ワタナベはこの世に生を受け、仙台でエロ本と出会い、東京の大学で合同結婚式に参加するため統一教会に入信しようという夢を持ち、会社に入ってからは多くの非常識な同僚と出会いつつ、記者として世界各地を回りながら、報道コメディアンという新たな分野を切
り広げるが、人からは愚かな人生と言われ、デクノボーと呼ばれ、そういうものに私はなりたい、という人生を歩み続けている。
何言ってるのかよく分からない(富沢風に)
でも死ぬ前に、愚かだったのは俺のせいではない、と一言断っておきたい、という断末魔、慟哭の記。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-29 10:00:00
18563文字
会話率:6%
ある真冬の日、仙台在住のワタナベ(当時小学校2年8才)は公園の裏でエロ本の束を見つけるのであった。
「これはクラスのみんなに伝えなければ!」
報道の使命に燃えるワタナベをその後待っていたのは。
最終更新:2025-02-09 20:48:15
2081文字
会話率:8%
神戸市の中学校教員である田野畑公希(たのばたこうき)。公希はどうして教員になったのかを語りだす。
最終更新:2025-03-29 07:00:00
19984文字
会話率:61%
男は痴漢の濡れ衣を着せられて、全てを失った。
執行猶予付きの有罪判決を受け、仙台の清掃員の仕事に流れ着く。
そんな時、偶然見かけた落とし物を拾ったのだが。
3月26日~4月4日まで毎日20時配信の短編小説です。
(全10回、最終日はエピロ
ーグのみ)
総文字数は2万字程度。
数年前に作成した作品です。
短編で出そうかと思ったけど中途半端に長いので、
分割アップロードします。
※本作はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-28 20:00:00
8286文字
会話率:20%
一人で寂しいという人間は、不幸なのだろうか幸福なのだろうか…
例えば物心ついてからずっと、他人から攻撃され続けてきた人間は、周りに誰かがいたほうが苦痛で、誰もいない方が平穏を感じるのではないだろうか。
僕は、一人がいい。
今日も僕は一人、夜
空を見上げる。
あいつらはどうせ知らない。知ろうともしない。この星々に、名前があるという事を…
近未来のとある夏の夜、地球周辺に突如、異星人の宇宙船が大量に出現し、大規模な艦隊戦を開始、その流れ弾と墜落した宇宙船の残骸によって一晩で地球は壊滅的な被害を被った。後に、『スペースウォーズ・デイ』と呼ばれる事件である。
荒れ果てた地上では墜落した宇宙船から異星人の人型ロボット兵器、『アレッツ』がサルベージされ、野盗と化した者たちによって略奪の道具として使われていた。
それから1年後、星を見るのが好きな少年、渡会アユムは、北海道の荒野を、仙台を目指してスクーターで旅をしていた。
少年は行く。南天に輝く、一等星の指す下へ。
少年は征く。あの日、真っ逆さまに落ちてきた、星の欠片・ALLETSを携えて…
※ ※ ※
ほぼ量産機しか出ない、カスタマイズ自由なリアル系ロボットもの。ただし何せ異星人由来のためオーバーテクノロジー気味です。いじめられていた最弱主人公は人を好きになれるのか?その旅路の果てに何を得るのか!?主人公の趣味もあり、星や星座の話も混ぜて行きます。
本作はフィクションです。実在の人物、事件、団体、地名、法律等とは一切関係ございません。
また本作は、いじめを推奨したり、いじめの手口を喧伝する意図はございません。決して真似をしないで下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-26 12:00:00
687531文字
会話率:49%
近未来、日本。
全国各地でツキノワグマやヒグマといった熊の生息個体数が爆発的に増加し、一方でその駆除にあたるハンターの人数は減少及び高齢化の一途を辿っていた。
一昔前の行き過ぎた保護政策と、狩猟免許取得に関する手続きが煩雑を極めたことが原
因だった。
やがて人や人間社会の文明を恐れない熊が市街地に出没するようになり、札幌や仙台で住宅内にいた住民が襲われる獣害事故が発生。
