異世界迷い込みか、異世界召喚か。
ここ、フーデリアでは両者の間に天と地ほどの違いがある。
あたしは迷い込みのほう、『落ち人』。呼んでもいないのに勝手にやってきた――不法入国者だった。
そんなあたしに男が示したのは、召喚された者、国をあげて丁
重に扱われる『花人』を騙る道。
男が笑いながら問う。
「――さあ、どうする? 落ち人」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-16 06:00:00
10419文字
会話率:25%
〈フクロウの目〉と呼ばれる暗視の目を持った青年・タウル――。
その名に負けぬ弓の腕を持つ彼は、竜を有する天空の勢力との戦争にて、何と二頭の竜を仕留めたのである。
竜の騎手であった少女は捕虜とされたものの、タウルは「彼女と竜は自分の獲物だ」と
主張し、盟主より強引に拝領したのだった。
竜と少女はその後、タウルの監視下に置かれることとなった。
最初はタウルを警戒していた少女であったが、彼の篤実な性格にすぐに打ち解け、初めて口にする地上の食べ物・広大な世界に感動を覚え、あっと言う間に地上に適応してしまう。
そして、次第に惹かれ合ってゆく天と地の男女――やがて二人は、空が地上を襲い始めた理由と陰謀を知り、またそれに巻き込まれることとなる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-24 02:24:13
140365文字
会話率:46%
僕には特殊な能力がある。しかしまだ誰もその能力に気づいていない。そう僕ですら…この能力を知った時世界は!?
◇◆◇
昔々、この世界には魔族と人間と獣族がいました。
魔族と獣族と人間はいつも戦っていました。
しかし、魔族・獣族と人間の間に
は天と地程の力の差がありました。
だが、人間には彼らにはない『考える力』がありました。
人間は考えた末、【浮遊島】へ移住し、魔族と獣族の争いに巻き込まれないようにしました。
しかし、人間はあと一歩のところで食料の確保をし忘れるという大きな失態を犯してしまう。
これを『食料難時代』と呼ぶ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
人類は食料確保の為、定期的に下界、つまり魔族と獣族のいる場所に降りる様になる。
彼らを人は『フードテイカー』と呼ぶ。
尚、この作品はアルファポリス、カクヨムでも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-11 23:45:18
2685文字
会話率:36%
よくある話。人間って結局は弱肉強食なんでしょうか?
最終更新:2018-01-12 23:30:11
242文字
会話率:0%
Himmel und Erde《ヒンメル・ウント・エアデ》
賃天道が開発したVRヘットギア『トゥラウム』を使った、世界初のフルタイブシステム搭載のVRMMO。ドイツ語で「天と地」、通称「HUE」。
主人公、鍔樹 隼人が偶然手に入れたこの
ゲームを舞台に活動し、やがてトッププレイヤーになるまでとなったあとの話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-08 19:32:11
7798文字
会話率:32%
夢の新エネルギーをうっかり開発してしまったハカセと、その家族を見つめる物語。
近過去と近未来、天と地を行来する「見えない友だち」が語る、ちょっとピカッとしたりキラッとする、トンデモSF世界観。
最終更新:2017-11-29 19:00:00
55225文字
会話率:23%
空に浮かぶ天の世界、そこでは水の女神が、地上での役目を終えた水の子らを迎え入れ、再び送り出す役目を担っていました。
ある日水の女神は、嵐の中、水音によく似た音色を紡ぎ出す竪琴の音色を耳にします。
竪琴を弾いていたのは一人の男でした。
男が音色に込めた思いに、女神はたいそう腹を立てて……。
天にあってなお竪琴を爪弾く人間の男と、
理性を得てなお死を恐れる人間という生き物を理解できない女神の物語です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-11-14 21:00:00
11095文字
会話率:12%
神はまず天と地、水を作った。
命のはじめに人を作り、
彼らのためにその他を作った。
唯一神 トェスを崇める国で育った、司祭の娘 カラ。
何が『普通』で、何が『当たり前』なのか。
少女の疑問はやがて、一人の女性の吐く煙に変わる。
最終更新:2017-10-01 19:20:24
37903文字
会話率:38%
これは二人の少年の物語、一人は蒼い月・一人は紅い月、二人は天と地に愛されし者…
蒼い月のことを蒼月 陣夜(そうげつ じんや)…紅い月のことを紅月 斬夜(こうげつ ざんや)という
蒼月は夜の陣を守る者、紅月は夜を斬り裂く者
相反する二人は、共
に歩み・留まり・寄り添い合う存在である…蒼い月は故郷に追われ、紅い月は故郷で戦う…二人の出会いこそが始まり……歯車が動き出す…………折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-31 15:53:00
7043文字
会話率:60%
見上げる空は澄み渡り、無垢な青さは果てしなく遠い。
