秋田県立第三高等学校普通・理数科1年6組鹿平勝雄(かびらかつお)=僕は今年度から新設された委員会・生活委員会に「楽そうだから」というただそれだけの動機で入った。これで楽に平穏な高校ライフをエンジョイ出来ると思っていたのだが、現実はそうはいか
なかった。蓋を開けたら何とびっくり、生活委員会の仕事は校内の治安維持だった!まあ何も起こらなければ良いがそうすんなりとはいかず…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-10 21:00:00
53107文字
会話率:58%
ムソーウ王国第三王女『オラウ・タ・ムソーウ』に転生した『豊臣秀吉』は、敗戦し壊滅したマッホーウ法国の救援要請を受けて謎の元弱小国エイジオブ帝国と合戦する事になった。
だが、肝心のムソーウ王国とマッホーウ法国がファイアーエムブレム無双やDOG
DAYSシリーズの様な戦い方をし、階級が部将以上の将校全員(例外無し)に戦国無双2のプレイアブルキャラクターに匹敵する戦闘力とファイアーエムブレム無双風花雪月やDOGDAYSシリーズの様な戦技か魔法の修得が必須な為、、戦略と戦術が致命的に幼稚化していた……
果たして、前世である豊臣秀吉の記憶と知識を頼りに戦うオラウはエイジオブ帝国に勝利する事が出来るのか……
pixiv版→
ハーメルン版→
暁版→https://www.akatsuki-novels.com/stories/index/novel_id~29420
星空文庫版→https://slib.net/122975折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-10 20:41:02
76617文字
会話率:41%
【ストック10万文字超え】
その国には双子の王子がいた。
弟は歴代の王族の中でもっとも巨大な魔力を持っていたのに対して、兄は平民の半分以下の魔力しか持たない『魔力無しの失格王子』だった。
両親からは冷遇され、王宮で貴族や使用人からも蔑まれる
中、双子の兄王子――シュバルツは『王位継承戦』へと望みを託す。
継承戦に勝利すれば、自分を馬鹿にしていた人間の目も変わるはず。そう考えて決闘に挑むが、双子の弟が放った魔法の一撃で敗北してしまった。
絶望したシュバルツは王宮を出奔して姿を晦ませるが……5年後、王宮で国家を揺るがす大問題が生じたことがきっかけで帰参することになる。
「せっかく王宮に戻ってきたんだ。今こそ、この国の玉座をいただいてやろう!」と王位簒奪を目論むシュバルツであったが、魔力を持たない『失格王子』が選んだ方法は……後宮征服? 双子の弟の婚約者をことごとく口説いて奪い取るという方法だった!?
敵は殺す。女は口説く。国は奪う。『魔力無しの失格王子』と呼ばれたシュバルツの逆転劇がまさに始まろうとしていた!
