「うちで飼っている猫、ポムっていう黒猫なんですけれど、こいつが外の散歩に出ると、宝石を持って帰ってくるんです」
誰が、何の目的で黒猫に宝石を預けているのか。太宰高校卒業生にして、デパートのフードコートで受験勉強に励む『隅の浪人生』こと大津
田鴨春が日常に潜む奇妙な謎に挑む。
最低最悪下劣の権化。傲慢不遜にして頭脳明晰たるダークヒーロー安楽椅子探偵の活躍をお楽しみください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-24 18:41:14
19821文字
会話率:60%
うちの宿に泊まった元お客さま、見習い魔女のアガサが使える魔法は今のところたったの4つだけ。
其の一、鳩をつかって手紙のやりとりをする。
其の二、フレームの中の景色を絵画にできる。
其の三、鏡を使って通話することができる。ただし1日5分だけ
。
其の四、向かいあった人間の母国語を話すことができる。
彼女は通信制魔女学校の研修のため世界中飛び回っているけれど、どうにも同期から遅れをとっているらしい。そんな彼女を京都府のはずれの古民家から、コタツでみかんを剥きながらぼくは少々手伝うことになったのだった。
登場人物…
◆アガサ•クーパー
見習い魔女、陽気、能天気、145センチ。
マイペース、ひとり旅が好き。マイペースなので現代文明は苦手。彼女の知識は何時代で止まっているのだろう。見た目は十代後半から二十代前半だが…
◆石田コウタ
大学一回生の春休み中。半ひきこもり、昼寝が好き、1日9時間寝る。そうじ好き、本が好き、日本が好き。
パスポートももっていないし英語なんてまったくできない。いくら誘われても絶対にアガサについて旅になんていかない。
祖母の古民家を引き継ぎ、母屋を1日2組までの旅行客に貸し出している。安楽椅子探偵を気取る予定。
◆ジェシカ•ウィアー
モデル体型、赤髪ボブ、15歳の女の子。アメリカ人。写真が趣味。
◆ルシア先生
通信制魔術学校の講師で上級魔女。アガサの担当教官。ローブをまとっているがふくよかな印象。緑色の前髪はふわりとゆるやか。
◆アサヒ
お団子頭の陽気な女性
※カリブ海編は純粋な旅行記プラスちょっとした謎解きです。アガサのIQに合わせていて平和でほのぼの。のはず。
※魔術学校編は舞台が基本的に異世界です。コウタの出番はちょろっとでアガサ目線。グロい表現はしていませんが、死体がでてくる話はちょっとという方はご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-05 10:28:29
75970文字
会話率:36%
頬杖のエルフ女王
私たち4人は魔王を討伐した。3人は人間で私はエルフ。後に勇者と呼ばれるアルは王様になり、僧侶のシャロは王妃に、アルと幼馴染のマークは国を支える宰相になった。エルフの私は森で独り、静かに暮らす。あーあ。暇だわ。
懈怠の
神父
帝国はある一人の英雄により統治されていた。しかし英雄は長きに渡り、後継ぎを残すことが出来ず、悩むこととなる。皇女の死後、新たな妃を迎えることを拒んだ理由は2つある。1つは、5人の娘が優秀であったこと。もう1つは、英雄の年齢。英雄は領土を5つに分け、それぞれ嫁いだ娘達に統治させることにした。それが後の五大貴族である。
聖女の行進
降り積もる雪の白に鮮血の赤。それは皮肉にも私に絶望を齎してくれる。膝を折ることも、歩みを止めることも許されない。…そう。これは私が望んだ未来。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-11 21:00:00
489516文字
会話率:38%
會田美姫殺害事件の解決からおよそ三ヶ月。
修学旅行で広島を訪れていた池月祥太朗だったが、宿泊先のホテルで、一般の宿泊客・瀧田要が何者かに殺害される事件が発生。
部屋はホテル錠によって完全に閉ざされており、瀧田は鋭利な刃物で腹部を数カ所刺さ
れて絶命していた。
何よりも不可解だったのは、瀧田の遺体が見つかった部屋の中に、なぜか祥太朗と同じ男子バレー部に所属する同級生・中井陽太が昏睡状態で倒れていて――?
