって、恨んでやる、呪ってやると泣きながら叫
んで退場した後で、階段から転げ落ち、意識不明に陥ってその半年後に亡くなった。
その後聖女は魅了持ちだったとわかり、王太子は酷く後悔するが、時すでに遅し。国は度重なる災害と疫病の大流行で荒廃してしまう。
これはコンラッド侯爵令嬢の呪いのせいだと皆は噂するようにった。
そしてその後、コンラッド侯爵一族の唯一の生き残りとしてローズリー=マルソール伯爵令嬢が誕生すると王侯貴族だけでなく国民は大喜びをした。いずれ彼女が大人になれば、この国の呪いを解呪してくれるのではないかと。
ところがその令嬢はエリザベスの生まれ変わりであり、前世の記憶持ちだった。
そんなことも知らずに自分の権威を回復したいという自己中の王太子は、まだ幼いローズリーに執拗に婚約を申し込む。
しかし、見た目は七歳だが精神年齢は成人のローズは、初恋の幼なじみと共に、隠された過去の罪を次々と暴いていくのだった……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-14 12:00:00
58682文字
会話率:19%
短編の「婚約破棄ですか? 了解です。二番目ならいざ知らず三番目はさすがに無理!」の弟視点からの話です。
短編では名前も出ていないモブのはずなのに、弟視点が読みたいと感想欄に書いて下さった方が数名おられたので、書いてみました。
短編のつ
もりでしたが、思いがけなく長くなったので連載にしました。一気に投稿する予定です
こちらの話は少しシリアスになってしまいました。
大好きな姉のために、家庭を顧みない父親の面倒まで見なくてはならなくなった弟。
そんな彼と、そのガールフレンドの男爵令嬢が支え合って、見事に姉と屑婚約者の婚約を破棄させるお話です。途中虐めの仕返しの話もあります。
ざまぁが足りないと思う方もいらっしゃると思いますが、微ざまぁ専門なので、ざまぁは大したことはありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-19 10:29:55
15756文字
会話率:14%
伯爵令嬢であるメラニーは十二歳の時、同じ伯爵家の嫡男で同じ年のハーリーと婚約した。
魔道具愛好会というサークル仲間だった父親同士が、より一層仲を深めたいと、二人で勝手に盛り上がった結果だった。
その婚約者は魔法の天才だと評判の美形だっ
たが、一般常識に欠け、拘りの強い面倒な男だった。
メラニーは自分の名前すら正式に覚えているのか怪しい男のために、ずっと世話をし続けてきた。
婚約者との関係を少しでも改善できたらいいと思ってきたからだ。
ところがその彼はメラニーに感謝するどころか、なんと浮気をした。
婚約者にとって自分への関心が、魔法の次だということは彼女にもわかっていた。しかし、三番目以下になってはさすがに耐えられない。
今度こそハーリーとは婚約破棄してやる、とメラニーは強く決意したのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-12 21:07:03
9471文字
会話率:16%
公爵家になど生まれると、何かと面倒なことが多くなる。
このたびは、婚姻だ。
王家の圧力と供に、役立たずを引き取れと言ってきた。
まあ、それなりに条件を引き出し、そこそこのものを手には入れたが、如何せんどうしようもない不良物件に成り果てた。
これはさすがにいただけないと、婚約の白紙を陳情したところ、陛下にこう言われたのだ。
「それは見解の相違だ」
そうか。見解の相違か。それはそれは良い言葉だ。
なにかと意見は食い違うし、見解も人それぞれ。
王家の考えと、我が公爵家の考えは違うのだというお墨付きを貰った。
だからそう、これは。
「見解の相違でございます」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-11 21:30:17
3184文字
会話率:25%
悲惨な目にたくさんあったが・・・女神により俺は別の世界の異世界転移されたらしいしかもスキル量8万7千種類のおまけつき!?これはさすがにチートなんじゃあ、とおもってたがたまたま助けた人のスキルの能力も尋常じゃなかった!?そんなカイルが異世界で
新しい人生を歩む物語折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-10 23:35:57
32862文字
会話率:47%
王国近衛騎士団に所属する青年騎士レオは、国家存亡の危機に際して国王から勅命を受ける。
それは127歳の伝説の魔女――ポレットへ助力を乞うというもの。
とはいえ相手は老獪な魔女である。とても一筋縄ではいかないだろうと思われたが、相対してみれば
予想に反して幼気な幼女だった。
紆余曲折の末にこの二人は夫婦となるのだが、それは物語の始まりに過ぎない。
果たしてこの100歳年の差夫婦は、数多の障害を乗り越えて国を救うことができるのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-23 11:14:33
71048文字
会話率:42%
料理人の人生を絶たれた。
和食料理人である女性の秋吉宏香(あきよしひろか)は、ひき逃げ事故に遭ったのだ。
命には関わらなかったが、生き甲斐となっていた料理人にとって大事な利き腕の神経が切れてしまい、不随までの重傷を負う。
さすがに勤め
先を続けるわけにもいかず、辞めて公園で途方に暮れていると……女神に請われ、異世界転移をすることに。
腕の障害をリセットされたため、新たな料理人としての人生をスタートさせようとした時に、尾が二又に別れた猫が……ジビエに似た魔物を狩っていたところに遭遇。
料理人としての再スタートの機会を得た女性と、猟りの腕前はプロ級の猫又ぽい魔物との飯テロスローライフが始まる!!