※本作にはR18にならない程度の性描写が含まれていますのでご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-09 23:22:08
354255文字
会話率:38%
ミゼ・アローサイトは王太子の婚約者だった。
しかし、神から与えられた謎のギフト――『血糖値』のせいで婚約破棄。おまけに側妃にさせられてしまい、代わりに王妃となった男爵令嬢の尻ぬぐいをすることになってしまう。
家のため、国のためにと屈辱を受け
入れるミゼであったが……彼女は唐突に理解した。『血糖値』が決して無能なギフトではないことを。この力が使い方次第で王族すら暗殺することができる、とんでもない力であることを。
役に立たないと思われていた無能なギフト『血糖値』によって、王太子と男爵令嬢はことごとく破滅することになるのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-26 00:23:39
18467文字
会話率:38%
誰からも認められた完璧な令嬢がいた。誰よりも美しく、賢く、優しい令嬢。誰もが認める『奇跡の少女』。しかし、誰からも愛されているはずの彼女のことを「オバサン」と呼んで侮辱している悪役令嬢がいた。公爵家の娘にして王太子の婚約者でもある悪役令嬢に
逆らうことができず、周囲にいる者達は「オバサン」呼ばわりされる奇跡の少女を憐れんでいた。けれど、とうとう悪役令嬢に罰が降るときがやってくる。王太子が悪役令嬢に婚約破棄を突きつけ、奇跡の少女を新しい婚約者にすることを宣言したのだ。だが……そんな王太子の思惑は思わぬ騒動を巻き起こすことになるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-14 19:35:06
6953文字
会話率:39%
10年前、姉にいじめられていた主人公・優太。姉は健太をいつも小馬鹿にし、いじめていた。優太の10年間の出来事が大きく心を成長させた。そして、ある日優太はある事をきっかけに姉より強いことを確信する。姉は当時のように優太をバカにしようとするが、
優太はそれを受け入れず、自信を持って立ち向かう。優太は姉とのリベンジマッチを挑む。姉は最初は優太を侮っていたが、次第に憂太の強さを認めざるを得なくなる。最高最悪のリベンジマッチの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-08 21:14:32
371文字
会話率:0%
誰にも必要とされなかった少年
誰からも馬鹿にされてきた少女
2人が出会い世界が変える
最終更新:2024-09-08 18:38:16
38032文字
会話率:28%
ディオールは6歳のとき、実の姉を殺そうとした。優しくて健気で善良な姉だった。
悪魔と呼ばれる侯爵家“ベリアルド一族”に引き取られたディオールは、小さな悪魔たちと共にその才能をゆっくりと開花させていく……
『眠れる森の悪魔』のディオールが立
派な悪女になるまでの物語。
本編より読みやすく、初見の方も読めるようになっているので、「ベリアルド」がまだの方は予習がてらぜひ……
邪悪でポップなクソガキ無双です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-08 14:35:21
39517文字
会話率:54%
「シェリエル・ベリアルド、貴様との婚約は今日をもって破棄する」
シェリエルは未来の死を夢に見るちょっと変わった赤ちゃんだった。
前世はフリーランスのひきこもりプログラマー。
未来は婚約者に断罪される悪魔侯爵家の欠陥令嬢。
ついでに前前世は
王国騎士。
奴隷? 断罪? 婚約破棄? しかもこの国には存在しない白髪で、16歳で死ぬらしい。
悪魔と呼ばれるベリアルド侯爵家の養女となったシェリエルは、前世と未来の知識を駆使して平穏無事を手に入れたい。
バチバチの貴族社会にゴリゴリの魔法世界。しかも家族全員サイコパス。果たして断罪まで生き残れるのだろうか。
魔法、呪い、精霊、妖精、何でもありの異世界で、愛すべき悪魔たちと愉快なサバイバル生活が始まる。
「未来の情報が中途半端過ぎるのですが……」
※4話からでも読めます折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-14 19:00:04
