ハウヤ帝国女大公カイエンは、18歳の春、伯父である皇帝サウルに難題をふっかけられる。それは獣神将軍ヴァイロンを男妾にしろ、という前代未聞の命令だった! だが、それこそが、それから始まる波乱の時代の幕開けだった。
生まれつき体が弱く、しかも
とある事情から片足が不自由なカイエン。そんな彼女の女大公としての波瀾万丈の人生が始まる。
皇帝一族の確執と軋轢、帝都で起こる怪事件、そして異国でカイエンに降りかかる、女としての試練。その背後に見え隠れするのは東の果ての螺旋帝国か、それとも……あの人なのか? 謎の組織の暗躍に振り回されるカイエン達大公軍団は、必死に活路を見出していく。
様々に入り組んだ歴史の謎と、今を生きる人々の欲望と苦悩。そして近隣諸国や東の果ての螺旋帝国の動静をを絡めつつ物語は進む。弱い者が大公という地位に就き、苦労しながらも一人前の女大公になり、動乱の歴史の中を生き抜く様子を、カイエンの周囲の人々それぞれの物語や、次々起こる事件と共に追っていく人間ドラマ。
※20180327より、カクヨムでも順次公開を始めました。ですが、最新部分は必ず、こちらが先となります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-06 18:13:30
2680224文字
会話率:28%
月華歴190年、セントアルク大陸。
大陸の一部ではあるが、長年と戦争が続いている。
王家と貴族が全ての執政を取り仕切る東の国、オーベル王国。
近隣諸国が一体となってできた西の国、アルケニア連合国。
戦争のきっかけはほんの些細な資源の取り合
いから始まりだった。
小競り合いが小競り合いを生み、死者を生み、お互いがお互いを憎みあい、各人の思惑が重なった結果両者は落としどころが分からなくなってしまった。
その結果国と民は疲弊し日々の生活すらままならない街も出てきてしまっている。
しかし、国は民を顧みずあるものは自身の利益の為、あるものは復讐の為と日々戦争に明け暮れてしまっている。
この物語はそんな国々に平和を齎した一人の人間の物語。
彼の名はアラン・クレーバー。
後に「英雄」と評される人物である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-25 00:49:17
592文字
会話率:0%
──わたくし、嫁ぎたくて嫁いだのではありませんの──
その悪名が近隣諸国にまで届く絶世の美少女のシェリーは、ある日身に覚えのない罪ではるか北にある竜国へ二人目の王妃として嫁ぐことになった。
嫁ぎ先のこの竜国、その地に踏み入れたら生きては
帰れないと言われる恐ろしい国であり、人々の間では魔の地と呼ばれている場所。しかも夫の竜王はすでに三人の子持ちであり!?
妻に興味を示さない夫、反抗的な子供達、どこかよそよそしい使用人。しかしこのシェリー、そんなことなど塵ほども気にせず、己の道を突き進み……!?
恋も幸せも自分で掴みとる。悪名高い美少女の傲慢で強かな恋物語!
