結婚初夜、チネロは夫になったセインに抱かれることはなかった。
セインは彼女に積もり積もった怒りをぶつけた。
「浅ましいお前の母のわがままで、私は愛する者を伴侶にできなかった。それを止めなかったお前は罪人だ。顔を見るだけで吐き気がする」
セインは婚約者だった時とは別人のような冷たい目で、チネロを睨みつけて吐き捨てた。
「3年間、白い結婚が認められたらお前を自由にしてやる。私の妻になったのだから飢えない程度には生活の面倒は見てやるが、それ以上は求めるな」
セインはそれだけ言い残してチネロの前からいなくなった。
そして、チネロは、誰もいない別邸へと連れて行かれた。
アルファポリスでも連載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-21 07:24:55
6534文字
会話率:24%
「君を愛することはない。私は呪われているのだ」
結婚初夜、リズリィは王太子であるクライドにそう告げられた。
彼は過去に魔女と口づけを交わし、女性を愛することができなくなってしまったと言う。
弟を守るために政略結婚に応じたリズリィは特に異論な
く、それを受け入れた。
ある日、クライドから呪いの真相を聞くことになったリズリィの顔が見る見る青ざめていき……。
もしかして魔女ってわたしのこと!? と気づく物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-03 18:19:22
9159文字
会話率:32%
とある貧乏男爵家の令嬢であるメアリーは若くしてとある伯爵家の当主となったリチャードと結婚し初夜を迎えた。しかしメアリーは女嫌いと噂のリチャードから愛されはしないだろうと寝室のベッド上で1人嘆き、流行りの小説のように「君を愛することはない」と
言われる事を覚悟する。そして遅れて寝室に入ってきたリチャードはメアリーに言おうとした。「俺は君を愛……」ところが台詞を言い終わらない内に悉く邪魔が入りリチャードは中々メアリーに言いたい事を伝えられ無いのであった……
※ノリと勢いで思いついた短編です。設定等はかなり適当ですがスナック菓子感覚でお楽しみ下さい。
※婚約破棄要素はありますがハッキリしたざまぁシーンは無いです。
※作者は文章を書く才能があまりありませんが温かく見守って下さると有難いです。
※Rー15は保険です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-30 21:46:57
6580文字
会話率:68%
結婚初夜から夫は私を愛してくれませんでした。
私は愛されたくて手料理に勤しんだのです。
やがて夫は私の手料理を喜んでくれるようになって。
けれど夫には愛人がいたのです。私はそれを知って悪魔になりました。
さて、料理が得意な私の
復讐方法とは?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-23 20:13:24
5224文字
会話率:40%
伯爵令嬢のアシュリー・ペイジはこの国で唯一の聖女だった。
聖女としての運命に悩んでいた時、ルーファス殿下と出会い、自分の運命を受けいれた。やるべきことを教えてくれた殿下に、アシュリーは恋心を抱く。
数年後、殿下から気持ちを告げられ、
二人は婚約した。親友のケイトは、そんな二人を祝福していたのだが……
結婚初夜、彼が口にしたのは、アシュリーへの愛ではなくケイトへの想いだった。
彼は王太子になる為に、アシュリーと結婚をした。
すぐにケイトを側妃に迎え、アシュリーはお飾りの王太子妃となった。
そんな中、ルーファス王子の心が何故か変わり始める。
設定ゆるゆるの、架空の世界のお話です。
アルファポリス様にも投稿しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-20 21:16:42
45290文字
会話率:39%
『君を抱く気はない』
トワイライト王国の東部『和州』出身の王太子妃アズキは、結婚初夜、夫となった王太子キョクヤ・トワイライトに拒絶された。
独り寂しくベッドで眠ったその日の夜――彼女は前世の記憶が蘇る。
顔も名前も思い出せない。でも、はっき
りと思い出せるものもある。それは【和菓子】!
お饅頭、たい焼き、みたらし団子、どら焼き、練り切り、ずんだ餅、せんべい、おかき、栗饅頭、栗きんとん、羊羹、桜餅、おはぎ、いちご大福、ういろう、八つ橋、いきなり団子、かりんとう、芋けんぴ、きびだんご、柏餅……前世の彼女は、自作するほど大の和菓子好き。
せっかく王太子妃になったのなら美味しい和菓子が食べられるかも――と期待したアズキだったが、この世界に和菓子という和菓子は存在しなかった。
失意に暮れる彼女に、ふと一つの天啓が舞い降りる。
『そうよ! ないのなら作ればいいんだわ!』
言葉足らずの夫? そんなことより和菓子作り!
王太子妃? 和菓子を広めるには最高の地位!
