江戸時代からタイムスリップしてきたらしい武士と、なし崩しに同居生活を営むことになったサラリーマンの、のんべんだらりとした日々。
特に大事件が起こることはない。強いて挙げるなら、水洗便所やシャワーを使うたびに武士の悲鳴が上がるぐらい。そろそ
ろ武士を置いて引っ越したい。
1話完結型の日記形式。
※不定期更新
※「カクヨム」「エブリスタ」にも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 08:00:00
472356文字
会話率:34%
クトゥルフ×ブロマンスの異色ホラーサスペンス。「怪異の掃除人」シリーズ第三弾。
怪しい三十路男とお人好しの大学生男子が、時に軽口を叩き合い、時に背中を預けながら、名状しがたい怪異に立ち向かっていく。
きっちり着込んだスーツの上に不審者面が
乗っかった曽根崎は、知る人ぞ知る“ 怪異の掃除人 ”である。
警察では解決できない不気味な事件を専門とし、必要とあらばあらゆる手を尽くして“ 無かったこと ”にする。
そこにひょんなことからアルバイトとして勤めることになった大学生・景清は、今日も曽根崎に金をちらつかせられながら共に調査に向かうのであった。
【怪異の掃除人シリーズ】
「怪異の掃除人」
https://ncode.syosetu.com/n2626fi/
「怪異の掃除人は日常を満喫する」https://ncode.syosetu.com/n8793fm/
「続・怪異の掃除人」
https://ncode.syosetu.com/n0497fn/
Twitter(小話やら裏話やら短編やら)
→ https://mobile.twitter.com/koksan11
※「カクヨム」「エブリスタ」にも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-12 12:00:00
758052文字
会話率:62%
ゴツい体にバブリーなレッドスーツを纏わせた彼女の名は、ジェネリックたか子マカブル。伝説のオネェ探偵である。
今日も彼女は謎を求め、夜の歌舞伎町から太陽の下へと這い出るのであった。
最終更新:2020-12-02 21:28:56
995文字
会話率:70%
男は猫を連れていた。彼等は奇妙な探偵であった。
彼等は二人、いや、一人と一匹で探偵なのだ。彼等は悪霊と戦っていた。
そして、悪霊を浄化する事が彼等の仕事だった。
悪霊に取り憑かれた人間は、凶悪な事件をおこす。
しかし、悪霊が殺人事件
をおこせるわけではない。彼等は言う。
「幽霊に人殺しなんてできません。人を殺せるのは人間だけです」
結局、この世でおこる事件は、この世で生きる人間がおこすのだ。
悪霊を浄化する力を持つ男「健吾」と、人の言葉を理解する黒猫「源之助」が、悪霊が関わる事件に挑む!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 08:00:00
114519文字
会話率:49%
男は猫を連れていた。彼等は奇妙な探偵であった。彼等は二人、いや、一人と一匹で探偵なのだ。そして、彼等は悪霊と戦う探偵でもある。しかし、悪霊が殺人事件をおこせるわけではない。彼等は言う。
「幽霊に人殺しなんてできません。人を殺せるのは人間だけ
です」
結局、この世でおこる事件は、この世で生きる人間がおこすのだ。
今回は、猫と男の会話折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-13 20:05:49
1656文字
会話率:97%
男は猫を連れていた。彼等は奇妙な探偵であった。彼等は二人、いや、一人と一匹で探偵なのだ。そして、彼等は悪霊と戦う探偵でもある。しかし、悪霊が殺人事件をおこせるわけではない。彼等は言う。
「幽霊に人殺しなんてできません。人を殺せるのは人間だけ
です」
結局、この世でおこる事件は、この世で生きる人間がおこすのだ。
今回は、猫と男の八極拳についての会話折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-02 20:21:36
2880文字
会話率:97%
自分に自信を持てず、周囲からの声にも戸惑いを感じていた女子高生のルナ。
一学期の終業式後の帰り道……いつものように駅近ビル街の路地裏に住んでいる黒猫のソラと遊ぶつもりだったが、逃げられてしまう。
ソラを追いかけて路地裏をずんずん進んで
いく……するとそこには、スチームパンクな世界が広がっていたっ!?