ついには北海道旭川市で、就寝中の一家五人がヒグマに襲われて全滅するという最悪の事案が発生するに至った。
事態を重く見た政府は、熊の駆除に関する判断の全権を持てる国家資格「熊狩士」「熊撃士」の創設を決定。
その専用狩猟用具の開発を大手企業「輪島秦重工」と、岐阜県関市の刀剣・製造販売「美濃関鍛冶工房」に依頼、防衛省の技術陣と環境省の狩猟部門が監修することで、熊を狩れる専門技術を持ったハンターの養成に乗り出した。
凄腕の熊狩士として全国に名を知られた前野高陽は、警察官だった五年前、恋人だった同僚の裕子をヒグマに惨殺され、そのヒグマへの復讐のために警察を辞職した過去があった。
手がかりは、裕子に撃たれて潰れた赤い右目のヒグマだということ━━━━赤隻眼(アカカタメ)と呼ばれるようになった仇のヒグマを執拗に追う前野は、相棒の若き熊撃士・村井健介と共に北海道中を股にかけ、いつ果てるとも知れない追跡の旅を続ける。
果たして恋人の復仇を遂げる日は来るのか。
ヒグマへの復讐のために身につけた、無法新神流居合術の妙技と熊斬り太刀「雷神」を武器に、前野の剣技は今日も人熊問わず冴え渡る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-21 15:52:38
39715文字
会話率:28%
宮城県仙台市、杜都町に暮らす高校生・七ヶ浜虚空蔵。
最強の喧嘩屋と呼ばれ、周囲から恐がられる虚空蔵は幼なじみである多賀城美弥、夢芽といつも通りに過ごしていた。
そんなある日、謎の声に導かれた虚空蔵は酷い怪我を追った1人の少女と出会う。
そ
してその少女を追って現れた異形の怪人と戦うも重傷を負ってしまう。
しかし、少女から渡された不思議なアイテムによって虚空蔵も異形の姿へと変わり…………折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-19 20:32:20
248894文字
会話率:62%
・イラスト:源まめちち
恋愛未経験、純朴でちょっとドジな仙台出身の新米ウエディングプランナー、未来と、予知能力がありプレイボーイな一面を持つ仕事熱心な爽やか系駅員、悠生。
そんな二人と同僚や友人たちが繰り広げる、横浜、鎌倉、仙台など
を舞台に描く遅咲き青春純愛ストーリー。
サブタイトル頭に◇があるお話にはイラスト誌で表紙を飾った源まめちちさんによる美麗イラストを掲載しております。
※基本毎週日曜日更新。
※1話平均1481文字(プロローグ~第31話で計算、2016年2月13日時点)
※小説家になろうが先行ですが、『メクる』『カクヨム』でも掲載中です。
※鉄道路線等は読者さまが実際に舞台となっている地域を旅行しやすいよう、作中当時ではなく公開当時に合わせております。例えば2020年3月15日に投稿したお話であれば、サフィール踊り子号がデビュー、高輪ゲートウェイ駅が開業、新逗子から逗子・葉山などの駅名変更が実施されております。
※この物語はフィクションです。鉄道会社等の事情を詳細に描いている部分がありますが、実在の企業および組織とは無関係です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-11 20:48:25
468680文字
会話率:41%
晴れて大学を卒業し、小伏凪沙探偵事務所に就職することになった渡橋銀杏。もうすぐ事務所で働き始めて一年になる初めての冬、ついに初めての捜査依頼が訪れた。依頼主は日本有数の大グループである椋木グループの長女、椋木四葉。依頼の文面によると、グルー
プの会長である椋木増吉が不可解な状況で殺されたというのだ。混乱を避けるために警察にも相談はしないという依頼主の方針に従い、凪沙と銀杏は東京から椋木家の館がある仙台へと向かう。そこで待ち受けていたのは、椋木家の所有する洋館・六花館と謎に包まれた密室殺人だった。
二つの密室と、人間にはとてもじゃないが不可能な殺人。近くに伝わる一本だたらの伝承と、椋木家の暗部。
果たして、凪沙と銀杏は協力してこの謎を解き明かすことができるのか?