――これは後世に『和菓子の伝道者』『和菓子の革命者』『和菓子の母』と称される、一人の和菓子好きな王太子妃の物語。
■■■
山もなく谷もないストレスフリーな作品です。
恋愛は少し。ほのぼの系。軽く魔法要素も。
感想には返信しませんのでご了承ください。不定期更新です。
カクヨムにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-29 18:00:00
126824文字
会話率:43%
「君を愛する気はない」結婚初夜、ソフィアは、夫のオリバーにそう告げられた。それから50年。仮面夫婦を続けてきた二人だが、ある日馬車で事故に遭う。目が覚めると、あの初夜に戻っていたことに気がついたソフィア。「愛してくれる人と結婚生活を送りたい
」。オリバーに告げ、部屋を出て行こうとするソフィアだが、オリバーに引き止められてしまう。なんと彼もソフィアと同様。過去に戻ってきたのだという。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-16 23:01:26
3461文字
会話率:49%
一応タリアン王国の王女であるフレイアは友好の証しとして、とある部族に嫁ぐことになった。
夫になったシェンはなかなかの美男子だが無口で素っ気なく、結婚したばかりのフレイアを何ヶ月も放置している。
しかも彼は夜な夜などこかに出かけたり、赤い薔薇
を他の女性に贈ったりしているようで……?
「これは浮気では?」と思ったフレイアはついに、夫を問いただすが――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-07 20:00:00
11524文字
会話率:40%
「おまえの事情は分かっている。だが……俺は、おまえを愛することはできない」
結婚初夜、アデラインは夫のシェイドにそう言われた。彼には、忘れられない女性がいるらしい。
でもこれは政略結婚だし、文句はありません。私は王子殿下の侍女という役目
さえあれば、十分ですから!
……え? もしかして夫の「今は亡き想い出の女性」って……私ですか?
※主人公もヒーローもだんだん変なテンションになっていきます折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-06 18:00:00
12620文字
会話率:51%
完璧クソ野郎な旦那様を横目に幸せ家族を再構築していくお話。
マノンはミキャエルから結婚初夜に罵倒され抱かれることもなく一夜を終える。が、へこたれない。ストレス発散に金持ちムーブして遊ぶ。そこでクソ野郎の隠し子を見つけ引き取り幸せ家族を再構
築していく。
アルファポリス様でも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-13 17:05:06
5851文字
会話率:70%
結婚初夜の寝室で。
「お前を愛するつもりはない!」
と宣言する元勇者の夫(呪いを受けてる真っ最中)と、
「それならば!」
と夜着を脱ぎだす王太子の婚約者だった妻(事前勉強してきましたわ!)と、
「ワハハハハ!」
と高笑いするお邪魔虫(第三
形態中)の、お話。
たぶんコメディ。
カクヨムなどでも公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-07 07:29:58
9553文字
会話率:58%
男爵家の三男でこれといった売りのないジュストは、結婚は諦めて大好きなワインの仕事に就いていた。ある日、仕事の集まりで知り合ったラッセル伯爵に気に入られる。ラッセル伯爵は、二人の娘がいて婿入りしてくれる有能な人材を探していた。幸運にも気に入っ
てもらったジュストは、婚姻を希望する娘の婚約者になってもえらないかと誘いを受ける。伯爵家へ婿入りの誘いを受けたジュストは、喜んでその話を快諾する。降って湧いた条件の良い婚姻話に、浮かれて相手のことを調べもせずに返事をしてしまった。ジュストは、どんな女性でも、自分を希望してくれて婚約者になってくれるのだから、精一杯大切にしようと心に決める。ところが、初めての婚約者との対面で、あまりの可愛さに驚き歓喜し一瞬で心を奪われる。順調に婚約期間を経て、結婚へと進んだのだが――――。結婚初夜から始まった違和感。それは、どんどん加速していく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-30 11:17:38
21790文字
会話率:25%
「オリヴィア、君を愛することはない」
結婚初夜、聖女の力を持つオリヴィア・デュレー侯爵令嬢は、カミーユ王太子からそう告げられた。
だがオリヴィアは、
「そんなことないわ」
と強気で答え、カミーユが愛さないと言った原因を調べることにした。
そ
の結果、オリヴィアは思いもかけない事実と、カミーユの深い愛を知るのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-15 19:07:34
6476文字
会話率:46%
クローディア・ビスティは、多額の借金を背負った実家を救うために、オズワルド・ブランデブルク辺境伯と契約結婚した。しかし、オズワルドはいつも仮面を被っており、変態趣味を持つと噂の人物だった。結婚初夜、クローディアは「貴女を愛することはない」と
告げられる。クローディアは気ままに生活していたが、とある出来事がきっかけで、オズワルドから溺愛されるようになり――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-14 22:01:55
3341文字
会話率:26%
結婚初夜に堂々と浮気宣言をされた公爵令嬢ステファニー。
「君と夜を共に過ごす事はできない」
結婚相手である王子は、真実の愛を見つけたなどと飾り立てた言葉を並べる。
あまりにも自分に酔った言い分に、ステファニーの怒りは限界に達した。
最終更新:2022-05-01 18:03:09
3598文字
会話率:54%
『【リメイク版】乙女ゲームの悪役令嬢に転生したが、ヒロインを溺愛する王子に殺されそうになっていて、必死に逃げているところを一番の推しの近衛騎士に助けられた』
という短編小説のR15指定の続編です。
最終更新:2022-01-29 10:12:07
1267文字
会話率:39%
薬の行商人オルガの誇りは純潔を守っていた事だった。しかしそれはあずかり知らぬところで失ってしまった! 拉致され花嫁と入れ替わっていたためだ!