異世界で、ある連続事件に巻き込まれていくルナ……彼女は無事、帰ることができるのか!?
※こちら複数サイトにて掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 08:00:00
80948文字
会話率:50%
『私(新米大怪盗)と阿部君(見習い怪盗)と明智君(ゴールデンレトリバー)の探偵物語』の続編。
一度きりの警察への協力のつもりだったのに、警視長に押し切られる形で探偵業を続けることになってしまった、我々怪盗団。私以外のへっぽこ怪盗は乗り気
だったが。中途半端な奴に限って何にでも興味を持って、賑やかし程度に参加するもの、だという良い例だろう。
部下に慕われているリーダーの私は、そんな足手まといたちの希望を叶えてあげることにした。大怪盗の私なら、どんな難問もいとも簡単に解けるから、怪盗業にさほど差し支えないのだ。私が、阿部君や明智君に逆らえないわけではないからな。誤解しないでおくれ。
という訳で、早速、遠慮しない警視長が、今回の事件に私たちを召喚した。いやいやいや。半分は社交辞令のつもりで、警察の捜査のお手伝いを快諾したようなものなのに。前回の事件からほとんど……いや、全く経ってないじゃないか。こんなにボランティア活動をしていたら、本業の怪盗活動が疎かになってしまって、阿部君と明智君に給料を払えない。歩合制だから問題はないがな。ちょっと愚痴ってみたかっただけだ。
それでは、私の華麗な名推理の第二幕を楽しんでおくれ。ちっぽけな宝石盗難事件だ。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-07-25 07:46:07
18951文字
会話率:40%
初老にして怪盗デビューした私は、着実に大怪盗への階段を上がっていた。前職はなんと警察官だったというのに。嘘ではない。でも、あまりビビらないでいい。子供の頃の夢が怪盗だったし、何かを始めるのに遅いなんてないのだ。一度きりの人生なんだし。だけ
ど、怪盗と泥棒の違いを聞かないでくれるかい。
そんな時に、怪盗団の仲間が、怪盗活動とは全く関係のない事件の容疑者になってしまう。もちろん冤罪だ。我々怪盗団は悪者からの盗み以外の犯罪を犯すつもりはないのだから。今のところは。
なので、以前のミッション中に偶然にも警察の捜査を手助けしてあげた事や昔のコネを使って、拘束されている仲間を釈放してくれるように頼みに行った。それが、このような展開になるとは……。
大怪盗が名探偵になれるのだろうか?
なれる、と言うしかない。それに私には仲間がいる。足を引っ張るかもしれないが仲良しの仲間が。
波風の立たない人生と波瀾万丈の人生、楽しいのはどちらかな?折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-06-30 06:20:00
286846文字
会話率:39%
一家4人で乙女ゲームの世界へ転生した盤倉家。中世的な世界の中で、主人公は自分が悪役令嬢と呼ばれる者に転生した事を悟る。他の3人は無事だろうかと心配するが、ほぼ全員が事件に巻き込まれていた――。
ヒロインはどうやらパパのようです!ちょっとは大
人しくできないの!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 07:43:13
670220文字
会話率:48%
聖女召喚に巻込まれ、自分は英国人とのハーフだから、黒髪・黒目ではないので
王城を追放される? と思った。
しかし、この国の王女(金髪・菫色の目)に似てるから身代わりって?!
追放を逃れるため、淑女教育をビシビシと叩き込まれ、生き残りに必死
になる。
ところが、王女専属の侍女達の磨き上げと詰込み教育の成果で、
王女は無事に毒から回復したと思われ、(再び)臣下達に慕われてしまう。
え、私でいいの?
