彼の素朴な、というか、馬鹿らしい疑問に、俺は興味を持ったんだ。そうなんだ、俺達は、錆びているんだ。生き物は、みんな、錆びているんだ。
みたいな詩です。
最終更新:2012-06-29 00:00:00
200文字
会話率:16%
住宅街から少し離れているひっそりとした林の入り口に其処はあった。
映画で観たことがあるような、白壁の大きな屋敷《パレス》。
隅々まで手入れが行き届いた、花々で敷き詰められている広い箱庭《ガーデン》。
重厚な柵と扉を開き出迎えてくれ
た、まだあどけなさの残った端整な顔立ちをした男の子の使用人《サーヴァント》。
窓際に腰掛け、窓の外の何処かを眺めながら迎え入れてくれた若い女主人《ランドレディ》。
今にも語りかけてきそうな、愛らしい赤い衣装《ドレス》を纏った骨董人形《アンティークドール》。
…美しいものたち。
彼女は小さな好奇心から放課後の制服姿のまま此所へ足を踏み入れた。
この物語の主人公になってしまうだなんて知らずに…。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-05-26 12:50:05
635文字
会話率:14%
「この世界は、沢山の人々を置き去りにして流れていく。」
そう言う彼女に、彼は、
「…哀しい事だが、仕方ない。」
…そう答えた。
2人は、世界に語りかける。
最終更新:2012-04-23 14:15:31
331文字
会話率:41%
ある日を境にまったく学校に現れなくなった同級生臨堂のことを気にかけていた皐月はふいに頭の中が真っ白になるのを感じた。
その直後頭のなかで不思議な[声]が語りかけてきた。
『彼を助けて!』
最終更新:2012-02-23 20:17:28
1110文字
会話率:35%
夜中に響き渡るエンジン音。青年がバイクで街の中を疾走していると、背後より謎の人物が語りかけてくる。その人物は――せんべいをかじっている女性だった。
最終更新:2012-01-26 07:39:42
1770文字
会話率:44%
私が夢の中で出会う女性。彼女は自分が夫を底なし沼に沈めてしまったのだと、私に涙ながらに語りかける。
最終更新:2012-01-16 20:00:00
8110文字
会話率:23%
これは蟲の話だ。この物語はあんたに読ませるために書いてはいるが、その実あんたの中に棲む蟲に語りかけるための話だ
最終更新:2011-12-21 22:40:16
4996文字
会話率:52%
独自にモノ探し業を生業としているケンタと助手のアユミ。生業と言っているものの、報酬は大好きな甘味。甘味欲しさに仕事をしている感もある。
そんな二人の元へ依頼人から一通のハガキが来る。内容は危篤状態のおじいちゃんを助けて欲しいと言うもの。
二人は急いで向う。
差出人は八歳のユウタ君。もう治らないと医者が決め付けたため、最後の手段でケンタに依頼したと涙ながらに訴えかける。健気な子供の涙に感化されたアユミが勝手に引き受ける。
帰り道、アユミはケンタに勝手に決めてゴメンと謝る。だが、ケンタは難しい依頼であるが何とか達成してみせると言う。
それから二人は、バラバラになった家族の気持ちを一つにしようと、ユウタの母親や父親、そして危篤状態のおじいちゃんと直接会うなどして、みんながどんな思いを抱いているのか確かめた。
みんなの思いを聞いた時、おじいちゃんが急変したと直接やってくるユウタ。ケンタは急いでおじいちゃんのところへ行くんだと、いつも乗っているアユミの原付きにユウタを乗せ病院へと向わせる。残ったケンタは徒歩で病院まで向おうとしたが、暑さのせいで失速する。
そんな時、たまたまタクシーに乗っていたユウタの父親を見つけ、おじいちゃんが危ないんですと説得するケンタ。どうにか説得に成功し、タクシーに乗せてもらったケンタも病院へ向う。
おじいちゃんの病室の前では、駆けつけたユウタの母親もいて家族全員が揃う。おじいちゃんの様態が分からない中、ケンタは独断で家族全員を病室へと入れる。そして、全員の手をおじいちゃんの手に重ね合わせ、心を一つにするんだと念じる。すると、今まで意識のなかったおじいちゃんが目を醒ますという奇跡が起きる。
おじいちゃんはユウタに対し、死んでも泣くんじゃないぞと語りかける。ウンと返すユウタ。そして息を引き取ったおじいちゃんを前にして、ユウタは涙を見せまいと無理に笑顔を作るのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-12-15 14:57:27
28653文字
会話率:48%
200文字小説2作目。
下書きを見た、とある方から怒られました。
最終更新:2011-11-23 14:15:23
200文字
会話率:0%
夫に先立たれた妻が、亡き夫に語りかけました。
最終更新:2011-10-19 21:59:15
616文字
会話率:0%
学校が嫌いな皆様に読んで頂ければ光栄です。
主人公が学校生活を通して何を思い、何を感じるのか。
そして学び、卒業して行く様子をお楽しみ下さい。
この作品は、主人公が、読者である『君』に語りかける口語体で書いています
最終更新:2011-10-12 21:21:11
16390文字
会話率:13%
無くしたものはもう、走り去ったのでしょうか。
あなたのポケットにある、思い出に語りかけてみれば、
いまに咲く過去の花
キーワード:
最終更新:2011-09-18 23:50:12
4635文字
会話率:49%
~主人公~
木下純 17歳 B型 おとめ座
特技 =料理 趣味=裁縫
・純のコメント・
女の人と関わると不幸が「俺」に訪れますので関わんないでください!!