見下ろす地上は荒涼とし、ちゃちなゴミ溜め場のように思えた。
果たしてここはどこなのだろう。
天と地の間で、僕らはただ来る日も来る日も積み上げ続ける。
尽きることのない希望の楽園、まだ見ぬ
エデンを空に求めて。
そうしてまた一つ、僕はレンガを積んだ。
景色を一線に貫き、太陽にあぶり出された影が、地表を縦に割る。
この巨大な石の塊は今も成長を続けている。地上に憮然とそびえ立つ、神に仇なす罪の巨塔。
その名は、バベル折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-08 18:00:00
12612文字
会話率:54%
女神アリスにより〈天と地を支える世界・エンジェリンワールド〉に異世界人が招かれるようになって早3年。時には手を取り合い、時には敵対しながら〈天と地を支える世界〉の住人・天地人は異世界人との関係を育んでいた。
これは〈天と地を支える世界〉に
住む、ある少女・デュオの物語である。
彼女は持ち前の膨大な魔力を操りA級冒険者として名を馳せていた。クラン『月下』ではサブマスターとして新人冒険者の『迷惑正義』の後始末をしたり、何故か孤児院の子供たちと一緒に遊んでいた『第3王子』の誘拐事件に巻き込まれたり、様々なトラブルに関わりながら彼女は望む望まないに関わらずこの世界の真実に迫っていくことになる。
※当作品はAlive In World Onlineとクロスオーバーしております。そちらもお読み頂くとより深く楽しめます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-16 20:00:00
740217文字
会話率:35%
突然、婚約破棄を告げられたマイコ。
天と地がひっくり返る程衝撃を受ける。
それもそのはず、結婚式を数ヵ月後に控え、私は妊娠6カ月目。
婚約者の隣には親友のノゾミ。昔から友達の彼氏を取るのが癖だった子。
だが、私はそんな彼女を何度もかばって
きた。
他の皆が彼女を批判する中、私だけは彼女の味方をしてきたのだ。
―――でも・・・それなのに・・・・その仕打ちがこれですか・・・
―――優しさの代償がこれですか・・・
―――いいでしょう。
―――私は本気を出します
1章=短編と同じ
2章=雪国グルメ編(たこしゃぶ、カニ、塩ラーメン)
3章=大自然、ヒグマ格闘編(石狩鍋) ※クマと戦います。
※短編【妊娠した私を婚約破棄するって、気は確かですか?】の連載版になります。
※『妊娠した私を婚約破棄するって、気は確かですか? 【連載版:全国ご当地グルメ編 】』とは、2章後半 ((5話:雪国グルメ編4)から話の展開が異なります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-12 22:00:00
112748文字
会話率:32%
突然、婚約破棄を告げられたマイコ。
天と地がひっくり返る程衝撃を受ける。
それもそのはず、結婚式を数ヵ月後に控え、私は妊娠6カ月目。
婚約者の隣には親友のノゾミ。昔から友達の彼氏を取るのが癖だった子。
だが、私はそんな彼女を何度もかばって
きた。
他の皆が彼女を批判する中、私だけは彼女の味方をしてきたのだ。
―――でも・・・それなのに・・・・その仕打ちがこれですか・・・
―――優しさの代償がこれですか・・・
―――いいでしょう。
―――私は本気を出します
全国を転々としながらも、現地で恋をして、
観光地を巡り、美味しいご当地ご飯を食べる話です。
1章=短編と同じ
2章=雪国グルメ編(たこしゃぶ、カニ、塩ラーメン)
3章=別府温泉編
※【ヒグマ格闘編(石狩鍋)】とは、2章後半 ((5話:雪国グルメ編4)から話の展開が異なります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-31 18:00:00
33785文字
会話率:18%
突然、婚約破棄を告げられたマイコ。
天と地がひっくり返る程衝撃を受ける。
それもそのはず、結婚式を数ヵ月後に控え、私は妊娠6カ月目。
婚約者の隣には親友のノゾミ。昔から友達の彼氏を取るのが癖だった子。
だが、私はそんな彼女を何度もかばって
きた。
他の皆が彼女を批判する中、私だけは彼女の味方をしてきたのだ。
―――でも・・・それなのに・・・・その仕打ちがこれですか・・・
―――優しさの代償がこれですか・・・
―――いいでしょう。
―――私は本気を出します
【追記】連載化しました↓
『妊娠した私を婚約破棄するって、気は確かですか?【連載版】』
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-18 22:21:19
5678文字
会話率:25%
昔々。
天と地がくっついていた頃のお話です。
何気ない日常のSS。この作品は他サイトでも掲載していました。
最終更新:2017-01-05 18:34:50
1751文字
会話率:29%
女は、政治に関わることのできない平安時代の日本に産まれた、安倍家の長女、安倍陽葵。 安倍家には跡取りとなる男子がおらず、陽葵は男として生きるか、そのまま女として生きるか、選択を迫られる。
陽葵が選んだのは男として生きていくことだった。
そ
うして、運命の人になるであろう人物と出会う。一緒にいるうちに陽葵の幼かった心もだんだん成長してきて・・・?
