人類最後の希望だった勇者一行は、激闘の果てに魔王とその四天王に敗北した。
それから一ヵ月。自称平々凡々普通なヒュームである、少し独特の思考回路を持った少女エルザは、特に咎なく魔王の生贄に捧げられることとなった。そうして送られた魔王城で、
何故か魔王に気に入られたエルザは、生贄兼客人兼ペットという訳のわからない境遇に置かれてしまう。
自分以外は全て魔族という異色の環境の中で、時に命を狙われながらもマイペースな生活を送るエルザ。
しかし運命の歯車は――物語はエルザに容赦なく試練を突き付ける。
これは“己の人生”に翻弄され続ける一人の少女が書き記した、取り留めない日記帳の物語である。
【第七章 連作短編集編】
これは日記帳の狭間に消えた物語。積み重ねて寄り添って築き上げて、そして自ら手放した幸せの記録。
供養として語ろう。弔いとして飾ろう。それが今の私に出来る、ミルーエへの、そして“私”へのせめてもの償いなのだから。
……いやでもコレちょっと小っ恥ずかしすぎるんですけど、クーリングオフできませんか?
聖剣『諦メロン』
※ ※ ※
この作品は章ごとに脚本や構成に意図的な変化を加えています。
そのため、初期の話と最新話ではかなり雰囲気が異なっていたりするのでご注意ください。
各章ごとのジャンル
一冊目【ほのぼの日常編】
二冊目【逆異世界転生編】
三冊目【ダークファンタジー編】
四冊目【ラブコメ編】
五冊目【冒険活劇編】
六冊目【怪奇ミステリー編】
七冊目【連作短編集編】 ← いまここ
八冊目【バッドエンド編】
九冊目【大団円編】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-09 15:11:40
3142012文字
会話率:25%
「お姉様、悪いのだけど次の夜会でちょっと皆様に謝って下さる?」
突然妹のマリオンがおかしなことを言ってきました。わたくしはマーゴット・アドラム。男爵家の長女です。先日妹がわたくしの婚約者であったチャールズ・
サックウィル子爵令息と恋に落ちた
ために、婚約者の変更をしたばかり。それで社交界に悪い噂が流れているので代わりに謝ってきて欲しいというのです。意味が分かりませんが、マリオンに押し切られて参加させられた夜会で出会ったジェレミー・オルグレン伯爵令息に、「僕にも謝って欲しい」と言われました。――わたくし、皆様にそんなに悪い事しましたか? 謝るにしても理由を教えて下さいませ!
※この作品は『カクヨム』『アルファポリス』にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-22 19:44:19
29705文字
会話率:42%
私マリーは、あなたが目覚めるのを待っている。お寝坊のあなたの横で、あなたに伝えたい事をあれこれ昔を思い出しながら語っていくと······。
精霊の棲家のような美しい泉のある辺境伯領。そこで婚約者のオリバーに恋をして、やがて辺境伯の妻となった
マリーの一代記風なお話。最初は一人語りから始まります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-12 12:09:40
8218文字
会話率:10%
オレの名は、蘭坂(らんざか) 識豫(しきよ)だ。
アラサーからアラフォーになってしまったのだが、そこはあまり気にしない。
勤め先から我が家に帰って来て、MMOSRPGガルダフェリナ年代記オンラインをプレイしていたのだが、何故かそのガルダフェ
リナ年代記の世界に入り込んてしまったらしい。
・・・さて、オレの役回りだが・・・何だと!あの激ムズと言われた最弱国の国王だとぉ!
ゲームでは、スタート間も無く滅亡必至で、廃人さんしかやらないそんな国の国王に、オレは成ってしまった。
これからオレは、国を滅亡させる事無くやって行く為に、試行錯誤して行き、その後大国に成り上がるというオレが主人公の話しのほかに、7人の主人公が登場するぜ!!
各主人公共、オレ程じゃないけど、ヘビーな場所での転生だから乞うご期待!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-29 07:00:00
127797文字
会話率:32%
男爵家の三男でこれといった売りのないジュストは、結婚は諦めて大好きなワインの仕事に就いていた。ある日、仕事の集まりで知り合ったラッセル伯爵に気に入られる。ラッセル伯爵は、二人の娘がいて婿入りしてくれる有能な人材を探していた。幸運にも気に入っ
てもらったジュストは、婚姻を希望する娘の婚約者になってもえらないかと誘いを受ける。伯爵家へ婿入りの誘いを受けたジュストは、喜んでその話を快諾する。降って湧いた条件の良い婚姻話に、浮かれて相手のことを調べもせずに返事をしてしまった。ジュストは、どんな女性でも、自分を希望してくれて婚約者になってくれるのだから、精一杯大切にしようと心に決める。ところが、初めての婚約者との対面で、あまりの可愛さに驚き歓喜し一瞬で心を奪われる。順調に婚約期間を経て、結婚へと進んだのだが――――。結婚初夜から始まった違和感。それは、どんどん加速していく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-30 11:17:38
21790文字
会話率:25%
「聖女様は王国の第一王子とご婚約なされた。もはや貴様は用済みだ!」
ということで、聖女の影武者レン・チアマインは医療教会の神殿から追放された。
しかしそれは計画通り。
レンは腐敗した教会組織をぶっ潰すために、癒やしの聖女・フランと結託して
わざと教区の外へ脱出したのである。
「まずは大掃除かな。身内の膿を出すこと」
治癒魔法の技術を独占し、救える命を救わず、法外なお布施と献金によって私腹を肥やす神官たち。
断じて許すわけにはいかない。
今こそ革命の鉄槌(物理)を下す時――!
