熊蝉が鳴いてる。
飽きるぐらいに暑い夏。
私は準備体操もそこそこに、先生に申し出た。
「遠泳、してもいいですか」
大会後の気だるい部活は比較的自由だ。
私はとぷんと、コバルトブルーの世界に入った。
*本作は「夏の涼」企画に参
加しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-04 17:37:04
681文字
会話率:8%
大学の構内にいたユキは、親友の家へと急いでいた。ユキが教室の扉を開くと――――そこには薄暗い廊下は無く、赤土の大地とコバルトブルーの空が広がっていた。
ピュリリリリリ
切り裂くような鳥の声と、地平線の向こうから何かが近づく音が聞こえる。
遠くに見えた黒い影は馬に乗った盗賊達だった。必死に逃げ出すも捕えられたユキは危ないところをアルスとモリという旅人に助けられる。
日本へ戻る為、手がかりを探そうとユキは彼らと一緒に旅立つことに。
王道ラブファンタジー作品
※他サイトにも投稿しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-08 09:09:58
100276文字
会話率:26%
僕の世界へようこそ。お客様は当店の常連様になられますか? それとも一見様でしょうか。それでは僕の世界へご案内いたします。ご注文はブレンドですか? アメリカンですか?
この作品は加筆修正したものを 集英社webマガジンコバルト 様の短編新人
賞にも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-06 03:29:29
9666文字
会話率:44%
郵便配達員の“僕”は女子高生の少女が手紙を待ち続けることを気にかけていて――
第194回コバルト短編新人小説賞、もう一歩に選んで頂いた作品です。
最終更新:2018-06-02 17:00:00
9921文字
会話率:20%
マリーは、一面が鏡で覆われた鏡壁の塔に双子の妹ミラと住んでいた。
代わり映えしない退屈なある日、そこに少年人形を抱えた人形使いが現れて――。
第193回コバルト短編新人小説賞、もう一歩に選んで頂いた作品です。
最終更新:2018-04-08 20:00:00
9283文字
会話率:39%
【公式より引用】
2117年。100年後の未来の地球・日本。
巨大隕石が激突することが分かっており、生態サイクル循環システムを搭載した巨大宇宙船団での外宇宙への亡命計画が進む。
目的地は、地球から14光年先にある人類の居住が可能だと有力視
される惑星「ケプラー452b」。
新航法を駆使しても到着まで120年。コールド・スリープ技術は未完成なため、その間、人類は宇宙船の中で世代を紡いでいく。
日本に割り当てられた、一般人搭乗可能数は200万人。
搭乗者は抽選で選ばれる。
片方だけが搭乗者に選ばれてしまった高校生の恋人同士は――?
ウェブコバルトの「編集Hが独断と偏見で選ぶ ベタだって好きだもん」小説賞に応募した作品です。
選考にはもれましたが楽しく書いていたので皆様にお披露目できれば。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-09 20:21:45
8431文字
会話率:37%
それは、蒼色の忠義―――
野球部員シン・アンダースンとして学生生活を謳歌しつつも、失われた
少女の面影を追い求める"コバルト・マスター"、アダム・ベーレンス。
だが欺瞞に満ちた彼の青春は、一人の暗殺者に因って脆くも崩
れ去った。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-14 11:00:00
19077文字
会話率:47%
あの〈降車ボタン早押し競技〉に青春を捧げた、とある青年の物語。
(コバルト短編小説新人賞 落選作)
最終更新:2018-04-06 18:00:00
8190文字
会話率:22%
「ねえさんは釣った魚にはエサをやらないタイプなの?」
ひょんなことから化け狸に惚れられた林田ねね子(二十六歳・事務職)の物語。
(コバルト短編小説新人賞 『もう一歩の作品』)
最終更新:2018-02-02 18:00:00
7801文字
会話率:20%
「探偵にとって一番大切なものって、なんでしょうか」
久良知涼子がそう訊ねられたのは、彼女が八月の暑さに負けて、事務所内のソファに寝転がっているときのことだった。