小伏凪沙……探偵
渡橋銀杏……助手
椋木増吉……椋木グループ会長で故人
椋木修一……椋木増吉の長男
椋木英二……椋木増吉の次男
椋木雄三……椋木増吉の三男
椋木四葉……椋木増吉の長女で修一らとは腹違いの兄弟
中道俊郎……椋木家の執事で、増吉の元秘書
柴崎佑月……椋木家のメイド
今泉由梨……椋木家のメイド
久米ミヨ……椋木家の料理長
黒崎吉彦……増吉のかかりつけ医折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-04 21:10:00
89350文字
会話率:54%
登場人物
相馬 塔(そうま とう)
宮城県仙台市に住む男子高校生。アイドルグループ「エウレカ1984」のメンバーで同じ高校に通う雨音(AMANE)の熱烈なファン。
高校に進学してから軽音楽部に在籍し、アコースティックギターで音楽制作も始め
る。
森丘 綾音(もりおか あやね)(雨音(AMANE))
塔と同学年。小学生の頃から地元で雨音(AMANE)名義でアイドル活動をしていた。中3の夏に国民的アイドルグループ「エウレカ1984」
の新メンバーオーディションに合格して以降、地元の宮城で学生生活を続けながら、東京でメインにアイドル活動をしている。
不来方 藍菜(こずかた あいな)
塔と同学年。軽音楽部に在籍している塔の女友達。
久慈 茜(くじ あかね)
藍菜の幼馴染。生まれつき聴覚障害があるため高校は仙台市内の特別支援学校に通っている。普段はスマホでコミュニケーションをとっているが、
聴こえる周波数帯の範囲では絶対音感を持っているらしい。
頼りになる藍菜を姉のように慕っている。
相馬 一希(そうま いっき)
塔の4才年上の兄。仙台市内の音楽系の専門学校に通っている。趣味は作曲で作曲理論や楽器に詳しい。音楽もジャンルを問わず1万曲以上を収集している。
レスラーのような体型に似合わず繊細なヒーリング系の曲をメインに制作する。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-17 16:05:59
177241文字
会話率:28%
主人公の谷川直人は、父親の再婚で、美人姉妹と家族になる。姉の香織は中学の同級生で、高校でも美人で、成績も優秀で、スタイルもいいと評判の女の子だ。でも、実は、性格は、横暴で、最悪だった、妹の美穂は、姉に比べて、優しいいい子だ。
対照的な姉妹相
手に、主人公は、どんな未来を進むのか、ご期待下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-14 22:29:33
1327文字
会話率:70%
18歳までを仙台で過ごした主人公の物語
キーワード:
最終更新:2025-01-31 23:41:18
28255文字
会話率:70%
都合のいい現代誤訳なので悪しからず、お願いします。
最終更新:2024-12-28 06:10:58
522文字
会話率:0%
この作品は、皇暦2684年、帝都-東京区-江戸町-634-92に住む、とある少年の日常である。
最終更新:2024-12-24 02:47:58
220文字
会話率:0%
修司との仙台での新婚生活がはじまった容子に、まさかのあの手紙が届いた。
それは以前立花沙羅が容子に送り付けた呪いのカードだった。
思いがけず佐和に縁のある人物とも知り合うことになり、少しずつ佐和の過去が明らかになって
行くが······。
ホーム スイート ホームの続編。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-22 08:02:22
13650文字
会話率:27%
仙台に行って考えたことについて書いた詩です。
キーワード:
最終更新:2024-12-17 18:28:32
344文字
会話率:0%
普通の人が仙台をウロウロする話です。なにも起きません。
最終更新:2022-07-03 16:16:52
4570文字
会話率:0%
この作品のあらすじを書いてください。
もちろんです!では、「消えた画家の謎」のあらすじをご紹介します。
消えた画家の謎 - あらすじ
ある静かな夏の夜、仙台市の郊外にある画家のアトリエが突然の失踪事件の舞台となる。失踪したのは、地域で有名
な画家、高橋一郎。アトリエは乱雑になり、何者かが何かを探していた痕跡が残されていた。
名探偵の佐藤光が捜査に乗り出し、アトリエの中で見つかった未完成の絵画や散らばった画材、そして一冊の日記を手掛かりに調査を開始する。日記には、高橋が「暗い影」に追われているという不気味な言葉が記されていた。
捜査を進めるうちに、佐藤は高橋が過去に絵画の盗難事件に関与していたことを突き止め、その事件の首謀者である黒田という男が最近釈放されたことを知る。佐藤は黒田が高橋の失踪に関与していると睨み、彼のアジトに向かう。
黒田のアジトに突入した佐藤は、高橋が地下室に隠されているのを発見し、無事に救出する。黒田は復讐を企てていたが、佐藤の迅速な行動により計画は未遂に終わり、黒田は再び逮捕される。
事件が解決した後、高橋はアトリエに戻り、未完成だった絵画を完成させる。その絵には、彼の経験した恐怖と希望が描かれており、新たな作品に取り組む決意を固めるのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-08 20:10:32
703文字
会話率:0%