おっかなびっくり料理の小料理屋さんの料理を召し上がれ?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-15 16:00:09
129600文字
会話率:48%
聖女と婚姻を結ばなかった方の王子と結婚するように。
そんな無理な王命を受けていたアメリアは、その通りに聖女と結ばれなかった第一王子と婚姻をする。
けれど、その夜アメリアはその王子に「お前を愛することはない」と宣言されてしまって。
さすがにそ
れはないと逃げ出すアメリアの短いお話です。
「お前を愛することはない」で始まる話を書いてみたかった感じの短編です。元鞘ではなく別にヒーローがいるタイプのお話です。
ざまあはあまり言及していません。そういうのを求める人はブラウザバックでお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-11 17:46:58
8242文字
会話率:14%
この展開は、さすがにご都合主義過ぎるだろ!
ヒロインみたいな女の子なんていないし、主人公みたいなやれやれ系だけど実は……なんて奴はよりいないわ!
なろうの恋愛小説を見てきた私が率直に感じた感想は上記の通りである。
では、できるだけ現実
的に恋愛について考えてみようではないか。
そのような結論に至った私は、自分の人生を振り返っていくつかの思想を見出すことにした。
これは、現実の恋愛なんてクソだ、でも、恋愛をしたいという男と過去の自分を正当化するために綴った恋愛論である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-30 18:00:00
14981文字
会話率:8%
とある村に住んでるいい年の女性リーン。
時に腹黒く、時に策士、ボケと突っ込み両方を合わせ持つ彼女の、
チョット騒がしい日常をお送りします。
(基本ぼのぼのと雑学です。)
シリーズ『リーンの日常』を連載として投稿!(さすがに話数が多く
なったもので…)
ちょこちょこ直しつつ更新します。
まあ、連載になっても気まぐれ更新は変わりません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-29 01:53:22
127001文字
会話率:52%
俺には真彩という、小さい頃から仲良しの幼馴染がいる。その真彩には最近できたばかりの彼氏がいるのだが、ある日突然、真彩から「キスしてほしい」とせがまれた。
いや、さすがにそれはまずいだろうと俺は断ったのだが、なぜかその日から真彩の様子がお
かしくなってしまい──?
*カクヨムにも掲載中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-24 12:00:00
8129文字
会話率:45%
桜舞う4月のとある日。過去の出来事から大好きだったサッカーを辞めた高校生─「桜庭楓」は1人のサッカーボールに似た物を持った女の子(※小学生)と出会う。それこそが、全ての始まりだった。
「フットサルって……ただのミニサッカーじゃないのか?
」
舞台はサッカーとフットサルが世界的超大人気スポーツとなった2020年。これは「才能」に人生を狂わされ、それでも抗い、その先にあるスポーツの「楽しさ」を掴もうとする少年(高校生)と少女達(※小学生)のハイパー「ロリ」フットサルバトルラブコメディ!!!!