(コバルト短編小説新人賞 落選作)
最終更新:2017-08-05 12:00:00
9382文字
会話率:53%
『幻惑の姫君』と呼ばれるアリスティアナは、高い高い塔に引きこもっていた。誰とも関わりたくなかったのに、その人はやってきた。
(コバルト文庫 秋杜先生が考えた「お題」に続く短編小説を募集した「秋杜フユのひきこもり小説賞」にエントリーしていた
作品です)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-04 00:54:02
8114文字
会話率:53%
許されないと分かっていても、私はあなたに恋をした……――。
幸せな家庭を築いていた私、月下 春(つきした はる)は、ある人物の名前を見て封じ込めていた過去を思い出す……。
〈コバルト短編新人賞応募作〉
最終更新:2015-08-18 23:04:21
8559文字
会話率:29%
メバルディ王国第二王子シルヴィンは引きこもっていた。しかし、いつまでも引きこもっている息子を心配して、というよりも呆れ果てた父王に無理矢理フィルーノ王国への婿入りを命じられてしまう。フィルーノ王国に足を踏み入れたシルヴィンは、赤い猫に導か
れるように王女リリアーヌと出会い、恋に落ちる。
(2015年コバルトノベル大賞一次選考通過作品)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-08-01 21:22:45
45915文字
会話率:25%
コバルト短編のSFで応募した作品です。
コメディのつもりで書きました。
ある日、巨大な隕石っぽいものが地球に落ちてくるということがわかり、選ばれた人間が他の惑星に移住するお話。
最終更新:2018-02-18 23:56:31
7953文字
会話率:52%
色から自分を振り返る(他にも出します。)
最終更新:2018-02-07 14:29:00
779文字
会話率:5%
あなたを想う気持ちを私はずっと抱えてる
今日も愛を灯した花は コバルトブルーの闇の中
密やかにそっと輝くだけだ
キーワード:
最終更新:2017-12-06 00:51:02
552文字
会話率:0%
みいこは普段通りだった。クラスメイトが遠巻きにしていても、怪しげな男が迎えに来ても、マスコミが待ち構えていても。
第191回コバルト短編小説新人賞「もう一歩の作品」です。
※架空の宗教団体が登場します。
最終更新:2017-12-02 22:17:43
9520文字
会話率:46%
コバルト文庫落選作品です。
これも『コップ』『バカンス』『絶体絶命』を使って仕上げています。馬鹿すぎて落選したんでしょうねって作品ですね(笑)
キーワード:
最終更新:2017-11-12 12:28:41
1083文字
会話率:60%
コバルト文庫さん投稿作品です。選外ではありますが佳作を頂きました。
『コップ』『バカンス』『絶体絶命』この3つの言葉を話の中に組み込むというお題でした。
音楽好きの自分ならではの作品、かな、と(笑)
最終更新:2017-11-12 11:45:29
709文字
会話率:84%
運河を望める小さな橋の上、欄干に提げられた南京錠を、リックは一つひとつ外していく。
迷える鍵番と、無垢な愛を求める領主の娘と、ぽっと出の婚約者の三角関係のお話。
第179回コバルト短編小説「あと一歩」に残していただきました。2015年……。
最終更新:2017-07-31 22:47:06
10279文字
会話率:49%
ミハエルの病を治すため、マリヤは鼠の姿になってしまった。鼠嫌いのミハエルは、嫌がるマリヤを連れ出して、彼女の姿を元に戻すため、魔女の元へと向かう。
コバルト文庫短編小説部門に投稿したものを改題しました。
お気楽ファンタジーのラブコメ、珍
しく女の子が強気ではありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-26 22:00:00
9632文字
会話率:49%
茶碗たちが見つめた、一組の夫婦――。
昭和もヒトケタの時代、東京府の下谷区。
新婚夫婦が持ってきた、それぞれの茶碗。
「彼等」は夫婦茶碗ではなくとも、何時も一緒。
あるときは仲良く台所の戸棚の中から、
またあるときはちゃぶ台の上から、
若夫
婦の日常を優しく見つめて、ささやき交わす。
やがてその生活にきざす大きな影、
「旦那さま」の浮かぬ顔、「奥さま」の涙。
