それはとある王国。
馬鹿王子が婚約者である聖女に婚約破棄を突き付けた。
聖女はその場にいた隣国の王太子と共に隣国へ渡るが、それを気に王国は衰退の一途を辿る。
聖女を蔑ろにした結果滅びる国として周りから後ろ指をさされる中、とある少女が国境を越
えた。
少女の名はリノア・フードル。
美食家と言いながら食ってるものは魔物とか猛毒の類というものは気にせず、彼女は飢饉にあえぐ国民を見捨てられず、魔物飯の普及を決意する。
「芋がないならお肉を食べればいいじゃない!」
ザマァ要素は少ないです。
聖女テンプレのアンチテーゼみたいな内容ですが、聖女テンプレを否定しているわけではありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-03 17:46:28
12733文字
会話率:21%
転生悪役令嬢が破滅回避の為にヒロインを殺した話です。
テンプレワードをたっぷり詰め込んだ安心設計です。ただし内容はシリアス、バッドエンドオチなので鬱な気持ちの方にはオススメ出来ません。
もし、巷で馬鹿王子とヒロインの戯言として使われるワード
ナンバーワンの『真実の愛』が、本物だとしたら……?そんな話です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-04 05:16:05
4003文字
会話率:3%
「アイシャ・ヴァレンティノ! 貴様を王妃として迎えることはできない!!」
いかにも定番な台詞を叩き付けられた瞬間、公爵令嬢アイシャはようやく目が覚めた。
――なんでこんなクソと結婚しなくちゃいけないんだっけ……?
転生者だったアイシャ
は、様々な功績を残していた。
そのせいで、王子の婚約者に据えられ、馬車馬のように働かされてきたのだ。
「ああもう! 生理的に無理~~~~~~!!」
覚醒したアイシャは、クソな王子を簀巻きにして王様に返品する。
そしてこれからは自由に生きると決めた。
前世で好きだったキャンプをして、美味い酒を飲みながら、アウトドア料理を満喫するのだ。
幸いにも社畜時代に開発した魔道具ならたくさんある!
もうウッキウキである。
時にザリガニなんかの外来種を駆除して、池の水を抜いたりもするけれど、
基本は自由を肴に飲んだくれるのだ。それって最高じゃない!?
ときどき馬鹿王子の邪魔も入るのが癪だが、
アイシャ・ヴァレンティノ、第二の人生を楽しもうと思います!
知識チートで社畜になってしまったご令嬢の、
ほのぼの飲んだくれスローライフ。
*R15は保険 カクヨムでも連載しています。
*恋愛はだいぶゆっくりめです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-02 08:10:00
108459文字
会話率:50%
ある一室で女が目覚め半身を上げた
「また予知夢を見たようね」
イザベラは王家の竜の血を引いており現実とリンクした、リアルな予知夢を度々見る
何時もは未曾有の災害や、国の情勢についての夢だったが今回は違ったそれは自分が婚約者のアルノルト殿下と
平民の娘に婚約破棄されるシーンだった。
パーティではイザベラはあることないこと言われ反論する婚約破棄を宣言されそれを受け入れるが、そこで王弟殿下が「君に惚れた、婚約して欲しい」と話しかけてくる。
竜が出てくるお話が読みたくて書きました。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-14 04:40:36
6394文字
会話率:74%
貴様との婚約を破棄する!
卒業パーティーで突如そう叫びだした馬鹿王子。隣にはピンク髪の平民上がりのヒロイン。
最終更新:2025-04-23 03:24:39
1552文字
会話率:73%
公爵令嬢ヘンリエッタとの婚約破棄を宣言した王太子マルグリスは、父王から廃嫡されてしまう。
マルグリスは王族の身分も捨て去り、相棒のレイニーと共に冒険者として生きていくことにするが、そんな彼をヘンリエッタが追いかけて来て……!?