※某サッカーアニメのような超次元な必殺技はさすがに出せませんが、試合に見ごたえを加えるために不思議要素(?)不思議な能力(?)くらいは出ます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-19 00:08:25
425271文字
会話率:43%
王国を守護する女神の結界が、最近、弱まってきている。
蒼い月の女神フィンテーヌの命を受け、聖女リオラは結界がほころびはじめた辺境で魔獣討伐の遠征をおこなっていた。
二ヶ月に及ぶ遠征から戻ってみると、待っていたのは婚約者である王子アイ
ズと侯爵令嬢ティアナによる、公開処刑‥‥‥もとい、公開婚約破棄。
王子は聖女が遠征中に不貞を働いた疑惑を投げかけるものの、それはどれも証拠には乏しいものばかり。しまいには、ティアナといちゃつきながら婚約破棄を受け入れろという。
さすがにこれはやりすぎでしょ。リオラの怒りの鉄拳が炸裂し、殿下と侯爵令嬢は意識不明に――自宅謹慎を命じられた。
謹慎中、異国から導入した結界生成装置を試運転した殿下たち。
すると王国の結界が崩壊し始める。管理を任されていたリオラは何とか結界を維持するも、謎の余波によりどこかに転送されてしまう。
そこは千年前の世界。
まだ魔獣が跋扈し、人が未来のように繁栄していない。
リオラは聖女の能力を使い人々を救う旅に出る。
旅の途中で知り合った仲間とともに、目指すは、女神フィンテーヌの待つ隣の大陸イゼア。ところどころで人々を助け、魔獣を撃破し、時には魔族と対峙して退ける。
いつしかリオラは戦女神と呼ばれ、崇められるようになっていく。
他の投稿サイトでも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-17 11:22:19
3667文字
会話率:29%
播州公書記の敗因は、恐らく歴史上著名な人物、すなわち三信三英傑などが欠片も登場していないことだと認識しました。そして、その播州公書記を借りて、むりやり幻想譚要素をぶち込んだ、現在連載中のN0902IDが一向に更新できないのも、おそらくは幻想
譚要素をうまいこと仕入れることが、まだ経験値が足りないからではないかと思われます。
そこで、私は考えました。恐らく、応仁の乱の延長戦ではなく桶狭間の戦いや、さすがにそれだと新しすぎるか定番すぎるのであれば少しひねって守山崩れくらいのスタートポイントであれば、ひょっとしたらひょっとするのではないか、と。
なので、SQEXの第二回にN0902IDとN8144IBを間に合わせるために、その準備運動兼それが書けない時の予備として、トリガーに逆浦転生を使うとは言え、播州公書記の名にふさわしい本格歴史録の再結成を、此所に宣言します。
……いつもみたいに、粗筋ではありませんが、粗筋はそのうちきちんと書き直します。まずは本編優先ということで。
以下、粗筋。
(現在工事中!)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-05 08:00:00
5646文字
会話率:91%
アンドレ・ブザンソンは騎士である。
とある夏の日、彼は街道の巡回中に灰熊に襲われる車両を発見し、乗っていた5歳の幼女を救出する。
それは同行の侍女や護衛を全て失い独りで震えていた、輝く金糸雀色の髪に珍しい金色の瞳の美幼女だった。
怯え
る幼女を抱き上げると、安心したのか彼女は腕の中で眠ってしまう。
増援と幼女の迎えが現場に駆け付け、眠ったままの彼女を引き渡して彼はその場を立ち去った。
自分は騎士の職務を遂行しただけだ。どう見てもやんごとない御身分のお嬢様だし、高位貴族に関わるとロクな事がない。そっ閉じ推奨。
なのに後日、筆頭公爵家から呼び出しを食らったからさあ大変!恐る恐る公爵邸に出頭してみたら、そこに居たのはあの幼女さま。
「くまみたいなおっきなきしさま!わたくしのこんやくしゃになって下さい!」
えええええ!?
いやいやいやいや!
こちとら貧乏子爵家の三男坊ですよ!?筆頭公爵家のお姫様と結婚なんて絶対ムリ!
ていうかアナタ5歳でしょ!俺もう25なんだけど!?
さすがに父親の公爵閣下をはじめ周りの大人たち全員で説得して、何とかその場はウヤムヤにして逃れた。
なのにお姫様は全然諦めていなかった!
「改めて!よろしくお願いします!」
12歳になった姫様が再び婚約を迫る!
誤魔化しはぐらかし何とか1年逃げ回り、13歳になった姫様は3年間の留学へ。
ふう、これで何とか逃げ切ったか。
「戻って参りました!今度こそ婚約致しましょう!」
「いやまだ諦めてねえのか!?」
「わたくしはあの日から騎士様だけをお慕いしています!」
今日も姫様がグイグイ来る。
これはもう、逃げ切れねえかもしれねえ………!
◆『今日も姫様がグイグイ来る。』の長編版です。歳の差身分差体格差の凸凹カップル、アンドレとレティシアが出会ってからゴールインするまでの物語。
安心安全のハッピーエンド保証付き!(笑)
とはいえ書き上がっていない見切り発車(おい)。
◆短編おさらいと設定資料2編は読み飛ばしOKです。分からない設定が出たら読む、で全然構いません。
◆関連作品として、同じ国の同時期の物語『王子妃教育1日無料体験実施中!』もどうぞ!それぞれ単品で読めますが、併せて読めば2倍お得!(何が?)
