ずっと、そばにいた。
ふたりと並んで笑って、じゃれあって、
同じ景色を見て、同じ時間を過ごしてきた。
でも、ある日気づいてしまった。
その“同じ”が、もうすぐ終わってしまうってことに。
詩乃ちゃんが、隼の前でふっと笑うようになって。
隼
が、詩乃ちゃんをまっすぐ見つめるようになって。
僕は、そのふたりの“間”に、入り込めなくなっていった。
それでも、言えなかった。
言いたくなかった。
だって僕は、ふたりに――
ちゃんと、幸せになってほしかったから。
これは、はじまる前に終わった恋の話。
誰にも知られなかった、
ひとりの男の子の、静かな片想いの記録。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 19:00:00
9421文字
会話率:22%
21世紀の日本の、ありふれたフリーターだった主人公は、ある暑い夏の日に、突然命を落とす。
そして、鎌倉時代の上野国の御家人、甘粕重兼
(あまかすしげかね)として新たな人生をあゆみ出すこととなる。
波乱に満ちた鎌倉時代を、彼はどう生き抜くのだ
ろうか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 14:56:10
49232文字
会話率:28%
(リブラノベル様で書籍化していただけることになりました!)
とある乙女ゲームのヒロインに転生してしまったことに気付いてしまったアリスだったが、彼女の将来の夢は、バリバリ稼げる王城勤めの官吏になること。なので誰かを攻略するつもりもなく、むしろ
厄介事に巻き込まれないために目立つピンク髪も染め、変装して学園生活に臨むことにした。
そうして友人たちと勉強に勤しむ日々だったが、自分とは別のピンク髪をした痛い言動の転生者っぽい少女が、ヒロインになりたいのか、ゲーム通り、色んな攻略対象者達にヒロインもどきが迫っては撃沈する場面を強制的に目撃するようになる。が、自分には関係ないと傍観者を決め込んだ。
そんな時、ひょんなことがきっかけで攻略対象者の一人と仲を深めていくことになるのだが……。
乙女ゲームのヒロインとか関係なく勉強に打ち込む平民少女×絶対零度の氷の貴公子(実は超がつくほど甘党のスイーツ男子)が、身分差を乗り越え、二人で幸せを掴むために奮闘する物語。
(短編版であげた部分もちょこっと修正&微妙に加筆してます。大筋は変わりません)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 14:14:01
47096文字
会話率:25%
王都の学園に入学する直前、とある乙女ゲームのヒロインに転生してしまったことに気付いてしまったアリスだったが、彼女の将来の夢は、バリバリ稼げる王城勤めの官吏になること。なので誰かを攻略するつもりもなく、むしろ厄介事に巻き込まれないために目立つ
ピンク髪も染め、変装して学園生活に臨むことにした。
そうして新しくできた友人たちと勉強に勤しむ日々だったが、自分とは別のピンク髪をした痛い言動の少女が、ゲーム通り、攻略対象の王子と対面しているシーンに遭遇したことで、そういえばそういう世界だったなぁということを思い出す。
どうもその彼女はアリスと同じ転生者だったようで、ヒロインになりたいらしいが、自分には関係ないと傍観者を決め込んだ。
が、アリスが正ヒロインのせいか、色んな攻略対象者達にヒロインもどきが迫っては撃沈する場面を強制的に目撃するようになり、最終的にはアリスもそれに巻き込まれていく……のか?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-10 20:00:00
25724文字
会話率:20%
誰もが願いを掲げる。誰もが夢を見る。
けれど、大抵の人はあきらめる。或いは挑み、散っていく。
本当の意味で願いを叶えるのは一握りなのだろう。
頑張ったところで報われることはない。必死になっても変わらない。
それでも挑むのは、諦めきれない馬鹿
か、現実を知らない間抜けだけ。
とある少女は願った。また、仲良くなりたいと。
とある青年は願った。また、会いたい、と。
とある悪魔は願った。世界を滅ぼしたとしても、また笑顔を見たい、と。
とあるは願った。誰を害したとしても、謝りたい、と。
——etc
誰もが諦めることを選ばなかった。
叶うはずがないと知りながら、いつか願うが叶う日も来ると嘯いて。
祈った数だけ裏切られて。
そして。
願いが交差する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 00:00:00
3680文字
会話率:14%
