幕末の桜田門外の変。彦根藩主であった幕府大老の井伊直弼を水戸天狗党の脱藩浪士と薩摩の有馬が襲撃した事件です。井伊家の行列は警護役が50人以上、片や浪士側は18名、当日の大雪の中、井伊家の家臣は刀に袋をかけていて、浪士の急襲に対応する事が出来
ず、幕府大老井伊直弼は暗殺されました。
参加者の1名が柊の父方父の曾祖父にあたる人物でした。柊の祖父は参加者の子供であり、事件の詳細を膝の上で聞いたと言う話です。
かなり世間で言われている事とは異なる事件であった様です。
幕府の公式見解では、浪士側の主将関鉄之助の銃弾は井伊大老の腹に命中し大老は大量の出血で即死。有馬が首を斬り大目付に届けたのが事件の真相。
しかし幕府の公式見解では井伊は重症のまま邸に運び込まれて末期養子をたてた後に絶命した事になっています。
首を取られて生きている人間はいません。幕府は井伊家存続の為に事実を変更したのです。
大名行列とは軍隊と同じ。浪士に軍隊を襲撃されて命を奪われる。これは大名にあるまじき事として、幕府の法律では井伊家は断絶になるので、隠蔽工作を幕府はしたのです折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-21 02:41:30
271文字
会話率:0%
時は天保。ある東北の地に駒川藩あり。ヤンチャな源介と才子・平八が必殺憑殺天を取得すべく化け物の里「ミッタニ」で修業。わがままでちょっとおちゃめな藩主・秋山行友は城内に出る妖怪に悩み彼らをあてがう。一方、江戸の政治では長岡・川越・庄内の三方領
地替えという奇策により隣の庄内藩がピンチに。巻き込まれていく駒川藩の者たち、そして義民は庄内藩を救えるのか。痛快刀剣バトルストーリー、今ここに誕生。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-07 21:11:40
3394文字
会話率:20%
歴史を探偵する二人の熟年男子。現在のいわき市を舞台とする歴史物語。
江戸中期、磐城平は譜代大名、内藤氏の領有するところであった。
松賀族之助を初代とする松賀家は三代、五十年にわたり、藩政の実権を
握っていた。これに対して、自分を嫡子から追い
落としたと思い込んだ
内藤義英は松賀に復讐せんと企んでいた。千載一遇のチャンスが義英に
舞い込んで来た。松尾芭蕉のパトロンとなって、不遇の身を俳諧の道に
かこっていた義英の実子が藩主となったのだ。かくて、藩主の父、義英
による松賀追い落としのクーデターの幕がきっておとされることとなる。
歴史は勝者によって書き換えられる。敗者は悪に非ず。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-29 20:00:00
5214文字
会話率:1%
江戸時代末期、英国の捕鯨船の船員が常陸・大津浜(現在の茨城県・大津町)に上陸した。この珍事に、周辺の各藩が対応に追われ、右往左往したという歴史的事実がある。さて、近隣の藩に、奥州・泉藩という譜代の藩がある。当時の藩主は有名な徳川四天王の一人
、本多忠勝の末裔である。この藩に二人の兄弟が居た。忍びの者であった。この兄弟を軸にして、大津浜異国人上陸事件への各藩の動きが顕在化する。ペリー提督率いる黒船来航の前に、この事件が勃発したことは知られていない。この物語はこの歴史的事件に焦点を当てて、若者の恋物語を絡めて、展開していく。さて、事件の結末はどうなったか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-12 20:00:00
56877文字
会話率:17%
西の果ての地「士の国 千久然藩」に住む松原一は、若き侍である。藩主の元で日々勉学・鍛錬などに励みようやく一人前として育ちつつあった。藩主の娘、姫君とは幼い頃から一緒に育ち幼馴染の間柄である。
松原と姫の16才の誕生日の夜、ようやく一人前
となった二人を祝うための儀式を執り行おうと盛大な宴が催されることになった。城では藩主、藩士など総出で宴を開催し、皆酒を酌み交わしたり豪勢な食事を囲んだりと騒いでいた。宴の主役となった松原は、藩主にこれからの振舞いや精進を説かれ、そこで「ひとつ、お前にどうしても伝えなければならないことがある」
と切り出される。
「お前はーー」
その言葉は轟音に掻き消された。