2738893文字
会話率:46%
怖い話ではないんですが、念のためジャンルはホラーにしました。
文章を書くのが苦手なので読みづらかったらすみません。
誰かに話したいけど内容が内容なので話す相手もいなくて。
でも誰かに聞いてほしいので書いてみます。
最終更新:2023-04-01 18:09:36
15126文字
会話率:19%
機械に命が宿る、馬鹿げた話。手乗り人形の小さな携帯端末であるシパルという機械は、飼い主である占七という素敵な少年の手に渡るはずの日、神灘皐という悪い魔女の策略によって攫われてしまいました。
初期段階ゆえ、データの無いシパルは大慌て。無垢
な人形は魔女の使い魔によって痛ぶられ、ついには泣き喚き、魔女の奴隷となったのです。
奴隷の仕事は二つ。魔女の代わりに重労働な仕事をすることと、魔女達のお世話をすることです。奴隷は機械ゆえに疲れを知らず、しかし大好きで愛しい元の飼い主の所へ行けない悲しみだけは蓄積され、その苦痛に苛まれる姿は魔女にとって最高の楽しみでした。
しかし、奴隷は決意しました。この悲しみを振り切って、奴隷となった身でも占七様と仲良くなろうと。例え醜くとも、私のお慕いする占七様ならば、きっと受け入れてくれると。
これはこれは、面白くありませんよね。しかもナンセンスなのです。だって、占七君には絶対に近付いてはならない秘密があるのですから……。
終と始シリーズ【2】折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-09-08 08:16:05
9205文字
会話率:45%
田中琴葉は夢を見る──何度も何度も繰り返し見た悪夢だ。街が一夜にして濁流に流されてしまう悪夢。そんな夢を振り払うようにして渕ヶ丘高校に向かう。夏休みが終わって今日は新学期。ホームルームで転校生が編入すると先生から知らされる。そこに現れたの
は腰まで伸ばした艶やかな黒髪が印象的な七海千早だった。徐々に距離を詰める琴葉と千早。ある日、家へ帰ろうとする二人は大きな蛇の化け物に襲われる。追われるようにして山の中に逃げていく二人。しかし追いつめられる。その時、千早は琴葉に抱きつく。
「ごめん、琴葉──あなたの血を吸わせて」
逡巡するが頷く琴葉の首に千早が歯を立てる。それと同時に蛇の化け物が建物の中に入ってくる。しかし、千早の様子が一変していた。髪は銀髪になり、爪と牙が生えていた。襲い掛かる蛇の化け物を爪で切り裂いて倒す千早──。琴葉が問いかけると千早は己が大嶽丸という鬼の生まれ変わりで、鈴鹿御前の生まれ変わりである琴葉をずっと探していたのだと明かす。そして千早がこの街に来たことでこの土地のまつろわぬ神であるフチガミが現れたのだ。琴葉と千早はフチガミを封じるために駆け回る。学校では体育祭や学園祭の準備を通して、放課後はフチガミ対策に時間を共にすることで二人は更に距離を深めていく。
琴葉も、千早も、自分の中に生まれた感情の意味を探していく。この感情に恋と言う名前を付けていく。その想いを大切に育んでいく。
学園祭当日、カップルコンテストに出場しようとする琴葉と千早。しかしそこにフチガミが現れる。今までにない強大な力に千早は倒れそうになる。その時、琴葉に眠る鈴鹿御前の力が完全に覚醒する。二人は協力してフチガミを倒してカップルコンテストに向かう。そこで琴葉は全校生徒の前で千早に告白。恥じらいながらも千早は受け入れて、二人は抱きしめあう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-07 19:41:16
86806文字
会話率:51%
「うそでしょ? 一族滅亡なんて!」 侯爵令嬢は王太子との結婚に不安を覚え、魔法で未来を覗いてみることにする……が、そこで視たものは、婚約破棄された挙句、一族郎党皆殺しにされる未来だった。そして、王太子の傍には聖女の姿が。令嬢は「王太子と聖女
のせいで家が滅亡したのだ」と解釈すると、御家断絶を回避するため、知力・体力ともに鍛えることを決意する。そして、苦節数年――文武両道の美女に成長し、ついには魔王まで倒すことに成功する。王太子との婚約は破棄されず、ハッピーエンドを迎えるのだった。
「……じゃあ、私は何のために呼ばれたの?」
聖女は呟く。わけもわからず連れてこられ、足手まといだと馬鹿にされ、役目が済んだら、見ず知らずの男に嫁がされる。
