最近のラノベの流行の一つに『異世界転生/転移』という物がある。友人から貸してもらったラノベを通じそんな非現実的なお話に本気で憧れてしまった一人の男子中学生がいた。その日から彼は必要な知識、どのようなスキルを貰えれば生き抜けるのか、というこ
とを学んでいった。
何が何でも異世界に行きたいと願い努力していた少年は、それから2年経ち、高校生となったある日の放課後についに、クラスごと異世界に召喚されたのだった…。
そして勇者になる者が選べるユニークスキルの中で『鋼鉄の精神《Дух стали》』と、『孤独な軍隊』、『生存率:超強』の3つを運悪く?強制ランダムで貰い、勇者として活動していく。
※ ※ ※
…はずだったがその後、あまりの各勇者におけるひどい待遇の差などに呆れた彼はすぐに勇者を辞め自由の身となって気ままに旅をしていく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-10 12:00:00
1883文字
会話率:27%
異世界迷い込みか、異世界召喚か。
ここ、フーデリアでは両者の間に天と地ほどの違いがある。
あたしは迷い込みのほう、『落ち人』。呼んでもいないのに勝手にやってきた――不法入国者だった。
そんなあたしに男が示したのは、召喚された者、国をあげて丁
重に扱われる『花人』を騙る道。
男が笑いながら問う。
「――さあ、どうする? 落ち人」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-16 06:00:00
10419文字
会話率:25%