この世界に興味も夢もない、高校一年生の天神一勢は十六歳の誕生日に、神様の世界へ迷い込んだ。そこで知らされた真実に戸惑いながらも、神使やたくさんの神様に助けられたり、罵られたり、求愛されたり、ときには面倒事に巻き込まれたりしながらも
成長していく。
普通の少年は、すべてを消滅させるのか、それとも……
世界は、ただの傍観者でいたかった少年の手にかかっている。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-13 22:22:28
862098文字
会話率:57%
異世界に落とされた家族は、傍観者としてではなく――当事者として、この世界と向き合わされることになった。
歴史に翻弄されながらも、家族は互いに支えあい、異世界を生きていく。
最終更新:2025-05-11 20:24:30
466352文字
会話率:26%
慌ただしく過ぎていく年の瀬に不思議な石を拾った宮田一志。
その石から端を発して、二つの世界で命懸けの冒険に巻き込まれていく。
当面、主人公は戦いません。
放置系RPGゲームをやっている感覚の傍観者です。
死にゲーのような理不尽さとギリギ
リの戦いを目指してます。
俺tueeeee要素はありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-11 18:20:11
102827文字
会話率:35%
エルグランド王国には、とある有名な伯爵令嬢がいた。
その麗しい美貌で老若男女を虜にし、意のままに動かす。逆らう者には容赦せず、完膚なきまでに叩き潰し、己が楽しみたいがために多くの人間を不幸にしてきた。
美しくも冷酷、鋭い刺を持つ『氷の薔薇』
――。
「えぇと、それ、誰の話?」
これは、やることなすことあさって解釈される伯爵令嬢が、後宮という女の戦場で、四苦八苦のちなんとか幸せになろうとする、お話。
☆追記☆
2013年8月12日、株式会社フロンティアワークス、アリアンローズ様より、書籍化されました!
こちら共々、よろしくお願いします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-11 09:00:00
1848711文字
会話率:54%
幼馴染みの女子高生二人。
片方は人見知りでアニメオタクな百合海雫、もう片方は男子受け抜群陽キャゲーマー川井夢弍羅。
雫は密かに夢弍羅へ恋心を抱くが、女同士とかまぢ無理wwwと軽く笑いながらに言う夢弍羅。
こんな夢弍羅に絶望しつつも、あたかも
自然な感じでアプローチ。
しかし、実は夢弍羅にも雫に言えない秘密があって……?
これはピュアピュアアニオタ女子と、思春期ゲーマー女子のすれ違い百合ラブコメです!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-09 19:00:08
57680文字
会話率:33%
前世の記憶を持って転生した主人公。これが乙女ゲームの世界だと気づくのには時間がかかったものの、18歳になる頃にはようやくゲームのスタートラインに立つことが出来た。推しが出てくるシナリオを生で見たい──。そんな思いに突き動かされて入学した光
栄宮学園だが、戦闘上等魔法上等に魔獣旺盛、割と詰んでる世界状況、変にシナリオに干渉すれば大変な事になりかねない……! 主人公は、この異世界で傍観者でありつづけることが出来るのか!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-05 23:36:38
619235文字
会話率:29%
昔、魔王がいた。数多の力、部下を従え、己の野望を叶えるために奮闘した魔王が。
しかし、その野望は1人の勇者によって無残にも打ち砕かれてしまう。
僅かな光も届かない闇に意識を沈めた魔王が辿り着いたのは、魔王が存在しない世界。
魔王だった頃の記
憶も能力も保持したまま転生した彼は、記憶を封じ込めて新たな人生を歩もうとしていた、のだが……それは叶わぬ夢と化す。
彼は〝最悪の邂逅〟を果たしてしまったのだ。
────自分の野望を打ち砕いた、勇者との邂逅を。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-05 12:20:33
1868148文字
会話率:32%
【異世界転生したら、モブだった。冗談でも何かの比喩でもなく、モブだった】
それなりに人生を謳歌した後、この世を去った橘 雫(たちばな しずく)は、密かに夢見ていた異世界転生を果たした…が、よりもよってロクな名前も与えられないモブに転生して
しまった。
チートと呼ばれる能力も何も与えられなかったモブだから、無双どころかスライムに勝てるかも怪しい。