これは、「(お)払い(箱)の聖女」の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-07 18:33:34
274018文字
会話率:38%
青春サークル「えっ、わたしたちは青春が好きだけど、あなたは違うんです会」――略称「えっち会」
そんな「えっち会」を誕生させようとする、無邪気な二人の男子中学生がいた。
常識など通じない臆病な性格の東堂志貴(とうどう・しき)
大人になるこ
とに葛藤を覚え、大馬鹿野郎を演じる大宮幻冬(おおみや・げんとう)
彼らは同級生の女子生徒二人……ボクッ娘の浜崎羅奈(はまざき・らな)と毒舌家の工藤冬華(くどう・とうか)に目を付け、彼女たちを「えっち会」に誘うが、失敗。
自由な子どもからしがらみのある大人になっていく、そんな自分に葛藤を覚えた幻冬の嘆きを聞いた志貴は、心を鬼にし、羅奈と冬華を「えっち会」に引きこむため、ある企みを思いつくが……。
これは自分たちの青春を信じた四人による物語。
「子どもから大人になるための第一歩は何か、それは青春を卒業すること」
※この作品は、カクヨム のほうでも投稿(完結済み)し、重複投稿しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-07 17:40:00
88676文字
会話率:30%
「お前は全然ダメだな。なんでそんなこともできないんだ?」
「そう言わないでくださいよ、殿下。今はダメでもいつか必ず殿下が驚くような魔法使いになってみせますから……!」
「妄想するのは勝手だが、そんな日は一生来ないと思うぞ」
幼い頃、交わし
た言葉をいつも夢に見てしまう。
自分を天才だと信じて疑わない自分。
頑張っている奴を馬鹿にして、嘲笑う愚かな自分。
――本当に、嫌になる。
俺は神童ともてはやされていた。
しかしそんなのは遠い昔の話。二十年経った今はすっかり腐り切ったおっさんとなり、昔馬鹿にしていた魔法使いに飼われる毎日だ。
しかしある日、魔法使いは俺に手を差し伸べた。
「一緒に世界を救ってみませんか?」と。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-06 21:40:05
2700文字
会話率:38%
伯爵令嬢アンジェリカは第三王子ダフィットの婚約者。
しかし彼からはあまりよく思われておらず、合う都度ギクシャクしていた。
そんなある時、平民上がり少女カトレンがアンジェリカの義妹となり、事態は急変する。
ダフィットはアンジェリカとのお茶会の
際にカトレンと出会い、一目惚れ。カトレンも第三王子に見初められたことに大喜びだった。
そして。
「――俺は真実の愛を見つけたのだ。よってお前との婚約を破棄し、ここにいるカトレンと新たに婚約する」
元々アンジェリカとダフィットの婚約は政略的なもの。だから婚約破棄を告げられたことにアンジェリカは少しも心が痛まなかった。
でも――。
「本当に殿下は、それでよろしいのですね?」
確かめるようにアンジェリカは言った。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-10 21:00:00
11000文字
会話率:33%
両親が死に、ろくに教育を受けることさえなく公爵位についたマルコム・オースチン。
彼は二十五の時、周囲が「結婚しろ」とうるさかったのを理由に社交界で評判の低い一人の令嬢に「惚れた」と嘘の求婚をし、公爵夫人にした。
――それから三年。妻を小間使
いのように扱い自分はハンコ押しだけをする日々を送り、マルコムにとっては何もかも順風満帆だったのに、公爵夫人ポーラ・オースチンは、ある日突然屋敷から姿を消した。
※前半は公爵視点、後半は元公爵夫人視点。公爵はクズです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-29 07:00:00
5200文字
会話率:23%
ー--勇者なのに勇者パーティを追放された主人公が、勇者のままだと『絶対に使えない』力を使って無双する話ー--
・・・俺は今まで、世界を救う勇者として生きてきた。友達を遊ぶこともなく修行ばかりの毎日。子の頃は、勇者としてみんなの期待に応える
ために、大切なモノ全てを切り捨てて来た。
しかし、そんな努力は実らず、勇者なのに勇者パーティのお荷物に。
『それでも』『いつか』そう思っていた俺の前に、一人の男が現れる。