そして、「あの日」がやってくる――。
〔注記〕
〇集英社webコバルト企画
「編集Fの擬人化小説賞」応募作品です。
〇「カクヨム」との重複掲載です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-29 10:18:17
12068文字
会話率:91%
小さい魚と大きい魚の物語
最終更新:2017-04-11 01:32:43
2258文字
会話率:50%
ある日、自宅の裏にある山が消えた。僕は山を消した犯人を知っている。
コバルト短編小説新人賞もう一歩作品。
最終更新:2017-02-03 23:38:10
10025文字
会話率:48%
大学の試験が終われば夏休みに入ってバイト三昧――と思いきや、小笠原一佳の順風な一人暮らし生活は、同級生の相沢雅行によって一変する。
一佳は急に自分のアパートにいられなくなり、顔はいいくせに性格に難のある彼のマンションで、突然一緒に暮らす
ことになった。不吉な噂を持つ彼と、戸惑いながらも生活を始めるが意外に楽しくて!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-03 17:46:13
10018文字
会話率:52%
見目麗しきその姿から宝石魔女姫という異名で呼ばれていた王宮魔術師団錬成部隊第二団隊長・ヴェネル。
ある日同僚とマーディル王太子の想い人を巡って喧嘩をしてしまう。各々想い人は自分だと譲らずにいれば、師匠に子豚の姿にされてしまった。なんでも自分
を愛する者のキスにより元の姿に戻るらしい。
早速マーディル王太子に近づこうとすれば、何故か第五王子のラムスに捕まり理想の食用豚に育てるために飼われることになっちゃって……
(主人公の全裸シーンがあるため一応R15設定付けました)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-08 22:00:00
9149文字
会話率:33%
騎士であるミーアは、妹の結婚資金のために惚れ薬を使って玉の輿に乗ろうとしていたが、その肝心の惚れ薬を魔女のもとに取りに向かえば、「嫌われる薬」と取り違えてしまったという事実を知る。
肝心の惚れ薬は、隣国の王子であるリベルデが持って行ってしま
ったらしい。
それを追いかけるミーアだったけれども、事態は妙な方向に。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-08-09 13:15:03
9872文字
会話率:34%
祖父の遺品の日記を手掛かりに、お宝目当てで伯爵家へと忍び込んだアーシェ。だが、そこで伯爵の次男・スウェルと遭遇してしまう。
そのため逃げるように立ち去るアーシェだったが、彼女にまたチャンスが
転がり込んでくる。再度再び屋敷へと向かうアーシェ
を待ち構えていたのは、あの夜に出会ったスウェルで……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-06-03 21:03:16
9376文字
会話率:34%
私は悪くない。あの子が悪いんだ。
だから私はあの子の大切なものを盗むことにした――。
コバルト短編の落選作です。
小学生のころって「好き、嫌い」以外の感情があまりはっきりしていないイメージがあり、はじめて芽生える「嫉妬」の感情ってこんな感
じかなー、と想像しながら書いてみました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-03 22:51:36
9617文字
会話率:35%
中学三年の鈴村純白(すずむらむく)は、恋をしていた。
鳥のように空を跳ぶ、あの人に。
けれどムクは知らない。「恋」と「呪い」は紙一重だと。
コバルト短編賞選外の作品ですが、個人的には気に入ってます。
最終更新:2015-10-03 18:48:39
10713文字
会話率:40%
笑わない白雪姫、アレルギー持ちの悪魔、名無しの少年。
そんな三人が過ごす、ある秋の物語です。
2014年コバルトノベル大賞に応募しました。
投稿時のタイトルは「白雪姫(リゼル)の心臓」です。
結果は、残念ながら選外でした。
同小説はNo
velist.jpにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-12-20 15:44:40
34294文字
会話率:43%