素直になれな
い三人の、ドタバタ冒険ファンタジー。
※「カクヨム」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-11 19:30:00
135832文字
会話率:29%
「エステル・バルシュミーデ! お前の作る菓子はどれも凄まじく不味い! 泥のような味に最悪の食感! そんなお前が俺の妃としての祭事に関わるなど、天上の神々に申し訳が立たない! 故にお前との婚約を破棄する!! この菓子マズ令嬢め!!」と卒業パー
ティーでエステルの地雷を踏み抜いた馬鹿王子とカミラ令嬢。
婚約破棄よりも『菓子マズ令嬢』にブチ切れた彼女は、神前菓子作り勝負──決闘を申し込む!
そんな彼女に人見知りかつ天才魔導具開発科主席が乱入するなど、神前菓子作り勝負は空前絶後の展開を見せる??
後半から特に愛の重いヒーローが出てきます。
※氷雨そら様主催、「愛が重いヒーロー企画」参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-30 12:12:33
20284文字
会話率:48%
「アリシア・ナイトロード、よくも未来の婚約者となるリリス嬢に酷い仕打ちをしてくれたな。公爵令嬢の立場を悪用しての所業、この場でウィルフリードに変わって婚約破棄を言い渡す!」
「きゃー。スチュワート様ステキ☆」
本人でもない馬鹿王子に言いがか
りを付けられ、その後に起きたリリス嬢毒殺未遂及び場を荒らしたと全ての責任を押し付けられて、アリシアは殺されてしまう。
全ての元凶はリリスだと語られたアリシアは深い絶望と憤怒に染まり、死の間際で吸血鬼女王として覚醒と同時に、自分の前世の記憶を取り戻す。
架橋鈴音(かけはしすずね)だったアリシアは、この世界が、乙女ゲーム《葬礼の乙女と黄昏の夢》で、自分が悪役令嬢かつラスボスのアリシア・ナイトロードに転生していたこと、もろもろ準備していたことを思い出し、復讐を誓った。
吸血鬼女王として覚醒した知識と力で、ゲームで死亡フラグのあるサブキャラ(非攻略キャラ)、中ボス、ラスボスを仲間にして国盗りを開始!
絵画バカの魔王と、モフモフ好きの死神、食いしん坊の冥府の使者、そしてうじうじ系泣き虫な邪神とそうそうたるメンバーなのだが、ゲームとなんだかキャラが違うし、一癖も二癖もある!? リリス、第二王子エルバートを含むざまあされる側の視点あり、大掛かりな復讐劇が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-29 19:10:00
119111文字
会話率:43%
「エステル、君とは結婚できない。僕は──真実の愛に目覚めてしまった!」
(うわぁ……。公衆の面前で礼節と品格に欠ける行動を王子が本当に言うのかと思ったけれど、一字一句間違いなく言い切ったわ、この馬鹿王子)
悪役令嬢のエステルは、転生者で
あり乙女ゲーム《歌姫の終幕の夜が明けるまで》通称《ウタアケ》のプレイ記憶が残っていた。断罪イベントとなる婚約破棄はシナリオ展開通りに進んだので死んだように偽装をして、隣国ノードリヒト国に亡命。シリーズ3のラスボスとなる元魔王ギルフォードとのんびり悠々自適生活となるのだが……。
「(ルームシェアだって思っていたけれどこれって同棲なんじゃ!? ど、どうしよう。色々順番をすっ飛ばしているような。でもでも一目惚れで、異性として好きだっていきなり言ったら迷惑よね)……こ、これからよろしく、魔王ギルフォード。ううん、ギル!」
「(外見だけじゃなくて、可愛いもの好きとか趣味が一緒だし、とっても好みなのだけれど、私のことなんて絶対に恋愛対象外よね。でもこの同棲を機に異性として見てもらうようにすれば……!)ええ、よろしく。元悪役令嬢のエステル」
お互いに異性として好きなのだが、今の生活を崩したくなく一歩踏み出せない。甘々両片思い同棲。そこにシリーズ2、3の攻略キャラたちが現れ、エステルの素晴らしさにヒロイン3までも……。
その一方、ハイヒメル大国ではエステルが死亡フラグ回避のためにしてきた『料理』や『大手商業ギルドへの納品』がストップしたことで攻略キャラたちにも異変が……。
※R15は保険。※ざまあ要素あり。※両片思いの甘々ほのぼの(?)甘々展開のハッピーエンドです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-07 19:15:16
144092文字
会話率:46%
キャッツランド王国第二王子・アレク・オーウェン・キャッツランドは、陰で「銀糸のスパダリ」と称される上級魔術師、第一級魔道具師のライセンスを持つ将来有望な銀髪美少年。そんなアレクは留学中の皇立学園高等部の創立記念パーティーで、婚約破棄されて断
罪される公爵令嬢――アリスン・コールリッジを目撃する。留学先の国の皇子にギロチンにかけられそうになる可憐な令嬢を救うべく、アレクは動きだす。
「あんな可愛い令嬢をギロチンにかけさせてたまるか! カチコミかけるぜ!
