希代は雨が嫌いだ。夏の雨は特に。そんな雨の日にもういないはずの基を見つけて……。第171回コバルト短編小説新人賞でもう一歩だった作品。誤字のみ修正しております。
最終更新:2015-01-18 00:07:05
8767文字
会話率:38%
趣味で怪異事件を解き明かしている変わり者の大学生・雨ヶ崎七郎は、同級生に頼みこまれ、鹿児島県の離島・A島で起こっているという廃集落の祟り騒動の調査に乗り出す。そこで出逢ったのは――? ちょっと不思議な非日常ミステリ。第172回コバルト短編小
説新人賞もう一歩作品。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-10-03 17:15:47
10384文字
会話率:55%
機械人形は胸に一つの疑問を抱いて、客人を迎え入れる。第170回コバルト短編小説新人賞「もう一歩」の作品。
最終更新:2014-05-31 18:14:35
9460文字
会話率:45%
【少女小説】自信を失い、王都を去った仕立師トウワ。彼が木陰に咲く白い花のような、自分だけの美神に出会う物語。第150回コバルト短編小説新人賞「もう一歩」の作品。改稿部分あり。
最終更新:2014-04-26 16:00:00
10599文字
会話率:55%
【少女小説】王子の臨時教師になった学者の娘マイヤは、王子に剣術指導をしている騎士ビゼーに出会う。ビゼーはマイヤの分析力を見込んで、音楽を使ったある変わったことを頼み込む。やがてビゼーは戦場に赴くことになるが――。第153回コバルト短編小説新
人賞「もう一歩の作品」。投稿時のまま、改稿なし。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-08-28 16:14:54
9886文字
会話率:48%
すべてを完璧にしたいけれど、すべてが上手くいかない毎日の果穂。ある日彼女は、小さなカフェと一人の男の子に出会い、そこで初めて立ち止まる。
コバルト短編小説新人賞「もう一歩」改稿作品
最終更新:2014-04-09 12:07:30
13495文字
会話率:52%
新奈はクラスメイトの志保から、一緒に整形をしないかという話を持ちかけられる。醜いものは幻覚をみる、美しいものにこそ価値があると主張する志保。戸惑う新奈に、隣の席の湊がぽつりと呟いた。
「……醜いもの自体が幻想だったりして」
コバルト短
編小説新人賞「もう一歩」作品。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-08-03 14:02:37
8948文字
会話率:51%
上野沼田城を北条氏から預かる武将、泰清。武芸にも秀でた美丈夫だが、最近、城下にある遊郭に通いつめていた。緋雨という女郎に惚れ込んでいるのだ。
泰清は緋雨を身請けしようとするが、実は彼女は……。
彼女の恋はいつも仮初めだった。闇から闇へと
消え逝く想いに意味などないから。すぐに忘れる。
毒の花で武装して死を暗示させながら、恋人が気づけばよし気づかなければ迷わず相手の息を止める。
ひとときしかない儚い、嘘に満ちた恋を楽しむ。
なぜなら、ここにいる娘は恋を許されぬ女、くの一なのだから。
第167回コバルト短編小説新人賞最終選考作品。
野いちごにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-02-07 00:25:39
7936文字
会話率:36%
人型ロボットのウィローは、自分をつくりだした生みの親であるエカルラートとともに、とある館で彼女の研究を手伝っていた。いまは亡きエカルラートの恋人と同じ姿で作られたウィローは、彼女に恋心を抱き、けれど伝えられないその想いに苦悩していた。
第1
68回コバルト短編小説新人賞最終候補作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-02-01 14:37:04
9627文字
会話率:47%
小さな町にひっそりとたたずむ洋裁店『セシル』は、双子の姉妹が営む若い女性に人気の店だった。でもその店が、実は妹の一人二役で守られているということを知る人は誰もいなく、彼女は一人で悩みを抱えていた――。
コバルト短編小説新人賞にて、もう一歩に
残していただいた作品です。
自HPとあわせて、こちらにも公開します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-11-30 18:16:11