「頼む、百瀬! このままじゃ中井が殺人犯にされちまうんだよ!」
最重要参考人として警察に目をつけられた中井の無実を晴らすべく、祥太朗は体調不良で修学旅行を欠席していた百瀬龍輝に一縷の望みをかける。
瀧田を殺したのは誰か?
なぜ中井は瀧田の部屋にいたのか?
現場に来られない百瀬に真実は見抜けるのか?
『Liar』の百瀬と祥太朗――水と油の男子高校生コンビが密室の謎とアリバイトリックの解明に挑む、シリーズ第二弾・修学旅行編。
【第一弾】
『Liar』
https://ncode.syosetu.com/n3068fz/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-02 09:00:00
85091文字
会話率:50%
召喚された世界は、魔物に王都を包囲され滅亡に瀕していた。
大型の肉食動物よりも強靭な肉体と高い知能を持つ常識を超えた能力を持つ魔物を、小説を書いていただけのただの人間が倒せるはずもない。直ぐに送り返してもらおうと思ったが、召喚者たちの望
みはそんな事ではなかった。
不可能を可能にする勇者。時間をも操る大魔法使い。不敗の戦士。邪悪なるものを退ける大神官。すでに十分な戦力は用意されている。
彼らの望みとは、ミステリー小説のように魔王軍の包囲を掻い潜り、護衛に気づかれずに魔王を討伐する方法だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-01 14:50:26
78403文字
会話率:54%
周囲が大学受験で慌ただしい高校三年の春。ただ一人就職する道を選んだ軸屋候哉は、奇妙な少女、三廻部胡桃子に呼び止められる。うららかな陽射しの中、彼女から「進学しないなら付き合え」と誘われ、一風変わった知的冒険行が始まった。
◇
古文書を縦横
無尽に操る三廻部と、歴史には全く無知だが論理思考を好む軸屋。この二人がなぜかコンビを組み、戦国時代の合戦の中で最も有名な「桶狭間」の真相を掘り下げていく。
◇
カテゴライズが難しいストーリーだけど、歴史上の証拠に基づいて仮説を組み立てていく安楽椅子探偵ものということで、推理に分類されると作者的には思っている。通説を排して確実な情報のみを扱っているので、むしろ先入観がない読者のほうが読みやすいかも知れない(古文書部分はスキップしても読めるようにしているのでご安心を)。
◇
注意:紹介される史料は実在する史料集より正しく引用され、各史料の解釈は専門書に基本的に準拠している。ただし、後世創作物である太田牛一の『信長公記』への引用が省かれた専門書は存在しないため、やむを得ず同時代史料のみでの解釈は独自に行なった。また、作中で構築された仮説は架構のものであり、物語に合わせて引用史料数を絞っている。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-26 13:00:00
230517文字
会話率:61%
森の片隅にある古びた塔。
人食いの魔女が住むと言われるこの塔の頂上の小さな部屋。
その部屋で静かに本を読む少女に
まだ幼さの残る少年は、問いかけました。
「あなたが塔の魔女?」
少年の名前はヨルン。
彼は救いを求め彷徨い、この塔へ
辿りつきました。
「いかにも……僕が悪名高い塔の魔女だよ」
魔女の名前はノエル。
救われる事を諦め、塔のてっぺんで永遠の時をただ静かに過ごす魔女と呼ばれる少女。
世界を拒絶した者、世界に拒絶された者。
深い森に囲まれた塔の頂上。
小さな窓と、安楽椅子と、本棚しかない、小さな部屋で、二人は出会い、静かに運命は動き出しました。
この物語は何年も昔にSSという方式で発表し、いくつかのまとめサイトに掲載された、
少年「あなたが塔の魔女?」
という作品のセルフリメイクです。
また、荒ら島さんの趣味部屋というサイトでも途中まで掲載しましたが、