アレクの章では婚約破棄からの馬鹿王子ざまぁ、前世の因果応報、アリスンの章では姉妹格差からのおかんざまぁ、その他ざまぁが入ります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-08 10:26:16
87281文字
会話率:41%
アリシア・ダービィは魔道の名門に生まれたがギフト無しであった。
それでも母に庇われて10歳まで令嬢として過ごした。
しかし、母は亡くなり。
すぐに、後妻と連れ子がやってきた。
連れ子、アリシアの義妹のグレンリーは風の精霊の加護があった。
婚約者も取られ泣いて暮らすアリシアに、キツネ型の魔物が話しかける。
キツネ先生と自ら名乗る魔物は、アリシアの母に討伐され、解放の条件にアリシアの加護をせよと取引をされたのだ。
キツネ先生は、魔法無しで強くなる方法をアリシアに伝授するが・・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-28 20:17:40
3498文字
会話率:43%
断罪返しをされた王子は、魔道異世界転移爆弾を炸裂させた。
結果、男爵令嬢と一緒に日本に転移してしまった。
日本で、警察に追われながら、斜め上の人生を歩むことになる。
ある技を極めることになる。
※拙作、シリーズ「悪役令嬢坂」の登場人物
が出ています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-05 17:08:04
4832文字
会話率:50%
馬鹿王子と婚約者と義妹が、日本に転移してしまった。
それぞれの人生、
王子は、婚約者エリザベータの義妹、ベルタとの婚約を目論み。
王家の秘密の魔道具を使って、エリザベーターを異世界に吹き飛ばそうと思ったが、
自分たちも転移してしまっ
た。
王子は、周りの日本人の優しさに触れ。次第に・・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-10 21:19:48
7587文字
会話率:66%
10年前、イリアスの人生は一変した。
息子が欲しかった父親は娘のイリアスが生まれてから愛人を作り、イリアスと体の弱い母冷遇していたが、不祥事が露呈し、逃亡。ふざけんじゃねえあんな糞親父のせいで警邏に人質として捕まるなんて絶対嫌だ。
と、母と
ともに屋敷から抜け出すも、賊に襲われ、逃げ込む先は貧民街しかなかった。神はいないのか。
それから10年後、イリアスは男装し、用心棒として身銭を稼いでいた。
そんなイリアスの下へ怪しい男が依頼に来る。
その正体は……馬鹿王子と評判の第一王子だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-28 18:00:00
81964文字
会話率:34%
子供の頃、王子様に告白され将来お姫様になることが決まった私。
でもどうしてだろう、だんだんと王子様は冷たくなっていってしまって、ついには婚約破棄まで大々的に宣言されちゃった!