9900文字
会話率:56%
僕――阿部直樹の背中には、抜けるような白さが自慢の翼があった。けれどその翼は、とある罪で失ってしまった。翼を失い、深夜の公園にたたずむ直樹の前に、クラスメイトの中村香澄が偶然あらわれる。彼女は直樹が翼を失った罪の、唯一の目撃者だった。
第1
46回コバルト短編小説新人賞、最終候補に残していただきました。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-09-26 20:49:58
9242文字
会話率:26%
第二次世界大戦、ドイツの占領下にあるフランス国内でレジスタンスとして戦った少女と、国外で祖国を取り戻すべく戦った青年の往復書簡を中心とした少女小説。
※飯野琴子名義によるコバルト短編小説新人賞投稿作品、同賞もう一歩の作品
※pixivとの
二重投稿折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-12-11 20:23:53
11036文字
会話率:15%
とある神社の祭礼を舞台に、昭和のはじめと終わりに起こった少女たちの金魚すくいの話。
※pixivとの重複投稿
※飯野琴子名義によるコバルト短編新人賞投稿作品。同賞「もう一歩の作品」
最終更新:2013-08-09 18:35:35
9724文字
会話率:24%
見渡す限り白の建物ばかりの「白氷の国」は、ひとつの噴水を通じて別の国に通じていた。アクアマリンの色に輝く水底にあるその国は「蒼海の国」少年時代報われない恋をしていたクリスは、そこでオリエッタという少女に出逢う。
※pixivとの二重投稿
※飯野琴子名義によるコバルト短編新人賞投稿作品。同賞「もう一歩の作品」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-08-09 18:15:55
10074文字
会話率:22%
『お前の役目は、俺の目の代わりに本を読むことだ』
なぜ自分が読書係にされているのかわからないまま、視力を失った王太子エリオットのために書物を読み聞かせ続けるノエル。
「……お前の髪は陽にあたると小麦畑みたいだったな、と思ったんだ」エリオット
の呟きがきっかけで、彼に小麦畑を“見せ”ようとしたノエルは——
/第167回コバルト短編小説新人賞「もう一歩」/自サイトから転載折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-12-05 13:00:00
10322文字
会話率:53%
女王の影武者であり『鉄壁の宰相女公』と呼ばれる男装の宰相フェリシアーナ。祖国での地位向上のため女王暗殺の刺客となった北国の第五王子アシュクロフト。
「それ以上動いたら、叩き斬るぞ」「命じゃない。俺は貴女の心をもらう」——歴史を誇る古王国と新
興暗殺国家の政治的思惑と、二人の想いが交錯する組曲の幕開け!(という皮をかぶった、ただのドタバタ劇です)
/第166回コバルト短編小説新人賞「もう一歩」/自サイトから転載
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-10-24 10:03:23
9892文字
会話率:52%
コバルト短編小説新人賞で、もう一歩だった作品です
最終更新:2013-12-03 00:46:48
10591文字
会話率:45%
コバルト短編小説新人賞、選外の作品です
キーワード:
最終更新:2013-04-25 16:49:25
10391文字
会話率:55%
コバルト短編小説新人賞、選外の作品です
キーワード:
最終更新:2013-04-25 16:48:02
10297文字
会話率:28%
十六歳の『あたし』は二十七歳のはとこ、修ちゃんに恋をしている。それはもう完全無敵な――切ないまでの片想いだけれど、それでもあたしはめげない。夢を実現し、カフェ店長になった修ちゃんの大事なお店『カフェ・カンタータ』に通いつめ、あふれる想いの丈
をぶつける日々。さあ、お喋りはやめてお静かに――あたしと修ちゃんの攻防をご覧あれ。(第167回コバルト短編小説新人賞、投稿作品です)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-11-29 22:36:20
10131文字
会話率:59%
