今までの誕生日は、デートをドタキャンされたり、誕生日を忘れられたり、別れを告げられたり――主人公・朔羅は自分の誕生日がめでたいと思わなくなってしまった。
そんな彼女に一筋の光をもたらした、会社の同じ課の先輩・吏との物語。
最終更新:2024-08-17 20:00:00
3037文字
会話率:44%
毎年夏に開催される「石灯籠怪奇文学賞」は、名誉だけが報酬の小規模な公募だ。しかし、この賞には特異な点がある。
毎年、最優秀賞の受賞者がいないのだ。応募者数が例年ほぼ一定で、なおかる一人ずつ減っていくことから、最優秀賞の受賞者が消えされている
のでは? と、ネットで噂が囁かれるようになった。
生きることに飽きてしまった「私」にとって、この文学賞は一筋の光だった。死ぬなら、自身が描いた怪異に殺されたい。自分の望む怪異を描き、それによって殺されることを夢見て、「私」は初めて筆を執るのだが……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-10 10:27:05
1820文字
会話率:2%
「ゆっくり眠りたい。あの人の傍で」
眠ることが好きで、いつもうとうとしていて、マイペースで、学校や友達が大好き。影宮唯葉は、そんな高校一年生だった。
しかし、目の前に突然現れた魔法陣により、唯葉は異世界へと召喚された。───狐の獣人
として。
獣人の迫害された世界で、わけも分からないまま奴隷にされてしまった唯葉は、真っ暗な絶望の中をひとり彷徨っていた。だけど、そこに一筋の光が差し込む。
その光は、魔王と呼ばれる少女だった。
────これは、魔王に救われた狐の少女が、その全てを魔王に捧げ、やがて成長していく物語。そして、かけがえのない幸せを見つける物語だ。
(注)残酷な描写があります。特に序盤。苦手な方はお気をつけ下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-01 00:00:26
247469文字
会話率:41%
最終決戦がしたいだけの小説
『宙域生命体群』と命名された地球外生命体が襲来して20年。
地球人類はその人口を二割にまで減少させ、なおも彼らの攻勢に対し瀬戸際の防衛戦を強いられていた。いくつもの国がその国土ごと消滅するほどの苛烈な攻撃、そし
て質量と既知の科学を嘲笑う理外の障壁による防御能力、ただ蹂躙を許し、去るを祈るばかりの人類であったが、世界に散在する霊峰から噴出した鉱石が一筋の光明を齎した。
『スティアドール』の登場である。
核となる特殊な鉱石が適合者の生体電気と反応し『宙域生命体群』の障壁を中和する波動を発する人型兵器。あらゆる旧兵器を超える機動力と火力、防御力を有した超兵器の登場により、人類は地球圏外から飛来する脅威に対しようやく対抗手段を得たのである。
30mを超える昆虫然とした巨大な怪物と渡り合う鉄の巨人の姿は正に人類の、地球生命の守護者であった。
散発的な『宙域生命体群』襲来を撃退する日々が続くこと五年、宇宙観測を実施するとある研究所が俄かに信じ難い痕跡を発見する。
その頃、世界各地の防衛部隊では急増する出動に誰もが疲弊と不満の声を挙げていた。
さる研究員が観測と実地のデータを突き合わせ、遂にそれは人類の知るところとなるのであった。
『宙域生命体群』の大軍勢が迫っている。
官民を問わない研究所、観測所等の協力の元、捕捉した個体数は―――100万。
過去五年間で確認された総数の実に万倍である。
選択の余地はなかった。
宇宙空間に防衛線を構築し、迎撃する。
地球の存亡を懸けた戦いがはじまろうとしていた―――。
※この作品は「カクヨム」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-15 07:00:00
17618文字
会話率:39%
バッキー二とザッキーリは、迷う。
ここは、森の中。
腹が、空いている。
[ビストロ長ぐつ亭]とだけ書いた看板が、吊り下がっている店に入る。。
入ると、奥へと続く扉に、張り紙がしてある。
その張り紙の指示に沿って、奥の部屋奥の部屋へと、順々
に進む。
最初の部屋で、入浴する。
次の部屋で、浴衣みたいなものを着る。
次の部屋は、真っ暗。
ただ、光から自分達の足元に、一筋の光が伸びる。
まっすぐ、光に沿ってただ進む。
光に近付くにつれ、周りの光景に明かりが入る。
周りの光景が、二人の眼に映り出す。
周りは、一面の赤。
たゆとう、赤。
そこかしこで人が、浮かんだり沈んだりしている。
そこかしこで人が、角を持つ人に、金棒で殴られたり沈められたリしている。
遠くには、坊主頭の人々が、鈴を鳴らしたり団扇太鼓を叩いたりして、言葉を唱えている。
ゆっくりと着実に、慎重に丁寧に、二人は光に近付く。
かなり光に近付いた時、光の中から、四人の人影が浮かび上がる。
光の中、二人を出迎える、お互いの祖父母。
道はまっすぐ、光の中へと、祖父母へと続いている。
二人の細長い、でもしっかりとした足取りの道のりは、もうすぐゴールだ。
「やれやれ」
モニターを見ながら、長ぐつを履いた猫は、呟く。
モニターでは、バッキーニとザッキーリが、それぞれの祖父母と抱き合っている。
火車は、その画像を見て、口の端を綻ばす。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-05 09:58:29
3189文字
会話率:18%
それぞれの日常で抗えない相手に苦しめられる4人。一筋の光が見え、進んだ先に待つものとは。全く関わりのないと思えた、4人が意外なところでつながり、渦に巻き込まれていく。