今回、改めて小説という形式でこの場を借りて発表させていただく事にしましたので、何卒よろしくお願い致します。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-29 23:07:38
18771文字
会話率:38%
↓↓短いあらすじ。
生徒会室で女の子達が楽しく喋ってるだけのお話。
↓↓長いあらすじ。
萌舞恵女学院高等学校。百年以上前から、存在する伝統と格式のある女子校。
その学園において生徒会長を務める雲母坂音羽(きららざかおとは)は、毎日一人で
生徒会業務にあたっていた。
その理由は、書記がおバカで、副会長はサボり魔で、会計は優秀かつ真面目だけれど、部活との兼ね合いもあり、あまり来られないからである。
その為、音羽は仕事を邪魔されるのをとても嫌う。
だけど、書記を務める若王子市子(わかおうじいちこ)はいつも問題を持ち込んでくる。
「音羽ちゃん! 穿いていた下着が、急に消えましたわ!」
「急に下着が消えるわけないでしょ、このおバカ! 若王子じゃなくて、バカ王子に改名しなさい!」
とは言いつつも、音羽は市子が持ち込んできた『問題とも呼べない何か』の答えを渋々探す––––
〜作者から〜
本作は推理小説––––みたいな感じですが、内容はお嬢様高校の生徒会室を舞台にした、コミカルな雑談がメインです(タイプとしては、安楽椅子探偵です)。
ガッツリとした推理小説をお探しの方には、合わないと思われます。むしろ、コメディ小説として楽しんでいただけると嬉しいです。
事件も、笑えるものから、日常のちょっとした謎などがほとんどとなります。
基本一話完結(一話だけ、少し長めです)。
※この小説は、作者の趣味で、地名性が由来のDQNネーム、回文、倒語を使用したDQNネームが多様されます。予めご了承ください。
〜登場人物〜
雲母坂音羽(きららざかおとは)
二年生でありながら、生徒会長を務める主人公。見た目も頭もいいが、表情と胸は硬い。
優れた推理力と、洞察力で、事件とも問題とも呼べない何かを解決したりする。
若王子市子(わかおうじいちこ)
音羽の同級生であり、同じクラスの女生徒。生徒会では字が汚いのに書記を務める。
見た目はいいが頭は悪い。おバカだが、胸もバカみたいに大きい。
大体問題を持ち込む、問題児。音羽にとっては、市子こそが一番の問題。
※カクヨムにも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-02 00:47:15
85502文字
会話率:59%
とある高校に入学した主人公:加藤 歩。
普通(?)な彼が入部したのは歴史ある部活動、その名も『探偵部』。
かっこいい探偵に憧れていたが、現実は厳しく、小説のような安楽椅子探偵などはいないということを知る。
様々な依頼(もはや雑用
)を受けるこの部活で主人公は活躍できるのか!?
(たまに恋愛もあるよ。)
▒▒▒▒▒▒▒▒▒▒▒▒▒▒▒▒▒▒▒▒▒▒
別の小説投稿サイト「エブリスタ」にも重複投稿中。(少し内容が違います。)
[link:novel_view?w=25170225]
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-06 12:00:00
12164文字
会話率:60%
郊外の女子高に通うアタシ。文化祭の準備期間中に、
「バスに一区間だけ乗る男子高校生がいる」という噂話が持ち上がるが、アタシはその男子を見たことはない。理由もわからないので、クラスの変わり者天才女子、御影葵に聞いてみることに・・・・・・。
最終更新:2019-05-01 22:27:20
3131文字
会話率:39%
私の通っている学園には
『名探偵』というあだ名のついた先輩がいる。
学業優秀、スポーツ万能、容姿端麗。
それでいてクラスメイトの周りで起きた事件を解決する名探偵。
……そんなに完璧な人間っている?