「あれれ?もしかして俺、異世界に来ちゃった?」
違う世界から来たというその男は、自分こそが世界を救う勇者だと主張する。
その男との決闘に負けた俺は、勇者なのに勇者パーティを追放される。
・・・勇者という肩苦しい名前から、世界を救うだなんて重圧から解放された俺は新しい家と奴隷を買って、一から楽しい人生をやり直すー--はずが。
『言っておくけど、私あなたのことが大っ嫌いだから』
何もしていないのに奴隷には嫌われるし。
『うん、変わってない。私の知ってる勇者様のままだ』
同じパーティだった女の子は急に積極的になるし。
それにー--元勇者を倒したという称号が欲しい馬鹿どもに絡まれる。俺の穏やかな人生はいったいどこに。
『元はと言っても俺、勇者だから』
勇者なのに勇者パーティを追放された俺は、そう不敵に笑うのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-06 17:01:27
101203文字
会話率:43%
田村直也(たむらなおや)は同級生の柚澄原(ゆずみはら)鹿乃子(かのこ)に想いを寄せる小学五年生。趣味は昭和歌謡に格闘技観戦、特技は喧嘩と運動全般、好きな食べ物は銀座の回らない寿司と西麻布の高級焼肉。(どちらも食べたことは無い)
この物
語は、そんな彼の身の周りで巻き起こる怪事件を、持ち前の度胸と腕っ節で解決していく、田村直也の日常怪奇譚である___。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-06 17:00:00
326863文字
会話率:36%
十年前、身体の芯まで凍りつくような冬のある日。わたしは放課後の教室で、4Bの鉛筆を握って立ち尽くしていた。まさか告白もしないまま恋が終わってしまうなんて思わなかったから、この感情をどうすればいいのか分からなかった。
わたしを選ばないなんて
馬鹿だ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-05 20:00:00
46387文字
会話率:37%
1000年の歴史をもつべラス王国は終焉の時を迎えていた。
突如起きた反国王派によるクーデターから第3王女のユリアは必死に逃げていた。
死にたくない!
しかし必死の願いも虚しく、ユリアは反国王派を率いるイケメン貴族ガブリエルに捕まり処刑され
てしまう。
どうしてこんなことに……。
無念の思いを抱えたまま絶命した。はずだった。
「おはようございます」
その声で目が覚めたユリアの目の前には、見慣れたメイドの姿があった。
あれ?死んでいない?何故かユリアは生きていた。
しかもその後に起こる出来事にはすべてに見覚えがあることばかりだった。
そこはユリアが処刑される2年前の世界で、どうやら彼女は死に戻って来たようだった。
次こそは処刑なんて最後は嫌!
そう心に誓ったユリアは前回の失敗を反省し、クーデターの回避のための行動を取る。しかし結末は再び処刑されて運命だった。
あの手この手を尽くしてみるも、ユリアは結局死の運命から抜け出せず、そのたび死に戻りを繰り返し続けてしまう。
どうしたらこの運命から逃れられるのか?
絶望の中にいたユリアの前に現れたのは、かつて自分を処刑したイケメン貴族のガブリエル・フィードルだった。
「お前は何回目の死に戻りだ?」
耳元でささやかれたガブリエルの声にユリアは驚く。
どうやらガブリエルもまたユリアと同じく死に戻りを繰り返しているらしい。
「どうやらこの運命を止めるには俺とお前が力を合わせる必要があるようだ」
ユリアとガブリエル。イケメン天才策士と自由奔放な我儘王女。倒す側と倒される側。
立場も性格も正反対な二人はお互いに手を取り合い、繰り返す死に戻りの運命からの脱却を目指す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-05 18:35:16
29436文字
会話率:29%
自転車に撥ねられて死んだ俺が転生したのは『女男比率』が五十対一というある意味天国のような異世界! ……『ただし能力のあるイケメンに限る』って但し書きが付くんだけどな。
でも大丈夫! なんてったって俺には神様から貰った『祝福(ギフト)・放
置ゲー』があるんだから! ……あれ? 鑑定結果は『無職、無技能、無才能』? いや、それよくあるギフトが他人には見えてないやつぅ!