西洋に行ったり、天と地の境に行ってみたり。女陰陽師、安倍陽葵は世界中を駆け巡り悪事を暴きます!
<i234534|20759>折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-18 12:00:00
38550文字
会話率:44%
私は、像です。
おとなしく静かに学校生活をおくっています。
それなのに、この世界の人は好んで私にかまってきます。
「まじきもいんだけどー。」「動けよ像!」
そんな私を彼は、いつも助けてくれます。
「おい、そこ邪魔なんだけど。てゆーかうるさ
い、臭い。」
「おっゆーね。」「邪魔だよ~どいて。」
地味な私と、月のような彼。
そんな天と地がひっくり返っても合わないような二人が恋をするようなお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-18 21:27:08
2460文字
会話率:40%
天と地。地球に君臨していた人類はいつしか二つの勢力に別れる。空に魅せられ天に昇った者達。母なる大地を愛し地に留まった者達。それらは互いに互いを理解し尊重し合い、手を取り合い更なる頂を目指すと、天に昇った者達は長い年月をかけ外宇宙探査拠点【オ
ーヴィタル・ライン】を建造する。対し地に留まった者達は量子集束【クウォンタム・フォーシング】を実用化に成功した。二つの成功を元に天と地の民は、未来永劫に渡っての人類繁栄を願い【神の領域】へと手を伸ばす。天は機械種【サイバネティック】、地は生体種【バイオニック】と名付けられた、全く異なるアプローチによって造られた人工生命体を産み落とす。それが崩壊への鍵だとも気付かずに。
気の遠くなる時が過ぎた時代。
天に昇った者達は深淵の宇宙へ消え、地に留まった者達は過去の繁栄を忘却していった。
人類は見上げる。
太陽を。
月を。
星を。
そして遥か空に浮かぶ【オーヴィタル・ライン】を。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-28 12:55:21
18737文字
会話率:36%
オニール・ガルフコーストは、国立魔術学院に通う、貴族の令嬢だ。
十五歳とは思えないほどの美貌を持ち、聡明で冷静。幼い頃から注目され続けた結果、無表情な少女に育つ。
他者と関わりあうことが苦手なオニールに、ついた通り名は「氷姫(こおりひめ)」
。
一方、貧乏田舎貴族の子息、ロイ・ファーニエは、目の前の雑草が食べられるのか否かしか興味がない。
必死に食糧難を生き抜くロイは、他人にかまっている暇などない。
他人に無関心、という点では同じだが、その内実は天と地の差。
似ているようで違う二人が出会い、利害の一致から「薬草部」を立ち上げる。
部室は校舎の一番すみっこ。
面した中庭は畑に改造。
「野菜は作るもの」「肉は狩るもの」という斬新な発想のロイに、オニールは衝撃と共に恋に落ちる。
『「氷姫」に全く興味がないロイ』に惚れている、オニールの話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-16 16:43:37
4793文字
会話率:22%
日本の女子高生だった記憶を持つ町娘リズは、とある式典で公爵夫人の目にとまる。「あなた、とっても可愛いわ。私の娘によく似ている」公爵夫人のご尊顔に見惚れていたリズは、いつの間にか公爵邸へ連れていかれてしまう。そこにいたのは公爵家長女のルクレツ
ィアだった。着ているものや物腰などは天と地の差がある二人の少女だったが、よくよく見れば顔の造りが瓜二つ!とまどうルクレツィアとリズをよそに公爵夫人は花の笑顔でこう告げた。「ルクレツィア、遅くなってしまったけれど貴女へのプレゼントよ。大事になさいね」公爵邸にはしたなくも響き渡る絶叫。こうしてリズは、ルクレツィア様の傍仕え兼影武者になったのだった。笑い上戸の令嬢ルクレツィアと、根性たくましい村娘のリズとその幼馴染の苦労人ケヴィン、得体の知れないどこかの貴族のルーがあっちこっちでドタバタする話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-11 02:50:49
17736文字
会話率:38%
遥か昔、神により天と地に分断された惑星ガイア。天功暦4063年、不毛の大地となり未だ再生の兆しが見えない地の世界のヴァジェト共和国防衛軍(VRDF)に所属する少年タクトは巡行調査中に天から星が落ちる異常現象に遭遇する。それは天の世界を追われ
た羽翼人の王女アヴニールとの出逢いを意味していた。(アルファポリスにて重複投稿中)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-05-29 00:56:05
22472文字
会話率:56%