だから私は――
その先輩に、ちょっと
した推理勝負を吹っかけてみたのだ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-12 19:06:07
3294文字
会話率:31%
神社のみくじ掛けに結ばれていたおみくじが、何者かによって解かれる奇妙な出来事が起きた。幸せを願い人々が結んだおみくじを、誰が何のために解いたのか? 安楽椅子探偵・碓氷は今日も喫茶店で推理する。
最終更新:2019-02-16 21:00:53
4491文字
会話率:57%
パーキングエリアで車の写真をひたすら撮り続ける男――美容室に勤める青年が見た奇妙な光景。男はなぜ車の写真を熱心に撮っていたのか? 安楽椅子探偵・碓氷とともに、男の背後に潜む謎を解き明かせ。
最終更新:2019-01-27 22:24:55
8216文字
会話率:63%
少年の部屋の窓越しに、夜な夜な室内を覗き見る不気味な影――蒲生の親戚である県警警部の孫から、心霊めいた相談がもちかけられた。影の正体は人ならざる存在? 碓氷は安楽椅子探偵の手腕を発揮できるか。
最終更新:2019-01-20 22:20:43
6276文字
会話率:68%
これは安楽椅子探偵とあなたがなる小説です。
私が10分かけて作った問題、頑張って解いて見てください。
最終更新:2019-02-16 00:14:17
3287文字
会話率:97%
資産家の子供たちの学舎――蓮修学園の生徒である下条真紅郎はある日、学園内で警備を潜り抜けて侵入してきたらしいゼロと名乗る謎の少年から匿ってくれないかと頼まれる。本人曰く家出中であり、おまけに命を狙われているらしい。怪しすぎる頼みだったが寮の
門限が迫っていたという焦りと、お人好しな性格から真紅郎はゼロを匿うことにしてしまう。
この日から真紅郎の謎に満ちた日々が始まることとなる。
※カクヨムでも連載してます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-25 21:16:42
163909文字
会話率:60%
公衆電話ボックスの中で女性の遺体が発見された。しかし電話は使われておらず、彼女はスマートフォンを所持していた。
彼女はなぜ本来ならばまったく用がない電話ボックスに入ったのか。殺された後に運ばれたのなら、犯人はなぜそんなところに死体を遺棄した
のか……。
この珍妙な事件にベテラン刑事ジョウと、新人刑事関原が挑むが……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-11-21 22:09:59
19929文字
会話率:56%
お嬢様の北条赤姫はなんらかの『謎』を気にし出すと、他のことが疎かになってしまうという悪癖があった。
そんな彼女はある日、封印されし小学二年生の頃起こった『謎』を思い出してしまう。
それを解いてもらうため、守銭奴だが頭の良い峰霧秋のもとを訪れ
るのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-10-03 22:51:31
7184文字
会話率:56%
ふと気づいたら、別人になっていた男。魂だけが転生したような感じで、異世界ではないが、ある意味では別世界だった。転生先は、彼にとっては昔々、昭和の日本の、辺鄙な田舎村だったのだから。しかも、村では連続殺人事件が起きており‥‥‥。
山に囲ま
れて外界との行き来は不便という、閉ざされた環境で起こる、不可能犯罪。その登場人物に転生してしまった主人公が、事件の謎に挑戦する!
全三十話(プロローグ・インターミッション・エピローグを含む)。一部の例外はあるものの、原則として各話3,000文字程度。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-21 00:51:16
104413文字
会話率:39%
ある夜、奴隷として売られることを待つだけだった少女、アレーナは吸血鬼のローザと出会う。
ローザに引き取られたアレーナは学びの機会を得て、その知的好奇心を膨らませて言うのであった。
ある日、ローザに呼び出されたアレーナは彼女の“謎解き”
の助手をするように命じられるのだが……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-12 00:19:06
6505文字
会話率:45%
中学生の探偵見習いは、古ぼけた事務所に住み着いている探偵のもとで働いている。見習いがやることは情報収集、現場へ赴き、分かったことを探偵に報告すること。探偵は分かったことをもとに、数々のトリックを解く。探偵は事務所の珈琲を淹れることもできな
い。両足の機能が効いていないからだ。探偵ができることは謎を解くことだけ。
今日も、珈琲の香りと事件の香りが静かにまじりあう。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-05 00:00:00
13502文字
会話率:58%
冒険者ギルドに併設された酒場のマスターは今日も客の話を静かに聞く。
客の話は愚痴や失敗談といったどれもくだらないものばかりだ。
しかし、その中には不可解な話もある。
冒険者や常連客にもわからない話が持ちかけられれば、一見無愛想なマスターは頭
を働かせる。
どうしてそんなことが起きたのか、何故そうなったのか。
そんな小さな謎を三十手前のマスターは雑談を交えて解決するのである。
※火曜と木曜に更新
※現在書き溜め中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-20 17:37:57
88117文字
会話率:48%
時は江戸時代。貧乏暮らしの若侍の住む近くの川に男女の心中遺体が上がるが、どうにもその仏さんたちは心中したとは思えない。
その事を若侍が道楽の限りを過ごしてきたどこぞの大旦那に聞かせる。大旦那はその不審な亡骸についてどのような事をいうのか…。
最終更新:2018-09-18 16:48:34
11987文字
会話率:39%
雨の日のタクシー。乗り込んできた美女は自らを殺人犯だと告白する。タクシー運転手が安楽椅子探偵ならぬ運転席探偵として事件をスピード解決する。
最終更新:2018-05-25 18:50:13
10482文字
会話率:47%