鬼が城の一部を崩し城内に侵入してきた。藩士たちが咄嗟に迎撃しようと構えるが、鬼は凄まじい速さで姫を掴み、暗がりの向こうへと消えてしまう。連れ去られた姫を救い出すために、鬼の巣窟があると言い伝えられる東の果ての地を目指し松原と仲間は冒険の旅へ出た。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-16 01:52:03
13860文字
会話率:55%
文武両道において優れた資質を示す松添藩の若き武士、後藤龍之進のもとに嫁いだ夜、美和はあふれるほどの幸福感に包まれていた。
しかし、初夜を終えて目を覚ましてみると、夫の龍之進の姿がない。
寝こけていて龍之進が起きだしたことに気が付かなか
ったことを恥じた美和は、何も言えずに寝具の上に座って拳を握り締めていた。
しかし、ことは美和が思っていた以上の広がりを見せる。
龍之進は、藩主の嫡男をかどわかし、藩内から姿を消していたのだ。
後藤家は閉門になり、世間から冷たく突き放される。
艱難辛苦の日々を送る後藤家の人間を支える美和だったが、龍之進はなぜ新婚初夜に姿を消したのか苦悩する。
報われることのない苦しみの中、ひたむきに生きる美和だったが、後藤家にさらなる悲報がもたらされる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-11 06:00:00
32563文字
会話率:34%
某藩と某藩の間で起こった、あまりのアホらしさで有名な寒ブリ事件を彼の藩主視点で。
最終更新:2017-12-05 21:33:43
1745文字
会話率:0%
思いつきではじめました。
いやまじで
最終更新:2017-11-09 22:46:39
565文字
会話率:32%
終戦ほどない昭和二十三年九月、上海監獄臨時処刑場。ある戦時犯の銃殺刑が断行された。生を終えたのはかつて数千人の部下を従えた馬賊の頭目、張宗援。満州事変に死した張作霖の顧問を務めたこの男は日本名を伊達順之助、あの戦国奥羽の覇者、仙台初代藩主、
独眼竜・伊達政宗直系の子孫であった。激動の昭和大陸史に生きた独眼竜の末裔(すえ)、その最期を追う。知られざる大戦史を描く歴史秘話、掌編小説です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-24 06:33:35
4564文字
会話率:12%
佐藤祐介は剣道を学ぶ17歳の高校生である。
彼の祖父でもあり剣の師匠である佐藤英二が亡くなった後、道場で祖父の形見の刀を持ったとたん、急に地震に巻き込まれ、目を開けると、知らない場所に来てしまっていた。
そこで困っていた少女2人に協力する
と、2人は、西郷吉之助、大久保正助と名乗り、自分が江戸末期の薩摩、しかも一部の人間が女性となっていて、本来の歴史と違うところに来てしまったと自覚する。
その2人を藩主となって見出す島津斉彬も少女。元の世界に戻るために、歴史を狂わせてはいけないと思い、島津斉彬に協力して、彼女を藩主にしようと祐介は剣道から学んだ高い志と精神力で奔走するのであった。
※時代としては、鎖国が解除される少し前から、島津斉彬が藩主になるまでの薩摩の物語です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-07 21:00:00
95180文字
会話率:48%
美行藩江戸留守居家老の片杉左内は若干18歳で家老に抜擢された切れ者と花のお江戸で大評判。こっそり彼をモデルにした錦絵が爆発的に売れる清楚系和風美男子でもある。しかし、華やかに見える彼の主な職務は、浪費家で女好きの藩主が起こす様々な事件のも
み消し工作であった。眉間にしわを寄せ、職務を全うせんと生真面目に突き進む彼を助けるのは、盟友(?)マッドサイエンティスト「クレージー右京」しかし、彼の助けはますます左内を窮地に追い込むのであった。(実在の人物と同名のキャラクターが出てきますが、もちろん虚像で全く関係ありません)
以下、各章のあらすじなど。
ドリアン騒動:将軍献上予定のドリアンを、忠助忠太郎が食べてしまった。妙な忍者軍団も加わってドリアンを巡っての大騒動が始まる。
春が来た来た美行藩:春になってますます調子に乗る美行藩(みくだりはん)藩主。いきなり混浴をしに町の風呂屋に行きたいとごねだした。もちろん無事に済むはずはなく、小伝馬町からの脱走者が湯屋に立てこもったからさあ大変。