モブの異世界ライフ?それって誰得?知りません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-10 20:02:39
2383文字
会話率:15%
県内トップの進学校に通う神谷透は、
“傍観者”を気取り図書室の最奥で退屈を飼いならしていた。
ある夜、帰宅路で見つけた《嘘》と書かれた落書き。
塗料の匂いを辿った先で彼が出会ったのは、
折れた白翼を背負い、合法ドラッグに酔いながら
街を壊す
〈堕天使〉——クラスメイトの如月真昼だった。
秘密を共有した瞬間、
“面倒事は避ける”という透のマイルールは崩壊。
真昼は言う。
「共犯(パートナー)になって。嘘を撮って、罰を映して」
図書室で交わす偽りのアリバイ、
深夜の廃ビルで割れるガラス、
背後で迫る支配的な父親と校内の監視網。
限界まで追い詰められた真昼を救うため、透は〈傍観者〉を捨て、自ら“世界をちょっとだけ壊し、ちょっとだけ直す”計画に踏み出す——。
青春×クライム×スリラー、
嘘と罰がスプレーで交差する二カ月の疾走劇、開幕。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-28 14:03:56
68042文字
会話率:28%
男子高校生のチトセは教室で同級生のチアキを時折ただ見つめている。 自分から声を掛けたりしない。彼女に触れないように気を付けている。それが自分自身に課した掟だ。
いつの世もチアキは18歳の誕生日を迎えることはない。遥か昔、彼女は彼の幼馴
染みで恋仲だった。
彼は人間ではない。現在、そんな彼は彼女の死を見届けるしか出来ないボウカンシャ(傍観者)だ。
彼には高校生としての表の顔とは別に裏の顔がある。ホバクシャ(捕縛者)として、彼は与えられし使命を粛々とこなす。
彼の過去を知るモノがいる。彼らはチトセの高校の同級生として過ごしている。
チトセの存在が彼らの未来を大きく歪ませた。
彼はチアキとの関係で殻を破るのか、それとも自分自身にケリを付けるのだろうか。
いつの世も彼女の最期を見届けたボウカンシャのチトセ。今世こそ! 彼は彼女に18歳の瞬間を届けたい!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-28 13:10:00
157244文字
会話率:79%
僕は夢を見た。第二次世界大戦中の日本政府の閣議に出席している夢。こんな事を続けていてはいけない。私の内心は煮えたぎるようだった。
キーワード:
最終更新:2025-04-26 10:29:37
1234文字
会話率:0%
血縁=ただの伝手、陛下(夫)=財布、すべては子どもたちのために
§ § §
ただひたすらに家族からの愛と平穏がほしかっただけの王妃エリスは、側妃の政略と陰謀の結果、周りから愛される事もなく、ただ息子と娘を失うだけの結果に終わった。
「
私にもっと力があれば」
弱い自分をひどく後悔し、冬の冷たい教会でひたすら神に懺悔し祈りを捧げていた彼女は、教会に祭られていた主神・時の神ウールによって、娘が生まれる直前の時間軸への時戻りを果たす。
「今度こそ、子どもたちのために生きよう。唯一の家族のために、やり直しのこの命を賭けて」
息子を温かい感触を抱きしめながらそう決めたエリスはそう決めて、時戻り前の記憶を駆使し、時戻り前には発揮し切れていなかった『頭脳の名門・スイズ公爵家』の血を覚醒させて、堂々たる立ち回りをし始める。
強くなろうと決めた母親は、強い。
時戻り前に危害を加えてきた人はもちろん、手を差し伸べてくれなかった傍観者も、すべて敵。
やり直しの人生では、夫には財布以外頼らず、血縁(兄や両親)を伝手として利用し、周りに置かれた様々な『監視の目』や『不穏の芽』は、時戻り前に無関係だった話に聞くだけの不幸な人たちを助け、引き込み、挿げ替えていく。
※カクヨムで先行公開中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-25 18:50:00
48268文字
会話率:15%
「ホントにまったく手の掛かる……」
最早そんな言葉が口癖になるくらいには、私はエレノアに振り回されてる。
ほらまた今回も。
「えぇっ?! 殿下とローラ様って、ご婚約されていたんですか?!」
私の親友ったら今正に婚約破棄をしようとして
いる二人を前に、そんな素っ頓狂な事を言うんだ。
***
突然目の前で勃発した、王太子による婚約破棄。
それを見ている私は別に、破棄される側の令嬢でもなければ彼の愛を手に入れたシンデレラでもない。
だから本来ならばただの傍観者でいられた筈――だったのだが、友人令嬢が素っ頓狂な事を言ったせいで関わらざるを得なくなった。
私の親友は手が掛かる。
急に素っ頓狂な事を言う。
だけどね?