昔、執筆していた小説の修正版です。
旧タイトル 婚約破棄された令嬢は白竜の花嫁になる折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-09 11:51:49
95324文字
会話率:43%
その当時の大統領は和平趣向の路線で政治を進めていたが、その大統領射殺事件が発生した。
当時は銃殺された大統領と同じ種族平等路線を継続する様にみえたが、アメリア共和国は、国内は白人以外の人種を政治の要職から次々と外し、閑職にすら付かせない事
態がおきた。
その動きは政治の世界だけでなく、軍上層部、経済界、更には俳優や歌手までも排除することまで発生した。
これが後に”アメリア白人至上主義戦争”の序章といわれるブラックアウト事件である。
ブラックアウト事件から二年足らずで、ロンブスター北部大陸から白人以外の種族が追放され各世界の非難も無視し続けあまつさえ、{この星はアメリアに滞在する白人以外は我々アメリアの白人に管理されて生きながらえる権利を与える。拒否する場合はその国を反逆国家とし、殲滅する。}などと、和平どころか武力殲滅を図ろうとする独裁国家と成り下がった。
一部の白人至上主義の団体は是とし従っていたが、事実上の植民地国家は近隣諸国と提携を結び拒否をし、ほとんどの世界各国はこの考えを非として全面戦争となってしまった。
開戦から20年以上経過したとき、アメリアはさらに全世界に核ミサイルを発射体制にしたが、何者かにミサイル発射プログラムが掌握され全世界に核の冬が訪れる危機は去ったが、変わりにアメリアが核の炎に包まれアメリアのみ核の冬が到来した。これにより戦争は開戦国家の消滅で終戦となった。
世界はすぐに平和にはならなかったが、終戦を迎えてから5年以上たって各世界の復興も一段落し、先の戦争のような悲劇を繰り返さないために、A・W(アフター・ウォー)010年統一会議にて、ロンブスター北部大陸の永久封鎖、核兵器廃絶、種族差別の禁止、ユージスタ大陸統一連盟設立、などが可決された。
終戦から百年たって各世界は繁栄を謳歌し、種族差別は激減したが、それでも犯罪その物が消滅してないむしろ増えたため、警察だけでは対処できなくなっていた。
統一連盟政府は、増加する犯罪者に対して退役軍人、警察の精鋭、民間人からは、腕の立つ武道家、武具使いを集め犯罪者に懸賞金をかけて確保するようにした。
これがハンターの始まりでである折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-02 02:13:19
43059文字
会話率:46%
ワーゼシュオンの第一王女は妹姫を執拗に苛め抜き、贅沢三昧、城勤めの若い役人から下男まで喰い尽くとんでもないあばずれ悪女として近隣諸国に名を馳せていた。しかし家柄だけは良い…そんな訳でそんなあばずれ王女殿下を嫁に貰わざるを得ない帝国の皇太子殿
下だったが…嫁いで来た彼女は実は…。
よくある何番煎じかの異世界転生ものです。ざまぁとじれじれ恋愛等入れていく予定です。
不定期更新です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-23 19:00:00
58254文字
会話率:42%
戦国時代のこと。
近隣諸国と婚姻関係を結び、一時的とはいえ戦から縁遠くなったその領内は、発展に力を尽くした。
道を整備し、商いをすすめ、増え続ける人口。
すべては順風満帆かと思いきや、月日とともに落とし穴が広がり始めた……。
最終更新:2020-04-12 23:11:20
2588文字
会話率:5%
2050年代。世界は混沌に覆われ始めようとしていた。近隣諸国での紛争にドローンなどの知能機械の発達。マクロな目線で見ると人類史に残る暗闇の時代に突入しそうな世界の中。高校時代の親友に呪われ、大学に入って不良女子大学生として生きている結未と高
校時代に親友を導き、突然失踪し、そして結未の夢として今なお記憶に生き続ける雨音の物語。世界を憎み切った少女二人は各々の道に進んでいき、その3年後に交差する。ある一つの世界的事件によって。そして、その事件で大学に入ってからの友人を傷つけられた結未はそのツケを払わせるために親友であった雨音を追い求める。ミクロな彼女たちの物語はマクロな世界へと影響を及ぼしていく。結未は雨音を追い求める中、人の心とは、世界は本当に真っ暗な闇の世界なのか。事件の真実を追い求める中で出会う人や経験、そして雨音との対談。それが結未にも変化を及ぼす。記憶の蓋は開けられた。心の蓋は開けられた。禁じられた果実は目覚めようとしている。この追跡行の先に答えはあるのだろうか。