ま、まぁ別に? 他人に見えて無くても俺のギフトが消えたわけじゃないし?(震え声) ……そもそも放置ゲーの使い方が未だに分かってないからどうしようもないんだけどさ。
でも今、俺のことを馬鹿にしたお前ら!! 絶対に名前と顔は忘れない! ……たぶん忘れない! ……きっと忘れない! 無駄なことに記憶領域を専有されたくないから忘れたらごめんね?
フッ、あれだぞ? お前らに馬鹿にされたところで俺には幼馴染(ショタコンメイド・十八歳年上)と息コン母(年齢不詳)がいるんだから何も寂しくなんて! ……寂しく……なんて……なんだろうこの、目からとめどなく溢れてくる汗は……。
うん、前世ではまったく彼女が出来なかった――べ、別に? 欲しくなかったし作る時間がなかっただけだし? 出来なかったわけじゃないんだけどね?――俺だけど、この世界でなら頑張ればワンチャンありそうだし、いっちょ真面目に……明日から頑張るか!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-04 22:30:00
153233文字
会話率:28%
『ようこそ異世界へ』魔物のグロテスクな死体を前にそんなことを言われて歓迎された異世界。
竜王の娘という因子ガチャは大当たりなはずの所に転生するが、どうやら転生先の身体には既に自我が存在していたようで、自我が二つある身体は思うように動かすのす
ら困難だった。そんな主人公を周りは馬鹿にするが、それでもめげずに成長し、やがて最強になる物語。
「俺が最初に右足を出すから、お前は同じタイミングで左足を出してな」
『二人三脚じゃなくて、一人二脚なんだから出来るわけないだろ』
「お前竜王の娘の癖して飛ぶことすら出来ないのかよ!」
「俺があいつの顔に蹴り入れるから、お前は腹を頼む」
『任された』折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-04 17:12:20
596984文字
会話率:34%
「オリヴィア・アトワール公爵令嬢。貴殿の罪は王太子の婚約者という立場でありながら、妃教育を軽んじ、必要な教養を身に着けなかったことである。よって今日これをもってオリヴィアと王太子の婚約は破棄。かわりにこちらの、教養高き我が娘ティアナ・レモー
ネ伯爵令嬢を王太子であるアラン王子の婚約者とす」。突然城に呼び出されたオリヴィアはレモーネ大臣にそう告げられて唖然とした。視線の先では、婚約者であった王太子アランが、レモーネ伯爵令嬢ティアナととも立っている。何を隠そうオリヴィアに向かって「馬鹿のふりをしろ」と言ったのはアランであるのに。「それとも愚かなその頭では、現状すら理解できないか?」オリヴィアに向かってそう言う王太子アランは、過去に自分が何を命じたかを忘れてしまったのだろうか?そしてあきれるオリヴィアのもとに颯爽と現れた第二王子サイラスが突然求婚⁉なにがどうなっているの?状況が把握できないオリヴィアだが、これだけは言える。殿下、わたし、もう馬鹿のふりはしなくてよろしいですわね?
※アルファポリスにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-03 21:34:28
238674文字
会話率:40%
「アンリエッタ、ものは相談だが、どうだろう。正妃ではなくて、僕の愛妾にならないか?」。ある日、婚約者である王太子ジョルジュがとんでもないことを言い出した。訳がわからなくて理由を求めたアンリエッタに、ジョルジュはさらに耳を疑うようなことを宣う
。曰く、ジョルジュにはたくさんの恋人がいて、最近隣国のセフィア王女とも恋仲になった。そしてジョルジュは将来後宮を作って恋人たち全員をそこに住まわせ、公平に愛したいと言う。王妃にはセフィア王女を据えるから、アンリエッタは愛妾の一人として後宮に住み、後宮の管理をしてほしいと言うのだ。
「ああ。だってアンリエッタ、君は僕が大好きだろう? もちろん僕も君のことが大好きだよ。婚約破棄をして別れるなんて悲しいじゃないか。だけど君が愛妾として後宮に入ってくれたら、君はぼくとずっと一緒にいられるし、僕も助かる。さすがにセフィアに後宮の管理をしろとは言えないからね」
こんなセリフを平然と吐くジョルジュにアンリエッタは唖然となる。これ以上この能天気馬鹿王子につき合わされてはたまらない。アンリエッタは婚約破棄を決意し、ジョルジュとすっぱり別れる道を選ぶ。
ふう、やっとこれで落ち着く……そう思っていたアンリエッタのもとに、元王女である祖母からの命令文が。なんでも、現王の弟であるリシャールのもとを訪れて、彼を口説き落としてこいとのこと。口説き落とせという命令はともかくとして、リシャールの邸へ向かうアンリエッタ。ところがそこへ、後宮計画を諦めきれないジョルジュまでもがやってきて――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-13 14:13:44
78481文字
会話率:33%
わたしオデット。二十七歳の魔女です。魔人討伐(本当は討伐できてない)の褒章で(無理やり)十六歳の王子クリストフと結婚させられることになりました。まじかー。十一歳差は犯罪だわー。式が終わったら逃げよ。そんなことを思いながら結婚式に臨んだわたし
の前に「ほーほほほほほほ‼ ようやく決着をつける時ねオデット‼」とイタい高笑いととも現れたのは、わたしの兄弟弟子である魔女サーリア。どうせくだらない勝負をふっかけられるんだろうなと思いきや、何やら意味不明な魔法を使ってわたしの体を、体を――なんと子供の姿に変えやがった!!ちょっとどうしてくれんのよ馬鹿サーリア!七歳児になったわたしは、魔力も激減してろくな魔法も使えない。新婚夫クリストフは、めちゃめちゃ子ども扱いしてくる始末。しかも各地で魔人の封印が解かれ始めているって、勘弁してよ!
※幼児化した魔女と王子のラブコメディです(ラブの進度は遅めです)。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-01 16:00:00
92957文字
会話率:36%
人生は歩いてこない。だから歩いて行くんだね。
でも鹿に轢かれてしまったアオイの人生はここで終わりのはずだった。しかし、目が覚めたらまさかの地獄みたいな風景が広がっていた。一体どうなるのかは神すらも知らないのかもしれない。
最終更新:2024-09-02 00:25:05
1009文字
会話率:25%
御珠春空は冒険者を目指す高校2年生の男子。
身長185センチ、体重140キロの恵体から、将来はS級冒険者としての活躍を嘱望されていたが、今はもう昔の話。
まったくレベルが上がらないことから、たった1年で同級生にどんどん追い抜かれ、つい
たあだ名が「無能オーク」。
何をやらせてもダメな上、その見た目からつけられた蔑称だ。
今日も今日とて、一緒にパーティを組んでくれる相手もおらず、春空は「冒険実習」にソロでダンジョンに潜った。
そして、ゴブリンの大群に襲われて死んだ……はずだった。
「ハイエルフに転生しました」
気がつけばマジック・モバイルにはそのような通知があった。
脂肪分過多だった体はいつしか細マッチョのそれに変わり果て、一桁だった能力値は10倍以上に爆上がり。
ハイエルフの「超高濃度魔力」が理そのものをねじ曲げる。
こうして一夜にして絶大な力を得た春空は、自分を馬鹿にした連中への復讐に……は乗り出さず、無能オークのままでいようと思った。
馬鹿にした連中にいちいち復讐していたら切りがないからだ。
復讐者としての悪名を被るのも嫌だった。
健全に見返そうとも思ったが、これも止めた。
ハイエルフの力を遺憾なく発揮して、またS級冒険者を嘱望されようと、ろくなことが無いのは、すでに学習済みだったからだ。
こうして春空は無能オークを装い、いつもの日常に戻ろうとするが……、春空の思惑とは裏腹に世界はその力を見過ごしてはくれないのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-01 23:08:17
115103文字
会話率:36%