この世界最大の大陸の約半分を国土とする大国アレムゼナート。長い歴史の中久しぶりの腐敗と動乱を巻き起こした暴君を五年かけて退け排した反乱軍と、彼らを率いた『英雄王』の治める国。『救国の英雄』と呼ばれたその軍はこの国唯一の軍隊となり、その名と武
勇を近隣諸国へ轟かせた。その後続く平和の世にて。後の歴史家たちが「どうしてもっと、こう…っ!!」「経緯は分かるけれど、もう一寸何か…」と膝を屈して嘆かずに居られなかったその軍隊の名は。『へぺぺ軍』と言った。
これは、そんなへんてこな名前の軍隊と『英雄王』が生きた時代のおはなし。
※自サイト(撤去予定)から少々加筆修正しつつの転載です。シリアスなのは設定ばかり。尚、R15は念のためです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-06 17:15:52
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