この作品はPixivにも投稿しています。(https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=11998185)
Pixivの方では百合文芸コンテスト2にも投稿しているのでそちらにもブクマとかくれたらうれしいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-26 01:21:49
13602文字
会話率:51%
冒険国家アベンテューラ王国。
初代国王エドゥアールによって|迷宮《ダンジョン》という無限の可能性を秘めた近隣諸国にはないものが発見されてから300年。
迷宮は発見者の所有物と定められ、多種多様な迷宮の副産物により成り立っている国。
これはその王国の南のはずれ、ブノワ辺境伯領に生まれもふもふに愛された一人の伯爵令嬢のお話。
※なろうラジオ大賞用に書いた短編が思いのほか楽しかったので、改めて書き直してみました。
※アルファポリスにも掲載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-09 23:32:04
24165文字
会話率:49%
ユラシア大陸の東南方に位置するハレルヤ王国は今帝国に攻められて絶体絶命の危機。国王は愛娘を野獣王に愛妾として差し出し許しを請おうとする。
しかし王女は近隣諸国にまで響きわたったおデブ姫。野獣王の怒りが爆発する。「おのれハレルヤ王はここまでわ
しを愚弄するか?あの月の女神の娘がこんな豚のはずはない。バレバレの贋の王女を差し出すなど許せん。この豚の首今すぐかっ切ってやる」
「いえ本物なんです」
と言う本人含めた従者一同の声も無視。
まさに蛮刀が豚姫の首に落ちようとした時に現れたのが今迄ハレルヤ王国に憑いていた貧乏神。
しかもメチャクチャやる気がない。
「しゃあ無いから一つだけ願いをかなえてやる」
「じゃあ無敗の将軍にして」
「はあ そんなの出来るか!」
しかし神様が一度口にしたことは破れない。
そこからやる気の無い貧乏神は死ぬ気でやるしかなくなった。
デブ姫とやる気を出さざるおえなくなった貧乏神の物語 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-11 17:42:08
23284文字
会話率:33%
人気上昇しているVR MMO アブソリュートオンライン(ASO)のトップランカーである10人が異世界に転移させられる。そのことを知った主人公は自ら異世界に渡る。そこは嘗て救った世界で自分が生涯過ごすつもりでいた国だった。他の10人はバラバラ
に近隣諸国に属していた。再び訪れる危機にどう対応するのか、お楽しみください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-31 15:25:57
1467文字
会話率:0%
ここはエスティツ王国。近隣諸国は過去の戦争を忘れ、それぞれの国は産業で財を成す平和な時代が長く続いている。エスティツ王国では他国には真似出来ない魔法の力を駆使した医療技術で、超富裕大国まで成長を遂げた。魔力が高い者同士、つまり近親者と結
婚することで王家は代々魔力の高い者しか生まれない。そこに生まれたスーパーエリート少年オズウェル。
閉鎖的な王家を陰で支えているのが、魔力の増大能力を持ったローブ。そのローブの素材を唯一提供出来る、隠された一族の娘ナナ。
近い様で遠い二人が、交わり紡がれていく二人だけの愛のカタチ。
「ナナ。何もかも捨てて、僕についてこられる?」
異世界純愛ラブストーリー開幕!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-29 20:00:00
6729文字
会話率:60%
≪注意!!この作品はフィクションです。この作品に出てくる国家、企業、人名。またあらゆる物事は現実世界とは関係ありません。≫時は2024年。日本は安倍内閣が存続し消費税の増税とカジノ合法化の余波と外国人移民の大幅緩和による政策で不法滞在者が大
幅に増えた。特に横浜はその煽りを受け違法ドラッグが更に売買されるようになった。そんな、ゴミのようなある日アメリカ合衆国が中国のバイオテクノロジーを発展させ軍事化に用いようとしてることを国連にて発表した。対する中国は報復としてアメリカ合衆国の宇宙外生命体からの信号を受信し既にコンタクトをとっていると世界に発表した。これら一連の行為によって両国の信頼と名誉は国際社会において著しく地位を低下した。世界は混乱に陥り大恐慌が発生した、中東のイラクは神の裁きと神の聖戦への信託として近隣諸国に対し聖戦を宣言した。トルコはアメリカと中国の崩壊に対しEUに頼るも無視されロシアに接近する。東南アジアの諸民族は今後ASEANを筆頭にした第三陣営の世界の幕開けとして暗躍しはじめる。一方EUは世論は真っ二つに分かれフランスではアナーキストと共産主義者による新世界への始まりとして革命が始まった。