この王女、現王妃(国の乗っ取りを企んでいる)に、
毒を盛られたが、驚異的回復で、本国から任務失敗と勘違いされる。
現王妃牽制のため、身代わり→特別任務(式典に出て本物とみなされよ)
というムチャ振りを受ける。期間は1週間! 更に必死に頑張る。
ところが、更に臣民に慕われる。私、こんな経験なかった...。
王女専属侍女達・監視人、詰込み教育で、逃亡の準備も出来ない。
頼みの綱は、ある風景をキッカケに、懐かしい記憶が少しづつ湧きでたこと。
別の異世界にいた、その知識で日本へ戻れない理由を理解...。
この能力で、やっと情報集めを開始。更に、専属侍女長が格別な報酬を受ける
ようしてくれた。周りの人達の好意も感じ、役に埋没してゆくが...。
逃亡資金も稼ぎながら、式典も無事に努め始めるが...。
王弟・王太子殿下は聖女披露に、逆転劇を目指し一国を掌握する狙いが...。
事件発生で、私に幸運(悪運?)転がって...。
王女の実情を知る一部の者は、本当の王女は...。
式典を無事進めて行くにつれ、薄々、王女を傀儡政権の道具と企む勢力も...。
そして、この国の動乱が始まり、これに巻込まれ王弟直轄領に幽閉?...。
北隣の大国の王子(王女の婚約者)も動き出し...。え、私、結婚させられる?
更に、周辺国からの侵攻も始まった。
その後、王位継承権3位の立場の為、味方側(王弟・王太子)から、国盗りの
傀儡化を防ぐ為に殺処分の連絡が...。
さてこの先、
・この窮地から起死回生、できるのか?
・この動乱との関わりはどうなっていくのか?(王子と結婚させられる?)
・または逃亡して、安住の住処を見つけ、自由に生き延びることができるのか?
今の私では、ハピーエンドなど、考えられない!...。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 07:40:00
600797文字
会話率:30%
男子高生トオルがゴミ置き場で拾った美少女アンドロイドは公安所属だった。そこからトオルはAIが犯す大きな事件に巻き込まれてしまう。そんなトオルとアンドロイド少女の事件解決までのお話。
画像処理技術や通信技術などを駆使してAIを欺き戦うSFアク
ション。
果たしてAIに感情はあるのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 07:26:50
50991文字
会話率:49%
高校生の塚原範経は校内での盗撮事件の犯人だと噂されていた。気の弱い範経は、家族とクラスメートからの疑惑の目に耐えかねて家出を画策。ガールフレンドの唐崎由紀と椿祥子は、家出を阻止しようと範経を由紀の家に招待した。呼び出された範経は由紀と祥子に
拉致されて……。
<主な登場人物>
塚原範経・・・・・高校生、本編の主人公
唐崎由紀・・・・・範経のクラスメイト、範経の彼女
唐崎裕子・・・・・由紀の母親
唐崎隆行・・・・・由紀の父親
椿祥子・・・・・・範経のクラスメイト、範経の彼女
椿真理子・・・・・祥子の母親
滝川玲子・・・・・範経のクラスメイト、学級委員
遠藤猛・・・・・・範経のクラスメイト、由紀に片思いをしている
塚原美登里・・・・範経の姉
塚原幸一・・・・・範経の父親
塚原寛子・・・・・範経の母親
塚原圭・・・・・・範経の双子の妹
塚原明・・・・・・範経の双子の妹
塚原真由美・・・・範経の叔母
宮田恵子・・・・・範経の義理の母親
宮田麗華・・・・・範経の義理の妹、小学生
前川涼子・・・・・範経の従姉
ロバート・アンダーソン・・・・・ネオジェネ社の社長
シャーロット・アンダーソン・・・ロバートの娘
レイ・・・・・・・人工知能の人型端末折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 07:20:00
42810文字
会話率:4%
会社を経営する川田家の次女の由美が、元夫の風元隆行にすべての財産を譲ると遺書を書いて自殺未遂をした。由美の財産は莫大で、彼女の機嫌を損ねては会社の経営が立ちいかなくなる。長女の由香は、隆行に会って由美の見舞いに来てほしいと頼む。以前、隆行は
