詩作『生きる抜殻』。去年の夏に網戸に留まって羽化した蝉の抜殻が、今も部屋のなかから見える。
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最終更新:2025-04-10 21:36:27
496文字
会話率:0%
法の整備もない昭和に生まれ、虐待、いじめ、宗教的洗脳、母子二代で奴隷扱いされ、お金の無心をされ、自由を奪われ夢も希望もなく、ただただ息子の幸せだけを願い必死に生きていた私の半生の記録です。
最終更新:2025-04-10 19:49:29
135856文字
会話率:9%
調査船ノモス号の乗組員たちは、長い航行の末、ついに知的生命体が存在する惑星を発見した。
「……そのはずだったんだが」
「船長、やはりどこももぬけの殻のようです」
宇宙船を町の近くに着陸させた一行は、さっそく調査に向かった。しかし、ど
の家も空き家同然で、人影は一つも見当たらなかった。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-04-09 11:00:00
1183文字
会話率:67%
とある孤島。砂浜に座るその男は夜空を仰ぎながら、ため息をついた。
男は機器の故障により、この島に不時着した。命は助かったものの、この先どうすればいいのだろうか。通信手段がなく、助かる見込みはないと言っていいだろう。膝を抱えて星空を眺めて
いると、頭に浮かぶのはそのことばかりだった。
魚や甲殻類を捕り、耐え忍んではいるが、原始的な生活は肌に合わないようで、彼はよく体をボリボリと掻いた。喉まで痒くなり、彼は「アアアアァァァ!」と叫んだ。しかし、その声は誰にも届かない。月はただ静かにやつれた彼を見下ろしていた。
ここで死ぬ。絶望が心を蝕み、この体まで腐らせている。そんな思いに駆られ、彼はまた叫んだ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-05 11:00:00
1428文字
会話率:42%
親友が黒魔術の本を手に入れたので早速、奴の家の地下室で悪魔を呼び出すことにした。
と、この話を聞いた者は何を馬鹿なと思うかもしれないが、この本なんと、耳をあてると貝殻のように音が聞こえるのだ。
それは地獄の底でもだえ苦しむ亡者の声のよ
うであり、火炙りにされる魔女の嬌声のようでもあり、おれたちの知的好奇心を大いに刺激し果ては勃起までさせるのだ。
ちなみに、貝殻を耳にあてると波の音が聴こえるというが、それは耳と貝の間にできる隙間からノイズが入ってきて、そのように聴こえるだけで貝の死骸が海に思いを馳せているわけでもなんでもない。
と、いった知識を持っている賢いおれたちは悪魔を騙し、上手いこと永遠の命をいただく策が四十八手以上ある。ちなみにおれが好きなのは立ち松葉。親友は宝船。そういうわけ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-29 11:00:00
1776文字
会話率:67%
エリスのもとに届いた、差出人不明の手紙。
「湖の底にある部屋で、待ってる」と記されたその言葉に導かれ、彼女は奇妙な旅へと出る。
逆さに吊られた車掌、複数の自分、水中を走る列車、そして顔のない女。現実と記憶が溶け合い、過去の影が形を変えて現れ
る。
彼女を待っていたのは、誰だったのか。
水に濡れた靴、十二を指さない時計、瓶詰めの記憶——すべては「問い」のかたちを変えるための装置だった。
エリスが辿り着いた真実とは。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-07 16:16:52
1526文字
会話率:25%
「貝殻の茶器と惑(まど)ひぬマドレーヌ 」を初句にしている俳句です。
文字数を埋めるためにお見苦しい点はあると思いますが、ご容赦ください。
最終更新:2025-04-07 10:00:00
304文字
会話率:40%
「貝殻の」を初句にしている俳句です。
文字数を埋めるためにお見苦しい点はあると思いますが、ご容赦ください。
最終更新:2025-04-05 15:00:00
280文字
会話率:58%
伯爵令嬢のアデルは、将来女伯爵になるために育てられてきた。
しかし騎士の弟が怪我をして家に戻ったことで、弟と後継を交代することに。
嫁ぎ先を探すため社交に出るようになるが、納得できない自分の現状のためか、他人と話そうとするとパニックに陥るよ
うになった。
そんな中、具合の悪いアデルを介抱してくれたのは王弟のフランシスという、少し変わった男。
「弟帰って来ることについてちゃんと怒った? 『私が家継ぐはずだったのに方針転換するなよ』って激怒した? 親と弟殴った?」
「なっ……!」