そして。。。日本。。。。
長年の蝙蝠外交むなしく両国が崩壊してしまい経済成長率は大幅に低下した。幸いなことか皮肉なことか日本人は自分は小市民だから関係ないよね。お金頂戴と政府に全てを丸投げした。しかし、安倍内閣も含め政府や地方行政のトップも今まで酒と料亭とカジノしかしておらず経済のけの字も知らないので自分の政党の後輩にまる逃げし自分たちは海外に避難した。
いまだ、何とか平穏を保つ日本。しかし、その甘えた幻想が消えるのは目前だった。だが日本人されど日本人は現実を見ようとしなかった!!!真実から目を逸らし、腐った嘘を真実とみていた。そんな日本に不満を抱く一人の青年がいた。彼の名は佐藤一(さとう はじめ)今は東大の経済学部に所属し学友たちと共にバイオテクノロジーに関する企業を立ち上げたばかりの若手起業家だった。彼は小学生の頃から日本国に不信を抱きやがて確信し日本脱出の為の金策として企業したのだ。これはそんな彼が友人たちと共にこの国際的大不況から”生き延びる”話だ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-02 22:00:00
220文字
会話率:0%
政界有志(右派)が新党結成の準備を
最終更新:2019-05-15 20:20:41
336文字
会話率:5%
近隣諸国から恐れられているガゼリア帝国。
最強と言われる軍の中でも通称“お払い箱部隊”と言われているのが第8番隊である。これはその部隊の記録であり、とある悲しい復讐の記録でもある。
前半は8番隊の活躍を中心に書いていき、後半では復讐
の話に入っていきます。
今回初めてのジャンルのためまだ至らないところがあると思いますがどうかお付き合いください!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-14 22:26:19
9874文字
会話率:59%
シルベルトという地方には二つの国に分かれている。
千年の歴史を持つレヴァント王国。
シルベルト南方を圧倒的な武力と政治力で南方の近隣諸国を切り取ったディジフェニア帝国。
この二つの国は小競り合いを繰り返してきたが近年、帝国が領土を広げると戦
もなくなった。
そして、ディジフェニア帝国軍にある少年少女が入隊した時期から歴史の歯車が周りだす。
★こちらは三部作 外伝になります折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-31 15:03:58
28070文字
会話率:30%
魔導器と呼ばれる魔術を内装している道具が登場する物語。
舞台はファン帝国と呼ばれる帝国。この帝国はかつて近隣国の魔導器を奪うための侵攻した。それに対抗した近隣諸国は連合国を作り対抗した。こうして魔術大戦が始まり4年前に皇帝の死によって終
わりを告げた。
そして現在。時期皇帝になるはずだったナオトは行方不明になり時期皇帝の座は皇女リーザにしようと帝国の大臣たちは暗躍していた。皇女リーザはこのまま帝国にいたら自分の身が危ないと思い城を抜け出し隣国ダリア連合国に行くことを決意する。それは帝都の下町で何でも屋をしていた元騎士ナヲユキの運命を変えることとなる。
2014年5月より物語の改稿を始めました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-24 18:00:00
361774文字
会話率:42%
国際共通暦18世紀後半。17世紀に国内の戦乱が終息した秋津洲皇国は、領土紛争に明け暮れる西洋諸国を尻目に、富国強兵政策を推し進めた結果、18世紀半ばの時点で世界一の経済大国となっていた。
18世紀後半になると、以前ほどの経済発展速度はなく
なったものの、安定した経済状態、そして皇国に対抗する戦力保持に未だ至らぬ近隣諸国という情勢から、安全保障上の安定も加わり、外国人の出稼ぎ労働者が増加していた。
その労働力が皇国の経済力を支える一柱であることは間違いない。
しかし、西洋諸国による植民地化が進む後進国から、最低限の生活を求め不法に入国したり、高度技能者を騙って不法に在留資格を得た外国人労働者が、外国人居住区を構成し、皇国内の治安を脅かし始める。