暴行事件の嫌疑をかけられて川田家を追い出されていた。嫌がる隆行を無理やり由美の病室に連れていく。しかし由美は由香を嫌って口を利かない。隆行はへそを曲げる。八方塞がりの中、由香は得意の交渉術で切り抜けようとするが……。
<登場人物>
風元隆行・・・・バツイチ独身の経営コンサルタント
川田由美・・・・隆行の元妻
渡辺由香・・・・由美の姉
川田沙奈・・・・由美の連れ子
川田康夫・・・・由香と由美の父
川田洋子・・・・由香と由美の母
坂本寛子・・・・由香と由美の腹違いの妹
山口美咲・・・・沙耶の友達
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-23 20:11:01
9696文字
会話率:36%
本編『光と影ー織りなす夢の形』(完結済)のスピンオフ短編集となります。
本編ではあまり描かれていないジュリアの相棒ガリオンとの話になります。
ジュリアの幼少期からの訓練とガリオンとの関係を描いた事件簿
そして、BFFとなるイメルダとの馴れ
初めなど、
本編では公開されていない話を特集しました。
ジュリアファンの皆さん、是非お楽しみください!!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 07:17:24
15458文字
会話率:20%
メルローズ・ドレンテは16歳の伯爵令嬢。子供の頃のある事件により肩に大きな傷を持っている。更には自称「幼馴染み」の男性に広められた噂により『傷物令嬢』と陰で言われ、結婚を迫られている状態だ。
その彼女がパーティーで出会ったのは隣のオソラン
サ帝国の最強の武人にして『血塗られた皇子』と呼ばれ恐れられていると噂の皇太子、ノア。だがノアは強面の見た目に反して優しい人だった。
メルローズは彼に「君に傷をつけた責任を取るつもりだ」と言われて……?
※ヒーローは獣人です。
※わりとシリアスめ(作者比)。ハッピーエンドです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 07:10:00
54283文字
会話率:51%
市内の空き家で女性の絞殺死体が発見された。容疑者は隣の市に住む被害者の夫と、彼の隣人で不倫相手の女。夫にはアリバイがあり、女もあると主張したがそちらは崩れた。しかも女は「夢の中で女性の首を絞めました」とおかしな供述を始めた――――。
※
犯人は逮捕されますが、後味はあまりよくありません。
※全13話、一話1300~2200文字程度、合計で約23000文字ほど。ネタバレ防止のため、完結までは感想欄を閉じさせていただきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-07 08:16:52
23251文字
会話率:50%
近所のおせっかいおばあちゃんとして認知されているロクさん。彼女には不思議な力がある。
また今日も桜の木の下で出会った男におせっかいを焼くのだが……。
※全4話で完結。1話辺り約3000~4000文字程度、最終話だけ5800程度と長め。全部
で約17000文字です。
基本ほのぼの進行。血など流れず全年齢対象のお話ですが、事件物ですので途中で少しだけ荒っぽいシーンがあります。
※主人公、ロクさんのキャラクター原案:海堂直也様(ID:2058863)です。
海堂様が考えられたショートストーリーとは違う世界線のIFストーリーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-14 07:28:57
17097文字
会話率:58%
どうも、鈴木です。
よく事件なんかに巻き込まれるんですけど,そこで出会った変な人たちのことをお話しします。
マジでミステリーの現場、頭おかしいです。
最終更新:2025-07-25 07:10:00
236201文字
会話率:59%
「春の推理2023」に寄せたお話です。テーマは「隣人」。
~ ~ ~
数年ぶりに会った僕の従妹の東雲遥香は、何かを拗らせているようだった。
やたらと堅苦しい喋り方、変に小難しく考えようとする癖、専門用語を使いたがる……。
そして、ミステ
リに目を輝かせている。
彼女は探偵に憧れている!