フランシスに付きまとわれているうちに、自分と周りのことがだんだん見えるようになっていくが──。
──いや、やっぱりこの男、ちょっと変である。
殻を破れない伯爵令嬢がフリーダム王弟に振り回されつつ、自分を取り戻していくお話。
全15話くらい、約6万字。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-05 17:47:16
60709文字
会話率:34%
大卒社会人2年目の斉木来人(さいきらいと)は、夢の中で自分が「クリス」という名の少年になっていることに気づく。目の前には広大な海と、遠ざかる帆船。彼のいる港町は中世ヨーロッパ風で、美しいがどこか寂れた雰囲気を持っていた。
クリスは家に
帰り、母と祖父と共に平和な夕食を過ごす。父は警備の仕事で忙しいらしく、すぐに家を出てしまう。それでも、クリスは素っ気ない態度を取りながらも、家族を気遣う優しさを持つ少年だった。
しかし、夜が更けた頃、突如として街に警鐘が鳴り響く。クリスは幼なじみの少女・サラと共に、原因を確かめるため街の防壁へと向かう。防壁近くの詰所に父の姿を探しに行くが、そこはすでにもぬけの殻。遠くからは悲鳴や喧騒が聞こえ、不穏な空気が漂い始める――。
果たしてこれは夢か、現実か。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-02 17:03:03
21739文字
会話率:12%
ゴーストと呼ばれる異能力者が世界各国で出現する近未来。
東京の高校に通う雨宮深雪(男)もある日突然、異能力《アニムス》に目覚めてしまう。ゴーストとなったことで警察やマスコミに騒がれ、家庭や学校で居場所を失くした深雪は、《ウロボロス》というゴ
ーストチームのメンバーとなる。次第にゴーストチーム同士の抗争が激化してゆく中、暴走するチームを説得しようとした深雪は《ウロボロス》を壊滅させ、自らの瀕死の重傷を負うのだった。
それから20年後。冷凍睡眠《ゴールドスリープ》から目覚めた深雪は、関東大外殻と呼ばれる高い壁に囲まれ、日本中からゴーストが集められる東京特別収容区―――『監獄都市東亰』に送り込まれる。廃墟となった東亰をさまよう深雪の前に現れたのは、東雲探偵事務所の赤神流星と東雲シロだった。彼らは《死刑執行人(リーパー)》と呼ばれる凶悪犯ゴーストを狩るゴーストで、仲間に誘われた深雪は「もう誰も殺したくない」と拒否する。しかし法も秩序も失われた『監獄都市東亰』は、深雪を容赦なく凶悪ゴースト事件に巻き込んでゆく。
元警官、神父、傭兵、元暗殺者、刀少女、クラッカー、そして死神と呼ばれる男達の必殺仕事人モノです‼
※ジャンルゆえ残酷な描写も少々ありますので、ご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-01 04:07:16
5044545文字
会話率:40%
過去の経験が忘れられず、どこか自分の殻にこもってしまう主人公:スタイン・アーボルト。
ハンターであるスタインは大魔術師になることを夢見る少女と出会い、ひょんなことから彼女の護衛として各国を渡り歩く3年間の旅をすることになる。
旅を続けるうち
に彼女の濁ることを知らない太陽なような性格に影響されて、スタインは徐々につらい過去を忘れていく。
スタインの悩み事がなくなる筈だったが、次々に襲い掛かる困難に再び頭を悩ませることになる。
どうしてこうなった..折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-29 01:03:28
60571文字
会話率:51%
「もう誰にも見えない君を、俺はまだ見ている。」
誰かを救うことは、ただ「そばにいること」だと信じていた。
転校を繰り返し、孤独と無理解にまみれた少年・牧原秋は、
暗い影を抱える少女・結城澄香と出会う。
「あなたは、わたしのヒーローだよ
」
たったその一言が、彼の人生をすべて変えた。
少女を守ることが、彼のすべてになった。
けれど世界は、あまりにも無力な“善意”に冷たく、
そして残酷だった。
それでも彼は信じ続ける。
抜け殻の中に、彼女は生きていると。
――これは、救えなかった少年が、救おうとし続けた話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-28 02:24:52
7857文字
会話率:10%
かつて戦争の形を変えた最強の兵器「ヴァイザー」時は流れ、戦争の脅威を忘れた人類はヴァイザーを土木工事に用い、さらには競技用のモデルで戦闘する「ヴァイザーバトル」を世界最大級の娯楽として楽しんでいた。
ヴァイザー規制が厳しく競技が浸透していな