そんな現状を打開するべく、皇国政府は、入管特例執行法を施行し、増加・凶悪化する入管法違反者対策に乗り出す。
秋津洲皇国入国管理庁の入国警備官たちは皇国のため、守るべき人のため、不法滞在者との戦いに身を投じる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-24 22:39:55
1869文字
会話率:47%
『女神は今、空から見守っている――』
20XX年。近隣諸国の情勢不安定化により、空からの監視の重要性が高まる中、航空自衛隊警戒航空団第602飛行隊所属『E-767 AWACS“アマテラス”』は、今日も日本の空を監視していた。機上兵器管制員
『羽浦雄弥』は、他の仲間たちと空を見張り、女性イーグルドライバー『蒼波咲』は、仲間と共に空を翔る。
誰にも見られることなく、注目されることもなく、静かに、今日も『空の目』は、日本の空を守っていく――
――そんな日常が、続くはずだった。“あの日までは”――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-22 08:00:00
818006文字
会話率:57%
※本編『もれなく天使がついてきます!』の外伝です。
本編から、時を遡ること三十余年。
その時代がこの物語の舞台である。
その頃、イーシスという星の世界では、数々の国同士が長い長い小競合いを続けて、既に百年以上が経ち、停滞期に入り始めてい
た。
時はさらに遡り、各国の小競り合いが始まった頃、人間、ホビット、エルフの数ヵ国は、互いに新しい共存世界の思想を掲げ、三種族同盟を締結した。
しかし、小競合いが始まって六十余年を数えた頃には、三種族同名も一部を残して解散し、各国はそれぞれ独自の文化を主張し始め、国はいくつもの地域毎に分散、次々に新しく建国していった。
東西大陸では六十二ヵ国に及ぶ国に別れ、中にはリザードマンやハーピー、オーガやドワーフ達の領土、あるいは国家が自治権を主張し始めた。
同じ頃、三種族同盟も遂に人間三カ国とホビット二カ国、エルフ二カ国の七国のみとなる。
その七国は、世界の平和を目指す同盟をこれ以上崩さないためにも、それぞれが強固な共同国、連盟国であることを誇示する意味を込め、互いの国の危機に、共に守り抜くという条約の元、守護七天という連盟の証を設立した。
それは、其々の国で一騎当千と呼べるその国最強の猛者を一名ずつ選出し、同盟国が有事の際、その者を各国から派遣し、これを鎮圧するものだった。
その圧倒的な武力は、たった七騎で一万の大軍を壊滅させたと言う。
その脅威は近隣諸国を圧倒し、三種族同盟の周りの国々が結束し、三種族同盟の国々に対抗するようになる。
そして、小競り合いが始まって百年に達しようかという頃、守護七天の結束も弱まり、エルフとホビットの国が一つずつ自国の防衛を優先するために同盟を離脱。
五国のみとなった三種族同盟は、守護五天となった同盟の証も脅威を削がれ、近隣諸国の結束も瓦解。
世界の情勢は長い停滞期へと突入するのだった。
これは、その守護五天の一角を七代に渡って受け継いできた名家の、息子として生まれた一人の小さき男が、家柄や伝統に向き合うという運命に翻弄されながら、自由を探す物語である。
―――この物語を、イーシスの固有名詞以外は読み手の言語に翻訳して語ろう。
そして、読み手が楽しんでもらえることを祈る―――
――― 刻の語り部 ―――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-19 19:00:00
131250文字
会話率:34%
この世界最大の大陸の約半分を国土とする大国アレムゼナート。長い歴史の中久しぶりの腐敗と動乱を巻き起こした暴君を五年かけて退け排した反乱軍と、彼らを率いた『英雄王』の治める国。『救国の英雄』と呼ばれたその軍はこの国唯一の軍隊となり、その名と武
勇を近隣諸国へ轟かせた。その後続く平和の世にて。後の歴史家たちが「どうしてもっと、こう…っ!!」「経緯は分かるけれど、もう一寸何か…」と膝を屈して嘆かずに居られなかったその軍隊の名は。『へぺぺ軍』と言った。
これは、そんなへんてこな名前の軍隊と『英雄王』が生きた時代のおはなし。
※自サイト(撤去予定)から少々加筆修正しつつの転載です。シリアスなのは設定ばかり。尚、R15は念のためです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-06 17:15:52
32651文字
会話率:48%