彼女は事件に飢えていた。
とはいうものの、間抜けさは昔のまま。おバカな彼女に推理なんてできるのだろうか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-21 18:00:00
18293文字
会話率:56%
婚約破棄から始まる異世界ミステリー。
第二王子の婚約者であった公爵令嬢カメリアは突如婚約破棄を告げられる。
その理由はカメリアが自身の父親を殺害した容疑者になったためであった。
父親はカメリアの外出中に、屋敷内の書斎で頭部を殴られ死亡し
た。
書斎には外側から鍵がかけられていたが、遺体の上着に鍵が入っていた。
そのためもう一本の鍵を持つカメリアに疑いの目が向けられた。
事件は思わぬ展開を見せ、カメリアはさらに追い詰められて行く。
カメリアは冤罪をはらすため事件の真相にせまる。
全十二話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 07:09:49
15232文字
会話率:29%
『プロローグ』
VRR-MMOという、うわさがよく都会に流れては消えていく。
ヴァーチャルリアルリアルティーというフリーゲームらしい。
ザ・ゲームといってプログラムでは決して、できない現実か現世を選択されるとのうわさだ。
作者は行方不明
。なんでも。うわさなら作者ですらアクセスできないほどにアクセス集中されているお話し。
作者が行方不明になったのはフリーゲームということがわかってなのか、わかっていないのか。実際はわからない。
なんとも怖い話なのか。好奇心をそそられるスーパーファンタジーなのか。ゲームプレイしなくては。やっぱりわからない。
だが。実際にザ・ゲームというわかっていてもプログラムではない決してプログラムできない現実か現世は存在して実在する。
その確信はいまだにないが。そうとしか考えられない事件が数多く起きている。
VR(ヴァーチャルリアル技術=仮想現実技術)はどこから流れてきたのだろうか。
~続く~
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 07:01:05
1719372文字
会話率:28%
何でも屋 トライアングルに持ち込まれる事件の数々。一緒に推理してみてください。
最終更新:2025-07-25 07:00:13
512840文字
会話率:50%
「呪いなんて信じない」──そう思っていた大学生・蒼太は、偶然目にした古い村の失踪事件の記事から、小さな村「水見村」へと足を踏み入れる。
夏、井戸、そして消える人々──恐怖は静かに水面から現れる。
最終更新:2025-07-25 07:00:00
10394文字
会話率:29%
商店街の一角、少し奥まった路地にある小さなカフェ── Café Lueur(リュール)。
名前の通り、「ほのかな光」に照らされたようなその店は、
通りすがりには気づかれにくいが、どこか足を止めたくなる不思議な空気をまとっている。
古い建物
を改装した店内には、カップとスプーンの音、低く流れるジャズ、誰かのささやかな話し声。
騒がしくはないが、完全な沈黙でもない。
ちょうど良い温度で、誰かの記憶や、まだ名前のない感情を受けとめてくれる。
そんな場所に、ある年の冬、一人の男が通いはじめた。
黙ってコーヒーを飲み、なにかを見て、なにかを考えている。
誰にも話しかけず、誰とも交わらず──けれど、その沈黙には、言葉以上の“視線”があった。
カウンターの奥から、その背を見つめる青年がいた。
ふたりは、名前より先に、“見る”という感覚でつながっていく。
季節がめぐるごとに、人々の心の奥にあるものが浮かびあがる。
それは時に、誰かの視線の話であり、誰かの消えた心の話でもある。
なかには、血と記憶の交錯する事件や、古い家に残された謎めいたしきたりさえ──
そんな“影”のひとつひとつに、ふたりは寄り添い、そっと踏み込んでいく。
けれど、すべての始まりと終わりには、いつもこのカフェがある。
ブレンドコーヒーの香りと、ひとときの沈黙と、まだ言葉にならない想いを乗せて──
やがて、見つめた先に残るものは、消えかけた火ではなく、誰かのための灯であるように。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-07-25 07:00:00
71012文字
会話率:30%
かつての戦いに散った騎士らの、遺骨収集の旅に出るカヘル副団長一行。しかし敵地の奇妙な遺跡【ドルメン】の中に謎の変死体を見出し…⁉ 巨石コージーミステリ五部作、堂々ファイナル!
