その日、二十二歳の菊池あさひは家出の途中だった。
あさひは岩手県花巻市のJR釜石線沿線の土沢駅の近くに住んでいる。ここは宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」のモデルと言われている場所だ。そんなあさひは家を出て、盛岡に住む親友の小夜子の元へと身を寄
せるところだった。
だが、盛岡に到着するはずだった電車は、『まほろば温泉駅』という、深い霧に包まれた不思議な駅に着いてしまう。戸惑うあさひに、売店の老婆は、ここはこの辺りを治める姫神がひらいた、人ならざるモノたちのための温泉、『まほろば温泉』なのだと告げる。もし困っているなら、姫神から温泉の管理を任されている湯守にきいてみるといい、とも教えてくれる。
白い霊狐の白夜に案内されて、湯守に会いに行くことにするあさひだったが……
※こちらの作品は「エブリスタ」でも公開中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-30 16:06:29
86471文字
会話率:43%
この水仙月という言葉は、宮沢賢治の作品である「水仙月の四日」に登場する架空の時期を表す造語です。
この時期は宮沢賢治自身の解釈によって、春の訪れにも厳冬の訪れにも解釈できてしまいます。
しかし、それで良いという想いが僕のこの作品の着想にな
りました。
読む人の人生の時期、タイミングによって抱く感想や印象、見方が変わる作品になればと考えています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-25 22:50:40
979文字
会話率:9%
この作品はカクヨム様にも掲載させていただいてます。
この甘き死という言葉には、甘美な死という意味の他に服上死という意味も内包されています。
透明な幽霊は宮沢賢治の造語であり、可逆を内包させた言葉だと解釈しております。
存在という現象に対
する愛を描いた物語です。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2018-09-24 18:16:32
704文字
会話率:0%
懐かしの八幡平と宮沢賢治に会いたくて福間家は旅に出ました。賢治の足跡、改めて敬意を払います、そして猊鼻湯西川。渓、圧巻でした。続けて、草津、鬼怒川。
湯西川は平家落人伝説の宿、しっとり落ち着き、日本の伝統的な宿を堪能しました。
最終更新:2018-09-09 05:00:00
12827文字
会話率:0%
猫社会は得てして、無情で、不条理なのだ。
最終更新:2018-07-27 20:42:09
3374文字
会話率:41%
とくべつな おもてなしは しませんが、
遊びにきませんか?
料理は好きだけど ごちそうはありません。
ご飯が おいしく食べられて
共に 笑ったり 泣いたり 怒ったり
「そうそう。あるある。」
「うんうん、ばっかだな~(笑
)」
「だいじょうぶ、だいじょうぶだよ、」
なんて、
ドンと盛った大皿料理のような
ワイワイ騒がしい詩集です。
季(とき)を映(うつ)す。
『季映』ときばえ
よろしくお願いいたします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-07 00:06:48
91138文字
会話率:22%
いち、宮沢賢治ファンの思ったこと。
(他にも出します。)
最終更新:2017-06-24 17:10:23
794文字
会話率:5%
宮沢賢治を読んで感じたこと。
(他にも出します。)
最終更新:2017-06-23 15:46:19
1392文字
会話率:9%
かの有名な宮沢賢治の詩のパロディです。
最終更新:2018-04-17 14:16:39
321文字
会話率:0%
ナナセは、セーラに連れられて列車に飛び乗った。
列車は真っ暗な夜の中を、北へ向かって走っていく。
最終更新:2018-04-13 20:12:48
1802文字
会話率:56%
水嶋穂太郎のお馬鹿集だよっ!
『あ、露出集のほたさんちーっす』とか呼ばれちゃうところを目指すよっ!
R15を一応は指定しましたが、たぶん平気だと思う。
おとなもこどももおねえさんもたのしもう。
(ここから先はやってることによって内容
が変更されます)
とりあえず『風の又三郎』(宮沢賢治)の写し書きをするよ!
ただ普通に写すだけじゃつまんないから、改変してもよさそうなところは改変するよ!
あと、「ここってこういうこと?」ってのはそういう注釈をいれるよ!
いっしょに勉強できるといいな!
じゃあいってみよっか!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-07 05:00:00
7638文字
会話率:24%
可愛いだけがネコではない。愛らしいだけでもねこでもない。
癒し系になれずおのれを貫き通す家庭内野良!
