月越えという名の橋を渡り西嶋マサトがやってきたのは、巨大な月の放つ淡い光によって染められた灰色の街。そこはいわゆる死後の世界。この街に着いてマサトが始めに知らされたのは、自らの命が何者かの手によって取引されてしまっていたということ。それは魂
の取引と言い、別々の人間の寿命を互いに取り替える行為だという。そしてその取引を行った者には、再び生まれ変わるための試練が待っていた。 一方時は遡り、マサトがまだ小学生の頃の西嶋家では父が行方不明になり、そしてそれをきっかけに様々な事件が巻き起こる。この二つの世界を繋げるキーワードは『鍵』。生きているうちに見つけなくてはいけない『人生を切り開く鍵』とは? 灰色の街で見つけなくてはいけない『睡蓮の鍵』とは? 生前の物語と死後の物語が同時進行し、ストーリーは複雑に絡み合っていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-04-21 20:00:10
178017文字
会話率:43%
「ねぇ、おにいちゃん」
「ん?」
どうして夕焼けは赤いの?
どうしてお医者さんを先生って呼ぶの?
どうしておにいちゃんはいつもおうちにいるの?
どうして攻撃をする妹と律儀に答える兄との日常小話連作です。
最終更新:2013-02-15 17:01:34
6406文字
会話率:36%
雨の日にポストに間違って届いた一通の手紙。母親に届け直すよう頼まれたほたるは、三軒お隣を訪ねる。そこは、仲の良い老夫婦と風変わりな孫が住む、庭の緑がきれいなおうちだった。「…… また、ずいぶんとかわいらしい郵便屋さんがいたもんだな」
*女子
中学生とおじいさんの交流を中心に描いた、児童文学風一夏の雨宿りのおはなしです。自サイトでも公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-03-31 21:34:16
34457文字
会話率:16%
高校へと向かういつもの朝、人があふれかえっているホームに、おれは春の落し物を見つけた。
真っ白なたんぽぽの綿毛のような頭、半分に折れ曲がった腰、杖の先で揺れる不気味なマスコット人形。
孫とおばあちゃんの、ある春の日のほのぼのデート話です。
最終更新:2012-02-29 17:16:15
9390文字
会話率:8%
短編小説大賞(児童文学)に応募して駄目だった作品です。ピクシブに投稿済み。
とある夜の、猫と少年のお話です。きみはせかいをしっているかい?猫のキジはそうして、少年に不意に問いかけます。少年と猫の”せかい”って?
最終更新:2013-02-02 16:48:18
1388文字
会話率:45%
短編小説大賞(児童文学)に応募して駄目だった作品です。
ピクシブに投稿済み。
るりこのお母さんは体調を崩して病院に入院しています。その間るりこは一人でお留守番。ある夜、絵本を読んでいたるりこのところへ迷子の星がやってきました…。
最終更新:2013-02-02 16:42:41
1527文字
会話率:41%
某短編小説大賞(児童文学として)に送って駄目だった作品です。
ピクシブに投稿済み。
みどりは、風や木々、草花の声を聞くことが出来る少女です。みどりには大好きなおばあちゃんがいて、でもおばあちゃんは病院に入院中。あのとても悲しくて大きな地震で
おばあちゃんは大切なお友達を亡くしてしまいました。
さぁ、そんなおばあちゃんを笑顔にしに行きましょう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-02-02 15:59:02
1649文字
会話率:38%
『ぼく』――淳司《あつし》が住んでいるとある街には小さいながらも霊験あらたかといわれる稲荷神社がある。『ぼく』は幼いころからその稲荷でよく遊んでいたが、中学進学したころから生活に追われてなかなか訪れることが減ってしまった。
そんなある日
、ふと懐かしくなって神社を訪れると巫女装束を身に着けた杏花《きょうか》と名乗る少女がいた。彼女の持つ爽やかな空気に『ぼく』は惹かれ、そして時を忘れるほどに語り合う。どこか浮世離れしたその少女に「またね」と挨拶を交わし、『ぼく』は帰途につく。
……数日後、再び神社を訪れた淳司は再び杏花を見かけるが、少女の顔は前回会った時と異なり、どことなく曇っていた。
少女はどうしてそんな表情をしているのだろう。
そう思いながら、『ぼく』は杏花に話しかけた――。
※2011年、講談社児童文学新人賞に投稿した作品。
一次選考落ち。
あらすじは『引き』をつくるために投稿当時とは変更してあります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-10-24 13:44:32
13862文字
会話率:30%
小学生最後の夏休みを間近に控えたある日、松井大輝の通う小学校では怪奇現象に遭遇する生徒が現れる。好奇心の強い幼馴染の彩夏と一緒に大輝はその怪奇現象を調査し始める。調査の途中で「オカルトなんて有り得ない」が持論の同級生、小野寺秀も加わった。果
たして怪奇現象の正体は!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-09-01 07:33:36
16874文字
会話率:53%
夏の始めのある日、川で釣りをしていた僕らの前に現れた謎のおっちゃんが僕らに向かってにこーっと笑いかけてきた☆
最終更新:2012-08-20 14:10:55
6422文字
会話率:48%
森の中にぼうしが落ちているところから始まる児童文学です♪
最終更新:2012-08-07 10:38:56
3140文字
会話率:51%
マキの小学校は山を切り崩した新興住宅地の一角にある。山を切り崩して新しい住宅地やマンションが造られ、子どもの増えた学校は校舎や体育館の増築が計画されている。
クラス委員のマキと、牧野原一(通称まめ)、マキのライバル的な男子、勇次、マキの親友
あやね、そして、謎めいた女子、都夕香の五人は、あることをきっかけに小学校の裏に広がる森の中で不思議な体験をする。
その森もやがて切り崩される運命にあるのだが、森に住む不思議な夫婦に出会ったことから、五人は森を守ろうと考えた。
――――― 小学生向け児童文学です。極力漢字を控えてあります。小川未明文学賞一次選考通過作品。他サイトでも公開中のものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-08-18 10:00:00
35492文字
会話率:39%
危険を予報するという、なんともヘンテコな装置を作ったおじいちゃん。ぼくはこっそりそれを持ち出し、さまざまな危険を知らせてくれる装置のすごさに驚いてしまう。いろいろと試して、そろそろ帰ろうとしたぼくだけど、帰り道で装置が鳴りだした。おかしいな
、これといってなにもない場所なのに。そこで待っていたのは……。面白いと思ってもらえたなら、嬉しいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-07-02 22:56:28
3563文字
会話率:40%
クッキーとシャルロットの十二歳の冒険は、一通の手紙から始まった!