最終更新:2024-04-03 23:56:27
6269文字
会話率:22%
伯爵家の令嬢、フランは自らの運命に絶望していた。亡き両親に代わり、彼女を支えてくれたはずの婚約者ロドリコと義家族は、実はフランを陥れ、彼女の地位と尊厳を奪うために画策していた。次の舞踏会で婚約破棄を宣言し、彼女を社会から追放する計画を立てて
いることをフランは偶然耳にする。孤立無援の中、彼女に寄り添うのは、新人メイドのリリーだけだった。
義家族の陰謀を知り、全てを失う絶望の淵に立たされたフラン。しかし、彼女の前に予期せぬ一筋の光が差し込む。それは、カヴァノフ公爵からの夜会の招待状だった──。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-19 07:00:00
28440文字
会話率:26%
ムーンクロウ――その名は夜の闇に響き渡る伝説として、街の人々の間でささやかれている。彼の謎めいた姿が、一筋の光を求める者たちの希望となった。彼は正義のために闘い、悪事を行う者を裁く孤高の戦士として、夜の影に姿を隠していた。
しかし、その正体
は常に謎に包まれている。彼の素顔や過去、そしてその真の目的は、街の人々にとっていまだ知りえぬ謎として残されていた。ある者は彼を英雄として祈り、ある者は彼の影に恐れを抱き、ある者は彼の行動の背後に隠された真実を探り続けた。その孤独な闘いは、街の暗闇を照らす光の中で永遠に続くのだろうか。彼の道は、未知の領域へと延びていくのだろうか、それとも彼の謎めいた姿は永遠に街の伝説として残るのだろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-15 07:05:34
13665文字
会話率:31%
遥か彼方の星系より、一筋の光が闇を切り裂き、未知なる星へと降り立つ。エリオという名の元軍人は、故郷地球とは異なるこの星で、予期せぬ不時着を余儀なくされた。彼の目の前に広がるのは、巨大な樹木が支配する未踏の大地と、魔法が息づく世界。そこで彼は
、勇敢な剣士セリアと賢明な魔法使いアレンと出会い、彼らと共に、失われた金属Zaitanium-235を求める旅に出る。彼らの前には、古代の科学と魔法が交差する謎に満ちた冒険が待ち受けていた。ここに、星降る夜に始まる異世界異邦人の物語が、今、幕を開ける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-28 17:12:32
11747文字
会話率:34%
世界を救うのはいつだって勇者だ。
最終更新:2024-02-16 00:44:53
1929文字
会話率:25%
ふと空を見上げるとそこには一筋の光。皆様は何を願いますでしょうか。今宵は、流れ星に関するお話をひとつお聞きくださいませ。
※戦争の描写を含みます。
最終更新:2024-01-05 22:17:18
769文字
会話率:36%
一人の美しい女王がいた。
女王は国民の安眠を心から望む心美しき清廉潔白な女性だった。自国が魔王の侵攻に扮した時、美しき女王は一筋の光明にと勇者の召喚を決意する。
すると救いを願う女王に前に一人の勇者が姿を現す。勇者は皺くちゃながら
も優しげな老人だった。
「……失礼ですが勇者様はおいくつでいらっしゃいますか?」
「五代栄一と申します。仕事を定年して十年、今年で七十歳になる若輩者です。お美しい貴方からの頼み、謹んでお受けいたします」
召喚された勇者は皺くちゃな笑顔で女王に笑いかけるマッチョなロマンスグレーだった。勇者は麗しの女王に一目惚れをする。そして女王も勇者の想いに応える様に彼に愛を返す。
これは時空を越えて出会い、手を取り合って苦難に真正面から挑む美しき女王と勇者の純愛の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-01 18:49:22
432299文字
会話率:32%
ある年の暮れ、薔薇の逆鱗に触れ茨の鞭で打たれ鼻に呪いをかけられてしまった私。
呪いを解こうと様々な試みをするも叶わず絶望に打ちひしがれる。
鏡を見ては絶望しため息をつく私。そんな中、一筋の光明が差し込んだ。
鼻(花)にかけられた呪いを解く、
医療系(?)、民俗学的(?)、日常エッセイです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-16 16:19:34
5215文字
会話率:4%
闇に沈んでいく主人公を照らす光と変わらない日々を過ごしていく中で特別を見つけていく
最終更新:2023-12-04 18:00:00
1941文字
会話率:6%
中央神殿の敷地にある聖なる森に一筋の光が差し込んだ。
それは【異世界の扉】と呼ばれるもので、この世界の神に選ばれた使者が降臨されるという。
今回、招かれたのは若い女性だった。
☆他社でも公開
最終更新:2023-12-02 10:00:00
5158文字
会話率:24%
【速報】日本列島、異世界へ!資源・食糧・法律etc……何もかもが足りない非常事態に、現代文明崩壊のタイムリミットは約1年!?そんな詰んじゃった状態の列島に差した一筋の光明―――新大陸の発見。だが……異世界の大陸には厄介な生物。有り難くない
〝宗教〟に〝覇権主義国〟と、問題の火種がハーレム状態。手足を縛られた(憲法の話)日本は、この覇権主義の世界に平和と安寧をもたらすことができるのか!?今ここに……日本国民及び在留外国人―――総勢1億3000万人―――を乗せた列島の奮闘が始まる…… 始まってしまった!!