いカリフォルニア州の片田舎で、戦乱の時代を戦い抜いた伝説のヴァイザードライバー「田沢アキト」は、競技ドライバーを育成するクラブを立ち上げる。そこに加入した二人の青年、ロックとラルフ。
これは彼らが繰り広げるSF×青春の物語。一度きりの青春をヴァイザーバトルに賭ける二人と、それに関わる者たちの軌跡。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-27 15:36:37
15018文字
会話率:59%
地球創成の時代、あらゆる隕石の衝突により地球は誕生した。だがその隕石の中には自然エネルギーを吸収する特殊な鉱石が含まれてる物があり、マグマに触れ続けた物、海中に沈み続けた物、大自然にただずんでいる物と様々な隕石(鉱石)があった。地殻変動の後
、地中で眠り続けた隕石からは自然エネルギーが漏れだし、その周辺から生えてきた木々を加工した武器からも自然エネルギーが放出することが出来るのであった。
そして現代にて実家が怪しげな剣術道場をしていること以外、普通の高校生生活を送っていた焔崎(ほむらざき)ダイ(15)だか自身のおばあさんに護身用で渡された木刀には不思議な能力が・・・!?
謎の木刀を手にした焔崎ダイは自然エネルギーの一部を解放出来る武器を使う者達との戦いに巻き込まれて行くのである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-22 12:15:42
24701文字
会話率:56%
『駆動巨人』という乗り込み式人型巨大兵器が存在する世界。
レオリア共和国領・セルド島は鎧殻巨類という巨大生物の脅威に対抗するため、共和国から駆動巨人とそのパイロットの派遣を要請する。
主人公のクオセル・フォーリスは駆動巨人・玖狼のパイロ
ットとして、セルド島を襲う鎧殻巨類を退治しながら、この世界の真実に徐々に気付いていく。
巨大ロボットダークファンタジー、ここに開幕。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-19 22:03:09
53648文字
会話率:55%
「新兵器の実験台になってくれないかしら?」
同学年の魔女は平気な顔でそんなことを言う。
神聖ヴァルスレン帝国内で魔術師が原因と思われる不審な事件が多発する。
そんな中、セルラス大学に通う主人公アルベクの前に自ら魔女を名乗る少女が現れる。
彼女はアルベクに新兵器の実験台になってくれるよう頼みこんできた。
新兵器の力により、特殊な鎧を纏った「鎧殻装兵」として、恐ろしい陰謀に立ち向かいつつ、自身の復讐の相手を探していくダークファンタジー
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-21 19:50:56
209668文字
会話率:53%
塩化ビニルモノマーで出来た怪獣。近在の浜辺で拾った犬の下顎骨。
セミの抜け殻。それと対となるように集められるたくさんの虫の亡骸。
到底八歳の少女が好まぬようはそれらを愛でる彼女は、いつもいつだってそれだけで満ち足りているように見える。
さりとて『|ギフテッド《神からの贈り物》』を生まれ付き得てしまった彼女の孤独感は誰にも分からない。
彼女に興味のない父。彼女に関心を持たぬ母。如何にも相容れぬクラスメイトたち。
そんなひとりぼっちの彼女を。どうしても惹き付けてやまぬモノがいる。
彼女はそのモノを見付けてから、恋心と云うものを知らずして、尚、そのモノに恋をしていた。そう、近在の邸宅に設えられた一体の異形なる石像に。
彼女のように逸脱するものはただ弾かれ、『いじめ』と呼ばわれる暴言や暴力を受ける。そうして彼女、いやさ小夜子と云う名の少女に転機が訪れる。
ある日石像へと歩み寄り、二人だけの密約を交わしたその夜、小夜子に夢にまで見た使者が訪れて、彼女の未だ小さな体へと手を添わせ、小夜子をまるで冷たく、しかし何故か温度を感じさせぬ世界へと誘《いざな》わせる。
「助けるから、助けてと云ったろう?」
そのモノはそう発して、小夜子を今まで感じたことのない世界へと攫って行く。 待っていたのは何処までも青い洞に据え置かれた石くれと石礫ばかりの静謐な世界。
彼は云う。「この世界は美しい世界であった」と。そうしてそれを小夜子に取り戻してもらいたいと。
果たして小さな小夜子に彼らの地を取り戻すことは出来るのであろうか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-19 21:56:42
172334文字
会話率:26%
名前を呼ばれて起き上がると、俺達を起こす諭羅の顔があった。
昔から生真面目で不真面目。潔癖であり、俗。
そんな相反する人間臭い奴だった。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