それが私の生きる道。
最終更新:2018-01-01 23:54:24
253文字
会話率:0%
魔女・アザリアは一年にいちど、転記輪を回すために森から町へやってきた。
宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』をモチーフにした二次作品です。
★注意★
賢治作品を下敷きにしています。不快に思われる方は閲覧されませんようお願い致します。
最終更新:2017-09-15 21:36:42
17616文字
会話率:29%
冴えない男の自分語りです。よろしければ見てってください。
最終更新:2017-09-07 02:18:34
1155文字
会話率:0%
若き青年<猫>は最強の人斬り、そんな猫が或る世界で探偵を始める!しかし彼に寄って来るのは殺し屋、殺し屋、秘密結社、更には最恐の一族まで!仲間と敵と敵と読者に贈るアクションノベル、此処に開幕!
最終更新:2017-07-01 18:20:16
1047文字
会話率:44%
キララは夢が信じられない女の子でした。夢を信じても、昔いなくなってしまったお母さんやお父さんは戻ってこないからです。ですが、キララは星が大好きでした。いつもそばにいてくれて、まるでお母さんやお父さんのようでした――――。
宮沢賢治の『銀河
鉄道の夜』をモチーフにして書いた、子供むけの童話。
誰にでも読めるように、むずかしい漢字を使うのはひかえました。
一応Pixivにも投稿済み。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-27 22:29:40
6504文字
会話率:31%
僕の親友、ヨルの物語。
僕が目覚めるたびに、彼は逝ってしまうのだけれど。
最終更新:2017-04-02 23:48:41
4034文字
会話率:34%
〝僕はもう、あのさそりのように、本当にみんなの幸のためならば
僕のからだなんか百ぺん灼いてもかまわない──〟
自分の未来に何の理想も描けず、怠惰な日々を送っていた高校生、貞一郎。
そんな貞一郎の前に現れたのは、心臓に病を患いながらも懸命
に生きる少年、雪彦だった。
二人で見上げた流星群、語らったアポロ十一号の夢、あの時にふれた儚げなのどの尖り。
きみと過ごしたひととせを、僕たちは決して忘れない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-28 16:48:56
16878文字
会話率:98%
その列車はあなただけでなく、多くの人を乗せてきた。
多くの人々がその幻想に酔いしれ、また深い哲学に頭を悩ませた謎多き岩手の詩人、宮沢賢治。
誰もが思い浮かべた銀河鉄道の幻を今新たに描きました。
あなたの駅はどこにありますか?
最終更新:2017-01-27 10:41:11
4096文字
会話率:37%
冬の童話祭2017の参加作品です。
冬が終わらぬ国を舞台に、春の女王様が冬の女王様を探して旅をするお話。基本的に一話完結型の短編集になる予定です。グリム童話、宮沢賢治作品その他の要素を含みます。
最終更新:2017-01-16 12:50:30
21209文字
会話率:40%
最後の台詞は、宮沢賢治の「オツベルと象」から引用しました。
最終更新:2016-11-20 04:00:00
221文字
会話率:100%
「秋哉くん、自分を犠牲にするようなことをしてはだめよ」
「貴方は強い人よ。だから決して、勇気を出してはいけない」
「秋哉くんは、自分のためだけに生きて」
「大切なものを見つけて」
「幸いを目指しなさい」
人の心がわからずに仮面をかぶり続
ける秋哉には、唯一その仮面を外して接することのできる先輩がいる。稲穂色の髪をした図書館の主にして、妾の子。悪い意味で有名で孤独なアリカ先輩と図書館の片隅にいるときだけが、秋哉が誰かと自然に笑える時間だった。
しかしそんな日々は、同じ図書委員の大森さんからの告白で、少しづつ変わってゆく。
まるで、最初からなかったかのように。
まるで、それが淡い夢であったかのように。
自らが思う幸いを目指す二人の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-08 21:45:30
41400文字
会話率:36%
昏睡状態のババが目を覚ました。
大きな窓枠に縁どられた青空は神様からの最後のプレゼントかもしれないと、私は思った。
ババは大好きな詩を口ずさみながら、名残惜しそうに瞼を下した。
最終更新:2016-08-28 00:50:23
722文字
会話率:24%