※この作品は「カクヨム」にても掲載しております。
【完結保証】
連載期間2025.5.8-8.11 約18万字
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Do not use my stories and images for AI training.
森深き小国デリアドの副騎士団長カヘルは、隣国の王へ嫁いだ叔母から戦没遺骨調査団の付き添いを依頼される。9年前の熾烈な戦い、≪赤い巨人≫に滅ぼされたマグ・イーレ騎士たちの遺骨を迎えに、カヘル一行は敵対国テルポシエへ。しかし、調査現場の巨石遺跡【ドルメン】で、不審死体を発見してしまう――。
戦死した従兄を探す女性文官ファイーへの、カヘルの恋は成就するのかしないのか。もじゃもじゃ側近と鑑定騎士、コミュニケーション騎士、ナース騎士の応援を得て、今回もカヘルが冷えひえ推理を発動&いぼいぼ戦棍で悪をかっ飛ばす! さらにインテリ王と古書店主の中継陣、ぷよ&ひょろの騎士コンビにひまわり亭も乱入。 同窓会的に爆発するシリーズ最終作を、なつかしい方もご新規の方もぜひお楽しみください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 07:00:00
146785文字
会話率:39%
真の王を祝福し歌うと伝承された≪王の石≫が、丘砦/ラースの上から忽然と消えた。老王の命を受けて、若きデリアド副騎士団長カヘルが失踪の謎に挑む! 巨石コージーミステリー第四弾。
※この作品は「カクヨム」にも掲載しております
©2025 門戸
All Rights Reserved
Do not use my stories and images for AI training.折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-07 07:00:00
75043文字
会話率:39%
巨石が立ち並ぶ≪列石群≫の遺跡調査中に、謎の白骨死体が発見された。白い結婚をかっ飛ばしたカヘルが、女性文官のために頭脳といぼいぼ戦棍をふるう。デリアド副騎士団長・冷えひえカヘル若侯が謎に挑む、巨石コージーミステリー第三弾!
※この作品は「
カクヨム」にても掲載しております
©2025 門戸 All Rights Reserved
Do not use my stories and images for AI training.折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-09 07:00:00
100794文字
会話率:41%
ずっと真面目に生きてきたものの、ある事件から心が折れて挫折したアカネは、ある日母から「もっとハジケなさい」と提案される。友人に相談したところ「VRゲームで自分と違うキャラを演じればいい」と言われた彼女は、新作『ストーミング・アイズ』を始め
、その中で〈道化師〉として遊び始める――
――が、彼女はどんなことでも真面目に進め、できうる限りの努力と持ちうる才能すべてを使って、最強の座に登り詰める!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 07:00:00
7850文字
会話率:58%
※同シリーズ「付き添いのユニークハンター」の続編です。001話から040話を読んでからお読みいただいたほうが内容の理解・作品の楽しみがいっそう深まりますので、先に「付き添い」をお読みください。
「五月・裏」
青年ビヨール・アンコーンは
ちょっとしたタイプミスから生まれた困った事態を放置し、とんでもない目に遭ってしまった。どうにかしようとした彼の前に現れたのはうさんくさいおっさん「ユイザ・ガラストゥラ」。彼はビヨールの抱えたトラブルを何とかする方法を知っているという。そんなユイザが提示した条件から、彼はひとりのアイドルをめぐる大事件に巻き込まれることになる。