メンタル
ガッタガタゆらりぃ書いてて、『このままでええんか……』状態で、ストップしてます折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-17 18:13:02
898文字
会話率:42%
繰り返される日々に飽きて来た頃、新たな土地に足を踏み入れる事にした。
田舎物よろしく辺りを見回しながら歩いていると、もぬけの殻になった街並みと出会う。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事
項2
タイトルの『●』は意味があります。
考察として残して起きます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-22 13:18:20
821文字
会話率:34%
ダル絡み、ウザ絡み上等の彼奴は、今、非常に大人しく、部屋に篭っていた。
俺が部屋に入って来たことに気が付かず、ただ木偶人形の様に、外を眺める。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
作
者のヲタク根性剥き出しの作品。
『もしも』があれば良いなとは時折思うんですよ。
億が一にもないけど( '-' ) 解釈違いだけど( '-' ) 瑠衣くんのアウトオブ眼中舐めんじゃねぇ!! なんだけど。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-02 18:26:56
751文字
会話率:30%
生まれることもできない卵の雛たち。
5匹の殻にこもる雛は、卵の中でそれぞれ悩みを抱えていた。
一歩生まれる勇気さえもてない悩み、美しくないかもしれない不安、現実の残酷さに打ちのめされた辛さ、頑張れば頑張るほど生まれることができない空回り、醜
いことで傷つけ傷つけられる恐怖。
それぞれがそれぞれの悩みを卵の中で抱えながら、出会っていく。
彼らは世界の美しさを知ることができるのだろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-11 05:00:00
24744文字
会話率:26%
恵まれた家庭に育った私が親の背中の大きさに苦悶しながら落ちてゆく転落劇
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最終更新:2025-03-08 23:49:44
1175文字
会話率:0%
UT.103年
大陸ミドラウルズ、そこに小さな命が誕生する。
名前のない黄色い勇姿は、奴隷の少女リィズの手の中で殻を破った。
「魔将」「壊獣」「使徒」
ありとあらゆる強敵や難敵に立ち向かい、
ときに英雄、ときに悪魔のように、混沌の時代を
飛翔する。
彼の者の名はベルク。
後に世界を変えるチキンである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-07 20:15:36
33025文字
会話率:40%
神か?人類か?何者かが定める善悪に関わらず多くの命が失われた。
弱肉強食の理さえもその普遍性に陰りが見えた。
ウィスタリアという世界が秩序を取り戻すと多くの歴史が闇に葬られた。
秩序の為に犠牲になった人々が、滅ぶべくして滅んでいった人々が、
神の代行者さえも等しく消えていった。
後の世に残ったのは取るに足らない物語だけだった。
<作者から皆さんへ>
文才ゼロ人間ですが「せめて1作品ぐらい小説を書こうな?」など色々思うところがありまして投稿するに至りました。
この先何か書きたいと思う事でもなければこの単話1つで完結する予定です。
既に目的は果たされましたが、1秒でも「なんだこれ?」と思い手に取っていただけたならこれ幸いです。
また、執筆過程でAIに「この作品の感想を聞かせて」と訪ねて修正を加えた経緯がありますのでご容赦ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-05 18:15:07
3141文字
会話率:14%
大陸で最大の外殻都市——通称「殻都(シェロム)」——新北京市に住む少年九頭竜彌果(くずりゅうみか)」。
双子の妹・瑠果(るか)を愛し、親の愛情に飢える彼の元に父親が来た。
父は彼を新東京市——通称「巨都(メガロ)」——に連れてゆき、そこで新
しい母親となるイユイと引き合わせる。
イユイに愛する妹・瑠果と共通するものを感じ取った彌果は、すぐに彼女を気に入り、新しい生活を受け入れようとするのだが……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-01 16:02:49
4673文字
会話率:43%