ホモじゃありません!!!(ここ重要)
~物語~
「こんにちは、あなたの命いた
だきに参りました。」
突然
純白のふりふりした服を着た、だいたい12才くらいの女の子が、昼休みの屋上で昼寝してる俺に語りかけてきた。白に映える銀髪。空の様に蒼い瞳。
この場所にはふさわしくなく、とても浮いている…
…その数秒後…
晴天の青空の下、屋上で俺は真っ二つになっていた。
ルールを破った「悪魔」のせいで
「悪魔」にされされてしまった木下純。
そんな悪魔に魅入られた。不幸な不幸な物語
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-08-17 13:05:14
3506文字
会話率:17%
「――――――――貴方には生きる権利がある。それは誰にも否定できない真実」
その身を犠牲に門を閉じた男に少女は語りかける。
「――――――――また、明日」
その言葉と共に男は覚醒し、そして変わり果てた自身の容姿と世界とに呆れた溜め息を吐
いた。
「これはさぁ……、普通なくない?」
そして数ヵ月後、かつて共に戦場を駆け抜けた親友達の末裔が通う学園へと、そうとは知らず男は――――少年は入学する。
外れた歯車は永遠に元には戻らず、折れた針は二度と正しい方向へと世界を導かない。
世界は再び、門の出現と共に鳴動し始める。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-07-19 20:57:45
246文字
会話率:38%
そっと夜に忍び寄る
そっと私に語りかける
そっとそっと、
引き込まれてゆく
頭の中で…
深く深く
キーワード:
最終更新:2011-05-13 22:33:03
1493文字
会話率:0%
今年も咲いてくれてありがとう。
君が花をつける頃、いつも良いことあるんだよ。
最終更新:2011-04-08 20:01:17
369文字
会話率:0%
青空に向かって伸びる煙突。
その先から吐き出されていく黒い煙。
煙になってしまった、あなた。
最終更新:2011-04-02 21:05:08
596文字
会話率:0%
走り出すその時は、とっても恐い。
神様はそんな弱い人たちの背中に語りかける。
最終更新:2011-03-29 18:34:52
667文字
会話率:3%
世は彼をこう呼んでいる。
”人知を超えた夜叉の如き勇ましき若人”・・・と
名は七瀬孝宗《ななせたかむね》。
常に危険と隣り合わせで世界各地で活躍する国際機密機関【ISO】に所属しており、18歳の若さで日々仕事に励む。
幾多の事件を解決
に導くが、それは孝宗が失った過去のピースを埋めていくことになる。
記憶の欠片が戻る嬉しさには、信じがたい現実が待ちわびていた。
彼の背中には禍々しい烙印が疼いている。
それは日を追うごとに、身体を侵食し自由を犯していく。
『オマエガホシイ・・・』
背後から語りかけてくる悪魔の囁きは、日に日に孝宗の身体と心を苦しめていく。
痛みを伴いながらも真実を知るべく今日も彼は走り続ける。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-03-17 01:30:31
1609文字
会話率:17%
この観覧車に乗ると精霊(ツンデレ?)が語りかけてきます。
けれど、決してメルヘンではない現実的な遊園地です。ご注意を!
最終更新:2011-02-18 00:18:59
1083文字
会話率:15%
二人の天皇が、北朝と南朝にわかれ、貴族と武士団とが、国じゅうを巻き込んで争った動乱の時代。後醍醐天皇の夢まくらから、歴史の舞台に登場してわずか数年、はげしく、さわやかな生涯を終えた河内の名将、楠野正成(くすの まさしげ)とは、どんな人物だっ
たのだろうか。金剛山の赤坂城、千早城に立てこもり、奇抜なゲリラ戦をくりひろげて、押し寄せる関東の大軍を、さんざん悩ませた武勇・知謀・戦略・・・。ために天下の形勢は大きく変わり、建武の新政になった。だが、新しい公家政治は二年でくずれ、世はふたたび南北朝の戦乱へ・・・。反旗をひるがえし、九州から攻めよせてくる足利尊氏の大軍を、湊川にむかえ、壮絶な戦いのすえに自刃した楠木一族。おのれと、一族の栄達しか考えなかった武将の中で、ただ一人、ひとすじに天皇への忠誠を貫いた、ふしぎな武将。いま、皇居前広場に建つ楠公像は、人々になにを語りかけてくるだろうか。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-11-04 18:26:55
6670文字
会話率:26%