混乱して泣くことしかできない私を皆が笑う中、助けに来てくれたのは
────大好きな私のママ、そして家族達でした。
大魔女の愛娘であることをすっかり忘れてしまったお馬鹿王子やその周りによって引き起こされる、とある国の災害の話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-26 21:55:17
6264文字
会話率:45%
とある国の王立学園の卒業式で、王太子が婚約者である公爵令嬢に婚約破棄を宣言した。その隣には、聖女である男爵家養女の可愛らしい令嬢がいたのだった。という感じの、よくある話です。
聖女もとい偽聖女の悪事が暴かれて、牢獄にて処刑を待つ偽聖女と公爵
令嬢の一幕。救いはあるようなないような気がするし後味も読み心地も気分も良くない。読み手を選ぶのでご注意くださいませ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-21 13:02:21
7653文字
会話率:49%
とある国の王立学園の卒業式で、王太子が婚約者である公爵令嬢に婚約破棄を宣言した。その隣には、聖女である男爵家庶子の可愛らしい令嬢がいたのだった。という感じの、よくある話です。
最終更新:2024-12-06 01:38:52
5258文字
会話率:38%
婚約破棄を言い渡されたリンドウ=スミス公爵令嬢…。
その場では、殿下が無能なので話をほとんど聞いてなかった。なかなかの強者。というのも、彼女の兄たちは揃ってシスコン。優秀な兄たちに溺愛されている。
リンドラ令嬢はまともに育ったんですけど、無
能が国王になることは阻止したいスミス家は第2王子のアンドリュー(第1王子と同じ名前)をスミス家で預かり、紳士に育てることにしました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-14 18:55:52
16083文字
会話率:43%
防衛大学校を任官拒否して卒業した俺、岳野伸也は仕事先の図書館からの帰り道で、猫虐待犯人のとばっちりで命を落とす。死んだはずの俺は500年前の朝鮮王国一の馬鹿王子、臨海君(イメグン)に転生した。臨海君は文禄、慶長の役(壬辰倭乱)で加藤清正の
捕虜になるわ、長男でありならが国王になれないわ、挙げ句には国王になった弟、光海君に追い込まれ自害させられてしまう。こんなむなしい人生は嫌だ!と俺は一念発起する。前世の個性、完全記憶をそのまま持って生まれ変わった俺はこの力を使って生き抜く。そう、俺は歴史を改変する事にした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-05 20:00:00
224916文字
会話率:26%
私と婚約破棄して妹と婚約するなんて、許すはずないわ、この馬鹿王子。
妹も乗り気なんて今までの私の苦労は何だと思ってるのよ。
というテンプレです。
ぐっだぐたなご都合主義。
ギャグです。
恋愛はあるにはあるけど味がしないお味噌汁くらいなので
ジャンルに詐欺を感じるかもしれません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-12 20:13:20
6451文字
会話率:59%
マグーマ・ティレックス――かつて第一王子にして王太子マグーマ・ツインローズと呼ばれた男は、己の人生に絶望した。王族に生まれ、いずれは国王になるはずだったのに、男爵にまで成り下がったのだ。彼は思う。
「俺はどこで間違えた?」
これは悪役令
嬢やヒロインがメインの物語ではない。ざまぁされる男がメインの物語である。
※『【短編】婚約破棄してきた王太子が行方不明!? ~いいえ。王太子が婚約破棄されました~』『王太子殿下は豹変しました!? 〜第二王子殿下の心は過労で病んでいます〜』の敵側の王子の物語です。これらを見てくだされば分かりやすいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-11 12:00:00
37024文字
会話率:60%
マグーマ王太子によるリリィ・プラチナム公爵令嬢に対する婚約破棄のはずが、論破されて逆に婚約破棄され返した。その翌日、王太子が行方不明ということでリリィに王太子誘拐の容疑がかけられる。だが、リリィはお供の女騎士ジェシカと共に国のために王太子行
方不明事件の解決に挑む。
※10羽程度の短編です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-14 06:00:00
16006文字
会話率:64%
幼い頃、アドモンテ公爵家の図書館で出会った少年にベルティーユは恋をした。その知性と笑顔に!そしてスターチス学園で巻き起こった事件、皆の憧れグレイシア様が、男爵庶子のカリンに婚約者を奪われ…え?奪われたっていうより、捨てたよね?きっとそう。ベ
ルティーユはそう思っている。婚約者のアルトーを愛しつつも、その才能をばらしたくないベルティーユは、馬鹿王子にこのまま仕えさせていいのか悩む!悩む!そんな中馬鹿王子とグレイシア様をベルティーユは見た!!!
※「だから最後に嘘をつく」の王子の側近アルトーの婚約者ベルティーユ目線※時系列的には婚約解消後に帝国に旅立つ間のお話※コメディよりです折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-06 19:00:00
7675文字
会話率:28%
「カーリン=バレット!貴様とは婚約破棄をし、俺はこのミーチェと婚約する!!」
あ゛?今こいつ、何つった?