足が不自由な私のことを愛し、優しくしてくれる婚約者の宗一郎さん。彼の屋敷で暮らし、結婚の日を待ちながら、私は正体のわからない不安を感じていた。毎晩訪れる、美しい異形の恋人と重ねる逢瀬のことは、昼間は覚えていないのだ。繰り返されるごとに大きく
なる罪悪感と、相反する背徳の悦び。秘められた時間は自身ですら知らなかった真実の心と記憶を呼び覚まし――昭和初期を舞台にした、妖しいダークロマン。(第166回コバルト短編小説新人賞、投稿作)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-09-30 10:45:37
9729文字
会話率:42%
味はいいけど貧乏なうどん屋の娘、紬(つむぎ)はある日、近所に出没する変態を捕らえるため自ら囮となって待ち伏せする。若い娘に「脱げ」と迫るという話題の不届き者はしかし、化け猫(山猫)の少年だった! 実は生き別れの妹を捜していて、記憶がないため
に肩の痣という特徴だけで見つけようとしていたのだ。手伝ったら家宝の黄金をやると言われ、紬は協力を決めるのだが――猫耳少年xうどん屋看板娘の和風ラブコメディ。
(第165回コバルト短編小説新人賞 投稿作品です)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-07-30 22:31:33
9750文字
会話率:65%
タイトルそのまんまの内容です。第162回コバルト短編小説新人賞選外。
最終更新:2013-10-22 00:07:49
8201文字
会話率:44%
花のように咲き、花のように散れ。それが、母から最初に賜った教え。――時は乱世。子供が女になる時、幼い恋は終わりを告げる。そしてそれは、ただひとつの譲れぬもののために。原稿用紙30枚。自サイトにある掌編の改稿版です。コバルト短編もう一歩。
最終更新:2013-09-08 21:16:55
9188文字
会話率:46%
バンボリーナは夢を見ていた。窓の外の空を、そして、賑やかな謝肉祭を。身体が弱く外に出ることが出来ない彼女のもとへ、ある日『盗人』と称する少年がやってきて――? 原稿用紙30枚。コバルト短編小説新人賞 もう一歩作品
最終更新:2013-02-25 22:14:10
10032文字
会話率:61%
「ごめんなさい」しか知らなかった醜く惨めな幼子だった私は、
しかしあの日魔法の薬を売る男と出逢った。それが私の人生の転機だった――売女に産み落とされた醜女と魔法の薬を売る男の出逢いの物語。第160回コバルト短編新人賞「もう一歩」作品。自サイ
トには改稿(削っただけ)前の物が置いてますので、読み比べもできるかもしれません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-10-02 22:08:43
10525文字
会話率:30%
肝要のときには、この角を笛にして呼べと、竜は言ったという。
大国に侵攻される瀬戸際に、世継ぎの王子ファサルは笛を吹くことを思い立つ。あらわれたのは薔薇色のめすの竜だった。
コバルト短編落選作
最終更新:2013-07-30 09:26:24
9447文字
会話率:38%
夢かうつつか、なにが虚偽か真実か。
最終更新:2013-05-30 17:06:05
8880文字
会話率:34%
生まれ育った故郷を離れ、鹿矢(かや)は十五歳になった年に都に召された。都を統治する巫女王は希有な霊力をもち、その容姿はどれだけ年を重ねようと、若かりし頃のまま衰えないという。
心通わせる人もいない場所で、鹿矢が思い返すのは幼い頃別れた豊与(
とよ)のことだけだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-04-01 13:32:05
9054文字
会話率:32%
アイナは人を愛すると、愛した人が死んでしまう。
だからアイナは人を愛さないようにした。けれどもレイナードはめげずにアイナを好きでいて――。
コバルト短編小説賞落選作品です。
最終更新:2013-06-29 14:26:13
8827文字
会話率:29%
ダークは、ある少女、シアンによって無意識に使役にされた不幸な悪魔。
ある日、シアンの母、アリスから、奥手な娘を誘惑してオトすことができたら、契約を解除するよう娘に言ってあげる、という話を聞く。
ダークは試行錯誤の末シアンに近づくことができた
が……。