お江戸に炎の雪が降る:今日も今日とて御乱交に忙しい藩主の命が狙われた。事件解決に奔走する左内の前に立ちはだかったのは、芍薬の花の思い出を共有する娘。
黒曜:本作(現時点では)唯一のシリアス。江戸の町に怪異が頻発。それを探っていた左内は、朝顔づくりの名手と出会い意気投合する。ぬばたまの闇が今開く。(本シリーズのなかでは、私が一番好きな話です)
寸白:ゲテモノ好きの遊び人の殿の体内に、寄生虫が。それを退治しに体内に潜入する右京と左内だが。(マクロの決死圏、鳥野式)
大奥暴走編:現在連載中。大奥でなにやら不穏な動きが。大奥の探索を依頼された殿は、頼まれもしないのに自分が女性化して大奥に潜入する。道連れになったいつもの二人だが、大奥には予想もしなかった秘密が隠されていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-31 23:00:00
394321文字
会話率:42%
美行藩江戸留守居家老の片杉左内は若干18歳で家老に抜擢された切れ者と花のお江戸で大評判。しかし、華やかに見える彼の主な職務は、浪費家で女好きの藩主が起こす様々な事件のもみ消し工作であった。眉間にしわを寄せ、職務を全うせんと生真面目に突き進む
彼を助けるのは、盟友(?)マッドサイエンティスト「クレージー右京」しかし、彼の助けはますます左内を窮地に追い込むのであった。今回は本編と違ってお色気シーンが多いため独立させていただきました。説明には本編との重複も多いかもしれませんが、独立編のためご了承ください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-01-05 03:12:48
10466文字
会話率:39%
弱小な日本の藩ーー《佃田》藩主の湯気しげ洸に使える伊井すみ田は、勤労による有給を消化するようにとしげ洸に通達されてしまう。
そして、用意周到に言い渡された場所はーー《温泉》だった。
余りに突然で、頷くほかのない状況に。
すみ田も自身の弟のこ
暮に仕事を任せることにし。
いざ! 温泉の旅行へと旅立ったのだった。
しかし、向かう先々で。
すみ田も、休息を取ることもままならない事態に。
巻き込まれるのだった。
伊井すみ田の休息不能の旅路が、今、始まる!
※ だいたい、深夜更新です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-27 03:16:44
57719文字
会話率:41%
夜須藩主・栄生利永の実弟である帯刀は、特売で購入しようとしたカップ焼きそばを作ろうとしていた。だが、帯刀は眠気と疲労の極みにあり、果たして食す事が出来るだろうか?
最終更新:2016-10-15 00:30:14
798文字
会話率:5%
天正と号された二十年は、とある人物のためにあった時代と云えよう。天下人、織田信長である。
それまで信長は室町幕府将軍足利義昭を擁していた。が、元亀四年(1573年)義昭が抵抗の意を示したことを切っ掛けに京を追放。その年に元号を元亀から天
正と朝廷に奏上し改元した。信長の天下の幕開けともとれる出来事であった。
そして最果ての地、津軽に於いても、一人の姦雄が台頭した時代でもあった。
下克上をなした信長に続けとばかりに、後の津軽藩初代藩主、大浦為信が蜂起したが同じ頃。
それまで津軽は南部家の治めるところにあったが、堀越を皮切りに、石川、和徳と次々と城を落とすと、天正四年(1576年)には滝本播磨守重行が護る大光寺を、その二年後の天正六年(1578年)には、地域一帯を治めていた公卿の末裔北畠の浪岡御所を攻略。破竹の勢いをみせていた。
要害汗石城の千徳大和守政氏を懐柔し、津軽西南をほぼ手中に収めたが、この地に於いてただ一人、大浦の世を良しとしない者がいた。
鄙館城代、千徳掃部助政武である。
しかし衆寡敵せず。鄙館千徳の命運は風前の灯と云えた。
※ タイトルは「さいかちのはな はくげつにさく」と読んでください〜。
転生もタイムスリップもしませんが、何卒よろしくお願いします〜。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-23 15:57:07
10365文字
会話率:45%