ミシッと持っていた扇子が音が鳴る。
王国設立記念日の晩餐会の中で多くの貴族や他国の王族が集う中で馬鹿王子は愚行をしている。
あ、ちな
みに私の名前はカーリン=バレットと申します。このカリマス王国に属するバレット公爵家の長女です。
たった今、婚約破棄もされて国外追放も言い渡されました。しかも、実の両親からも勘当させられた……………。
え、喜んで!こんなストレスマッハな環境から脱出できるならもう国外追放でも勘当でも嬉しくて舞い踊ってしまうわ!!
さてさて、国外通報されたしギルドで仲良くなった子達とパーティ組んで人生の再スタートです!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-06 19:00:00
5942文字
会話率:33%
明日、婚約披露宴を控えたアレクシス殿下が、アタシの元に訪れた。
殿下は、どうしても『真実の愛』とやらが、欲しいらしい。
アタシは、殿下に占いで適当なアドバイスを与えてみるが――
最終更新:2024-09-22 15:22:38
4080文字
会話率:45%
この国で最も強い浄化の力を持つ女性――聖女。その地位である私は常日頃逃げ出したくて逃げ出したくて仕方がなかった。この先仕えると決まっている相手が頭の残念な馬鹿王子(夫予定、ちなみに性格も最低)だということも拍車をかけていた。
そんなとき
に転機が訪れる。……これってもしかして逃げ出すチャンス?
と、いうことで満を持して従者(兼騎士)を連れてどこかへ行こうと思います。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-08-11 22:00:00
2728文字
会話率:80%
「お前は素直に金を出せば良いのだ! クソッ。本当に愛想もない、可愛げのない女だ。それに比べてラビニュは………………」
はーっ、恐喝、暴言、浮気発言。
いきなり訪問して来て、何を喚いているのだろう?
私(わたくし)はいつもの命令通りに応
接室にて、侯爵令嬢インフェルの婚約者である、第二王子カヴァルートの対応をしています。
この王子、金髪碧眼の副騎士団長、ガタイも良く王妃に似て儚げな顔(かんばせ)をしているから、性格を知らない人には大人気らしい。
「申し訳ありません。私の一存では決めかねます。
父に相談してみます」
「駄目だ。内密にしろと言っているのだ」
「………………、少々お待ちください」
「全く。お前の家は金だけはあるのだ。お前に当てられている支給金(お小遣い)があるだろうが。それを寄越せば良いだけなのだ。時間が勿体ないじゃないか、早くしろ!」
そもそも、侯爵令嬢の支給金(お小遣い)はインフェルの物だ。
馬鹿王子のものではない。
けれど私は、言い返すこともなく席を立った。
長い廊下を通り、インフェルの部屋に辿り着く。
「コンコンッ」
「はい、どうぞ」
そこにいるのは、侯爵令嬢インフェル・アルガーゾン。
私の主人(マスター)である。
「いつもごめんね、あんな罵倒を受けさせて」
「いいえ、何ともありません。私に感情はありませんから」
「もう、そんなこと言わないでよ、|β《ベータ》。貴方が学習を積んで、感情領域も発達しているのを知っているんだから。本当にごめんね。この編集終われば、代わりなんてさせないから!」
私は侯爵令嬢の姿に扮していますが、実はアンドロイドなのです。
《個別識別番号は、アンドロ|β《ベータ》113で御座います。一応男性型なのですが》
カヴァルート第二王子が言われていた通り、アルガーゾン侯爵家の資産は王国を軽く凌ぐ勢いで、益々増益を続けています。その大まかなものは、ロボットや精密機械・ロケットなどを担う産業を持つからです。
魔法がない世界なので、科学が進歩しています。
はっきり言ってアルガーゾン侯爵家が、カヴァルート第二王子なんて不良債権を引き取る義理はありません。単なる王命で押し付けられた契約なのです。
それを阻止する為に、私(インフェル)は立ち向かうのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-24 00:37:54
16203文字
会話率:28%