両親の死をきっかけにして、内因性(精神的ショック)により言葉を発することができなくなってしまった主人公『帽子谷夏彦(ぼうしやなつひこ)』は、それまでの歪みの多かった性格が変化し、周囲との関係もうまくとれるようになっていた。彼をひきとった祖
母と、支えてくれた幼馴染の『木洩日詩織(こもれびしおり)』さんのおかげもあって、楽しくも騒がしい学園生活を送っていた。
そんなある日、彼の趣味で日課でもある近くの山に登って、開けている空間で星を眺めながらサンドイッチを食べる、ということをしようとしていたら、そこになんと倒れている少女がおり、空腹でそうなっていたという変人の女の子、『天河詩好子(あまかわうたこ)』さんと持ってきていたサンドイッチをあげるという奇妙な〝縁〟により、一緒に星空を眺めるような関係になっていく。
彼の所属している部活動、『奈々津荷(ななつに)歴史研究部』またの名を『奈々津荷神秘調査部』の活動である、住んでいる奈々津荷市にある昔からの不思議話、“昔、愛し合った男と女が結局結ばれることなく、互いを求め合いながらも別れてしまう悲恋の物語をベースとした、〝天の羽衣〟の流れもくんでいるその『歴史』を調べることになる。
実は、その女のほうは空の住人で、しかも天使であり、最後には、天と地をまたぐことは出来ずともお互いを愛し合える、というラストになることから、それが七月七日、天に星の橋がかかる時に二人は再び会う事が出来るため、その伝説にあやかり、想い人とその場所に行ってふたりで願い事をすると、恋は成就し願いごとも叶う、というオマケがついていた。(そっちのほうが、実は部内ではメインだったりもしていた)
……が。
その調査を進めていくと共に、夏彦たちの過去やそれぞれの関係、謎にも深く関わっていくようになっていく。
夏彦の声を取り戻すことと、詩好子の父との間に起きている、悲しくも切ないすれ違うの関係が修復、また成就したとき、奇跡と同時にそれに値する『対価』も夏彦は支払うことになってしまうのだが、それを、彼らがどう受け止め、そして次の新しい時間を生きていくようになるのかの、嘘と、やさしい『前進』の物語。
人が人を想うように、ほかの存在とだって、そう想い「あえる」のかもしれない。そう、信じていく〝物語〟です。
(星空文庫のほうに、一章だけ保存してます。)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-04-23 16:43:27
70507文字
会話率:24%
両親の死をきっかけにして、内因性(精神的ショック)により言葉を発することができなくなってしまった主人公『帽子谷夏彦(ぼうしやなつひこ)』は、それまでの歪みの多かった性格が変化し、周囲との関係もうまくとれるようになっていた。彼をひきとった祖
母と、支えてくれた幼馴染の『木洩日詩織(こもれびしおり)』さんのおかげもあって、楽しくも騒がしい学園生活を送っていた。
そんなある日、彼の趣味で日課でもある近くの山に登って、開けている空間で星を眺めながらサンドイッチを食べる、ということをしようとしていたら、そこになんと倒れている少女がおり、空腹でそうなっていたという変人の女の子、『天河詩好子(あまかわうたこ)』さんと持ってきていたサンドイッチをあげるという奇妙な〝縁〟により、一緒に星空を眺めるような関係になっていく。
彼の所属している部活動、『奈々津荷(ななつに)歴史研究部』またの名を『奈々津荷神秘調査部』の活動である、住んでいる奈々津荷市にある昔からの不思議話、“昔、愛し合った男と女が結局結ばれることなく、互いを求め合いながらも別れてしまう悲恋の物語をベースとした、〝天の羽衣〟の流れもくんでいるその『歴史』を調べることになる。
実は、その女のほうは空の住人で、しかも天使であり、最後には、天と地をまたぐことは出来ずともお互いを愛し合える、というラストになることから、それが七月七日、天に星の橋がかかる時に二人は再び会う事が出来るため、その伝説にあやかり、想い人とその場所に行ってふたりで願い事をすると、恋は成就し願いごとも叶う、というオマケがついていた。(そっちのほうが、実は部内ではメインだったりもしていた)
……が。
その調査を進めていくと共に、夏彦たちの過去やそれぞれの関係、謎にも深く関わっていくようになっていく。
夏彦の声を取り戻すことと、詩好子の父との間に起きている、悲しくも切ないすれ違うの関係が修復、また成就したとき、奇跡と同時にそれに値する『対価』も夏彦は支払うことになってしまうのだが、それを、彼らがどう受け止め、そして次の新しい時間を生きていくようになるのかの、嘘と、やさしい『前進』の物語。
人が人を想うように、ほかの存在とだって、そう想い「あえる」のかもしれない。そう、信じていく〝物語〟です。
(星空文庫のほうに、一章だけ保存してます。)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-04-23 11:14:36
26723文字
会話率:17%