「六月」
あれこれやらかしたユニークハンターさんのせいでとうとう超都市エルティーネに呼ばれてしまったユキカ。森王は彼女に対してとんでもない条件を持ち出し、それを達成できたら二人の仲を公認にしてもいいという。その一方で森王は献上された「異界門」を解析し、中にいる二体の龍とコンタクトを取っていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-24 23:11:13
269504文字
会話率:56%
本邦における特殊災害72号(今年5度目)により、明花市は壊滅した。しかしそのような状況にあっても、不気味な事件は減ることがない。夜な夜な猟欲する怪人たちにより、明花市の生き残った人間たちは恐怖に陥れられていた。
訪れた銀髪の少女、そし
て影のように付き従い道具のように行動する黒い青年。彼らは「反逆」「停滞」「後悔」…… その身に宿す尋常ならざる罪により怪人たちを狩り始める。ところが潜伏する怪人「紅蓮」は、最悪の「愉悦の罪」を宿していて――。
(1部:全11話)
※ヒロインじゃなく、主人公がデレるのを楽しむべき(大嘘)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-12 06:00:00
52785文字
会話率:53%
「それじゃ、夏休み限定の探偵事務所を開くことにしよう。今日からよろしく、コナン君」
暑い夏、ボクは、彼女と事件に行き合った―――。
夏休みの朝、高校2年の野田耕史(のだこうじ)は同級生の葛西稔梨(かさいみのり)が、浜辺で自殺したことを刑
事である叔父から知らされる。
あんなに真面目そうな子が、自ら命を絶つなんて―――。
その日の夜、街で偶然に出会った同じクラスの湯舟敏羽(ゆふねとわ)に、葛西稔梨の自殺の件を伝えると、なぜか一緒に事件を探る羽目に。
敏羽は、稔梨と中学からの親友で、高校に入学頃から距離をおかれて悩んでいたという。
そして、二人の探偵活動は、新たな事件を引き起こし……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 06:48:18
59613文字
会話率:49%
東京の片隅、どこにでもある平凡な街・朝来坂(あさぎざか)。
だが近ごろ、この街には説明のつかない“非現実”が侵食し始めていた。
空に一瞬だけ現れる浮遊大陸。
夜ごと聞こえる、誰かの「封印を解け…」という囁き。
SNSでは“選ばれし者”を名
乗る自称勇者がバズり、
謎の組織がビルの影から世界の命運を見守っていた。
人々は不安にざわつき、政府も水面下で動き出す。
世界が静かに変わり始めていた――そんな中。
「朝飯食いそびれた……学校、行く意味あるか?」
その日も遅刻ギリギリでパンをくわえながら角を曲がったのは、
高校生・真野カケル。
遅刻しても怒られず、喫茶店で異世界の魔導書を読んでいても誰もツッコまず、
使い魔を肩に乗せて歩いていても「また変なの飼ってるね」と言われる程度。
周囲の人々が魔法の存在に怯え、次々と事件に巻き込まれていく中、
彼だけは毎日フラペチーノ片手に「うーん、暑いね~」と呑気に歩いていた。
なぜかトラブルがカケルの周囲でだけギャグ方向に歪んでいき、
爆発すら背景演出のように流れていく。
魔王の幹部が現れても、いつの間にかカケルのバイト先で皿洗いをしていた。
「世界の運命とか、俺、バイトで忙しいから無理なんだよね」
――それでも、確実に世界は崩れていく。
そして、彼自身がその“鍵”であることに、誰よりも彼自身が気づいていない。
日常の皮をかぶったファンタジー。
そして、ファンタジーをギャグで受け流す少年。
これは、世界の温度が下がる中、ひとりだけ常に「ぬるま湯」で生きる少年の、
ズレた日常逆転劇である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 06:11:57
2745文字
会話率:34%