特に取り柄もなく世間を冷めた目で見ている主人公(高校生)が、隣の席の「あの人」からある相談を持ちかけられる。そして、「あの人」の抱えている問題を解決すべくあらゆることと奮闘する、ある冷めた高校生とそのクラスメイトのミステリー恋愛物語。
最終更新:2024-10-19 17:32:10
24070文字
会話率:57%
十年前、身体の芯まで凍りつくような冬のある日。わたしは放課後の教室で、4Bの鉛筆を握って立ち尽くしていた。まさか告白もしないまま恋が終わってしまうなんて思わなかったから、この感情をどうすればいいのか分からなかった。
わたしを選ばないなんて
馬鹿だ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-05 20:00:00
46387文字
会話率:37%
このシリーズは、高齢化社会に生きる人々が自身の人生を振り返り、終活に向けてどのように生きるべきかを模索する姿を描いた物語です。各エピソードは異なる主人公たちの視点から語られ、彼らが直面する逆境や選択、成長を通じて、人生の真の価値を見つけてい
く過程を描いています。
エピソード概要
19歳の晃久は、アルバイト先で知り合った10歳年上の女性と同棲生活を始めます。初めての経験で感情のままに貪り合い、充実した日々を送りますが、ある冬の寒い日、彼女が突然姿を消します。最初は一時的なものと思い待ち続けますが、日が経つにつれて彼女が帰ってこないことに気づきます。三ヶ月、三年が過ぎても彼女は戻らず、晃久は彼女の香りが残る部屋で寂しさと戦います。
彼女を探すために、晃久は福岡、広島、仙台と彼女の行方を追い続け、最終的に仙台で「彼女の実家は礼文島」という情報を得て、夏の礼文島へと向かいます。やっと彼女の家を見つけ、玄関に立つと、彼女に似た女性、彼女の母親が出迎えます。母親は今日が娘の誕生日であることを告げ、晃久に薔薇の花を受け取ります。その花束を持って、晃久は彼女のいる場所へと案内されます。
丘を登ると、美しい高山植物が咲き誇る小さな墓地が広がっており、彼女の名前が刻まれた墓石が見つかります。彼女の母親の言葉で、彼女が晃久と過ごした時間を幸せに感じていたことが明かされ、晃久は彼女が今も自分の心の中で生き続けていると感じます。物語は、晃久が彼女の死を受け入れ、彼女との思い出を胸に生きていく姿で締めくくられます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-30 06:15:32
58731文字
会話率:25%
山宮純次郎は、職場で秘密裏に純連という女性と恋愛関係を続けていました。社内恋愛が禁じられていたため、この関係は全て秘密で行われていました。彼らの時間は慎重に計画され、何もかもが秘密のベールに包まれていました。
ある日、純次郎の父親である
与三郎から突然実家に戻るように命じられ、彼の平穏な生活は一変しました。
実家に戻ると、幼馴染の奈々美という女性との間に子供がいることを知らされ、父親から結婚を強要されました。この衝撃的な事実を純連に告げると、彼女は何も言わずに会社を辞め、純次郎の前から去っていきました。
奈々美と結婚し娘の麻美子との生活を送りながら、仕事に没頭していました。その後、彼に東京本社への栄転が決まり、単身赴任の生活が始まります。
その二年後、奈々美から急な電話があり、仙台に戻ると、奈々美の母親から衝撃的な事実を告げられました。奈々美が他の男性との間に子供を産み、すでにその男性と暮らしているというのです。奈々美は離婚届に署名しており、純次郎もそれに署名せざるを得ませんでした。
純次郎は家族の在り方や幸せの形について深く考え、過去を断ち切ることを決意しました。奈々美と娘の麻美子の幸せを願い、自分自身も新たな人生を歩むために、全てを売却し、過去を忘れる決意を固めました。
恋愛、家族、そして人生の選択、秘密の恋から新たな人生への転換、多くの試練が始まります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-04 04:00:00
46170文字
会話率:20%
ガ島・転進(撤退)『八十周年記念』作品
島の砂浜から日本兵の『穴の空いた鉄帽』が出てきた。
自分(日下勇作・クサカ ユウサク)は陸軍士官学校を経て、出身地の「第2師団仙台若松歩兵第29連隊」にて編制された。
階級は「陸軍少尉」で
ある。
ジャワ島からの乗船時、「目的地」は知らされていなかった。
数日の航海の後、他の輸送船と合流、更に船は赤道近くを東進して行く。
船は急に敵の潜水艦から身を守る為、蛇行運航に入る。
暫くして突然、拡声器から、
「この船は、これからソロモン諸島ガダルカナル島に向かう」
の発令があった。
第一次総攻撃に於ける川口支隊の壊滅を経(へ)た、『ガ島奪還の第二陣』である。
自分は入隊当初から「死」は当然、覚悟していた。
暫くして拡声器から、
「総員、甲板に集合~!」
の号礼がかかる。
兵装を整え、急いで甲板に集合する兵士達。
全兵の士気は上がっていた。
第2師団長「丸山政男中将」の力強い訓示が始まる。
「これより、ガダルカナルの奪還作戦を開始する。七度(タビ)人として生まれ変わり、朝敵を誅(コロ)して国(天皇)に報(ムク)いんの例(タト)えあり。死しても百鬼(幽霊)と成り目的を敢行すべし!」
佐伯陸軍少佐の悲鳴の様な号礼が掛かる。
「全兵、皇居に向かって、奉げ~銃(ツツ)!」
揚陸後、突撃開始。
数十分、いや数分?