竜が守るオレンジの島は本当にあるの?
胸がわくわくするような物語の扉が、今開きます!
最終更新:2012-05-17 08:36:25
28784文字
会話率:31%
常磐 誠の本領、児童・青春文学系の作品です。
Twitter文芸部の月刊誌、月刊Twi文2012年1月号に寄稿した作品です。Twitter文芸部のサイトはこちら! http://twibun.jimdo.com/現在2012年4月号絶
賛公開中!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-04-07 16:41:45
7939文字
会話率:32%
ある月が綺麗な夜の不思議なお話し。
眠れない夜の不思議なお話し。
みつこと真っ黒な猫のお話し。
一応、児童文学ぽい感じかなと思います。
キーワード:
最終更新:2012-03-11 21:43:58
800文字
会話率:27%
この街には雨が降っている。いつでも、毎日、かならず雨が降っている。雨がやんだことはなく、太陽は時たま顔を見せるが、それでも雨が降っている。この街はとても奇妙な街だ。
(本文より)
※自サイト転載および過去冊子化作品
最終更新:2012-02-25 15:51:46
59853文字
会話率:46%
一人の、旅の占い師がおりました。彼は長い旅をして、多くを見聞きしてきましたが、いまだ「冬の国」には行ったことがありませんでした。「冬の国」を目指して歩いていると、とある雪山で行き倒れていた貴人を助けました。貴人は自分のことを「冬の王」だと言
いますが、旅人には俄かに信じられません。何せ王が行き倒れていたのは、「春の国」の女王に、国を追われたためだというのですから――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-02-14 00:00:00
23013文字
会話率:37%
探偵と映画が好きな少年、ヴァージナル。彼が迷い込んだ街は音楽で支配された不思議な世界だった。
最終更新:2012-02-05 15:25:14
12035文字
会話率:40%
タケル小学校6年生。サッカー好きの勉強嫌い。なんてことはない少年だが、彼には特殊な能力があった。彼はテレパシスト。親友のトーマだけがそれを知っている。
ある日タケルは琴音という美少女と出会う。どうやらこの美少女、訳ありのようだ……。
タ
ケルとトーマと琴音。三人の少年少女のひと夏の冒険物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-12-04 08:48:58
96127文字
会話率:39%
水鏡神社を遊び場にするやんちゃ小学生四人組。ある日、四人の前に心に傷を負った神主の甥っ子が現れて……
小学生四人組は、持ち前の行動力で学校で噂の事件に挑む。
最終更新:2011-11-14 14:18:52
10757文字
会話率:48%
奈々は今朝、とても憂鬱だった。なぜなら今日は『あゆみ』――成績表、通知表の日だからだ。
特別に成績が良くもなければ悪くもない。どこをとっても普通の子。そんな奈々がクラスメートの植木や亜由美ちゃんと送る、小学五年生のとある一日。
小説
投稿サイト「星空文庫」にて別名義で転載しております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-10-28 18:21:24
16308文字
会話率:30%
You can get anything from socks to fairy's scales.
(靴下から妖精の鱗粉まで何でも揃います)
と不思議な看板を提げた雑貨店。ひょんなことからその店で働くことになったお坊ちゃんのエドワードと
掴みどころのない正体不明の店長、そして個性豊かな客達が織り成すちょっと不思議なお話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-10-23 19:50:14
61712文字
会話率:46%
YA児童文学ファンタジー。隻眼の盗賊「赤目」と出逢った、宿屋の息子レオ。なんでも願いの叶う不可思議なカギの話。街角で暮らす子供らと共に「赤目」の秘密に迫る。カギを手に入れたとき、レオは。
最終更新:2011-10-06 23:00:00
56624文字
会話率:43%
世の中なんてつまらない。
全ては大衆化した社会だ。
そこから逸脱してしまったら、それは異常者にしか見られない。
だから僕は、引き籠ることを選んだんだ。
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世の中をつまらないと
思い、引きこもっている主人公・西園寺龍也は唯一の遊び道具だったゲームを通じて異世界へと連れて行かれる。しかし、そこで三人の仲間と出会い、龍也は忘れていた何かを取り戻していく。
これは、そんな物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-03-09 09:46:17
55181文字
会話率:60%