「この世に悪の栄えた試しなし。だから成し遂げる。でしょ?」
これは覚悟完了系ヒロイン、レンによる世直しの旅の物語。
土・日・祝日の19時に更新します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-31 19:00:00
16343文字
会話率:36%
転生特典の神器『尾根ギア』は、『宛先』に相手を定めて『件名』で要求事項を宣言すれば、どんな要求にも可能な限り従わせる、メールのお願い文書と似た反則神器よ。
でも、死に際に送った社内メールが「以上、尾根ギアします」というタイプミスだから
って、それを理由に封印を解いて転生特典にするなんて神様は安直じゃない!?
せっかくの特典だからと神器で人脈を作りまくって、異種族だらけの異世界で不可能と言われた平和を実現したの。
なのに、戦闘で活躍したいだけの勇者に目の前で魔族を殺されて全ての努力を台無しにされたわ。
挙句、勇者が執拗に私を利用しようとするので、身を隠すため浮浪者堕ちする羽目になったの。
人間不信に陥って浮浪者で2年を過ごしたある日、私のピンチに親切な冒険者2人組が現れたわ。
でも彼らは浮浪者の私には手に負える身分じゃ無いみたいで……。
神器のお陰で仲間との冒険は無双できるのに、恋愛には翻弄されまくる私、レイナの話よ。
※カクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-24 14:41:01
213081文字
会話率:34%
侍従のトウリです。
主人は紅茶を愛する宮廷書記官のリット様です。
フルミア王国は、フリージスの花が咲く夏になりました。第一王子ラウル殿下の生誕祭が近づき、王城も忙しい、忙しいはずなんです。
そんな中、近衛騎士団の副団長ジン様が血相を変え
てやって来ました。なんでも、恋文の返事に困っているとのこと。
恋愛不器用でかわいそうです。紅茶ばかり飲んでいないで、恋文代筆をしてあげましょうよ、リット様!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-05 16:30:36
50625文字
会話率:52%
ヒロインは独身30歳、年齢イコール彼氏いない歴の一般企業のOL。仕事帰りにやる事と言えば「あとは寝るだけ。」その筈が突然燃えるような痛みに襲われ、異世界転移してしまう。転生したかの如く体の時間が17歳まで逆行し妖精族になった主人公のリタ。そ
こは西洋/中世貴族社会で人族以外に妖精族、獣人族と魔族が存在し、魔術や魔法が溢れる世界だった。偶然手に入れた魔道具の針が発端で厄介ごとに巻き込まれていく。(※本好きの勉強熱心な主人公なので、本で世界観を学ぶ描写があります)
墓守でネクロマンサーの伯爵やヤンデレ気味の執事、騎士、甘々なギルド長など行く先々で出会う者達を虜にし逆ハーレム状態。皆に助けられながら王宮騎士団の問題解決に挑む。
せっかく異世界転移で女神の如く豊富な魔力を授かったのに唯一の武器が針一本!第二部から登場する悪役令嬢!公爵令嬢とその侍女は何を企んでいるのか?果たして黒幕は誰なのか?!スローライフなんて夢のまた夢!前世で培った知識を活用しながら状況を打破していき、世界を冒険する物語。
※注意:挿絵・イメージ画像がプロローグと他にもあります。
※今後創作活動を続ける原動力になりますので、レビュー、ブクマ、感想、評価、嬉しいです!よろしくお願いいたしますm(__)m
※戦闘シーンにおける、やや残虐な描写はあるかもしれません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-06 20:13:06
634868文字
会話率:49%
私の名はローザ。
30歳を目前に控えた独身の女騎士だ。
そんな私だが、とある事情で住んでいた借家を追われてしまったからさあ大変!
――しかし、何故か流れでイケメンの騎士団長と同居することになってしまい……!?
最終更新:2020-05-03 21:12:24
3073文字
会話率:47%
「テレジア、ただ今をもって、君との婚約を破棄する!」
「――!」
麗らかな春の陽が差す庭園での茶会の席。
そこで私は婚約者であるウェンゼル第一王子から、およそ信じ難い言葉を突き付けられた。
あまりの理不尽な出来事に理由を問い詰めたその刹那―
―私の耳に遠くからこんな声が聞こえてきた。
「おーい、あっちで池の水ぜんぶ抜きやってるぜ」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-17 14:06:17
1503文字
会話率:30%
婚約破棄断罪イベントの途中で、ぼくのお嬢様が異世界に勇者として召還された。
でも、お嬢様は大変麗しいご令嬢。荒事はお嬢様の第一の下僕である・・・いや、執事であるぼくがすべて引き受けます!!!
※主人公は変態です。
最終更新:2019-06-09 20:58:23
6240文字
会話率:21%
世界樹に転生した怠け者な主人公。
更にユニーク過ぎるユニークスキル『ナマケモノ』と残りの6つがあるかも分からない七大罪スキル『怠惰』を取得し、彼は隠居爺さんもドン引きな怠惰な生活を送ったり、たまに来る生き物の相手をしたり、たまに出かけたり、
魚になってみたりする話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-19 04:06:57
3118文字
会話率:4%