猛突進後、胸と頭に貫通銃創を受け、自分は『幽霊』と変わった。
この作品は戦後八十年、幽霊と成り転生した再生兵達がこの小さな島で如何に戦い、『一万一千名もの兵士の撤収』を支えたかを『若松歩兵第29連隊日下勇作少尉(享年二二歳)の再生兵』を通して描いて行きます。お楽しみ頂けたら幸いです。
参 考
死者19,200人
内、戦闘による死者8,500人
*餓死・戦病死10,700人
転進兵(撤退兵)10,652人
* なおこの作品は、著作権を放棄したものではありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-26 05:28:51
58798文字
会話率:43%
脱MR探偵の空木健介の前職の勤務地だった北海道から、仕事の依頼があった。それは二年前、ススキノでラウンジを経営していた最中に、突然行方が分からなくなった姉の調査の依頼だった。その依頼者は妹の山岡清美という聾者だった。
調査の初めの仕事は、東
京に転勤して来た製薬会社の部長、町村を訪ね、美夏の行方の手掛かりを調べることだったが、成果は無く、空木は札幌へ飛ぶ。
道東の斜里岳山麓で発見された白骨死体。姉の美夏の残したノートから浮かび上がるイニシャル。改めて空木と、妹の清美の調査が始まる。
そんな中、東京小金井市のショッピングセンターで男性が転落死する。死亡した男性は、空木が最初に面会した製薬会社の部長、町村だった。警察は当初、自殺と見るが、空木の話に他殺を疑い始める。
ススキノの美夏の経営するラウンジの常連客だった町村の死と、美夏の行方不明は繋がるのか、空木は再び北海道へ飛ぶ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-22 15:08:16
141864文字
会話率:44%
製薬企業のMRとして勤務していた空木健介は、中途退職を決意し、出身地である東京国分寺市で探偵事務所を開設する。ある日、初めての仕事ともいえる依頼が、封書で届く。その依頼は、滋賀県と岐阜県の県境にある霊仙山に登る予定の男を尾行してほしいとい
う依頼だった。空木は、依頼された尾行を引き受けるが、尾行したその日、その男は、霊仙山の麓の廃屋で首吊り自殺に見せかけた絞殺死体で見つかった。空木は、重要容疑者となるが、幼馴染みの現職刑事の協力で疑いは晴れる。
廃屋の死体は、空木健介が尾行した男なのか、空木を犯人に仕立てようとした依頼人は誰なのか、空木は警察の捜査に協力しながら、独自に調査を進めて行く。警察の捜査により、死んだのは、製薬会社の現職部長と判明する。捜査は、名古屋、東京、仙台で勧められて行く中、空木は、死亡した被害者の妻からの依頼を受けて、死亡した男の仙台でのスキャンダルの有無を調べることになるが、ある日、事件の真相を話すので山形県の月山の神社に来て欲しいという手紙が届く。その月山で、またまた製薬会社の社員が死亡する事故が発生する。空木は、その事故に疑念を抱きながら仙台から北海道とスキャンダルの有無、真相を求めて調査を進めて行く。
調査の中で、死んだ被害者の仙台でのスキャンダルがおぼろげに浮かび上がるとともに、最初に空木に男の尾行を依頼した人物も浮かんでくる。さらには、製薬会社の支店幹部の自己保身、エゴの実態が明らかにっていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-10 16:04:16
123478文字
会話率:38%