(※)この作品はフィクションです。実在する、事件、個人、団体とは一切関係ありません。また、特定の個人、団体を誹謗する意図もありません。
【注意!】戦争、自衛隊成分が低下しています◼️【更新】「06.永田町の激震 」投稿済み。◼️この作品は「カクヨム」様「アルファポリス」様にも連載しております※更新停止中◼️【序章:完結済】【1.0章:完結済】【1.5章:完結済】【2.0章:完結済】【第2.5章:完結済】【第3.0章:連載中】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-11 14:53:44
374170文字
会話率:42%
基紀 多諏玖(もとき たすく)、三十歳。普通のサラリーマンだった彼は、ある日の夜、突如として異世界転移をしてしまう。
いわゆるオープンワールドゲームと酷似した世界へ、着の身着のまま放り出されたのだ。
ゲームと異なり、極めたスキルも使
えず途方にくれる彼だったが、最も初歩的で、最も重要な能力が、異世界でも使えることを発見し、一筋の光明を見いだす。
樹木や岩石など、確保した物体を加工し、素材に変える「再構築(リビルド)」。そして、その素材を加工し、道具などを作りあげる「構築(ビルド)」――。
二つの能力を駆使しながら、異世界で自給自足の生活を送ることに決めた彼の元には、忌み子の猫人族、ギャルのハーフエルフ、ふくよかなハイエルフなど、個性豊かな面々が次々に集まっていく。
これは、そんな男とその仲間たちによる、異世界開拓の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-11 07:00:00
1208099文字
会話率:53%
歴史の暗部、魔女狩り。そこに切り込む一筋の光がいた。
最終更新:2023-10-22 17:05:20
2099文字
会話率:43%
主人公の名前は三島メイ。
幼いメイに祖母の白露が話してくれたのは、神と人をつなぐあやかし「ミトリ様」の物語。
「6歳の6月6日までにミトリ様に見初められた子は、特別な力を与えられるんだよ」。
でも、力を持ったものたちは、やがて鳥籠を持っ
てどこかへ去っていく。
「好きな人と好きな場所で暮らしたい」という願いは叶わない。
「やるべきこと」「行くべき場所」に旅立つまで、息苦しいほど心がざわつく。
務めを果たすまで、安息の日を迎えられない。
そして果たしたとして、安らげる者もいれば、また同じ焦燥が繰り返される者もいる。
18歳になったメイは、自分がミトリ様を見たのかどうか曖昧な記憶のまま、
祖母の元を離れて遠い親戚だという白鷺さんの家に身を寄せ、
家事や清掃のアルバイトを始める。
初めての住み込み先は、黒い蛇が棲みつく大きな屋敷。
この国を金で操るというあるじの老人と、
古くからいる美しい使用人、愛人の娘、秘書、亡くなった奥様………。
彼らを知るうちに、自分が何かを看取るために引き寄せられたのかもしれないと思い始める。
思いを巡らすうちに思い出す。
祖母が言っていた言葉。
「渡り鳥がやってくるのは、この世界の秩序が保たれている証。
多くの人が鳥を忘れ、鳥無しでも生きられると振る舞う日々に
鳥は舞い降りる。
大切にしていた人や時間をなくして、
どうでもいいが口癖の暮らしに
鳥は小さなかけらをついばんでつなぎ合わせ、
思いの成就と終息を告げる。
そして冷たい雨のような後悔に包まれた日に、
一筋の光が魂を照らす。
それを人はミトリと呼ぶ」
ここに記すのは、そんなミトリの物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-16 16:37:43
17460文字
会話率:21%
社畜のツトムは、その日一筋の光を見つけた。
路地裏の、その隙間に広がっていたのは……。
最終更新:2023-10-08 07:00:41
7889文字
会話率:58%