◆この作品はアルファポリスで先行公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-02 21:00:00
125104文字
会話率:38%
〜これは“今”からおよそ300年前、アウストリー公国で王朝が代替わりした際の出来事である〜
「貴様との婚約なんぞ破棄だ破棄!」
そう喚き散らすのはこのアウストリー公国の公太子で、辺境伯令嬢ヴィクトーリアの不肖の婚約者のクラウスだ
。
そしてその傍らには、不安げにクラウスとヴィクトーリアを交互に見渡す子爵家令嬢タマラの姿。
「貴様のような粗暴な女との結婚など冗談ではないわ!貴様との婚約を破棄し、この愛らしいタマラを新たに婚約者とする!先祖の決めた盟約など知ったことか!」
あろうことか彼は次期公王たる公太子の地位にありながら、自らの祖先とヴィクトーリアの祖先である東方辺境伯とが取り決めた“血の盟約”に従って結ばれているヴィクトーリアとの婚約を破棄すると宣言した。
それもヴィクトーリアが男勝りの女騎士で「ちっとも女らしくない」という、まことに身勝手な理由で。
「ほう。我らが祖先の決めた盟約など守る必要がないと?」
「そんな古臭い盟約になんの意味がある!なんなら貴様ら辺境伯家も攻め滅ぼしてくれるわ!」
クラウスのその言葉は、代々国境を守ってきた辺境伯家の令嬢としてのヴィクトーリアの矜持を大いに傷つけた。
彼女はだから、右手にはめていた白手袋を脱いで投げつけた。
「よかろう。では決闘だ」
「えっ、………あたし!?」
そう、ヴィクトーリアが手袋を投げた相手はタマラ。彼女に公太子の婚約者の座をかけて決闘を申し込んだのだ。
だがさすがに「普通の令嬢」であるタマラをいたぶる趣味はヴィクトーリアにはない。ゆえに代理人を立てることに同意した。
だが決闘当日、クラウスとタマラが連れてきたのは、なんと公国最強の騎士ジークムントだった!
◆王族の婚約は政略であり、それを破棄すると極端な話こうなるよ、ってだけの話だったのに……………どうしてこうなった?解せぬ。
◆思いついたので書き始めた見切り発車作品。短めなので多分止まらずに書き上げられます。
ヘイトキャラとかざまあとか書くの苦手な作者が(多分)珍しくちゃんと書けたざまあ話。多分。基本的にはタイトルでネタバレしてます。
◆戦闘、流血、瀕死描写があるためR15で。
恋愛要素は比較的強いけれど題材的にハイファンタジーで投稿します。
◆この話はアルファポリスで先行公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-13 20:00:00
57964文字
会話率:49%
「このような事件が明るみになった以上は私の婚約者のままにしておくことはできぬ!そなたと私の婚約は破棄されると思え!」
ルテティア国立学園の卒業記念パーティーで、第二王子シャルルから唐突に飛び出したその一言で、シャルルの婚約者である公爵家令
嬢ブランディーヌは一気に窮地に立たされることになる。
シャルルによれば、学園で下級生に対する陰湿ないじめが繰り返され、その首謀者がブランディーヌだというのだ。
だが彼女には身に覚えがない。
ブランディーヌは周囲を見渡す。その視線を避けて顔を背ける姿が何人もある。
シャルルの隣にはいじめられているとされる下級生の男爵家令嬢コリンヌの姿が。そのコリンヌが、ブランディーヌと目が合った瞬間、確かに勝ち誇った笑みを浮かべたのが分かった。
ああ、さすがに下位貴族までは盲点でしたわね。
ブランディーヌは敗けを認めるしかない。
だが、彼女は次のシャルルの言葉にさらなる衝撃を受けることになる。
「そして私の婚約は、新たにこのコリンヌと結ぶことになる!」
正式な場でもなく、おそらく父王の承諾さえも得ていないであろう段階で、独断で勝手なことを言い出すシャルル。それも大概だが、本当に男爵家の、下位貴族の娘に王子妃が務まると思っているのか。
これでもブランディーヌは彼の婚約者として10年費やしてきた。その彼の信頼を得られなかったのならば甘んじて婚約破棄も受け入れよう。
だがしかし、シャルルの王子としての立場は守らねばならない。男爵家の娘が立派に務めを果たせるならばいいが、もしも果たせなければ、回り回って婚約者の地位を守れなかったブランディーヌの責任さえも問われかねないのだ。
だから彼女はついコリンヌに問うていた。
「貴女、王子妃となる覚悟はお有りなのよね?