彼女は決して根拠のない『素っ頓狂』はやらかさないのよ。
ただちょっと言語化が苦手なだけで。
まぁだから私が居るの。
彼女がいつも何かに気付いて、私が彼女の根拠を引き出す。
……え?
「わざわざフォローしてあげるなんて面倒見が良いですね」って?
そんな事は無いんですよ?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-10 21:53:59
40096文字
会話率:15%
(一話~三話、エピローグ)
一家代々受け継がれていた人形の紙札
とある少女は追い詰められた先々、偶然その札の効力でヌイグルミに魂を移してしまう。
ユナという名前と、札を付け狙う黒服に追われているという朧気な記憶。
そんな彼女が人に聞こえな
い魂の声で叫ぶ!
「助けて! 」
ただ一言の救援の声、届かない筈のその声を聞いたモノ達が存在した!
彼等はファントムズ!
今、彼女の元へ希望の方(匣)舟が往く!
ただし、大きさには目を瞑って頂きたい
(四話~九話)
傍観者的主人公ユナ
彼女はひょんな事からヌイグルミに自らの魂を封じ込める事となった。
追跡してきた陰陽師に、札ごと燃やされるという危機的状況を救ったのは......
プラモデルやフィギアに憑依した六人の亡霊達!(ザジ、ねぱた、フォッカー、パルド、ラマー、カンチョウ)
キャンパーで移動していた彼らは追跡してきた陰陽師と交戦する。
(十話~十六話)
ユナの霊体の解放を手伝ってくれる事となったザジ達(六人の亡霊達)
彼らの訓練を経てユナはメンバーの一員らしい技術を身につけた。
ユナは生き霊としての自身の能力を知る。
(十七話~二十一話)
突如上空から投下された調査ロボ。
明らかに銃火器で構成されたそのロボットは、ザジ達の居る根城である廃村に昆虫ドローン等を使って調査を開始する
(二十二話~三十四話)
調査ロボット、それは廃村の下に隠れた危険な巨大霊体と交戦する為に投下された兵器だった。
巻き込まれる様にザジ達を強襲する巨大霊体″根の国″!
戦いの果てに次々傷付きながら立ち向かうメンバー達。
共に戦うユナの運命は如何に! そして亡霊達は巨大な敵にどう戦う?
激しい戦いの末に見出だされた敵の正体とは!
(三十五話~四十四話)
巨大霊体との戦いに疲弊したキャンパーとメンバー達。
特にザジは友人の二依子より譲り受けたプラモデルのボディを破壊されてしまっていた。
ザジはユナ達を連れて二依子の元に行く......その先で謎の霊体バトルゲームを発見。
ザジは過去の経験から憑依の危険性を語る為に憑依バトルの世界に足を踏み入れた。
(四十五話~)
景品になっている謎の札の存在を知ったザジとユナは、それら獲得のために憑依バトルのトーナメントに参加する。
それはネタボディだらけのトーナメントだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-25 09:32:26
471864文字
会話率:43%
花粉症の喘息を放置して呼吸困難で死んだ俺。女神様に同情されて剣聖と賢者と勇者の職を貰うしかし、、、”使い方が分からない⁉”、、、そのままなんやかんやあり死んでしまった俺は貴族カルティブ・ピルカ・ウォーリスに転生していた。そこからなんやかんや
あり無双する。時に切なく。時に楽しく。あなたはこの世界の傍観者になる!!さあ、勇気をもって彼らの人生の一ページをボロボロになるまでご堪能あれ!あとカクヨムにも投稿してまーす。重複作品でーす折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-21 23:59:11
2304文字
会話率:44%
星間標準暦13051年。『アストロノーツ・アンド・ジ・エターナル・アンドロイド』から9600年の歳月が流れ、かつてナナが仲間たちと旅した平和の記憶は、遠い星屑の彼方に霞んでいた。銀河は再び終わりなき戦乱の時代―《第二次自律知性戦争》、資源戦