コバルト短編小説落選作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-06-29 13:19:08
8909文字
会話率:33%
神様、結婚しましょう。そういうと、神様は一瞬だけ面食らった顔をしてふうわりと笑った。神様は、村にたった一本だけある桜の木の神様だ。でも、村の人たちはみんな知らない。桜の神様がこんなところに独りぼっちにされて、寂しがっている事を。
*コバルト
短編新人賞『もう一歩』作です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-06-01 22:03:53
7933文字
会話率:38%
わたしは26歳、OL、独身。
それはからっと晴れたよくある夏の日だった。わたしは小さな男の子を拾った。キャベツと名付けた男の子との奇妙な共同生活が始まる。それはとても穏やかな日々。そして浮かぶ、彼が実の親から虐待を受けていたのではないかと
いう疑惑。
激しい雨の下、明らかになった真実はーー
*数年前、コバルト短編で【もう一歩】だった作品です。
<この作品はhttp://himmel85.petit.cc/muscat1/categories/90260/にも掲載しています>折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-04-21 20:24:13
9775文字
会話率:39%
姉のミルフィと妹のエィフィの住む港町に、ある日突然ドラゴンが現れて両親も町も焼き尽くし、すべてを奪っていった。姉妹は必死に逃げ隠れるも知恵を持ったドラゴンに睨まれ命の危機に瀕してしまう。ミルフィは命を救う代わりにドラゴンにとんでもない約束を
取り交わされた……愛と憎しみのファンタジー【第163回コバルト短編賞 もう1歩に残していただいた作品です】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-04-06 16:11:46
10175文字
会話率:41%
太陽を見たことがない目が悪いオリコの体には日の光を浴びると放出される毒がある。日の光を避けるためオリコが生活をする村にある洞窟の奥まで面倒を見にやってきてくれるババ様に、ある日結婚を勧められ、その中で自身の両親のことを知る。それが己の身に課
せられた運命と知って受け入れるも、そこには村ぐるみの秘密があり……【第163回コバルト短編賞選外作品です】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-04-05 16:20:24
10222文字
会話率:62%
ひとめぼれから勢いに任せて告白――、あっさり撃沈――で意気消沈中の私は、ある日、祖母から譲られた古い鏡台の、隠された引き出しを見つけた。その封印を何気なく解いた瞬間、陽気で食い意地のはった性格の、千変万化に姿を変える、付喪神との奇妙な同居生
活が始まった――。コバルト短編小説新人賞、もう一歩の作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-04-02 17:46:07
9431文字
会話率:52%
ある夏の日、ひとりの少年が死んだ。葬儀から二か月後、学校周辺に彼の幽霊話が持ち上がる。葬儀を主催した寺が実家である俺は、面白くもない気持ちでいたところ、ひとりの少女と出会った――。コバルト短編小説新人賞、もう一歩の作品です。
最終更新:2013-02-03 10:53:41
9608文字
会話率:33%
失恋したばかりの茜は、夕日の差し込む放課後の教室で、友人であり好きな人の好きな人である相手に声をかけられる。早とちりで幾つもの勘違いを重ねた茜の、全ての誤解が解けた時--廻り廻った恋が、漸く……。163回コバルト短編小説新人賞、落選。
最終更新:2013-04-01 16:12:56
8995文字
会話率:50%
日常の中で覚える不満や憤り、寂しさや苛立ち。形容しがたいモヤモヤとした感情。湿っぽく、けれど同時に乾ききった≪奴≫が、少女の胸の奥で暴れだす。突然現れた謎の少年が、彼女に≪奴≫を飼いならすための言葉をくれた--。「あのね、ハチ」161回コバ
ルト短編小説新人賞もう一歩の作品。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-12-27 22:40:48
10160文字
会話率:40%