では、一度お試しで受けてみられますか?“王子妃教育”を」
そしてコリンヌは、なぜそう問われたのか、その真意を思い知ることになる━━!
◆拙作『今日も姫様がグイグイ来る』と同じ国の同じ時代の物語です。直接の繋がりはありませんが登場人物の一部が被ります。
基本的にはコメディ調なのでざまぁなどは無い、もしくは控えめです。ご了承下さい。
◆全四話(予定)。アルファポリスさんでも投稿します。
◆異世界恋愛ジャンルで投稿しますが恋愛要素はきっと薄め。もし違和感あればご指摘下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-19 21:00:00
111820文字
会話率:41%
異世界に転生した慄木和人(おののぎかずと)は勇者として見事に魔王を討ち滅ぼした。しかし一向に現実世界に戻れる気配が無い。魔王の玉座に出現した宝玉に触れた瞬間、和人は始まりの町『アゼルライムス』へと飛ばされてしまう。そこから始まる二周目の物
語(強くてニューゲーム)。
一周目の世界では救うことができなかった皇女も救い出し、婚姻の儀も無事に終え、魔王を討ち滅ぼし、そのままハッピーエンド……となるはずだった。突如現れた真の魔王。仲間と共に苦戦を強いられながらも、見事それを打ち倒すことに成功した。だが再び真・魔王の口から出現した宝玉――。
嫌な予感がしつつも宝玉に手を伸ばした瞬間、和人は再び始まりの町『アゼルライムス』へと飛ばされてしまった。さすがに三度目ともなれば驚くこともないと感じた和人であったが、鏡に映った自身の姿は女性そのものであった。
――困惑する和人。しかし和人はそこで一つの行動に出る。
「……うん。とりあえず、裸になろう」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-28 12:17:58
1467005文字
会話率:35%
――ここは【使役者】と【行使者】という二つの種族が暮らす世界。
互いに結婚し、愛を育むことにより強くなれるというこの世界に生まれた【使役者】のユウリは、今年二十九歳という節目を迎えていた。
「さすがに結婚しないと行き遅れちゃう……!」
焦るユウリは結婚相談所に駆け込み、理想の【行使者】の男性とのマッチングを望む。
そしてずらりと並ぶ履歴書の中で彼女は一際異彩を放つ【行使者】を発見した。
「世界最強の名を欲しいままにした【行使者】!? ドレスタイプが【暗黒魔装】と【二刀魔神剣】!?? こ、この人に結婚を申し込む!!!」
すぐさま結婚の申請をしたユウリに相談所の男はこう言った。
「お前さん、その【行使者】は女性だぞ」
「……はい?」
「あー、申請が許可されちまったなぁ。普通、同性は認められないんだがなぁ。まあこれも時代か」
「…………はい??」
「お相手は『シャーリーレイド・オルタナティヴ』。離婚歴が過去に100回もある世界最強の【行使者】だ。男癖が悪すぎていつも長続きしないっつう噂だが……まあ、頑張りな」
「いやいやいやいや!!!」
――そして、私は初めての結婚をしました。
離婚歴が100回もある、男癖が悪いらしい世界最強の女性と――。
……そんな私のドタバタな新婚生活が始まります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-24 00:00:00
108305文字
会話率:42%
マックス・ウィーバーの娘、クロエは兄家を出てから、ふさぎ込むことが多かった。そして突然、母も姿をかくした。受け入れがたい寂寥感にさいなまれていた、そんなときに、母が思わぬ客を連れて帰ってきた。それは、小さなペットで、クロエは一瞬でそのペッ
トのとりこになった。兄の不在は受け入れていたクロエだったが、母まで居なくなった時はさすがに堪えたが、こんなにも可愛いペットがやってきたことでクロエの心は穏やかになったようだった。
一方、テオは、非番の日に古地図をもとに、坑道を探検し、不思議な空間にたどり着く。そこで、彼を待っていたものとは、果たして……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-19 18:00:00
9088文字
会話率:17%
さすがにあらすじいらんやろこれ
最終更新:2023-07-15 09:55:29
494文字
会話率:0%
各地で続く、豪雨、地震に、冷害、異常発生する害虫に、落雷に、ついには大火山の噴火が目前という、踏んだり蹴ったりのニホン国。さすがにこの事態の異常性に気づいた時の首相キジダダはメイジ神宮で神にお伺いを立てるのだが…
最終更新:2023-07-05 23:41:31
3827文字
会話率:47%