争、思想対立が複雑に絡み合い、破滅へと突き進むかに見えた。
ナナ。今や伝説として語られる「銀色の亡霊」であり、現存する最古にして最強のアンドロイド。永い時の中で、彼女はかつての仲間たちとの交流や数多の出会いと別れを経て、緩やかながらも確かに感情を獲得していた。無辜の民の苦しみを目にするたび、鋭い痛みを彼女に伝える。
しかし同時に、彼女は自身が比類なき戦闘能力を持つアンドロイドである。敵を殲滅できる冷徹な兵器としての自分。戦乱を終結させるためには、その力を開放することが最も「合理的」なのかもしれない。獲得した感情の痛みと、アンドロイドとしての冷徹な機能。その狭間で、ナナは深く葛藤していた。力を使うことへの恐怖と、使わなければ終わらない悲劇への焦燥。
数世紀にわたる隠遁生活を送っていたナナだったが、戦火は彼女の許にも及び、流れ着いた惑星サイリーン・セカンドで、その葛藤を揺さぶる出来事に直面する。自律型ドローンによる一方的な殺戮、そして、かろうじて生き残った幼い命。論理的思考と危険性を超え、衝動的に介入してしまったナナは、破壊したドローンから、過去の亡霊―ゼロポイント事件に関わる危険なナノマシン技術の復活―という、更なる脅威を発見する。
もはや傍観者ではいられない。
深い葛藤を抱えながらも、ナナは決意する。
これは、永い時を生き、感情を知ってしまったアンドロイドが、その圧倒的な力と、人間的な痛みとの間で揺れ動きながら、戦乱の世を鎮めるという孤独な使命に身を投じる物語。『アストロノーツ』たちが灯した、遠い昔の平和の『残光』を胸に、彼女は再び星々の海へ漕ぎ出す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-18 14:32:42
69464文字
会話率:27%
尊大でイヤミな男・馬場春彦と、ひねくれ者でイヤミな男・西園聡真。
性格はどこか似ているようで、どこか決定的に違っている。
馬場は学年二位の秀才だが運動は苦手、不器用な真面目人間。
対して西園は成績トップの文武両道。そつのない優等生で、皮肉
屋。
正直、嫌われていてもおかしくない二人――なのに、なぜか頼りにされてしまう。
その理由は、彼らの観察力と、時に鋭く刺さる言葉にあった。
一見、ただの皮肉屋コンビ。
だけど彼らの放課後には、少しだけ“謎”が混ざっている。
これは、「イヤミな二人」にしか解けない、
ささやかで、ちょっとビターな日常の謎の物語。
________________________
【馬場 春彦(ばば はるひこ)】
まじめで几帳面、どこか時代錯誤な優等生。
革の手帳に日記と謎解きを記録するクセがあり、独り言も多め。
沈黙を破るその“言葉”は、しばしば誰かの核心を刺し抜く。
クラスではちょっと煙たがられているけれど、意外と頼りにされている。
【西園 聡真(にしぞの そうま)】
飄々とした人気者。口がうまく、先生にも女子にも好かれるタイプ。
けれどその笑顔の裏には、どこか冷めた視線がある。
観察力が鋭く、相手の「ほころび」を嗅ぎ分けるのが得意。
ちゃらんぽらんに見えて、本質はかなりシビア。
【語り手(?)】
彼らを見つめる、もう一人の“私”。
物語の語り部として、時に優しく、時に冷たく事件の背景を語る。
彼女(or 彼)は、当事者なのか、それともただの傍観者なのか――。
※本作は、ミステリ寄りの青春群像劇です。
※各話ごとに完結する「日常×小さな謎」の構成になっています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-17 03:21:56
18794文字
会話率:45%
『傍観者null』の最後つ屁。枝垂くんの夢に...???
最終更新:2025-04-10 09:12:31
1698文字
会話率:24%
「傍観者null」も意外や、なかなかやるやうです...
最終更新:2025-04-06 07:01:53
2194文字
会話率:4%