江戸時代後期、道行く浪人の今川宗助は悲しい過去を持っていた。満月の夜、賊に藩を襲撃され、一族を皆殺しにされたのだ。さらに宗助は藩主が軽傷を負った責任を負わされて、元服後藩を追放されてしまう。宗助は一族の仇を探すため、また出世のために、幕府が
欲する七本の名刀である〝天下七刀〟を収集するために旅に出る。
宗助は天下七刀を中々見つけられず途方に暮れる中、抜け忍の時雨と出会う。抜け忍狩りから彼女を助けた宗助は、成り行きから彼女と共に旅をする事になった。忍の時雨は天下七刀の情報も持っていたので、二人は本格的に七刀を探し始める。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-15 00:00:43
191051文字
会話率:55%
江戸時代にタイムスリップした男子中学生の双葉としあきが紆余曲折を経てTSし、
江戸守護職を拝命した、下野国は壬生藩主、鳥居忠瞭預かりの新生組隊士となって、
ゾンビによる終末が訪れたお穢土(えど)を舞台に、江戸を襲う甦った死者の群れと戦うとい
うプロットで
ダークエルフ忍法帖からの派生です。
俺Tueee路線で更新は不定期予定。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-18 20:13:46
15563文字
会話率:25%
20XX年。日本は、バブル崩壊後の失われたウン十年にあえいでいた。
そんな中、突如名古屋城が金色に染まり、尾張藩主・徳川宗春が現れた。
彼は、八木公方(はちぼくくぼう)の呪いのために「むだづきゃー」の心を忘れた日本人を、魔剣・怒吝嗇斬(ど
けちぎり)で解放するために"てゃーむすりっぷ"してきたのだ!
キンキラキンと味噌と名古屋と無駄遣いが満載の、日本一頭の悪い経済小説。
※Pixivとの重複投稿になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-04-09 03:30:46
16253文字
会話率:49%
徳川家光の世の中、小藩に生きる藩主の周りで起きる様々な出来事。藩主に振り回される続ける藩士たち。奇天烈ながら武芸百般の名藩主が、お気に入り藩士と共に暴れまわる。
しかし、何でもできると豪語する藩主にも落とし穴が。藩主の嗜み(?)として始め
た料理でまさかの事態!? 天麩羅以外は全員無言!?
武芸百般の藩主とその藩士たちが彩る痛快歴史小説。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-29 14:59:29
13751文字
会話率:46%
慶長元年、近江幕府の支配下、永見貞愛を初代藩主に三万五千石の藩領を持つ引間藩の、万斛郷と呼ばれる地の、上泉と呼ばれる集落にある番所に住む侍とその仲間。
日常と、非日常とが背中合わせの、本来の歴史とはずれてしまった、裏の歴史の中にある世界のお
伽噺。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-11-08 10:29:31
14786文字
会話率:2%
藩主の急死により藩の派閥は二分化し、継嗣争いへと発展した。かつて同じ冷水流の高弟であった堀口伝右衛門と片平雪斎は、あることをきっかけに反目、雪斎は冷水流を離反し、その結果、二人は敵同士になった。雪斎の死後、冷水流の奥義をめぐって子の風雪は伝
右衛門親子をねらうが…。
※他サイト様との重複投降です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-10-22 10:30:51
6535文字
会話率:42%
三岡藩(みおかはん)、三岡城で半軟禁生活を送っていた
藩主仁衛門(じんえもん)の娘、碧(あお)。ある日の夜、藩主の側近で育ての親である長岡久光(ながおかひさみつ)の手を借り、城の外へと出る。そして、彼が作ったという『狩人』たちのもとに身を寄
せ、狩人たちの屋敷で暮らし始める。碧は狩人たちの優しさにふれ、狩人たちも碧の明るさに励まされ、幸せな生活が続く。
けれど、『血癒』(ちゆ)である碧の『薫り』に惑わされた妖たちの気配が近づいて。狩人たちに護られる中、碧は知る。久光と狩人たちの絆を、己が生まれた理由を。
―――これは、深い愛と絆の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-07-25 12:26:59
6596文字
会話率:40%