気が付いたときオルガは知らぬ間に結婚初夜を迎え処女喪失していた。相手の男はこう提案した。
「お前には悪いが、このままオルガとして過ごせ! そのうち逃がしてやるから!」
オルガは王国中の嫌われ王女オルガと入れ替わっていたのだ! 彼女はこう思った。よりによって悪役令嬢と罵られているオルガのふりをしないといけないのよ! いま悪役令嬢からの脱出劇がはじまるのか!?
(他の小説投稿サイトにも掲載しております)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-02 18:03:09
36341文字
会話率:39%
とある藩の中級藩士である斎藤信綱は、自宅において不義密通を働いた妻である幸と、その相手であり、上司である赤坂兵衛を斬殺した。
通常であれば、妻を寝とられた行為は当人にとっても恥であるため、穏便に離縁するのであるが、信綱は二人を法に則り断罪し
た上、この事実を公にした。
この行為により「斎藤信綱は武士である」と激賞されるが、当人は只当惑していた。
何故なら、来月には妻を離縁するつもりであったこと。そして、その事は結婚初夜、妻にも約束していたからである。
きちんとお互いの想いを話していれば起きなかったであろう、すれ違いの果てに起きた悲劇。
「以心伝心」なんてあるわけない。結局、自分の想いはきちんと話さなければ伝わらない、というお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-10 15:02:37
3011文字
会話率:27%
【Mノベルスf様より書籍化します 2/15発売予定】
ある日ど田舎貴族の末っ子長女・カトレアに、国内屈指の名門貴族ヴラージュ家からきな臭い縁談の申し出が舞い込んでくる。
イケメン・金持ち・年も近いという好条件に目がくらみ、カトレアは二
つ返事で結婚を了承するが、初めて会った公爵様は妙に冷たく花嫁に興味がない様子。おまけに式の最中、カトレアは公爵とその仲間が、彼女の実家を馬鹿にして笑っているのを聞いてしまう。
怒って暴れるカトレアは結婚初夜のあれこれを拒否するも、半ば強引に公爵の寝室に放り込まれた。しかしそこで、何が何だか分からないまま何者かに惨殺されて——
「あれ? 私生き返った?」
死んだはずなのに、目を開けると何故か場面は公爵の寝室に向かう直前。なんとカトレアは、最悪の結婚初夜をループしたのだ!
幾度となく殺され、その度に訪れる最悪な夜の始まり。
ちょっと頭の弱いお嬢様は、死のループを乗り越えることができるのか。
※主人公が大変な目に遭いがちですが、基本的にライトなノリのお話です。 ※カクヨムに本編掲載
※8/2完結しました。8/8より番外編を投稿開始しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-07 23:12:52
282390文字
会話率:40%
ハンナは結婚初夜より困惑していた。
婿に、と迎えた旦那様は熱心にハンナを口説くのだ。
「アーチボルトと呼んでほしい」と。
それからのハンナの生活は一変した。
跡継ぎを作る為だけに結婚を強いられたハンナが、無自覚にも夫であるアーチボルトに恋
をしていく物語。
前日譚は「アーチボルトの後悔」https://ncode.syosetu.com/n7039fv/となりますが、前日譚を読まなくとも本作をお楽しみいただけます。
※週1~週2更新です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-14 23:44:11
35629文字
会話率:29%
<本編終了、番外編を不定期に投稿予定です>
目覚めたのはあれのまっ最中だった
男性に組み敷かれている自分に戸惑っていた
(え?何?何やっ・・・)
「あんっ」
「ロゼッタ、私がそなたの元に来るのは今日が最初で最後だ」
(体が動かないなん
て力、違うこれは精霊魔法)
「ロゼッタ!魔法は使えないんじゃなかったのか」
「使えますよ、うふっ全属性」
「なっ!それじゃ聖女じゃないか、結婚出来ない」
「それが嫌だから黙ってたの、だってルードヴィッヒ様の妻になって子供を作るのが夢ですもの」
「そんなことしたら魔法が使えなく・・・」
「使えてますわよ」
そう言うと裸の2人の周りに色とりどりの光が周り出した
「皆、おめでとうって言ってくれてる、一つ夢が叶ったねって」
結婚初夜に前世の記憶が戻り、混乱の中、皇太子を押さえつけて襲うという暴挙をした自己嫌悪真っ最中のロゼッタだった
最初拒否されて傷ついたロゼッタが再び王子と相思相愛になって行く
転生チート物語
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-15 20:56:06
108560文字
会話率:69%